JP2011148206A - 綴具 - Google Patents

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Abstract

【課題】多量の書類を綴じたときでも、書類の取り外しがしにくくならず、省資源に対応することができ、書類を綴じた状態でファイルを落としても、破損しにくい構成の綴具を得る。
【解決手段】綴具10は、基材20と、綴じ部材40と、係止部材90とを含む。綴じ部材40は、ピンベース42のピン62をパイプベース64のパイプ82に挿入して一体化することにより形成される。係止部材90は、基材20の対向部に回動可能に取付けられる。係止部材90の係止爪106を綴じ部材40の側壁部材44,66の係合部48,70に嵌め込むことにより、綴じ部材40が基材20に取り付けられる。係止部材90の係止爪106の近傍に規制部116を形成し、側壁部材44,66の係合部48,70が係止爪106の内側に深く入り込まないようにする。係止部材90を挟むようにして、側壁部材44,66に挟持部60,80を形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、綴具に関し、特にたとえば、ファイルに書類を綴じるための棒状部を有する綴具に関する。
図25は、この発明の背景となる従来の綴具の一例を示す図解図である。綴具1は、底板2と、底板2の幅方向の一方側において底板2と直交する固定側板3とを含む。また、底板2の幅方向の他方側には、底板2に対して回動可能な回動側板4が形成される。回動側板4の面から直交して突出するように、2つの綴管5が形成される。綴管5の先端側には、綴管5に挿入される綴り杆を有するくし板6が取り付けられる。綴り杆の突出面の反対側において、くし板6には突起7が形成される。固定側板3には、図26に示すように、バネによって固定側板3側に付勢される回動添板8が取り付けられる。回動添板8の幅方向の中央部には、中央屈曲部8aが形成され、固定側板4から露出している。また、回動添板8には、中央屈曲部8の両側に2つの孔9が形成され、これらの孔9が固定側板3から露出している。
この綴具1は、ファイルの背表紙に取り付けられ、綴管5に書類が保持される。綴管5に書類が保持されると、綴管5にくし板6が取り付けられ、表紙を閉じることにより、回動側板4が回動する。それにより、くし板6の端部が回動添板8の中央屈曲部8aに嵌り込んで固定される。また、くし板6に形成された突起7が回動添板8の孔9に嵌り込み、中央屈曲部8aによるくし板6の固定が外れにくくなっている。そして、書類を外すときには、回動添板8を回動させることにより、中央屈曲部8aがくし板6の端部から開放され、回動側板4が回動して、くし板6を綴管5から取り外すことができる(特許文献1参照)。
実公平2−35503号公報
このような綴具では、綴管に多量の書類を綴じたときに、書類の重さによって綴管に力が加わり、くし板が中央屈曲部に深く嵌り込む向きに力が加わる。そのため、回動添板を回動させて、くし板の端部から中央屈曲部を開放しようとしても、容易に中央屈曲部とくし板との係合を外すことが困難になる。
また、省資源の立場から、できるだけ使用材料を少なくすることが望まれているが、綴管の間隔は規格で決まっているため、底板や側壁の長さを短くすることは困難である。そこで、回動添板の長さを短くして、中央屈曲部が形成された部分の近傍のみを残して、その両側部分を省略することが考えられる。しかしながら、その場合、回動添板に形成された孔がなくなり、くし板の突起を支持することができない。また、くし板の突起を回動添板の孔で支持するのは、中央屈曲部がくし板の端部から誤って外れないようにするためであり、固定側板の長手方向に加わる力に対抗するものではない。そのため、書類を綴じた状態で、綴具を取り付けたファイルを落としたりすると、固定側板の長手方向に力が加わり、綴具が破損する恐れがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、多量の書類を綴じたときでも、書類の取り外しがしにくくならない構成の綴具を提供することである。
また、この発明の他の目的は、省資源に対応することができ、かつ書類を綴じた状態でファイルを落としても、破損しにくい構成の綴具を提供することである。
この発明は、ファイルの表紙に取り付けられる基材、書類を綴じるための棒状部と棒状部の両端側を固定する2つの側壁部材とを有し、一方の側壁部材が基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる綴じ部材、および基材の幅方向の他方側において基材に綴じ部材を固定するために綴じ部材の他方の側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪と、係止爪の近傍において他方の側壁部材の係合が係止爪の内側に嵌り込む深さを規制するための規制部とを有し、基材の幅方向の他方側に回動可能に取り付けられる係止部材を含む、綴具である。
基材に回動可能に取り付けられた綴じ部材の棒状部に書類が綴じられ、係止部材によって綴じ部材が基材に固定される。このとき、係止部材の係止爪で綴じ部材の係合部が係合されるが、規制部によって係止爪の内側に嵌り込む側壁部材の深さが規制されるため、一定以上の深さまで側壁部材の係合部が係止爪の内側に入り込まない。
このような綴具において、綴じ部材の一方の側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪と、係止爪の近傍において一方の側壁部材の係合部が係止爪の内側に嵌り込む深さを規制するための規制部とを有し、基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる別の係止部材を含み、一方の側壁部材の係合部に別の係止部材の係止爪が嵌り込むことにより、一方の側壁部材が基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられるようにしてもよい。
綴じ部材の一方の側壁部材は、基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられるが、他方の側壁部材と同様に、別の係止部材で基材に取り付けられてもよい。この場合、綴じ部材の両側において係止部材の解除が可能となり、綴じ部材のどちらからでも書類の出し入れを行うことができる。この場合においても、両方の係止部材に規制部を形成することにより、規制部によって係止爪の内側に嵌り込む側壁部材の深さが規制されるため、一定以上の深さまで側壁部材の係合部が係止爪の内側に入り込まない。
また、綴じ部材の他方の側壁部材が係止部材で基材に取り付けられる綴具において、係止部材は他方の側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ他方の側壁部材の係合部が係止爪の内側に嵌り込んだときに係止部材を挟むようにして他方の側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成されてもよい。
さらに、綴じ部材の両方の側壁部材が係止部材で基材に取り付けられる綴具において、係止部材は他方の側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ他方の側壁部材の係合部が係止爪の内側に嵌り込んだときに係止部材を挟むようにして他方の側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成され、別の係止部材は一方の側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ一方の側壁部材の係合部が別の係止部材の係止爪の内側に嵌り込んだときに別の係止部材を挟むようにして一方の側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成されてもよい。
係止部材は側壁部材の長手方向の中央部近傍に形成され、かつ側壁部材の係合部が係止爪の内側に嵌り込んだときに係止部材を挟むようにして側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成されているため、基材の長手方向に向かって棒状部に力が加わっても、側壁部材と係止部材との位置関係が変わらない。
また、この発明は、ファイルの表紙に取り付けられる基材、書類を綴じるための棒状部と棒状部の両端側を固定する2つの側壁部材とを有し、一方の側壁部材が基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる綴じ部材、基材の幅方向の他方側において基材に綴じ部材を固定するために綴じ部材の他方の側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪を有し、他方の側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ基材の幅方向の他方側に回動可能に取り付けられる係止部材、および他方の側壁部材の係合部が係止爪の内側に嵌り込んだときに係止部材を挟むようにして他方の前記側壁部材の長手方向に間隔を隔てて形成される突出する挟持部を含む、綴具である。
基材に回動可能に取り付けられた綴じ部材の棒状部に書類が綴じられ、係止部材によって綴じ部材が基材に固定される。ここで、係止部材は側壁部材の長手方向の中央部近傍に形成され、かつ側壁部材の係合部が係止爪の内側に嵌り込んだときに係止部材を挟むようにして側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成されているため、基材の長手方向に向かって棒状部に力が加わっても、側壁部材と係止部材との位置関係が変わらない。
このような綴具において、綴じ部材の一方の側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪を有し、基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる別の係止部材を含み、一方の側壁部材の係合部が別の係止部材の係止爪の内側に嵌り込んだときに別の係止部材を挟むようにして一方の側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部を含んでいてもよい。
綴じ部材の一方の側壁部材は、基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられるが、他方の側壁部材と同様に、別の係止部材で基材に取り付けられてもよい。この場合、綴じ部材の両側において係止部材の解除が可能となり、綴じ部材のどちらからでも書類の出し入れを行うことができる。この場合においても、両方の係止部材に挟持部を形成することにより、基材の長手方向に向かって棒状部に力が加わっても、側壁部材と係止部材との位置関係が変わらないようにすることができる。
また、係止部材によって綴じ部材が基材に係止されたとき、棒状部に直交する向きにおいて基材から突出する一方の突出片と側壁部材から突出する他方の突出片とが互いに接するようにして交差し、一方の突出片が2つの他方の突出片に挟まれるか、他方の突出片が2つの一方の突出片に挟まれるように配置されるようにすることが好ましい。
基材から突出する一方の突出片と側壁部材から突出する他方の突出片とが互いに接するようにして交差し、一方の突出片が2つの他方の突出片に挟まれるか、または他方の突出片が2つの一方の突出片で挟まれることにより、基材と綴じ部材との位置関係が変わらないようにすることができる。
この発明によれば、規制部が形成されることにより、一定以上の深さまで側壁部材の係合部が係止爪の内側に入り込まないため、多量の書類が綴じ込まれて綴じ部材に力が加わっても、係止爪を側壁部材の係合部から外すときに、係合部における係止爪の乗り越え量が大きくならない。そのため、多量の書類を綴じたときでも、係止爪を側壁部材の係合部から開放しにくくなるということがない。
また、側壁部材の長手方向の中央部近傍に係止部材を形成することにより、係止部材の長さを短くすることができ、省資源の要請に応えることができる。この場合、他方の側壁部材の係合部が係止爪の内側に嵌り込んだときに係止部材を挟むようにして側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部を形成することにより、綴具の長手方向に力が加わっても、側壁部材と係止部材との位置関係が変わらない。そのため、綴具に書類を綴じた状態でファイルを落としたとしても、綴具の破損を防止することができる。
さらに、基材から突出する一方の突出片と側壁部材から突出する他方の突出片とが互いに接するようにして交差し、一方の突出片が2つの他方の突出片に挟まれるか、または他方の突出片が2つの一方の突出片で挟まれることにより、基材と綴じ部材との位置関係が変わらない。そのため、綴じ具に書類を綴じた状態でファイルを落としたとしても、綴具の破損を防止することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の綴具が表紙に取り付けられたファイルを示す図解図である。 この発明の綴具を示す斜視図である。 図2に示す綴具を一方向からみた分解斜視図である。 図2に示す綴具を他方向からみた分解斜視図である。 図2に示す綴具に用いられる底板を示す正面図である。 図2に示す綴具に用いられる底板を示す側面図である。 シャフトを底板の軸受部に固定する構造を示す図解図である。 図2に示す綴具に用いられるピンベースを示す正面図である。 図8に示すピンベースの裏面図である。 図8および図9に示すピンベースの上面図である。 図9のA−A部断面図である。 図9のB−B部断面図である。 図9のC−C部断面図である。 図8ないし図10に示すピンベースに取り付けられるピンを示す平面図である。 図8ないし図10に示すピンベースに図14に示すピンを取り付ける構造を示す図解図である。 図2に示す綴具に用いられるパイプベースを示す正面図である。 図16のA−A部断面図である。 図16に示すパイプベースに取り付けられるパイプを示す平面図である。 図16に示すパイプベースに図18に示すパイプを取り付ける構造を示す図解図である。 図2に示す綴具に用いられる係止部材を示す正面図である。 図20に示す係止部材の裏面図である。 図20および図21のA−A部断面図である。 図20および図21のB−B部断面図である。 係止部材に側壁部材の係合部が係合された状態を示す断面図である。 従来の綴具の一例を示す図解図である。 図25に示す従来の綴具に用いられる固定側板と回動添板とを示す図解図である。
図1は、この発明の綴具を表紙に取り付けたファイルを示す図解図である。綴具10は、表紙12の背表紙14に取り付けられる。背表紙14は長方形状に形成され、その幅方向の両側に、表表紙16および裏表紙18が形成される。表表紙16および裏表紙18は、背表紙14の一方面側に向かって折り曲げられ、その内側において背表紙14に綴具10が取り付けられる。
綴具10は、図2に示すように、基材20を含む。基材20は、たとえば冷間圧延鋼板にNiメッキを施した金属などで形成される。基材20は、背表紙14の幅より小さい幅を有する長方形状の底板22を含み、底板22には4つの貫通孔24が形成される。これらの貫通孔24にリベットなどが通されることにより、基材20が背表紙14に取り付けられる。底板22の幅方向の両側には、底板22の面に直交する向きに立ち上がる立上部26が形成される。立上部26の長さは、後述の綴じ部材の側壁部材の長さに合わせて形成される。また、立上部26の高さは、後述の綴じ部材に書類を綴じて基材20に取り付けたときに、書類の端部が底板22に接触しない高さに形成される。
立上部26には、図3ないし図5に示すように、長手方向の中央部の両側に、それぞれ、立上部26から連続して突出する3つの突出板が形成される。立上部26の中央部の両側において、3つの突出板のうちの中央部の突出板26aは平板状に形成される。そして、中央部の突出板26aの両側の突出板は、図6に示すように、底板22の外側に向かってロール状に折り曲げられて、軸受部26bが形成される。軸受部26bには、シャフト28が挿通され、図7に示すように、端部の1つの軸受部26bを押し潰すことにより潰し部30が形成される。この潰し部30によって、シャフト28が抜けないように押えられる。
基材20に取り付けられたシャフト28に、着脱自在に綴じ部材40が取り付けられる。綴じ部材40は、書類に形成された孔に挿通するための2つの棒状部の両端に側壁部材が形成されたものである。綴じ部材40は、たとえば冷間圧延鋼板にNiメッキを施した金属などで形成される。綴じ部材40は、ピンベース42を含む。ピンベース42は、図8ないし図10に示すように、平板状の側壁部材44を含み、側壁部材44の幅方向の一方側の中央部が低くなるように形成される。そして、側壁部材44の幅方向の一方側において、図11および図12に示すように、両側の高い部分が一方側に折り曲げられて、折り曲げ部46が形成される。折り曲げ部46は、側壁部材44の低くなった中央の両側部分から傾斜して高くなるように形成され、さらに側壁部材44の高くなった部分から円弧状の角部を経て、底板22の面と直交するように側壁部材44の幅方向の一方側から他方側まで連続して形成される。また、折り曲げ部46は、後述の係止部材が当たらないように、側壁部材44の低くなった中央部の両側部分が、他の部分より小さい幅となるように形成される。この折り曲げ部46を形成することにより、側壁部材44が変形しにくくなる。
さらに、側壁部材44の幅方向の一方側において、図13に示すように、その中央部の低くなった部分が折り曲げ部46と同じ向きに折り曲げられ、さらにその先端側が側壁部材44の平板部とほぼ平行になるように折り曲げられる。それにより、側壁部材44の平板部から綴じ部材40の外側に向かって傾斜した係合部48が形成される。
側壁部材44の幅方向の他方側の中央部は、係合部48と反対の厚み方向に折り曲げられる。それにより、側壁部材44の平板部から係合部48の傾斜と反対側に向かって傾斜する第1の傾斜部50が形成される。側壁部材44の長手方向において、第1の傾斜部50の両側には、第1の傾斜部50の反対側に向かって円弧状に折り曲げられる円弧状部52が形成される。円弧状部52は、基材20の立上部26の突出板26aに対応する位置に形成される。側壁部材44の長手方向において、2つの円弧状部52の外側には、円弧状部52と反対側に向かって傾斜するように突出する第2の傾斜部54が形成される。側壁部材44の長手方向における第2の傾斜部54の長さは、基材20の突出板26aとそれに隣接する軸受部26bとの間の間隔とほぼ等しくなるように形成される。第2の傾斜部54の先端部には、側壁部材44の平板部に対して直交するように延びて反転し、さらに先端側が若干開くように延びて形成される屈曲部56が形成される。
また、側壁部材44には、折り曲げ部46の円弧状の角部の近傍に、それぞれ孔58が形成される。ここで、側壁部材44を折り曲げ部46と同じ向きに突出するように円形に変形させ、この変形部に孔58が形成される。これらの孔58は、JIS規格で規定された2穴の綴じ孔の間隔に合わせた間隔で形成される。さらに、側壁部材44の長手方向に間隔を隔てて、折り曲げ部46と同じ向きに突出するようにして、2つの挟持部60が形成される。これらの挟持部60は、円弧状部52にほぼ対応する位置に形成される。ここで、側壁部材44の幅方向に延びる切れ目を形成し、この切れ目に対して側壁部材44の長手方向の外側部分を起こすことにより、三角形の挟持部60が形成される。挟持部60は、互いに対向する部分において板の端部が三角形状に切り立っており、側壁部材44の長手方向の外側に向かって低くなるように傾斜する平面視三角形状に形成される。
側壁部材44の孔58には、棒状のピン62が取り付けられる。ピン62は、図14に示すように、円柱状の柱状部62aと、柱状部62aの一端側から間隔を隔てた部分に形成される鍔状部62bとを含む。そして、図15に示すように、第1の傾斜部50および第2の傾斜部54が形成された側から、鍔状部62bが形成された側の柱状部62aをピンベース42の孔58に挿通し、側壁部材44を介して、折り曲げ部46が形成された側において柱状部62aの端部を潰すことにより、ピン62がピンベース42に固定される。柱状部62aの他端側においては、先端部に向かって徐々に細くなるように、テーパ部62cが形成される。ピン62は、円弧状部52と第2の傾斜部54とがシャフト28をまたぐようにしてピンベース42を基材20に取り付けたときに、ピン62を用いて構成される棒状部に保持された書類の端部が底板22に接触しない高さとなる位置に形成される。
また、綴じ部材40は、パイプベース64を含む。パイプベース64は、図16に示すように、ピンベース42と同様に、側壁部材66、折り曲げ部68、係合部70、第1の傾斜部72、円弧状部74、第2の傾斜部76、孔78、挟持部80が形成される。これらの側壁部材66、折り曲げ部68、係合部70、第1の傾斜部72、円弧状部74、第2の傾斜部76、孔78、挟持部80は、それぞれピンベース42の側壁部材44、折り曲げ部46、係合部48、第1の傾斜部50、円弧状部52、第2の傾斜部54、孔58、挟持部60に対応するものである。しかしながら、図17に示すように、パイプベース64においては、第3の傾斜部76の先端側に屈曲部56に相当するものは形成されない。
パイプベース64の孔78には、パイプ82が取り付けられる。パイプ82は、図18に示すように、筒状の筒状部82aと、筒状部82aの一端側から間隔を隔てた部分に形成される鍔状部82bとを含む。筒状部82aには、その内部にピン62の柱状部62aが挿入される大きさの空洞部が形成される。そして、図19に示すように、第1の傾斜部72および第2の傾斜部76が形成された側から、鍔状部82bが形成された側の筒状部82bをパイプベース64の孔78に挿通し、側壁部材66を介して、折り曲げ部68が形成された側から筒状部82aの端部を潰すことにより、パイプ82がパイプベース64に固定される。筒状部82aの他端側においては、筒状部82aの先端部が斜めにカットされ、筒状部82aの内部の空洞部の露出したカット部82cが形成される。
ピンベース42とパイプベース64とが組み合わされることにより、綴じ部材40が形成される。このとき、ピンベース42に取り付けられたピン62の柱状部62aが、パイプベース64に取り付けられたパイプ82の筒状部82a内に挿入されることにより、ピンベース42とパイプベース64とが組み合わされる。ここで、ピン62の柱状部62aの先端部にテーパ部62cが形成され、パイプ82の筒状部82aの先端部にカット部82cが形成されていることにより、柱状部62aを筒状部82aに挿入しやすくなっている。柱状部62aが筒状部82aに挿入された状態で、2つの側壁部材44,66間に棒状部84が形成される。
基材20の2つのシャフト28には、第1および第2の係止部材90が取り付けられる。これらの係止部材90は、たとえばポリアセタール(POM)などの合成樹脂で形成される。係止部材90は、図20および図21に示すように、長手方向を有する板状のベース部材92を含む。ベース部材92の長手方向の長さは、ピンベース42の側壁部材44に形成された2つの挟持部60の間の間隔、およびパイプベース64の側壁部材66に形成された2つの挟持部80の間の間隔と同じ長さとなるように設定される。
ベース部材92の幅方向の一端側には、長手方向の中央部に軸受部94aが形成され、長手方向の両端部に、軸受部94bが形成される。軸受部94a,94bは、図22および図23に示すように、ベース部材92の一方面側に突出して形成され、ベース部材92の長手方向に沿ってシャフト28を挿通する通路96が形成される。中央部の軸受部94aにおいては、通路96は、ベース部材92の一方面側から軸受部94aの両端部に形成される溝98aと、ベース部材92の他方面側から軸受部94aの中央部で溝98aと互い違いになるように形成される溝98bとで形成される。また、両端部の軸受部94bにおいては、通路96は、ベース部材92の一方面側から軸受部94bに形成される溝100aと、ベース部材92の他方面側から溝100aと互い違いとなるように軸受部94bに形成される溝100bとで形成される。さらに、ベース部材92と反対側における軸受部94aの端部から、ベース部材92と平行でベース部材92と反対向きに延びるようにして、舌片102が形成される。
ベース部材92の長手方向の両端には、軸受部94bからベース部材92の幅方向に向かって延びるリブ104が形成される。また、ベース部材92の幅方向において、軸受部94a,94b形成部の反対側中央部に、係止爪106が形成される。係止爪106は、図22に示すように、ベース部材92の一方面側において、ベース部材92の幅方向の他端側から傾斜しながら突出するように形成される。そして、係止爪106とベース部材92との間に入り込むようにして、係止爪106の内側に係止内壁106aが形成される。係止内壁106aは、ベース部材92の一方面側における係止爪106の端部から、係止爪106とベース部材92との間に傾斜しながら入り込むように形成される。さらに、ベース部材92には、係止内壁106aの内側端部につながる貫通孔108が形成される。貫通孔108は、ベース部材92の長手方向に延びるように形成される。
係止爪106の係止内壁106aと反対側面には、係止爪106の長手方向に沿って、凹部110が形成される。凹部110の両端、つまり係止爪106の長手方向の両端部には、凹部110を埋めるようにリブ112が形成される。また、係止爪106の長手方向の中央部には、ベース部材92側から係止爪106の先端側に向かって、凹部110の一部を埋めるように突出し部114が形成される。リブ112や突出し部114は、係止爪106を補強するために形成されるが、係止爪106が十分な強度を有しているものであれば、リブ112および突出し部114の両方あるいはいずれかを省略することができる。
係止爪106の両側には、それぞれ2つの規制部116が形成される。規制部116は、図23に示すように、ベース部材92の一方面側において、ベース部材92の幅方向の他端側から係止爪106と並んで傾斜しながら突出するように形成される。ベース部材92の一方面側における規制部116の端部からベース部材92に略直交するように、規制部底面116aが形成される。規制部底面116aは、図22に示すように、係止爪106の係止内壁106aの内側でかつ係止内壁106aの最深部より浅い位置に形成される。さらに、軸受部94a,94bや係止爪106などが形成された面と反対側におけるベース部材92の面には、ベース部材92の長手方向に延びる2つの溝118が形成される。
第1および第2の係止部材90は、基材20の両側のシャフト28に取り付けられる。このとき、係止部材90の長手方向中央部の軸受部94aは、基材20の長手方向中央部を挟んで配置される軸受部26bの間に配置され、係止部材90の長手方向両端部の軸受部94bは、基材20の長手方向中央部を挟んで配置される軸受部26bとそれに隣接する突出板26aとの間に配置される。この状態で、基材20の軸受け部26bおよび係止部材90の軸受部94a,94bの通路96にシャフト28を挿通し、基材20の軸受部26bの1つを潰してシャフト28を固定することにより、第1および第2の係止部材90のベース部材92が互いに平行になるようにして、係止部材90が基材20に回動可能に取り付けられる。
第1および第2の係止部材90によって、綴じ部材40が基材20に固定される。綴じ部材40は、ピンベース42のピン62をパイプベース64のパイプ82に挿入して組み合わせることにより構成されている。なお、ピンベース42とパイプベース64とを組み合わせたときに、ピンベース42に形成された円弧状部52と第2の傾斜部54とが一方のシャフト28をまたぐとともに、パイプベース64に形成された円弧状部74と第2の傾斜部76とが他方のシャフト28をまたぐように、ピン62とパイプ82の長さが設定される。
綴じ部材40が基材20のシャフト28上に載置されると、ピンベース42の円弧状部52およびパイプベース64の円弧状部74は、基材20の突出板26aに対応する位置に配置される。また、ピンベース42の円弧状部52の両側に形成された第2の傾斜部54の端縁は、基材20の突出板26aと軸受部26bとの間において、突出板26aの端縁と接して交差するように配置される。同様に、パイプベース64の円弧状部74の両側に形成された第2の傾斜部76の端縁は、基材20の突出板26aと軸受部26bとの間において、突出部26aの端縁と接して交差するように配置される。
このように、両方のシャフト28上にピンベース42およびパイプベース64を載置した状態で、第1および第2の係止部材90が綴じ部材40の外側からピンベース42およびパイプベース64側に回動させられ、図24に示すように、係止爪106がピンベース42の側壁部材44に形成された係合部48およびパイプベース64の側壁部材66に形成された係合部70に係合される。それにより、ピンベース42の側壁部材44は第1の係止部材90によって基材20に固定され、パイプベース64の側壁部材66は第2の係止部材90によって基材20に固定される。したがって、ピン62とパイプ82とが組み合わさって一体化した綴じ部材40は、綴じ部材40の両側に配置された第1および第2の係止部材90によって基材20に固定される。このとき、第1および第2の係止部材90の長手方向の両側、すなわちリブ104の両側面に、ピンベース42に形成された挟持部60およびパイプベース64に形成された挟持部80の切り立った端部が当接される。また、係止部材90の平板部は、側壁部材44,66の平板部に沿うように配置される。
綴具10に書類を綴じるために、たとえば、ピンベース42に係合された第1の係止部材90が係合部48から外される。そして、第1の係止部材90を回動させて倒すことにより、第1の係止部材90の舌片102がピンベース42の第1の傾斜部50に当たって、ピンベース42が持ち上げられる。このとき、パイプベース64は第2の係止部材90によって基材20に回動可能に取り付けられているため、綴じ部材40を回動させることができる。そこで、棒状部84が立った状態まで綴じ部材40を回動させて、ピンベース42が綴じ部材40から取り外される。
ピンベース42が取り外されることにより、パイプベース64のパイプ82が突出した状態となり、このパイプ82が書類に形成された孔に通されて、書類が保持される。書類がパイプ82に通されると、パイプ82にピンベース42のピン62が挿入され、綴じ部材40が形成される。したがって、書類は、ピンベース42の側壁部材44とパイプベース64の側壁部材66とで挟まれる。
書類を保持した状態で、綴じ部材40が回動させられ、ピンベース42が基材20に近付けられる。それにより、ピンベース42に形成された第1の傾斜部50が第1の係止部材90の舌片102に当たり、第1の係止部材90が起き上がる。そして、第1の係止部材90の係止爪106をピンベース42の係合部48に係合させることにより、綴じ部材40は基材20に固定され、書類は表紙12に綴じ込まれる。綴じ込まれた書類を取り外すときには、ピンベース42の係合部48に係合された第1の係止部材90の係止爪106を外し、綴じ部材40からピンベース42を取り外せばよい。
なお、パイプベース64側の第2の係止部材90をパイプベース64の係合部70から外して、ピンベース42を基材20に取り付けた状態で綴じ部材40を回動させ、綴じ部材40からパイプベース64を取り外して、ピン62に書類を保持してもよい。
この綴具10においては、第1および第2の係止部材90の係止爪106がピンベース42の係合部48やパイプベース64の係合部70を乗り越えることにより、係合部48,70が係止爪106に係合されたり、係止爪106による係合から外されたりする。そのために、係止爪106が変位する必要があるが、係止爪106形成部においてベース部材92に貫通孔108が形成されているため、係止爪106の変位が可能になっている。
ピンベース42の係合部48やパイプベース64の係合部70が第1および第2の係止部材90に係合されているとき、係合部48,70は、係止爪106の係止内壁106aによって係止されている。ここで、棒状部84に多量の書類が保持されると、書類の重量によって、係合部48,70には、係止爪106の内側の深部に向かう力が働く。しかしながら、この綴具10においては、図24に示すように、係止爪106の両側に規制部116が形成され、その規制部底面116aが係止爪106の内側において、係合部48,70が入り込む深さを規制している。そのため、係合部48,70は、規制部底面116aが形成された位置より深く係止爪106の内側に入り込まない。それにより、係止部材90を係合部48,70から外すときに、係合部48,70における係止爪106の乗り越え量が一定以上に大きくならず、第1および第2の係止部材90をピンベース42やパイプベース64から外すことが困難とならない。
また、この綴具10では、ピンベース42の側壁部材44やパイプベース64の側壁部材66の全面に沿って第1および第2の係止部材90が形成されておらず、係合部48,70に対応する位置に第1および第2の係止部材90が形成されている。つまり、側壁部材44,66の長手方向の両端側には第1および第2の係止部材90が形成されておらず、係止部材90の材料の使用量を抑えることができる。このように、必要な部分にのみ第1および第2の係止部材90が形成されるため、省資源の要請に応えることができる。
また、第1および第2の係止部材90で綴じ部材40を係止したとき、第1および第2の係止部材90の長手方向の両側に、ピンベース42の挟持部60およびパイプベース64の挟持部80が当接され、第1および第2の係止部材90が挟持部60や挟持部80で挟持されるため、第1および第2の係止部材90が挟持部60,80によって一定の位置に固定される。そのため、綴具10に書類を綴じ込んだ状態で、ファイルを床に落とした場合、棒状部84に力が加わって、ピンベース42やパイプベース64と第1および第2の係止部材90との間に応力が働くが、ピンベース42やパイプベース64と第1および第2の係止部材90との位置関係が変化しない。したがって、第1および第2の係止部材90の係止爪106などの破損を防止することができる。このように、ピンベース42に挟持部60を形成し、パイプベース64に挟持部80を形成することにより、外力による綴具10の破損を防止することができる。
また、基材20の2つの突出板26aの外側において、ピンベース42の側壁部材44に形成された第2の傾斜部54が突出板26aと接するようにして交差している。同様に、基材20の別の突出板26aの外側において、パイプベース64の側壁部材66に形成された第2の傾斜部76が突出板26aと接するようにして交差している。このように、基材22とピンベース42との関係において、一方の突出片である突出板26aと他方の突出片である第2の傾斜部54とが互いに接するようにして交差し、第2の傾斜部54が突出板26aを挟むような配置となっている。また、基材22とパイプベース64との関係において、一方の突出片である突出板26aと第2の傾斜部76とが互いに接するように交差し、第2の傾斜部76が突出板26aを挟むような配置となっている。そのため、ファイルを床に落として、基材20と綴じ部材40との間に力が加わったとしても、基材20と綴じ部材40との間の位置関係が変わるのを防止することができる。したがって、基材20と綴じ部材40との間においても、外力による綴じ具10の破損を防止することができる。
このような基材20と綴じ部材40との関係において、基材20の突出板26aとピンベース42の第2の傾斜部54との位置関係は逆であってもよい。つまり、第2の傾斜部54が内側に形成され、突出板26aが第2の傾斜部54の外側に形成されて、2つの突出板26aが第2の傾斜部54を挟むような構成であってもよい。また、基材20の突出板26aとパイプベース64の第2の傾斜部76との間の位置関係についても、同様に逆の位置関係とすることができる。
なお、係止部材90は、ピンベース42側およびパイプベース64側の両方に形成されているが、どちらか一方にのみ形成されていてもよい。この場合、係止部材90のない側においては、ピンベース42またはパイプベース64が直接基材20のシャフト28に回動可能に取り付けられる。
10 綴具
20 基材
22 底板
26 立上部
28 シャフト
40 綴じ部材
42 ピンベース
44 側壁部材
46 折り曲げ部
48 係合部
50 第1の傾斜部
52 円弧状部
54 第2の傾斜部
60 挟持部
62 ピン
64 パイプベース
66 側壁部材
68 折り曲げ部
70 係合部
72 第1の傾斜部
74 円弧状部
76 第2の傾斜部
80 挟持部
82 パイプ
84 棒状部
90 係止部材
92 ベース部材
96 通路
102 舌片
106 係止爪
108 貫通孔
116 規制部

Claims (7)

  1. ファイルの表紙に取り付けられる基材、
    書類を綴じるための棒状部と前記棒状部の両端側を固定する2つの側壁部材とを有し、一方の前記側壁部材が前記基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる綴じ部材、および
    前記基材の幅方向の他方側において前記基材に前記綴じ部材を固定するために前記綴じ部材の他方の前記側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪と、前記係止爪の近傍において他方の前記側壁部材の前記係合部が前記係止爪の内側に嵌り込む深さを規制するための規制部とを有し、前記基材の幅方向の他方側に回動可能に取り付けられる係止部材を含む、綴具。
  2. 前記綴じ部材の一方の前記側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪と、前記係止爪の近傍において一方の前記側壁部材の前記係合部が前記係止爪の内側に嵌り込む深さを規制するための規制部とを有し、前記基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる別の係止部材を含み、
    一方の前記側壁部材の前記係合部に前記別の係止部材の前記係止爪が嵌り込むことにより、一方の前記側壁部材が前記基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる、請求項1に記載の綴具。
  3. 前記係止部材は他方の前記側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ他方の前記側壁部材の前記係合部が前記係止爪の内側に嵌り込んだときに前記係止部材を挟むようにして他方の前記側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成される、請求項1に記載の綴具。
  4. 前記係止部材は他方の前記側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ他方の前記側壁部材の前記係合部が前記係止爪の内側に嵌り込んだときに前記係止部材を挟むようにして他方の前記側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成され、
    前記別の係止部材は一方の前記側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ一方の前記側壁部材の前記係合部が前記別の係止部材の前記係止爪の内側に嵌り込んだときに前記別の係止部材を挟むようにして一方の前記側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部が形成される、請求項2に記載の綴具。
  5. ファイルの表紙に取り付けられる基材、
    書類を綴じるための棒状部と前記棒状部の両端側を固定する2つの側壁部材とを有し、一方の前記側壁部材が前記基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる綴じ部材、
    前記基材の幅方向の他方側において前記基材に前記綴じ部材を固定するために前記綴じ部材の他方の前記側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪を有し、他方の前記側壁部材の長手方向の中央部近傍に設けられ、かつ前記基材の幅方向の他方側に回動可能に取り付けられる係止部材、および
    他方の前記側壁部材の前記係合部が前記係止爪の内側に嵌り込んだときに前記係止部材を挟むようにして他方の前記側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部を含む、綴具。
  6. 前記綴じ部材の一方の前記側壁部材の端部における係合部に嵌り込む係止爪を有し、前記基材の幅方向の一方側に回動可能に取り付けられる別の係止部材を含み、
    一方の前記側壁部材の前記係合部が前記別の係止部材の前記係止爪の内側に嵌り込んだときに前記別の係止部材を挟むようにして一方の前記側壁部材の長手方向に間隔を隔てて突出する挟持部を含む、請求項5に記載の綴具。
  7. 前記係止部材によって前記綴じ部材が前記基材に係止されたとき、前記棒状部に交差する向きにおいて前記基材から突出する一方の突出片と前記側壁部材から突出する他方の突出片とが互いに交差し、前記一方の突出片が2つの前記他方の突出片に挟まれるか、前記他方の突出片が2つの前記一方の突出片に挟まれるように配置される、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の綴具。
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