JP2011147550A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ネット状の面状弾性体が左右一対のサイドフレーム間に張り渡されて前記面状弾性体で座面部が形成されている構造でありながら、サイドフレームのレイアウトの自由度を高くすることができ、座り心地をよくすることができる車両用シートを提供する。
【解決手段】ネット状の面状弾性体10が左右一対のサイドフレーム21間に張り渡されて面状弾性体10で座面部が形成され、サイドフレーム21と面状弾性体10の間に補助サイドフレーム20が介在し、面状弾性体10の端部が補助サイドフレーム20側からサイドフレーム21の外側面21S側に折れ曲がってサイドフレーム21の外側面21Sに固定され、補助サイドフレーム20は、サイドフレーム21の長手方向から見て面状弾性体10側ほどシート幅方向外側W2に位置するように傾斜している。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネット状の面状弾性体が左右一対のサイドフレーム間に張り渡され、前記面状弾性体で座面部が形成されている車両用シートに関する。
従来、上記の車両用シートでは、特許文献1に開示されているように、シートクッションの左右一対のサイドフレームを、縦断面において上下方向に長いクランク板状に形成し、面状弾性体の幅方向の端部に接続した係止具をサイドフレームの上端部にシートクッションの幅方向内側から係止させて面状弾性体に張力を掛けてあった。
特開2002−172049号公報
上記従来の構造によれば、縦断面においてサイドフレームと直交する方向からサイドフレームの上端部に面状弾性体の張力が加わることから、サイドフレームが前記張力によって倒れ変形しないようにサイドフレームの断面積を大きくしなければならず、そのために、サイドフレームのレイアウトの自由度を奪っていた。
また、サイドフレームの断面積が大きくなるとサイドフレームが着座者(乗員)に近づくために座り心地が低下していた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、ネット状の面状弾性体が左右一対のサイドフレーム間に張り渡されて前記面状弾性体で座面部が形成されている構造でありながら、サイドフレームのレイアウトの自由度を高くすることができ、座り心地をよくすることができる車両用シートを提供する点にある。
本発明の特徴は、
ネット状の面状弾性体が左右一対のサイドフレーム間に張り渡され、前記面状弾性体で座面部が形成されている車両用シートであって、
前記サイドフレームと前記面状弾性体の間に、前記サイドフレームに設けられた補助サイドフレームが介在し、
前記面状弾性体の端部が前記補助サイドフレーム側から前記サイドフレームの外側面側に折れ曲がって前記サイドフレームの外側面に固定され、
前記補助サイドフレームは、前記サイドフレームの長手方向から見て前記面状弾性体側ほどシート幅方向外側に位置するように傾斜している点にある。(請求項1)
この構成によれば、一例として図2に示すように、サイドフレーム21と面状弾性体10の間に介在する補助サイドフレーム20が、サイドフレーム21の長手方向から見て面状弾性体10側ほどシート幅方向外側W2に位置するように傾斜し、面状弾性体10の端部は補助サイドフレーム20側からサイドフレーム21の外側面21S側に折れ曲がって前記外側面21Sに固定されているから、面状弾性体10からの力Fが、サイドフレーム21の長手方向から見て面状弾性体10側ほどシート幅方向外側W2に位置するように傾斜した方向に沿って補助サイドフレーム20に加わる。
これにより、補助サイドフレームを面状弾性体からの力に対して強い構造に構成することができて、補助サイドフレームが倒れ変形しにくくなり、補助サイドフレームの断面積を小さくすることができる。
このように、断面積を小さくした補助サイドフレームに面状弾性体を張り渡し、面状弾性体の端部をサイドフレームの外側面に固定することにより、座面部の両端部側での補助サイドフレームからの面状弾性体に対する圧力を高めることができ、座面部に高い張力を与えてしっかりとした座り心地を与えることが可能となる。
そして、補助サイドフレームの断面積を小さくすることができることと、補助サイドフレームが、サイドフレームの長手方向から見て面状弾性体側ほどシート幅方向外側に位置するように傾斜していることと、面状弾性体の端部がサイドフレームの外側面に固定されていることとにより、面状弾性体の端部のサイドフレームへの固定部が乗員から離れて位置し、サイドフレームのレイアウトのスペースに余裕ができて、サイドフレームの形状・配置の自由度を増大させることができる。(請求項1)
本発明において、
前記補助サイドフレームは折曲したパイプ材で形成され、
前記補助サイドフレームの長手方向の両端部が前記サイドフレームに溶接接合され、
前記補助サイドフレームの長手方向の両端部間が前記サイドフレームから離間して、前記補助サイドフレームの長手方向の両端部間に前記面状弾性体が巻き掛けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
補助サイドフレームの構造を簡素化することができるとともに、補助サイドフレームをサイドフレームに簡単に接合することができて、補助サイドフレームに要する製作コストを低廉化することができる。(請求項2)
本発明において、前記補助サイドフレームは単一の樹脂カバーで覆われていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
面状弾性体が巻き掛けられる樹脂カバーの面をなだらかに形成しておき、補助サイドフレームを単一の樹脂カバーで覆い、前記なだらかに形成した面で面状弾性体を受けることで、面状弾性体の張力を一様にしやすくすることができる。
これにより、座り心地をよくすることができ、面状弾性体の一部分に応力が集中することを回避できて面状弾性体の耐久性をよくすることができる。しかも、面状弾性体がパイプ部材の溶接ビード・錆などに直接触れることがなくなって、面状弾性体の破れや異音の発生を回避することができる。(請求項3)
本発明において、
前記補助サイドフレームよりもシート幅方向内側の前記面状弾性体の側部の表側から、サイドサポート部を形成するクッションパッドが隆起するとともに、前記クッションパッドが前記サイドフレームの外側面側に回り込み、
前記サイドフレームの外側面と、前記サイドフレームの外側面側に回り込んだ前記クッションパッドとの間に前記面状弾性体が介在していると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
クッションパッドとサイドフレームの滑りが抑制され、擦れ音の発生を抑制できる。また、クッションパッドが補助サイドフレームに直接接触することを回避できて異音の発生を防止することができる。(請求項4)
本発明によれば、
ネット状の面状弾性体が左右一対のサイドフレーム間に張り渡されて前記面状弾性体で座面部が形成されている構造でありながら、サイドフレームのレイアウトの自由度を高くすることができ、座り心地をよくすることができる車両用シートを提供することができた。
車両用シートの斜視図 図1のA−A断面図と要部の拡大断面図 シートクッションのシートフレームの斜視図 別実施形態のシートクッションのシートフレームの斜視図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に車両用シート100を示してある。この車両用シート100は、着座者の下肢を支えるシートクッション1と、シートクッション1の後端部から起立して着座者の上体を支えるシートバック2と、シートバック2の上端部に連結して着座者の頭部を支えるヘッドレスト3とから成る。
[シートクッション1の構造]
図1,図2に示すように、上側から下方の裏側が透けて見える目の粗いネット状の面状弾性体10が、シートフレーム35の左右一対のサイドフレーム21間に張り渡され、面状弾性体10でシートクッション1の後半部の座面部が形成されている。シートクッション1の前半部の座面部は、クッションパッドを表皮材7で覆って形成されている。シートクッション1の両側部には、着座者(乗員)を左右方向で保持するサイドサポート部8が隆起形成されている。
図3に示すように、前記シートフレーム35は、前記左右一対のサイドフレーム21と、左右一対のサイドフレーム21の前端部同士を連結する板状の前側横フレーム23と、左右一対のサイドフレーム21の後端部同士を連結する丸パイプ状の後ろ側横フレーム25とを備えている。サイドフレーム21とフロアパネルの間には、ロアレール22とアッパーレール36から成るスライドレール60が介在し、このスライドレール60を介してサイドフレーム21がフロアパネルに前後方向にスライド移動自在に支持されている。
図2にも示すように、前記サイドフレーム21は、上下両端部にシート幅方向内側W1に張り出すフランジ21Fを備え、上下方向中間部に、シート幅方向内側W1に膨出するビード21Vを備え、上側のフランジ21Fの先端部は下方に折曲している。これにより、サイドフレーム21の剛性を向上させてある。サイドフレーム21は金属板をプレス加工して成形されている。
前記面状弾性体10は、左右一対のサイドフレーム21に張り渡されて張力を掛けられている。座面部が面状弾性体10で形成されているので、座面部にクッション性・通気性・外観の斬新さを備えさせることができる。さらに、座面部を構成するパッドやスプリングを省いてシートバック2を軽量化することができ、座面部を薄くしてスペース効率を向上させることができる。
図2に示すように、サイドフレーム21と面状弾性体10の間に、サイドフレーム21に設けられた補助サイドフレーム20が介在し、面状弾性体10の端部が補助サイドフレーム20側からサイドフレーム21の外側面21S側にほぼ直角(直角であってもよい)に折れ曲がってサイドフレーム21の外側面21Sに固定されている。サイドフレーム21の外側面21Sの下端部には複数のフック29が溶接接合されており、面状弾性体10の端部に接続した係止部19が前記フック29に下側から係止することで、上記のように、面状弾性体10の端部がサイドフレーム21の外側面21Sに固定されている。係止部19は面状弾性体10の端部に縫着されている。図2における符号Lは係止部19と面状弾性体10の端部との縫着ラインである。
前記補助サイドフレーム20は、サイドフレーム21の長手方向(シートの前後方向)から見て面状弾性体10側(上側)ほどシート幅方向外側W2に位置するように水平方向に対して約45度傾斜し、補助サイドフレーム20の上半部はサイドフレーム21の外側面21Sよりもシート幅方向外方側W2に張り出している(補助サイドフレーム20の傾斜角度はこの数値に限られない)。
また、補助サイドフレーム20よりもシート幅方向内側W1の面状弾性体10の側部の表側から、サイドサポート部8を形成するシートクッションパッド9(クッションパッドに相当)が隆起するとともに、シートクッションパッド9がサイドフレーム21の外側面21S側に回り込んでいる。シートクッションパッド9は軟質のポリウレタンフォームで断面L字状に成形されている。
そして、サイドフレーム21の外側面21Sと、サイドフレーム21の外側面21S側に回り込んだシートクッションパッド9との間に前記面状弾性体10が介在して、シートクッションパッド9がサイドフレーム21の外側面21Sに直接接触することを防止している。
これにより、シートクッションパッド9とサイドフレーム21の滑りが抑制され、擦れ音の発生を抑制できる。また、シートクッションパッド9が補助サイドフレーム20に直接接触することを回避できて、異音の発生を防止することができる。シートクッションパッド9は表皮材7で覆われており、表皮材7の端部はサイドフレーム21の下面に下側から固定されている。
図3に示すように、補助サイドフレーム20は、サイドフレーム21の長手方向(シートの前後方向)に複数の分割補助サイドフレーム30,40に分割され、本実施形態においては、前側の分割補助サイドフレーム30と後ろ側の分割補助サイドフレーム40に2分割されている。両分割補助サイドフレーム30,40は折曲したパイプ材で形成され、前側の分割補助サイドフレーム30が後ろ側の分割補助サイドフレーム40よりも長く、かつ、大径のパイプ部材で形成されている。
そして、前側の分割補助サイドフレーム30の前端部30Aと後端部30B(長手方向の両端部に相当)がサイドフレーム21に溶接接合され、前後両端部30A,30B間(長手方向の両端部間に相当)がサイドフレーム21から離間して前記前後両端部30A,30B間に面状弾性体10が巻き掛けられている。
同様に、後ろ側の分割補助サイドフレーム40の前端部40Aと後端部40B(長手方向の両端部に相当)がサイドフレーム21に溶接接合され、前後両端部40A,40B間(長手方向の両端部間に相当)がサイドフレーム21から離間して前記前後両端部40A,40B間に面状弾性体10が巻き掛けられている。
前側の分割補助サイドフレーム30の前端部30Aはシート幅方向内側W1に折曲して、サイドフレーム21の前端部のうち上側のフランジ21Fの上面に溶接接合され、前側の分割補助サイドフレーム30の後端部30Bはサイドフレーム21の前後方向中間部の外側面21Sに溶接接合されている。前記前端部30Aと後端部30Bが、向きが同一の面ではなく向きが異なった面(互いに直交する面)に各別に溶接接合されていることから、前側の分割補助サイドフレーム30のサイドフレーム21に対する接合強度を強くすることができる。
前側の分割補助サイドフレーム30の前後両端部30A,30B間(すなわち前記前後両端部30A,30B間の分割補助サイドフレーム部分30C)は山形状に折曲しており、後ろ上がりに傾斜した前側フレーム部30C1と、前上がりに傾斜した後ろ側フレーム部30C2と、前後方向に延びて前側フレーム部30C1と後ろ側フレーム部30C2を連結する中間フレーム部30C3とで構成されている。
後ろ側の分割補助サイドフレーム40は、前端部40Aが下側に屈曲したJ字状に形成されている。そして、前記前端部40Aがサイドフレーム21の上側のフランジ21Fの上面に溶接接合され、後端部40Bがサイドフレーム21の上側のフランジ21Fの上面に溶接接合されている。前記後端部40Bは段差状に折曲している。また、後ろ側の分割補助サイドフレーム40の前後両端部40A,40B間(すなわち前記前後両端部40A,40B間の分割補助サイドフレーム部分)は前後方向に沿っている。
上記の構成によれば、
補助サイドフレーム20(前側の分割補助サイドフレーム30と後ろ側の分割補助サイドフレーム40)が、サイドフレーム21の長手方向から見て面状弾性体10側ほどシート幅方向外側W2に位置するように傾斜し、面状弾性体10の端部が補助サイドフレーム20側からサイドフレーム21の外側面21S側に折れ曲がってサイドフレーム21の外側面21Sに固定されているから、図2に示すように、面状弾性体10からの力Fが、サイドフレーム21の長手方向から見て面状弾性体10側ほどシート幅方向外側W2に位置するように傾斜した方向に沿って補助サイドフレーム20に加わる。符号F1,F2は力Fの分力である。
これにより、補助サイドフレーム20を面状弾性体10からの力に対して強い構造に構成することができて、補助サイドフレーム20を倒れ変形しにくくなり、補助サイドフレーム20の断面積を小さくすることができる。
このように、断面積を小さくした補助サイドフレーム20に面状弾性体10を張り渡し、面状弾性体10の端部をサイドフレーム21の外側面21Sに固定することにより、座面部の両端部側での補助サイドフレーム20からの面状弾性体10に対する圧力を高めることができ、座面部に高い張力を与えてしっかりとした座り心地を与えることが可能となる。
そして、補助サイドフレーム20の断面積を小さくすることができることと、補助サイドフレーム20が、サイドフレーム21の長手方向から見て面状弾性体10側ほどシート幅方向外側W2に位置するように傾斜していることと、面状弾性体10の端部がサイドフレーム21の外側面21Sに固定されていることとにより、面状弾性体10の端部のサイドフレーム21への固定部が乗員から離れて位置し、サイドフレーム21のレイアウトのスペースに余裕ができて、サイドフレーム21の形状・配置の自由度を増大させることができる。
前側の分割補助サイドフレーム30は後ろ側の分割補助サイドフレーム40よりも大径の太めのパイプ部材で形成されているから、前側の分割補助サイドフレーム30に大きな曲げモーメントを与えることができる。
前側の分割補助サイドフレーム30は後ろ側の分割補助サイドフレーム40よりもシート幅方向外側W2に位置し、前側ほどシート幅方向外側W2に位置している。サイドサポート部8は前側になるにつれて乗員の大腿部から徐々に離れていっても問題が無く、サイドサポート部8の下方の前側の分割補助サイドフレーム30が太めのパイプ部材で形成されていても、乗員から離して配置することができる為、座り心地を低下させる虞がない。
一方、後ろ側の分割補助サイドフレーム40を前側の分割補助サイドフレーム30よりも小径にすることにより、後ろ側の分割補助サイドフレーム40を乗員とシートリクライニング機構との間の狭いスペースにレイアウトすることが可能となる。さらに、後ろ側の分割補助サイドフレーム40が配置される箇所は乗降時に掛かる負荷が少ない為、後ろ側の分割補助サイドフレーム40を前側の分割補助サイドフレーム30よりも小径にしても強度上の問題が生じ難い。
上記のように補助サイドフレーム20を複数に分割することにより、スポーツタイプのシートなどの複雑な形状のシートに対しても、本発明の構造を適用することが可能となる。
[別実施形態]
(1) 前記補助サイドフレーム20は複数に分割されていなくてもよい。
すなわち、補助サイドフレーム20は折曲した一本のパイプ材で形成され、補助サイドフレーム20の長手方向の両端部がサイドフレーム21に溶接接合され、補助サイドフレーム20の長手方向の両端部間がサイドフレーム21から離間して、補助サイドフレーム20の長手方向の両端部間に面状弾性体10が巻き掛けられていてもよい。
(2) 図4に示すように、前記複数の分割補助サイドフレーム30,40が単一の樹脂カバー50でまとめて覆われていてもよい。
樹脂カバー50は、複数の分割補助サイドフレーム30,40よりもシート幅方向内側W1に位置する状態に下端部がサイドフレーム20に固定された側壁50Sと、側壁50Sの上端部からシート幅方向外側W2に折れ曲がって、前側の分割補助サイドフレーム30と後ろ側の分割補助サイドフレーム40を上側及び幅方向両側から覆う断面U字状の上壁50Jとを備えている。
前記側壁50Sはシート幅方向から見てなだらかな三角形状に形成されている。前記側壁50Sの頂点は、前側の分割補助サイドフレーム30の前側フレーム部30C1と中間フレーム部30C3の接続部付近に位置する。また、面状弾性体10が巻き掛けられる上壁50Jの上面はなだらかな面に形成されている。
複数の分割補助サイドフレーム30,40を単一の樹脂カバー50でまとめて覆うことで、面状弾性体10を樹脂カバー50の上壁50Jのなだらかな上面で受けて、面状弾性体10の張力を一様にしやすくすることができる。
これにより、座り心地をよくすることができ、面状弾性体10の一部分に応力が集中することを回避できて面状弾性体10の耐久性をよくすることができる。しかも、パイプ部材の溶接ビード・錆などに面状弾性体10が直接触れることがなくなって、面状弾性体10の破れや異音の発生を回避することができる。
前記樹脂カバー50の表面にシボ加工を施して、異音の発生をより確実に抑えるようにしてもよい。
(3) 複数に分割されていない前記(1)の補助サイドフレーム20が単一の樹脂カバー50で覆われていてもよい。この場合、前記面状弾性体10が巻き掛けられる樹脂カバー50の面をなだらかに形成しておき、補助サイドフレーム20を単一の樹脂カバー50で覆い、前記なだらかに形成した面で面状弾性体10を受けることで、面状弾性体10の張力を一様にしやすくすることができる。
これにより、座り心地をよくすることができ、面状弾性体10の一部分に応力が集中することを回避できて面状弾性体10の耐久性をよくすることができる。しかも、面状弾性体10がパイプ部材の溶接ビード・錆などに直接触れることがなくなって、面状弾性体10の破れや異音の発生を回避することができる。この実施形態においても、前記樹脂カバー50の表面にシボ加工を施して、異音の発生をより確実に抑えるようにしてもよい。
(4) 上記の実施形態では、車両用シートのシートクッション1を例に挙げて説明したが、本発明はシートバック2にも適用することができる。
すなわち、シートバック2のサイドフレーム(図示せず)と面状弾性体10の間に、サイドフレームに設けられた補助サイドフレーム(図示せず)が介在し、
面状弾性体10の端部が補助サイドフレーム側からサイドフレームの外側面側に折れ曲がってサイドフレームの外側面に固定され、
補助サイドフレームは、サイドフレームの長手方向(上下方向)から見て面状弾性体10側(前側)ほどシート幅方向外側W2に位置するように傾斜していてもよい。
図1に示すようにシートバック2にもサイドサポート部48が設けられている。
8 サイドサポート部
9 クッションパッド(シートクッションパッド)
10 面状弾性体
20 補助サイドフレーム
21 サイドフレーム
21S サイドフレームの外側面
W1 シート幅方向内側
W2 シート幅方向外側

Claims (4)

  1. ネット状の面状弾性体が左右一対のサイドフレーム間に張り渡され、前記面状弾性体で座面部が形成されている車両用シートであって、
    前記サイドフレームと前記面状弾性体の間に、前記サイドフレームに設けられた補助サイドフレームが介在し、
    前記面状弾性体の端部が前記補助サイドフレーム側から前記サイドフレームの外側面側に折れ曲がって前記サイドフレームの外側面に固定され、
    前記補助サイドフレームは、前記サイドフレームの長手方向から見て前記面状弾性体側ほどシート幅方向外側に位置するように傾斜している車両用シート。
  2. 前記補助サイドフレームは折曲したパイプ材で形成され、
    前記補助サイドフレームの長手方向の両端部が前記サイドフレームに溶接接合され、
    前記補助サイドフレームの長手方向の両端部間が前記サイドフレームから離間して、前記補助サイドフレームの長手方向の両端部間に前記面状弾性体が巻き掛けられている請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記補助サイドフレームは単一の樹脂カバーで覆われている請求項1又は2記載の車両用シート。
  4. 前記補助サイドフレームよりもシート幅方向内側の前記面状弾性体の側部の表側から、サイドサポート部を形成するクッションパッドが隆起するとともに、前記クッションパッドが前記サイドフレームの外側面側に回り込み、
    前記サイドフレームの外側面と、前記サイドフレームの外側面側に回り込んだ前記クッションパッドとの間に前記面状弾性体が介在している請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両用シート。
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