JP2011146349A - プラグロック装置 - Google Patents

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JP2011146349A JP2010008338A JP2010008338A JP2011146349A JP 2011146349 A JP2011146349 A JP 2011146349A JP 2010008338 A JP2010008338 A JP 2010008338A JP 2010008338 A JP2010008338 A JP 2010008338A JP 2011146349 A JP2011146349 A JP 2011146349A
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Abstract

【課題】 確実に差込プラグとコンセントとの通電を防止することができるプラグロック装置を提供する。
【解決手段】 プラグロック装置1の挿入孔12に差込プラグ2の刃3が挿入されると、突出片38が穿孔4と係合する。差しロット14が、奥に差し込まれた固定位置に位置する場合、一対の係合部材18の間に差しロット14の先端部26aが位置する。その結果、突出片38が穿孔4との係合を解除する方向に移動しようとしても、係合部材18が先端部26aと接触して内側方向に変位できないので、突出片38と穿孔4との係合が維持され、刃3が挿入孔12から抜けることが抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は、配線用差込接続器の差込プラグに装着し、コンセントへの刃の挿入を防止するプラグロック装置に関する。
電気機器の無断使用や不正使用を防止する方法の一つとして、当該電気機器の差込プラグをコンセントへ挿入できなくすることが考えられる。一般家庭で用いられる電気機器の差込プラグの多くは、図14に示すように、一対の刃3を有しており、その刃3には所定の位置に穿孔4が形成されている。そこで従来、差込プラグの穿孔を利用してコンセントへの挿入を防止する装置が提案されている。
例えば、差込プラグの刃に形成された穿孔に南京錠のつるを通してロックすることで、刃がコンセントに挿入できなくする南京錠や(特許文献1参照)、箱体の挿入穴に刃を挿入すると刃の穿孔にロックピンが係合し、鍵穴に鍵を挿入して回すとカムがロックピンを押し広げることで穿孔とロックピンの係合が外れる差込プラグの施錠器などが提案されている(特許文献2参照)。
実開平7−4739号公報 実開平1−1480号公報
しかしながら、上記特許文献1の南京錠は、施錠しても差込プラグの刃が露出しているため、コンセントに無理やり差し込んだり、刃に送電用のケーブルを繋げたりしてコンセントと通電することが不可能ではなかった。
また、南京錠に荷重が加わると刃に強い負荷が加わるため、上述したように無理やりコンセントに差し込もうとしたり、誤って踏みつけたりすると容易に刃が曲がってしまうという問題があった。
一方、上記特許文献2の施錠器は、ロックピンがそれ自身の弾性力で刃の穿孔に係合することで差込プラグを固定している。しかしながら、通常、穿孔の端面は面取りされた円形であることから、ロックピンを弾性力のみで穿孔と強固に係合することは難しく、係合が容易に解除されるため差込プラグのロックが抜けやすいという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、確実に差込プラグとコンセントとの通電を防止することができるプラグロック装置を提供することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、差込プラグの刃を挿入可能な挿入孔を有するケースと、前記挿入孔に挿入された前記刃に形成された穿孔と係合して、前記刃が前記挿入孔から抜けることを抑制する係合位置と、前記穿孔との係合が解除されて、前記刃が前記挿入孔から抜けることを許可する許可位置と、に変位可能である突出片を有する係合部材と、前記係合部材と接触して、前記突出片を前記係合位置に固定する固定位置と、前記突出片の前記固定を解除する解除位置と、に変位可能な操作部材と、を備えることを特徴とするプラグロック装置である。
このように構成されたプラグロック装置であれば、操作部材が固定位置に位置していると、突出片が係合位置に固定されるため、刃の穿孔と突出片との係合が維持される。このとき、突出片の固定は係合部材が操作部材に接触することで実現されているため、上述した穿孔と突出片との係合が解除され難い。即ち、操作部材を固定位置に移動させるだけで差込プラグをプラグロック装置に強固に固定することができる。
上述した固定位置とは、例えば、突出片の係合位置から許可位置への変位に伴って係合部材が移動する領域に操作部材の少なくとも一部が存在する場合の操作部材の位置とすることが考えられる。このように構成すれば、操作部材が固定位置にあると突出片の許可位置への変位に伴う係合部材の移動が行えず、突出片の変位を確実に防止できる。
また、上述した解除位置は、固定位置とは反対に、突出片の係合位置から許可位置への変位に伴って係合部材が移動する領域に操作部材が存在しない場合の操作部材の位置とすることが考えられる。このように構成すれば、操作部材が解除位置にあるとき突出片は許可位置に変位することができる。
また、差込プラグがプラグロック装置に差し込まれた状態では、刃がケースで覆われるため、刃と直接導通するためのケーブルなどを用いてもコンセントと通電することができない。
このように、本発明のプラグロック装置では、確実に差込プラグとコンセントとの通電を防止することができる。
また、プラグロック装置に荷重が加えられても、従来の南京錠を用いた構成のように、刃に局所的に負荷が加わることがないので、刃が変形することを抑制できる。
なお、本実施例のプラグロック装置は、一般家庭等で使用される刃が2枚の差込プラグに合わせて構成することで高い汎用性を得ることができるが、特殊な形状の差込プラグに対して用いる場合には、その差込プラグの刃の形状や枚数に合わせて挿入孔などを形成するとよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプラグロック装置において、前記ケースが、前記突出片の変位する領域の近傍においてガイド部を有しており、前記ガイド部が、前記突出片の変位方向に関する前記刃の位置を固定することを特徴とする。
このように構成されたプラグロック装置では、差込プラグを差し込んだ際に、刃の位置がガイド部によって固定された位置となる。そのため、刃の位置が大きく変動することがなくなり、突出片が係合位置に移動したときの係合を確実に行うことができる。
また、仮に差込プラグの刃が湾曲していても、ガイド部により位置が矯正されるため、係合を確実に行うことができる。なお、特許文献2の構成のロックピンでは、差込プラグの刃が曲がっていると、穿孔にピンが十分に係合せず抜けやすくなってしまったり、逆に係合が強くなりすぎて必要以上に抜けにくくなってしまったりする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のプラグロック装置において、前記操作部材が前記固定位置となった状態で、前記操作部材の変位を制限するロック機構を備えることを特徴とする。
このように構成されたプラグロック装置では、ロック機構により、操作部材の変位が制限できる。そのため、突出片が係合位置にある場合にロックを行うことで、ロック機構を解除できない者によってプラグロック装置から差込プラグが抜かれ、コンセントに挿入して使用されることを防止できる。
上述したロック機構は様々な形態をとることができる。例えば、請求項4,5のように構成することが考えられる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプラグロック装置において、前記ロック機構がダイヤルロックであって、所定の番号を揃えた場合に前記操作部材の前記解除位置への変位が可能となることを特徴とする。
このように構成されたプラグロック装置では、ダイヤルロックにより差込プラグが抜かれることを防止することができる。そのため、ロック解除にはダイヤル番号を揃えるだけでよく、簡便に操作することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のプラグロック装置において、前記ロック機構がシリンダ錠であって、所定の鍵を挿入した場合に前記操作部材の前記解除位置への変位が可能となることを特徴とする。
このように構成されたプラグロック装置では、シリンダ錠により差込プラグが抜かれることを防止することができる。そのため、ロック解除には鍵が必要となるため、確実にロック解除を抑制できる。
実施例1のプラグロック装置の正面図(A)、左側面図(B)、右側面図(C)、平面図(D)、背面図(E) 実施例1のプラグロック装置の図1(C)におけるA−A断面図 実施例1の差しロットの平面図(A)、背面図(B) 実施例1のダイヤルの側面図(A)、正面図(B) 実施例1の係合部材の正面図(A)、平面図(B) 実施例1の保持部材の側面図(A)、背面図(B) 実施例1のプラグロック装置の図1(A)におけるB−B断面図 実施例1の係合部材付近の拡大図 実施例2のプラグロック装置の図1(C)におけるA−A断面図 実施例2の係合部材付近の拡大図 実施例3のプラグロック装置の正面図(A)、左側面図(B)、右側面図(C)、平面図(D)、背面図(E) 実施例3のプラグロック装置の図11(C)におけるG−G断面図(A),(B)、図11(A)におけるH−H断面図(C) 実施例3のケース内部を示す断面図 差込プラグを示す図
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。ただし、以下に説明する実施例は、あくまでも例示にすぎず、本発明が、下記の事例以外にも様々な形態で実施できるのはもちろんである。
[実施例1]
(1)全体構成
本実施例のプラグロック装置1の外観を図1(A)〜(E)に示す。また、図1(C)におけるA−A断面図を図2(A),(B)に示す。
プラグロック装置1は、ケース10に形成された2つの挿入孔12に、図示しない電子機器の差込プラグ2の一対の刃3を挿入可能に構成されており(図2(B)参照)、差しロット14を操作することで、刃3が挿入孔12から抜けることを防止する装置である。また、3つのダイヤル16を回転させて、差しロット14の操作をロックする機能も有している。以下、プラグロック装置1の構成を詳細に説明する。
ケース10は絶縁性のプラスチックで形成されている。このケース10は、差しロット14,ダイヤル16,後述する一対の係合部材18,保持部材20,コイルバネ44,板バネ46などの部品をケース10内部に保持するように構成されている。
またケース10は、上述した挿入孔12の内部にガイド部22が形成されている。このガイド部22は差込プラグ2を差し込んだときに刃3の位置を固定するため、ガイド部22における刃3の厚さ方向の幅(一対の刃3の並ぶ方向の幅)を、刃3の厚さ(1.5mm程度)よりやや大きい幅(1.7mm程度)に形成している。
差しロット14は、図3(A),(B)に示すように、ユーザが差しロット14を操作する際に掴む操作片24と、操作片24から延び出す円柱状の柱部26と、柱部26側面から外側に延び出す3つの係合片28と、からなる。柱部26は、その延び出した先端部26aが、図2(A),(B)に示すように、一対の係合部材18の間に挟まる幅に形成されている。なお、この差しロット14が、本発明における操作部材に相当する。
ダイヤル16は、図4(A),(B)に示すように、中心に貫通孔30が形成された円環形状の部材である。ダイヤル16の外側面には、貫通孔30の軸方向に沿って複数の溝32が形成されており、図1(A)に示すように、溝32の間の領域に数字が表記されている。また、貫通孔30の周縁部には、他の部分よりも厚みの小さい接触部34が形成されている。この接触部34の一部には切り欠き34aが形成されている。
係合部材18は、図5(A),(B)に示すように、円板形状のベース36と、ベース36の一方の面から突出する突出片38と、からなる。突出片38は柱状であって、その先端は曲面形状となっている。また、ベース36の他方の面には溝40が形成されている。
保持部材20は、図6(A),(B)に示すように、断面C字形状の略筒状体であって、筒状体の中空部分と外部とをつなぐ開口42が長さ方向全体にわたって形成されている。
上述した各構成要素を組み付けると、図2(A),(B)に示すように、保持部材20の内側(中空部分)に差しロット14の柱部26が挿入され、またこの保持部材20がダイヤル16の貫通孔30を通過するように配置される。なお、図示しないが、差しロット14の係合片28は保持部材20の開口42に位置するように配置される。
また、一対の係合部材18は、突出片38同士が逆方向を向き、溝40同士が対向するように配置されている。この溝40それぞれにコイルバネ44の両端部が位置しており、コイルバネ44によって、一対の係合部材18は互いに離れる向きに付勢されている。
また、板バネ46は、ダイヤル16の溝32と係合する突起が形成されている。その突起と溝32とが係合することで、ダイヤル16の位置を規定する。
(2)プラグロック装置の作用
まず、差しロット14の係合片28およびダイヤル16からなるロック機構について図7(A),(B)に基づいて説明する。図7(A),(B)は、図1(A)におけるB−B断面図である。図7(A)は差しロット14を奥まで差し込んだ状態を示す。以降この位置を固定位置という。図7(B)は差しロット14を所定位置まで抜いた状態を示す。以降この位置を解除位置という。
ユーザは、ダイヤル16を指などで操作して回転させることができる。3つのダイヤル16のいずれか1つ以上が正しい位置にない場合、図7(A)に示すように、差しロット14の係合片28はダイヤル16の接触部34と接触するため、固定位置から動かすことができない。3つのダイヤル16全てが正しい位置にある場合、係合片28は切り欠き34aを通過するため、図7(B)に示すように、解除位置へ移動させることができる。
次に、差込プラグ2をプラグロック装置1に差し込んだ際の係合部材18の動作を図8(A)〜(C)に基づいて説明する。ここではまず、差しロット14が解除位置にある場合について説明する。
刃3が係合部材18に接触する前の状態を図8(A)に示す。一対の係合部材18はコイルバネ44によりそれぞれ矢印方向に付勢され、突出片38がガイド部22の内部に突出している。以降、この位置を係合位置という。
ここで、刃3が深く挿入されると、図8(B)に示すように、刃3と突出片38が接触し、曲面形状の突出片38は内側方向(図中矢印方向)に押されて移動する。この状態では突出片38がガイド部22内部に大きく突出しないため、刃3の挿入を妨げず刃3の挿入が可能になる。以降、この位置を許可位置という。
さらに刃3が挿入されると、図8(C)に示すように、穿孔4が突出片38の部分に移動するため、コイルバネ44に付勢された突出片38が再び係合位置に移動して、穿孔4と係合する。
また、図8(C)の状態から刃3を抜くと、図8(B)に示すように突出片38が内側方向に移動して許可位置となる。よって、刃3を抜くことが可能になる。
このように、差しロット14が解除位置にある場合、突出片38は固定されることなく、係合位置と許可位置とに変位できる。
ここで、差しロット14が固定位置にある場合、図2(A),(B)のように、突出片38が係合位置となっている一対の係合部材18の間に差しロット14の先端部26aが位置している。その結果、突出片38が許可位置に移動しようとしても、係合部材18が先端部26aと接触して内側方向に変位できないので、突出片38は許可位置に移動できず係合位置のまま維持される。
よって、差しロット14が固定位置にある場合には、差込プラグ2が差し込まれて穿孔4と突出片38との係合した状態から差込プラグ2を抜こうとしても、穿孔4と突出片38との係合が維持されるため、刃3が挿入孔12から抜けることが抑制される。
(3)発明の効果
以上説明した構成のプラグロック装置1であれば、差しロット14が固定位置に位置していると、突出片38が係合位置に固定されるため、刃3の穿孔4と突出片38との係合が維持される。このとき、突出片38の固定は係合部材18が差しロット14に接触することで実現されているため、穿孔4と突出片38との係合が解除され難い。即ち、差しロット14を固定位置に移動させるだけで差込プラグ2をプラグロック装置1に強固に固定することができる。
また、差込プラグ2がプラグロック装置1に差し込まれた状態では、刃3がケース10で覆われるため、刃3と直接導通するためのケーブルなどを用いてもコンセントと通電することができない。
即ち、本実施例のプラグロック装置1では、確実に差込プラグ2とコンセントとの通電を防止することができる。
また、差しロット14を解除位置に移動させるだけで、突出片38の変位が可能となり、差込プラグ2の抜き差しが行えるようになる。なお、コイルバネ44の付勢力は突出片38と穿孔4との係合には大きく関与しない。よって、コイルバネ44の付勢力が差込プラグ2の抜き差しの妨げになることが少なく都合がよい。仮に、特許文献2のロックピンのように弾性力により係合を維持する構成では、強固に係合するためには剛性の高い材料にてロックピンを形成する必要があるが、剛性を高くすると差込プラグ2の抜き差しに強い力が必要になり不便である。
また、プラグロック装置1に荷重が加えられても、従来の南京錠を用いた構成のように、刃3に局所的に負荷が加わることがないので、刃3が変形することを抑制できる。
また、本実施例のプラグロック装置1では、差込プラグ2を差し込んだ際に、刃3の位置がガイド部22によって固定された位置となる。そのため、刃3の位置が大きく変動することがなくなり、突出片38が係合位置に移動したときの係合を確実に行うことができる。
また、仮に差込プラグ2の刃3が湾曲していても、ガイド部22により位置が矯正されるため、突出片38との係合を確実に行うことができる。なお、特許文献2の構成のロックピンでは、差込プラグの刃が曲がっていると、穿孔にピンが十分に係合せず抜けやすくなってしまったり、逆に係合が強くなりすぎて必要以上に抜けにくくなってしまったりする虞があるが、本実施例のプラグロック装置1ではそのような問題は生じない。
また、差込プラグ2が充分に奥まで差し込まれておらず、穿孔4の位置が突出片38の位置からずれた状態において差しロット14を誤って固定位置に移動してしまい、刃3の穿孔4以外の部分を突出片38で押してしまっても、ガイド部22によって、刃3が押し広げられて変形してしまうことを抑制できる。
また、本実施例のプラグロック装置1では、ダイヤル16の操作により差しロット14をロックできるため、正しいダイヤル番号を知らない者によってプラグロック装置1から差込プラグ2が抜かれて使用されることを防止できる。また、ロックの解除にはダイヤル番号を揃えるだけでよく、簡便に操作することができる。
[実施例2]
(1)全体構成
実施例2にて説明するプラグロック装置5は、実施例1のプラグロック装置1と比較して差込プラグ2を固定するための構成が相違する。そこで、実施例1のプラグロック装置1と同様の構成については実施例1と同じ符号を用いて説明を割愛し、相違する点のみを説明する。
本実施例のプラグロック装置5の外観は図1(A)〜(E)に示す実施例1のものと同様である。図1(C)におけるA−A断面図を図9(A),(B)に示す。
プラグロック装置5は、実施例1の係合部材18およびコイルバネ44に代えて、係合部材50およびバネ52を有している。これらの拡大図を図10(A)に示す。また図10(A)におけるC−C断面を図10(B)に示す。またD−D断面を図10(C)に示す。またE−E断面を図10(D)に示す。またF−F断面を図10(E)に示す。
係合部材50は、挟み片50a、50bからなる。これら挟み片50a、50bは貫通孔50c、50dを有しており、ケース54に形成された柱56を中心に回転可能となっており、図9(A)の位置(係合位置)と(B)の位置(許可位置)の範囲にて変位する。また、係合部材50は、挟み片50a、50bそれぞれに突出片58が形成されている。
バネ52は挟み片50a、50bの両方と係合しており、挟み片50a、50bが互いに接近する方向に付勢している。
また、プラグロック装置5は、差しロット14に代えて、先端部60aがテーパ状に形成された差しロット60を有する。差しロット60を差し込んだ状態(固定位置にある状態)では、図9(A)および図10(A)に示すように、差しロット60が挟み片50a、50bを押し広げる結果、突出片58が係合位置に移動し、ガイド部22の内部に突出する。
一方、差しロット60を抜いた状態(解除位置にある状態)では、図9(B)に示すように、挟み片50a、50bがバネ52に付勢されて閉じた状態となり、突出片58が許可位置に移動し、ガイド部22の内部に突出しなくなる。
なお、差しロット60を固定位置に移動すると、差しロット60の先端部60a付近に形成された係合溝60bに突出片58の突起62が係合する。これにより、バネ52の付勢力や、または差込プラグ2を抜こうとしたときに突出片58に加えられる荷重によって、差しロット60が押し出されて解除位置に移動してしまうことを抑制できる。
(2)効果
以上説明した実施例2のプラグロック装置5は、実施例1にて説明したプラグロック装置1と同様に、確実に差込プラグ2とコンセントとの通電を防止しつつ、刃3の変形を抑制し、また差しロット60の操作を簡便にロックすることができる。
[実施例3]
(1)全体構成
実施例3にて説明するプラグロック装置6は、実施例1のプラグロック装置1と比較してロック機構の構成が相違する。そこで、実施例1のプラグロック装置1と同様の構成については実施例1と同じ符号を用いて説明を割愛し、相違する点のみを説明する。
本実施例のプラグロック装置6の外観を図11(A)〜(E)に示す。また、図11(C)におけるG−G断面図を図12(A),(B)に示す。また、図11(A)におけるH−H断面図を図12(C)に示す。なお、図12(A)はシリンダ74を大きく押し込んだ状態を示しており、図12(B),(C)はシリンダ74の押し込み量が少ない状態を示している。
プラグロック装置6は、鍵70と、ケース72に配置されたシリンダ74、バネ76a,76b、ケース側ピン78a,78b、シリンダ側ピン80a,80bなどにより構成されるロック機構を備える。鍵70が挿入されると、図12(A)に示すように、ケース側ピン78a,78bとシリンダ側ピン80a,80bとの境界がシリンダ74の側面表面に位置することとなり、シリンダ74の回転が可能となる。図12(B),(C)は、図12(A)の位置からシリンダ74を回転させた状態を示している。
また、シリンダ74に形成された孔74aにはバネ82および係合片84が配置されており、係合片84の一端はバネ82に付勢されてシリンダ74側面よりも外側に突出している。ケース72には、図13(A),(B)に示すように、階段状のスリット90が形成されており、係合片84がいずれかの段に係合することで、シリンダ74の軸方向の移動が抑制される。なお、図13(A)が図12(A)に対応する図であり、図13(B)が図12(B),(C)に対応する図である。
シリンダ74の奥には操作部材86が配置されている。図12(A)のようにシリンダ74が押し込まれた状態では、操作部材86はシリンダ74に押されて一端が一対の係合部材18の間に位置する固定位置となる。また、図12(B),(C)のようにシリンダ74が押し込まれていない状態では、バネ88に付勢されてシリンダ74側に移動し、一端が一対の係合部材18の間から抜けた許可位置となる。
(2)発明の効果
以上説明した実施例3のプラグロック装置6は、実施例1にて説明したプラグロック装置1と同様に、確実に差込プラグ2とコンセントとの通電を防止しつつ、刃3の変形を抑制し、また差しロット14の操作を簡便にロックすることができる。
また、差しロット14のロックは鍵70にて行うため、鍵70を有していない者はロックの解除を行うことができず、より高いロック機能を付与することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、いずれもロック機構を備える構成を例示したが、ロック機構を有さない構成であってもよい。ロック機構を有していない場合であっても、刃3の保護や、差込プラグ2の誤操作の防止などに利用することができる。
また、上記実施例においては、2枚の刃を有する差込プラグ2を対象としたプラグロック装置の構成を例示したが、上記以外の特殊な形状の差込プラグに対しても用いることができる。その場合には、差込プラグの刃の形状や枚数に合わせて挿入孔などを形成するとよい。
また、上記実施例1に記載したプラグロック装置1において、さらにダイヤル番号を変更可能に構成してもよい。ダイヤル番号を変更可能とする構成は数々提案されているが、例えば特開平6−272443号公報,特開平9−228703号公報,実用新案登録第3085048号公報に記載されている構成を用いることが考えられる。
1…プラグロック装置、2…差込プラグ、3…刃、4…穿孔、5…プラグロック装置、6…プラグロック装置、10…ケース、12…挿入孔、14…差しロット、16…ダイヤル、18…係合部材、20…保持部材、22…ガイド部、24…操作片、26…柱部、26a…先端部、28…係合片、30…貫通孔、32…溝、34…接触部、34a…切り欠き、36…ベース、38…突出片、40…溝、42…開口、44…コイルバネ、46…板バネ、50…係合部材、50a,50b…挟み片、50c,50d…貫通孔、52…バネ、54…ケース、56…柱、58…突出片、60…差しロット、60a…先端部、60b…係合溝、62…突起、70…鍵、72…ケース、74…シリンダ、74a…孔、76a,76b…バネ、78a,78b…ケース側ピン、80a,80b…シリンダ側ピン、82…バネ、84…係合片、86…操作部材、88…バネ、90…スリット

Claims (5)

  1. 差込プラグの刃を挿入可能な挿入孔を有するケースと、
    前記挿入孔に挿入された前記刃に形成された穿孔と係合して、前記刃が前記挿入孔から抜けることを抑制する係合位置と、前記穿孔との係合が解除されて、前記刃が前記挿入孔から抜けることを許可する許可位置と、に変位可能である突出片を有する係合部材と、
    前記係合部材と接触して、前記突出片を前記係合位置に固定する固定位置と、前記突出片が前記固定を解除する解除位置と、に変位可能な操作部材と、を備える
    ことを特徴とするプラグロック装置。
  2. 前記ケースは、前記突出片の変位する領域の近傍においてガイド部を有しており、
    前記ガイド部は、前記突出片の変位方向に関する前記刃の位置を固定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラグロック装置。
  3. 前記操作部材が前記固定位置となった状態で、前記操作部材の変位を制限するロック機構を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラグロック装置。
  4. 前記ロック機構は、ダイヤルロックであって、所定の番号を揃えた場合に前記操作部材の前記解除位置への変位が可能となる
    ことを特徴とする請求項3に記載のプラグロック装置。
  5. 前記ロック機構は、シリンダ錠であって、所定の鍵を挿入した場合に前記操作部材の前記解除位置への変位が可能となる
    ことを特徴とする請求項3に記載のプラグロック装置。
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