JP2011146251A - プラズマ化ガス発生装置 - Google Patents

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Kimihiko Yasuda
公彦 安田
Noriaki Iwaki
範明 岩城
Tetsunori Kawakado
哲徳 川角
Toshiyuki Ikedo
俊之 池戸
Akihiro Kawajiri
明宏 川尻
Tadashi Yoshida
直史 吉田
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Abstract

【課題】 均一にプラズマ化されたガスを幅広く吹き出すことができるプラズマ化ガス発生装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング12内にガスの流路25を形成し、その流路内におけるガスの流れの方向と交差する方向に、3つ以上の電極30を1列に並べて設け、その3つ以上の電極の互いに隣り合うものどうしの間の放電空間にのみ放電を生じさせるようにプラズマ化ガス発生装置を構成する。このようにプラズマ化ガス発生装置を構成することで、1列に配置された3以上の電極を結ぶような放電、つまり、比較的細くかつ比較的長い放電を均一に生じさせることができ、そのような放電の中を、その放電の延びる方向と交差する方向にガスを通過させることで、均一にプラズマ化されたガスを幅広く吹出させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガスをプラズマ化するプラズマ化ガス発生装置に関する。
近年、材料にプラズマを照射して、その材料の表面を改質したり、あるいは、洗浄したりするプラズマ処理が行われている。具体的に言うと、プラズマ処理によって、例えば、表面の親水性を高めたり、表面の酸化膜を除去したりすることができる。このようなプラズマ処理の方法は、従来、1対の電極間において放電させ、そこにガスを通過させてプラズマ化し、そのプラズマ化ガスをプラズマ処理が施される材料(以下、「被処理材」という)に吹き当てることによって行われている。このようなプラズマ処理方法は、例えば、液晶用ガラス基板の製造などにおいて、それの表面をプラズマ処理するのに用いられている。近年では、より大きな面積の被処理材を迅速にプラズマ処理することができるプラズマ化ガス発生装置が求められている。
上記要求に応えるべく、下記特許文献に記載されているようなプラズマ化ガス発生装置が検討されている。この装置では、幅の広い1対の電極が比較的小さな間隔で対向させられており、それら1対の電極の間の空間に生じる放電の中をガスが通過することでそのガスがプラズマ化され、そのプラズマ化されたガスを幅広く吹き出すことが可能とされている。
特開2006−302653号公報
上記特許文献に記載のプラズマ化ガス発生装置では、電極が幅広とされているため、その広い幅の全域に渡って均一な放電を行わせることが困難であり、その結果、電極間を通過してプラズマ化されたガスは、そのプラズマ化の程度が幅方向において均一なものとはなり難いという問題を抱える。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、均一にプラズマ化されたガスを幅広く吹き出させることができるプラズマ化ガス発生装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のプラズマ化ガス発生装置は、ガスの流路が形成されて、その流路の一端部がガスの吹出口とされたハウジングと、その流路内において、ガスの流れの方向であるガス流方向と交差する方向である電極配列方向に、1列に並んで設けられた3つ以上の電極と、その3つ以上の電極の間に放電を生じさせるための1以上の電源とを備え、3つ以上の電極の互いに隣り合うものどうしの間の放電空間にのみ放電を生じさせるように構成されていることを特徴とする。
本発明のプラズマ化ガス発生装置によれば、1列に配置された3以上の電極を結ぶような放電(アーク)、つまり、電極配列方向に比較的細くかつ比較的長い放電を生じさせることができ、そのような放電の中を、その放電の延びる方向と交差する方向にガスを通過させることで、幅の広いプラズマ化ガスを発生させることが可能である。また、上記のような放電は、その放電の延びる方向において均一なものとなることから、プラズマ化されたガスは、それのプラズマ化の程度が幅方向において均一なものとなる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、それらの発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から某かの構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の各項において、(1)項ないし(10)項の各々が、請求項1ないし請求項10の各々に相当する。
(1)ガスをプラズマ化して吹出させるためのプラズマ化ガス発生装置であって、
ガスの流路が形成されて、前記流路の一端部がガスの吹出口とされているハウジングと、
その流路内において、ガスの流れの方向であるガス流方向と交差する方向である電極配列方向に、1列に並んで設けられた3つ以上の電極と、
その3つ以上の電極の間に放電を生じさせるための1以上の電源と
を備え、
前記3つ以上の電極の互いに隣り合うものどうしの間の放電空間にのみ放電を生じさせるように構成されたプラズマ化ガス発生装置。
本プラズマ化ガス発生装置によれば、3つ以上の電極が1列に並べられており、ガスがそれら電極の間に形成されそこにおいて放電が生じる空間(以下、「放電空間」という場合がある)を通過する際に、ガスがプラズマ化されることとなる。本プラズマ化ガス発生装置によれば、生じる放電は、電極配列方向に延びる放電、つまり、上記3つ以上の電極を真直ぐに繋ぐような放電となる。言い換えれば、電極配列方向に一列に繋がった比較的細くかつ比較的長い放電となる。そのような放電は、広い電極間に生じる放電と異なり、放電の延びる方向、つまり、電極配列方向において均一放電となることから、そのような放電の中をその放電の方向と交差する方向に通過したガスは、そのガスの吹出しの幅方向、つまり、放電の延びる方向においてプラズマ化の程度が均一なものとなる。また、電極の数を増やすことにより、その数に応じて放電空間を電極配列方向に連続的に増加させることが可能であり、相当に広い幅でプラズマ化されたガスを吹出させることが可能となる。
本プラズマ化ガス発生装置では、放電を隣り合う電極間において発生させるために、各電極には、隣り合う電極との間に電位差が設けられるようにして、電位が付与される。典型的には、例えば、正の電位が付与される電極と負の電位が付与される電極とが交互に並ぶように、隣り合う電極間に電圧を印加すればよい。なお、本項における「電源」は、直流電源であってもよいし、交流電源であってもよい。また、電源の数も特に限定されない。本項の態様においては、3つ以上の電極のうちの互いに隣り合う2つの電極間に存在する放電空間が複数存在するが、例えば、1つの電源によって複数の放電空間に放電を生じさせるようにしてもよく、また、後に説明するように、放電空間と同じ数の電源によって、放電空間ごとに個別に放電を生じさせるようにしてもよい。
(2)前記3つ以上の電極が等間隔に並ぶ(1)項に記載のプラズマ化ガス発生装置。
本項の態様によれば、複数の放電空間の各々を画定する1対の電極間の電位差がどの放電空間においても同じとなるようにすることによって、どの放電空間においても同じような放電を生じさせることが可能となる。したがって、本項の態様は、電極配列方向において均一なプラズマ化ガスを吹出させることを充分に担保可能な態様となる。
(3)ガスの流れに直角な面で切断した場合の前記流路の断面形状が、電極配列方向における寸法がその方向に直角な方向の寸法より大きくなるような扁平形状とされた(1)項または(2)項に記載のプラズマ化ガス発生装置。
本項の態様によれば、放電の中を通過せずに流路を流れるガスを少なくすることが可能である。逆に言えば、流路を流れるガスの大部分をプラズマ化させることが可能であり、効率のよいプラズマ化ガス発生装置を実現させることが可能となる。
(4)前記1以上の電源として、前記電極の数より1つ少ない数の複数の電源を備え、それら複数の電源の各々が、前記3つ以上の電極のうちの互いに隣り合う2つのものの間にのみ電圧を印加するように構成され、かつ、前記3つ以上の電極のうちの両端のものを除くものの各々が、前記複数の電源のうちの対応する2つのものの各々に接続された(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載のプラズマ化ガス発生装置。
本項の態様は、先に説明したところの放電空間ごとに個別の電源よって放電を生じさせる態様である。本項の態様では、1列に並ぶ3つ以上の電極のうちの中間に位置する電極は、2つの電源に接続される。つまり、いわゆる共通電極となる。本項の態様によれば、1の放電空間における放電が、他の放電空間の放電の状況に影響されにくく、いずれの放電空間においても比較的安定した放電を生じさせることが可能となる。
(5)前記3つ以上の電極のうちの両端のものを除くものの各々が、前記複数の電源のうちの対応する2つのものの一方の高電位側に接続された状態となっている場合には他方の高電位側に接続された状態とされ、前記複数の電源のうちの対応する2つのものの一方の低電位側に接続された状態となっている場合には他方の低電位側に接続された状態とされる(4)項に記載のプラズマ化ガス発生装置。
本項の態様は、上記共通電極とされた電極が、2つの電源の両方の高電位側もしくは低電位側に接続された態様である。本項の態様は、いずれの放電空間においても安定した放電を生じさせることに資する態様となる。なお、本項の態様において、複数の電源の各々が直流電源であるか交流電源であるかを問わない。
(6)前記複数の電源の各々が、互いに同じ周波数を有する交流電圧を印加するものとされ、かつ、それら複数の電源の各々が、前記3つ以上の電極のうちの両端のものを除くものの各々が常に前記複数の電源のうちの対応する2つのものの両方の高電位側若しくは低電位側に接続された状態となるように、作動が同期させられる(4)項または(5)項に記載のプラズマ化ガス発生装置。
放電の広がり、つまり、放電の延びる方向に直角な方向における放電の寸法や、放電の安定性、均一性等に鑑みれば、複数の電源の各々が交流電源であることが望ましい。そのような観点から、本項の態様は、先の態様を、交流電源によって実現させた態様である。本項の態様では、1の放電空間の各々を画定する1対の電極と、その放電空間の隣に存在する放電空間を画定する1対の電極とに、互いに逆相となる交流電圧が印加されることになる。
(7)当該プラズマ化ガス発生装置が、
前記ハウジングの外面に設けられ、それぞれが、前記3つ以上の電極のうちの対応するものと前記複数の電源のうちの対応するものとを接続する3つ以上の外部端子を備え、
それら3つ以上の外部端子のうちの、前記3つ以上の電極のうちの互いに隣り合う2つのものの各々に繋がる2つのものが、前記ハウジングの外面の前記流路を挟んだ反対側に位置する(5)項または(6)項に記載のプラズマ化ガス発生装置。
本項の態様では、簡単に言えば、各電極に電圧を印加するための外部端子が、流路を挟んで交互に配置されることとなる。言い換えれば、ジグザグに、つまり、千鳥状に配置されることになる。つまり、本項の態様では、複数の電源の各々の高電位となる側に接続された状態となる電極の外部端子は、ハウジングの一方の側に存在し、低電位となる側に接続された状態となる電極の外部端子は、ハウジングの他方の側に存在することになる。本項の態様によれば、互いに異なる電位となる外部端子どうしが、常に、ハウジングの同じ側には存在しない状態となる。その結果、それら外部端子間における放電、簡単に言えば、リークによる端子間放電が防止若しくは抑制されるため、本項の態様によれば、複数の放電空間の各々において生じる放電は、いずれも、安定した放電となる。
(8)前記複数の電源から前記3つ以上の電極への電力供給経路において、アースされていない(4)項ないし(7)項のいずれか1つに記載のプラズマ化ガス発生装置。
複数の電力供給路をアースさせれば、そのアースを伝って複数の電極が電気的に繋がれることになる。別の見方をすれば、複数の電源が電気的に繋がることになる。その結果、1の放電空間における放電が、他の放電空間における放電の影響を受けやすくなる。本項の態様によれば、いずれの電力供給路もアースされていないため、複数の放電空間のいずれにおける放電も安定性に優れたものとなる。また、本項の態様では、電力供給経路においてアースされていないため、アースによって電力が消費されないため、供給電力に対して、放電を効率よく発生させることができる。
(9)前記3つ以上の電極の各々が、前記3つ以上の電極のうちのその各々と隣り合うものに向かって尖るエッジを有する形状とされた(1)項ないし(8)項のいずれか1つに記載のプラズマ化ガス発生装置。
本項の態様は、電極の形状に限定を加えた態様である。1対の電極の間に放電を生じさせる場合、それら1対の電極の各々の互いに向かい合う部分を結ぶように放電が生じる。その際、放電は、一般に、尖った箇所において生じ易い。したがって、1の電極における他の電極と向かい合う部分に尖ったエッジを設けた場合には、放電が安定することになる。本項の態様によれば、上記3つ以上の電極の各々がそのようなエッジを有しているため、いずれの放電空間における放電も、安定性に優れたものとなる。本項の態様は、電極の具体的な形状にまで限定を加えるものではなく、本項の態様においては、上記エッジを有している限り、種々の具体的形状の電極を採用することが可能である。
(10)それぞれが、前記流路の前記電極配列方向における一部分を区画する前記ハウジングの一部と、前記3つ以上の電極の1つとが一体化されてなる3つ以上の電極ユニットを備え、それら3つ以上の電極ユニットが前記電極配列方向に組み合わされた(1)項ないし(9)項のいずれか1つに記載のプラズマ化ガス発生装置。
本項の態様によれば、組み合わされる電極ユニットの数に応じて、電極の数が変更されるとともに、ガスの流路の電極配列方向の寸法が変更されることとなる。したがって、電極ユニットの数を変更することで、電極配列方向に繋がる放電の長さを変更することができ、また、プラズマ化ガスの吹き出す幅を変更することができる。このように、本項のプラズマ化ガス発想装置によれば、例えば、プラズマ処理が施される被処理材の幅に応じて、吹き出すプラズマ化ガスの幅を調節することも可能となる。
実施例のプラズマ化ガス発生装置の本体部の斜視図である。 ガス流方向に平行な面で切断した場合におけるプラズマ化ガス発生装置の本体部の断面図である。 ガス流方向に直角な面で切断した場合におけるプラズマ化ガス発生装置の本体部の断面図である。 プラズマ化ガス発生装置において採用可能な電極の形状を示す図である。 プラズマ化ガス発生装置における電源と電極との接続を模式的に示す図である。
以下、請求可能発明を実施するための形態として、プラズマ化ガス発生装置の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明のプラズマ化ガス発生装置は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良が施された種々の形態にて実施することができる。
図1に、実施例であるプラズマ化ガス発生装置の本体部10の外観を示す。本プラズマ化ガス発生装置の本体部10は、内部にガスの流路が形成されたハウジング12と、ハウジング12の内部に挿入された4つの電極棒14と、それら4つの電極棒14の各々に所定の電位を付与するための4つの電線16とを含んで構成されている。なお、4つの電線16の各々には絶縁被覆18が施されている。
ハウジング12は、セラミック製であり、概して直方体形状とされている。ハウジング12は、図における上面にガスの供給口21が設けられたガス供給部形成部材22と、内部にガスの流路の一部が形成されている4つのガス流路形成部材23と、ハウジング12の両側面に配設されている2つの端部形成部材24とを含んで構成されている。図2は、図1のA−A方向における本体部10の断面図であり、図3は、図1のB−B方向における本体部10の断面図である。以下の説明においては、これらの図も参照しながら、本プラズマ化ガス発生装置について詳しく説明する。
4つのガス流路形成部材23は1列となって連結されており、その連結されたガス流路形成部材23の両側面には、それぞれ端部形成部材24が連結されている。これら連結されたガス流路形成部材23および端部形成部材24の上部に、ガス供給部形成部材22が配設されて、ハウジング12が構成されている。このように構成されたハウジング12の内部には、供給口21に自身の一端部が連通するガスの流路25が形成されている。また、流路25の他端部は、吹出口26とされている。したがって、供給口21からプラズマ化されるガスが供給されると、そのガスは、ガス供給部形成部材22の内部に配設された拡散整流器によって、流路25を一方向(図2に示す矢印の方向)に流れて、吹出口26から吹出される。この流路25は、図3に示すように、ガスの流れる方向であるガス流方向に直角な断面形状が扁平な形状とされている。なお、端部形成部材24には、隣接するガス流路形成部材23の流路25となる部分に嵌め込めれるように突出する突出部27が設けられている。
4つの電極棒14の各々は、同一形状とされている4つのガス流路形成部材23の各々に、それの一方の外壁面から差し込まれており、一端部が流路25に臨み出ている。この一端部30は電極として機能するため、以下、一端部を電極30と呼ぶことにする。一方、ハウジング12の外部に延び出た電極棒14の他端部32には電線16が繋がれており、電極30に対する外部端子として機能するため、以下、他端部32を外部端子32と呼ぶこととする。
4つの電極棒14は、4つの電極30がガス流方向と交差する方向に一列に並ぶように配設されている。詳しく言えば、電極30が並ぶ方向である電極配列方向は、ガス流方向に直角な方向とされている。また、4つの電極30の各々は、ガス流路形成部材23の電極配列方向における真中に配置されているため、ハウジング12において、等間隔に配置されることとなる。電極配列方向に4つの電極30と流路25との関係についてさらに説明すれば、流路25の厚み、つまり、電極配列方向およびガス流方向の両方に直角な方向における寸法に対して、各電極30の厚みは、若干小さくされている。また、吹出口26の電極配列方向に直角な方向の寸法は、電極30の厚みより僅かに大きい程度とされている。
また、4つの電極棒14は、図3に示すように、流路25を挟んで対向するハウジング12の両側壁の各々に、電極配列方向において交互に保持されている。したがって、4つの外部端子32は、流路25を挟んでハウジング12の互いに背向する2つの外面に交互に設けられた状態となっている。言い換えれば、4つの電極30の互いに隣り合う2つのものに対応する2つの外部端子32は、ハウジング12の外面において、流路25を挟んで互いに反対側の外面に位置している。簡単に言えば、外部端子32は、ジグザグに、あるいは、千鳥状に配置されているのである。このように、本プラズマ化ガス発生装置は、言わば、一端部が電極30とされた1つの電極棒14と1つのガス流路形成部材23とが一体化された4つの電極ユニット33を含んで構成されており、それら電極ユニット33が、それらの各々の電極棒14が隣り合う電極ユニット33の電極棒14と反対方向に延びて配置されるように組み合わされているのである。
図4(a)に拡大して示すように、各電極30は、ガス流方向および電極配列方向の両方に直角な方向に見た場合に、菱形形状となっており、隣り合う電極30に向かって、電極棒14のガス流路形成部材23に差し込まれている部分から突出して尖るエッジ34を有している。ちなみに、本プラズマ化ガス発生装置では、電極30に代えて、隣り合う電極に向かって尖るエッジを有する形状の電極として、例えば、図4(b),(c)に示すような形状の電極36,38を採用することもできる。図4(b)に示す電極36は、4つの辺が面取りされた直方体形状を有しており、エッジ40が、隣り合う電極に向かって尖るエッジとされている。また、図4(b)に示す電極38は、算盤玉形状をなしており、最外周となる部分のエッジ42が、隣り合う電極に向かって尖るエッジとされている。
本プラズマ化ガス発生装置は、図5に示すように、隣り合う2つの電極30の間に交流電圧を印加する3つの電源50(50a,50b,50c)を備えている。詳しく言えば、電源50aは、1列に並ぶ4つの電極30のうちの一方の端に位置する電極30aと、その隣の電極30bとの間に電圧を印加し、電源50bは、電極30bと、その隣の電極30cとの間に電圧を印加し、電源50cは、電極30cと、電極30aとは反対側の端に位置する電極30dとの間に電圧を印加する。したがって、両端に位置せずに共通電極となる電極30b,30cは、それぞれ、2つの電源である電源50aおよび50bと、電源50bおよび50cとに接続されている。
各電源50が発生させる交流の周波数は互いに同じとされている。また、3つの電源50は、それぞれが発生させる交流の位相が互いに一致若しくは逆相となるように、同期して作動するようにされている。詳しく言えば、共通電極となる電極30bが電源50aの高電位側に接続された状態となる場合において電源50bの高電位側に接続された状態となり、電源50aの低電位側に接続された状態となる場合において電源50bの低電位側に接続された状態となるように、かつ、共通電極となる電極30cが電源50bの高電位側に接続された状態となる場合において電源50cの高電位側に接続された状態となり、電源50bの低電位側に接続された状態となる場合において電源50cの低電位側に接続された状態となるように、3つの電源50が同期して作動させられる。
各電源50が発生させる交流の周波数および電圧は互いに同じとされている。また、3つの電源50は、それぞれが発生させる交流の位相が互いに一致若しくは逆相となるように、同期して作動するようにされている。詳しく言えば、共通電極となる電極30bが電源50aの高電位側に接続された状態となる場合において電源50bの高電位側に接続された状態となり、電源50aの低電位側に接続された状態となる場合において電源50bの低電位側に接続された状態となるように、かつ、共通電極となる電極30cが電源50bの高電位側に接続された状態となる場合において電源50cの高電位側に接続された状態となり、電源50bの低電位側に接続された状態となる場合において電源50cの低電位側に接続された状態となるように、3つの電源50が同期して作動させられる。
上記のように構成された本プラズマ化ガス発生装置において、供給口21からガスをハウジング12内に供給すると、ガスは、上述したガス流方向に流路25を流れ、吹出口26から吹き出る。そのようにガスが流れる中、電源50を作動させれば、図2に示すように、4つの電極30の間に放電が生じる。詳しく言えば、それぞれが隣り合う2つの電極30によって画定される3つの放電空間に放電が生じることになる。この放電は、3つの電極30を繋ぐようにして一直線に形成され、電極配列方向に比較的細くかつ比較的長いものとなる。ガスは、この放電の中を流れる際にプラズマ化され、吹出口26からは、そのプラズマ化したガスが吹き出される。プラズマ化されたガスは、比較的広い幅で吹き出されることから、図1に示すように、被処理材60をガスの幅方向と直角な方向に移動させつつその被処理材60にプラズマ化されたガスを当てることによって、比較的広い範囲にプラズマ処理を施すことができる。
上述したように生じる放電は、図3から推察できるように、ガス流方向に見た場合、流路25の断面の殆どの部分を占めることになる。したがって、ガスの殆どが放電の中を通過することで、効率よくガスをプラズマ化させることが可能である。また、3つの放電空間の各々に生じる放電は、比較的細くかつ比較的長いものとなっていることから、各放電空間の放電は、それぞれが、ガス流の幅方向(電極配列方)において均一なものとなる。さらに、4つの電極30は、等間隔に並んでいることから、放電空間の長さが同じであり、また、各放電空間を画定する2つの電極30間には、どの放電空間に対しても同じ電圧が印加されることから、3つの放電空間には、同じ態様の放電が生じる。したがって、放電空間全体、つまり、3つの放電空間の全域ににわたって、均一な放電が生じ、吹出されるガスのプラズマ化の程度は、幅方向において均一なものとなる。
なお、先に説明したように、各電極30は、隣り合う電極に向かって尖るエッジ34を有していることから、各放電空間の放電、ひいては、放電全体が安定したものとなる。また、各放電空間を画定する2つの電極30に印加される交流電圧が上記のように同期させられていることによっても、放電の安定化が図られているし、3つの電源50の各々と4つの電極30の各々とを繋ぐ電力供給路のいずれもアースされていないことによっても、放電の安定化が図られている。さらには、高電位となる電極30の外部端子32と、低電位となる電極30の外部端子32とが、ハウジング12の外面において、流路25を挟んだ互いに反対側に存在していることから、外部端子32どうしの間でのリーク放電が防止されており、そのことによっても放電の安定化が図られている。また、各電力供給路においてアースがされていないことにより、電源50の供給する電力のうち、アースによって電力が消費されないため、供給電力に対して、放電を効率よく発生させることができる。
また、本プラズマ化ガス発生装置では、前述のように、1つの電極棒14と1つのガス流路形成部材23とが一体化された電極ユニット33が組み合わされている。そのため、本プラズマ化ガス発生装置は、電源ユニット33の数を変更し、かつ、その変更された数に応じて、電極30に接続される電源50の数を変更することによって、例えば、被処理材の幅に応じて、プラズマ化ガスの吹き出す幅を変更することが可能とされている。
12:ハウジング 25:流路 26:吹出口 30:電極 32:外部端子 33:電極ユニット 34:エッジ 36:電極 38:電極 40:エッジ 42:エッジ 50:電源

Claims (10)

  1. ガスをプラズマ化して吹出させるためのプラズマ化ガス発生装置であって、
    ガスの流路が形成されて、前記流路の一端部がガスの吹出口とされているハウジングと、
    その流路内において、ガスの流れの方向であるガス流方向と交差する方向である電極配列方向に、1列に並んで設けられた3つ以上の電極と、
    その3つ以上の電極の間に放電を生じさせるための1以上の電源と
    を備え、
    前記3つ以上の電極の互いに隣り合うものどうしの間の放電空間にのみ放電を生じさせるように構成されたプラズマ化ガス発生装置。
  2. 前記3つ以上の電極が等間隔に並ぶ請求項1に記載のプラズマ化ガス発生装置。
  3. ガスの流れに直角な面で切断した場合の前記流路の断面形状が、電極配列方向における寸法がその方向に直角な方向の寸法より大きくなるような扁平形状とされた請求項1または請求項2に記載のプラズマ化ガス発生装置。
  4. 前記1以上の電源として、前記電極の数より1つ少ない数の複数の電源を備え、それら複数の電源の各々が、前記3つ以上の電極のうちの互いに隣り合う2つのものの間にのみ電圧を印加するように構成され、かつ、前記3つ以上の電極のうちの両端のものを除くものの各々が、前記複数の電源のうちの対応する2つのものの各々に接続された請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプラズマ化ガス発生装置。
  5. 前記3つ以上の電極のうちの両端のものを除くものの各々が、前記複数の電源のうちの対応する2つのものの一方の高電位側に接続された状態となっている場合には他方の高電位側に接続された状態とされ、前記複数の電源のうちの対応する2つのものの一方の低電位側に接続された状態となっている場合には他方の低電位側に接続された状態とされる請求項4に記載のプラズマ化ガス発生装置。
  6. 前記複数の電源の各々が、互いに同じ周波数を有する交流電圧を印加するものとされ、かつ、それら複数の電源の各々が、前記3つ以上の電極のうちの両端のものを除くものの各々が常に前記複数の電源のうちの対応する2つのものの両方の高電位側若しくは低電位側に接続された状態となるように、作動が同期させられる請求項4または請求項5に記載のプラズマ化ガス発生装置。
  7. 当該プラズマ化ガス発生装置が、
    前記ハウジングの外面に設けられ、それぞれが、前記3つ以上の電極のうちの対応するものと前記複数の電源のうちの対応するものとを接続する3つ以上の外部端子を備え、
    それら3つ以上の外部端子のうちの、前記3つ以上の電極のうちの互いに隣り合う2つのものの各々に繋がる2つのものが、前記ハウジングの外面の前記流路を挟んだ反対側に位置する請求項5または請求項6に記載のプラズマ化ガス発生装置。
  8. 前記複数の電源から前記3つ以上の電極への電力供給経路において、アースされていない請求項4ないし請求項7のいずれか1つに記載のプラズマ化ガス発生装置。
  9. 前記3つ以上の電極の各々が、前記3つ以上の電極のうちのその各々と隣り合うものに向かって尖るエッジを有する形状とされた請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載のプラズマ化ガス発生装置。
  10. それぞれが、前記流路の前記電極配列方向における一部分を区画する前記ハウジングの一部と、前記3つ以上の電極の1つとが一体化されてなる3つ以上の電極ユニットを備え、それら3つ以上の電極ユニットが前記電極配列方向に組み合わされた請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載のプラズマ化ガス発生装置。
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