JP2011143748A - 車体後部の結合構造 - Google Patents

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哲 石川
Toshiyuki Takada
利之 高田
Eizo Kawai
英造 川合
Shuzo Okamoto
秀三 岡本
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Abstract

【課題】コスト増及び車体重量増を招くことなく、車両衝突時の下方への折れ変形及び車外方への折れ変形の両方を抑制することができる車体後部の結合構造を提供する。
【解決手段】ピラーインナパネル6の下部に車両前方に延びるように形成された延設部6cと、該延設部6cの車両前方に前後方向に延びるように配置され、その後端部8dが前記延設部6cの前端部6eに溶接により結合された車両前側部材8とを有する車体後部の結合構造を構成する場合に、車両側方から見て、ピラーインナパネル6の延設部6cの前端部6eを、車両後方に向かって上がる階段状に形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の車室の後部内側面を構成する車体後部の結合構造に関する。
自動車の車体後部では、ウインド開口を有するサイドアウタパネルの車内側に、該ウインド開口の後側部分を形成する概ねコ字形状のピラーインナパネルと、前記ウインド開口の下側部分を形成するクォータインナパネルとを配設し、前記ピラーインナパネルの下側の前方延設部と前記クォータインナパネルの後端部とを上下方向に複数のスポット溶接により結合する構造を採用する場合がある(例えば、特許文献1参照)。
また車両衝突時に乗員をシートに拘束するためのシートベルト装置のシートベルトアンカを前記ピラーインナパネルの上部に取り付ける場合がある。
特開平10−264849号公報
ところで、前記従来の車体後部では、車両衝突時にシートベルトアンカに作用にする引っ張り荷重により、ピラーインナパネルのクォータインナパネルとの溶接結合部が車両下方に折れ変形するとともに、車両外方に折れ変形する場合がある。その結果、シートベルトアンカが折れ点を中心として室内側に倒れるように回動し、シートベルトの拘束力が悪化するという懸念がある。
このようなピラーインナパネルの折れ変形を抑制するために、前述の特許文献1では、ピラーインナパネルにこれに対応した形状の補強パネルを結合している。しかしながら、このようにするとコストが上昇するとともに、車体重量が増えるという問題がある。
ここで、コスト増及び車体重量増を招くことなく、折れ変形を抑制する観点から、ピラーインナパネルの前端部を前斜め下方に傾斜させて溶接結合することが考えられる(図6(a)の二点鎖線参照)。ところが、この場合、下方への折れ変形には抑制効果が得られるものの、車両外方への折れ変形には抑制効果が小さくく、この点での改善が要請されている。
本発明は、前記従来の実情に鑑みてなされたもので、コスト増及び車体重量増を招くことなく、車両衝突時のピラーインナパネルの下方への折れ変形と車外方への折れ変形の両方を抑制することができる車体後部の結合構造を提供することを課題としている。
本発明は、車両後方内側部に配設されたピラーインナパネルと、該ピラーインナパネルの上部に取り付けられたシートベルトアンカと、前記ピラーインナパネルの下部に車両前方に延びるように形成された延設部と、該延設部の車両前方に前後方向に延びるように配置され、その後端部が前記延設部の前端部に溶接により結合された車両前側部材とを有する車体後部の結合構造であって、車両側方から見て、前記延設部の前端部を、車両後方に向かって上がる階段状に形成したことを特徴としている。
本発明に係る結合構造によれば、ピラーインナパネルの前端部を、車両後方に向かって上がる階段状に形成して車両前側部材に結合したので、前端部の下部が上部に対して車両前方に突出することとなる。これにより、車両衝突時のシートベルトアンカに作用する引っ張り荷重を、ピラーインナパネルの階段形状の下部と上部との結合部で受けることとなり、下方への入力に対する強度を高めることができ、下方への折れ変形を抑えることができる。また下部と上部とを結合することにより前端部に前,後に複数の折れ点が形成されることから、この各折れ点を起点に外方に折れ変形することとなり、外方への変形量を抑えることができる。これにより、シートベルトアンカの室内側への回動量を小さくすることができ、シートベルトの拘束力を確保できる。
またピラーインナパネルの前端部を階段状に形成するだけの構造であるので、従来公報のように補強パネルを追加することなく、必要強度を確保することができ、コストの上昇及び車体重量の増加といった問題を回避できるとともに、生産性を向上できる。
本発明の実施例1による車体後部の分解斜視図である。 前記車体後部の分解斜視図である。 前記車体後部の概略側面図である。 前記車体後部の結合部の側面図である。 前記結合部の概略平面図である。 従来の一般的な車体後部の図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図5は、本発明の実施例1による車体後部の結合構造を説明するための図である。ここで、図1は車室内の斜め後方から見た車体後部の分解斜視図であり、図2は車室内の斜め前方から見た車体後部の分解斜視図である。なお、本実施例の説明のなかで、前後,左右という場合は、シートに着座した状態で見た場合の前後,左右を意味する。
図において、1は3列シート仕様の自動車の車体後部を示している。この車体後部1は、左,右のサイドパネル2,2と、該左,右のサイドパネル2の上端間に配設されたルーフパネル(不図示)及び下端間に配設されたフロアパネル(不図示)とで車室3を形成した構造を有する。
前記左,右のサイドパネル2は、サイドアウタパネル4とサイドインナパネル5とを閉断面をなすように溶接により結合した概略構造を有する。
前記左,右のサイドパネル2にはリヤドア開口2aが形成されている。また左,右のサイドパネル2のリヤドア開口2aの後側上部には固定窓式のウインド開口2bが形成されている。このウインド開口2bの室内側に3列目のシート(不図示)が配設されている。
前記左,右のサイドインナパネル5は、車両後方内側部に配設されたピラーインナパネル6と、該ピラーインナパネル6に取り付けられたシートベルトアンカ7と、前記ピラーインナパネル6の車両前方に配設されたクォータインナパネル(車両前側部材)8とを有する。
前記クォータインナパネル8は、前記ウインド開口2bの下フランジ部2cに沿って溶接結合された前後方向に延びる上辺部8aと、該上辺部8aから下方に延びる下辺部8bと、該下辺部8bに続いて形成されたホイールハウス8cとを有する。
前記ピラーインナパネル6は、前記ウインド開口2bの後フランジ部2dの後側に配設され、該後フランジ部2dに沿って溶接結合された上下方向に延びる幅広のパネル本体6aと、該パネル本体6aの上端から前方に延びるルーフインナ部6bと、下端から前方に延びる延設部6cとを有する。
前記ルーフインナ部6bには、前後方向に延びるルーフレールインナ部材10の後端部が溶接により結合されており、該ルーフレールインナ部材10及びルーフインナ部6bは前記ウインド開口2bの上フランジ部2eに溶接により結合されている。
また前記ルーフレールインナ部材10と前記クォータインナパネル8とは、前記リヤドア開口2aの後縁部を形成するリヤピラーインナ部材11により溶接により結合されている。
前記パネル本体6aの後縁部6dには前記サイドアウタパネル4の後縁部4aが溶接により結合されており、これによりバックドア開口が形成されている。
前記シートベルトアンカ7は、前記ピラーインナパネル6の延設部6cより上部に配置されている。詳細には、パネル本体6aの上下方向中央部にボルト7aにより固定されている。このシートベルトアンカ7には、車両衝突時に乗員をシート(不図示)に拘束するシートベルト7bが挿通されている(図3参照)。
前記クォータインナパネル8の上辺部8aの後端部8dには、前記ピラーインナパネル6の延設部6cの前端部6eが結合されている。
前記延設部6cの前端部6eは、前記後端部8dの車幅方向外側に重なるように配置され、この重なり部aが複数のスポット溶接s1〜s4(図4の×印参照)により結合されている。
そして、車室3内から見ると、前記延設部6cの前端部6eは、車両後方に向かって上がる階段状に形成されている。
詳細には、前端部6eの下部6e′が上部6e′′より前方に突出するように形成され、該下部6e′と上部6e′′とは略直角をなすよう段付き状に形成されている。また前記クォータインナ8の上辺部8aの後端部8dは上下方向に直線状に形成されている。そして前記重なり部aの上部6e′′の上,下前端部がスポット溶接s1,s2により結合され、下部6e′の上,下前端部がスポット溶接s3,s4により結合されている。これにより、前端部6eには、スポット溶接s3,s2により前,後2点の折れ点b,bが形成されている。
本実施例によれば、ピラーインナパネル6の前端部6eを、車両後方に向かって上がる階段状に形成したので、前端部6eの下部6e′が上部6e′′に対して前方に突出した形状となる。これにより、車両衝突時にシートベルトアンカ7に作用する引っ張り荷重Fを、ピラーインナパネル6の階段形状をなす下部6e′と上部6e′′とで前,後に分散させて受けることとなり、下方への入力に対する強度を高めることができ、下方への折れ変形を抑えることができる。また前記下部6e′と上部6e′′とのスポット溶接s3,s2により前,後2つの折れ点b,bが形成されることから、この各折れ点bを起点に外方に折れ変形することとなり、外方への変形量cを抑えることができる。これにより、シートベルトアンカ7の室内側への回動量を小さくすることができ、シートベルトの拘束力を確保できる。
即ち、図6(a),(b)に示すように、従来の一般的な車体後部の結合部a′は、ピラーインナパネルの前端部とクォータインナパネルの後端部とを上下方向に直線状をなすように複数のスポット溶接により結合している(図6(a)の×印参照)。このためシートベルトに引っ張り荷重Fが作用すると、前記結合部a′が折れ点b′となって車外側に三角形をなすように折れ曲がることとなる。
これに対して本実施例では、前,後2点の折れ点b,bが台形状をなすように折れ変形することから、前記従来の折れ変形量c′に比べて小さくすることができ、ひいてはピラーインナパネルの室内側への変形量を従来の変形量に比べて小さくできる(図5及び図6(b)の二点鎖線参照)。
また本実施例では、ピラーインナパネル6の前端部6eを階段状に形成するだけの構造であるので、従来のように補強パネルを追加することなく、必要強度を確保することができ、コストの上昇及び車体重量の増加といった問題を回避できるとともに、生産性を向上できる。
なお、前記実施例では、ピラーインナパネル6の前端部6eを1段の階段形状としたが、本発明は2段以上の階段により形成してもよい。
前記実施例では、前記前端部6eの下部6e′,上部6e′′を略直角をなすよう段付き状に形成したが、本発明は、図4の二点鎖線で示すように、下部6e′,上部6e′′を前下りに傾斜するように段付き形成してもよい。
また前記実施例では、3列シート仕様の自動車を例に説明したが、本発明は、2列シートの自動車にも適用できる。
1 車体後部
6 ピラーインナパネル
6c 延設部
6e 前端部
7 シートベルトアンカ
8 クォータインナパネル(車両前側部材)
8d 後端部

Claims (1)

  1. 車両後方内側部に配設されたピラーインナパネルと、該ピラーインナパネルの上部に取り付けられたシートベルトアンカと、前記ピラーインナパネルの下部に車両前方に延びるように形成された延設部と、該延設部の車両前方に前後方向に延びるように配置され、その後端部が前記延設部の前端部に溶接により結合された車両前側部材とを有する車体後部の結合構造であって、
    車両側方から見て、前記延設部の前端部を、車両後方に向かって上がる階段状に形成したことを特徴とする車体後部の結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016076012A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 三菱自動車工業株式会社 車両のシートベルト取り付け部の補強構造
JP2018052194A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 ダイハツ工業株式会社 車両のピラーの補強構造

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