JP2011140206A - 光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法及びその射出成形方法による成形品 - Google Patents

光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法及びその射出成形方法による成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法であって、比較的形状の制限が少なく、多点ゲートでも対応可能な射出成形方法、及びウェルドラインが抑制された成形品を得ること。
【解決手段】光輝材を有する熱可塑性樹脂11の射出成形方法において、金型9の温度を充填される熱可塑性樹脂11を熱変形温度以上に保つ温度とし、かつ、隣り合うゲート10から射出される熱可塑性樹脂11の会合部を、流動してずれる構成としたことにより成形品を得るもので、熱可塑性樹脂11の温度を熱変形温度以上に保つことで熱可塑性樹脂11を流動しやすい状態とした上で、均等な力で会合しないような構成とすることで熱可塑性樹脂11の会合部を流動させてずらし、射出時に発生した光輝材の配向が揃うように変化させてウェルドラインを抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法及びその射出成形方法による成形品に関するものである。
従来、樹脂成形品の外観品位向上手段としては、塗装を用いることが多い。しかしながら塗装は、揮発性有機化合物(VOC)や二酸化炭素(CO)の排出、リサイクル性の悪化等による環境負荷が大きく、また、塗料との親和性が高い樹脂の選定の必要性や、親和性が低い樹脂を用いる場合に樹脂と塗膜の親和性を高めるためのプライマー処理の必要性があり、これらに対応するためや工数増などによりコストが増大するという問題がある。そのため、様々な分野で塗装代替技術が検討されている。
塗装代替技術の一つに「光輝材と呼ばれる材料を樹脂に練り込み、成形することによって光輝感を演出する技術」がある。塗装に比べて環境負荷が小さく、工数減によるコストダウンも見込める。しかしながら、本技術には、ウェルドラインによる外観不良が発生するという課題がある。
ウェルドラインとは、JIS K6900にて「共に流れているプラスチックの二またはそれ以上の流体の融合によって形成される成形プラスチック表面の痕跡」と定義されており、金型内で別方向から流動する樹脂のフローフロント(流動先端部)が会合した場所(熱可塑性樹脂会合部)に、樹脂同士が完全溶融する前に固化することで成形品の表面に発生するV溝状の細いラインを指す。このとき、材料として光輝材を有する熱可塑性樹脂を用いると、熱可塑性樹脂会合部で光輝材の配向が乱れるため、光輝材表面での反射強度や反射角度に差が生じた結果、ウェルドラインがより一層目立ちやすくなる。
上記について、図21、図22を用いて説明する。図21、図22は金型キャビティ内の断面図である。図21において、金型22内を、光輝材23を有する樹脂24が流動し、図22においては、樹脂24の会合部にウェルドライン25が形成されている。樹脂24の会合部においては、光輝材23の配向が乱れることで、反射強度が変化し、樹脂の会合部であるウェルドライン25は光輝材による反射強度が小さくなることで、黒い線に見える(本明細書においては、光輝材を有する熱可塑性樹脂におけるウェルドラインの定義として、V溝と光輝材の配向により発生する黒い線の両方を指すものとして表現する)。
光輝材を有さない熱可塑性樹脂を成形する場合には、金型温度を上げることでV溝の抑制が可能であるため、一般にこの方法がよく用いられるが、光輝材を有する熱可塑性樹脂を成形して良好な外観を得るためには、V溝だけでなく、光輝材の配向を揃える必要があるため、温度制御だけでの解決は難しく、従来から様々なアプローチがなされてきた。
その一例として、ゲート形状や金型形状を工夫する技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、光輝材を有さない熱可塑性樹脂の温度制御以外の成形方法として、金型形状とゲートの開放タイミングを工夫する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
図23は、特許文献1に記載された従来のプラスチック成形体の斜視図である。図23に示すように、プラスチック成形体1は所定量の微細アルミニウム薄片が混入した熱可塑性合成樹脂材からなり、横幅に対して長手方向の長さの長い平面形態を有する所定の横断面形態を有する構成であり、かつ、一方の端部側から他方の端部側に向かってその断面積
が徐々に減縮されるように形成された空間部を有する金型を用い、このような横断面形態からなる空間部を有する金型内であって上記断面積が大きな値を有するように形成された端部側から上記原材料を注入することによって得られる。プラスチック成形体1の隅々にまで原材料が一定の方向からのみ供給されるようになり、二つ以上の流れの会合部に生じるウェルドマーク等がほとんど現れない。
また、図24は、特許文献2に記載された従来の射出成形用金型の固定型を示すものである。図24に示すように、射出成形用金型2は、キャビティー内に最初に樹脂を射出する第1ゲート3と、第1ゲート3から樹脂が射出された後に樹脂を逐次的に射出する第2ゲート4と、第1ゲート3から射出された樹脂を第2ゲート4が形成された部分に優先的に流動させる優先促進手段5を具備する構成であり、樹脂は以下のように成形される。
まず、第1ゲート3から射出された樹脂は優先促進手段5により第2ゲート4に到達、その後第2ゲート4から樹脂が射出され、優先促進手段5に樹脂が充填される。次に、優先促進手段5から流動した樹脂は第3ゲート6に到達、第3ゲート6から樹脂が射出されて第4ゲート7に到達、第4ゲート7から樹脂が射出されて第5ゲート8に到達、第5ゲート8から樹脂が射出されてキャビティー内の全領域に樹脂が充填される。
一定の方向に樹脂を初期充填させ、次にその初期充填領域から広がるように樹脂を流動させることによって、広範囲の充填領域を持った薄肉大型成形品のキャビティー内に樹脂を充填させる際のウェルドマークの発生を極力抑えることができる。
特開2002−210775号公報 特開2005−219240号公報
しかしながら、前記従来の特許文献1の方法では、成形品の形状が限定される、多点ゲートの成形品には対応できない、などの課題を有していた。また、前記従来の特許文献2の方法では、成形品形状が限定される、第2ゲート以降のゲートの開放タイミングを計るための検知機構が必要である、もしくは、検知機構を省略する場合には射出成形機からの射出樹脂量とキャビティー内の各所での充填タイミングとの相関をとることが必要であるため膨大なデータが必要となる、樹脂が光輝材を有する場合には配向が出やすい、などの課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、光輝材を有する熱可塑性樹脂を成形する場合において、形状の制限が少なく、多点ゲートでも対応可能であり、比較的安価にウェルドラインが抑制された成形品を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法は、少なくとも射出機構と金型と2点以上のゲートから構成される射出成形装置において、前記金型の温度を前記熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に保つ温度とし、かつ、前記2点以上のゲートにおいて、隣り合うゲートから射出される前記熱可塑性樹脂の会合部をいずれかのゲートの方向にずらして成形品を得るものである。
会合部とは熱可塑性樹脂が合流する部位のことを指すが、金型内において多方向から流動する熱可塑性樹脂が、均等な力で会合すると、熱可塑性樹脂会合部で光輝材の配向が乱
れるため、光輝材表面での反射強度や反射角度に差が生じた結果、ウェルドラインが非常に目立つようになるが、これを、金型のキャビティ内を熱可塑性樹脂の温度を熱変形温度以上に保つことで熱可塑性樹脂を流動しやすい状態にした上で、均等な力で会合しないような構成とすることで、熱可塑性樹脂が合流した会合部を流動させ、光輝材の配向が揃うように変化させてウェルドラインを抑制する。
本発明の光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法は、ウェルドラインを抑制することができるため、得ようとする成形品の形状が比較的複雑な形状であっても、多点ゲートであっても、塗装を行うことなく外観品位に優れた成形品を得ることができる。
本発明の実施の形態1における射出成形装置の金型部分の模式図 本発明の実施の形態1における金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示す模式図 本発明の実施の形態2における射出成形装置の金型部分の模式図 本発明の実施の形態2における金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示す模式図 本発明の実施の形態3における射出成形装置の金型部分の模式図 本発明の実施の形態3における金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示す模式図 本発明の実施の形態4における射出成形装置の金型部分の模式図 本発明の実施の形態4における金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示す模式図 本発明の実施例又は比較例として示す外観図の試験条件の組み合わせを示すマトリクス図 本発明の実施例1におけるウェルドラインの目視での官能評価結果を示す図 実施例1における成形品のキャビティ側の外観図 実施例1における成形品のキャビティ側の外観図 実施例1における成形品のキャビティ側の外観図 本発明の実施例1におけるウェルドラインの目視での官能評価結果を示す図 本発明の実施例2におけるウェルドラインの目視での官能評価結果を示す図 本発明の実施例3におけるウェルドラインの目視での官能評価結果を示す図 本発明の実施例4におけるウェルドラインの目視での官能評価結果を示す図 本発明の実施例4におけるウェルドラインの目視での官能評価結果を示す図 比較例1における成形品のキャビティ側の外観図 比較例2における成形品のキャビティ側の外観図 ウェルドライン発生メカニズムを説明する金型キャビティ内の断面図 ウェルドライン発生メカニズムを説明する金型キャビティ内の断面図 従来のプラスチック成形体の斜視図 従来の射出成形用金型の固定型の概略正面図
第1の発明は、少なくとも射出機構と金型と2点以上のゲートから構成される射出成形
装置による、光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法であって、前記金型の温度を、充填された熱可塑性樹脂が熱変形温度以上を保つ温度とし、かつ、前記2点以上のゲートにおいて、隣り合うゲートから射出される前記熱可塑性樹脂の会合部が、流動してずれることを特徴とする射出成形方法であることにより、熱可塑性樹脂の会合部を流動させることで光輝材の配向が揃うように変化させ、ウェルドラインを抑制することができる。
ここで、本発明の光輝材とは、反射、透過、屈折等の作用により光輝感を演出するものであり、具体的には、金属顔料(アルミニウム粉、ブロンズ粉、など)やパール顔料(マイカ、着色マイカ、アルミナ、など)などがあるが、特に指定するものではなく、求める外観、コスト、等から自由に選択でき、これらを複数種混合して使用することも可能である。
なお、本発明の光輝材の物性(アスペクト比や粒径等)は、特に指定するものではない。なお、アスペクト比は、大きいほど高い光輝感が得られ、小さいほどウェルドラインは目立ちにくくなる。このとき、光輝材の粒径が小さいほど、単位体積あたりの密度が大きくなることによりウェルドラインが目立ちやすくなるが、本発明の方法は、特に粒径が小さい場合に効果が高い。
また、熱可塑性樹脂に対する光輝材の量も、特に指定するものではないが、少なすぎると光輝感が得られず、多すぎると成形品の機械的強度が悪化することから、重量比で0.2%から7%が望ましい。
また、本発明の熱可塑性樹脂は、PP(ポリプロピレン)、ABS(アクリルニトリル・ブタジエンスチレン共重合体)、PS(ポリスチレン)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などが使用できるが、特に指定するものではなく、コスト、外観、機械的物性などを考慮して自由に選択できる。
また、本発明の熱可塑性樹脂は、光輝材の他に、付与したい物性や外観に合わせて、他のフィラー、例えば、酸化防止剤、顔料、難燃剤などを有していてもよい。
なお、熱変形温度は荷重たわみ温度ともいい、JIS K7191の方法により得られる。具体的には、試験片の両端を加熱浴槽中で支え、中央の荷重棒によって試験片に所定の曲げ応力を加えつつ、加熱媒体の温度を2℃/分の速度で上昇させ、試験片のたわみが所定の量に達したときの加熱媒体の温度を指す。
ゆえに、本発明の熱変形温度以上とは、上記温度以上分解温度以下の温度帯を指すものであり、用いる熱可塑性樹脂の種類によって異なる。なお、金型温度は、キャビティ内の熱可塑性樹脂の温度を熱変形温度以上に保つためには、熱変形温度に対して+30deg〜+60degとすることが望ましい。
第2の発明は、前記隣り合うゲートから射出される前記熱可塑性樹脂の会合部が、いずれかのゲートの方向に流動してずれることを特徴とする射出成形方法であることにより、熱可塑性樹脂の会合部を流動させることで光輝材の配向が揃うように変化させ、ウェルドラインを抑制することができる。なお、このとき会合部は、隣り合うゲートの間に形成される。
第3の発明は、前記隣り合うゲートから射出される前記熱可塑性樹脂の会合部が、いずれかのゲートの方向に流動してゲートを越えてずれることを特徴とする射出成形方法であることにより、熱可塑性樹脂の会合部を流動させることで光輝材の配向が揃うように変化させ、ウェルドラインを抑制することができる。
第4の発明は、特に、請求項1または2の発明の隣り合うゲートの位置を、前記隣り合うゲートの中間部を挟んだ両側のキャビティ内の容積に差がつく位置に配置したことにより、隣り合うゲートから射出される熱可塑性樹脂の量は同じであっても、熱可塑性樹脂同士がぶつかり合う力に差がつくため、この力の差により熱可塑性樹脂を流動させることで、光輝材の配向も変化させ、ウェルドラインを抑制できる。
なお、このとき、隣り合うゲートの位置は、前記隣り合うゲートの中間部を挟んだ両側のキャビティ内の容積比が5:95〜45:55となる位置に配置することが望ましく、10:90〜40:60となる位置に配置することがより望ましい。
第5の発明は、特に、請求項1または2の発明の隣り合うゲートの径が異なることで、隣り合うゲートから射出される熱可塑性樹脂の量が異なることから、熱可塑性樹脂同士がぶつかり合う力に差がつくため、この力の差により熱可塑性樹脂を流動させることで、光輝材の配向も変化させ、ウェルドラインを抑制できる。
なお、このとき、隣り合うゲートの径の比は、5:95〜45:55であることが望ましく、10:90〜40:60であることがより望ましい。
第6の発明は、特に、請求項1〜3のいずれか1つの発明の隣り合うゲートの開放タイミングが時間差を有することで、先に開放したゲートから射出された熱可塑性樹脂の量の方が多いため、熱可塑性樹脂同士がぶつかり合う力に差がつくため、この力の差により熱可塑性樹脂を流動させることで、光輝材の配向も変化させ、ウェルドラインを抑制できる。
なお、このとき、隣り合うゲートの開放タイミングは、全ゲートからの総射出時間(保圧に要する時間を含む)のうち10%以上の時間差を設けることが望ましく、20%以上であることがより望ましい。
第7の発明は、特に、請求項1〜6のいずれか1つの発明の射出成形方法により得られる熱可塑性樹脂成形品である。多点ゲートであると別方向から流動した熱可塑性樹脂が会合することで熱可塑性樹脂会合部が形成されるが、このような場合でも請求項1〜6のいずれか1項に記載の射出成形方法を用いることで、熱可塑性樹脂同士がぶつかり合う力に差がつくため、この力の差により熱可塑性樹脂を流動させることで、光輝材の配向も変化させ、ウェルドラインを抑制した成形品を提供することができる。
通常、成形品が長尺形状のとき、1点ゲートとすると、フローライン(射出した樹脂のフローフロントが冷えることで、成形品の表面に、流れ方向に対して直角にできる縞模様を指す。光輝材を有する構成の場合、光輝材の配向により目立ちやすくなる。)が発生しやすくなる。
このため、長尺形状の場合は、流動長として、PP(ポリプロピレン)は、R400mmを超えるくらいから、ABS(アクリルニトリル・ブタジエンスチレン共重合体)は、R300mmを超えるくらいから多点ゲートとすることが多い。しかし、多点ゲートとすると、フローラインの発生を抑制できるものの、ウェルドラインが発生しやすくなる。
このような場合でも請求項1〜6のいずれか1項に記載の射出成形方法を用いることで、熱可塑性樹脂同士がぶつかり合う力に差がつくため、この力の差により熱可塑性樹脂を流動させることで、光輝材の配向も変化させ、ウェルドラインを抑制した成形品を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における射出成形装置の金型部分を示すものであり、図2は金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示すものである。図1、図2において、金型9にはゲート10A,10Bが2点設けられており、ゲート10Aとゲート10Bとは、両ゲート10A,10Bの中間部を挟んだ両側のキャビティ内の容積が異なる位置に配置されており、金型9のキャビティ内には光輝材(図示せず)を有する熱可塑性樹脂11が充填されている。なお、キャビティはゲート10B側の方がゲート10A側より大きい。
本実施の形態の射出成形方法について説明する。まず、金型9の温度を、充填された熱可塑性樹脂11が熱変形温度以上の温度を保てるように設定し、両ゲート10A,10Bから光輝材を有する熱可塑性樹脂11を射出する。光輝材を有する熱可塑性樹脂11は両ゲート10A,10Bの間で合流し、さらにキャビティ内で図2のように偏って流動してキャビティ内に充填される。このとき、熱可塑性樹脂11が合流した会合部がゲート10B側に流動してずれることになる。
光輝材を有する熱可塑性樹脂11を充填後、金型9の温度を下げ、金型9を開き成形品を得る。このようにして得た成形品は、熱可塑性樹脂11同士が合流してぶつかり合う力に差がついたことにより熱可塑性樹脂11の流動方向が変化し、光輝材の配向が揃うように変化してウェルドラインが抑制される。
以上のように、本実施の形態においては、用いる材料が光輝材を有する熱可塑性樹脂であっても、ゲート位置の工夫により熱可塑性樹脂の流動方向を変化させることで光輝材の配向が揃うように変化し、ウェルドラインを抑制することができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態における射出成形装置の金型部分を示すものであり、図4は金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示すものである。図3、図4において、金型12にはゲート13A,13Bが2点設けられており、ゲート13Aとゲート13Bとは径が異なり、金型12のキャビティ内には光輝材(図示せず)を有する熱可塑性樹脂14が充填されている。なお、ゲート径はゲート13Aの方がゲート13Bより大きい。
本実施の形態の射出成形方法について説明する。まず、金型12の温度を、充填された熱可塑性樹脂14が熱変形温度以上の温度を保てるように設定し、両ゲート13A,13Bから光輝材を有する熱可塑性樹脂14を射出する。このとき光輝材を有する熱可塑性樹脂14は両ゲート13A,13Bの間で合流し、さらにキャビティ内で図4のように偏って流動してキャビティ内に充填される。このとき、熱可塑性樹脂14が合流した会合部がゲート13B側に流動してずれることになる。
光輝材を有する熱可塑性樹脂14を充填後、金型12の温度を下げ、金型12を開き成形品を得る。このようにして得た成形品は、熱可塑性樹脂14同士が合流してぶつかり合う力に差がついたことにより、熱可塑性樹脂14の流動方向が変化し、光輝材の配向が揃うように変化してウェルドラインが抑制される。
以上のように、本実施の形態においては、用いる材料が光輝材を有する熱可塑性樹脂で
あっても、ゲート径の工夫により熱可塑性樹脂の流動方向を変化させることで光輝材の配向が揃うように変化し、ウェルドラインを抑制することができる。
(実施の形態3)
図5は本発明の第3の実施の形態における射出成形装置の金型部分を示すものであり、図6は金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示すものである。図5、図6において、金型15にはゲート16A,16Bが2点設けられており、金型15のキャビティ内には光輝材(図示せず)を有する熱可塑性樹脂17が充填されている。なお、ここでは各ゲート16A,16Bの開放タイミングが時間差を有するようにする。
本実施の形態の射出成形方法について説明する。まず、金型15の温度を、充填された熱可塑性樹脂17が熱変形温度以上の温度を保てるように設定し、一方のゲート16Aから光輝材を有する熱可塑性樹脂17を射出する。一定の時間を設けた後、もう一方のゲート16Bから光輝材を有する熱可塑性樹脂17を射出する。このとき光輝材を有する熱可塑性樹脂17は両ゲート16A,16Bの間で合流し、さらにキャビティ内で図6のように偏って流動してキャビティ内に充填される。このとき、熱可塑性樹脂17が合流した会合部がゲート16B側に流動してずれることになる。
光輝材を有する熱可塑性樹脂17の充填後、金型15の温度を下げ、金型15を開き成形品を得る。このようにして得た成形品は、熱可塑性樹脂17同士が合流してぶつかり合う力に差がついたことにより、熱可塑性樹脂17の流動方向が変化し、光輝材の配向が揃うように変化してウェルドラインが抑制される。
(実施の形態4)
図7は本発明の第4の実施の形態における射出成形装置の金型部分を示すものであり、図8は金型のキャビティ内における光輝材を有する熱可塑性樹脂の流動の状態を示すものである。図7、図8において、金型18にはゲート19A,19Bが2点設けられており、金型18のキャビティ内には光輝材(図示せず)を有する熱可塑性樹脂20が充填されている。なお、ここでは各ゲート19A,19Bの開放タイミングが時間差を有するようにする。
本実施の形態の射出成形方法について説明する。まず、金型18の温度を、充填された熱可塑性樹脂20が熱変形温度以上の温度を保てるように設定し、一方のゲート19Aから光輝材を有する熱可塑性樹脂20を射出する。一定の時間を設けた後、もう一方のゲート19Bから光輝材を有する熱可塑性樹脂20を射出する。このとき光輝材を有する熱可塑性樹脂20は19Bを越えた位置(図8においては19Bより上方)で合流し、さらにキャビティ内で図8のように偏って流動してキャビティ内に充填される。
光輝材を有する熱可塑性樹脂20の充填後、金型18の温度を下げ、金型18を開き成形品を得る。このようにして得た成形品は、熱可塑性樹脂20同士が合流してぶつかり合う力に差がついたことにより、熱可塑性樹脂20の流動方向が変化し、光輝材の配向が揃うように変化してウェルドラインが抑制される。
以上のように、本実施の形態においては、用いる材料が光輝材を有する熱可塑性樹脂であっても、ゲートの開放タイミングの工夫により熱可塑性樹脂の流動方向を変化させることで光輝材の配向が揃うように変化し、ウェルドラインを抑制することができる。
実施例にて本発明をさらに具体的に説明する。なお、この実施例によって本発明が限定されるものではない。
図9は実施例1〜3における試験条件の組み合わせを示すマトリクス図である。このマトリクス図に従って射出成形を行った。具体的には、光輝材として平均粒径が20μmのアルミニウム粉末とマイカ粉末を使用し、それぞれ1%ずつ、熱変形温度が100℃のPP(ポリプロピレン)に混合した。光輝材を有するPPの射出は2点ゲートで行い、成形後の外観を評価した。
金型温度は、従来から発明者らが成形に用いていた金型の温度が60℃であることと、キャビティ内の熱可塑性樹脂の温度が熱変形温度以上となる金型温度の代表値として140℃を用いた。基本となる金型キャビティ内の容積は30cmであり、両ゲートによる総射出時間は7秒である。
また、熱可塑性樹脂をずらす手段を用いない場合の基本条件は、隣り合うゲートの中間部を挟んだ両側のキャビティ内の容積比は50:50、基本のゲート径はφ1.2mm、ゲートの開放タイミングは同時、である。
(実施例1)
本実施例1は、金型形状や成形方法は実施の形態1に準拠し、隣り合うゲートの中間部を挟んだ両側のキャビティ内の容積比について検討した。なお、このとき、ゲート位置以外のパラメーターは変化させていない。ウェルドラインの目視での官能評価結果を図10に示す。
ウェルドラインを判別する評価基準は、×は目視ではっきりと判別可能、△は凝視せずに判別可能、○は凝視したときにかろうじて判別可能、◎は凝視しても判別できない、とした。外観の一例として、図11、図12、図13に、容積比が40:60、45:55、47:53のときの外観図として写真で示す。ウェルドライン21は、図11では凝視しても判別できず、図12では凝視したときにかろうじて判別可能であり、図13では部分的に見えにくくなっているものの凝視せずに判別が可能である。
以上の結果より、容積比が、5:95〜45:55であるとウェルドラインが抑制に有効であり、10:90〜40:60に保つことが特に有効であると判断する。
なお、これは、実施例1の条件における実験結果であり、形状や材料や容積が異なる場合では適正範囲が若干異なる可能性があるが、ウェルドラインが抑制される原理は同様であることから、ほぼ同じ範囲になると判断する。
合わせて、金型温度の検討を行った。なお、このとき金型温度以外のパラメーターは変化させていない。ウェルドラインの目視での官能評価結果を図14に示す。
金型温度が130℃以上で、金型のキャビティ内の熱可塑性樹脂の温度は熱変形温度以上となり、金型温度をこの範囲に保つことがウェルドラインの抑制に有効であった。
(実施例2)
本実施例2は、金型形状や成形方法は実施の形態2に準拠し、ゲート径の比について検討した。このとき、ゲート径以外のパラメーターは変化させていない。
ウェルドラインの目視での官能評価結果を図15に示す。ゲート径の比を、95:5〜55:45であるとウェルドラインが抑制に有効であり、90:10〜60:40とすることが特に有効である。
なお、これは、実施例2の条件における実験結果であり、形状や材料や容積が異なる場合では適正範囲が若干異なる可能性があるが、ウェルドラインが抑制される原理は同様であることから、ほぼ同じ範囲になると判断する。
合わせて、金型温度の検討を行ったところ、実施例1と同様の結果が得られた。従って、金型内の熱可塑性樹脂温度が熱変形温度以上のときに特にウェルドラインの抑制に有効であった。
(実施例3)
本実施例3は、金型形状や成形方法は実施の形態3に準拠し、ゲートの開放タイミングについて検討した。このとき、ゲートの開放タイミング以外のパラメーターは変化させていない。
ウェルドラインの目視での官能評価結果を図16に示す。ゲートの開放タイミングの差を、10%以上80%以下に保つことがウェルドラインの抑制に有効であり、20%以上50%以下とすることが特に有効である。
なお、これは、実施例3の条件における実験結果であり、形状や材料や容積が異なる場合では適正範囲が若干異なる可能性があるが、ウェルドラインが抑制される原理は同様であることから、ほぼ同じ範囲になると判断する。
合わせて、金型温度の検討を行ったところ、実施例1と同様の結果が得られた。従って、金型内の熱可塑性樹脂温度が熱変形温度以上のときに特にウェルドラインの抑制に有効であった。
なお、この方法であると、ゲートの開放タイミングに差を設けるだけであるため、特許文献2の従来技術のようにゲートの開放タイミングを見極めるための難しい制御や膨大なデータが必要なくなるというメリットがある。
(実施例4)
本実施例4は、金型形状や成形方法は実施の形態4に準拠し、ゲートの開放タイミングについて検討した。
材料は、光輝材として平均粒径が20μmのアルミニウム粉末とマイカ粉末を使用し、アルミを0.5%、マイカ粉末を3.5%、熱変形温度が85℃のPP(ポリプロピレン)に混合したものを用いた。光輝材を有するPPの射出は2点ゲートで行い、成形後の外観を評価した。
金型キャビティ内の容積は90cmであり、両ゲートによる総射出時間は1.5秒である。
ウェルドラインの目視での官能評価結果を図17に示す。ゲートの開放タイミングの差を、50%以上90%以下に保つことがウェルドラインの抑制に有効であり、70%以上とすることが特に有効である。
なお、このことは、ゲート19Aから射出された熱可塑性樹脂20が、ゲート19Bに到達もしくは越えた後に、ゲート19Bを開放しても良いことを示している。
なお、これは、実施例4の条件における実験結果であり、形状や材料や容積が異なる場
合では適正範囲が若干異なる可能性があるが、ウェルドラインが抑制される原理は同様であることから、ほぼ同じ範囲になると判断する。
合わせて、金型温度の検討を行った。なお、このとき金型温度以外のパラメーターは変化させていない。ウェルドラインの目視での官能評価結果を図18に示す。
金型温度が100℃以上で、金型のキャビティ内の熱可塑性樹脂の温度は熱変形温度以上となり、金型温度をこの範囲に保つことがウェルドラインの抑制に有効であった。
なお、この方法であると、ゲートの開放タイミングに差を設けるだけであるため、特許文献2の従来技術のようにゲートの開放タイミングを見極めるための難しい制御や膨大なデータが必要なくなるというメリットがある。
以下、比較例1〜5については、実施例1〜3と同じ金型を用いて実験を行った。
(比較例1)
本比較例1では、金型温度を60℃として熱可塑性樹脂の会合部をずらす手段は行わなかった。図19は比較例1における成形品のキャビティ側の外観図としての写真である。ウェルドライン21が目視ではっきりと判別できる。
(比較例2)
本比較例2では、金型温度を140℃として熱可塑性樹脂の会合部をずらす手段は行わなかった。図20は比較例2における成形品のキャビティ側の外観図としての写真である。ウェルドライン21は目視ではっきりと判別ができ、抑制できなかった。
ゆえに、金型温度を熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に保つだけでは、ウェルドライン抑制効果は不十分である。
(比較例3)
本比較例3では、金型温度を60℃として熱可塑性樹脂の会合部をずらす手段としてゲート位置を変更して容積比を変化させた。しかしながら、ウェルドラインは目視ではっきりと判別でき、抑制できなかった。
ゆえに、ゲートの位置を工夫しても、金型温度を熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に保たなければ、ウェルドライン抑制効果は不十分である。
(比較例4)
本比較例4では、金型温度を60℃として熱可塑性樹脂の会合部をずらす手段としてゲート径を変化させた。しかしながら、ウェルドラインは、目視ではっきりと判別でき、抑制できなかった。
ゆえに、ゲートの径を工夫しても、金型温度を熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に保たなければ、ウェルドライン抑制効果は不十分である。
(比較例5)
本比較例5では、金型温度を60℃として熱可塑性樹脂の会合部をずらす手段としてゲートの開放タイミングを変化させた。しかしながら、ウェルドラインは、目視ではっきりと判別でき、抑制できなかった。
ゆえに、ゲートの開放タイミングを工夫しても、金型温度を熱可塑性樹脂の熱変形温度
以上に保たなければ、ウェルドライン抑制効果は不十分である。
なお、実施例4に用いた金型においても、比較例1〜5と同様の条件で実験を行ったが、同様にウェルドラインの発生を抑制できなかった。
以上、実施例1〜4及び比較例1〜5より、ウェルドライン抑制には、まず、金型温度を熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に保つことが必要であり、さらにゲート位置やゲート径、ゲート開放タイミングの工夫を組み合わせることが必要であることが判明した。
なお、本実施の形態及び実施例では2点ゲートを例に挙げて説明したが、ゲートの数が3点以上の場合でも、同様の作用により同様の効果が得られる。
なお、光輝材を含まない熱可塑性樹脂単体でも成形を行ったが、この場合は、金型温度を熱可塑性樹脂の熱変形以上に保つことのみでもウェルドラインが抑制できることを確認した。ゆえに、本発明は、材料として光輝材を含む熱可塑性樹脂を用いた場合に特に有効である。
以上のように、本発明にかかる光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法及び成形品は、塗装を行うことなく、熱可塑性樹脂中の光輝材により高い光輝感を演出することができるため、外観品位を要求される用途に適用できる。例えば、エアコン、IHクッキングヒーター、洗濯機、食器洗浄機、などの家電製品に利用可能である。また、家電製品に限らず他の製品にも利用可能である。
9 金型
10A,10B ゲート
11 熱可塑性樹脂
12 金型
13A,13B ゲート
14 熱可塑性樹脂
15 金型
16A,16B ゲート
17 熱可塑性樹脂
18 金型
19A,19B ゲート
20 熱可塑性樹脂

Claims (7)

  1. 少なくとも射出機構と金型と2点以上のゲートから構成される射出成形装置による、光輝材を有する熱可塑性樹脂の射出成形方法であって、前記金型の温度を充填される前記熱可塑性樹脂の熱変形温度以上に保つ温度とし、かつ、前記2点以上のゲートにおいて、隣り合うゲートから射出される前記熱可塑性樹脂の会合部が、流動してずれる構成としたことを特徴とする射出成形方法。
  2. 前記隣り合うゲートから射出される前記熱可塑性樹脂の会合部が、いずれかのゲートの方向に流動してずれる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形方法。
  3. 前記隣り合うゲートから射出される前記熱可塑性樹脂の会合部が、いずれかのゲートの方向に流動してゲートを越えてずれる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形方法。
  4. 前記隣り合うゲートが、前記隣り合うゲートの中間部を挟んだ両側のキャビティ内の容積が異なる位置に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形方法。
  5. 前記隣り合うゲートの径が異なることを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形方法。
  6. 前記隣り合うゲートの射出タイミングが時間差を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の射出成形方法にて得られる熱可塑性樹脂の成形品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083831A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東レ株式会社 射出成形品の製造方法および射出成形品

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