JP2011139788A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ある平面に投影されたMIP画像またはMinIP画像にて指定した位置に対応する位置を、他の角度から投影した画像に正確かつ直接に示すことが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像処理装置100のCPU101は、一連の断層像3に基づいて生成されたMIP画像またはMinIP画像を含む複数の画像を一つの表示画面内に表示させ、表示されたMIP画像またはMinIP画像の任意の位置を操作者に指定させる。そして、CPU101は、指定されたMIP画像等の位置に対応する他の画像上の位置を特定し、マーカ78等により明示する。対応位置を特定するため、例えばCPU101は、MIP画像またはMinIP画像の奥行情報を予め求めておき、テーブルとして保持しておく。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の断層像から、医師の診断に適した画像を生成し、表示する画像処理装置に関する。
従来から、例えばX線CT(computed tomography)装置やMRI(magnetic resonance imaging)装置、超音波診断装置等によって撮影される一連の断層像群を基に、例えば、3Dボリュームレンダリング、MPR(Multi Planer Reconstruction;多断面再構成法)、MIP(Maximum Intensity Projection;最大値投影画像)、MinIP(Minimum Intensity Projection;最小値投影画像)といった、医師による診断に適した画像を生成する画像処理装置が提案されている。
ところで上述のMIP画像は、対象物を投影面に投影する際に、投影線上で最大の画素値を輝度値とするものである。例えば、一連の複数のX−Y平面の断層像を用いて、例えばX−Z平面を投影面としたMIP画像を作成する場合には、投影線はY軸と平行方向となり、各断層像の画素のうち投影線上の最大となる画素値が、MIP画像の輝度値として採用される。そのため、作成されたX−Z平面のMIP画像には、奥行方向(ここではY方向)の位置情報が失われることとなる。同様に上述のMinIP画像は、投影線上で最小の画素値を輝度値とするものであるので、奥行方向の位置情報が失われる。
そこで従来は、MIP画像やMinIP画像の奥行き感を表現するために、例えば複数の方向から投影した複数のMIP画像(MinIP画像)を作成し、これらのMIP画像(MinIP画像)を用いて対象を回転動画のように表示したり、特許文献1に示すような方法で奥行情報を提供したりしていた。
特許文献1には、画像診断装置から供給される複数スライス断面から、MIP画像データを生成し、MIP画像データの画素値に対応した画素値を有するボリュームデータのスライス断面を特定し、スライス断面が特定された頻度に基づいてスライスリストを作成し、このスライスリストに基づいて参照用スライス断面を選択し、参照用画像データを生成して画面に表示する画像診断装置について記載されている。
以上のような回転動画や参照用画像データを参照することにより、読影を行う医師は、MIP画像上の病変位置等を様々な角度から参照したり、別の参照用画像データにて確認していた。
特開2008−17988号公報
しかしながら、上述の回転動画表示や参照用画像データによる病変位置の参照は、医師等が自ら位置の対応付けを考えながら行なうものであり、あくまで間接的な参照方法にすぎなかった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ある平面に投影されたMIP画像またはMinIP画像にて指定した位置に対応する位置を、他の角度から投影した画像に正確かつ直接に示すことが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、一連の断層像に基づいて生成されたMIP画像またはMinIP画像を含む複数の画像を一つの表示画面内に表示する表示手段と、前記表示手段によって表示されたMIP画像またはMinIP画像の任意の位置を操作者に指定させる位置指定手段と、前記位置指定手段によって指定されたMIP画像またはMinIP画像の位置に対応する他の画像上の位置を特定し、明示する対応位置明示手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
本発明の画像処理装置により、ある平面に投影されたMIP画像またはMinIP画像にて指定した位置に対応する位置を、他の角度から投影した画像に正確かつ直接に示すことが可能となる。
画像処理装置100の全体構成を示す図 本発明に係る画像処理装置100が実行する対応位置表示処理の流れを説明するフローチャート X−Z平面41へ投影したMIP画像71と奥行情報(Yテーブル61)の例 X−Y平面42へ投影したMIP画像72と奥行情報(Zテーブル62)の例 Y−Z平面43へ投影したMIP画像73と奥行情報(Xテーブル63)の例 X−Z平面へ投影したコロナルMIP画像71とX−Y平面に投影したアキシャルMIP画像72の表示画面例 マーカ78による対応位置表示の一例 マーカ78による対応位置表示の一例 マーカ78による対応位置表示の一例 アキシャルMIP画像72で位置を指定し、サジタルMIP画像73とコロナルMIP画像71に対応位置を表示する例 アキシャルMIP画像72で位置を指定し、サジタル断面図93、コロナル断面図91に対応位置を表示する例 コロナルMIP画像71で位置を指定し、対応するアキシャル断面図92を表示し、アキシャル断面図92及びサジタルMIP画像73に対応位置を表示する例 サジタルMIP画像73で位置を指定し、対応するアキシャル断面図92を表示し、コロナルMIP画像71及びアキシャル断面図92に対応位置を表示する例
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の画像処理装置100を適用した画像処理システム1の構成について説明する。
図1に示すように、画像処理システム1は、表示装置107、入力装置109を有する医用画像処理装置100(以下、画像処理装置100という)と、画像処理装置100にネットワーク110を介して接続される画像データベース111と、画像撮影装置112とを備える。
画像処理装置100は、画像生成、画像解析等の処理を行うコンピュータである。例えば、病院等に設置される医用画像処理装置を含む。
画像処理装置100は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、主メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース(通信I/F)104、表示メモリ105、マウス108等の外部機器とのインタフェース(I/F)106を備え、各部はバス113を介して接続されている。
CPU101は、主メモリ102または記憶装置103等に格納されるプログラムを主メモリ102のRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス113を介して接続された各部を駆動制御し、画像処理装置100が行う各種処理を実現する。
また、CPU101は、後述する対応位置表示処理(図2参照)において、一連の断層像を基に、複数の角度方向から投影したMIP画像またはMinIP画像を生成し、これらの複数のMIP画像またはMinIP画像、或いは関連する画像(CT断面図等)を並べて表示する。また、表示されている画像のうち、あるMIP画像またはMinIP画像の任意の位置を操作者に指定させ、指定された位置に対応する他の画像上の位置を特定し、マーカ等によって明示する。
対応位置を特定するため、CPU101は、MIP画像またはMinIP画像の奥行情報を予め求めておき、後述するテーブル(Yテーブル71、Zテーブル72、Xテーブル73)の形式で保持しておく。または、位置が指定される都度、基となる断層像群から指定位置の輝度値に一致する画素を投影線方向に検索し、その画素の位置、すなわち奥行情報を特定するようにしてもよい。
ここで、MIP画像またはMinIP画像の奥行情報とは、MIP画像またはMinIP画像の輝度値とした、基の断層像の画素の位置を示す情報である。MIP画像またはMinIP画像の投影面がX−Z平面(コロナル面)であれば奥行情報はY方向の位置であり、投影面がX−Y平面(アキシャル面)であれば奥行情報はZ方向の位置であり、投影面がY−Z平面(サジタル面)であれば奥行情報はX方向の位置である。
対象位置の特定、及び対応位置へのマーカ表示の詳細については後述する。
主メモリ102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。また、RAMは、ROM、記憶装置103等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、CPU101が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶装置103は、HDD(ハードディスクドライブ)や他の記録媒体へのデータの読み書きを行う記憶装置であり、CPU101が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、アプリケーションプログラムが格納されている。これらの各プログラムコードは、CPU101により必要に応じて読み出されて主メモリ102のRAMに移され、各種の手段として実行される。
通信I/F104は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像処理装置100とネットワーク110との通信を媒介する。また通信I/F104は、ネットワーク110を介して、画像データベース111や、他のコンピュータ、或いは、X線CT装置、MRI装置等の画像撮影装置112との通信制御を行う。
I/F106は、周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器とのデータの送受信を行う。例えば、マウス108やスタイラスペン等のポインティングデバイスをI/F106を介して接続させるようにしてもよい。
表示メモリ105は、CPU101から入力される表示データを一時的に蓄積するバッファである。蓄積された表示データは所定のタイミングで表示装置107に出力される。
表示装置107は、液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、表示メモリ105を介してCPU101に接続される。表示装置107はCPU101の制御により表示メモリ105に蓄積された表示データを表示する。
入力装置109は、例えば、キーボード等の入力装置であり、操作者によって入力される各種の指示や情報をCPU101に出力する。操作者は、表示装置107、入力装置109、及びマウス108等の外部機器を使用して対話的に画像処理装置100を操作する。
ネットワーク110は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、インターネット等の各種通信網を含み、画像データベース111やサーバ、他の情報機器等と画像処理装置100との通信接続を媒介する。
画像データベース111は、医用画像撮影装置112によって撮影された画像データを蓄積して記憶するものである。図1に示す画像処理システム1では、画像データベース111はネットワーク110を介して画像処理装置100に接続される構成であるが、画像処理装置100内の例えば記憶装置103に画像データベース111を設けるようにしてもよい。
次に、図2〜図13を参照して、画像処理装置100の動作について説明する。
画像処理装置100のCPU101は、主メモリ102から図2の対応位置表示処理に関するプログラム及びデータを読み出し、このプログラム及びデータに基づいて処理を実行する。
なお、以下の対応位置表示処理の実行開始に際して、基の断層像データは画像データベース111等からネットワーク110及び通信I/F104を介して取り込まれ、画像処理装置100の記憶装置103に記憶されているものとする。
図2の対応位置表示処理において、まず画像処理装置100のCPU101は、対象領域についての一連の断層像3を入力画像データとして読み込む。ここで入力画像データの好適な例として、CT画像、MR画像、または超音波画像等が挙げられる。以下の説明で使用する図では、肋骨の除去処理をしたCT画像3を基の画像として読み込む。また、対象領域は腹部としているが、これに限定されない。また、以下の説明ではMIP画像について説明し、MinIP画像については同様であるので説明を省略する。
まず、CPU101は、読み込んだ画像データから、複数方向に投影したMIP画像を生成し、各MIP画像の奥行情報を格納したテーブルを作成する(ステップS1)。例えばX(体幅方向)、Y(体厚方向)、Z(上下方向)の互いに直交する3軸方向を投影線方向としたMIP画像をそれぞれ作成するものとする。
図3に示すように、投影面41をX−Z平面(コロナル面)としたコロナルMIP画像71と奥行情報(Yテーブル61)を生成する場合、投影線5a,5bはY軸と平行となる。CPU101は、Y軸に平行な投影線5aによって断層像3のZ=0,X=i位置を投影する。このとき投影線5a上の最大画素値がMIP画像の輝度値となる。この輝度値とする画素が断層像3のy位置(Z=0,X=i)にあるとすると、コロナルMIP画像71のZ=0,X=i位置における奥行情報Y0iの値はyである。CPU101は奥行情報Y0iをYテーブル61に格納する。
同様に、CPU101は、所定範囲内の全ての投影線(Z=p,X=q)で断層像3を投影し、コロナルMIP画像71を生成する。また、CPU101は、このコロナルMIP画像71の奥行情報YpqをYテーブル61に格納する。
ここで、添字pはYテーブル61の行番号、添字qはYテーブル61の列番号である。
図4は、投影面をアキシャル面(X−Y平面)42とした例である。アキシャルMIP画像72と奥行情報(Zテーブル62)を生成する場合、投影線5c,5dはZ軸と平行となる。CPU101は、Z軸に平行な投影線5cによって断層像3のX=i,Y=j位置を投影する。このとき投影線5c上の最大画素値がMIP画像の輝度値となる。この輝度値とする画素が複数の断層像3のz=SN(スライス位置)の断層像にあるとすると、CPU101はこのスライス番号(SN)を、アキシャルMIP画像72のY=j,X=i位置における奥行情報Zjiの値とする。CPU101は奥行情報ZjiをZテーブル62に格納する。
同様に、CPU101は、所定範囲内の全ての投影線(Y=p,X=q)で断層像3を投影し、アキシャルMIP画像72を生成し、奥行情報ZpqをZテーブル62に格納する。
ここで、添字pはZテーブル62の列番号、添字qはZテーブル62の行番号である。
図5は、投影面をサジタル面(Y−Z平面)43とした例である。サジタルMIP画像73と奥行情報(Xテーブル63)を生成する場合、投影線5e,5fはX軸と平行となる。CPU101は、Y=j,Z=SNでX軸に平行な投影線5eによって断層像3を投影する。このとき投影線5e上の最大画素値がサジタルMIP画像73の輝度値となる。この輝度値とする画素がx=i位置にあるとすると、CPU101はこのiを、サジタルMIP画像73のY=j,Z=SN位置における奥行情報XjSNの値とする。CPU101は奥行情報XjSNをZテーブル63に格納する。
同様に、CPU101は、所定範囲内の全ての投影線(Y=p,Z=q)で断層像3を投影し、MIP画像73を生成し、奥行情報XpqをXテーブル63に格納する。
ここで、添字pはXテーブル63の列番号、添字qはXテーブル63の行番号である。
複数のMIP画像と奥行情報のテーブルを生成すると、CPU101は次に、使用画像と表示モードに従った表示を行う(ステップS2)。
使用画像とは、ここでは表示対象とする画像の種類を意味し、例えば、MIP画像のみとするか、或いはMIP画像と、CT画像・MR画像・超音波画像等との組み合わせとする。使用画像は操作者により選択可能としてもよいし、デフォルトで決定されるようにしてもよい。
表示モードとは、表示する画像及びその画像の表示位置の態様である。
例えば、コロナルMIP画像・アキシャルMIP画像の2画像表示モード、コロナル・アキシャル・サジタルの各MIP画像の3画像表示モード、サジタル断面図・コロナル断面図・アキシャルMIP画像の3画像表示モード等、画像とその表示位置を操作者の操作によって設定可能とする。
CPU101は、例えば図6に示すように、ステップS1で生成したコロナルMIP画像71とアキシャルMIP画像72を表示装置107に表示させる。
そして、CPU101は一方のMIP画像(図6ではコロナルMIP画像71)の任意の位置の入力を受け付ける(ステップS3)。位置入力の操作は、例えば、表示画面上に表示された矢印(カーソル)77をマウス108の移動操作によって移動させ、クリック操作によって決定(指定)させるようにして行われる。また、画像の座標位置の数値入力による方法でもよい。
CPU101は、ステップS3で入力された指定位置について、奥行情報を検索する。指定位置の奥行情報は、ステップS1で生成した奥行情報のテーブルを参照して決定できる。図7の例では、コロナルMIP画像71のZ=p,X=qの位置が矢印77によって指定されている。この場合、CPU101はコロナルMIP画像71の奥行情報として生成したYテーブル61を参照する。そして、Z=p,X=q位置の奥行情報Ypqを参照し、基の断層像3のY位置情報を取得する。そして、表示画面に表示されているアキシャルMIP画像72の対応する位置にマーカ78を表示する。図7の例では、アキシャルMIP画像72の対応する位置は、X=q、Y=Ypqとなる(ステップS4)。
その後、CPU101は使用画像と表示モードの設定の変更を受け付ける。変更がある場合は(ステップS5;YES)、ステップS2に戻って使用画像と表示モードに従った表示を行う。また、表示されているMIP画像上で位置が矢印77にて指定されると、その指定位置に対応する他の画像上の位置を特定し、マーカ78を表示させる。
その後、終了ボタンの押下操作(終了指示の入力)があるまで、ステップS3〜ステップS5の処理を繰り返し、終了の指示が入力されると(ステップS6;Yes)、一連の対応位置表示処理を終了する。
以上の説明では、コロナルMIP画像71上で指定した位置に対応する位置を、アキシャルMIP画像72にマーカ表示する例を挙げたが、図8に示すように、アキシャルMIP画像72上で指定した位置に対応する位置を、アキシャルMIP画像71にマーカ表示してもよい。この場合は、CPU101は指定された(X,Y)位置の奥行情報ZpqをZテーブル62を参照することにより特定できる。
また、図9に示すように、表示モードを変更して、サジタルMIP画像73とアキシャルMIP画像72とを表示画面に表示し、サジタルMIP画像73上で指定した位置に対応する位置を、アキシャルMIP画像72にマーカ表示することも可能である。この場合は、CPU101は指定された(Y,Z)位置の奥行情報XpqをXテーブル63を参照することにより特定できる。
また、使用画像を3画像とし、図10に示すような3軸方向の各MIP画像、としたり、図11に示すようにCT画像及びMIP画像とした場合には、表示中のMIP画像のいずれかで位置を指定し、その位置に対応する位置を、その他のMIP画像またはCT画像上にマーカ表示するようにしてもよい。
図10では、表示装置107の画面左上側にサジタルMIP画像73、右上側にコロナルMIP画像71、下にアキシャルMIP画像72が表示されている。また表示装置107には、表示モードを設定するためのモード設定エリア81と、使用画像を設定するための使用画像設定エリア82とが設けられている。モード設定エリア81には、現在設定されているモードにて表示される画像種別等が表示される。また使用画像設定エリア82には、使用画像を選択するためのボタンが表示される。例えば、MIP画像のみを使用する場合に操作される「MIP」ボタン83と、MIP画像及びCT画像を使用する場合に操作される「CT&MIP」ボタン84とが表示される。また画面右下部には処理を終了させるための終了ボタン85が表示される。
図10のように、サジタル・コロナル・アキシャルの各MIP画像が表示される表示モードでは、いずれのMIP画像でも位置を指定することが可能である。例えば、操作者のマウス操作によりアキシャルMIP画像72上に矢印77が移動され、位置が指定されると、CPU101はZテーブル62を参照し、指定された(X,Y)位置の奥行情報Zpqを取得する。そして、サジタルMIP画像73には、対応する(Y,Zpq)位置にマーカ78を表示させ、コロナルMIP画像71には、対応する(X,Zpq)位置にマーカ78を表示させる。
また、図11の例では、表示装置107の画面左上側にサジタルCT断面図93、右上側にコロナルCT断面図91、下にアキシャルMIP画像72が表示されている。
このように、MIP画像とCT断面図とがいずれも表示される場合には、表示されているMIP画像上で位置を指定することが可能である。図11では、操作者のマウス操作によりアキシャルMIP画像72上に矢印77が移動され、位置が指定されると、CPU101はZテーブル62を参照し、指定された(X,Y)位置の奥行情報Zpqを取得する。そして、CPU101は、サジタルCT断面図93には、対応する(Y,Zpq)位置にマーカ78を表示させ、コロナル断面図91には、対応する(X,Zpq)位置にマーカ78を表示させる。
また、図12に示すように、「CT&MIP画像」ボタン84によって、使用画像をCT画像及びMIP画像と設定し、モード選択エリア81にて「サジタルMIP、コロナルMIP、アキシャル断面」の3画像表示モードを選択すると、CPU101は初期段階(図2のステップS2)では所定位置にサジタルMIP画像73及びコロナルMIP画像71に表示させる。そして、例えばコロナルMIP画像71上で任意の位置(X,Z)に矢印77が移動され、その位置が指定されると、CPU101は指定されたZ位置のアキシャル断面図92を基となる断層像3から抽出し、表示させる。更に、Yテーブル61を参照し、指定された(X,Z)位置の奥行情報Ypqを取得する。そして、CPU101は、サジタルMIP画像73の対応する(Ypq,Z)位置にマーカ78を表示させ、また、アキシャル断面図92の対応する(X,Ypq)位置にマーカ78を表示させる。
また、図13に示すように、「CT&MIP画像」ボタン84によって、使用画像をCT画像及びMIP画像と設定し、モード選択エリア81にて「コロナルMIP、サジタルMIP、アキシャル断面」の3画像表示モードを選択すると、CPU101は初期段階(図2のステップS2)では所定位置にサジタルMIP画像73及びコロナルMIP画像71を表示させる。そして、例えばサジタルMIP画像73上で任意の位置(Y,Z)に矢印77が移動され、その位置が指定されると、CPU101は指定されたZ位置のアキシャル断面図92を基となる断層像3から抽出し、表示させる。更に、Xテーブル63を参照し、指定された(Y,Z)位置の奥行情報Xpqを取得する。そして、CPU101は、コロナルMIP画像71の対応する(Xpq,Z)位置にマーカ78を表示させ、また、アキシャル断面図92の対応する(Xpq,Y)位置にマーカ78を表示させる。
以上説明したように、本実施の形態の画像処理装置100において、CPU101は一連の断層像3に基づいて生成されたMIP画像を含む複数の画像を一つの表示画面内に表示させ、表示されたMIP画像の任意の位置を操作者に指定させる。そして、CPU101は、指定されたMIP画像の位置に対応する他の画像上の位置を特定し、マーカ78等により明示する。
よって、奥行情報が失われたMIP画像上で指定した位置について、他の平面へ投影したMIP画像や断面図でも対応する位置を容易な操作で直接に確認可能となる。例えば、肋骨の除去処理をしたCT画像には、一般に骨の取り残しがある。そのため、このようなCT画像を基にMIP画像を生成する場合、MIP画像の高輝度部分が骨の取り残しなのか、或いは肝臓等の石灰化した部分であるのかを図6のようなMIP画像のみからは判断し難い。しかし、図7に示すように、異なる角度から投影した複数のMIP画像と、対応位置を示すマーカ等を用いて各MIP画像中の高輝度部分の対応位置を確認できるようにすれば、その位置が肋骨であるのか、肝臓であるのかを判断しやすく、診断に有効となる。
また、従来のMIP画像の回転動画表示のように複数の角度方向からのMIP画像によって奥行感を表現する必要もなく、少なくとも2方向のMIP画像で直接に対応位置を確認できるので、画像生成に要する演算時間が短縮できる。
なお、上述の実施の形態では、MIP画像毎に奥行情報についてのテーブルを生成しておき、このテーブルを参照してMIP画像における指定位置の奥行情報を特定したが、これに限定されない。例えば、テーブルを持たずに、MIP画像にて位置が指定される都度、その位置の画素値と同一の画素を断層像から投影線方向に検索するようにしてもよい。予めテーブルを生成しておき、奥行情報を特定する際に、テーブルを参照する場合には処理を高速化できる。
また、MIP画像のみならずCT画像やMR画像も表示画面に表示する場合は、CT画像、MR画像等についてもMIP画像における指定位置の対応位置を明示できるので、診断に有効である。
更に、操作者が位置指定を行う画像をアキシャルMIP画像、サジタルMIP画像、コロナルMIP画像のいずれかから選択可能としているので、診断対象とする部位や診断しやすい角度に応じて、自由に画像を選択して位置を指定することが可能となる。
なお、上述の実施の形態ではMIP画像について説明したが、MinIP画像についても同様に本発明を適用することが可能である。
また、上述の実施の形態では、生成するMIP画像の投影面を、互いに直交する3平面(X−Z平面、X−Y平面、Y−Z平面)とする例を挙げるが、この例に限定されず任意角度の投影面としてもよい。この場合、各MIP画像の奥行情報は、位置を指定する画像と、対応位置を明示する画像との各投影面の角度に応じて補正する。位置を指定するMIP画像またはMinIP画像と、対応位置を明示する画像(MIP画像等や関連する断面図)とは少なくとも1軸を共有すれば、本発明を適用可能である。
また、上述の実施の形態では、マーカ78によって画像上に対応位置を明示する例を示したが、マーカ78の形状、色等の表示形式はいかなるものでもよい。またマーカ78とともに指定位置と対応位置の座標を数値表示してもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・画像処理システム
100・・・・・画像処理装置
101・・・・・CPU
102・・・・・主メモリ
103・・・・・記憶装置
104・・・・・通信I/F
105・・・・・表示メモリ
106・・・・・I/F
107・・・・・表示装置
108・・・・・マウス
109・・・・・入力装置
110・・・・・ネットワーク
111・・・・・画像データベース
112・・・・・医用画像撮影装置
113・・・・・バス
3・・・・・・・断層像
71・・・・・・コロナルMIP画像(X−Z)
72・・・・・・アキシャルMIP画像(X−Y)
73・・・・・・サジタルMIP画像(Y−Z)
61・・・・・・Yテーブル
62・・・・・・Zテーブル
63・・・・・・Xテーブル
81・・・・・・モード設定エリア
82・・・・・・使用画像設定エリア
91・・・・・・コロナルCT断面図
92・・・・・・アキシャルCT断面図
93・・・・・・サジタルCT断面図

Claims (5)

  1. 一連の断層像に基づいて生成されたMIP画像またはMinIP画像を含む複数の画像を一つの表示画面内に表示する表示手段と、
    前記表示手段によって表示されたMIP画像またはMinIP画像の任意の位置を操作者に指定させる位置指定手段と、
    前記位置指定手段によって指定されたMIP画像またはMinIP画像の位置に対応する他の画像上の位置を特定し、明示する対応位置明示手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記MIP画像またはMinIP画像の輝度値とした、基の断層像の画素の位置を示す情報である奥行情報を、MIP画像またはMinIP画像毎に保持した奥行情報テーブルを作成するテーブル作成手段を更に備え、
    前記対応位置明示手段は、前記奥行情報テーブルを参照することにより指定された位置の奥行情報を特定し、他の画像上の対応する位置を明示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記他の画像は、位置を指定したMIP画像またはMinIP画像の投影面と少なくとも1軸を共有する投影面に投影されたMIP画像またはMinIP画像、或いは関連する断面図のいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示手段に表示する画像を操作者に選択させる画像選択手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記位置指定手段において、操作者が位置指定を行う画像をアキシャルMIP画像、サジタルMIP画像、コロナルMIP画像のいずれかから選択可能とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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