JP2011137577A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換後の排ガスを大気中に排気する際に、その白煙化を抑制することができる熱交換器を提供する。
【解決手段】伝熱管6群で熱交換した後の排ガス出口側通路11の排ガスを、伝熱管6群で熱交換する前の排ガス入口側通路5の高温の排ガスによって、仕切板15を介して加熱し、排ガス出口側通路11の排ガスの温度を高め、これによって、排ガス出口側通路11の排ガスを、大気中に排気したときに、排ガス中の水分が凝縮する露点温度以上とし、排ガスの白煙化を防止するようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラ等の燃焼機器が発生した燃焼ガスが排ガスとして通過する排ガス通路内に配置されて当該排ガス通路内の排ガスと熱交換を行う熱交換器に関するものであり、より詳しくは、前記熱交換器において、熱交換後の排ガスが排ガス通路出口から大気中に排出されるに際して白煙化することを抑制することに関するものである。
前記ボイラにおいては、前記熱交換器の一例としてエコノマイザが広く使用されている。エコノマイザは、周知のように、ボイラが発生した排ガスが通過する排ガス通路内に配置されて、排ガス通路から排気筒を経て大気中へ排気される排ガスが有する熱をボイラへの給水の予熱に利用することで、ボイラ効率の向上を図ったものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−90818号公報
このようなエコノマイザにおいては、ボイラへの給水を予熱した後の排ガスが排気筒から大気中へ排気される際、大気温度が低いと、排ガスが当該大気との接触で冷却され、これにより当該排ガス中の水分が過飽和となって凝縮して水滴化し、排気筒から上がる白煙として目視される。
このような排気筒から白煙が発生している状態が目視される様子は、景観や美観に好ましくない場合もあり、また、場合によっては、その白煙が大気汚染しているといった誤解を与えることもあり、こうした観点からは、上述した白煙の発生は、極力、抑制することが望まれる。
本発明は、上述に鑑みて為されたものであって、排ガスが熱交換後に排気筒から大気へと排気される際に白煙化することを抑制ないしは防止可能とした熱交換器を提供することを目的とする。
(1)本発明第1にかかる熱交換器は、排ガス通路に配置される熱交換器であって、当該熱交換器の排ガス出口側通路の排ガスと、前記熱交換器の排ガス入口側通路の排ガスとを熱交換させる熱交換手段を設け、前記熱交換手段は、排ガス案内通路によって案内される前記排ガス出口側通路の排ガスおよび前記排ガス入口側通路の排ガスの内のいずれか一方の排ガスと他方の排ガスとを間接熱交換させる間接熱交換部を備え、前記間接熱交換部は、前記一方の排ガスと前記他方の排ガスとを仕切る仕切板を有すると共に、該仕切板は、前記排ガス入口側通路の排ガスが有する熱を排ガス出口側通路の排ガスへ伝熱する伝熱面を備えていることを特徴とする。
前記熱交換器は、排ガス入口側通路に導入される排ガスによって、給水や空気などを予熱するものであるのが好ましい。
前記仕切板は、前記いずれか一方の排ガスと前記他方の排ガスとを仕切ることによって当該両排ガス間で間接的に熱交換させることができる機能を備えるものであればよく、板状、隔壁状、等、その名称を問わない。
前記伝熱面には、前記仕切板の板面で構成した伝熱面を含むことができるが、当該仕切板に設けたフィンなどを伝熱面に含むことができる構成としてもよい。
本発明第1の熱交換器は、熱交換手段により前記したように当該熱交換器の排ガス出口側通路の排ガスと、前記熱交換器の排ガス入口側通路の排ガスとを熱交換させるに際して、その熱交換手段が備える間接熱交換部により排ガス案内通路によって案内される前記排ガス出口側通路の排ガスおよび前記排ガス入口側通路の排ガスの内のいずれか一方の排ガスと他方の排ガスとを間接熱交換させる。そして、その間接熱交換においては前記間接熱交換部が有する仕切板により、前記一方の排ガスと前記他方の排ガスとを仕切ると共に、その仕切板に備えた伝熱面により、前記排ガス入口側通路の排ガスが有する熱を排ガス出口側通路の排ガスへ伝熱する構成としたので、排ガス入口側通路における熱交換前の高温の排ガスが有する熱を、前記仕切板の伝熱面により排ガス出口側通路における熱交換後の排ガスに伝熱することで当該排ガス出口側通路の排ガスの温度を当該排ガス中の水分が凝縮する露点温度以上に高めることができるようになる。その結果、本発明の熱交換器では、排ガス出口側通路の排ガスを、排気筒から大気中へ排出したときに、当該大気温度が低くても、当該排ガスの白煙化を抑制、防止することができるようになる。
そして、本発明第1の熱交換器を、例えば、エコノマイザに適用した場合、ボイラへの給水の予熱に利用する熱交換前の排ガスによって、前記予熱に利用された熱交換後の排ガスの温度を高めることができるので、エコノマイザにおいて、そのボイラ効率向上という有用性を損なうことなく、白煙発生を確実に抑制することが可能となる。
(2)本発明第1の熱交換器の好ましい実施態様では、前記いずれか一方の排ガスと前記他方の排ガスとを仕切る前記仕切板を、L字状に屈曲形成している。
この実施態様によると、前記仕切板により排ガス入口側通路と排ガス出口側通路の両排ガスを鉛直方向および水平方向に延びる通路に沿ってL字状に仕切る状態で熱交換を行うことができるようになり、結果、前記両排ガス間での熱交換時間を長く確保して確実かつ効率的に熱交換を行うことができるようになり、より白煙発生の抑制には好ましくなる。
(3)本発明第2にかかる熱交換器は、排ガス通路に配置される熱交換器であって、当該熱交換器の排ガス出口側通路の排ガスと、前記熱交換器の排ガス入口側通路の排ガスとを熱交換させる熱交換手段を設け、前記熱交換手段は、前記排ガス入口側通路と前記排ガス出口側通路とを連通して前記排ガス入口側通路の排ガスの一部を、前記排ガス出口側通路に導入する連通路を備えている。
前記連通路は、前記排ガス入口側通路の排ガスの一部を、前記排ガス出口側通路に導入する機能を備えれば、その導入の通路形状や通路形態を問うものではなく、例えば管路や、開口、その他でもよい。
本発明第2の熱交換器によると、前記連通路を備えたので、当該連通路を介して、排ガス出口側通路の排ガス、すなわち、熱交換後の排ガスに、排ガス入口側通路の排ガス、すなわち、熱交換前の高温の排ガスの一部を、導入することで、排ガス出口側通路の排ガスの温度を高めることができ、これによって、排ガス出口側通路の排ガスを、大気温度が低い大気中に排出しても、排ガス中の水分が凝縮する露点温度以上とすることができ、排ガスの白煙化を効果的に抑制、防止することができるようになる。
(4)本発明第2の熱交換器の好ましい実施態様では、前記熱交換手段は、前記連通路内の排ガス流量を弁開度により制御する制御弁と、温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出出力に基づいて、前記制御弁を制御する制御部とを備えている。
制御弁の弁開度の程度は特に限定されず、全開と全閉との制御だけでもよいし、それら以外の開度を含んでもよい。
温度センサは、大気の温度あるいはそれに関連する温度を検出するのが好ましく、例えば、当該熱交換器の近傍の温度、当該熱交換器からの排ガスを排出する排気筒の近傍の温度などであってもよいし、あるいは、排ガス自体の温度を検出してもよい。
この実施態様によると、大気や排ガスなどの温度を温度センサによって検出し、それに基づいて、制御弁を制御することができるので、大気の温度が高く、白煙化の虞がないときには、排ガス入口側通路の排ガスを、排ガス出口側通路の排ガスに導入せず、また、大気の温度が低く、白煙化の虞があるときには、排ガス入口側通路の排ガスを、排ガス出口側通路の排ガスに導入するといったことが可能となり、当該熱交換器で効率的に熱交換をしながら、排ガスの白煙化を抑制、防止することができるようになる。
本発明によれば、熱交換後の排ガスである排ガス出口側通路の排ガスを、熱交換前の高温の排ガスである排ガス入口側通路の排ガスによって加熱し、その温度を高めるので、排ガス出口側通路の排ガスを、大気中に排出したときに、排ガス中の水分が凝縮する露点温度以上とすることができ、排ガスの白煙化を抑制、防止することができる。
図1は本発明の実施形態1に係り、ボイラの一部とエコノマイザの断面構成とを示す図である。 図2は図1のII−II線に沿うエコノマイザの断面構成を示す図である。 図3は図2のIII−III線に沿うエコノマイザの断面構成を示す図である。 図4は本発明の実施形態2に係るエコノマイザとその制御系統とを示す図である。 図5は本発明の実施形態3に係るエコノマイザとその制御系統とを示す図である。
以下、図面によって本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1ないし図3を参照して実施形態1にかかる熱交換器を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る熱交換器としてのエコノマイザの断面図であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図であり、図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。本実施形態1では熱交換器としてエコノマイザに適用して説明するが、本発明をエコノマイザに限定する趣旨ではない。
これらの図に示されるボイラ1は、燃料をバーナによって燃焼させる共に、この燃焼により発生する燃焼ガスにより、エコノマイザ3から給水口18を介して供給される水を加熱して蒸気を生成する一方、前記蒸気の生成に使用した後の燃焼ガスを排ガスとしてガス出口2からエコノマイザ3に流入させるようになっている。
エコノマイザ3では、ボイラ1からそのガス出口2を介して流入してくる排ガスが有する熱によって、ボイラ1への給水を予熱すると共に、予熱した給水をボイラ1の前記給水口18へ供給する。
エコノマイザ3は、排ガス入口4に連通する排ガス入口側通路5を備えると共に、排ガス入口側通路5の下方に、水平方向に延びる伝熱管6が多数配列された伝熱管6群からなる熱交換部を備えている。各伝熱管6には、管外壁周囲に多数の熱吸収用のフィン6aが取り付けられている。
伝熱管6の両端は、図2および図3に示すように、ケーシング7の両側面を貫通して両側のヘッダ8a,8b内で折り返して連通しており、伝熱管6は、図3に示すように、水平方向に折り返されて蛇行し連続した形状に構成されると共に、その管端部が図2に示すように上下方向にも連続して水平および垂直方向に連続する一続きの蛇行する給水流路を形成する。
この給水流路への水の出入は、一方のヘッダ8aに配設した入水管9および出水管10から行われ、入水管9は、伝熱管6群の最下段の伝熱管6に接続され、出水管10は、伝熱管6群の最上段の伝熱管6に接続されており、この出水管10を介してボイラ1の給水口18へ予熱された水が供給される。
このエコノマイザ3では、ボイラ1のガス出口2から排ガス入口4に流入した排ガスは、排ガス入口側通路5を経ると共に、排ガス入口側通路5下方の伝熱管6群と熱交換を行って伝熱管6内のボイラ1への給水を加熱しながら伝熱管6の間を下方に向けて流れる。このため、排ガスはエコノマイザ3内を下方へ行くほど、そのガス温度は低くなる一方、伝熱管6内のボイラ1への給水温度は、下段の伝熱管6ほど低く、上段の伝熱管6ほど高くなり、この上段の伝熱管6から高温の給水を、出水管10を介してボイラ1の給水口18へ供給する。なお、エコノマイザ3の下部には、ドレン排出用の排出管26が接続される。
そして、本実施形態1では、伝熱管6群からなる熱交換部で給水と熱交換した後の排ガスを、図示略の排気筒から大気中へと排出するに際し、例えば、大気の温度が低いような場合に、排ガス中の水分が凝縮して白煙化するのを防止するために、熱交換器であるエコノマイザ3を次のように構成したことに特徴を有する。
すなわち、本実施形態1のエコノマイザ3では、図1で示すように、高温の排ガスを、白抜きの矢符g1で示すように排ガス入口側通路5を経て、その下方の伝熱管6群からなる熱交換部をその上段から下段へと移動させつつ伝熱管6群内を通る給水と熱交換する。そして、給水と熱交換後の排ガスを、伝熱管6群下端部で矢符g2に示すように排ガス案内通路13へ折り返し、矢符g3からg4で示すように排ガス案内通路13によって上方の排ガス出口側通路11に案内し、熱交換前の排ガス入口側通路5の排ガスと、間接熱交換部を構成する仕切板15を介して間接熱交換するようにしている。
排ガス案内通路13は、上方の排ガス入口側通路5から導入されて伝熱管6群からなる熱交換部で熱交換した後の下方の矢符g2における排ガスを、折り返して矢符g3で示すように上方へと向かわせるものであり、伝熱管6群の下方からその背面側を通って上方の排ガス出口側通路11に向かうように形成されている。
仕切板15は、前記間接熱交換部として、排ガス入口側通路5の排ガスと排ガス出口側通路11の排ガスとを仕切る仕切壁を形成すると共に、ケーシング7と共に排ガス案内通路13を形成する通路壁を形成するものである。そして仕切板15は、その断面が水平仕切板部15aと、鉛直仕切板部15bとによりL字状に屈曲形成された構成となっている。仕切板15は、例えば、ステンレス鋼などからなり、排ガス入口側通路5における高温の排ガスの熱を、排ガス出口側通路11の低温の排ガスに伝熱するものである。
仕切板15は、排ガス入口側通路5に対して、水平仕切板部15aによって排ガス出口側通路11を仕切り、また、鉛直仕切板部15bによって排ガス案内通路13を仕切っている。
そして、少なくとも、仕切板15における水平仕切板部15aの平板状面は、排ガス入口側通路5における高温の排ガスの熱を、排ガス出口側通路11の低温の排ガスに伝熱する伝熱面となっている。この場合、鉛直仕切板部15bの平板状面も、排ガス入口側通路5における高温の排ガスの熱を、排ガス案内通路13の低温の排ガスに伝熱する伝熱面ともなっている。こうした伝熱面は、伝熱面積を増大させることができる形状、例えば、凹凸を有する形状とか、あるいは、波状の形状としてもよい。
仕切板15には、その伝熱面積を増大させて伝熱を促進する多数の伝熱用のフィン16が、取り付けられている。伝熱用のフィン16は、L字状の仕切板15の屈曲部分に沿うように、水平方向に延びるフィン水平部16aと、鉛直方向に延びるフィン鉛直部16bと、を備えている。フィン水平部16aは、仕切板15の水平仕切板部15a上に設けられ、フィン鉛直部16bは、仕切板15の鉛直仕切板部15b上に設けられていることで、その全体がL字状に屈曲形成されている。
こうした多数の伝熱用のフィン16は、排ガス入口側通路5における高温の排ガスの熱を、仕切板15と共に、排ガス出口側通路11の低温の排ガスに伝熱する伝熱面を構成することができる。この場合のフィン16は、仕切板15を主伝熱面とすれば、補助伝熱面と称することもできる。
この実施形態1のエコノマイザ3では、矢符g1で示すように上方の排ガス入口側通路5から導入されて伝熱管6群と熱交換して温度が低くなった排ガスは、矢符g2からg3で示すように、排ガス案内通路13によって折り返されて上方の排ガス出口側通路11に案内され、矢符g4で示すように排ガス入口側通路5の排ガスと熱交換されて昇温し、その後、矢符g5で示すように排ガス出口17より排気されると共に図示略の排気筒を介して大気中へと排気される。
以上説明したように本実施形態1では、熱交換後の排ガス出口側通路11の排ガスは、熱交換前の高温の排ガス入口側通路5の排ガスによって加熱されるので、排気筒から排出される排ガスの温度を、排ガス中の水分が凝縮する露点温度以上とすることができ、これによって、排ガスの白煙化を防止することができる。
なお、伝熱面を設けない仕切板であっても、排ガス出口側に電気ヒータ等を設けることで排ガスの白煙化を防止することができる。
(実施形態2)
図4を参照して本発明の実施形態2に係る熱交換器を説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る熱交換器としてのエコノマイザの構成図であり、上述の実施形態1に対応する部分には、同一の参照符号を付すと共に、同一の参照符号に関してはその詳しい説明を略する。本実施形態2においても熱交換器としてエコノマイザに適用して説明するが、実施形態1と同様、本発明をエコノマイザに限定する趣旨ではない。
実施形態2における熱交換器としてのエコノマイザ3−1は、上述の実施形態1と同様に、排ガス入口側通路5の排ガスと排ガス出口側通路11の排ガスとの間接熱交換を行う。
更に、実施形態2におけるエコノマイザ3−1では、排ガス入口側通路5と排ガス出口側通路11とを連通して排ガス入口側通路5の排ガスの一部を、排ガス出口側通路11に導入する連通路としての連通管20と、この連通管20内の排ガス流量を弁開度により制御する制御弁21と、例えば、外気温度を検出する温度センサ22と、この温度センサ22の検出出力に基づいて、制御弁21を制御する制御部23とを備えており、これら連通管20、制御弁21、温度センサ22および制御部23によって、排ガス出口側通路11の排ガスと、排ガス入口側通路5の排ガスと、を熱交換させる熱交換手段を構成している。
制御部23には、排ガス出口側通路11の排ガスが、排気筒を介して大気中に排出されたときに、その排ガス中の水分が凝縮して白煙化する虞がある温度に対応する設定温度が予め設定されている。
制御部23は、温度センサ22によって検出される検出温度が、予め設定された設定温度よりも低くなると、制御弁21を開いて、排ガス入口側通路5の排ガスの一部を、矢符g6で示すように排ガス出口側通路11に導入し、これによって、排ガス出口17から排気筒へ排出される排ガスの温度を高めて、矢符g7で示すように、排気筒から排出される排ガスの温度を、排ガス中の水分が凝縮する露点以上の温度とし、排ガスの白煙化を防止する制御を行うようになっている。
以上説明したように本実施形態2においては、前記制御部23により、温度センサ22によって検出される温度に基づいて、排ガス入口側通路5の排ガスの排ガス出口側通路11への導入を制御するので、より確実に排ガスの白煙化を防止することができる。
(実施形態3)
図5を参照して本発明の実施形態3に係る熱交換器を説明する。図5は、本発明の実施形態3に係る熱交換器としてのエコノマイザの構成図であり、上述の実施形態1、2に対応する部分には、同一の参照符号を付すと共に、同一の参照符号に関してはその詳しい説明を略する。
本実施形態3の熱交換器としてのエコノマイザ3−2では、排ガス入口4は、エコノマイザ3−2の下部に設けられると共に、上述の排ガス案内通路13は設けられておらず、間接熱交換を行うことなく、例えば、図5に示すように、下方の排ガス入口側通路5の排ガスの一部を、上方の排ガス出口側通路11の排ガスに導入する連通管20を設け、温度センサ22の検出温度に基づいて、連通管20の流路を開閉する制御弁21を制御するようにしている。
実施形態3のエコノマイザ3−2では、白煙化する虞れがない外気温のときには、制御弁21を閉じて、排ガス入口側通路5の排ガスの全てを矢符g8,g9,g10,g11で示すように、伝熱管6群へ案内して給水を加熱して給水温度を高めてボイラ1の効率を高めることができる一方、白煙化する虞れがある外気温では、制御弁2を開いて排ガス入口側通路5の排ガスの一部を、矢符g12で示すように、上方の排ガス出口側通路11の排ガスに導入し、排ガス出口17から排気筒へ排出される排ガスの温度を高めて、排ガスの白煙化を防止することができる。
本発明は、排ガス通路に配置されてボイラの効率向上のため排ガスを利用するエコノマイザ等の熱交換器として有用である。
1 ボイラ
3 エコノマイザ(熱交換器)
3−1 エコノマイザ(熱交換器)
3−2 エコノマイザ(熱交換器)
5 排ガス入口側通路
6 伝熱管(熱交換部)
11 排ガス出口側通路
13 排ガス案内通路
15 仕切板(間接熱交換部)
15a 水平仕切板部(伝熱面)
15b 鉛直仕切板部(伝熱面)
16 フィン(伝熱面)
16a フィン水平部
16b フィン鉛直部

Claims (4)

  1. 排ガス通路に配置される熱交換器であって、
    当該熱交換器の排ガス出口側通路の排ガスと、前記熱交換器の排ガス入口側通路の排ガスとを熱交換させる熱交換手段を設け、
    前記熱交換手段は、排ガス案内通路によって案内される前記排ガス出口側通路の排ガスおよび前記排ガス入口側通路の排ガスの内のいずれか一方の排ガスと他方の排ガスとを間接熱交換させる間接熱交換部を備え、
    前記間接熱交換部は、前記いずれか一方の排ガスと前記他方の排ガスとを仕切る仕切板を有すると共に、
    当該仕切板は、前記排ガス入口側通路の排ガスの熱を排ガス出口側通路の排ガスへ伝熱する伝熱面を備える、
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記いずれか一方の排ガスと前記他方の排ガスとを仕切る前記仕切板は、L字状に屈曲形成されている請求項1に記載の熱交換器。
  3. 排ガス通路に配置される熱交換器であって、
    当該熱交換器の排ガス出口側通路の排ガスと、前記熱交換器の排ガス入口側通路の排ガスとを熱交換させる熱交換手段を設け、
    前記熱交換手段は、
    前記排ガス入口側通路と前記排ガス出口側通路とを連通して前記排ガス入口側通路の排ガスの一部を、前記排ガス出口側通路に導入する連通路を備える、
    ことを特徴とする熱交換器。
  4. 前記熱交換手段は、
    前記連通路内の排ガス流量を弁開度により制御する制御弁と、
    温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出出力に基づいて、前記制御弁を制御する制御部と、
    を備える請求項3に記載の熱交換器。
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