JP2011137566A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】据付け時の配管接続作業やメンテナンス時の作業性を向上できるとともに、余計な構造変更やコストを掛ける必要のない空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】縦長のキャビネット2を備え、該キャビネット2内の上半部に室内熱交換器およびドレンパンが配置され、下半部に室内ファン5が配置されているとともに、室内熱交換器からの冷媒配管17,18およびドレンパンからのドレンホース19が、キャビネット2の側面に添って下半部に延長され、キャビネット2の下半部前面の吸込みパネルの左右両側部に設けられている吸込みグリル3Bの近傍で外部からの配管と接続される空気調和機1であって、少なくとも冷媒配管17,18およびドレンホース19が延長されている側の吸込みグリル3Bが、外側の端部を支点として内側端部が外側に回動可能に設置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、キャビネットの下半部前面に設けられている吸込みパネルおよび吸込みグリルの内側で、冷媒配管およびドレンホースが外部側からの配管と接続される空気調和機に関するものである。
床置き型の空気調和機として、縦方向に長い長方形状のキャビネットを備え、このキャビネット内の下半部に室内空気を吸込むシロッコファン等の室内ファンが配置されるとともに、上半部に室内空気を冷却または加熱する室内熱交換器およびドレンパンが配置されており、更に該キャビネットの下半部前面に、左右両側部に吸込みグリルが設けられている吸込みパネルが設置されるとともに、上半部前面に、左右両側部に吹出しグリルが設けられている吹出しパネルが設置された構成の空気調和機が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
かかる構成の空気調和機において、室内熱交換器およびドレンパンに接続されている冷媒配管およびドレンホースは、室内熱交換器およびドレンパンからキャビネットの下半部に延長されており、空気調和機の据付け時に、キャビネット下部の左右側面のいずれかに設けられている配管穴から取り入れられる室外機からの冷媒配管およびドレンを屋外に排出するドレン配管等の外部配管と、キャビネット内でフレア継ぎ手等介して接続されるようになっている。
特開2006−64216号公報(図1−図7参照) 特開2008−185278号公報(図1−図7参照)
上記の空気調和機では、キャビネット内の下半部に、正面側に空気吸込み口を有するシロッコファン等の室内ファンが配置されているため、冷媒配管やドレンホースは、室内ファンの空気吸込み口に掛らないようにするのが望ましく、ファンケースの外側においてキャビネットの側面に添わせて配設している。このため、空気調和機の据付け時に冷媒配管やドレンホースを接続する際、前面の吸込みパネルを取り外しても両側部の吸込みグリルが邪魔になることがあり、この場合、吸込みグリルも取り外さなければならず、手間がかかるという問題があった。
一方、特許文献2には、キャビネットの下半部に設けられている吸込みパネルの一端をキャビネット本体にヒンジ結合し、他端側を吸込みグリルと共に片開き可能な構成とすることにより、据付け時やメンテナンス時の作業性を向上したものが開示されているが、この場合、吸込みグリルに設けられているフラップの駆動用モータに対し、吸込みパネルの幅一杯の寸法を有する配線を引き回さなければならず、構成が複雑化するとともに、余計なコストが掛るという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、据付け時の配管接続作業やメンテナンス時の作業性を向上できるとともに、余計な構造変更やコストを掛ける必要のない空気調和機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の空気調和機は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる空気調和機は、縦長のキャビネットを備え、該キャビネット内の上半部に室内熱交換器およびドレンパンが配置され、下半部に室内ファンが配置されているとともに、前記室内熱交換器からの冷媒配管および前記ドレンパンからのドレンホースが、前記キャビネットの側面に添って下半部に延長され、前記キャビネットの下半部前面の吸込みパネルの左右両側部に設けられている吸込みグリルの近傍で外部からの配管と接続される空気調和機であって、少なくとも前記冷媒配管および前記ドレンホースが延長されている側の前記吸込みグリルが、外側の端部を支点として内側端部が外側に回動可能に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、キャビネットの下半部前面の吸込みパネルの左右両側部に設けられている吸込みグリルのうち、少なくとも冷媒配管およびドレンホースが延長されている側の吸込みグリルが、外側の端部を支点として内側端部が外側に回動可能に設置されているため、空気調和機の据付け時、冷媒配管およびドレンホースを外部からの配管と接続するときに、吸込みグリルを外側に回動することにより、該吸込みグリルをキャビネットから取り外すことなく、作業スペースを十分確保して配管の接続作業を行うことができる。従って、吸込みグリル等を取り外す手間を省くことができ、据付け性の向上あるいはメンテナンス時の作業性の向上を図ることができる。また、吸込みグリルは外側端部を支点として内側端部を外側に回動するだけよく、フラップやその駆動用モータ等が設けられていたとしても、その構造を特段変更する必要がなく、余計なコストが発生することもない。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記吸込みグリルには、上下に一対のガイド軸が設けられ、該ガイド軸は前記キャビネット側の上下に設けられ、前方端側が外側に位置されるように斜めに前後方向に延長されている一対のレール溝内にスライド可能に嵌合されていることを特徴とする。
本発明によれば、吸込みグリルに上下に一対のガイド軸が設けられ、該ガイド軸がキャビネット側の上下に設けられ、前方端側が外側に位置されるように斜めに前後方向に延長されている一対のレール溝内にスライド可能に嵌合されているため、据付け時、吸込みグリルを外側に回動する際、レール溝に沿って斜め外向きに前方に引き出しながら回動することにより、吸込みグリルをレール溝が斜めになっている分だけ大きく外側に開くことができる。従って、作業スペースをその分だけ広くすることができ、配管の接続作業やメンテナンス作業をよりし易くすることができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上記の空気調和機において、前記ガイド軸は、横断面が十字形状断面の軸とされていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド軸の横断面が十字形状とされているため、吸込みグリルをレール溝に沿って引き出すとき、吸込みグリルを回動することにより、レール溝とガイド軸との間に隙間を確保してスムーズに引き出すことができる。また、吸込みグリルをガイド軸がレール溝にキッチリと嵌合する位置に回して固定することにより、ガタがないようしっかり固定することができる。従って、吸込みグリルの操作性、設置性を共に向上することができる。また、ガイド軸が十字形状の断面とされ、肉厚が薄くされているため、ガイド軸を吸込みグリルと一体に成形しても軸部にヒケが発生することがなく、成形性を向上することができる。
さらに、本発明の空気調和機は、上述のいずれかの空気調和機において、前記吸込みグリルは、据付け時やメンテナンス時以外、前記キャビネットの所定位置に固定手段を介して固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、吸込みグリルが、据付け時やメンテナンス時以外、キャビネットの所定位置に固定手段を介して固定されているため、通常は吸込みグリルを最小限の固定手段を介してキャビネットの所定位置に固定しておくことにより、吸込みグリルとして機能させることができ、据付け時やメンテナンス時には、固定手段を取り外すことにより簡単に吸込みグリルを外側に回動し、所要の作業エリアを確保することができる。従って、吸込みグリルを取り外す手間を省くことができ、据付け時やメンテナンス時の作業を簡素化することができる。
本発明によると、空気調和機の据付け時、冷媒配管およびドレンホースを外部からの配管と接続するときに、吸込みグリルを外側に回動することにより、該吸込みグリルをキャビネットから取り外すことなく、作業スペースを十分確保して配管の接続作業を行うことができるため、吸込みグリル等を取り外す手間を省くことができ、据付け性の向上あるいはメンテナンス時の作業性の向上を図ることができる。また、吸込みグリルは外側端部を支点として内側端部を外側に回動するだけよく、フラップやその駆動用モータ等が設けられていたとしても、その構造を特段変更する必要がなく、余計なコストが発生することもない。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の斜視図である。 図1に示す空気調和機の下半部前面に設けられている吸込みパネルを取り外した状態の斜視図である。 図1に示す空気調和機の下半部の横断面図である。 図3に示す下半部において吸込みグリルを外側に回動した状態の横断面図である。
以下に、本発明の一実施形態について、図1ないし図4を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る空気調和機の斜視図が示され、図2には、吸込みパネルを外した状態の斜視図が示され、図3には、下半部の横断面図が示されている。
縦長の床置き型空気調和機1は、縦方向に長くされた長方形状のキャビネット2を備えている。この縦長のキャビネット2の前面側の下半部には、左右両側部がそれぞれ所定角のテーパ面とされている吸込みパネル3が設けられ、上半部には、左右両側部がそれぞれ所定角のテーパ面とされている吹出しパネル4が設けられている。
キャビネット2内の下半部には、吸込みパネル3の背面側に空気中の塵埃を除去するエアフィルタ(図示省略)が、吸込みパネル3に対して着脱自在に設置されており、更にそのエアフィルタと対向するように、吸込みパネル3側に面して空気吸込み口6が設けられているファンケーシング7と、ファンモータ8と、羽根車9(図3参照)とからなるシロッコファン等の室内ファン5が、吹出し口を上方に向けて配設されている。また、キャビネット2内の上半部には、縦長のフィンアンドチューブ型の室内熱交換器(図示省略)が上部を奥側に、下部を手前側に位置させて斜めに配置され、その下方部位には、ドレンパン(図示省略)が配設されている。
吸込みパネル3の左右両側部のテーパ面には、左右一対の吸込みグリル3A,3Bが設けられている。吸込みグリル3A,3Bは、上下方向に開口された長方形状の左右一対の空気吸込み口10A,10Bと、この空気吸込み口10A,10B内に、それぞれ垂直軸(図示省略)を介して一端縁側を支点に他端縁側が後方に開閉可能に設置されている垂直フラップ11A,11Bとから構成されている。垂直フラップ11A,11Bは、ステッピングモータ12A,12B等の駆動手段を介して独立して回動自在とされている。
また、吹出しパネル4の左右両側部のテーパ面には、左右一対の吹出しグリル4A,4Bが設けられている。吹出しグリル4A,4Bは、それぞれ上下方向に開口されている上下一対の長方形状の空気吹出し口13A,13Bおよび13C,13Dと、この空気吹出し口13A,13Bおよび13C,13D内に、それぞれ垂直軸(図示省略)を介して一端縁側を支点に他端縁側が前方に開閉可能に設置されている垂直フラップ14A,14Bおよび14C,14Dとから構成されている。これらの垂直フラップ14Aないし14Dは、それぞれ図示省略のステッピングモータ等の駆動手段を介して独立して回動自在とされている。
なお、空気吹出し口13A,13Bおよび13C,13Dに設けられている垂直フラップ14A,14Bおよび14C,14Dの内部側には、それぞれ温調風の吹出し方向を上下方向に調整可能な複数枚の水平ルーバ(図示省略)が手動または駆動手段を介して回動自在に設置されている。
また、吹出しパネル4の下方部位には、水平方向に開口された水平吹出し口15が設けられており、この水平吹出し口15内にも、その開口を開閉可能な水平フラップ16が独立したステッピングモータ等の駆動手段を介して回動またはスライド自在に設置されている。水平吹出し口15には、温調風の吹出し方向を左右方向に調整可能な複数枚の垂直ルーバ(図示省略)が手動または駆動手段を介して回動自在に設置されている。なお、図1において、垂直フラップ11A,11Bと、垂直フラップ14Aないし14Dおよび水平フラップ16は、何れも閉成状態(停止状態)とされている。
キャビネット2内の下半部には、上半部に設置されている室内熱交換器に接続されている2本の冷媒配管、すなわちガス側配管17および液側配管18と、ドレンパンに接続されているドレンホース19とが、室内ファン5のファンケース7の外側において、キャビネット2の側面に添って下方に延長されている。このガス側配管17および液側配管18並びにドレンホース19には、空気調和機1の据付け時に、キャビネット2の側面に設けられている配管穴20から、室外機に連なっている外部冷媒配管およびドレン水を屋外に排出するドレン配管が取り入れられ、フレア継ぎ手等を介して接続されるように構成されている。
上記の配管作業時あるいはそれらのメンテナンス時、図2に示されるように、吸込みパネル3を取り外しただけでは、側部の吸込みグリル3Bが邪魔になり、配管の接続作業等がし難い場合がある。そこで、左右一対の吸込みグリル3A,3Bのうち、少なくとも配管接続位置に近い側の吸込みグリル3Bを外側に回動可能とすることにより、作業スペースを確保できるようにしている。
吸込みグリル3Bは、図3、図4に示されるように、吸込みグリル3Bの上下部に設けられている上下方向に突出する一対のガイド軸21を介してキャビネット2側に回動可能に支持されている。このガイド軸21は、横断面が十字形状とされた軸であり、樹脂製の吸込みグリル3Bと一体に成形されている。ガイド軸21は、キャビネット2側に設けられている上下一対のレール溝22内に嵌合されている。このレール溝22は、前後方向に長くされた長穴形状の溝であって、その前方端側が外側に位置するように斜めに前後方向に延長されている。
このように、吸込みグリル3Bに設けられているガイド軸21は、レール溝22内に回動可能でかつレール溝22に沿ってスライド可能に嵌合されている。これによって、吸込みグリル3Bは、図4に示されるように、レール溝22の長さに相当する分だけ、斜め前方側に引き出され、更に外側に回動可能な構成とされている。また、吸込みグリル3Bには、上下の2箇所に所定位置で吸込みグリル3Bをキャビネット2側に固定するためのビス穴23が設けられており、固定手段であるビス24を介してキャビネット2にビス止め固定できるように構成されている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
空気調和機1を据付ける場合、室内熱交換器からのガス側配管17および液側配管18に対して室外機からの冷媒配管を接続するとともに、ドレンパンからのドレンホース19に対してドレン水を屋外に導くドレン配管を接続する必要がある。この配管接続は、キャビネット2の下部に設けられている配管穴20から外部側の配管を取り入れ、キャビネット2の下半部内の側面に接近した位置で行われる。このため、配管接続に際して、図2に示されているように、吸込みパネル3が取り外されるが、これだけでは十分な作業スペースを確保することができない。
しかるに、本実施形態においては、ガス側配管17および液側配管18とドレンホース19とが延長されている側の吸込みグリル3Bが前方側にスライド可能にかつ外側に回動可能に設けられているため、この吸込みグリル3Bを、図4に示されるように、前方側に引き出し、更に外側に回動することができる。つまり、所定位置にビス24を介して固定されていた吸込みグリル3Bを、ビス24を取り外し、ガイド軸21をレール溝22に沿わせて前方側にスライドさせながら回動することにより、図4に示される3B’位置に移動させることができる。
これにより、吸込みグリル3Bをキャビネット2から取り外すことなく、作業スペースを十分に確保して配管の接続作業を行うことができるようになる。従って、吸込みグリル3B等を取り外す手間を省くことができ、据付け性の向上あるいはメンテナンス時の作業性の向上を図ることができる。また、吸込みグリル3Bは外側端部を支点として内側端部を外側に所定寸法だけ前方に引き出しながら回動するだけよく、フラップや駆動用モータ等が設けられていても、その構造を特段変更する必要がなく、余計なコストが発生することもない。
特に、吸込みグリル3Bには、上下一対のガイド軸21が設けられ、そのガイド軸21が、前方端側が外側に位置されるように斜めに前後方向に延長されているレール溝22内にスライド可能に嵌合されているため、吸込みグリル3Bを外側に回動する際、レール溝22に沿って斜め外向きに前方に引き出しながら回動することにより、吸込みグリル3Bを斜めになっている分だけ大きく外側に開くことができる。従って、作業エリアをその分だけ広くすることができ、配管の接続作業やメンテナンス作業をよりし易くすることができる。
また、ガイド軸21は、横断面が十字形状の軸とされているため、吸込みグリル3Bをレール溝22に沿って前方に引き出す際、吸込みグリル3Bを回動することにより、レール溝22とガイド軸21との間に隙間を確保して滑らかに引き出すことができ、また吸込みグリル3Bを所定位置に固定するとき、ガイド軸21をレール溝22にキッチリと嵌合する位置に回して固定することにより、ガタがないようにしっかりと固定することができる。従って、吸込みグリル3Bの操作性、設置性を共に向上することができる。また、ガイド軸21の横断面が十字形状とされ、肉厚が薄くされているため、ガイド軸21を吸込みグリル3Bと一体に成形しても軸部にヒケが発生することがなく、成形性を向上することができる。
さらに、吸込みグリル3Bを据付け時やメンテナンス時以外、キャビネット2の所定位置にビス24等の固定手段を介して固定するようにしているため、通常は吸込みグリル3Bを最小限の固定手段でキャビネット2の所定位置に固定し、吸込みグリル3Bとして機能させることができ、据付け時やメンテナンス時には、ビス24等の固定手段を取り外すことによって簡単に吸込みグリル3Bを外側に回動し、所要の作業エリアを確保することができる。従って、吸込みグリル3Bを取り外す手間を省くことができ、据付け時やメンテナンス時の作業を簡素化することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、吸込みパネル3および吹出しパネル4の左右両側部にそれぞれテーパ面を形成し、該テーパ面に吸込みグリル3A,3Bおよび吹出しグリル4A,4Bを設けているが、必ずしもテーパ面とする必要はない。さらに、回動可能とした吸込みグリル3Bを、キャビネット2側にビス24を介して固定するようにしているが、この固定手段は、ビスである必要はなく、例えばワンタッチ方式のスライド爪とする等、最小限の操作で固定または取り外しできる手段とすることが望ましい。
1 空気調和機
2 キャビネット
3 吸込みパネル
3A,3B 吸込みグリル
5 室内ファン
17 ガス側配管(冷媒配管)
18 液側配管(冷媒配管)
19 ドレンホース
21 ガイド軸
22 レール溝
23 ビス穴
24 ビス(固定手段)

Claims (4)

  1. 縦長のキャビネットを備え、該キャビネット内の上半部に室内熱交換器およびドレンパンが配置され、下半部に室内ファンが配置されているとともに、前記室内熱交換器からの冷媒配管および前記ドレンパンからのドレンホースが、前記キャビネットの側面に添って下半部に延長され、前記キャビネットの下半部前面の吸込みパネルの左右両側部に設けられている吸込みグリルの近傍で外部からの配管と接続される空気調和機であって、
    少なくとも前記冷媒配管および前記ドレンホースが延長されている側の前記吸込みグリルが、外側の端部を支点として内側端部が外側に回動可能に設置されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記吸込みグリルには、上下に一対のガイド軸が設けられ、該ガイド軸は前記キャビネット側の上下に設けられ、前方端側が外側に位置されるように斜めに前後方向に延長されている一対のレール溝内にスライド可能に嵌合されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記ガイド軸は、横断面が十字形状の軸とされていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記吸込みグリルは、据付け時やメンテナンス時以外、前記キャビネットの所定位置に固定手段を介して固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機。
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