JP2011137504A - 受け口と挿し口の接続構造並びにこれに用いるリング。 - Google Patents

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克己 山口
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Abstract

【課題】接着剤を使用しないで特定の接続用のリングを使用することにより、挿し口を確実に抜止めして回動自在に受け口に接続できる接続構造と、その特定のリングを提供する。
【解決手段】受け口1の内面と受け口に挿入された挿し口2の外面との間にリング3を挿入し、リング外面に形成した係合部3bを受け口内面に形成した被係合部1aに対してリング引抜き方向に係合させると共に、挿し口外面に形成した係合部2aをリング内面又はリング挿入方向先端に形成した被係合部3hに対して挿し口引抜き方向に係合させた接続構造とする。係合部3bと被係合部1aの係合、及び、係合部2aと被係合部3hの係合によって挿し口2を抜止めし、接着しないことで回動自在に受け口1に接続する。リング3は外面に係合部3bが形成され、内面又はリング挿入方向先端に被係合部3hが形成されたものとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、受け口と挿し口の接続構造、並びに、これに用いるリングに関し、更に詳しくは、受け口の内面と受け口に挿入された挿し口の外面との間に特定のリングを挿入して、リングを接着剤で受け口に接着することなく、受け口と挿し口を簡単且つ確実に接続できるように工夫した接続構造と、その特定のリングに関する。
従来より、トラップ桝の分野では、Uトラップ一端の挿し口と桝本体の受け口との接続構造として、Uトラップ一端の挿し口の外周に上側ブッシュを接着して挿し口を桝本体の受け口に挿入すると共に、挿し口の外周面と受け口の内周面との隙間にOリングと下側ブッシュを挿入して、下側ブッシュを受け口の内周面に接着剤で接着し、挿し口の上側ブッシュをOリングを挟んで下側ブッシュで支持させる接続構造が知られている(特許文献1)。
上記の接続構造を採用すると、Uトラップ一端の挿し口が桝本体の受け口に接着されないため、Uトラップを回動自在に接続することができ、しかも、挿し口外周の上側ブッシュがOリングを介して下側ブッシュで支持されるため、Uトラップの挿し口が桝本体の受け口から抜け落ちることがなく、水密性も確保することができる。
実開昭63−121673号公報
しかしながら、上記特許文献1の接続構造では、Uトラップの挿し口の外周面と桝本体の受け口の内周面との隙間に挿入した下側ブッシュを接着剤で受け口の内周面に接着固定するため、接着剤が受け口の奥の方まで回り込むと、Uトラップの挿し口が桝本体の受け口に接着固定されて、Uトラップが回動不能になる虞れがあった。特に、下側ブッシュの接着作業はある程度の熟練を要し、未熟な者が接着作業を行うと、接着剤の塗布量が過剰になって上記のようにUトラップの挿し口が桝本体の受け口に回動不能に接着されたり、逆に、接着剤の塗布量が少な過ぎて下側ブッシュの接着不良によりUトラップが抜け落ちることがあった。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、接着剤を使用しないで特定の接続用のリングを使用することにより、挿し口を確実に抜止めして回動自在に受け口に接続することができる接続構造と、その特定のリングを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る受け口と挿し口の接続構造は、受け口の内面と受け口に挿入された挿し口の外面との間にリングを挿入して受け口と挿し口を接続した構造であって、リング外面に形成した係合部を受け口内面に形成した被係合部に対してリング引抜き方向に係合させると共に、挿し口外面に形成した係合部をリング内面又はリング挿入方向先端に形成した被係合部に対して挿し口引抜き方向に係合させたことを特徴とするものである。
本発明の受け口と挿し口の接続構造は、以下のような具体的構成とすることが好ましい。
即ち、請求項2のように、受け口内面に半周以下の円弧長を有する被係合部が形成されると共に、被係合部の側端には被係止部が形成されており、
リング外面にはリング挿入時に受け口内面の被係合部を通過させる通過用凹部が、また、リング外面の係合部からリング引抜き方向側にはリングを一方向に回転させたとき受け口内面の被係合部が収容される収容部が、また、リングの上記通過用凹部と上記収容部との間には受け口内面の被係合部の側端の被係止部に係止してリングの反対方向の回転を阻止する係止部が、それぞれ形成されており、
リング挿入時に上記通過用凹部を通過させた受け口内面の被係合部を、一方向にリングを回転させることにより上記収容部に収容して、リング外面の係合部を受け口内面の被係合部にリング引抜き方向に係合させると共に、上記係止部を上記被係止部に係止又は近接させた構成とすることが好ましい。
そして、請求項3のように、リング外面の上記収容部よりもリング挿入方向側に、リングを一方向に回転させるときに受け口内面の被係合部に当たってリングの誤回転を防止する誤回転防止部を形成し、請求項4のように、リングのリング引抜き方向先端に、リングを回転させるための取手部を形成し、請求項5のように、リングの取手部を受け口から突出させることが好ましい。
一方、本発明に係るリングは、受け口の内面と受け口に挿入された挿し口の外面との間に挿入されて受け口と挿し口を接続するリングであって、リング外面に、受け口内面の被係合部に対してリング引抜き方向に係合する係合部を形成すると共に、リング内面又はリング挿入方向先端に、挿し口外面の係合部が挿し口引抜き方向に係合する被係合部を形成したことを特徴とするものである。
本発明のリングでは、以下のような具体的構成とすることが好ましい。
即ち、請求項7のように、受け口内面に形成された半周以下の円弧長を有する被係合部がリング挿入時に通過する通過用凹部をリング外面に形成し、リングを一方向に回転させたとき受け口内面の被係合部が収容される収容部をリング外面の係合部からリング引抜き方向側に形成し、受け口内面の被係合部の側端の被係止部に係止してリングの反対方向の回転を阻止する係止部を上記通過用凹部と上記収容部との間に形成した構成とすることが好ましい。
そして、請求項8のように、リング外面の上記収容部よりもリング挿入方向側に、リングを一方向に回転させるときに受け口内面の被係合部に当たってリングの誤回転を防止する誤回転防止部を形成し、請求項9のように、リングのリング引抜き方向先端に、リングを回転させるための取手部を、リングを挿入したとき受け口から突出するように形成することが好ましい。
本発明に係る受け口と挿し口の接続構造では、リング外面の係合部を受け口内面の被係合部に対してリング引抜き方向に係合させているので、リングが受け口から抜け出すことはなく、かつ、挿し口外面の係合部をリング内面又はリング挿入方向先端の被係合部に対して挿し口引抜き方向に係合させているので、挿し口がリングから抜け出すこともない。そして、受け口とリングと挿し口は互いに接着剤で接着されていないので、互いに回動自在である。従って、本発明の接続構造によれば、挿し口を確実に抜止めして回動自在に受け口に接続することができる。
また、請求項2のように構成した本発明の接続構造では、受け口と挿し口の間にリングを挿入して一方向に回転させるだけの極く簡単な作業で、熟練者でなくても挿し口を回転自在に受け口に接続することができ、しかも、接続後はリングの係止部が受け口内面の被係合部側端の被係止部に係止又は近接してリングの反対方向の回転が阻止され、リング外面の係合部と受け口内面の被係合部との係合が外れる心配がないので、挿し口を確実に抜止めすることができる。
そして、請求項3のようにリング外面の上記収容部よりもリング挿入方向側に誤回転防止部が形成されていると、例えば、受け口と挿し口との間に異物が挟まれていてリングを奥まで挿入できない場合、リングを一方向に回転させようとしても、リングの誤回転防止部が受け口内面の被係合部に当たってリングが回転しなくなるため、受け口と挿し口の間に異物を残したままリングを誤って回転させる心配を解消することができる。
更に、請求項4のようにリングのリング引抜き方向先端にリングを回転させるための取手部が形成されていると、この取手部を掴んでリングを簡単に回転させることができ、特に、請求項5のようにリングの取手部が受け口から突出していると、取手部を掴み易くなるのでリングの回転作業を一層容易に行えるようになる。
また、本発明のリングは、上記のように受け口と挿し口の間に挿入することによって、簡単かつ確実に挿し口を抜止めして回動自在に受け口に接続することができ、更に、請求項7,8,9のように構成したリングは、上記請求項2,3,4,5の接続構造について説明した作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の一実施形態に係る受け口と挿し口の接続構造を示す断面図である。 受け口と挿し口の間に挿入したリングを回転させる前の同接続構造の拡大断面図である。 受け口と挿し口の間に挿入したリングを一方向に回転させた同接続構造の拡大断面図である。 受け口と挿し口の間に挿入したリングを回転させる前の同接続構造の底面図である。 受け口と挿し口の間に挿入したリングを一方向に回転させた同接続構造の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るリングを示すもので、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)はその底面図である。 同リングと受け口の斜視図である。
図1は、本発明に係る受け口と挿し口の接続構造をUトラップ桝の桝本体11の受け口1とUトラップ12の一端の挿し口2との接続部分に適用した場合を例示したものであって、受け口1の内面とこの受け口1に挿入された挿し口2の外面との間には、本発明のリング3が挿入されている。
桝本体11は塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂で射出成形されたものであって、この桝本体11の受け口1の内面には、図4,図5,図7に示すように、受け口1の内周の略1/9の円弧長を有する円弧状の被係合部1aが等角度間隔をあけて3箇所に突設されており、これに対応して、リング3の外面には、図2,図4,図6,図7に示すように、受け口1と挿し口2との間にリング3を挿入したとき受け口1の上記被係合部1aが通過できる通過用凹部3aが、等角度間隔をあけて3箇所に凹設されている。それぞれの被係合部1aの一方の側端面1b(リング回転方向側の側端面)は、リング3の後述する係止部3dがリング回転方向と反対方向に係止する被係止部となっている。
そして、図3,図5,図7に示すように、挿入したリング3を矢印Xの方向に回転させたときに受け口1内面の上記被係合部1aに対してリング引抜き方向に係合する係合部3bが等角度間隔をあけて3箇所に形成されており、それぞれの係合部3bからリング引抜き方向側(図では下側)には、リング3を矢印X方向に回転させたとき受け口1内面の上記被係合部1aが収容される収容部3cが、等角度間隔をあけて3箇所に形成されている。これらの係合部3bと収容部3cは、リング3の引抜き方向側の肉厚を略半分にしてリング3の外面に段差を設けることより、その段差部を係合部3bとし、段差部より引抜き方向側の凹段部を収容部3cとしたものである。
また、収容部3cと通過用凹部3aとの間には、リング3の反対方向の回転を阻止する係止部3dが形成されている。この係止部3dは、図5に示すように、収容部3cに収容された受け口内面の被係合部1aの側端の被係止部1b(被係合部1aのリング回転方向側の側端面1b)に対してリング回転方向と反対方向に係止することにより、リング3の回転方向Xと反対方向の回転を阻止するものであって、図6の(c)に示すように、外側斜め方向に爪状に突き出して形成されている。そして、この係止部3dの先を切り欠くと共に、係止部3dの内面の肉を盗むことにより、爪状の係止部3dを内側方向に弾性変形し易くして、リング3をX方向に回転させたときに受け口1内面の被係合部1aがこの係止部3dを比較的容易に乗り越えられるようにすると共に、リング3や受け口1の成形誤差を吸収して係止部3dを被係合部1aの側端面1b(被係止部)に確実に係止できるようにしている。
更に、リング外面の前記収容部3cよりもリング挿入方向側には、誤回転防止部3eとなる垂直当止面が形成されている。この垂直当止面からなる誤回転防止部3eは、受け口1とリング3との間に防水Oリングなどの異物が挟まっていてリング3を奥まで完全に挿入できない状態でX方向に回転させようとしたとき、被係合部1aの前記側端面1bと反対側の側端面1cに当たることによってリング3の誤回転を防止し、異物の存否を直ちに判別できるようにしたものである。
この実施形態では、リング外面の係合部3b(段差部)のリング回転方向側の端部をリング挿入方向側(上側)に切り欠くことによって、誤回転防止部3eとなる垂直当止面を形成しているが、係合部3bの端部を切り欠かないで、前記通過用凹部3aのリング回転方向と反対方向側の側面を誤回転防止部3eとしてもよい。また、誤回転防止部3eは、被係合部1aの側端面1cに当止してリング3の誤回転を防止できるものであれば上記の垂直当止面等に限定されないが、例えば、リング3を強く回転させたときに受け口内面の被係合部1aを収容部3cにガイドしてしまうような、リング引抜き方向かつリング3の回転方向Xと反対方向に向かって傾斜する緩やかな傾斜面からなる誤回転防止部などは誤回転を阻止し難いため、採用することができない。
図6,図7に示すように、リング3の引抜き方向先端(図6,図7では下端)には、リング3を回転させるための取手部3fが等角度間隔をあけて3箇所に形成されている。これらの取手部3fは、図1,図2,図3に示すように、桝本体11の受け口1とUトラップ12の挿し口2との間にリング3を挿入したとき、受け口1から突き出すように形成されており、この取手部3fの突き出した部分を掴んでリング3を簡単に回転させることができるようになっている。
また、このリング3には、図6,図7に示すように開環部3gが形成されており、この開環部3gからリング3を弾性的に拡開して、Uトラップ12の挿し口2がある方の端部に簡単に外嵌装着(仮装着)できるようになっている。
このリング3は桝本体11と同様に塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂で射出成形されたものであるが、桝本体11の受け口1の内面に接着剤で接着されないので、塩化ビニル樹脂製の桝本体11の受け口1との接着性に劣るポリエチレンなどのオレフィン系樹脂で成形しても何ら不都合を生じることはない。
Uトラップ12は、桝本体11と同様に塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂で射出成形されたものであって、図1,図2,図3に示すように、桝本体11の受け口1に挿入された挿し口2の先端部外周面には、鍔状の係合部2aが形成されており、リング3の挿入方向先端面(図1〜図3では上端面)は、この鍔状の係合部2aが挿し口引抜き方向に係合する被係合部3hとなっている。そして、この鍔状の係合部2aの外周面には環状の溝部2bが形成されており、この溝部2bに嵌め込まれた防水Oリング4が受け口1の奥端部内周面に密着して水密性が確保されるようになっている。
なお、挿し口2の鍔状の係合部2aよりも挿し口引抜き方向側の外周面に係合部を形成し、これに対応してリング3の内周面に形成した被係合部に挿し口外周面の該係合部を挿し口引抜き方向に係合させるように構成しても勿論よい。
この実施形態の受け口と挿し口の接続構造は、以下の簡単な作業によって挿し口を確実に抜止めして回動自在に受け口に接続できるものである。
まず、リング3を開環部3gで弾性的に拡開し、Uトラップ12の挿し口2がある方の端部にリング3を外嵌して仮装着する。
そして、Uトラップ12の挿し口2を桝本体11の受け口1の奥まで挿入し、挿し口2の鍔状係合部2aの環状溝部2bに嵌着した防水Oリング4を、受け口1の奥端部内周面に密着させる。
挿し口1の挿入が終わると、図2,図4に示すように、リング3の通過用凹部3aと受け口1内面の被係合部1aとの円周方向の位置を合わせて、被係合部1aが通過用凹部3aを通過できるようにし、リング3を受け口1の内面と挿し口2の外面との間に挿入する。このとき、防水Oリング4が環状溝部2bから外れて受け口1と挿し口2との間に挟まれているか否かを目で確認し、防水Oリング4が挟まれていれば、挿し口1を引き抜いて防水Oリング4を環状溝部2bに嵌め込み、挿し口2の挿入作業をやり直す。
リング3の挿入が終わると、受け口1から突き出すリング3の取手部3fを掴んで、図3,図5に示すようにリング3を矢印X方向に回転させる。このように回転させると、受け口内面の被係合部1aがリング3の係止部3dを乗り越えてリング外面の収容部3cに収容されると共に、リング外面の係合部3bが受け口内面の被係合部1aとリング引抜き方向に係合して、リング3が受け口1から抜け落ちることがなくなり、しかも、リング3の係止部3dが被係合部1aの側端の被係止部1bに対してリング回転方向と反対方向に係止又は近接してリング3の反対方向の回転が阻止されるため、リング3の反対方向の回転によってリング外面の係合部3bと受け口内面の被係合部1aとの係合が外れてリング3が抜け落ちる虞れもなくなる。そして、Uトラップ12の挿し口2は、その鍔状の係合部2aがリング3の挿入方向先端の被係止部(先端面)3hと挿し口引抜き方向に係合しているため、リング3から抜け落ちることがなく、且つ、この挿し口2はリング3に接着剤で接着されていないため、回動自在となっている。
従って、Uトラップ12の挿し口2は、リング3を介して確実に抜止めされて回動自在に桝本体11の受け口1に接続される。
ところで、防水Oリング4が環状溝2bから外れて受け口1と挿し口2の隙間に挟まれていることを、リング3を挿入する前に見逃した場合は、防水Oリング4が邪魔になって、リング3を受け口1と挿し口2の隙間の奥まで挿入することができず、その状態でリング3を矢印X方向に回転させようとしても、リング3の誤回転防止部3eが受け口内面の被係合部1aの側端面1cに当たってリング3の回転が阻止されるため、防水Oリング4が受け口1と挿し口2の隙間に挟まっていることが直ちに判る。従って、挿し口1を引き抜いて防水Oリング4を環状溝部2bに嵌め込み、挿し口2の挿入作業をやり直すことができるので、防水Oリング4が環状溝2bから外れたまま受け口1と挿し口2の接続が完了してしまうことは皆無となり、漏水を確実に防止することができる。
以上の実施形態では、受け口1の内面に被係合部1aを等角度間隔をあけて3箇所形成し、これに対応して、リング3の外面に通過用凹部3a、係合部3b、収容部3c、係止部3d、誤回転防止部3eを等角度間隔をあけて3箇所づつ形成しているが、これらの各部は、等角度間隔をあけて2箇所又は4箇所以上形成してもよく、また、場合によっては、半周以下の円弧長を有する被係合部1aを受け口1の内面に1箇所形成し、これに対応して、通過用凹部3a、係合部3b、収容部3c、係止部3d、誤回転防止部3eをリング3の外面に1箇所づつ形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態とは逆に、被係合部1aをリング3の外面に形成し、これに対応して、通過用凹部3a、係合部3b、収容部3c、係止部3d、誤回転防止部3eを受け口1の内面に形成するようにしてもよい。
更に、リング3を複数のパーツに分割したり、Uトラップ12の挿し口2を脱着可能とする等、リング3の仮装着を容易にするための種々の設計変更を行うようにしてもよい。
尚、受け口1の内面に雌ネジをきり、リング3の外面に雄ネジをきって、受け口1にリング3を螺合させることも可能である。
以上、桝本体11の受け口1にUトラップ12の挿し口2を接続する場合を例にとって、本発明の受け口と挿し口の接続構造とこれに用いるリングを説明したが、本発明の接続構造は言うまでもなく、あらゆる受け口と挿し口の接続に適用できるものである。
1 受け口
1a 受け口の内面の被係合部
1b 被係合部の側端の被係止部
2 挿し口
2a 挿し口の外面の係合部
3 リング
3a 通過用凹部
3b リング外面の係合部
3c 収容部
3d 係止部
3f 取手部
3g 開環部
3h リングの被係合部
4 防水Oリング
11 桝本体
12 Uトラップ

Claims (9)

  1. 受け口の内面と受け口に挿入された挿し口の外面との間にリングを挿入して受け口と挿し口を接続した構造であって、
    リング外面に形成した係合部を受け口内面に形成した被係合部に対してリング引抜き方向に係合させると共に、挿し口外面に形成した係合部をリング内面又はリング挿入方向先端に形成した被係合部に対して挿し口引抜き方向に係合させたことを特徴とする、受け口と挿し口の接続構造。
  2. 受け口内面には半周以下の円弧長を有する被係合部が形成されると共に、被係合部の側端には被係止部が形成されており、
    リング外面にはリング挿入時に受け口内面の被係合部を通過させる通過用凹部が、また、リング外面の係合部からリング引抜き方向側にはリングを一方向に回転させたとき受け口内面の被係合部が収容される収容部が、また、リングの上記通過用凹部と上記収容部との間には受け口内面の被係合部の側端の被係止部に係止してリングの反対方向の回転を阻止する係止部が、それぞれ形成されており、
    リング挿入時に上記通過用凹部を通過させた受け口内面の被係合部を、一方向にリングを回転させることにより上記収容部に収容して、リング外面の係合部を受け口内面の被係合部にリング引抜き方向に係合させると共に、上記係止部を上記被係止部に係止又は近接させたことを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
  3. リング外面の上記収容部よりもリング挿入方向側に、リングを一方向に回転させるときに受け口内面の被係合部に当たってリングの誤回転を防止する誤回転防止部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の接続構造。
  4. リングのリング引抜き方向先端に、リングを回転させるための取手部を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接続構造。
  5. リングの取手部を受け口から突出させたことを特徴とする請求項4に記載の接続構造。
  6. 受け口の内面と受け口に挿入された挿し口の外面との間に挿入されて受け口と挿し口を接続するリングであって、
    リング外面に、受け口内面の被係合部に対してリング引抜き方向に係合する係合部を形成すると共に、リング内面又はリング挿入方向先端に、挿し口外面の係合部が挿し口引抜き方向に係合する被係合部を形成したことを特徴とするリング。
  7. 受け口内面に形成された半周以下の円弧長を有する被係合部がリング挿入時に通過する通過用凹部をリング外面に形成し、リングを一方向に回転させたとき受け口内面の被係合部が収容される収容部をリング外面の係合部からリング引抜き方向側に形成し、受け口内面の被係合部の側端の被係止部に係止してリングの反対方向の回転を阻止する係止部を上記通過用凹部と上記収容部との間に形成したことを特徴とする請求項6に記載のリング。
  8. リング外面の上記収容部よりもリング挿入方向側に、リングを一方向に回転させるときに受け口内面の被係合部に当たってリングの誤回転を防止する誤回転防止部を形成したことを特徴とする請求項7に記載のリング。
  9. リングのリング引抜き方向先端に、リングを回転させるための取手部を、リングを挿入したとき受け口から突出するように形成したことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれかに記載のリング。
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