JP2011137254A - 繊維製品処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維製品の特性に鑑み、繊維製品の使用者を官能面で満足させる機能のみならず、新たな機能を付加した繊維製品処理剤を提供する。
【解決手段】(A)2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、デュピカル、エチルマルトール、カルボン、メンチルアセテート、ヘキシルシクロペンタノン、γ−ドデカラクトン、メントフラン、酪酸エチル、ブルボネン、β−メチル−γ−デカラクトン、γ−ヘキサデカラクトン及びプレゴンからなる群から選択される少なくとも1種と、(B)カチオン性基を有する水溶性の高分子化合物と、(C)シリコーン化合物とを含有することよりなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、繊維製品処理剤に関する。
一般に、洗濯後の繊維製品が硬くなることを防いだり、繊維製品の風合いを高めるために、繊維用仕上げ剤あるいは柔軟剤等と呼ばれる繊維製品処理剤が用いられることがある。このような繊維製品処理剤には、繊維製品を新品に近い風合いを維持したり、あるいは洗濯により硬くなってしまった繊維製品を柔らかくするための開発が主になされてきた。
例えば、シリコーンとカチオン性を有する高分子化合物とを特定の割合で併用し、かつ染料及び酸化防止剤を併用した液体柔軟剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。この発明では、優れた柔軟性、滑らかさ、ドレープ性の付与が図られている。
また、繊維製品処理剤に対し、上記のような繊維製品の触感の向上を図るばかりでなく、他の機能を付与する試みがなされている。
例えば、シリコーン高分子とカチオン性を有する水溶性高分子と香料組成物とを含有する液体柔軟剤組成物が提案されている(例えば、特許文献2)。この発明では、繊維製品に対し柔軟性を付与すると共に、衣類等を部屋干しした際の「生乾き」のような不快臭の抑制が図られている。
特開2004−131895号公報 特開2007−63741号公報
ところで、繊維製品、特に衣料品は、日常生活の中で身につけるものであり、使用者の身辺に常時存在するものである。
そこで、繊維製品の特性に鑑み、繊維製品の使用者を官能面で満足させる機能のみならず、新たな機能を付加した繊維製品処理剤を目的とする。
風邪等の感染症や花粉症等のアレルギー疾患は、気道を通じた外部からの異物浸入によって生じるが、こうした異物浸入をガードする役割を粘膜繊毛運動(以下、単に繊毛運動という)が担っている。この繊毛運動は、エアコンディショナー等による室内空気の乾燥や環境温度の降下によって低下することが知られている。
本発明者らは、鋭意研究した結果、特定の揮発性成分が気道に取り込まれると、繊毛運動が活発になること(繊毛運動の活性化)を見出した。加えて、これらの揮発性成分は、カチオン性基を有する水溶性の高分子化合物及びシリコーン化合物と組み合わせることで、繊維製品処理剤の機能を維持したまま、繊維製品に効率よく吸着させられることを見出した。本発明は、これらの知見を基に発明されたものである。
即ち、本発明の繊維製品処理剤は、(A)2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、デュピカル、エチルマルトール、カルボン、メンチルアセテート、ヘキシルシクロペンタノン、γ−ドデカラクトン、メントフラン、酪酸エチル、ブルボネン、β−メチル−γ−デカラクトン、γ−ヘキサデカラクトン及びプレゴンからなる群から選択される少なくとも1種と、(B)カチオン性界面活性剤とを含有することを特徴とする。
本発明の繊維製品処理剤は、(A)2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、デュピカル、エチルマルトール、カルボン、メンチルアセテート、ヘキシルシクロペンタノン、γ−ドデカラクトン、メントフラン、酪酸エチル、ブルボネン、β−メチル−γ−デカラクトン、γ−ヘキサデカラクトン及びプレゴンからなる群から選択される少なくとも1種と、(B)カチオン性基を有する水溶性の高分子化合物と、(C)シリコーン化合物とを含有することを特徴とする。
前記(A)成分は、2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、メンチルアセテート及びヘキシルシクロペンタノンからなる群から選択される1種であることが好ましく、さらに、(D)香料組成物を含有することが好ましい。
本発明によれば、繊維製品の使用者を官能面で満足させる機能のみならず、新たな機能、即ち、繊維製品を介して、繊毛運動を活性化させる物質を気道に取り込むことができる。
実施例に用いた解析装置の模式図である。
本発明の繊維製品処理剤は、(A)2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、デュピカル、エチルマルトール、カルボン、メンチルアセテート、ヘキシルシクロペンタノン、γ−ドデカラクトン、メントフラン、酪酸エチル、ブルボネン、β−メチル−γ−デカラクトン、γ−ヘキサデカラクトン及びプレゴンからなる群から選択される少なくとも1種(以下、(A)成分ということがある)と、(B)カチオン性基を有する水溶性の高分子化合物(以下、(B)成分ということがある)と、(C)シリコーン化合物(以下(C)成分ということがある)とを含有するものである。
((A)成分)
(A)成分は、2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、デュピカル、エチルマルトール、カルボン、メンチルアセテート、ヘキシルシクロペンタノン、γ−ドデカラクトン、メントフラン、酪酸エチル、ブルボネン、β−メチル−γ−デカラクトン、γ−ヘキサデカラクトン及びプレゴンからなる群から選択される少なくとも1種の揮発性成分である。繊維製品に吸着した(A)成分が揮発して気道に取り込まれることで、上気道(鼻、喉)、下気道(気管、気管支、細気管支)全域の繊毛運動を活性化することができる。
中でも、(A)成分としては、繊毛運動の活性化のさらなる向上を図る観点から、2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、メンチルアセテート、ヘキシルシクロペンタノンが好ましい。
繊維製品処理剤中の(A)成分の含有量は、好ましくは0.0001〜10質量%、より好ましくは0.001〜8質量%、さらに好ましくは0.005〜5質量%である。0.0001質量%未満であると繊毛運動の活性化効果が得られにくく、10質量%超であると繊維製品処理剤の香気の嗜好性が低下することがある。
((B)成分)
(B)成分は、カチオン性基を有する水溶性の高分子化合物である。本発明において「水溶性」とは、25℃の水100gへの溶解度が1g以上であることをいう。また、「高分子」は、ポリエチレングリコールを標準物質としてゲルパーメーションクロマトグラフィ法で測定される重量平均分子量が、1,000〜5,000,000のものである。
(B)成分の重量平均分子量は、好ましくは3,000〜1,000,000、より好ましくは5,000〜500,000である。これにより、繊維製品処理剤自体の臭気を良好に防止することができ、かつ、粘度の上昇を抑えて使用性を優秀なものとすることが可能となる。
(B)成分としては、水に溶解した時にカチオン性を有するものであれば使用し得るが、アミノ基、アミン基、第4級アンモニウム基から選ばれる1種以上のカチオン性基を有する水溶性高分子化合物が好ましい。
(B)成分のカチオン化度は、特に限定されないが、好ましくは0.1%以上、より好ましくは0.1〜35%、さらに好ましくは1.5〜35%、特に好ましくは2.0〜15%である。カチオン化度がこのような条件を満たすことにより、共存する(A)成分を繊維へ吸着させる効果を優秀なものとすることができるため、繊毛運動の活性化効果が高く、かつ、多量の配合が必要となって経済的でないケースを防止することができる。
ここで、カチオン化度とは、高分子化合物がカチオン性モノマーの重合体、カチオン性モノマーと非イオン性モノマーの共重合体、及び非イオン性重合体の一部をカチオン性基で変性又は置換したもの(カチオン化セルロースなど)の場合には下記(1)式により、また、高分子化合物がカチオン性モノマーとアニオン性モノマーの共重合体、及びカチオン性モノマーとアニオン性モノマーと非イオン性モノマーの共重合体の場合には、下記(2)式により算出される値である。
カチオン化度(%)=X×Y×100 ・・・(1)
[X:(B)成分のカチオン性基中のカチオン化された原子(窒素等)の原子量、Y:(B)成分1g中に含まれるカチオン性基のモル数]
カチオン化度(%)=X×(Y−Z)×100 ・・・(2)
[X:(B)成分のカチオン性基中のカチオン化された原子(窒素等)の原子量、Y:(B)成分1g中に含まれるカチオン性基のモル数、Z:(B)成分1g中に含まれるアニオン性基のモル数(Zのアニオン性基とは、高分子鎖中のモノマー単位に含まれるカルボキシル基、スルホン酸基等が挙げられる。具体的には、アクリル酸中のカルボン酸などである。ただし、カチオン性基の対イオンは含まない。)]
カチオン化度の算出例として、下記(III)式で表される(B)成分(商品名:マーコート(MERQUAT)280、ナルコ(NALCO)社製)の場合を示す。
Figure 2011137254
[(III)式中、m、nはそれぞれ繰り返し数を表し、m:n=65:35、塩化ジメチルジアリルアンモニウム:アクリル酸で表される質量比=80:20。]
X:14(窒素原子の原子量)
Y:4.95×10−3(カチオン性基の1g中の質量=0.8gとカチオン性基の分子量より算出)
Z:2.78×10−3(アニオン性基の1g中の質量=0.2gとアニオン性基の分子量より算出)
上記式(III)で表される(B)成分のカチオン化度は、上記X〜Zを上記(2)式にあてはめ、下記(3)により「3.0%」と求められる。
カチオン化度(%)=14×(4.95×10−3−2.78×10−3)×100=3.0 ・・・(3)
よって、上記記載のカチオン化度の算出法によれば、非イオン性モノマーの重合体やアニオン性モノマーの重合体のカチオン化度は0となる。
このような(B)成分としては、ダイドールEC−004、ダイドールHEC、ダイドールEC(大同化成工業株式会社製)、MERQUAT100(Nalco社製)、アデカカチオエースPD−50(株式会社ADEKA製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウムの重合体、MERQUAT550 JL5(Nalco社製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、MERQUAT280(Nalco社製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体、レオガードKGP(ライオン株式会社製)等のカチオン化セルロース、LUVIQUAT−FC905(BASFジャパン株式会社製)等の塩化イミダゾリニウム・ビニルピロリドン共重体、LUGALVAN−G15000(BASFジャパン株式会社)等のポリエチレンイミン、ポバールCM318(株式会社クラレ製)等のカチオン化ポリビニルアルコール、キトサン等のアミノ基を有する天然系の高分子誘導体、ジエチルアミノメタクリレート・エチレンオキシド等が付加された親水基を有するビニルモノマーとの共重合体等が挙げられる。
繊維製品処理剤中の(B)成分の含有量は、限定されないが、繊維製品に剛性を付与しない範囲のものとするのが好ましく、例えば、この好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは0.5〜15質量%、さらに好ましくは1〜5質量%である。繊維製品処理剤中の(B)成分の含有量が0.1質量%以上であると、(A)成分及び(C)成分の繊維製品への吸着促進効果が高まり、30質量%以下であれば他の成分とのバランスがとれ、繊維製品処理剤に求められる機能が発揮される。
また、繊維製品処理剤中、(A)成分/(B)成分で表される質量比が、好ましくは0.00006〜16、より好ましくは0.001〜5である。0.00006未満であると、(A)成分の繊維製品への吸着量が不十分となるおそれがあり、16超としても(A)成分の繊維製品への吸着性向上の効果が飽和し、さらなる吸着量の向上が図れないためである。
((C)成分)
(C)成分は、シリコーン化合物である。(C)成分は、特に限定されないが、例えば、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、メチルハイドロジェンシリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、及びアミノ変性シリコーン等が挙げられ、これらを1種単独又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
この(C)成分の分子構造は、直鎖状であっても分岐や架橋していてもよい。また、変性シリコーン化合物は1種類の有機官能基により変性されていても構わないし、2種以上の有機官能基により変性されていてもよい。
また、(C)成分はそのまま用いてもよいし、任意の乳化剤によって分散された乳化物として用いてもよい。
(B)成分による(C)成分の繊維への吸着効果を高め、滑り性を高める点から、(C)成分は、非イオン性であることが好ましく、ジメチルシリコーン、カルビノール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン及びアミノ変性シリコーンがより好ましい。
中でも、繊維製品への滑り性付与、低温安定性が良好等の観点から、ポリエーテル変性シリコーンを挙げることができる。ポリエーテル変性シリコーンは、ポリエーテル基を有しないジメチルシリコーンに比べ、キシミ感が少なく良好な滑り性を繊維製品に付与できる。好ましいポリエーテル変性シリコーンとしては、アルキル(炭素数1〜3)シロキサンとポリオキシアルキレン(アルキレン基の炭素数2〜5が好ましい)の共重合体が挙げられる。このうち、ジメチルシロキサンとポリオキシアルキレン(ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのランダム又はブロック共重合体等)の共重合体が好ましい。このような(C)成分として、下記一般式(I)又は(II)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2011137254
[式(I)中、Rは水素又はアルキル基を表す。M、N、a及びbは平均重合度を表し、Mは10〜10,000であり、Nは1〜1,000であり、aは2〜100であり、bは0〜50である。]
ここで、Mは10〜10,000、好ましくは100〜300であり、Nは1〜1000、好ましくは1〜100、より好ましくは1〜20である。また、MとNとは、M>Nであることが好ましい。aは2〜100、好ましくは2〜50であり、bは0〜50、好ましくは0〜10である。Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
一般式(I)で表されるポリエーテル変性シリコーンは、一般に、Si−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、例えばポリオキシアルキレンアリルエーテル等の、炭素−炭素二重結合を末端に有するポリオキシアルキレンアルキルエーテルとを白金触媒下、付加反応させることにより製造することができる。従って、ポリエーテル変性シリコーン中には未反応のポリオキシアルキレンアルキルエーテルやSi−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンがわずかに含まれる場合がある。Si−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンは反応性が高いため、ポリエーテル変性シリコーン中の存在量として30質量ppm以下(Si−Hの量として)であることが好ましい。
Figure 2011137254
[式(II)中、A、B、h、及びiは平均重合度を表し、Rはアルキル基を表し、Rは水素又はアルキル基を表す。]
ここで、Aは5〜10,000、Bは2〜10,000であることが好ましく、hは2〜100、iは0〜50が好ましい。Rとしては炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。Rとしては水素又は炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
一般式(II)で表される線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体は、反応性末端基を有するポリオキシアルキレン化合物と、該化合物の反応性末端基と反応する末端基を有するジヒドロカルビルシロキサンとを反応させることにより製造することができる。
ポリエーテル変性シリコーンとしては、SH3772M、SH3775M、SH3748、SH3749、SF8410、SH8700、BY16−850、BY22−008、SF8421、SILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2120、SILWET FZ−2161、SILWET FZ−2162、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171、ABN SILWET FZ−F1−009−01、ABN SILWET FZ−F1−009−02、ABN SILWET FZ−F1−009−03、ABN SILWET FZ−F1−009−05、ABN SILWET FZ−F1−009−09、ABN SILWET FZ−F1−009−11、ABN SILWET FZ−F1−009−13、ABN SILWET FZ−F1−009−54、ABN SILWET FZ−2222(以上、東レ・ダウコーニング株式会社製)、KF352A、KF6008、KF615A、KF6016、KF6017(以上、信越化学工業株式会社製)、TSF4450、TSF4452(以上、GE東芝シリコーン株式会社製)等が挙げられ、これらを1種単独又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
繊維製品処理剤中の(C)成分の含有量は、繊維製品処理剤に求める機能に応じて決定でき、例えば、好ましくは1〜40質量%、より好ましくは3〜30質量%、さらに好ましくは5〜20質量%である。繊維製品処理剤中の(C)成分の含有量が1質量%以上であれば、繊維製品に柔軟効果を十分に付与することができる。
((D)成分)
(D)成分は、香料成分を含有する香料組成物である。(A)成分と(D)成分とを併用することで、(A)成分の揮発を適度に制御し、繊毛運動の活性化効果を持続させることができる。
(D)成分は、柔軟剤、繊維用仕上げ剤、繊維製品処理剤や毛髪化粧料等に、一般的に用いられる香料成分を1種類以上含む香料組成物であり、例えば香料成分、又は香料成分と溶剤と香料安定化剤等からなる混合物等が挙げられる。
前記香料成分としては、例えば、アルデヒド類、フェノール類、アルコール類、エーテル類、エステル類、ハイドロカーボン類、ケトン類、ラクトン類、ムスク類、天然香料、動物性香料等が挙げられる。
アルデヒド類としては、例えば、ウンデシレンアルデヒド、ラウリルアルデヒド、アルデヒドC−12MNA、ミラックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、エチルバニリン、ヘリオトロピン、アニスアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、オクタナール、リグストラール、リリアール、リラール、トリプラール、バニリン、ヘリオナール等が挙げられる。
フェノール類としては、例えば、オイゲノール、イソオイゲノール等が挙げられる。
アルコール類としては、例えば、バクダノール、シトロネロール、ジハイドロミルセノール、ジハイドロリナロール、ゲラニオール、リナロール、ネロール、サンダロール、サンタレックス、ターピネオール、テトラハイドロリナロール、フェニルエチルアルコール等が挙げられる。
エーテル類としては、例えば、セドランバー、グリサルバ、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール等が挙げられる。
エステル類としては、例えば、シス−3−ヘキセニルアセテート、シス−3−ヘキセニルプロピオネート、シス−3−ヘキセニルサリシレート、p−クレジルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、アミルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、アミルサリシレート、ベンジルサリシレート、ベンジルベンゾエート、ベンジルアセテート、セドリルアセテート、シトロネリルアセテート、デカハイドロ−β−ナフチルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エリカプロピオネート、エチルアセトアセテート、エリカアセテート、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ヘディオン、リナリルアセテート、β−フェニルエチルアセテート、ヘキシルサリシレート、スチラリルアセテート、ターピニルアセテート、ベチベリルアセテート、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、マンザネート、アリルヘプタノエート等が挙げられる。
ハイドロカーボン類としては、例えば、d−リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ミルセン等が挙げられる。
ケトン類としては、例えば、α−イオノン、β−イオノン、メチル−β−ナフチルケトン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、シス−ジャスモン、メチルイオノン、アリルイオノン、カシュメラン、ジハイドロジャスモン、イソイースーパー、ベルトフィックス、イソロンジフォラノン、コアボン、ローズフェノン、ラズベリーケトン、ダイナスコン等が挙げられる。
ラクトン類としては、例えば、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトン、クマリン、アンブロキサン等が挙げられる。
ムスク類としては、例えば、シクロペンタデカノライド、エチレンブラシレート、ガラキソライド、ムスクケトン、トナリッド、ニトロムスク類等が挙げられる。
テルペン骨格を有する香料としては、例えば、ゲラニオール(ゼラニオール)、ネロール、リナロール、シトラール、シトロネロール、メントール、ミント、シトロネラール、ミルセン、ピネン、リモネン、テレピネロール、カルボン、ヨノン、カンファー(樟脳)、ボルネオール等が挙げられる。
天然香料としては、例えば、オレンジ油、レモン油、ライム油、プチグレン油、ユズ油、ネロリ油、ベルガモット油、ラベンダー油、ラバンジン油、アビエス油、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、イランイラン油、シトロネラ油、ゼラニウム油、ペパーミント油、ハッカ油、スペアミント油、ユーカリ油、レモングラス油、パチュリ油、ジャスミン油、ローズ油、シダー油、ベチバー油、ガルバナム油、オークモス油、パイン油、樟脳油、白檀油、芳樟油、テレピン油、クローブ油、クローブリーフ油、カシア油、ナツメッグ油、カナンガ油、タイム油等の精油が挙げられる。
動物性香料としては、例えば、じゃ香、霊猫香、海狸香、竜涎香等が挙げられる。
(D)成分としては、アニスアルデヒド、アンブロキサン、イソイースーパー、γ−ウンデカラクトン、オイゲノール、オレンジテルペンオイル、ガラクソライド、クマリン、ゲラニオール、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、ジハイドロミルセノール、1,8−シネオール、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、ゼラニウムオイル、ターピネオール、ダマスコン、ダマセノン、1−デカナール、テトラハイドロリナロール、トナライド、バクダノール、バニリン、フェニルエチルアルコール、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘディオン、ヘリオトロピン、ベルテネックス、ベルドックス、ベンジルアセテート、ベンジルサリシレート、メチルイオノン、2−メチルウンデカナール、l−メントール、ラズベリーケトン、リナリルアセテート、リナロール、リモネン、リラール、リリアール、ローズ、ベンジルベンゾエート及びジプロピレングリコールからなる群から選択される少なくとも1種を含有するものが好ましい。
(D)成分は、香料組成物に通常用いられる溶剤を含有してもよい。香料用溶剤としては、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、スクロースジアセテートヘキサイソブチレート、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル(BB)、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコール(DPG)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。
これら溶剤を用いる場合、(D)成分中の溶剤の含有量は、例えば、好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは1〜20質量%である。
本発明の(D)成分は、上記成分以外に、本発明の効果を妨げない限り、必要に応じて酸化防止剤、防腐剤等の添加剤を含有することができる。
(D)成分を繊維製品処理剤に用いる場合、繊維製品処理剤中の(D)成分の含有量は、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.01〜4質量%、さらに好ましくは0.1〜3質量%である。繊維製品処理剤中の(D)成分の含有量が0.001質量%未満であると、(D)成分に求める香りの持続が望めず、5質量%超であると経済的に好ましくない。
また、(D)成分は、(A)成分の徐放性の制御と嗜好性の点から、常圧での沸点が260℃未満である香料成分を、(D)成分から溶剤を除いた量に対して30質量%以上、より好ましくは45質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、含有することが望ましい。
(D)成分を用いる場合、(A)成分と(D)成分との合計量に対する(A)成分の含有量は、好ましくは0.1〜80質量%、より好ましくは0.5〜50質量%、さらに好ましくは1〜30質量%である。0.1質量%以上であれば、(A)成分による繊毛運動の活性化効果を十分に発揮でき、80質量%以下であれば、(A)成分の徐放性が十分に制御されて繊毛運動の活性化を持続できると共に、(D)成分に求める香気を発揮できる。
(D)成分に含有される香料成分の沸点は、例えば「Perfume and Flavor Chemicals 」Vol.IandII,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)及び「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)及び「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin 」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)及び「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)及び「香料と調香の基礎知識」、産業図書(1995)に記載されており、本明細書ではそれらの文献から引用する。
(その他の任意成分)
本発明の繊維製品処理剤には、本発明の効果を妨げない範囲で、上述の(A)〜(D)成分以外に、水溶性溶剤、非イオン性界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、抗菌剤、着色剤、消泡剤等、一般に繊維製品処理剤に配合される成分を任意成分として配合できる。
<水溶性溶剤>
水溶性溶剤としては、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、及び下記一般式(IV)で表わされる水溶性溶剤から選ばれる溶媒成分を配合することが好ましい。
−O−(CO)−(CO)−H ・・・(IV)
[(IV)式中、Rは、炭素数1〜8、好ましくは2〜6のアルキル基又はアルケニル基である。y及びzは平均付加モル数を示し、yは2〜50、好ましくは2〜30、zは0〜50、好ましくは0〜20の数を示す。]
中でも好ましい例としては、エタノール、エチレングリコール、ブチルカルビトール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノプロピレングリコールモノブチルエーテル[C(CO)(CO)H]等が挙げられる。
繊維製品処理剤中の水溶性溶剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは1〜10質量%、さらに好ましくは3〜8質量%である。水溶性溶剤の含有量が少ないと低温保存した場合に凍結する等、低温での安定性が低下することがあり、水溶性溶剤の含有量が多すぎると溶剤臭が強くなったり、長期保存において繊維製品処理剤の相分離を生じる場合がある。
<非イオン界面活性剤>
非イオン性界面活性剤としては、炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を1つ以上有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル、炭素数8〜20のアルキルアミン、又はアルキルアミドのアルキレンオキシド付加物、炭素数8〜20の飽和又は不飽和脂肪酸とグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールのモノ、ジ、トリ、テトラエステル体又はそれらの混合物等が挙げられる。中でも、下記一般式(S−1)で表される非イオン性界面活性剤が好ましい。このような非イオン性界面活性剤を含有することで、繊維製品処理剤の保存安定性が一層向上する。
−T−[(RO)−H] ・・・(S−1)
[(S−1)式中、Rは、炭素数10〜20の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基、好ましくは12〜18の直鎖又は分岐アルキル基又はアルケニル基である。Rは、炭素数2又は3のアルキレン基、好ましくはエチレン基であり、pは平均付加モル数を示し、2〜100、好ましくは10〜80、特に好ましくは20〜60である。Tは−O−、−N−、−NH−、−N(COH)−、−CON−、−CONH−又はCON(COH)−であり、Tが−O−、−NH−、−N(COH)−、−CONH−又は−CON(COH)−の場合、qは1であり、Tが−N−又は−CON−の場合、qは2である。]
上記一般式(S−1)の化合物の具体例として、下記一般式(S−2)、(S−3)、(S−4)、(S−5)で表される化合物を挙げることができる。
−O−(CO)−H ・・・(S−2)
[(S−2)式中、Rは(S−1)のRと同じであり、rは平均付加モル数を示し、2〜50、好ましくは5〜30である。]
−O−(CO)(CO)−H ・・・(S−3)
[(S−3)式中、Rは式(S−1)のRと同じであり、s及びtはそれぞれ平均付加モル数を示し、sは2〜40、好ましくは5〜30であり、tは1〜20、好ましくは1〜10である。(CO)と(CO)とはランダム付加体又はブロック付加体であってもよい。]
Figure 2011137254
[(S−4)及び(S−5)式中、Rは式(S−1)のRと同じであり、u及びvは平均付加モル数を示し、u+vは2〜60、好ましくは2〜40の数である。]
繊維製品処理剤中の非イオン性界面活性剤の含有量は、好ましくは0.05〜10質量%以下、より好ましくは0.25〜8質量%、さらに好ましくは0.5〜5質量%である。繊維製品処理剤中の非イオン界面活性剤の含有量が上記範囲内であれば、保存安定性の向上効果を十分なものとすることができ、かつ、効果が飽和に達した際の余分な添加を抑えて経済性を図れる。さらに繊維製品を処理する際の余分な泡立ちを抑制する点からも、好ましいものとすることができる。
<酸化防止剤>
酸化防止剤としては、一般に知られている天然系酸化防止剤、合成系酸化防止剤ともに使用できる。例えば、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、没食子酸プロピルの混合物、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、没食子酸プロピル、及びクエン酸の混合物、ハイドロキノン、三級ブチルハイドロキノン、天然のトコフェロール系化合物、没食子酸の長鎖エステル(C8〜C22)、例えば没食子酸ドデシル、イルガノックス系化合物(チバスペシャリティケミカルズ社製)、クエン酸及び/又はクエン酸イソプロピル、4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンスルホン酸/ナトリウム塩、ジメトキシフェノール、カテコール、メトキシフェノール、カロチノイド、フラン類、アミノ酸類等が挙げられる。中でも、保存安定性の観点から、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、メトキシフェノール、トコフェロール系化合物等が好ましい。
繊維製品処理剤中の酸化防止剤の含有量は、好ましくは0.01〜1質量%である。
<防腐剤、殺菌剤、抗菌剤>
本発明の繊維製品処理剤には、防腐、殺菌、抗菌効果を付与する目的で、有機系防菌防黴剤、無機系防菌防黴剤の中から1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
有機系防菌防黴剤としては、アルコール系、フェノール系、アルデヒド系、カルボン酸系、エステル系、エーテル系、ニトリル系、過酸化物・エポキシ系、ハロゲン系、ピリジン・キノリン系、トリアジン系、イソチアゾロン系、イミダゾール・チアゾール系、アニリド系、ビグアナイド系、ジスルフィド系、チオカーバメート系、糖質系、トロポロン系、界面活性剤系、有機金属系のものが含まれる。また、無機系防菌防黴剤としては、金属酸化物、銀系が含まれる。中でも、効果と保存安定性の観点から、イソチアゾロン系の有機硫黄化合物、イミダゾール・チアゾール系の有機硫黄化合物、安息香酸類、フェノール系のフェノール化合物、界面活性剤系のカチオン系化合物が好ましく、この化合物1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、3−イソチアゾロン基を含む抗微生物性の有機系防菌防黴剤が好ましい。これらの化合物は、1981年5月5日発行のLewisらの米国特許第4,265,899号明細書に開示されている。
イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、ローム・アンド・ハース社のケーソンCG/ICP(約1.5質量%水溶液)、純正化学株式会社製のジュンサイド5(約5質量%エチレングリコール溶液)等のジュンサイドシリーズ等、市販品を用いることができる。
イミダゾール・チアゾール系の有機硫黄化合物としては、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オン等が挙げられる。
安息香酸類、フェノール化合物としては、安息香酸又はその塩、サリチル酸又はその塩、パラヒドロキシ安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、クレゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール等が挙げられる。
カチオン系化合物としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジングルコン酸塩等が挙げられる。
これらの抗菌剤は、繊維製品処理剤に対して0〜10質量%配合されるのが好ましく、更に好ましい配合量は、0.00001〜5質量%、より好ましくは0.00005〜3質量%である。
また、抗菌力を向上する目的で、さらに以下の化合物を1種単独又は2種以上を組み合わせて、繊維製品処理剤中に0.5質量%以下、好ましくは0.00001〜0.1質量%用いることができる。かかる化合物としては、イミダゾリジンジオン化合物、ポリメトキシド二環性オキサゾリジン化合物、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド等の低分子量アルデヒド、塩化亜鉛等の亜鉛化合物等が挙げられる。
<着色剤>
着色剤としては、添加の容易さから水溶性染料が好ましく、中でも酸性染料、直接染料から選ばれる水溶性染料の1種又は2種以上であることが好ましい。
繊維製品処理剤中の着色剤の含有量は、好ましくは0.01〜50質量ppm、より好ましくは0.1〜30質量ppmとすることができる。上記範囲内であれば、繊維製品処理剤を適度に着色できる。
<消泡剤>
消泡剤としては、例えばシリコーン系消泡剤、アルコール系消泡剤、エステル系消泡剤、鉱油系消泡剤、植物油系消泡剤、合成油系消泡剤等が挙げられ、繊維製品処理剤の計量時の泡立ちを抑える観点からシリコーン系の消泡剤が好ましい。
繊維製品処理剤中の消泡剤の含有量は、好ましくは0.05質量ppm〜0.5質量%、より好ましくは0.5質量ppm〜0.03質量%である。
<その他>
本発明の繊維製品処理剤には、本発明の効果を妨げない範囲で、通常の繊維製品処理剤に用いられる添加剤等を使用することができる。このような添加剤として、例えば、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、アニオン性高分子化合物、流動パラフィン、高級アルコール等の油剤、尿素、炭化水素、非イオン性セルロース誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、後述するpH調整剤等が挙げられる。なお、アニオン性界面活性剤、アニオン性高分子化合物を配合する場合には、(B)成分の吸着効果を考慮して、アニオン性界面活性剤、アニオン性高分子化合物を(B)成分よりも少ない量で配合することが好ましい。
(pH)
本発明の繊維製品処理剤のpHは、特に限定されないが、2〜10の範囲であることが好ましく、3〜7の範囲であることがより好ましい。pH調整には、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等の短鎖アミン化合物、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩等のpH調整剤を用いることができる。
(粘度)
繊維製品処理剤の初期粘度は、好ましくは5〜400mPa・s、より好ましくは5〜100mPa・sである。初期粘度がこのような範囲にあると、凍結復元後のゲル化防止に寄与するので、使用性の面から好ましい。なお、本明細書において、初期粘度はブルックフィールド型(B型)粘度計を用い、25℃において測定される値である。
(製造方法)
本発明の繊維製品処理剤は、従来公知の方法により製造できる。例えば、(A)成分、(B)成分及び(C)成分と、必要に応じて(D)成分及び/又はその他の任意成分とを水に溶解又は分散することで、本発明の繊維製品処理剤を製造できる。
(使用方法)
本発明の繊維製品処理剤の使用方法は、従来公知の柔軟剤、繊維用仕上げ剤等の繊維製品処理剤と同様にして行うことができる。例えば、繊維製品処理剤を水に分散させた処理浴を調製し、この処理浴に洗濯後の繊維製品を浸漬することで、繊維製品に繊維製品処理剤を吸着させる。その後、処理浴から繊維製品を引き上げ、脱水した後、乾燥することで、繊維製品に処理を施すことができる。
本発明における繊維製品は、例えば、類、布巾、シーツ、カーテン等、通常の繊維製品処理剤が処理対象とする繊維製品と同じものが挙げられる。
前記処理浴中の繊維製品処理剤の濃度は、例えば、柔軟処理に用いる全使用水量に対し、(B)成分の濃度が5〜1000質量ppmとなるような量で使用するのが好ましく、さらに好ましくは10〜300質量ppmとなるような量で使用される。また、浸漬時間は、処理浴の繊維製品処理剤の濃度や、処理浴の温度等を勘案して決定でき、例えば、1分〜1時間程度とされる。
また、例えば、洗濯のすすぎの段階で、すすぎ水に繊維製品処理剤を添加してもよいし、繊維製品処理剤をトリガー容器、ディスペンサー容器又はエアゾール缶等に充填し、繊維製品に噴霧してもよい。
従来、風邪等の感染予防等のために、うがい薬等が用いられているが、うがい薬は主に殺菌を目的としており、繊毛運動を活性化させる効果がなかった。加えて、うがい薬の作用は、接触する部分への効果に限られるため、気道全体の防御機能の向上効果を意図するものではなかった。
また、鼻・喉の粘膜機能の低下による不具合を解消する鼻洗浄剤では、使用後に鼻から液ダレが生じたり、その作用が一時的なものである等、必ずしも使用者にとって利便性のよいものではなかった。
本発明の繊維製品処理剤によれば、(C)成分を(B)成分と併用することで、(C)成分を繊維製品へ良好に吸着させ、繊維製品に柔軟性を与えることができる。
加えて、繊毛運動を活性化する(A)成分を(B)成分と併用することで、(A)成分の繊維製品への吸着を高めることができる。そして、繊維製品に吸着された(A)成分は、繊維製品の使用中に徐々に揮発し、繊維製品の使用者の気道に取り込まれる。こうして気道に取り込まれた(A)成分により、使用者の気道の繊毛運動を活性化することができる。
このように、使用者は、本発明の繊維製品処理剤で処理した繊維製品を着用等するだけで、繊毛運動の活性化が図られる。
さらに、(D)成分を併用することで、(A)成分の揮発を適度に制御し、(A)成分による繊毛運動の活性化効果をさらに持続させることができる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(使用原料)
下記に、実施例及び比較例に用いた各成分を示す。
<(A)成分>
各例に用いた揮発性成分を表1に示す。なお、A−1〜15は(A)成分であり、A−16は(A)成分の比較品である。
Figure 2011137254
<(B)成分>
各例に用いた(B)成分:カチオン性基を有する水溶性の高分子化合物(B−1〜4)を以下に示す。
・B−1:塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体(商品名:MERQUAT280、NALCO社製)
・B−2:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体(商品名:MERQUAT100、NALCO社製)
・B−3:塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体(商品名:MERQUAT550、NALCO社製)
・B−4:カチオン性セルロース(商品名:レオガードKGP、ライオン株式会社製)
<(C)成分>
各例に用いた(C)成分:シリコーン化合物(C−1〜3)を以下に示す。
・C−1:ポリエーテル変性シリコーン:下記(I)式で表される化合物(後述する「製造例1」で合成)
Figure 2011137254
[(I)式中、M=210、N=9、a=10、b=0、R=Hである。]
・C−2:アミノ変性シリコーン(商品名:SF8416、東レ・ダウコーニング株式会社製)
・C−3:ジメチル変性シリコーン(商品名:SH200C−5000CS、東レ・ダウコーニング株式会社製)
<(D)成分>
各例に用いた(D)成分:香料組成物(D−1〜3)を表2〜4に示す。
Figure 2011137254
Figure 2011137254
Figure 2011137254
<水溶性溶剤>
各例に用いた水溶性溶剤(E−1〜3)を以下に示す。
・E−1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル:ブチルジオキシトール、シェルケミカルズ社製
・E−2:エタノール:99%合成未変性エタノール、日本合成アルコール株式会社製
・E−3:ジエチレングリコールジエチルエーテル:日本乳化剤株式会社製
<共通成分>
各例に用いた共通成分(F−1〜3)を表5〜7に示す。なお、表中の配合量(質量%)は、繊維製品処理剤中の含有量を表す。
Figure 2011137254
Figure 2011137254
Figure 2011137254
(製造例1)シリコーン化合物C−1の製造
(CHSiO(CHCHSiO)210(CHHSiO)Si(CHで表されるハイドロジェンシロキサン828質量部、平均組成CH=CHCHO(CHCHO)Hで表されるアリル化ポリエーテル210質量部、エチルアルコール726質量部、及び塩化白金酸のClを中和したものを、白金がアリル化ポリエーテルに対して5質量ppmとなるように秤量して、反応温度80℃で攪拌し、5時間反応させた。反応終了後、溶媒を減圧留去することにより、ポリエーテル変性シリコーンであるシリコーン化合物C−1を得た。各例においては、90gのC−1に対して、10gのジエチレングリコールモノブチルエーテルを添加して用いた。
(実施例1〜30、比較例4)
表8〜12の組成に従い、内径100mm、高さ150mmのガラス容器と、攪拌機(アジターSJ型、株式会社島津製作所製)を用い、各例の繊維製品処理剤を次の手順により調製した。なお、未配合の成分がある場合、その成分は配合しないものとする。
(C)成分と、水溶性溶剤と、共通成分中のエタノールとを上記ガラス容器内で攪拌し、攪拌しながら(A)及び(D)成分を前記ガラス容器内に投入した。次いで、イオン交換水、残りの共通成分とを順に前記ガラス容器に投入した。さらに(B)成分を前記ガラス容器に投入し、十分に攪拌して各成分を混合して、各例の繊維製品処理剤1000gを得た。
得られた繊維製品処理剤について、繊毛運動の活性化効果の評価を行い、その結果を表8〜12に示す。
なお、表中の配合割合は、各成分の純分換算量を表し、「バランス」とは繊維製品処理剤全体で100質量%となるのに必要な量を意味する(以降において同じ)。
(比較例1)
(A)成分を配合しない以外は、実施例1と同様にして繊維製品処理剤を得た。
得られた繊維製品処理剤について、繊毛運動の活性化効果の評価を行い、その結果を表12に示す。
(比較例2)
(B)成分を配合しない以外は、実施例1と同様にして繊維製品処理剤を得た。
得られた繊維製品処理剤について、繊毛運動の活性化効果の評価を行い、その結果を表12に示す。
(比較例3)
(C)成分を配合しない以外は、実施例1と同様にして繊維製品処理剤を得た。
得られた繊維製品処理剤について、繊毛運動の活性化効果の評価を行い、その結果を表12に示す。
Figure 2011137254
Figure 2011137254
Figure 2011137254
Figure 2011137254
Figure 2011137254
(繊毛運動の活性化効果の評価)
<評価用布の前処理>
綿メリヤス(綿100%、CK−43202、日清紡ホールディングス株式会社製)を64cm幅に裁断した布片を用意した。用意した布片1kgを、市販衣料用洗剤(商品名:トップ、成分:界面活性剤(アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム、脂肪酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼン系、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、水軟化剤、アルカリ剤、酵素、蛍光増白剤、ライオン株式会社製)により、家庭用二槽式洗濯機で洗浄した。洗浄条件は、洗濯15分(洗剤は標準量使用、浴比30倍、45℃水道水)→脱水5分の行程を2回繰り返した後、流水すすぎ15分→脱水5分の行程を5回繰り返し、自然乾燥した。自然乾燥後、30g/枚に切り分け、評価用布とした。
<評価用布の処理方法>
水温25℃の3Lの水に、各例の繊維製品処剤1gを溶解して処理浴とした。
評価用布5枚(150g)を処理浴に浸しつつ、20回上げ下げして、評価用布に万遍なく処理浴が付着するようにした。その後、評価用布を全自動洗濯機(AW−F80HVP、株式会社東芝製)にて、1分間の脱水を行った。脱水後、評価用布を20℃65%RHの恒温室にて21時間の乾燥を行った。
ポリプロピレン収納ケース(無印良品、引出式・浅型・3段、幅26cm×奥行37cm×高さ32.5)の1段に、乾燥後の評価用布5枚を保管した。保管した評価用布(保管後評価用布)を下記のように順次取り出して、繊毛運動の解析に用いた。
・収納ケース保管3時間後の保管後評価用布1枚を取り出し評価:表中、乾燥1日後と記載
・収納ケース保管2日後の保管後評価用布1枚を取り出し評価:表中、乾燥3日後と記載
<繊毛運動の解析>
≪試験用粘膜片の調製≫
ウサギ(NZW、16−21週齢、オス)から摘出した気管を生理食塩水中でシート状に切り開き、ピンセットを用いて粘膜片を剥離した。得られた粘膜片を、メスで1mm×5mm角程度に細片化し、10体積%子牛血清、ペニシリン、ストレプトマイシンを含むダルベッコイーグルMEM(D6046、シグマ社製)中に入れ、5体積%炭酸ガス条件にて、37℃でインキュベートし、試験用粘膜片とした。
≪繊毛運動の解析方法≫
繊毛運動の解析には、図1の解析装置1を用いた。解析装置1は、ポンプ3と、配管12によりポンプ3に接続された解析部2と、配管14により解析部2と接続された収容部6とで概略構成されている。
解析部2は、配管12及び14が接続されたシャーレ10と、シャーレ10が載置された保温ステージ20と、保温ステージ20の下方に位置し、図示されない倒立型微分干渉顕微鏡に接続された対物レンズ50(倍率20倍)とが備えられている。シャーレ10内には、カルチャーインサート30が備えられ、カルチャーインサート30の内部には、メンブレンフィルター32が備えられている。
カルチャーインサート30内のメンブレンフィルター32の下部に培地(10体積%子牛血清、ペニシリン、ストレプトマイシンを含むダルベッコイーグルMEM)34を入れると共に、シャーレ10内かつカルチャーインサート30外に水を入れた。保温ステージ20を30℃としてシャーレ10内の水を30℃に保温した。
次いで、試験用粘膜片40をメンブレンフィルター32上に載置し、10分間の馴化を行った。その後、前処理のみを施した評価用布7を収容部6に入れ、ポンプ3を起動し、図1中の矢印α1〜6の順に通気させた。通気させた状態で、倒立型微分干渉顕微鏡にて繊毛42を観察し、一定区画の画像情報を70Hzの頻度で連続的にコンピューターに取り込んだ。1024点の画像情報の輝度変化を数値データとして保存した後、フーリエ変換することで繊毛42の運動周波数(CBF値)を解析した(ブランクCBF)。続いて、評価用布7を保管後評価用布1枚に交換し、ブランクCBFと同様にCBFを測定した(被検布CBF)。
≪繊毛運動の活性率の算出≫
得られたブランクCBF及び被検布CBFから、下記式(4)により繊毛運動の活性率を求めた。また、求めた活性率を下記評価基準により分類し活性化評価の結果とした。活性率105%以上(「○」〜「◎◎」)を活性化効果があると判断した。
活性率(%)=被検布CBF÷ブランクCBF×100 ・・・(4)
≪評価基準≫
×:100%以下
△:100%超105%未満
○:105%以上115%未満
◎:115%以上125%未満
◎◎:125%以上
表8〜12に示すように、本発明を適用した実施例1〜30は、いずれも乾燥1日後の活性化評価が「◎」又は「◎◎」であった。これに対し、(A)成分を含有しない比較例1は、乾燥1日後の活性化評価が「×」であった。また、本発明の(A)成分に換えて、シトラール(A−16)を用いた比較例4、(B)成分を含有しない比較例2、(C)成分を含有しない比較例3は、いずれも乾燥1日後の活性化評価が「△」であった。これらの結果から、(A)成分を含有し、かつ(B)成分及び(C)成分とを併用した繊維製品処理剤で繊維製品を処理することで、繊維製品に良好な活性化効果を付与できることが判った。
また、(D)成分を含有しない実施例1は、乾燥1日後の活性率が150%、乾燥3日後の活性率が130%であったのに対し、(D)成分を含有する実施例26〜30は、いずれも乾燥1日後の活性率が150%、乾燥3日後の活性率が135〜145%であった。このことから、本発明の繊維製品処理剤は、(A)成分と(D)成分とを併用することで、活性化効果を長期にわたって持続できることが判った。

Claims (3)

  1. (A)2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、デュピカル、エチルマルトール、カルボン、メンチルアセテート、ヘキシルシクロペンタノン、γ−ドデカラクトン、メントフラン、酪酸エチル、ブルボネン、β−メチル−γ−デカラクトン、γ−ヘキサデカラクトン及びプレゴンからなる群から選択される少なくとも1種と、(B)カチオン性基を有する水溶性の高分子化合物と、(C)シリコーン化合物とを含有する繊維製品処理剤。
  2. 前記(A)成分は、2−トリデセン−1−オール、テトラヒドロゲラニオール、イソプレゴール、メンチルアセテート及びヘキシルシクロペンタノンからなる群から選択される1種である、請求項1に記載の繊維製品処理剤。
  3. さらに、(D)香料組成物を含有する、請求項1又は2に記載の繊維製品処理剤。
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