JP2011136463A - 硬質構造物の穿孔方法及びその方法に使用される水溶液供給装置 - Google Patents

硬質構造物の穿孔方法及びその方法に使用される水溶液供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 少量の水溶液をダイヤモンドコアビット側に送り、水溶液の漏れによる漏電や停電などの事故の発生を防止すると共に切削時における摩擦熱を低減せしめて切削性の向上を図る硬質構造物のダイヤモンドコアビットによる穿孔方法とそれに使用される水溶液供給装置を提供する。
【解決手段】 ダイヤモンドコアビット2の外面には少量の染み出てきた水溶液14が供給される。この少量の水溶液は水溶液タンクとこれに隣接する通気性のスポンジやその間に介設される染み出し送り部材9等を介してダイヤモンドコアビット2に供給される。この少量の水溶液14によって漏水等による漏電や停電が防止され、一方、摩擦熱の低減による効率的な穿孔ができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コンクリート構造物のような硬質構造物を筒状のダイヤモンドコアビットにより穿孔する方法及びその方法に使用される水溶液供給装置に関する。
ダイヤモンドコアビットを用いて例えばコンクリート構造物を穿孔する方法としては数多くの公知技術がある。その1つとして例えば「特許文献1」が挙げられる。
特開平7−285123号(図1)
「特許文献1」の「特開平7−285123号」の「コンクリート建造物体の穿孔方法」はコンクリート構造物体(3)にダイヤモンドコアビット(5)を垂直方法から押圧して穿孔を行う際に供給タンク(8)から水溶液をダイヤモンドコアビット(5)側に多量に供給して穿孔を行う通常の穿孔方法を示す発明であり、この発明の目的としては穿孔部よりの冷却水の流出を防止するものである。前記のようにこの公知技術には比較的多量の水溶液が使用されている。また、公知技術ではないが、前記のように通常のコンクリート構造物の穿孔にはかなり多量の水溶液が供給された状態で穿孔が行われている。
水溶液を多量に供給しながらダイヤモンドコアビットにより穿孔を行う場合にはダイヤモンドコアビットの切削チップの摩擦熱の上昇を低下されるメリットがあるが、一方、例えば鉄筋コンクリート構造物の場合鉄筋コンクリート構造体自体に埋設されている電線管等を誤って切断すると漏れ水による漏電や停電等の事故が発生し易い問題点がある。一方、ダイヤモンドコアビットによる穿孔にはそれ程多量の水溶液の供給は必要ではなく、少量の水溶液の効果的な供給で十分な穿孔ができることが知られている。
本発明は、以上の事情に鑑みて発明されたものであり、少量の水溶液をダイヤモンドコアビットの水冷却部の必要の部位に確実に供給でき、漏れ水等による事故を防止でき、ダイヤモンドコアビットの摩擦熱の上昇を抑えて効率的の穿孔が可能となる硬質構造物の穿孔方法及びその方法に使用される水溶液供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、コンクリート構造物のような硬質構造物に筒状のダイヤモンドコアビットを押圧し回転駆動して穿孔を行う穿孔方法であって、該方法は、各種直径のダイヤモンドコアビットのコアシャンクの外面に通気性のある柔軟性保持部材を当接して保持すると共に、前記柔軟性保持部材に水溶液を供給してその通気部から水溶液を染み出させて前記コアシャンクの外面に水滴状の水溶液を供給して硬質構造物の切削部位に水溶液を供給することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記請求項1に記載の穿孔方法に使用されダイヤモンドコアビットによる切削部位に少量の水溶液を供給する水溶液供給装置であって、該装置は、前記ダイヤモンドコアビットのコアシャンクの外面に当接してこれを保持する通気性柔軟性保持部材と、該通気性柔軟性保持部材に隣接して配設される水溶液タンクと、該水溶液タンクと前記通気性柔軟性保持部材との間に介設され前記水溶液タンク内の水溶液を前記通気性柔軟性保持部材側に染み出し送りする染み出し送り部材とを有することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、前記通気性柔軟性保持部材がスポンジからなり、該スポンジの前記コアシャンクと当接する部位にはV溝が形成され、該V溝の底部には前記コアシャンクが磁着するマグネットが収納されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、前記染み出し送り部材が、脱脂綿状のフエルトからなることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、前記水溶液供給装置には、該装置をコアシャンクに当接する保持位置とこれから離脱する位置とに移動させる移動手段が設けられることを特徴とする。
本発明の請求項1の硬質構造物の穿孔方法によれば、各種のサイズのダイヤモンドコアビットは柔軟性のある保持部材により保持され、水溶液は柔軟性保持部材の通気部から染み出てきた少量の水溶液によりコアシャンクを介して穿孔部位に少量であるが十分の水溶液が供給される。これにより摩擦熱の向上や漏れ水による漏電や停電の発生が防止される効果が上げられる。
また、本発明の請求項2の水溶液供給装置によれば、水溶液タンクからの水溶液は染み出し送り部材によって少量だけ通気性柔軟性保持部材側に送られ、更に通気性柔軟性保持部材の通気部を介してダイヤモンドコアビット側に送られ、結果として少量の水溶液が冷却を必要とするダイヤモンドコアビットの穿孔部分に効果的に供給されることになる。
また、本発明の請求項3の水溶液供給装置によれば、通気性柔軟性保持部材がスポンジ体からなり、柔軟性のものから形成され、更に開口部の大きさが変化できるV溝が設けられ各種のサイズのダイヤモンドコアビットを確実に保持することができると共に、磁性体の使用により所定位置に確実に保持される効果が上げられる。
また、本発明の請求項4の水溶液供給装置によれば、水溶液タンクからの水溶液は脱脂綿状のフエルトを介してスポンジ体側に供給されるため、少量の水溶液が確実にダイヤモンドコアビットのコアシャンク側に送られることになる。
また、本発明の請求項5の水溶液供給装置によれば、この装置全体が不使用時にダイヤモンドコアビットから離れた位置に保持されるため邪魔にならず穿孔前の段取り等の作業が容易に行われることになる。
本発明の水溶液供給装置を有するコンクリート構造物等を穿孔する穿孔具の全体構造を示す側面図。 図1における本発明の主要要素である水溶液供給装置やダイヤモンドコアビット等を示す断面図。 図2の模式的詳細構造を示す断面図。 本発明の水溶液供給装置の全体構造を示す側断面図。 図4主要部のみを示す上面図。 水溶液供給装置による小径のダイヤモンドコアビットを保持形態を示す部分的上面図。 水溶液供給装置による大径のダイヤモンドコアビットの保持形態を示す部分的上面図。 不使用時における水溶液供給装置の移動方法を説明するための模式的上面図。
以下、本発明の硬質構造物の穿孔方法及びそれに使用される水溶液供給装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。
まず、図1により本発明の水溶液供給装置1を有する穿孔装置100の概要全体構造を説明する。
被穿孔物であるコンクリート構造物3上には案内柱4が立設して載置される。案内柱4には回転駆動体5が上下動可能に支持される。回転駆動体5の下端側にはダイヤモンドコアビット2が垂下支持される。このダイヤモンドコアビット2の下端にはコンクリート構造物3を穿孔するための切削チップ2a(図2に示す)が設けられている。
本発明の主要素である水溶液供給装置1はコンクリート構造物3上に搭載されダイヤモンドコアビット2の外面に当接して配置される。また、図1には水溶液供給装置1の全体を移動させる移動手段6が配設されている(この移動手段6の説明は後に図8により説明する)。
図3は水溶液供給装置1の概要構造とこの水溶液供給装置1がダイヤモンドコアビット2に当接して保持する様子を示す。
図4及び図5に示すように、水溶液供給装置1は箱体10内に収納されている柔軟性保持部材であるスポンジ7と水溶液タンク8とスポンジ7と水溶液タンク8間に介設される染み出し送り部材9等とからなる。なお、箱体10には調整ボルト11や支持軸12や水溶液14を注入するための投水口13等が設けられている。
スポンジ7は箱体10内に大部分が収納されているが開放側は箱体10からはみ出た位置に配置され、V溝15を形成する。また、V溝15の底部にはマグネット16が配置され、マグネット16は前記の調整ボルト11により進入位置を調整できるように形成されている。なお、マグネット16には図3に示すようにマグネット16を押し出す方向に付勢するスプリング17が設けられている。なお、V溝15は図示のように一対の相対向するスポンジ片7a,7aによって形成され、このV溝15内には後に説明するダイヤモンドコアビット2が挿入されて保持されるように形成される。
染み出し送り部材9は図4に示すように仕切板9aとフエルト9bからなり、両者によりスポンジ7と水溶液タンク8とは区切られるが、図示のようにフエルト9bの上部は仕切板9aを通り抜けて直接スポンジ7の端面に当接するように配置される。
以上の構造により水溶液タンク8内の水溶液14はフエルト9bを介してスポンジ7側に送られるため、結果として少量の水溶液14がスポンジ7側に送られることになる。
図6及び図7は水溶液供給装置1のスポンジ7がダイヤモンドコアビット2を保持している状態を示す。V溝15の開口部の変形とマグネット16により寸法の異なるダイヤモンドコアビット2を安定保持することができる。
次に、本発明の硬質構造物の穿孔方法について説明する。
図6及び図7に示したようにダイヤモンドコアビット2を位置決めした後、水溶液供給装置1のスポンジ7をダイヤモンドコアビット2に押し当る。図6,図7に示すようにダイヤモンドコアビット2はスポンジ7のスポンジ7aにより挟持されると共にマグネット16がダイヤモンドコアビット2に磁着し、ダイヤモンドコアビット2の保持と水溶液供給装置1の位置決めが出来る。
次に、水溶液タンク8内に水溶液14を入れることにより染み出し送り部材9のフエルト9bに水溶液が染み込み、ここから染み出た水溶液14がスポンジ7内に送られ、スポンジ7の通気部を通って少量の水溶液14がダイヤモンドコアビット2の外面に付着し、自重によって下方に送られる。下方に送られた水溶液14はダイヤモンドコアビット2の切削チップ2a側に供給され穿孔部の熱の吸収を行う。水溶液14の供給量が少量のため、切削部位においては適度の冷却剤として水溶液が作用し、摩擦熱の低減もでき、結果として良好な穿孔を行うことができる。
図1乃至図7は水溶液供給装置1が使用されている状態を示すものであるが、水溶液供給装置1が不使用の場合は邪魔になる。そのために、移動手段6が設けられている。図8に示すように移動手段6は1本のロッド状のものからなり、そのロッド17の一端は水溶液供給装置1の支持軸12に連結し、他端は穿孔装置100の固定側に枢支される。以上の構造によりロッド17を前記の固定側を中心として回動することにより、水溶液供給装置1をダイヤモンドコアビット2から離隔することができ、邪魔にならない位置に移動させることが容易に出来る。
本発明は以上の説明の内容からなるが、その説明の内容に限定するものではなく同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本発明は主にコンクリート構造物の穿孔に関するものであるが、コンクリートに限定するものではなくコンクリートに似ている硬質構造物にも適用可能であり、その利用範囲は広い。
1 水溶液供給装置
2 ダイヤモンドコアビット
2a 切削チップ
3 コンクリート構造物
4 案内柱
5 回転駆動体
6 移動手段
7 スポンジ
8 水溶液タンク
9 染み出し送り部材
9a 仕切板
9b フエルト
10 箱体
11 調整ボルト
12 支持軸
13 注水口
14 水溶液
15 V溝
16 マグネット
17 ロッド
100 穿孔装置

Claims (5)

  1. コンクリート構造物のような硬質構造物に筒状のダイヤモンドコアビットを押圧し回転駆動して穿孔を行う穿孔方法であって、該方法は、各種直径のダイヤモンドコアビットのコアシャンクの外面に通気性のある柔軟性保持部材を当接して保持すると共に、前記柔軟性保持部材に水溶液を供給してその通気部から水溶液を染み出させて前記コアシャンクの外面に水滴状の水溶液を供給して硬質構造物の切削部位に水溶液を供給することを特徴とする硬質構造物のダイヤモンドコアビットによる穿孔方法。
  2. 前記請求項1に記載の穿孔方法に使用されダイヤモンドコアビットによる切削部位に少量の水溶液を供給する水溶液供給装置であって、該装置は、前記ダイヤモンドコアビットのコアシャンクの外面に当接してこれを保持する通気性柔軟性保持部材と、該通気性柔軟性保持部材に隣接して配設される水溶液タンクと、該水溶液タンクと前記通気性柔軟性保持部材との間に介設され前記水溶液タンク内の水溶液を前記通気性柔軟性保持部材側に染み出し送りする染み出し送り部材とを有することを特徴とする硬質構造物穿孔用の水溶液供給装置。
  3. 前記通気性柔軟性保持部材がスポンジからなり、該スポンジの前記コアシャンクと当接する部位にはV溝が形成され、該V溝の底部には前記コアシャンクが磁着するマグネットが収納されることを特徴とする請求項2に記載の硬質構造物穿孔用の水溶液供給装置。
  4. 前記染み出し送り部材が、脱脂綿状のフエルトからなることを特徴とする請求項2に記載の硬質構造物穿孔用の水溶液供給装置。
  5. 前記水溶液供給装置には、該装置をコアシャンクに当接する保持位置とこれから離脱する位置とに移動させる移動手段が設けられることを特徴とする請求項2に記載の硬質構造物穿孔用の水溶液供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015047868A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 ユニカ株式会社 冷却剤

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