JP2011135463A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像装置は、撮像光学系12により結像された被写体像の画像信号を記憶する画像メモリ110と、画像信号から画像の変位量である動きベクトル値を検出する動きベクトル検出回路106と、動きベクトル値に基づいて画像メモリ110からの画像信号の読み出し位置を制御する読み出し制御回路109と、動きベクトル検出回路106で得られた動きベクトル値の信頼性を判定する信頼性判定回路121と、信頼性判定回路121による判定結果に基づいて動きベクトル値を補間する補間処理回路122とを備え、補間された動きベクトル値を用いて画像信号の画像ぶれを補正する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置が備えるぶれ補正回路のブロック図である。このぶれ補正回路は、ベクトル検出法によりぶれを抑制する撮像装置に適用される。以下に説明するぶれ補正回路による処理は、中央演算処理装置(CPU)が、ROMに格納された各種処理を実行するためのプログラムをRAMに展開し、実行することにより実現される。
第2実施形態では、概略、信頼性の判定方法において、ブロック単位で現フィールドと前フィールドとの相関値に基づいて信頼性を示す値(以下「信頼性指示値」という)を算出する。そして、この信頼性指示値に基いて定められた補正係数(補正係数については図7で詳細に説明する)を動きベクトル補間値に乗じることで動きベクトル補間値を補正し、ぶれ補正を行う。
・信頼性指示値 = 1−相関平均値
となる。したがって、相関平均値が小さい、つまり、相関が高いという結果が得られれば、信頼性指示値は大きくなり、逆に、相関平均値が大きい、つまり、相関が低いという結果が得られれば、信頼性指示値は小さくなる。但し、“0≦ 1−相関平均値 = 信頼性指示値 ≦1”となる。
・動きベクトル補間値 = 信頼性指示値に基いて定められた所補正係数 × 1フィールド前に決定された全体の動きベクトル値
となる。
第3実施形態は、図5における第2実施形態に係るぶれ補正回路が備える信頼性判定回路121aにおける信頼性判定の仕組みを変更したものである。そのため、第3実施形態に係る撮像装置と、この撮像装置が備えるぶれ補正回路のブロック図について、図示を省略する。
第4実施形態は、第2実施形態に係るぶれ補正回路が備える補間処理回路122での補間処理に変更を加えるものであり、動きベクトル補間値の算出のために用いられる動きベクトル値の大きさに応じて、新たに算出される動きベクトル補間値を補正する。なお、第4実施形態に係る撮像装置と、この撮像装置が備えるぶれ補正回路のブロック図、ぶれ補正処理のフローチャートは、第2実施形態のものと同様(図5、図6)のため、図示を省略する。
・補正後の動きベクトル補間値 = 前回に記憶された全体の動きベクトル値 (前回に記憶された全体の動きベクトル値 ≦ 所定値)、
・補正後の動きベクトル補間値 < 前回に記憶された全体の動きベクトル値 (所定値 ≦ 前回に記憶された全体の動きベクトル値)
となる。
・補正後の動きベクトル補間値 = 前回に記憶された全体の動きベクトル値 (前回に記憶された全体の動きベクトル値 ≦ 所定値)”、
・補正後の動きベクトル補間値 = 所定値(所定値 ≦ 前回に記憶された全体の動きベクトル値)
となる。
第5実施形態は、第2実施形態に係るぶれ補正回路が備える補間処理回路122での補間処理に変更を加えるものであり、動きベクトル補間値の算出の際に用いる全体の動きベクトル値の時間軸に対する変化に応じ、新たに算出される動きベクトル補間値を補正する。なお、第5実施形態に係る撮像装置と、この撮像装置が備えるぶれ補正回路のブロック図は、第2実施形態のものと同様になるため、図示を省略する。
・動きベクトル補間値 = 前回に記憶された動きベクトル値 − (前々回に記憶された動きベクトル値 − 前回に記憶された動きベクトル値)
の式を用いて行うことができる。こうして、実際に用いる動きベクトル補間値が決定されて、処理は終了する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態は本発明の一例を示すものであって、本発明はこれに限定されるものではなく、各実施の形態の構成及び動作は、本発明の趣旨の範囲内において、適宜変更が可能である。例えば、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
22 代表ベクトル検出回路
121,121a 信頼性判定回路
122 補間処理回路
Claims (10)
- 撮像光学系により結像された被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像信号を記憶する画像メモリと、
前記撮像手段により連続して得られた画像信号から画像の変位量を検出する動きベクトル検出手段と、
前記画像の変位量に基づいて前記画像メモリからの画像信号の読み出し位置を制御する読み出し制御手段と、を備える撮像装置であって、
前記動きベクトル検出手段により得られる前記画像の変位量の信頼性を判定する信頼性判定手段と、
前記信頼性判定手段による判定結果に基づいて前記画像の変位量を補間した補間値を決定する補間手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記補間手段は、前記信頼性判定手段より得られる信頼性に基づいて決定された補正係数を用いて前記補間値を補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記動きベクトル検出手段は、前記画像信号について、現フィールドと前フィールドとの間の相関値又は現フレームと前フレームとの間の相関値を求める相関演算手段を含み、
前記信頼性判定手段は、前記相関演算手段より得られる相関値の大きさに基づいて前記画像の変位量の信頼性を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記信頼性判定手段は、前記相関演算手段により得られる相関値の最小値と、前記相関値の最小値を取り得る画素アドレスに隣接する両隣の画素の相関値との差分又は比率に基づいて信頼性を判定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
- 前記補間手段は、前記画像の変位量に基づいて決定される補正係数を用いて前記補間値を補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記補間手段は、前記画像の変位量の時間変化に基づいて決定された補正係数を用いて前記補間値を補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記補間手段は、前記補間値の最大値を制限する制限手段を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 撮像光学系により結像された連続した被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた前記画像信号を記憶する画像メモリと、
前記撮像手段により得られた前記画像信号から、複数に分割されたブロック単位で画像の変位量を表す動きベクトル値を検出する動きベクトル検出手段と、
複数の前記動きベクトル値から1つの全体の変位量を求める動きベクトル決定手段と、
前記全体の変位量に基づいて前記画像メモリからの画像信号の読み出し位置を制御する読み出し制御手段と、を備える撮像装置であって、
前記動きベクトル検出手段により得られる前記全体の変位量の信頼性を、前記複数のブロック単位で得られた変位量によって判定する信頼性判定手段と、
前記信頼性判定手段の判定結果に基づいて前記画像の変位量を補間する補間手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。 - 撮像手段が、撮像光学系により結像された被写体像を画像信号に変換する撮像ステップと、
画像メモリが、前記撮像ステップで得られた画像信号を記憶する記憶ステップと、
動きベクトル検出手段が、前記撮像ステップで得られた画像信号から画像の変位量を検出する動きベクトル検出ステップと、
読み出し制御手段が、前記画像の変位量に基づいて前記記憶ステップで記憶された画像信号の読み出し位置を制御する読み出しステップと、
信頼性判定手段が、前記動きベクトル検出ステップで得られた前記画像の変位量の信頼性を判定する判定ステップと、
補間手段が、前記判定ステップでの判定結果に基づいて前記画像の変位量を補間する補間ステップと、を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 撮像手段が、撮像光学系により結像された連続した被写体像を画像信号に変換すると撮像ステップと、
画像メモリが、前記撮像ステップで得られた前記画像信号を記憶する記憶ステップと、
動きベクトル検出手段が、前記撮像ステップで得られた前記画像信号から、複数に分割されたブロック単位で画像の変位量を表す動きベクトル値を検出する動きベクトル検出ステップと、
動きベクトル決定手段が、複数の前記動きベクトル値から1つの全体の変位量を求める動きベクトル決定ステップと、
読み出し制御手段が、前記全体の変位量に基づいて前記画像メモリからの画像信号の読み出し位置を制御する読み出しステップと、
信頼性判定手段が、前記動きベクトル検出ステップで得られる前記全体の変位量の信頼性を、前記複数のブロック単位で得られた変位量によって判定する判定ステップと、
補間手段が、前記判定ステップでの判定結果に基づいて前記画像の変位量を補間する補間ステップと、を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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JP2016076838A (ja) * | 2014-10-07 | 2016-05-12 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 |
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JP2008294589A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Sharp Corp | 動画像ブレ検出装置、動画像ブレ補正装置、動画像ブレ検出方法、動画像ブレ補正方法、および電子式撮像装置 |
JP2009147658A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法及びプログラム |
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