JP2011135456A - 受信装置及び方法、プログラム、並びに受信システム - Google Patents

受信装置及び方法、プログラム、並びに受信システム Download PDF

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Abstract

【課題】回路規模を削減させる。
【解決手段】制御部51は、一方の時間デインターリーバ33Aの出力を行っているときに、他方の時間デインターリーバ33BのData PLPがNTI>1であって、NTI個のTI-blockのうちの先頭のTI-blockのメモリ52への書き込みが終了した場合、出力を、時間デインターリーバ33Bに切り替え、NTI個のTI-blockのうち、NTI-1個又はNTI個のTI-blockの出力が完了するまで、優先して出力させる。その後、制御部51は、NTI-1個又はNTI個のTI-blockの出力が完了したとき、優先させて出力していた時間デインターリーバ33Bから、途中で打ち切った時間デインターリーバ33Aに切り替えて出力を再開させることにより、データの欠損を防止し、誤り訂正部23を共有できるようにする。本発明はDVB-T2におけるM-PLP方式による信号を受信する受信装置に適用することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、受信装置及び方法、プログラム、並びに受信システムに関し、特に、回路規模を削減することができるようにした受信装置及び方法、プログラム、並びに受信システムに関する。
近年、デジタル信号を伝送する方式として、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式と呼ばれる変調方式が用いられている。このOFDM方式は、伝送帯域内に多数の直交するサブキャリアを用意し、それぞれのサブキャリアの振幅及び位相にデータを割り当て、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)によりデジタル変調する方式である。
OFDM方式は、マルチパスの妨害の影響を強く受ける地上波デジタル放送に適用されることが多い。このようなOFDM方式を採用した地上波デジタル放送としては、例えば、DVB-T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)やISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)等の規格がある。
ところで、OFDMを採用する地上デジタル放送の規格として、DVB-T2(第2世代欧州地上デジタル放送規格)が策定されつつある。
なお、DVB-T2については、いわゆるブルーブック(DVB BlueBook A122)に記載されている(非特許文献1)。
DVB-T2(のブルーブック)では、T2フレーム(T2 frame)と呼ばれるフレームが定義され、データは、T2フレーム単位で送信される。T2フレームは、P1及びP2と呼ばれる2種類のプリアンブル(Preamble)信号を有し、そのプリアンブル信号に、OFDM信号の復調等の処理に必要な情報が含まれる。
また、DVB-T2においては、M-PLP(Multiple PLP(Physical Layer Pipe))と呼ばれる方式が用いられている。このM-PLPでは、複数の元のトランスポートストリーム(Transport Stream:以下、TSと称する)それぞれから、すべてのTSに共通のパケット(情報)を抽出した後の残りのパケットから構成される複数のData PLPと呼ばれるパケット系列(データパケット系列)と、共通のパケットから構成されるCommon PLPと呼ばれるパケット系列(共通パケット系列)によって、データが伝送される。換言すれば、Common PLPは、複数のTSに共通のパケットから構成され、Data PLPは、複数のTSのそれぞれに固有のパケットから構成されるとも言える。そして、受信側では、Common PLPとData PLPから1つの元のTSを復元することになる。
すなわち、Data PLPは個々のサービス情報であり、Common PLPは2つ以上のData PLPから共通部分を抜き出したものである。したがって、Data PLP数≧2×Common PLP数≧0の関係が成立する。したがって、Data PLPとCommon PLPとは多対一の関係にあり、ある1つのCommon PLPに対するData PLPは2つ以上存在し、ある1つのData PLPに対するCommon PLPは1つ存在することになる。
図1は、T2フレームの構成を示す図である。
送信側において、複数のData PLP間で共通となる情報がCommon PLPとされ、Common PLP,Data PLP#1,Data PLP#2,・・・からなるT2フレームにより送信された場合、このT2フレームを受信した受信側においては、次のような処理が行われる。すなわち、受信側では、Data PLP#2が指定された場合、Data PLP#2と、そのData PLP#2に付随したCommon PLPとが選択され、選択されたそれらのPLPから元の情報が復号されることになる。
この復号時においては、Common PLPとData PLPの2つのPLPを同時に復号する必要がある。また、DVB-T2では、時間方向に瞬時的なノイズ耐性を高めるために、時間インターリーブと呼ばれる時間方向にデータをランダマイズ化する方法が採用されている。
このような、DVB-T2で用いられる時間デインターリーバは、所定の処理単位のデータ入力が完了したら即座に時間デインターリーブを解きながらの出力が開始できるようになっている。したがって、この時間デインターリーバでは、入力と出力のタイミングが一対一に対応していないことになる。
時間デインターリーバの後段には、誤り訂正部が設けられ、この誤り訂正部によって、時間デインターリーバにより並び替えられたデータに対して、誤り訂正処理が施される。
図2に示すように、Common PLPとData PLPに対応する2つの時間デインターリーバを設ける場合、誤り訂正部としては、それぞれのPLPに対して別々に2つ設けた構成(図2A)と、2つのPLPで共用させて1つだけ設けた構成(図2B)との2通りの構成が考えられる。通常、回路規模削減と、消費電力削減のために、時間デインターリーバ以降の誤り訂正部は、図2Bに示すような、2つのPLPで共用するものが採用される。したがって、以下、誤り訂正部を2つのPLPで共用させたものを採用した場合について説明する。
図2Bにおいて、2つの時間デインターリーバのそれぞれは、TI-block(Time Interleaving block)と呼ばれる処理単位で時間デインターリーブ処理を行い、FEC blockと呼ばれる出力単位で、共用の誤り訂正部に出力する。これらの処理単位の関係は、図3に示すようになる。
図3に示すように、TI-blockが複数のFEC blockに相当することになるが、インターリービングフレーム(Interleaving frame)中のTI-blockの数をNTIとすると、このNTIの数が異なる場合がある。すなわち、図3aに示すように、NTI=1の場合、Interleaving frame=TI-blockとなる一方、図3bに示すように、NTI=3(NTI>1)の場合、Interleaving frameが3つのTI-blockからなり、Interleaving frame=TI-blockとはならない。
図3aのNTI=1の場合、図4に示すように、各時間デインターリーバでは、入力されたPLP(Common PLP又はData PLP)に対して、TI-block単位で並び替えが行われる。このNTI=1の場合には、Interleaving frame=TI-blockとなるので、TI-block単位で入力されるPLPについて、TI-blockのデータ入力が完了した段階で、時間デインターリーブを解きながらの出力が開始され、並び替えられたデータが共用の誤り訂正部に出力されることになる。
一方、図3bのNTI=3(NTI>1)の場合には、Interleaving frame=TI-blockとならないので、図5に示すように、1つのInterleaving frameに対して、3つのTI-block0,TI-block1,TI-block2の処理単位ごとに並び替えが行われる。ところが、時間デインターリーバのメモリの領域はTI-blockの1つ分しか用意されていないため、先頭のTI-block0の入力が完了したと同時に、その出力を開始しないと、次のTI-block1によって、TI-block0を記憶していたメモリが上書きされてしまう。
特に、一方の時間デインターリーバがPLPを出力しているとき、他方の時間デインターリーバにおいて、NTI>1となるPLPの先頭のTI-block0の入力が完了した場合、一方の時間デインターリーバの出力が共用の誤り訂正部に入力しているため、他方の時間デインターリーバの出力を開始することができず、記憶していたTI-block0が上書きされ、データに欠損が生じることになる。
上述したように、時間デインターリーバの出力に対する誤り訂正部を共有する場合において、一方の時間デインターリーバからの出力を誤り訂正部に出力しているとき、他方の時間デインターリーバで所定の処理単位のデータの入力が完了した場合、他方の時間デインターリーバの出力を優先して出力しなければ、データに欠損が生じてしまう。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、時間デインターリーバから誤り訂正部に出力されるデータの欠損を防ぐことで、時間デインターリーバの出力に対する誤り訂正部の共用を可能にして、回路規模を削減できるようにするものである。
本発明の第1の側面の受信装置は、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号を受信する受信手段と、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段とを備える。
前記切り替え手段は、他方の並び替え手段における所定のフレーム中の所定の処理単位の数が2個以上となる場合であって、先頭の所定の処理単位の入力が完了した場合、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える。
前記切り替え手段は、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の出力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、他方の並び替え手段から一方の並び替え手段に切り替える。
切り替えられた一方の並び替え手段の出力が、不完全な状態で終了していた所定の出力単位の先頭から再開されるように、一方の並び替え手段の出力を制御する制御手段をさらに備える。
前記切り替え手段は、他方の並び替え手段における所定のフレーム中の所定の処理単位の数が2個以上となる場合、他方の並び替え手段における所定の処理単位の数が残り1個となったとき、他方の並び替え手段から一方の並び替え手段に切り替え、その後、一方の並び替え手段により再開された情報の出力が完了した後、再度、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える。
前記切り替え手段は、他方の並び替え手段における所定のフレーム中の所定の処理単位の数が2個以上となる場合、他方の並び替え手段による出力が全て完了したとき、他方の並び替え手段から一方の並び替え手段に切り替える。
前記第1の並び替え手段又は前記第2の並び替え手段のいずれか一方からの出力に対して、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段をさらに備える。
前記共通パケット系列と前記データパケット系列は、DVB-T2におけるM-PLP(Multiple PLP(Physical Layer Pipe))方式により複数の情報から生成された、Common PLPとData PLPである。
本発明の第1の側面の受信方法は、受信手段、第1の並び替え手段、第2の並び替え手段、及び切り替え手段を備える受信装置の受信方法において、前記受信手段が、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号を受信し、前記第1の並び替え手段が、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替え、前記第2の並び替え手段が、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替え、前記切り替え手段が、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替えるステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号を受信する受信手段と、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段として、コンピュータを機能させる。
本発明の第1の側面においては、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号が受信され、受信されたOFDM信号を復調して得られる共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段、又はデータパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段のいずれか一方からの出力に対して、誤り訂正処理が行われ、一方の並び替え手段からの出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、その出力が、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替えられる。
本発明の第2の側面の受信システムは、伝送路を介して、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号を取得する取得手段と、前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部とを備え、前記伝送路復号処理部は、前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段とを備える。
本発明の第3の側面の受信システムは、伝送路を介して取得した、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部と、前記伝送路復号処理が施された前記OFDM信号に対して、圧縮された情報を元に情報を伸張する処理を少なくとも含む情報源復号処理を施す情報源復号処理部とを備え、前記伝送路復号処理部は、前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段とを備える。
本発明の第4の側面の受信システムは、伝送路を介して取得した、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部と、前記伝送路復号処理が施された前記OFDMに基づいて、画像又は音声を出力する出力部とを備え、前記伝送路復号処理部は、前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られるにおける前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段とを備える。
本発明の第5の側面の受信システムは、伝送路を介して取得した、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部と、前記伝送路復号処理が施された前記OFDM信号を記録する記録部とを備え、前記伝送路復号処理部は、前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段とを備える。
本発明の第2の側面ないし第5の側面においては、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られる共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段、又はデータパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段のいずれか一方からの出力に対して、誤り訂正処理が行われ、一方の並び替え手段からの出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、その出力が、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替えられる。
以上のように、本発明によれば、回路規模を削減することができる。
T2フレームの構成を示す図である。 時間デインターリーバと誤り訂正部の構成について説明する図である。 処理単位について説明する図である。 時間デインターリーバの出力(NTI=1)を示す図である。 時間デインターリーバの出力(NTI>1)を示す図である。 本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。 並び替え部の詳細な構成を示す図である。 時間デインターリーブ処理(第1のケース)を説明するフローチャートである。 出力割り込み処理について説明するタイミングチャートである。 再読み出し時の出力巻き戻し処理について説明するタイミングチャートである。 時間デインターリーブ処理(第2のケース)を説明するフローチャートである。 本発明を適用した受信システムの第1の実施形態の構成例を示す図である。 本発明を適用した受信システムの第2の実施形態の構成例を示す図である。 本発明を適用した受信システムの第3の実施形態の構成例を示す図である。 コンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[受信装置の構成例]
図6は、本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。
図6の受信装置1においては、送信装置2から送信されてくるデジタル放送の信号が受信される。この信号は、次世代の地上デジタル放送の規格として制定中のDVB-T2で採用されるM-PLP方式により、TSから生成されたPLPに対して、誤り訂正やOFDM変調など処理を施して得られるOFDM信号となる。
すなわち、例えば放送局などの送信装置2は、伝送路を介して、デジタル放送のOFDM信号を送信している。受信装置1は、送信装置2から送信されてくるOFDM信号を受信し、復調処理や誤り訂正処理などを含む復号処理を行い、それにより得られた復号データを後段に出力する。
図6の例においては、受信装置1は、アンテナ11、取得部12、復号処理部13、デコーダ14、及び出力部15から構成される。
アンテナ11は、送信装置2から伝送路を介して送信されてくるOFDM信号を受信し、取得部12に供給する。
取得部12は、例えばチューナやセットトップボックス(STB:Set Top Box)等から構成され、アンテナ11により受信されたOFDM信号(RF信号)をIF(Intermediate Frequency)信号に周波数変換し、復号処理部13に供給する。
復号処理部13は、取得部12からのOFDM信号に対して、復調や誤り訂正などの必要な処理を施して得られるPLPからTSを復元して、そのTSをデコーダ14に供給する。
すなわち、復号処理部13は、復調部21、並び替え部22、誤り訂正部23、及び出力I/F(インターフェース)24から構成される。
復調部21は、取得部12から供給されるOFDM信号の復調処理を行い、その結果得られる復調信号を並び替え部22に供給する。
並び替え部22は、復調部21からの復調信号から、指定されたData PLPと、それに付随したCommon PLPを抽出するとともに、所定の並び替え処理を施して誤り訂正部23に供給する。
誤り訂正部23は、並び替え部22から供給される、並び替え処理が施されたPLP(Data PLP又はCommon PLPの一方)に対して、所定の誤り訂正処理を施し、その結果得られるPLPを出力I/F24に出力する。
ここで、送信装置2では、例えば、番組としての画像や音声などのデータが、MPEG(Moving Picture Experts Group)エンコードされ、そのMPEGエンコードデータが含まれるTSパケットで構成されるTSから生成されたPLPが、OFDM信号として送信される。
また、送信装置2では、伝送路上で生じる誤りに対する対策として、PLPが、例えば、RS(Reed Solomon)符号や、LDPC(Low Density Parity Check)符号などの符号に符号化される。したがって、誤り訂正部23においては、誤り訂正符号処理として、その符号を復号する処理が行われる。
出力I/F24は、誤り訂正部23から供給されるPLPからTSを復元し、復元されたTSを、所定の一定レートで外部に出力する。
デコーダ14は、出力I/F24から供給されるTSに含まれる符号化データをMPEGデコードし、その結果得られる画像や音声のデータを、出力部15に供給する。
出力部15は、例えば、ディスプレイやスピーカなどで構成され、デコーダ14から供給される画像や音声のデータに対応して、画像を表示し、音声を出力する。
以上のようにして、受信装置1は構成される。
[並び替え部の構成例]
図7は、図6の並び替え部22の詳細な構成例を示す図である。
図7において、各ブロックの下側には、対応する各ブロックで実行される処理の内容を説明するためのデータ構造が図示されており、それらの処理の説明に際して、適宜参照しながら説明する。
図7に示すように、並び替え部22は、周波数デインターリーバ31、PLP抽出部32、時間デインターリーバ33、及びFECデインターリーバ34から構成される。
復調部21による復調処理であるが、T2フレーム単位で行われるのは、先に述べた通りである。このT2フレームでは、P1シンボル(P1 Symbol)(不図示)、P2シンボル(P2 Symbol)、及びデータのシンボル(Data Symbol)が、その順で含まれる。P1及びP2と呼ばれる2種類のプリアンブル(Preamble)には、OFDM信号の復調等の処理に必要な情報が含まれる。
P1シンボルは、P1シグナリング(P1 Signalling)を送信するためのシンボルである。一方、P2のシンボルは、L1プレシグナリング(L1 pre(pre-signalling))、及び、L1ポストシグナリング(L1 post(post-signalling))を送信するためのシンボルである。
L1プレシグナリングは、T2フレームを受信する受信装置が、L1ポストシグナリングの受信と復号とを行うための情報を含む。L1ポストシグナリングは、受信装置が、物理レイヤ(のlayer pipes)にアクセスするのに必要なパラメータを含む。また、L1ポストシグナリングには、Common PLPとData PLPの復号に必要となる情報(以下、PLP情報という)が含まれている。すなわち、目的のサービスに対応したCommon PLPとData PLPのPLP情報がL1ポストシグナリングから検出されると、検出されたPLP情報に対応するデータシンボル中のData PLPとCommon PLPとが選択され、それらのPLPが復号されることになる。
すなわち、DVB-T2のOFDM信号を復調する復調部21では、いわゆるチャンネルスキャン(channel scan)時に、最初に、P1を検出したT2フレームにおいて、P1シグナリングの復調等が行われる。その後、復調部21では、P2に関する所定の演算等が行われ、P2に含まれるL1プレシグナリングの復調が可能となると、以下、データの復調が可能となる。このような復調処理により得られた復調信号は、並び替え部22に供給される。
並び替え部22において、周波数デインターリーバ31は、不図示のメモリをワーク領域として使用して、復調部21からの復調信号を所定の規則に従って周波数領域で並び替えることにより、周波数デインターリーブ処理を実行する。この周波数デインターリーブ処理により、シンボル内でデータが並び替えられた復調信号は、PLP抽出部32に供給される。
PLP抽出部32は、復調部21により検出されたPLP情報に基づいて、周波数デインターリーバ31からの復調信号より、指定されたData PLPと、それに付随したCommon PLPを抽出し、時間デインターリーバ33に供給する。
時間デインターリーバ33は、時間デインターリーバ33A、時間デインターリーバ33B、制御部51、及びメモリ52から構成される。
時間デインターリーバ33Aは、RAM(Random Access Memory)などのメモリ52をワーク領域として使用して、PLP抽出部32により抽出されたCommon PLPを所定の規則に従って時間領域で並び替えることにより、時間デインターリーブ処理を実行する。時間デインターリーブ処理が施されたCommon PLPは、FECデインターリーバ34に供給される。
時間デインターリーバ33Bは、時間デインターリーバ33Aと同様に、メモリ52をワーク領域として使用して、PLP抽出部32により抽出されたData PLPを所定の規則に従って時間領域に並び替える時間デインターリーブ処理を実行し、処理結果をFECデインターリーバ34に供給する。
制御部51は、時間デインターリーバ33A,33Bを制御して、時間デインターリーブ処理を実行させる。なお、制御部51には、その内部にRAM51Aが設けられており、時間デインターリーブ処理を実行させる上で必要となる情報が適宜記憶される。
この制御部51が各PLPに対応する2つの時間デインターリーバ33A,33Bを制御することで、時間デインターリーバ33Aでは、TI-block単位で入力されるCommon PLPについて、所定のTI-blockのデータ入力が完了した段階で、時間デインターリーブを解きながらの出力が開始される。同様に、時間デインターリーバ33Bにおいても、TI-block単位で入力されるData PLPについて、所定のTI-blockのデータ入力が完了した段階で、時間デインターリーブを解きながらの出力が開始される。
制御部51は、一方の時間デインターリーバ33Aの出力を行っているときに、他方の時間デインターリーバ33BのData PLPがNTI>1であって、NTI個のTI-blockのうちの先頭のTI-blockのメモリ52への書き込みが終了した場合、時間デインターリーバ33Aの出力を、時間デインターリーバ33Bの出力に切り替える。このとき、制御部51は、出力を途中で打ち切った一方の時間デインターリーバ33Aにおける出力を再開するための情報(以下、再開情報という)として、例えば出力残量を示す情報をRAM51Aに記憶する。
制御部51は、時間デインターリーバ33BのNTI個のTI-blockのうち、(NTI-1)個又はNTI個のTI-blockの出力が完了するまで、時間デインターリーバ33Bを優先して出力させる。その後、制御部51は、(NTI-1)個又はNTI個のTI-blockの出力が完了したとき、優先させて出力していた時間デインターリーバ33Bの出力から、途中で打ち切られた時間デインターリーバ33Aの出力に切り替える。そして、制御部51は、RAM51Aに記憶していた再開情報に基づいて、前回出力が打ち切られたCommon PLPの再読み出しを開始させる。
この制御部51の出力制御によって、時間デインターリーバ33から、FEC block単位のCommon PLP又はData PLPのいずれか一方がFECデインターリーバ34に供給される。
なお、上記の関係とは逆に、一方の時間デインターリーバ33Bの出力を先に行っていたときに、他方の時間デインターリーバ33AのCommon PLPがNTI>1であって、NTI個のTI-blockのうちの先頭のTI-blockのメモリ52への書き込みが終了した場合には、先に述べた、時間デインターリーバ33Aと、時間デインターリーバ33Bとが逆の関係になるだけあって、制御部51により制御されるそれらの時間デインターリーバで実行される処理は同様である。
FECデインターリーバ34は、不図示のメモリをワーク領域として使用して、時間デインターリーバ33から出力されるFEC block単位のCommon PLP又はData PLPのいずれか一方を、所定の規則に従って並び替えることにより、FECデインターリーブ処理を実行する。このFECデインターリーブ処理により、FECブロック内でデータが並び替えられたCommon PLP又はData PLPのいずれか一方は、誤り訂正部23に供給される。
誤り訂正部23には、時間デインターリーバ33における制御部51の出力制御により、FECデインターリーバ34を介して、FEC block単位のCommon PLP又はData PLPのいずれか一方の信号が供給される。誤り訂正部23は、Common PLPとData PLPの2つのPLPで共用させたものであり、その入力に応じてCommon PLPとData PLPのいずれか一方のPLPに対して、誤り訂正処理を行うことになる。
[時間デインターリーブ処理の説明]
図8は、時間デインターリーバ33により実行される時間デインターリーブ処理(第1のケース)について説明するフローチャートである。
なお、図8の説明において、「一方のPLP」と「他方のPLP」という表現を用いるが、Common PLPとData PLPのどちらのPLPでもよいことを意図するものである。
すなわち、Common PLPが「一方のPLP」である場合には、Data PLPが「他方のPLP」となる。この場合、一方の時間デインターリーバ33Aが一方のPLPであるCommon PLPに対して時間デインターリーブ処理を行い、他方の時間デインターリーバ33Bが他方のPLPであるData PLPに対して時間デインターリーブ処理を行う。それに対して、Data PLPが「一方のPLP」である場合には、Common PLPが「他方のPLP」となる。この場合には、一方の時間デインターリーバ33Bが一方のPLPであるData PLP、他方の時間デインターリーバ33Aが他方のPLPであるCommon PLPに対してそれぞれ時間デインターリーブ処理を行う。
ステップS11において、制御部51は、OFDM復調後のCommon PLP又はData PLPが入力された場合、それらのPLPをメモリ52に書き込む。制御部51は、ステップS12において、Common PLP又はData PLPのいずれか一方のメモリ52への書き込みが終了したか否かを判定する。
ステップS12において、メモリ52への書き込みが終了していないと判定された場合、ステップS11に戻り、一方のPLPの書き込みが終了するまで、ステップS12の判定処理が繰り返される。
一方、ステップS12において、一方のPLPの書き込みが終了したと判定された場合、ステップS13において、一方の時間デインターリーバ33は、メモリ52に書き込まれた一方のPLPを所定の規則に従って時間領域で並び替えて、時間デインターリーブ処理を実行する。
制御部51は、ステップS14において、一方のPLPの出力が完了したか否かを判定し、一方のPLPの出力が完了したと判定された場合、処理は、ステップS24に進み、次のPLPの入力の判定処理が行われる。
一方、ステップS14において、一方のPLPの出力がまだ完了していないと判定された場合、ステップS15において、制御部51は、他方のPLPがNTI>1となるか否かを判定する。ステップS15において、他方のPLPがNTI>1となると判定された場合、ステップS16において、制御部51は、NTI>1となる他方のPLPの先頭のTI-blockのメモリ52への書き込みが終了したか否かを判定する。
他方のPLPがNTI>1とならないと判定された場合(ステップS15の処理の「No」)、又は、他方のPLPの先頭のTI-blockの書き込みが終了していないと判定された場合(ステップS16の処理の「No」)、一方のPLPの出力を継続するので、処理は、ステップS13に戻り、一方のPLPの出力処理が繰り返される。
一方、ステップS16において、他方のPLPの先頭のTI-blockの書き込みが終了したと判定された場合、制御部51は、ステップS17において、出力している一方のPLPの出力残量などの再開情報をRAM51Aに記憶し、ステップS18において、誤り訂正部23に出力するPLPを、一方のPLPから他方のPLPに切り替える。
ステップS19において、他方の時間デインターリーバ33は、メモリ52に書き込まれた他方のPLPを、所定の規則に従って時間領域で並び替えて、時間デインターリーブ処理を実行する。
制御部51は、ステップS20において、他方のPLPに対する時間デインターリーブ処理により、NTI-1個のTI-blockの出力が完了したか否かを判定する。ステップS20において、NTI-1個のTI-blockの出力が完了していないと判定された場合、処理はステップS19に戻り、他方のPLPの出力処理が繰り返される。
一方、ステップS20において、NTI-1個のTI-blockの出力が完了したと判定された場合、ステップS21において、制御部51は、出力するPLPを、他方のPLPから一方のPLPに切り替える。そして、制御部51は、ステップS22において、RAM51Aに記憶された一方のPLPの再開情報を読み出して、途中で出力が打ち切られた一方のPLPの出力を再開させる。これにより、一方の時間デインターリーバ33は、一方のPLPの残りに対して時間デインターリーブ処理を施し、出力を再開する。
なお、先に述べたように、時間デインターリーバ33の出力単位は、FEC block単位となるので、FEC blockの途中で出力が打ち切られた場合、再読み出し時には、FEC blockの先頭から再度読み出す必要がある。その詳細については、図10を参照して後述する。
制御部51は、ステップS23において、一方のPLPの出力が完了したか否かを判定し、一方のPLPの出力が完了していないと判定された場合、処理は、ステップS22に戻り、一方のPLPの出力処理が繰り返される。
一方、ステップS23において、一方のPLPの出力が完了したと判定された場合、ステップS24において、制御部51は、出力するPLPを再度、一方のPLPから他方のPLPに切り替える。そして、他方の時間デインターリーバ33は、ステップS25において、メモリ52に書き込まれた他方のPLPのNTI個目のTI-blockを、所定の規則に従って時間領域で並び替えて、時間デインターリーブ処理を実行する。
ステップS26において、制御部51は、PLPの入力が終了したか否かを判定し、PLPの入力が終了していないと判定された場合、処理は、ステップS11に戻り、上述した時間デインターリーブ処理が繰り返される。
一方、ステップS26において、PLPの入力が終了したと判定された場合、時間デインターリーブ処理は終了される。
以上のようにして、時間デインターリーブ処理は実行される。
次に、図9及び図10のタイミングチャートを参照して、図8のフローチャートで説明した時間デインターリーブ処理をより具体的に説明する。
図9は、時間デインターリーブ処理における出力割り込み処理(図8のステップS16の処理等に相当する)の詳細について説明するタイミングチャートである。なお、図9において、時間の方向は、図中左から右に向かう方向である。
図9に示すように、時刻t1からCommon PLPの入力が開始され、時刻t2においてTI-blockのメモリ52への書き込みが完了すると、時間デインターリーバ33Aは、そのTI-block内を所定の規則に従って時間領域で並び替えて、FEC block単位での出力を開始する。
時間デインターリーバ33Aの出力中の時刻t3において、NTI=3のData PLPの時間デインターリーバ33Bへの入力が開始される。すると、時刻t4においてその先頭のTI-block0の書き込みが完了するが、このままだと、書き込んだTI-block0が、2個目に入力されるTI-block1に上書きされることは繰り返し述べている。そこで、時刻t4において、制御部51は、時間デインターリーバ33Aの出力から、時間デインターリーバ33Bの出力に切り替え、Common PLPのTI-blockの出力に対して、Data PLPのTI-block0の出力を割り込ませる。
これにより、時間デインターリーバ33Bによって、TI-block0の出力が優先的に処理され、TI-block0内が所定の規則に従って時間領域で並び替えられ、出力される。また、割り込まれた方のCommon PLPのTI-blockの出力は、時刻t4で出力を一時的に停止するが、出力残量などの再開情報がRAM51Aに記憶される。
その後、TI-block0の出力中に、2個目のTI-block1がメモリ52に書き込まれ、時刻t5においてTI-block0の出力が終了すると同時に、TI-block1の書き込みが完了するので、今度は、このTI-block1の出力が開始される。このようにして、TI-block0,TI-block1が順次出力されメモリ52の上書きが防止されるが、Data PLPはNTI=3であるので、NTI=3-1=2個目の出力が完了した時点で、Common PLPのTI-blockの出力が再開される。すなわち、時刻t6において、TI-block1の出力が完了するので、3個目のTI-block2の出力を開始する前に、制御部51は、時間デインターリーバ33Bの出力から、時間デインターリーバ33Aの出力に切り替え、Common PLPのTI-blockの出力が再開される(図8のステップS22の処理)。
一方のPLPの出力再開時には、RAM51Aに記憶している再開情報により特定される位置から読み出しを再開することになるが、先に述べた通り、時間デインターリーバ33の出力単位は、FEC block単位となるので、この単位で出力する必要がある。すなわち、FEC blockの途中で出力が打ち切られた場合、その出力が打ち切られた位置から読み出しを再開すると、割り込まれたことにより出力できていない部分が発生してしまう。
図10のタイミングチャートには、時刻t4において、割り込みが発生したときの時間デインターリーバ33Aの出力と、FEC blockとの関係が図示されているが、割り込み発生位置から出力を再開した場合、出力単位(FEC block)が不完全な状態となる。そこで、制御部51は、時刻t6での再読み出し時には、FEC blockの先頭フラグにより、FEC blockの途中からではなく、そのFEC blockの先頭から再読み出しされるようにする。これにより、あたかも出力を巻き戻すようにして、完全な状態のFEC blockを出力することができる。
図9のタイミングチャートに戻り、時刻t7において、再開後のCommon PLPのTI-blockの出力が完了すると、再び、制御部は、時間デインターリーバ33Aの出力から、時間デインターリーバ33Bの出力に切り替え、残っていた3個目のTI-block2が読み出され出力される(図8のステップS25の処理)。
以上のように、一方のPLPの出力を行っているときに、他方のPLPがNTI>1であって、NTI個のTI-blockのうちの先頭のTI-blockのメモリ52への書き込みが終了した場合、一方のPLPの出力を、他方のPLPの出力に切り替えることで、先頭のTI-blockが上書きされることを防止し、データに欠損が生じること(メモリの破綻)を防止できる。
その結果、Common PLPとData PLPとで、誤り訂正部23を共有することが可能となるので、回路規模を削減し、消費電力量も削減できる。
ところで、図8のフローチャートにより説明した時間インターリーブ処理では、第1のケースとして、一方のPLPの出力の途中に、NTI>1の他のPLPが入力した場合、他のPLPの出力に切り替えた後、NTI-1個のTI-blockの出力が完了したとき、一方のPLPの出力に戻すとして説明したが、NTI個のTI-blockの出力が完了してから一方のPLPの出力に戻すようにしてもよい。
次に、そのような、第2のケースとして、NTI個のTI-blockの出力完了後、一方のPLPの出力に戻す場合の時間デインターリーブ処理(第2のケース)について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11のステップS31ないしS39においては、図8のステップS11ないしS19と同様に、一方のPLPの出力の途中にNTI>1の他のPLPが入力した場合、他のPLPに出力が切り替えられ、他方のPLPに対する時間デインターリーブ処理が行われる。
ステップS40において、制御部51は、他のPLPに対する時間デインターリーブ処理により、NTI個のTI-blockの出力が完了したか否かを判定する。ステップS40において、NTI個のTI-blockの出力が完了していないと判定された場合、例えばNTI=3であれば、まだNTI=3個のTI-blockの出力が完了していないので、処理はステップS39に戻り、他方の時間デインターリーバ33による他方のPLPの出力処理が繰り返される。
一方、ステップS40において、NTI個のTI-blockの出力が完了したと判定された場合、ステップS41において、制御部51は、出力するPLPを、他方のPLPから一方のPLPに切り替える。そして、制御部51は、ステップS42において、RAM51Aに記憶された一方のPLPの再開情報を読み出して、途中で出力が打ち切られた一方のPLPの出力を再開する。
制御部51は、ステップS43において、一方のPLPの出力が完了したか否かを判定し、一方のPLPの出力が完了していないと判定された場合、処理は、ステップS42に戻り、一方の時間デインターリーバ33による一方のPLPの出力処理が繰り返される。
一方、ステップS43において、一方のPLPの出力が完了したと判定された場合、ステップS44において、図8のステップS26と同様に、PLPの入力が終了したか否かが判定され、PLPの入力が終了したと判定された場合には、時間デインターリーブ処理は終了される。
以上のように、NTI-1個又はNTI個のTI-blockの出力完了後のように、未出力のTI-blockが次のTI-blockにより上書きされない状態、又はTI-blockをすべて出力した状態とすることにより、TI-blockの上書きを防止できる。そして、NTI個のTI-blockの出力完了を判定条件にして、出力再開処理を行う場合、NTI-1個のTI-blockの出力完了を判定条件とする場合と比べて、再開した出力が完了してから再度、他方のPLPの出力に切り替える必要がないため、出力の切り替え回数を少なくすることができる。
[受信システムの構成例]
次に、図12ないし図14を参照して、受信システムの構成について説明する。
図12は、本発明を適用した受信システムの第1実施の形態の構成例を示す図である。
図12において、受信システムは、取得部201、伝送路復号処理部202、及び情報源復号処理部203から構成される。
取得部201は、例えば、地上デジタル放送、衛星デジタル放送、CATV(Cable Television)網、インターネットその他のネットワーク等の、図示せぬ伝送路を介して、DVB-T2のM-PLP方式によるOFDM信号を取得し、伝送路復号処理部202に供給する。
OFDM信号が、例えば、放送局から、地上波や、衛星波、CATV網等を介して放送されてくる場合には、取得部201は、図6の取得部12と同様に、チューナやSTB等で構成される。また、OFDM信号が、例えば、WEBサーバから、IPTV(Internet Protocol Television)のようにマルチキャストで送信されてくる場合には、取得部201は、例えば、NIC(Network Interface Card)等のネットワークI/Fで構成される。
OFDM信号が、例えば、放送局から、地上波や、衛星波、CATV網等を介して放送されてくる場合には、例えば、複数の送信装置からの複数の伝送路を介したOFDM信号が、1つの取得部201において受信されることで、結果的に合成された1つのOFDM信号として受信される。
伝送路復号処理部202は、取得部201が伝送路を介して取得したOFDM信号に対して、PLPを復号する処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施し、その結果得られる信号を、情報源復号処理部203に供給する。
すなわち、M-PLP方式によるOFDM信号は、複数のTSそれぞれから、すべてのTSに共通のパケットを抽出した残りのパケットから構成される複数のData PLPと、共通のパケットから構成されるCommon PLPにより規定されたものとなるので、伝送路復号処理部202は、そのようなOFDM信号に対して、例えば、PLP(パケット系列)を復号する処理を施す。
また、取得部201が伝送路を介して取得したOFDM信号は、伝送路特性の影響を受けて歪んだ状態で得られたOFDM信号であり、伝送路復号処理部202は、そのような信号に対して、例えば、伝送路推定やチャネル推定、位相推定等の復調処理を施す。
さらに、伝送路復号処理には、伝送路で生じる誤りを訂正する処理等が含まれる。例えば、誤り訂正符号化としては、例えば、LDPC符号化や、リードソロモン符号化等がある。
情報源復号処理部203は、伝送路復号処理が施された信号に対して、圧縮された情報を元の情報に伸張する処理を少なくとも含む情報源復号処理を施す。
すなわち、取得部201が伝送路を介して取得したOFDM信号には、情報としての画像や音声等のデータ量を少なくするために、情報を圧縮する圧縮符号化が施されていることがある。この場合、情報源復号処理部203は、伝送路復号処理が施された信号に対して、圧縮された情報を元の情報に伸張する処理(伸張処理)等の情報源復号処理を施す。
なお、取得部201が伝送路を介して取得したOFDM信号に、圧縮符号化が施されていない場合には、情報源復号処理部203では、圧縮された情報を元の情報に伸張する処理は行われない。
ここで、伸張処理としては、例えば、MPEGデコード等がある。また、伝送路復号処理には、伸張処理の他、デスクランブル等が含まれることがある。
以上のように構成される受信システムでは、取得部201において、例えば、画像や音声等のデータに対して、MPEG符号化等の圧縮符号化が施され、さらに、誤り訂正符号化が施されたM-PLP方式によるOFDM信号が、伝送路を介して取得され、伝送路復号処理部202に供給される。なお、このとき、OFDM信号は、伝送路特性の影響を受けて歪んだ状態で取得される。
伝送路復号処理部202では、取得部201からのOFDM信号に対して、図6の復号処理部13と同様の処理が、伝送路復号処理として施され、その結果得られる信号が、情報源復号処理部203に供給される。
情報源復号処理部203では、伝送路復号処理部202からの信号に対して、図6のデコーダ14と同様の処理が、情報源復号処理として施され、その結果得られる画像、又は音声が出力される。
以上のような図12の受信システムは、例えば、デジタル放送としてのテレビジョン放送を受信するテレビチューナ等に適用することができる。
なお、取得部201、伝送路復号処理部202、及び、情報源復号処理部203は、それぞれ、1つの独立した装置(ハードウェア(IC(Integrated Circuit)等))、又はソフトウェアモジュール)として構成することが可能である。
また、取得部201、伝送路復号処理部202、及び情報源復号処理部203については、取得部201と伝送路復号処理部202とのセットや、伝送路復号処理部202と情報源復号処理部203とのセット、取得部201、伝送路復号処理部202、及び情報源復号処理部203のセットを、1つの独立した装置として構成することが可能である。
図13は、本発明を適用した受信システムの第2実施の形態の構成例を示す図である。
なお、図中、図12の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図13の受信システムは、取得部201、伝送路復号処理部202、及び、情報源復号処理部203を有する点で、図12の場合と共通し、出力部211が新たに設けられている点で、図12の場合と相違する。
出力部211は、例えば、画像を表示する表示装置や、音声を出力するスピーカであり、情報源復号処理部203から出力される信号としての画像や音声等を出力する。すなわち、出力部211は、画像を表示し、あるいは、音声を出力する。
以上のような図13の受信システムは、例えば、デジタル放送としてのテレビジョン放送を受信するTVや、ラジオ放送を受信するラジオ受信機等に適用することができる。
なお、取得部201において取得されたOFDM信号に、圧縮符号化が施されていない場合には、伝送路復号処理部202が出力する信号が、出力部211に供給される。
図14は、本発明を適用した受信システムの第3実施の形態の構成例を示す図である。
なお、図中、図12の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図14の受信システムは、取得部201、及び、伝送路復号処理部202を有する点で、図12の場合と共通する。
ただし、図14の受信システムは、情報源復号処理部203が設けられておらず、記録部221が新たに設けられている点で、図12の場合と相違する。
記録部221は、伝送路復号処理部202が出力する信号(例えば、MPEGのTSのTSパケット)を、光ディスクや、ハードディスク(磁気ディスク)、フラッシュメモリ等の記録(記憶)媒体に記録する(記憶させる)。
以上のような図14の受信システムは、テレビジョン放送を録画するレコーダ等に適用することができる。
なお、図14において、受信システムは、情報源復号処理部203を設けて構成し、情報源復号処理部203で、情報源復号処理が施された後の信号、すなわち、デコードによって得られる画像や音声を、記録部221で記録することができる。
[本発明を適用したコンピュータの説明]
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図15は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403は、バス404により相互に接続されている。
バス404には、さらに、入出力インターフェース405が接続されている。入出力インターフェース405には、入力部406、出力部407、記憶部408、通信部409、及びドライブ410が接続されている。
入力部406は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部407は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部408は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部409は、ネットワークインターフェースなどよりなる。ドライブ410は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア411を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU401が、例えば、記憶部408に記憶されているプログラムを入出力インターフェース405及びバス404を介してRAM403にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU401)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア411に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア411をドライブ410に装着することにより、入出力インターフェース405を介して、記憶部408にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部409で受信し、記憶部408にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM402や記憶部408に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 受信装置, 11 アンテナ, 12 取得部, 13 復号処理部, 14 デコーダ, 15 出力部, 21 復調部, 22 並び替え部, 23 誤り訂正部, 24 出力I/F, 31 周波数デインターリーバ, 32 PLP抽出部, 33 時間デインターリーバ, 33A 時間デインターリーバ(Common PLP), 33B 時間デインターリーバ(Data PLP), 34 FECデインターリーバ, 51 制御部, 51A RAM, 52 メモリ, 201 取得部, 202 伝送路復号処理部, 203 情報源復号処理部, 211 出力部, 221 記録部

Claims (14)

  1. 複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を受信する受信手段と、
    受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、
    受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、
    一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段と
    を備える受信装置。
  2. 前記切り替え手段は、他方の並び替え手段における所定のフレーム中の所定の処理単位の数が2個以上となる場合であって、先頭の所定の処理単位の入力が完了した場合、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記切り替え手段は、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の出力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、他方の並び替え手段から一方の並び替え手段に切り替える
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 切り替えられた一方の並び替え手段の出力が、不完全な状態で終了していた所定の出力単位の先頭から再開されるように、一方の並び替え手段の出力を制御する制御手段をさらに備える
    請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記切り替え手段は、
    他方の並び替え手段における所定のフレーム中の所定の処理単位の数が2個以上となる場合、他方の並び替え手段における所定の処理単位の数が残り1個となったとき、他方の並び替え手段から一方の並び替え手段に切り替え、
    その後、一方の並び替え手段により再開された情報の出力が完了した後、再度、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える
    請求項4に記載の受信装置。
  6. 前記切り替え手段は、他方の並び替え手段における所定のフレーム中の所定の処理単位の数が2個以上となる場合、他方の並び替え手段による出力が全て完了したとき、他方の並び替え手段から一方の並び替え手段に切り替える
    請求項4に記載の受信装置。
  7. 前記第1の並び替え手段又は前記第2の並び替え手段のいずれか一方からの出力に対して、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段をさらに備える
    請求項1に記載の受信装置。
  8. 前記共通パケット系列と前記データパケット系列は、DVB-T2におけるM-PLP(Multiple PLP(Physical Layer Pipe))方式により複数のストリームから生成された、Common PLPとData PLPである
    請求項1に記載の受信装置。
  9. 受信手段、第1の並び替え手段、第2の並び替え手段、及び切り替え手段を備える受信装置の受信方法において、
    前記受信手段が、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号を受信し、
    前記第1の並び替え手段が、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替え、
    前記第2の並び替え手段が、受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替え、
    前記切り替え手段が、一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える
    ステップを含む受信方法。
  10. 複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号を受信する受信手段と、
    受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、
    受信した前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、
    一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段と
    して、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  11. 伝送路を介して、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号を取得する取得手段と、
    前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部と
    を備え、
    前記伝送路復号処理部は、
    前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、
    前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、
    一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段と
    を備える受信システム。
  12. 伝送路を介して取得した、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部と、
    前記伝送路復号処理が施された前記OFDM信号に対して、圧縮された情報を元に情報を伸張する処理を少なくとも含む情報源復号処理を施す情報源復号処理部と
    を備え、
    前記伝送路復号処理部は、
    前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、
    前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、
    一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段と
    を備える受信システム。
  13. 伝送路を介して取得した、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部と、
    前記伝送路復号処理が施された前記OFDM信号に基づいて、画像又は音声を出力する出力部と
    を備え、
    前記伝送路復号処理部は、
    前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、
    前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、
    一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段と
    を備える受信システム。
  14. 伝送路を介して取得した、複数のストリームに共通のパケットから構成される共通パケット系列と、前記複数のストリームのそれぞれに固有のパケットから構成されるデータパケット系列とを変調することで得られるOFDM信号に対して、パケット系列の復号処理を少なくとも含む伝送路復号処理を施す伝送路復号処理部と、
    前記伝送路復号処理が施された前記OFDM信号を記録する記録部と
    を備え、
    前記伝送路復号処理部は、
    前記伝送路を介して取得した前記OFDM信号を復調して得られる前記共通パケット系列を時間領域で並び替える第1の並び替え手段と、
    前記OFDM信号を復調して得られる前記データパケット系列を時間領域で並び替える第2の並び替え手段と、
    一方の並び替え手段からの出力を、誤り訂正処理を行う誤り訂正手段に出力しているときにおいて、他方の並び替え手段における所定の処理単位の情報の入力が完了した場合、前記誤り訂正手段に対する出力を、一方の並び替え手段から他方の並び替え手段に切り替える切り替え手段と
    を備える受信システム。
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