JP2011134555A - Led照明装置 - Google Patents
Led照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011134555A JP2011134555A JP2009292484A JP2009292484A JP2011134555A JP 2011134555 A JP2011134555 A JP 2011134555A JP 2009292484 A JP2009292484 A JP 2009292484A JP 2009292484 A JP2009292484 A JP 2009292484A JP 2011134555 A JP2011134555 A JP 2011134555A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- led
- lead
- rails
- power supply
- lighting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
【課題】広大な面積のプリント配線板を用いることなく、簡単な組立手段で広い面積を照らすことが可能なLED照明装置を得る。
【解決手段】LED(2)が実装されたそれぞれのLEDユニットへの電力供給機能、LEDユニットのそれぞれの位置決め・保持機能、および照明設置場所への固定機能を兼ね備える複数のレール(31〜34)と、LEDユニットを搭載可能であり、かつ複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、格子状に配置される各レールの結合点に配置される複数の結合部品(10)と、複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、複数の結合部品に対してレールを介して電力を供給する複数の配電用接続部品(20)と、電力供給用リード線を介して複数の配電用接続部品に電力を供給する電源供給手段(41)とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】LED(2)が実装されたそれぞれのLEDユニットへの電力供給機能、LEDユニットのそれぞれの位置決め・保持機能、および照明設置場所への固定機能を兼ね備える複数のレール(31〜34)と、LEDユニットを搭載可能であり、かつ複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、格子状に配置される各レールの結合点に配置される複数の結合部品(10)と、複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、複数の結合部品に対してレールを介して電力を供給する複数の配電用接続部品(20)と、電力供給用リード線を介して複数の配電用接続部品に電力を供給する電源供給手段(41)とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、天井照明などに用いるLED照明装置に関する。
近年、高出力化等の進歩を背景に、白色LEDの適用範囲が拡大し、建築物や車両等の照明用途にも、その応用が進んでいる。天井照明器具の形態の例としては、建物や車両へ組み込むことを目的としたシーリングライト、ダウンライト等、および既存器具への取付けを目的とした電球型のLEDランプ、蛍光灯形のLEDランプ等が挙げられ、いずれの形態も実用化や開発が進んでいる。
LEDの特徴としては、点光源であることが挙げられる。しかしながら、1つの素子から得られる光量の大きさは、白熱電球や蛍光灯と比べて小さい。このため、同等の光量を得る為には、複数のLEDを1つの器具内に収め、照明器具として構成することが多い。
LEDの点光源の特徴から、複数のLEDを分散配置し、面光源化することは可能である。また、LEDの形態としては、リードタイプとチップタイプがあり、いずれもプリント基板にはんだ付けして使用することが多い。
LEDの点光源から均一な輝度の面光源を得る方法として、導光手段や反射手段を用いない場合には、等間隔に並べることが考えられる。例えば、液晶ディスプレイのバックライト用途として、プリント配線板にチップLEDを実装し、拡散シートやプリズムシートなどの光学部材を組み合わせて、ムラのない面光源を得るものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1での用途のように、狭い面積で高い照度が必要な場合には、プリント配線板を用いることは有効な手段である。
また、別の従来技術として、光源で壁面を照射して面光源を得るLED照明装置がある。この場合には、壁面の一端に設置した照明器具から照らして面発光を得るため、LEDを分散して配置する必要がない(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1にあるようなプリント配線板を用いた構成は、天井照明など比較的広い面積で、広い面光源を実現する場合には、広大な面積が必要となる。このため、以下のような問題がある。
(問題1)基板などの部材コストがかかる。
(問題2)高温になりがちな使用環境下で、かつ面積が大きいことから、経年劣化、反り、あるいは絶縁性への影響等を防ぐためには、基材に紙フェノールなど安価な材料を用いることができず、ガラスエポキシ、アルミナなどの比較的高価な基材を選定する必要がある。
特許文献1にあるようなプリント配線板を用いた構成は、天井照明など比較的広い面積で、広い面光源を実現する場合には、広大な面積が必要となる。このため、以下のような問題がある。
(問題1)基板などの部材コストがかかる。
(問題2)高温になりがちな使用環境下で、かつ面積が大きいことから、経年劣化、反り、あるいは絶縁性への影響等を防ぐためには、基材に紙フェノールなど安価な材料を用いることができず、ガラスエポキシ、アルミナなどの比較的高価な基材を選定する必要がある。
(問題3)分散配置する間隔、使用するチップLEDをはんだ付けするためのフットパターン、および熱処理対策に応じたパターン等、プリント配線板の設計が必要となる。
(問題4)プリント配線板の製造過程における使用材料や薬剤の管理、および多岐に渡る工程とその品質維持のための管理が多大であるとともに、使用エネルギー量が多く、環境負荷が大きい。
(問題5)実装部品数が少なくても、基板面積が大きいため、基板の製造コストがかかる。
(問題4)プリント配線板の製造過程における使用材料や薬剤の管理、および多岐に渡る工程とその品質維持のための管理が多大であるとともに、使用エネルギー量が多く、環境負荷が大きい。
(問題5)実装部品数が少なくても、基板面積が大きいため、基板の製造コストがかかる。
また、特許文献2にあるような構成を照明として利用するには、反射光を利用した間接照明となり、光源の利用効率が悪くなる。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、広大な面積のプリント配線板を用いることなく、簡単な組立手段で広い面積を照らすことが可能なLED照明装置を得ることを目的とする。
本発明に係るLED照明装置は、LEDが実装されたそれぞれのLEDユニットへの電力供給機能、LEDユニットのそれぞれの位置決め・保持機能、および照明設置場所への固定機能を兼ね備える複数のレールと、LEDユニットを搭載可能であり、かつ複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、格子状に配置される各レールの結合点に配置される複数の結合部品と、複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、複数の結合部品に対してレールを介して電力を供給する複数の配電用接続部品と、電力供給用リード線を介して複数の配電用接続部品に電力を供給する電源供給手段とを備えるものである。
本発明に係るLED照明装置によれば、位置固定と給電を目的とするレール、レールへの着脱が容易で、交差するレール同士の結合、LEDへの電力供給も兼ねる結合部品、配電用接続部品、電源供給手段を組み合わせた構成を備えることにより、広大な面積のプリント配線板を用いることなく、簡単な組立手段で広い面積を照らすことが可能なLED照明装置を得ることができる。
以下、本発明のLED照明装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
本実施の形態1におけるLED照明装置を説明する前に、従来装置の構成について、図面を用いて簡単に説明する。図1は、分散配置形のLED照明を、プリント配線板を用いて実現する従来のLED照明装置を例示している。プリント配線板101(基板101)は、LED102、過電流保護素子103、配線パターン104、および放熱手段105を有している。プリント配線板101の固定には、天井106から延びた基板固定サポータ107が用いられる。また、プリント配線板101への電力供給は、コネクタ配線108などの電気的な接続手段が用いられる。
本実施の形態1におけるLED照明装置を説明する前に、従来装置の構成について、図面を用いて簡単に説明する。図1は、分散配置形のLED照明を、プリント配線板を用いて実現する従来のLED照明装置を例示している。プリント配線板101(基板101)は、LED102、過電流保護素子103、配線パターン104、および放熱手段105を有している。プリント配線板101の固定には、天井106から延びた基板固定サポータ107が用いられる。また、プリント配線板101への電力供給は、コネクタ配線108などの電気的な接続手段が用いられる。
プリント配線板101は、その製造過程において、部品実装機やはんだ付け装置などの自動化された装置に通される場合が多い。従って、それらに投入できるサイズには制約があり、ある程度の大きさに分割して製造する必要がある。このような制約から、図1に示した従来のLED照明装置は、製造上都合のよいサイズで分割されたプリント配線板101を複数並べて実現されている。
次に、本発明のLED照明装置について説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるLED照明装置の全体構成図である。なお、この図2においては、全体構成を説明しやすくするために、天井が下側とした状態を示している。本実施の形態1におけるLED照明装置は、リード形LED2aを格子状に並べることで、分散配置型を構成している。
より具体的には、第1ジョイント10(結合部品に相当)のリード差込口11にリード形LED2aを差し込み、Y軸配電用レール31とX軸配電用レール32を第1ジョイント10に嵌め込む要領を、ある間隔ごとに格子状に実施することで、分散配置形のLED照明装置を実現している。
ここで、Y軸配電用レール31とX軸配電用レール32は、位置決め、天井への取り付け、各LEDへの電力供給の各役割を担っている。また、第1ジョイント10は、各配電用レール31、32とリード形LED2aなどのリード形ブロック(LEDモジュールに相当)との電気的接続、および各配電用レール31、32の相互結合の役割を担っている。
各Y軸配電用レール31は、それぞれの端部に設けられた第2ジョイント20を相互に接続するY軸給電用レール33により給電される。同様に、各X軸配電用レール32は、それぞれの端部に設けられた第2ジョイント20を相互に接続するX軸給電用レール34により給電される。また、Y軸給電用レール33およびX軸給電用レール34は、電力供給用リード線42を介して接続された電力供給手段41から電力が供給される。
なお、Y軸給電用レール33、X軸給電用レール34、電力供給手段41、電力供給用リード線42、および第2ジョイント20を備えてなるこのような給電手段は、必ずしも外側に設ける必要はない。また、分散配置面積が広く、電圧降下が問題となる場合には、ある間隔ごとに給電手段を取り付け、配線インピーダンスを低下させる対策をとることができる。
なお、第1ジョイント10は、リード形LED2aを取り付ける以外に、例えば、以下のようにして、チップ型LED2bにも適用可能であり、LEDを安定して駆動するための機能を構築可能である。具体的には、チップ形LEDを小型のプリント配線板に実装し、リードを設けたブロック(LEDモジュールに相当)を取り付けることで、適用可能である。なお、この適用に関しては、図3を用いて後述する。
また、第2ジョイント20は、以下の用途に分類される。
(用途1)導電性の線材をU字型に曲げたものなどで構成されるジャンパ22をリード差込口21に差し込むことで、単に配電用レール31、32と給電用レール33、34を接続するためのブロックとして機能するもの(図2における配電ブロック20aに相当)。
(用途2)過電流保護素子24などをプリント配線板1に実装し、リード23をリード差込口21に差し込むことで、プリント配線板1を備えたブロックとして機能するもの(列ごとに過電流保護する場合であり、図2における配電ブロック20bに相当)。
(用途3)リード23をリード差込口21に差し込むことで、電力供給手段41の電力を給電用レール33、34へ伝達するためのブロックを備えた受電ブロックとして機能するもの(図2における受電ブロック20cに相当)。
(用途1)導電性の線材をU字型に曲げたものなどで構成されるジャンパ22をリード差込口21に差し込むことで、単に配電用レール31、32と給電用レール33、34を接続するためのブロックとして機能するもの(図2における配電ブロック20aに相当)。
(用途2)過電流保護素子24などをプリント配線板1に実装し、リード23をリード差込口21に差し込むことで、プリント配線板1を備えたブロックとして機能するもの(列ごとに過電流保護する場合であり、図2における配電ブロック20bに相当)。
(用途3)リード23をリード差込口21に差し込むことで、電力供給手段41の電力を給電用レール33、34へ伝達するためのブロックを備えた受電ブロックとして機能するもの(図2における受電ブロック20cに相当)。
第1ジョイント10および第2ジョイント20(20a、20b、20c)は、それぞれの機能に応じて、大きさを変えてもよく、あるいは専用設計してもよい。また、電力供給手段41から給電用レール33、34への電力供給は、受電ブロック20cを介さず、レールへ圧着やネジ止めするためのリード線接続スリーブ43を用いて直接、給電用レール33、34に接続してもよい(図2参照)。
レール(31〜34)と建物との固定手段としては、レール固定金具35、およびレール固定サポータ36を用いて行う(図2参照)。すなわち、レール固定サポータ36の一端をレール固定金具35にネジ止め等で固定し、レール固定サポータ36の他端を建物へ固定する。このような固定手段をある間隔ごとに設け、レールを建物と固定することで、LED照明装置全体が支持される。なお、ブレなどが問題となる場合には、天井を底面とした三角錐形にレール固定サポータ36を構成することで、対策することが考えられる。
また、各レール(31〜34)へ第1ジョイント10または第2ジョイント20を取り付ける際の目印として、各レール(31〜34)に目盛り37を設けておくことが考えられる。これにより、第1ジョイント10または第2ジョイント20を取付ける度に寸法を測らなくても、容易に位置合わせ(間隔合わせ)を行うことができ、歪みの少ない組立が可能である。レールに嵌め込まれているときは、バネ性によりリード(13、23)を押し当てるためロックされるが、レールが嵌っていないときは、開放状態となる。
図3は、本発明の実施の形態1においてチップ形LED2bを第1ジョイント10に取り付けた状態の拡大図である。プリント配線板1に、チップ形LED2b、過電流保護素子14、およびリード13をはんだ付けする。そして、リード13を第1ジョイント10のリード差込口11に差し込み、レール(31、32)に嵌め込むことで、基板1を第1ジョイント10に取り付ける。
この際、特に、照明用途の高出力形のLEDを用いる場合には、放熱対策が不可欠である。従って、その場合には、プリント配線板1の基材を熱伝導性のよいものに変え、放熱フィン15と組合せてもよい。
図4は、本発明の実施の形態1における第1ジョイント10の拡大図であり、リード形LED2aを第1ジョイント10に実装する場合を例示している。Y軸スロット16とX軸スロット17があり(図4中の矢印参照)、それぞれのスロットには、レール固定用突起16a、17aが設けられている。また、上面のリード差込口11からY軸スロット16までと、上面のリード差込口11からX軸スロット17までは、それぞれ貫通されたリード通し穴16b、17bが設けられている。
このような図4に示したリード形LED2aを有する第1ジョイント10の組立手順、およびその際の各部の働きをまとめると、以下の通りである。
(手順1)リード差込口11からリード形LED2aのリードを差し込む。ここで、各リードは、差し込んだ後に、Y軸スロット16およびX軸スロット17のレール固定用突起16a、17aを越える長さが必要である。
(手順1)リード差込口11からリード形LED2aのリードを差し込む。ここで、各リードは、差し込んだ後に、Y軸スロット16およびX軸スロット17のレール固定用突起16a、17aを越える長さが必要である。
(手順2)Y軸配電用レール31を、Y軸スロット16のレール固定用突起16aを越えて奥まで押し込む。これにより、Y軸配電用レール31は、レール固定用突起16aで嵌め込まれて、ロックされる。このとき、Y軸配電用レール32は、第1ジョイント10の素材(例えば、樹脂)が持つバネ性の力により、Y軸スロット16のレール固定用突起16aの壁面から、リード形LED2aのリードに局部的に押し当てられる(図4中のレールとリードの接触部分16c参照)。これにより、リード形LED2aのリードとY軸配電用レール31は、電気的に接続され、リード形LED2aのY軸方向の位置が固定される。この固定は、人の手作業で行える程度の力ですむ。
(手順3)先の手順2と同様に、X軸方向もX軸スロット17にレールを嵌め込むことで、リードとレールの電気的接続を行うとともに、X軸方向の位置が固定される。固定用のリードは、図3に示したように、放熱フィン15が付属する場合など、重量が増す場合には、脱落防止の目的で強度を増すために、リードを板状にするか、材料を変えるか、あるいは別途ロック機構などを設けるなどの対策が考えられる。
なお、第1ジョイント10は、嵌め込んであるだけなので、組立と反対の手順で分解が可能である。固定されていたリード形LED2aのリード部も、レール(31、32)から取り外すことで、押し当て力が解除されて取り外しが可能であり、再利用可能である。
なお、図4では、リード形LED2a自身のリードを用いて、リード形LED2aを第1ジョイント10に実装する場合を例に説明した。これに対して、先の図3に示した、チップ形LED2bを有するプリント配線板1を第1ジョイント10に実装する場合には、リード形LED2a自身のリードの代わりに、リード13を用いることで、同様の手順で行うことができる。
図5は、本発明の実施の形態1におけるLED照明装置の回路図である。図5においては、過電流保護素子24として、抵抗器24aを挿入した場合を例示しているが、定電流ダイオード、輝度管理用の集積回路などで列ごとに制御を行ってもよい。また、個々のLED2(リード形LED2aまたはチップ型LED2b)に過電流保護、逆電圧保護素子や制御回路を設けた構成としてもよい(図3参照)。
図6は、本発明の実施の形態1におけるLED照明装置を部屋の天井照明に適用した場合の例示図である。図6では、天井ボード50に対して、ある間隔でレール固定サポータ36を用いて固定している。天井ボード50がない場合には、天井6から直接、レール固定サポータ36で固定してもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、天井照明など比較的広い面積に用いられるLED照明装置において、広大な面積のプリント配線板を使用することなく、LEDを分散配置することで、空間全域にわたって均一な照度の提供を可能とする構成を備えている。具体的には、位置固定と給電を目的とするレール、レールへの着脱が容易で、交差するレール同士の結合、LEDへの電力供給も兼ねる結合部品、配電用接続部品、電源供給手段を組み合わせることで、広大な面積のプリント配線板を用いることなく、簡単な組立手段で広い面積を照らすことが可能なLED照明装置を提供する。
さらに、光源の露出避けたい場合やムラのない均一な輝度の面光源を得たい場合は、拡散板や乳白板を配置することで実現できる。
電球、蛍光灯などの光源を分散配置し、乳白色板などと組み合わせてムラを目立ちにくくした面発光の照明は、従来からある。しかしながら、LEDは、1つの発光素子の発光出力を、部屋の照明に使用される電球や蛍光灯より大きくすることが現在は難しく、同じ輝度を得るには、複数個のLED素子を一定の面積の中に配置する必要がある。
大きな講堂や体育館に発光出力の大きい電球や水銀灯などを分散配置する場合には、電線で各器具へ配線すればよい。また、液晶ディスプレイのバックライト用途のように、狭い面積にLEDを分散配置する場合には、プリント配線板にチップLEDを実装すればよい。
その一方で、LEDを光源として部屋などの照明に使用する場合には、バックライトの場合よりも配置する密度は低くできるが、より広い面積に配置する必要がある。従って、このような比較的広い面積に用いられるLED照明装置においては、本発明の構成が適しており、上述したような優れた効果を得ることができる。
本発明に係るLED照明装置の具体的なメリットを列挙すると、以下のようになる。
(1)広い面積を持つ分散照明もしくは面光源が、簡単、安価な組立で実現可能となる。
(2)LEDの間隔が自由に設定でき、同一LEDを用いた場合でも、密度を変更することで照度の調整が可能となる。
(3)リード形のLEDを用いた場合には、プリント配線板の製造が不要となる。
(4)チップ形のLEDを用いた場合には、面実装し、リードを取り付けるための基板が必要ではあるが、電流制限素子、保護素子、放熱対策のための最小限のサイズを有する同一の小型基板をモジュール上に実装して使用することが可能となる。
(1)広い面積を持つ分散照明もしくは面光源が、簡単、安価な組立で実現可能となる。
(2)LEDの間隔が自由に設定でき、同一LEDを用いた場合でも、密度を変更することで照度の調整が可能となる。
(3)リード形のLEDを用いた場合には、プリント配線板の製造が不要となる。
(4)チップ形のLEDを用いた場合には、面実装し、リードを取り付けるための基板が必要ではあるが、電流制限素子、保護素子、放熱対策のための最小限のサイズを有する同一の小型基板をモジュール上に実装して使用することが可能となる。
(5)必要に応じて、高出力LEDなどに不可欠な放熱フィンの取付けにも容易に対応できる。
(6)組立に特別な製造設備や技術が不要であり、設置現場での組立が可能である。
(7)設置現場での組立とした場合には、材料ごとに分けて輸送可能であり、設置面積が広い場合でも、大掛かりな照明器具としての輸送が不要である。
(6)組立に特別な製造設備や技術が不要であり、設置現場での組立が可能である。
(7)設置現場での組立とした場合には、材料ごとに分けて輸送可能であり、設置面積が広い場合でも、大掛かりな照明器具としての輸送が不要である。
(8)分散光源化した照明が安価に提供できるようになると、照明の意匠の選択肢が増える。さらに、防犯カメラ等で照らされた空間を撮影する際には、局部的に高輝度になりがちなLEDを集中配置したタイプの照明器具に比べ、被写体の輝度分布の均一化が図れ、映像が見易くなる。例えば、エレベータのかご内撮影など、カメラ、被写体および照明器具の距離関係が近い状況においては、その効果が得られやすい。
1 プリント配線板、2a リード形LED、2b チップ形LED、10 第1ジョイント(結合部品)、11 リード差込口、12 ジャンパ、13 リード、14 過電流保護素子、15 放熱フィン、16 Y軸スロット、16a レール固定用突起、16b リード通し穴、16c レールとリードの接触部分、17 X軸スロット、17a レール固定用突起、17b リード通し穴、17c レールとリードの接触部分、20 第2ジョイント(配電用接続部品)、20a X軸配電ブロック、20b Y軸配電ブロック、20c 受電ブロック、21 リード差込口、22 ジャンパ、23 リード、24 過電流保護素子、31 Y軸配電用レール、32 X軸配電用レール、33 Y軸給電用レール、34 X軸給電用レール、35 レール固定金具、36 レール固定サポータ、37 目盛り、41 電力供給手段、42 電力供給用リード線、43 リード線接続スリーブ、50 天井ボード。
Claims (7)
- LEDが実装されたそれぞれのLEDユニットへの電力供給機能、前記LEDユニットのそれぞれの位置決め・保持機能、および照明設置場所への固定機能を兼ね備える複数のレールと、
前記LEDユニットを搭載可能であり、かつ前記複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、格子状に配置される各レールの結合点に配置される複数の結合部品と、
前記複数のレールのそれぞれに対して着脱可能な構成を有し、前記複数の結合部品に対して前記レールを介して電力を供給する複数の配電用接続部品と、
電力供給用リード線を介して前記複数の配電用接続部品に電力を供給する電源供給手段と
を備えることを特徴とするLED照明装置。 - 請求項1に記載のLED照明装置において、
前記複数の配電用接続部品のそれぞれは、リード差込口を有し、
第1用途として、リード形状を有するジャンパを前記リード差込口に差し込むことで、前記複数のレールのあるレールから他のレールへの給電を行うもの、
第2用途として、過電流防止機能および給電機能をプリント配線板上に実装してリード形状にしたものを前記リード差込口に挿入することで、過電流保護および給電を兼ね備えたもの、
第3用途として、前記電力供給用リード線を介して接続可能なリード形状を有する部品を前記リード差込口に差し込むことで、前記電源供給手段の電力を前記複数のレールに供給するもの
の各用途として使用でき、共通形状のジョイント部品にリード接続する構成を備えた
ことを特徴とするLED照明装置。 - 請求項1または2に記載のLED照明装置において、
前記複数の結合部品のそれぞれは、リード差込口を有し、
前記LEDがリード形LEDである場合には、前記リード形LEDのリードを前記リード差込口に直接挿入することで前記LEDを実装可能とし、
前記LEDがチップ形LEDである場合には、プリント配線板上に実装してリード形状にしたものを前記リード差込口に挿入することで前記LEDを実装可能とする
ことを特徴とするLED照明装置。 - 請求項3に記載のLED照明装置において、
前記複数の結合部品のそれぞれは、前記LEDの輝度調整機能を搭載可能とすることを特徴とするLED照明装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のLED照明装置において、
前記複数のレールをある間隔で保持し、前記照明設置場所への固定を行うレール固定部品をさらに備えることを特徴とするLED照明装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のLED照明装置において、
前記複数のレールのそれぞれは、組立時に前記複数の結合部品および前記複数の配電用接続部品の相互接続間隔がわかるように、目盛りが付されていることを特徴とするLED照明装置。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のLED照明装置において、
前記LEDの露出防止、あるいは輝度均一化を行うための板状部品を、前記LEDの発光部前面に取り付け可能な構成を備えることを特徴とするLED照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009292484A JP5383475B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | Led照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009292484A JP5383475B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | Led照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011134555A true JP2011134555A (ja) | 2011-07-07 |
JP5383475B2 JP5383475B2 (ja) | 2014-01-08 |
Family
ID=44347074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009292484A Expired - Fee Related JP5383475B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | Led照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5383475B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101334933B1 (ko) | 2012-03-26 | 2013-11-29 | 재단법인 철원플라즈마 산업기술연구원 | 조명기구 제작용 oled 조명 모듈 장치 |
JP2014528144A (ja) * | 2011-09-06 | 2014-10-23 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 3dトポグラフィを含むワイヤベースの照明モジュール |
CN107044602A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-08-15 | 江西塔罗亚科技股份有限公司 | 一种可快速安装的吸顶灯 |
KR20200067212A (ko) * | 2018-10-24 | 2020-06-11 | 루미리즈 홀딩 비.브이. | 교차하는 와이어들을 포함하는 조명 디바이스 |
US10741107B2 (en) | 2013-12-31 | 2020-08-11 | Ultravision Technologies, Llc | Modular display panel |
US10891881B2 (en) | 2012-07-30 | 2021-01-12 | Ultravision Technologies, Llc | Lighting assembly with LEDs and optical elements |
JP2023083598A (ja) * | 2018-08-10 | 2023-06-15 | 株式会社知財アシスト | 照明ユニット |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101876748B1 (ko) * | 2016-04-01 | 2018-07-13 | 강삼태 | 복합형 전원공급 제어장치 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62201011A (ja) * | 1986-02-25 | 1987-09-04 | 松下電工株式会社 | 天井配線システム |
JPH10208514A (ja) * | 1997-01-23 | 1998-08-07 | Koito Mfg Co Ltd | 車輌用灯具およびその点灯回路の製造方法 |
JP2000008430A (ja) * | 1998-06-22 | 2000-01-11 | Norio Yaginuma | 循環式貯水槽 |
WO2009063874A1 (ja) * | 2007-11-13 | 2009-05-22 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | バックライト装置及びこれを用いた液晶表示装置 |
WO2009099549A1 (en) * | 2008-02-05 | 2009-08-13 | Tyco Electronics Corporation | Led module and interconnection system |
-
2009
- 2009-12-24 JP JP2009292484A patent/JP5383475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62201011A (ja) * | 1986-02-25 | 1987-09-04 | 松下電工株式会社 | 天井配線システム |
JPH10208514A (ja) * | 1997-01-23 | 1998-08-07 | Koito Mfg Co Ltd | 車輌用灯具およびその点灯回路の製造方法 |
JP2000008430A (ja) * | 1998-06-22 | 2000-01-11 | Norio Yaginuma | 循環式貯水槽 |
WO2009063874A1 (ja) * | 2007-11-13 | 2009-05-22 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | バックライト装置及びこれを用いた液晶表示装置 |
WO2009099549A1 (en) * | 2008-02-05 | 2009-08-13 | Tyco Electronics Corporation | Led module and interconnection system |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014528144A (ja) * | 2011-09-06 | 2014-10-23 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 3dトポグラフィを含むワイヤベースの照明モジュール |
KR101334933B1 (ko) | 2012-03-26 | 2013-11-29 | 재단법인 철원플라즈마 산업기술연구원 | 조명기구 제작용 oled 조명 모듈 장치 |
US10891881B2 (en) | 2012-07-30 | 2021-01-12 | Ultravision Technologies, Llc | Lighting assembly with LEDs and optical elements |
US10741107B2 (en) | 2013-12-31 | 2020-08-11 | Ultravision Technologies, Llc | Modular display panel |
CN107044602A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-08-15 | 江西塔罗亚科技股份有限公司 | 一种可快速安装的吸顶灯 |
CN107044602B (zh) * | 2016-12-14 | 2023-09-22 | 江西塔罗亚科技股份有限公司 | 一种可快速安装的吸顶灯 |
JP2023083598A (ja) * | 2018-08-10 | 2023-06-15 | 株式会社知財アシスト | 照明ユニット |
JP7401948B2 (ja) | 2018-08-10 | 2023-12-20 | 株式会社知財アシスト | 照明ユニット |
KR20200067212A (ko) * | 2018-10-24 | 2020-06-11 | 루미리즈 홀딩 비.브이. | 교차하는 와이어들을 포함하는 조명 디바이스 |
KR102237303B1 (ko) | 2018-10-24 | 2021-04-07 | 루미리즈 홀딩 비.브이. | 교차하는 와이어들을 포함하는 조명 디바이스 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5383475B2 (ja) | 2014-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5383475B2 (ja) | Led照明装置 | |
US7926977B2 (en) | LED lighting system for a cabinet sign | |
US8471443B2 (en) | Lighting device | |
JP4108734B1 (ja) | 電気的接続に係る接続構造体、及び照明装置 | |
JP5793050B2 (ja) | 電源モジュール、led照明ユニット、led照明装置、および、led照明システム | |
JP2002197901A (ja) | Led照明器具 | |
JP2012244018A (ja) | 発光モジュール及び照明器具 | |
JP2013531350A (ja) | Led発光管用回路基板取付台 | |
JP2007265646A (ja) | 照明器具 | |
JP2011154832A (ja) | 照明装置 | |
JP2009004129A (ja) | 基板及び照明装置 | |
KR101118917B1 (ko) | 엘이디 조명 및 백라이트 유닛용 광원장치 | |
KR200421806Y1 (ko) | 간판용 led 모듈 조립체 | |
CN203743939U (zh) | 发光模块、管形发光灯以及照明器具 | |
KR100666166B1 (ko) | 간판용 led 모듈 조립체 및 이를 이용한 간판 제작 방법 | |
JP2010171236A (ja) | Ledランプ | |
KR20140100875A (ko) | 발광모듈, 직관형 램프 및 조명 장치 | |
JP2007299682A (ja) | 照射ユニット | |
JP2012238502A (ja) | 発光装置、照明装置および照明器具 | |
KR20100044632A (ko) | 엘이디 조명장치용 회로모듈 및 그를 포함하는 엘이디 조명장치 | |
JP5351817B2 (ja) | 照明器具 | |
KR101214982B1 (ko) | 조명각을 다르게 한 고효율 확장형 엘이디조명등 | |
TWI774937B (zh) | 照明單元及照明器具 | |
TWI353430B (ja) | ||
KR101742674B1 (ko) | 조명 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |