JPH10208514A - 車輌用灯具およびその点灯回路の製造方法 - Google Patents

車輌用灯具およびその点灯回路の製造方法

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JPH10208514A
JPH10208514A JP9010273A JP1027397A JPH10208514A JP H10208514 A JPH10208514 A JP H10208514A JP 9010273 A JP9010273 A JP 9010273A JP 1027397 A JP1027397 A JP 1027397A JP H10208514 A JPH10208514 A JP H10208514A
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led
circuit
lamp
wires
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JP9010273A
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Osamu Sato
佐藤  修
Naoki Matsumura
尚記 松村
Tsutomu Machida
勉 町田
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDをプリント配線基板に実装する必要が
なく、LEDの点灯回路を三次元の形状に自由に変形さ
せることができるようにする。 【解決手段】 弛みをもたせた複数本の導線21によっ
て変形自在な導線ネット20を形成する。この導線ネッ
ト20を構成する各導線21にLED2の各リード23
a,23bを接合することにより点灯回路11を構成す
る。この点灯回路11は、弛みをもたされた導線21の
伸張によって所望の形状に変形され、灯体内の回路取付
面に密接されることになる。また、形状保持用の絶縁ワ
イヤ22を用いると、点灯回路11の形状をより一層確
実に保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源として発光ダ
イオード(以下、LEDと称す)を用いた車輌用灯具に
関し、特に湾曲したり形状が複雑な灯具に適用して好適
な車輌用灯具およびその点灯回路の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LEDを光源として用いた車輌用
灯具としては、ストップランプ、テールランプ、ハイマ
ウントストップランプ等の各種ランプが知られている。
【0003】このようなランプは、一般に灯具ボデイと
前面レンズとで灯体を構成し、その内部に複数個のLE
Dが実装されたプリント配線基板を組み込んで構成され
ている。プリント配線基板は、通常ガラスエポキシ樹脂
によって製作された剛性を有する基板が用いられ、その
表面に点灯回路を構成する導電パターンが周知の印刷配
線法によって形成されている。LEDは、リードがプリ
ント配線基板に設けたリード用挿通孔に挿通され導電パ
ターンのランド部にディップ半田法、リフロー半田法等
によって半田付けされることにより実装されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
ランプにおいては、剛性を有するプリント配線基板にL
EDを実装していた。そのため、一般的にはプリント配
線基板を所望の形状に自由に曲げることができず、例え
ば車体コーナー部に取付けられ前面レンズがL字形(1/
4 円弧状)に湾曲したランプに組み込まれる場合は、プ
リント配線基板を短冊状に分割して複数の基板とし、こ
れらの基板を多面体の一部を構成するように少しずつ傾
斜角度を異ならせて配列したり、あるいは図7に示すよ
うに階段状に配列する必要があった。しかしながら、前
者のランプにおいては、分割された各基板が傾斜して配
列されるため、LEDの光軸もランプ本来の光軸(照射
方向)に対して傾斜してしまい、ランプとしての配光特
性を著しく損なうという問題があった。しかも、前面レ
ンズの曲面と略一致する滑らかな曲面にすることができ
ない。一方、後者のランプにおいては、各基板1a〜1
dをランプ光軸Lに対して垂直に配置することができる
ので、上記した問題は解消し得るものの、隣接する2つ
のLED2,2間に段差が生じることから、前面レンズ
4を前方から見たとき前記段差部分が縞模様となりラン
プの見栄えが悪く、またランプの奥行き方向の寸法が大
きくなり、大型化するという問題があった。さらに、こ
れらのランプにおいては、いずれも分割された複数の基
板1a〜1dを組み付けたり、基板どうしを配線する作
業が煩わしく、時間がかかり、生産性が低いという問題
もあった。なお、図7において、3は前面レンズ4とと
もに灯体5を形成する灯具ボデイ、6はリフレクタ、7
は車体である。
【0005】そこで、このような問題を解決するために
剛性を有するプリント配線基板の代わりにフレキシブル
なプリント配線基板を用いたランプも知られている。し
かし、フレキシブルプリント配線基板は、シート状であ
るため剛性を有するプリント配線基板に比べて薄くて形
状保持性が乏しく、またLEDの搭載方法、搭載の信頼
性、灯体内への組込み性等に問題があるばかりか、製造
コストが高いという欠点があった。
【0006】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、LED
をプリント配線基板に実装する必要がなく、LEDの点
灯回路を三次元の形状に自由に変形させることができ、
特に車体コーナー部に取付けられるランプに適用して好
適な車輌用灯具およびその点灯回路の製造方法を提供す
ることにある。
【0007】上記目的を達成するため本発明に係る車輌
用灯具は、複数個のLEDを光源として用いた車輌用灯
具において、弛みをもたせた複数本の導線によって変形
自在な導線ネットを形成し、この導線ネットを構成する
前記導線に前記LEDのリードを接合することによりL
EDの点灯回路を構成したことを特徴とする。また、本
発明に係る車輌用灯具は、点灯回路を灯体内の回路取付
面に密接するように変形させたことを特徴とする。ま
た、本発明に係る車輌用灯具は、導線ネットに導線より
曲げ剛性が大きい形状保持用の絶縁ワイヤを組み込んだ
ことを特徴とする。さらに、本発明に係る車輌用灯具に
おける点灯回路の製造方法は、弛みをもたせた複数本の
導線によって変形自在な導線ネットを形成する工程と、
この導線ネットを構成する前記導線に前記LEDのリー
ドを接合することによりLEDの点灯回路を形成する工
程と、この点灯回路を金型内に装填する工程と、前記金
型内に配設した可撓性を有する袋体への流体の供給によ
り袋体を膨張させて前記点灯回路を金型の内面に押し付
けることにより前記点灯回路を所定形状に変形させる工
程とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明において、導線ネットは、弛みをも
たせた導線によって形成されているので、任意の形状に
変形する。弛みをもたせた導線としては、ジグザグに蛇
行した導線が用いられる。形状保持用の絶縁ワイヤは、
導線より曲げ剛性が大きいので、導線ネットを変形させ
たときその形状を保持することになる。点灯回路は、弛
みをもたせた複数本の導線によって導線ネットを形成
し、前記導線にLEDのリードを接合することで形成さ
れる。この点灯回路を所望の形状に変形させるには、点
灯回路を金型内に装填し、流体の供給によって可撓性を
有する袋体を膨張させて点灯回路を金型の内面に押し付
ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明をテール
ランプ兼ストップランプに適用した一実施の形態を示す
要部の分解断面図、図2はLEDの点灯回路の要部の平
面図、図3は同回路の斜視図である。図1において、テ
ールランプ兼ストップランプ(以下、ランプという)1
0は、灯具ボデイ3と前面レンズ4とで構成される灯体
5を備え、その内部にリフレクタ6と、LED2の点灯
回路11および補強板12が収納されている。
【0010】灯具ボデイ3は、合成樹脂によって箱型に
形成され、前面側開口部に前記前面レンズ4が超音波溶
着によって接合される。前面レンズ4は、赤色に着色さ
れた透明な合成樹脂によって形成され、内面にLED2
から出た光13を拡散する多数の小さな凸レンズからな
る拡散レンズ14が一体に形成されている。
【0011】リフレクタ6は、合成樹脂、金属等によっ
て形成され、前面に複数個の凹部15が各LED2に対
応して形成されている。凹部15は、半楕円形で大きさ
(深さ)が異なり、ランプ10の中央において最も大き
く、左右両端に向かって漸次小さくなるように形成され
ている。凹部15の内面は、アルミニウムの蒸着、白色
塗料の塗布等によって回転放物反射面を形成し、LED
2から出た光13を反射することでランプ10の光軸と
略平行な平行光線に変換し前方へ導くように機能する。
LED2は、凹部15の中心に設けられたLED取付孔
16にリフレクタ6の後方から嵌挿され、透明樹脂2A
内にモールドされた半導体チップ2Bが回転放物反射面
の焦点位置に位置付けられている。一方、リフレクタ6
の背面は、前記凹部15の形成に伴い凸凹な面とされ、
補強板12の前面とともに点灯回路11の回路取付面を
形成している。なお、リフレクタ6を金属で製作した場
合は、少なくとも点灯回路11が密接される背面側を絶
縁被覆する必要がある。
【0012】補強板12は、合成樹脂によって形成さ
れ、前面がリフレクタ6の背面形状と略同一形状に形成
されることにより、半楕円形からなる複数個の凹部17
がリフレクタ6の凹部15に対応して形成されている。
また、各凹部17の中心にはLED2に突き当てられる
ピン18が一体に突設されている。このような補強板1
2は、リフレクタ6の背面に近接して対向するように設
けられることにより、LED2とその点灯回路11をリ
フレクタ6の背面に押し付け保護する。
【0013】図2および図3において、点灯回路11
は、LED2が接合された変形自在な導線ネット20に
よって構成されている。導線ネット20は、一定間隔で
格子状に配列された複数本の導線21(21a,21
b)と、形状保持用の絶縁ワイヤ22とで構成されてい
る。導線21は、細い裸電線からなり、導線ネット20
の変形を容易にするためジグザグに蛇行した導線が用い
られることにより弛みが付与されている。本実施の形態
においては、S字形に蛇行した導線を示したが、これに
限らず鋸歯状、台形状、矩形状等に蛇行したものであっ
てもよい。縦と横の導線21a,21bの交差部Kは、
溶接、半田付け、かしめ等によって接続されている。
【0014】LED2は透明樹脂2Aの背面側に突出す
る2本のリード23a,23bを有し、これらのリード
23a,23bが導線21の交差部K付近において縦と
横の導線21a,21bにそれぞれ電気的に接続されて
いる。導線21a,21bとリード23a,23bとの
電気的接続は、接続の信頼性を高めるため溶接または圧
接が好ましいが、半田付けによって接続してもよい。溶
接または半田付けによって接続する場合は、図4
(a)、(b)、(c)に示すようにリード23a,2
3bの先端部に板状の接続部24を一体に設け、導線2
1との接触面積を大きくすればよい。圧接の場合は、図
4(d)に示すように各リード23a,23bの先端部
にV字状の溝25を有する係止部26を一体に設け、こ
の溝25に導線21を係入させるようにすればよい。さ
らに、溝25の両側縁をエッジ状に形成し、このエッジ
部を導線21に食い込ませるようにすると、導線21と
の接続をより一層確実にすることができる。
【0015】LED2のリード23a,23bが接合さ
れた後、横の導線21bの一部、具体的には図2に点a
−b,c−d,e−f,g−h,・・・間の黒く塗りつ
ぶされた切断予定部、すなわち、縦の導線21aとの交
差部Kとリード23bが接合されるリード接合部Nとの
間の導線部分Mを切断除去する。これにより、各横の列
のLED2が直列に接続され、また電源に対しては並列
に接続される。
【0016】形状保持用の絶縁ワイヤ22は、導線21
より太くて曲げ剛性が大きいワイヤが用いられ、点灯回
路11が回路取付面である前記リフレクタ6の背面また
は補強板12の前面に密接するように所定形状に変形さ
れたとき、その形状を安定に保持する機能を有してい
る。図においては、真っ直ぐな絶縁ワイヤ22を示した
が、導線21と同様に点灯回路11の変形を確実にする
ため弛みをもたせたものが用いられることが好ましい。
なお、絶縁ワイヤ22どうしの交差部は接合する必要が
ない。また、絶縁ワイヤ22の本数は、導線21の本数
とは無関係で、少なくすることができる。ただし、曲げ
剛性の大きい導線21を用い、導線自体に形状保持機能
をもたせた場合は、絶縁ワイヤ22が不要である。
【0017】図5にトラック等のバッテリ電圧が24V
の車輌に設けられるときのテールランプ兼ストップラン
プの電気回路を示す。このランプは、ランプの幅方向に
並設された同一構成からなる2つの点灯回路11と制御
回路30を備えている。
【0018】点灯回路11は、制御回路30を介して図
示しない電源(バッテリ)に直列に接続されている。ま
た、各点灯回路11のLED2は、電源に対して並列に
接続される6つのLED群G1 〜G6 に分けられてい
る。各LED群G1 〜G6 のLED2は4つからなり、
電源に対して直列に接続されている。なお、28は、導
線21bの切断部である。
【0019】制御回路30は、直列に接続された逆電流
防止用ダイオード31と抵抗32を有するテールランプ
用回路Tと、逆電流防止用ダイオード33を有するスト
ップランプ用回路Sとからなり、これらの回路T,Sに
前記点灯回路11が電流制御用抵抗34を介して直列に
接続されている。なお、両回路T,Sは電源に対しスイ
ッチを介して接続され、ストップランプ用回路Sが電源
に接続されたときには高電圧が印加され、テールランプ
用回路Tを接続したときよりLED2をより明るく発光
させるようにしている。なお、35は耐サージ用のアブ
ゾーバで、ツエナーダイオード等が用いられる。なお、
乗用車等のバッテリ電圧が12Vの車輌に設けられる場
合は、点灯回路11を電源に対して並列に接続すればよ
い。
【0020】次に、上記した点灯回路11の製造方法に
ついて説明する。先ず、弛みをもたせた複数本の導線2
1と形状保持用の絶縁ワイヤ22を格子状に配列して導
線21の交差部Kを溶接等によって接合することにより
変形自在な導線ネット20を形成する。次に、各導線2
1にLED2のリード23a,23bを図2に示すよう
に溶接、接合、半田付け等によって接合し、切断予定部
Mを切断除去することによりLED2の点灯回路11を
形成する。次に、この点灯回路11を図6に示す上型4
3と下型44とからなる金型45の内部に、LED2を
下に向けてパッド55および袋体56とともに装填す
る。
【0021】下型44の上面、すなわち上型43と対向
する面44aは、点灯回路11を所定形状に変形させる
べき曲面に形成されている。また、下型44の内部に
は、各LED2を収容する複数本のスリーブ46とLE
D突上げピン47が上下動自在に組み込まれ、かつスリ
ーブ46を圧縮コイルばね48によって上方へ付勢して
いる。スリーブ46の上端部は、下型44の上方に所定
寸法突出し金型45内に位置している。スリーブ46の
下端開口部には、スリーブ46の上方への移動を制限す
るストッパ49が一体に設けられている。このストッパ
49は、下型44に設けられたスリーブ用の孔50の段
差部50aに前記圧縮コイルばね48により圧接される
ことにより、スリーブ46の上方への抜けを防止する。
LED突上げピン47は、スリーブ46内に摺動自在に
配設され、点灯回路11の所定形状に変形させた後上型
43が離型されると、上昇してLED2を押上げ、スリ
ーブ46から抜き出すように構成されている。
【0022】パッド55は、フェルト等の軟質材からな
り、外周部の一部が上型43と下型44によって挟持さ
れ、上面に点灯回路11が下向きに設置される。また、
パッド55には、LED2が挿通される複数個の挿通孔
57が形成されている。
【0023】袋体56はゴム、合成樹脂等の可撓性を有
する材料によって形成され、空気、水等の供給によって
膨張されると、前記点灯回路11を押圧して変形させ、
パッド55を介して下型44の湾曲した上面44aに押
し付け、これによって点灯回路11が所定形状に変形さ
れる。点灯回路11を変形させると、導線21は伸張す
るが、このときの伸びを導線21自体の弛みによって確
保しているので、導線21が断線したり、導線どうしの
接合部や導線21とリード23a,23bとの接合部が
外れたりすることがない。また、LED2はスリーブ4
6に挿入されているので、位置ずれすることがなく、一
定の間隔を保持することができる。
【0024】このようなランプ10においては、点灯回
路11を変形自在な導線ネット12によって構成してい
るので、従来の剛性を有するプリント配線基板やフレキ
シブルなプリント配線基板を必要とせず、三次元の形状
に自由に変形させることができる。したがって、図1に
示した補強板12の複雑な前面、すなわち回路取付面に
対して確実に密接させることができ、車体コーナー部に
取付けられるランプ等に適用して好適である。また、形
状保持用の絶縁ワイヤ22によって点灯回路11の形状
保持性を高めると、点灯回路11の取扱い性および灯体
5内への組込み作業性が容易となる。
【0025】また、点灯回路11の製造は、弛みをもた
せた複数本の導線21によって導線ネット21を形成
し、導線21にLED2のリード23a,23bを接合
して点灯回路11を形成し、この点灯回路11を金型4
5内に装填し、袋体56に空気、水等の流体を供給して
膨張させ、この袋体56によって点灯回路11を押圧、
変形させて下型44に押し付けるようにしているので、
所望の形状をもつ点灯回路11を容易にしかも安価に製
造することができる。
【0026】なお、上記した実施の形態においては、ス
リーブ46とパッド55を用いて点灯回路11を製造す
る金型の例を示したが、本発明はこれに何等特定される
ものではなく、下型44の上面44aの形状が比較的単
純であったり、曲率が大きい場合は、必ずしも必要とし
ない。また、上記した実施の形態においては、リフレク
タ6の背面と補強板12の前面を点灯回路11のための
回路取付面としたが、リフレクタ6や補強板12を用い
ないランプにおいては灯具ボデイ3の内面を回路取付面
としてもよい。さらに、点灯回路11を製造した後、導
線ネット20を合成樹脂によってモールドすると、導線
21どうしのショート、さらには外気、特に湿気、水分
から良好に保護することができるとともに、点灯回路1
1の形状保持力を一層高めることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車輌
用灯具は、複数個のLEDを光源として用いた車輌用灯
具において、弛みをもたせた複数本の導線によって変形
自在な導線ネットを形成し、この導線ネットを構成する
前記導線に前記LEDのリードを接合することによりL
EDの点灯回路を構成したので、従来のプリント配線基
板を必要とせず、灯体内部の回路取付面が複雑な三次元
の複雑な形状の灯具、例えば車体コーナー部に取付けら
れる灯具であっても、その回路取付面に確実に密接させ
ることができる。また、導線に対するLEDの取付けも
溶接、圧接等によって接合することができるので確実で
ある。
【0028】また、本発明は、導線ネットに導線より曲
げ剛性が大きい形状保持用の絶縁ワイヤを組み込んだの
で、点灯回路の形状保持性を一層高めることができ、点
灯回路の取扱い性および灯体内への組込み作業性を向上
させることができる。
【0029】また、本発明に係る車輌用灯具における点
灯回路の製造方法は、弛みをもたせた複数本の導線によ
って変形自在な導線ネットを形成する工程と、この導線
ネットを構成する前記導線に前記LEDのリードを接合
することによりLEDの点灯回路を形成する工程と、こ
の点灯回路を金型内に装填する工程と、前記金型内に配
設した可撓性を有する袋体への流体の供給により袋体を
膨張させて前記点灯回路を金型の内面に押し付けること
により前記点灯回路を所定形状に変形させる工程とを備
えているので、所望形状に変形された点灯回路を容易か
つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をテールランプ兼ストップランプに適
用した一実施の形態を示す要部の分解断面図である。
【図2】 点灯回路の要部の平面図である。
【図3】 同回路の斜視図である。
【図4】 (a)〜(d)はそれぞれLEDの他の例を
示す斜視図である。
【図5】 ランプの電気回路を示す図である。
【図6】 点灯回路の製造方法を説明するための図であ
る。
【図7】 車輌用灯具の従来例を示す要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
2…LED、3…灯具ボデイ、4…前面レンズ、5…灯
体、6…リフレクタ、10…テールランプ兼ストップラ
ンプ、11…点灯回路、12…補強板、20…導線ネッ
ト、21,21a,21b…導線、22…形状保持用の
絶縁ワイヤ、23a,23b…リード、43…上型、4
4…下型、45…金型、56…袋体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のLEDを光源として用いた車輌
    用灯具において、 弛みをもたせた複数本の導線によって変形自在な導線ネ
    ットを形成し、この導線ネットを構成する前記導線に前
    記LEDのリードを接合することによりLEDの点灯回
    路を構成したことを特徴とする車輌用灯具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車輌用灯具において、 点灯回路を灯体内の回路取付面に密接するように変形さ
    せたことを特徴とする車輌用灯具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車輌用灯具にお
    いて、 導線ネットに導線より曲げ剛性が大きい形状保持用の絶
    縁ワイヤを組み込んだことを特徴とする車輌用灯具。
  4. 【請求項4】 弛みをもたせた複数本の導線によって変
    形自在な導線ネットを形成する工程と、この導線ネット
    を構成する前記導線に前記LEDのリードを接合するこ
    とによりLEDの点灯回路を形成する工程と、この点灯
    回路を金型内に装填する工程と、前記金型内に配設した
    可撓性を有する袋体への流体の供給により袋体を膨張さ
    せて前記点灯回路を金型の内面に押し付けることにより
    前記点灯回路を所定形状に変形させる工程とを備えたこ
    とを特徴とする車輌用灯具における点灯回路の製造方
    法。
JP9010273A 1997-01-23 1997-01-23 車輌用灯具およびその点灯回路の製造方法 Pending JPH10208514A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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