JP2011133507A - 多色表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 多色表示装置(100)は、光源のスペクトル分布を計測するスペクトル計測部(14)と、光源からの光(LLs)をスペクトル分布がそれぞれ異なる少なくとも4色光に変換する多色生成部(12)と、多色生成部で変換された少なくとも4色光を単位領域ごとに空間変調する空間変調素子(13)と、表示情報とスペクトル計測部によって計測されたスペクトル分布とに基づいて空間変調素子の単位領域を制御する画像制御部(16)と、を備える。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、4以上の表示原色数を生成してより忠実な色再現が可能な多色表示装置を提供する。
<多色表示装置100の概要>
第1実施形態の多色表示装置100について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、多色表示装置100の概略構成図である。図2は、多色表示装置100の時間的な重ね合わせを示した概略図である。
Device)、液晶パネル、エレクトロクロミック素子などが含まれる。スペクトル計測部14は、太陽光LLsのスペクトル分布を計測し、例えば、CCDまたはフォトダイオードなどの光量検出器などが含まれる。画像制御部16はスペクトル計測部14の計測結果と画像情報IMとに基づいて空間変調部13の単位領域を制御するものである。また、画像制御部16はマイクロコンピュータなどであればよい。画像表示部17は、空間変調部13により変調された光を表示し、例えば、スクリーン、すりガラスなどが含まれる。
まず、太陽光LLsが集光装置10により収集され、光ファイバー11を介して伝送され、ハーフミラーHMに照射する。ハーフミラーHMに照射した太陽光LLsは、ハーフミラーHMにより多色生成部12及びスペクトル計測部14にそれぞれ入射するように分割される。
多色表示装置100の具体的な例として、図3に示された第1例の第1多色表示装置100Aについて説明する。図3は、第1例の第1多色表示装置100Aを示した概略図である。図3において、太陽光LLsの照射する方向を+Z軸方向とし、Z軸に垂直な平面をXY平面とする。
図3に示されたように、第1例の第1多色表示装置100Aは太陽光LLsを収集する集光装置10Aと、集光装置10Aにより収集された太陽光LLsを伝送する光ファイバー束11Aと、多色生成部12である色フィルタ12Aと、空間変調部13であるDMD13Aと、画像表示部17であるスクリーン17Aとを有する。また、光ファイバー束11Aと、色フィルタ12Aと、DMD13Aと、スクリーン17Aとの間に、レンズL1、L2及び投影レンズL3をそれぞれ備えている。第1例の第1多色表示装置100Aの各構成要件については後述の図4〜図6で説明する。ここで、色フィルタ12Aは、半径方向の所定位置(例えば、中心点Oから外周の間)に光軸Axが位置するように配置されている。また図3には示されていないが、第1例の第1多色表示装置100Aは、スペクトル計測部14及び画像制御部16(図1を参照)を有している。
図4は、集光装置10Aの構成を示した図である。図4(a)は、集光装置10Aの斜視図である。図4(b)は、集光装置10Aによる太陽光LLsの収集を示した部分拡大図である。図4(a)に示されたように、集光装置10Aは太陽光LLsを集光する集光面31と、集光面31が回転される回転軸32と、太陽光を追尾できる太陽光自動追尾装置33とを含んでいる。
コアの屈折率をクラッドのそれよりもすこし(0.1〜1.0%程度)大きくすることにより、コアとクラッドとの境界での光の全反射現象を利用してコア内部に光を閉じ込めて光を伝える。
再び図3に戻り、第1多色表示装置100Aの動作について説明する。太陽光LLsは集光装置10Aにより収集される。その太陽光LLsは光ファイバー束11Aにより伝送され、レンズL1を通過して色フィルタ12Aに入射する。色フィルタ12Aがその中心点Oを中心に矢印AR1に沿って回転することにより、太陽光LLsは6色の光ビームLLaとなってDMD13Aへ照射する。その後、DMD13Aの対応するマイクロミラーMMが画像制御部16(図1を参照)の指示に従って、必要な色の光ビームのみをスクリーン17Aに反射して画像を生成する。
<多色表示装置200の概要>
第2実施形態の多色表示装置200を、図8を参照しながら説明する。図8は、多色表示装置200の画像の重ね合わせを示した概略図である。第2実施形態において、多色生成部22及び空間変調部23を除いた他の構成要件は図1に示された第1実施形態の構成要件と同じである。
多色表示装置200の具体的な例として、図9を参照しながら第2例の第2多色表示装置200Aについて説明する。図9は、第2例の第2多色表示装置200Aを示した概略図である。図9では、太陽光LLsの照射する方向を+Z軸方向とする。
図9では、太陽光LLsを収集する集光装置10A(第1実施形態の第1例を参照)と、集光装置10Aにより収集された太陽光LLsを伝送する光ファイバー束11A(第1実施形態の第1例を参照)とが描かれていない。また、スペクトル計測部14および画像制御部16も描かれていない。これらは、第2例の第2多色表示装置200Aに含まれる。
図9に戻り、発光ユニットDUA1を一例として、発光ユニットDUAの動作について説明する。
太陽光LLsは集光装置10Aにより収集される。そして太陽光LLsは光ファイバー束11Aにより伝送され、発光ユニットDUA1の回折光学素子22A−1に入射する。回折光学素子22A−1に入射した太陽光LLsは波長領域に基づいて例えば赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、紫色の7色の光LLcに分割される。ここで、赤色は最も+Y側に分割され、紫色が最も−Y側に分割されている。
図11を参照して第3例の第3多色表示装置200Bについて説明する。図11は、第3例の第3多色表示装置200Bを示した概略図である。図11では、太陽光LLsの照射する方向を+Z軸方向とする。
図11では、太陽光LLsを収集する集光装置10A(第1実施形態の第1例を参照)と、集光装置10Aにより収集された太陽光LLsを伝送する光ファイバー束11A(第1実施形態の第1例を参照)とが描かれていない。また、スペクトル計測部14および画像制御部16も描かれていない。これらは第3例の第3多色表示装置200Bに含まれる。
エレクトロクロミック素子23B−1はY軸方向に沿って配列された7個のエレクトロクロミック材231〜237を含んでいる。エレクトロクロミック材231〜237は、電圧をかけることで、光の透過率を調整できる特性を持つ材料である。図12においては、エレクトロクロミック特性を示す有機/金属ハイブリッドポリマーが用いられる。この有機/金属ハイブリッドポリマーは、金属イオンと有機分子とが数珠つなぎになった材料である。また、そのエレクトロクロミック材231〜237のX軸方向の両側から電圧をかける一対の電極241、242に挟まれている。
図11に戻り、発光ユニットDUB1を一例として、発光ユニットDUBの動作について説明する。
太陽光LLsは集光装置10Aにより収集される。そして太陽光LLsは光ファイバー束11Aにより伝送され、発光ユニットDUA1の三角プリズム22B−1に入射する。三角プリズム22B−1に入射した太陽光LLsは波長領域に基づいて例えば赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、紫色の7色の光LLcに分割される。ここで、赤色は最も+Y側に分割され、紫色が最も−Y側に分割されている。
<多色表示装置300の概要>
第3実施形態において、多色生成部32及び空間変調部33を除いた他の構成要件は図1に示された第1実施形態の構成要件と同じである。
多色表示装置300の具体的な例として、図14及び15を参照しながら第4例の第4多色表示装置300Aについて説明する。図14は、第4例の第4多色表示装置300Aを示した概略図である。図15は、マイクロミラー群33Aとスクリーン17Aとの対応関係を示した図である。図14では、太陽光LLsの照射する方向を+Z軸方向とする。
図14において、太陽光LLsを収集する集光装置10A(第1実施形態の第1例を参照)と、集光装置10Aにより収集された太陽光LLsを伝送する光ファイバー束11A(第1実施形態の第1例を参照)とが描かれていない。また、スペクトル計測部14及画像制御部16も描かれていない。ただし、これらの装置は、第4例の第4多色表示装置300Aに属されるものである。
ここで、マイクロミラー群33Aは第1実施形態で説明されたDMDと異なっている。各マイクロミラーMMは四隅にマイクロミラーMMの傾斜を制御するための4つの電極(図示しない)が配置されている。その電極の電圧を変化することで、マイクロミラーMMはその幾何中心を中心として回転することができる。つまり、マイクロミラー群33Aは任意の方向の光をスクリーン17Aの任意の位置に反射することができる。
図14において、太陽光LLsはX軸方向に沿って帯状となって第4例の第4多色表示装置300Aに入射する。第4多色表示装置300Aに入射した太陽光LLsはシリンドリカルレンズL4により所定の幅になって三角プリズムPに入射する。そして、三角プルズムPは波長領域に基づいてn色の光LLdに分割する。光LLdは、屈折率が小さいほど+Y側に分割され、屈折率が大きいほど−Y側に分割されている。ここで、分割された色の数nは4以上である。例えば、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、紫色の7色の光に分割される。三角プリズムPにより分割された光LLdはその+Z側に設けられたマイクロミラー群33Aに入射する。その後、マイクロミラー群33Aに入射した光LLdはマイクロミラー群33Aの各マイクロミラーMMにより画像生成に必要な光のみをスクリーン17Aの対応する表示画素Sに向かって反射し、画像生成に不要な光をスクリーン17Aと異なる方向に反射する。
図16は、太陽光LLsが三角プリズムPにより赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色および紫色の7色の光に分割される場合である。したがって、図16(a)に示されたマイクロミラー群33AのマイクロミラーMMはY軸方向で7行に配列され、+Y側から−Y側に向かって順次に第1行(MM(1、7)〜MM(100、7))が赤色、第2行(MM(1、6)〜MM(100、6))が橙色、第3行(MM(1、5)〜MM(100、5))が黄色、第4行(MM(1、4)〜MM(100、4))が緑色、第5行(MM(1、3)〜MM(100、3))が青色、第6行(MM(1、2)〜MM(100、2))が藍色、第7行(MM(1、1)〜MM(100、1))が紫色に対応する。また、マイクロミラー群33AはX軸方向で100個のマイクロミラーMMを有している。すなわち、マイクロミラー群33Aは7×100のマイクロミラーMMより構成されている。これに対応してスクリーン17Aは、図16(b)に示されたように10×10の表示画素Sにより構成されている。
図17を参照しながら第4実施形態の多色表示装置400Aについて説明する。図17は、第4実施形態の多色表示装置400Aを示した概略図である。図17では、太陽光LLsの照射する方向を+Z軸方向とする。
図17において、太陽光LLsを収集する集光装置10A(第1実施形態の第1例を参照)と、集光装置10Aにより収集された太陽光LLsを伝送する光ファイバー束11A(第1実施形態の第1例を参照)と、スクリーンなどの画像を表示する画像表示部17(第1実施形態の第1例を参照)とが描かれていない。また、スペクトル計測部14及画像制御部16も描かれていない。
図17に示されたように、Z軸方向に沿って多色表示装置400Aに入射した太陽光LLsは、ダイクロイックミラーHM1によって例えばZ軸向きの赤色、橙色、黄色を含んだ光LL1と、X軸向きの緑色、青色、紫色を含んだ光LL2とに分けられる。
光LL1はダイクロイックミラーHM1の+Z側に設けられたダイクロイックミラーHM2によって、Z軸向きの赤色の光LL3と、X軸向きの橙色、黄色を含んだ光LL4とに分けられる。赤色の光LL3はダイクロイックミラーHM2の+Z側に設けられた反射ミラーM2に反射されて液晶パネルLP1に入射する。赤色の光LL3は液晶パネルLP1により部分的に遮断されてクロスダイクロプリズムDP1に入射する。一方、橙色、黄色を含んだ光LL4はダイクロイックミラーHM3により橙色の光LL5と、黄色の光LL6とに分けられる。橙色の光LL5は直接に液晶パネルLP2で部分的に遮断されてクロスダイクロプリズムDP1に入射し、黄色の光LL6は反射ミラーM3及びM4に反射され液晶パネルLP3で部分的に遮断されてクロスダイクロプリズムDP1に入射する。
11、11A … 光ファイバー、光ファイバー束
12、22、32 … 多色生成部
12A … 色フィルタ
13、23、33 … 空間変調部
13A、33A … DMD
14 … スペクトル計測部
16 … 画像制御部
17 … 画像表示部
17A、17A−1〜17A−m … スクリーン
17B、17B−1〜17B−m … すりガラス
22A−1〜22A−m、70、80、90 … 回折光学素子
22B−1〜22B−m … 三角プリズム
23A−1〜23A−m … 液晶パネル
23B−1〜23B−m … エレクトロクロミック素子
28 … 拡散板
29 … 導光装置
61、62、71、72、81、82、91、92 … 回折格子
63、73、83 … 回折面
64、74、84 … 端面
100、100A、200、200A、200B、300、300A、400A … 多色表示装置
230 … 光学窓
231〜237 … エレクトロクロミック材
241、242 … 電極
BL … 光源
CN … コネクタ
DU1〜DUm、DUA1〜DUAm、DUB1〜DUBm … 発光ユニット
HM … ダイクロイックミラー
L … レンズ
LL … 光
M … 反射ミラー
P … プリズム
Claims (9)
- 光源のスペクトル分布を計測するスペクトル計測部と、
前記光源からの光をスペクトル分布がそれぞれ異なる少なくとも4色光に変換する多色生成部と、
前記多色生成部で変換された少なくとも4色光を、単位領域ごとに空間変調する空間変調素子と、
表示情報と前記スペクトル計測部によって計測されたスペクトル分布とに基づいて前記空間変調素子の単位領域を制御する画像制御部と、
を備える多色表示装置。 - 前記多色生成部は、少なくとも4色の色フィルタを含む請求項1に記載の多色表示装置。
- 前記画像制御部は、前記スペクトル分布に基づいて前記空間変調素子の単位領域を時間で制御する請求項1に記載の多色表示装置。
- 前記多色生成部は、光の波長に応じて分ける分光器を含む請求項1に記載の多色表示装置。
- 光源のスペクトル分布を計測するスペクトル計測部と、
前記光源からの光をスペクトル分布がそれぞれ異なる少なくとも4色光に変換する多色生成部と、
前記多色生成部で変換された少なくとも4色光のうちの1色を単位領域として発光する単位発光部と、
表示情報と前記スペクトル計測部によって計測されたスペクトル分布とに基づいて前記単位発光部を制御する画像制御部と、
を備える多色表示装置。 - 前記多色生成部は、光の波長に応じて分ける分光器を含み、
前記単位発光部は、前記分光器で分けられた光を選択する選択フィルタと前記選択された光を単位領域で拡散させる拡散板を含む
請求項4に記載の多色表示装置。 - 前記選択フィルタから前記拡散板まで、前記選択された光を導く導光手段を含む
請求項5に記載の多色表示装置。 - 前記画像制御部は、前記スペクトル分布に基づいて前記単位発光部から発光される光量を制御する請求項5に記載の多色表示装置。
- 前記光源が太陽光から導かれた自然光である請求項1または請求項5に記載の多色表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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