JP2011133249A - 多層膜の膜厚測定方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】膜厚を測定する多層膜と一定距離離隔して光を反射するミラー板を設け、各層の境界およびミラー板で反射された反射光から膜厚を算出するようにした。多層膜とミラー板の距離を多層膜の厚さより厚くすることにより、ミラー板で反射されたピークと反射されないピークが分離でき、正確に膜厚を測定できる。
【選択図】図1
Description
前述したように、図8の膜厚測定装置は、概略厚さが同じ層が複数あると、これらの層に対応する膜厚スペクトルのピークが重なって、ピークと層の関係を同定することが難しくなり、層の順番および正確な膜厚を測定することができないという課題があった。
多層膜に光を照射し、この多層膜の反射光のパワースペクトルを演算して、このパワースペクトルのピークの位置から前記多層膜を構成する層の膜厚を算出する多層膜の膜厚測定方法において、
前記多層膜に光を反射するミラー板を近接させ、前記多層膜で反射された反射光、および前記多層膜を透過し、前記ミラー板で反射された反射光に起因するピークの位置から、前記多層膜を構成する層の膜厚を算出するようにしたものである。同程度の膜厚の層が複数あっても、各層の正確な膜厚を算出でき、かつ膜の順番を同定できる。
前記ミラー板で反射された反射光に起因するピークの位置から前記多層膜の各層の膜厚範囲を算出し、前記多層膜で反射された反射光に起因するピークの位置から膜厚を算出し、これら算出した膜厚範囲と膜厚から、前記多層膜を構成する各層の膜厚を求めるようにしたものである。同程度の膜厚の層が複数あっても、各層の正確な膜厚を算出でき、かつ膜の順番を同定できる。
多層膜に光を照射し、この多層膜の反射光のパワースペクトルを演算して、このパワースペクトルのピークの位置から前記多層膜を構成する層の膜厚を算出する多層膜の膜厚測定装置において、
前記多層膜に光を照射する光照射部と、
前記多層膜に近接して、前記光照射部と反対側に配置され、入力された光を反射するミラー板と、
前記多層膜から反射された反射光、および前記多層膜を透過し、前記ミラー板で反射された反射光が入力され、入力された反射光から反射分光スペクトルを作成する分光器と、
前記分光器が作成した反射分光スペクトルが入力され、この反射分光スペクトルからパワースペクトルを演算して、このパワースペクトルのピーク位置から前記多層膜を構成する層の膜厚を算出する演算処理部と、
を具備したものである。同程度の膜厚の層が複数あっても、各層の正確な膜厚を算出でき、かつ膜の順番を同定できる。
前記演算処理部は、
前記ミラー板で反射された反射光に起因するピークの位置から前記多層膜の各層の膜厚範囲を算出し、前記多層膜で反射された反射光に起因するピークの位置から膜厚を算出し、これら算出した膜厚範囲と膜厚から、前記多層膜を構成する各層の膜厚を求めるようにしたものである。同程度の膜厚の層が複数あっても、各層の正確な膜厚を算出でき、かつ膜の順番を同定できる。
前記ミラー板はノズルを有し、このノズルから気体を吹き出させて、この気体によって前記ミラー板と前記多層膜の間の距離を一定に保つようにしたものである。被測定多層膜を固定できないオンライン測定に用いて好適である。
請求項1、2、3、4、および5の発明によれば、膜厚を測定する多層膜に近接して光を反射するミラー板を設置し、多層膜に光を照射して、多層膜からの反射光、および多層膜を透過してミラー板で反射した反射光のパワースペクトルのピーク位置から、多層膜を構成する層の膜厚および膜の順番を算出するようにした。
T42=A〜C層の膜厚の和
T43=T層の膜厚
T44=C層とT層の膜厚の和
T45=B層、C層、T層の膜厚の和
T46=A〜C層、T層の膜厚の和
になる。
A層の膜厚=A+B+C+T層の膜厚−B+C+T層の膜厚=T46−T45
B層の膜厚=B+C+T層の膜厚−C+T層の膜厚=T45−T44
C層の膜厚=C+T層の膜厚−T層の膜厚=T44−T43
T層の膜厚=T43
となり、A〜C層およびT層の膜厚を個別に算出することができる。また、上式で算出したA〜C層の和とT42を比較することにより、測定の確かさを確認できる。
11 光ファイバプローブ
12 多層膜
13 分光器
30 演算処理部
31、50、60 ミラー板
40〜46 パワースペクトルのピーク
51、61 ミラー部
52 ノズル
53 基材
62 透明粘着層
Claims (5)
- 多層膜に光を照射し、この多層膜の反射光のパワースペクトルを演算して、このパワースペクトルのピークの位置から前記多層膜を構成する層の膜厚を算出する多層膜の膜厚測定方法において、
前記多層膜に光を反射するミラー板を近接させ、前記多層膜で反射された反射光、および前記多層膜を透過し、前記ミラー板で反射された反射光に起因するピークの位置から、前記多層膜を構成する層の膜厚を算出するようにしたことを特徴とする多層膜の膜厚測定方法。 - 前記ミラー板で反射された反射光に起因するピークの位置から前記多層膜の各層の膜厚範囲を算出し、前記多層膜で反射された反射光に起因するピークの位置から膜厚を算出し、これら算出した膜厚範囲と膜厚から、前記多層膜を構成する各層の膜厚を求めるようにしたことを特徴とする請求項1記載の多層膜の膜厚測定方法。
- 多層膜に光を照射し、この多層膜の反射光のパワースペクトルを演算して、このパワースペクトルのピークの位置から前記多層膜を構成する層の膜厚を算出する多層膜の膜厚測定装置において、
前記多層膜に光を照射する光照射部と、
前記多層膜に近接して、前記光照射部と反対側に配置され、入力された光を反射するミラー板と、
前記多層膜から反射された反射光、および前記多層膜を透過し、前記ミラー板で反射された反射光が入力され、入力された反射光から反射分光スペクトルを作成する分光器と、
前記分光器が作成した反射分光スペクトルが入力され、この反射分光スペクトルからパワースペクトルを演算して、このパワースペクトルのピーク位置から前記多層膜を構成する層の膜厚を算出する演算処理部と、
を具備したことを特徴とする多層膜の膜厚測定装置。 - 前記演算処理部は、
前記ミラー板で反射された反射光に起因するピークの位置から前記多層膜の各層の膜厚範囲を算出し、前記多層膜で反射された反射光に起因するピークの位置から膜厚を算出し、これら算出した膜厚範囲と膜厚から、前記多層膜を構成する各層の膜厚を求めるようにしたことを特徴とする請求項3記載の多層膜の膜厚測定装置。 - 前記ミラー板はノズルを有し、このノズルから気体を吹き出させて、この気体によって前記ミラー板と前記多層膜の間の距離を一定に保つようにしたことを特徴とする請求項3若しくは請求項4記載の多層膜の膜厚測定装置。
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JP2020046410A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 株式会社ディスコ | 厚み計測装置、及び厚み計測装置を備えた研削装置 |
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2009
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