JP2011133231A - 特定ガス濃度計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続しておこなわれる包装体の内部の測定対象ガスの特定ガス濃度測定に対し、操作の単純化を図る。
【解決手段】 本発明によれば、包装体内部の測定対象ガスを採取するプローブと測定対象ガスの特定ガス濃度を測定する本体とから構成される特定ガス濃度計において、プローブの機構をあるいは、本体の測定部に設けた圧力や流量の変動を特定ガス濃度測定開始信号として、操作するにおいて、測定開始スイッチを操作することなく、プローブ先端の中空針が包装体内部に刺通されたと同時に測定を開始することができる。
【選択図】 図1

Description

食品や医薬品の袋梱包の包装体内部の測定対象ガス内の特定ガス(例えば、酸素や二酸化炭素など)濃度の監視や制御に用いられる特定ガス濃度計に関する。
近年、青果物、魚介類、肉類など生鮮食料品類の包装手段において包装用材の進化や低酸素ガス置換包装技術などの利用により鮮度を少しでも長期に保つ方法が発達しつつある。その場合、個々の包装体内部が、低酸素状態であるか否かを確認するために、包装体内部を個々にチェックし、品質管理を図るという要望がある。
上記要望に対し、従来の特定ガス濃度計では、第1の背景技術には図7に示すように、包装体内部の測定対象ガス151をシリンジ106を媒体として、包装体内部にシリンジ106先端の中空針122部を刺通し、測定対象ガス151を採取して後、特定ガス濃度計101本体103のガス注入口128に測定対象ガス151を注入し、前記特定ガス濃度計101内で特定ガス152の濃度を測定していた。
また、第2の背景技術には図8に示すように、特定ガス濃度計201のガス注入口228に測定対象ガス251を注入する導入管227を接続し、その先端に中空針222を備えたプローブ22を接続した特定ガス濃度計21を用いて、前記プローブ202の中空針222の保護ブロック223をリリースすることによって、包装体205内部に前記中空針222を刺通し、測定対象ガス251を採取し得る状況下で、測定開始スイッチ229を操作し測定開始信号として図示していないが特定ガス濃度計201本体223背部に設けた吸引ポンプ234を作動させ、包装体205内の測定対象ガス251を採取して特定ガス252濃度を測定していた。
特許文献1には、シリンジ306の先端の中空針322を対象物に刺通する際に針を保護する機構を設け、シリンジ306を用いて測定対象ガス351を採取する場合の、中空針322先端からの測定対象ガス351の拡散による漏れ、および中空針322を刺通するときの折損から保護することが記載されている。
特開平11−148924号
ジルコニア式酸素濃度計に関する東レエンジニアリング株式会社のカタログ ジルコニア式酸素濃度計に関する他社のカタログ
上記第1の背景技術では、シリンジを媒体として測定対象ガスを採取し、特定ガス濃度計のガス注入口から、注入するという操作が必要なことから、操作が煩雑であり、時間がかかっていた。また、シリンジから特定ガス濃度計への測定対象ガスの注入に際して、測定値が圧力によって変動するため、一定の流量と圧力で特定ガス濃度計本体へ注入する必要があり、作業の熟練度が求められていた。また、シリンジの取り扱い時、先端の中空針が手に刺さるという危険性があり、自ずから慎重に作業をおこなうことになり、時間がかかるという課題があった。
また、上記第2の背景技術では、特定ガス濃度計本体に接続されたプローブの先端の針の包装体内に刺通して後、測定開始スイッチを手動操作して測定を開始するため、測定するまでの動作が煩雑でありまた時間がかかるという課題があった。
本出願の第1の発明は、「包装体内部の測定対象ガスを採取するプローブと前記測定対象ガスの特定ガス濃度を測定する本体とから構成される特定ガス濃度計において、包装体内部の測定対象ガスに、プローブ先端の針を刺通することにより得られた測定開始信号をもとに、測定を開始する構成とした」ことを特徴とする。
(作用・効果)上記第1の発明では、特定ガス濃度計の本体とプローブを導入管を用いて接続し、前記プローブの先端に中空針を設けて該中空針を包装体内部に刺通することによって測定対象ガスを採取し測定する。その場合、本発明では、吸引ポンプを接点電極のオン状態を濃度測定開始信号の引き金として稼動開始するようにしているので、前記特定ガス濃度計に接続したプローブ先端の中空針を包装体に刺通した瞬間に測定対象ガスを採取開始すると同時に、特定ガス濃度の測定を開始できる。当該構成により、改めて特定ガス濃度計本体の測定開始スイッチの手動操作をおこなうことなく、測定が開始される。測定開始スイッチの操作が不要なので、特定ガス濃度計のプローブを用いて、包装体内部の測定対象ガスの採取作業に専念できるという利点がある。
本出願の第2の発明は、「プローブが、包装体内部の測定対象ガスを採取する中空針と該中空針を保護する保護ブロックと該保護ブロックの移動を測定開始信号として検出する測定開始スイッチを設け、前記測定開始スイッチからの信号により特定ガス濃度の測定を開始する」ことを特徴とする。
(作用・効果)上記第2の発明では、第1の発明にあるように、測定対象ガスの採取開始直後に特定ガス濃度を測定開始する場合に、測定開始する測定開始信号として、特定ガス濃度計に接続されたプローブの構成として、ロック解除スイッチを操作し、中空針を保護ブロックから測定対象ガス収集のため包装体にプローブを押し付けることにより突き出るように構成するとともに、同時に接点電極がオン状態になる構成とし、測定開始信号を検出し、測定対象ガスの特定ガス濃度の測定を開始する。該構成により、測定時間を短縮するとともに、瞬時に特定ガスの濃度測定をおこなえるので、微量な測定対象ガス量で特定ガス濃度の測定ができる。
本出願の第3の発明は、「プローブが、包装体内部の測定対象ガスを採取する中空針と該中空針を保護する保護ブロックからなる特定ガス濃度計において、特定ガス濃度計が、少なくともセンサ部と吸引ポンプと圧力センサからなり、該圧力センサの圧力変動を濃度測定開始スイッチとした」ことを特徴とする。
(作用・効果)上記第3の発明では、第2の発明同様、測定対象ガスの採取開始直後に特定ガス濃度を測定開始する場合に、測定開始する測定開始信号として、特定ガス濃度計の系の中で、本体のセンサ部と吸引ポンプの間に圧力センサを設置し、測定対象ガスの採取開始により、測定対象ガスの圧力の変動を基に、特定ガス濃度計の本体内の測定対象ガス吸引ポンプを作動することにより、プローブの先の中空針を包装体に刺通するだけで、特定ガス濃度測定を開始でき、測定時間を短縮するとともに、簡易な操作で特定ガス濃度を測定できる。
本出願の第4の発明は、「プローブが、包装体内部の測定対象ガスを採取する中空針と該中空針を保護する保護ブロックからなる特定ガス濃度計において、特定ガス濃度計が、少なくともセンサ部と吸引ポンプと流量センサからなり、該流量センサの流量変動を濃度測定開始スイッチとした」ことを特徴とする。
(作用・効果)上記第4の発明では、第2の発明同様、測定対象ガスの採取開始直後に特定ガス濃度を測定開始する場合に、測定開始する測定開始信号として、特定ガス濃度計の系の中で、本体のセンサ部と吸引ポンプの間に流量センサを設置し、測定対象ガスの採取開始により、測定対象ガスの流量の変動を基に、特定ガス濃度計の本体内の測定対象ガス吸引ポンプを作動することにより、プローブの先の中空針を挿入するだけで、特定ガス濃度測定を開始でき、測定時間を短縮するとともに、簡易な操作で特定ガス濃度を測定できる。
本出願の第5の発明は、「前記特定ガス濃度計において、前記保護ブロックから長時間中空針が突出した状態で放置されたとき、前記特定ガス濃度計の異常を感知し通知するようにした」ことを特徴とする。
(作用・効果)上記第5の発明では、本発明の特定ガス濃度計の測定実施中において、プローブの先端の中空針が保護ブロックによって保護されない状態で長時間放置されることを防ぐ為、接点電極のオン状態が長時間経過し放置された状態が継続している場合に中空針の安全保護と操作者に対する中空針の鋭利な部分からの保護のため、異常を感知し通知する機能を保有する。これにより、プローブとその先端の中空針始め、特定ガス濃度計の取り扱いから受けるダメージから保護することができる。
本発明によれば、包装体内部の測定対象ガスを採取するプローブと測定対象ガスの特定ガス濃度を測定する本体とから構成される特定ガス濃度計において、プローブの機構をあるいは、本体の測定部に設けた圧力や流量の変動を特定ガス濃度測定開始信号として、操作するにおいて、測定開始スイッチを操作することなく、プローブ先端の中空針が包装体内部に刺通されたと同時に測定を開始することができる。
従い、包装体内部の測定対象ガスの取得のタイミングに合わせて、特定ガス濃度計にて、特定ガスの濃度測定が開始され、連続しておこなわれる包装体の内部の測定対象ガスの特定ガス濃度測定に対し、操作の単純化とともに、測定者が包装体への中空針の刺通作業に集中できることにより、効率良く且つ短い測定時間で作業を行うことができる。
また、接点電極を設けることにより接点電極が長時間オン状態にあるとき中空針の保護と操作者への安全の配慮から警告が発せられる。
本発明の特定ガス濃度計の全体構成図。 本発明の特定ガス濃度計に接続されたプルーブの作動を説明する図。 本発明の特定ガス濃度計に接続されたプルーブの操作を説明する図。 本発明の特定ガス濃度計の測定開始信号を圧力センサを用いての検出を説明する図。 本発明の特定ガス濃度計の測定開始信号を流量センサを用いての検出を説明する図。 本発明の特定ガス濃度計の測定動作を説明するフローチャート。 従来の特定ガス濃度計の第1の測定事例を説明する図。 従来の特定ガス濃度計の第2の測定事例を説明する図。
図1は、本発明の特定ガス濃度計1の全体構成図を示す。特定ガス濃度計1は、特定ガス濃度を測定する本体3と測定対象ガス51を採取するプローブ2とその間を結合するケーブル4とからなる。ケーブル4は、後に接点電極25による測定開始信号を本体3に伝達する信号用の電線41が3本と、測定対象ガス51をプローブ2から本体3へ送達する導入管27とからなる。
図3は、プローブ2の操作を示す図であり、プローブ2を形成するケース21の先端部分に包装体5内部に刺通する中空針22とそれを保護する保護ブロック23を備える。また、図2のプルーブ2の作動を示す図にあるように、中空針22が突き出せる様に、中空針22の背部には、ケース21との間にばね26を備え、中空針22は、プローブ22内で固定されている。ケース21に備えられたロック解除スイッチ24を作動する。図2(b)に示すように、包装体5にプローブ2を当てて押し付けることにより、ばね26が圧縮され保護ブロック23から中空針22が突き出る。また、ばね26が、圧縮されるとともに接点電極25の接触が断たれた状態時をオンとし、特定ガス52濃度測定開始の引き金となり本体3内の吸引ポンプ34が稼動する。測定対象ガス51が採取できる長さに保護ブロック23より図2(b)に示すような状態に突き出し、図3(b)に示すように、包装体5内部に中空針22が貫通して刺通出来るように中空針22が突き出した状態となる。
さらに、包装体5内部に中空針22が刺通され、測定対象ガス51が採取され始め、中空針22に接続された導入管27を通じ本体3と結合するケーブル4を経て本体3に送られる。速やかに測定対象ガス51が本体3に運ばれるように、すでに稼動開始している本体3内の吸引ポンプ34によって吸引される。
上記説明の包装体5内部から測定対象ガス51を吸引する為の吸引ポンプ34の稼動のタイミングであるが、特定ガス濃度計1の全体構成の中から、測定開始信号を得ると同時に測定開始を始める。該測定開始信号は、プローブ2の接点電極25からなる測定開始スイッチ29から発信される場合や、本体3側に設置の圧力センサ35や流量センサ36の変動を測定開始信号の引き金として発信される場合もある。また、その他、測定対象ガス51が吸引ポンプ34により吸引され、特定ガス52の測定が可能となったことを知らせる測定開始信号の引き金として信号を発するものであれば、本願の実施例に記載の測定開始信号に制限されるものでは無く、他の測定開始信号を用いても良い。
本体3は、図1に示す様に本体ケース31内部にプローブ2と接続されたケーブル4に含む導入管27に接続されその先に特定ガス52を測定するセンサ部33が接続されその後にさらに導入管27が延長されて、その先に吸引ポンプ34が備えられている。
また、図4は、下記の実施例3の場合についての本体3の事例を説明する図である。本体ケース31内部にケーブル4に被覆された導入管27に接続され、測定対象ガス51を吸引し特定ガス52を測定する装置として、センサー部33および吸引ポンプ34との間に測定開始信号の引き金となる信号を発信するための圧力センサ35が備えられる。
また、図5は、下記の実施例2の場合についての本体3の事例を説明する図である。本体ケース31内部にケーブル4に被覆された導入管27に接続され、測定対象ガス51を吸引し特定ガス52を測定する装置として、センサー部33および吸引ポンプ34との間に測定開始信号の引き金となる信号を発信するための流量センサ36が備えられる。
尚、本体3の内部には、特定ガス52の濃度測定をおこなうセンサー部33、その他、流量センサ36や圧力センサ35及び吸引ポンプ34を制御するCPU32が備えられ、本体ケース31外部に必要に応じて準備されたディスプレー37に表示するデータを整理し且つ記憶するように構成されている。
ここで、本願発明の流れを図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、特定ガス濃度計1と測定対象の包装体5を準備する。次に、プローブ2を図3に記載のようにペンシルを持つように保持し、中空針22側を包装体5に近づけてロック解除スイッチ24を解除する。ここで、プルーブ2を包装体5に押し付ける。その時、該押し付け力により、プローブ2内のばね26が圧縮されるとともに、接点電極25の接触が離されオン状態になる。接点電極25のオン状態になるタイミングを濃度測定開始信号の引き金がオンしたことと判定し、本体3内の吸引ポンプ34が稼動開始するとともにセンサ部33にて濃度測定がなされる。該測定データは、本体3内のCPU32に通知されるとともにディスプレー37に明示される。
ところで、図6の右側に背景技術−2に記載した従来例の濃度測定のフローチャートを比較例として記載しているが、この場合は、プローブ22のロック解除スイッチ224を解除するとともに、本体23に設けられている測定開始スイッチ229を手動でオンする必要があり、その短時間に、試料として限りのある測定対象ガス251が本体23内を通じて、大気内に拡散してしまうなどにより、特定ガス252の精度良い測定ができなくなる可能性を秘める。
包装体5内部の測定対象ガス51を中空針22を刺通して採取するにあたり、その瞬間から、特定ガス濃度計1の本体3内の吸引ポンプ34で吸引された測定対象ガス51成分の特定ガス52の濃度の測定がなされないと、吸引ポンプ34で吸引しているかぎり、包装体5内の測定対象ガス51の量は限定されるので、早期に測定を開始しなければ測定対象ガス51は大気中に拡散してしまう。背景技術には、図7に示すように特定ガス濃度計101の本体103に測定開始スイッチ129が操作されその後測定がなされる例が記載されているが、量に限界がある測定対象ガス151成分の特定ガス152濃度を正確に測定するためには、時間的に機会を逸する可能性もある。
ここで、包装体5内部の測定対象ガス51を中空針22を刺通して採取するにあたり、その瞬間から接点電極のオン状態を濃度測定開始信号の引き金として吸引ポンプが稼働開始するように設定してあるが、吸引ポンプ34が稼働する前であっても、測定対象ガス51を採取する瞬間から、プローブ2を包装体5に中空針22を刺通するために押さえることによる圧力によって、測定対象ガス51は、中空針22を通じて導入管27に送られる。その時、吸引ポンプ34稼働する前であっても、ポンプ仕様としてダイヤフラムポンプを用いているので、大気と通じており、導入管27まで、測定対象ガス51は、小さい圧力であっても、刺通の瞬間から入り込む。
また、センサ部33での測定に必要な特定ガス52の必要量は、概ね3ミリリットルであるが、吸引ポンプ34の容量が60ミリリットル/分に設定されているので、測定にかかる時間は3秒程度である。その場合、ケーブル4を構成する中の測定対象ガス51を採取後搬送する導入管27は、濃度測定が安定しておこなわれる範囲として、概ね管内径が0.5平方ミリメートルから0.6平方ミリメートル程度が好ましい。さらにプローブ2と本体3との間を結合するケーブル4で被覆されている導入管27の長さは、短い方が有利であるが、実施結果からは、500ミリメートルから700ミリメートルであっても支障はなかった。
本願発明の第1の実施例では、上記問題を解決する手段として、中空針22が包装体5内部に刺通された瞬間から測定作業が開始される様に、プローブ2のロック解除スイッチ24を解除し包装体5内にプローブ2を押し付けて中空針22がばね26が圧縮されることによって保護ブロック23から押し出されて刺通されるその瞬間から測定が開始できるように設定してある。
これにより、数秒間でセンサー部33を通過する測定対象ガス51成分の特定ガス52濃度が測定できる。測定データは、CPU32に送られ、必要に応じて記憶媒体に記憶されるとともに、その瞬時の状態がディスプレー37に表示される。
〔実施例1〕では、測定対象ガス51をプローブ2を通じて採取するために、プローブ2のロック解除スイッチ24を解除後、包装体5にプローブ2を押し付けることにより測定開始スイッチ29となる接点電極25の作用を測定開始信号の引き金として、中空針22が保護ブロック23より突き出し、中空針22を包装体5内部に刺通することにより、測定対象ガス51が、本体3内の吸引ポンプ34でケーブル4を通じて吸引され、同時に通過途上のセンサ部33で特定ガス52の濃度測定が開始される。
〔実施例2〕では、特定ガス52の濃度測定開始の引き金として、図4に示すように、本体3内のセンサ部33と吸引ポンプ34の間に設置された圧力センサ35の変動を測定開始信号の引き金として捉まえ、特定ガス52の濃度測定が開始される。
前記のように、吸引ポンプ34にダイヤフラム式のポンプを用いているので、包装体5内部の測定対象ガス51を中空針22を刺通して採取する瞬間から、圧力の変動が生じるので、実施例1の接点電極のオン状態になることを吸引ポンプ34の稼動開始とセンサー部33での測定開始の引き金とする場合と実質的には、差違が無いと云える。
さらに、〔実施例3〕としては、図5に示すように、特定ガス52の濃度測定開始の引き金として、本体3内のセンサ部33と吸引ポンプ34の間に設置された流量センサ36の変動を測定開始信号の引き金として捉まえ、特定ガス52の濃度測定が開始される。
実施例3のように、吸引ポンプ34にダイヤフラム式のポンプを用いているので、包装体5内部の測定対象ガス51を中空針22を刺通して採取する瞬間から、流量の変動が生じるので、実施例1の接点電極のオン状態になることを吸引ポンプ34の稼動開始とセンサー部33での測定開始の引き金とする場合と実質的には、差違が無いと云える。
以上、特定ガス52の濃度測定開始の引き金として、上記3件の実施例を示したが、その他、特定ガス濃度計1の系の中から、濃度測定開始の引き金としてふさわしい測定開始信号が、タイムリーに得られるものであれば、その他の方法や装置を用いても良い。
包装体5内部の測定対象ガス51を本体3に接続したプローブ2の保護ブロック23で保護された中空針22をプローブ2の先端の保護ブロック23のロック解除スイッチ24を解除し、包装体5にプローブ2を押し付けることによって、保護ブロック23より先端に中空針22を突き出し、包装体5内部に刺通することにより測定対象ガス51を採取し始めると同時に、濃度測定開始信号の引き金となるプローブ2内の接点電極をオンとなるので本体3内の吸引ポンプ34で吸引を開始し、本体3内のセンサ部33にて、特定ガス52濃度の測定を開始する。
上記実施例に記載のように、当該濃度測定開始信号としては、本体3内に設置された、流体センサ36や圧力センサ35の変動を当該濃度測定開始信号とすることもできる。
これにより、背景技術に記載の様に、包装体5に測定対象ガス51を採取するシリンジ6の先端の中空針22を刺通して採取し、特定ガス濃度計1の本体3のガス注入口28からあらためて注入する操作や、濃度測定開始信号として、本体3などに設けられた測定開始スイッチ29を操作したりすること無く、プローブ2の先端の中空針22が包装体5に刺通されると同時に、特定ガス52の濃度測定が開始されることにより、ボリュームの少ない測定対象ガス51であっても、特定ガス52濃度を精度良く測定できる。
1(101)(201) 特定ガス濃度計
2(202) プローブ
21 ケース
22(122)(222)(322)中空針
23(223) 保護ブロック
24 ロック解除スイッチ
25 接点電極
26 ばね
27 導入管
28(128)(228) ガス注入口
29(129)(229) 測定開始スイッチ
3(103)(203) 本体
31(131)(231) 本体ケース
32 CPU
33 センサー部
34(234) 吸引ポンプ
35 圧力センサ
36 流量センサ
37(137)(237) ディスプレー
4(204) ケーブル
41 電線
5(105)(205) 包装体
51(151)(251)(351)測定対象ガス
52(152)(252)(352)特定ガス
106(306) シリンジ

Claims (5)

  1. 包装体内部の測定対象ガスを採取するプローブと前記測定対象ガスの特定ガス濃度を測定する本体とから構成される特定ガス濃度計において、
    包装体内部の測定対象ガスに、プローブ先端の針を刺通することにより得られた測定開始信号をもとに、測定を開始する構成としたことを特徴とする特定ガス濃度計。
  2. プローブが、包装体内部の測定対象ガスを採取する中空針と該中空針を保護する保護ブロックと該保護ブロックの移動を測定開始信号として検出する測定開始スイッチを設け、前記測定開始スイッチからの信号により特定ガス濃度の測定を開始することを特徴とする請求項1に記載の特定ガス濃度計。
  3. プローブが、包装体内部の測定対象ガスを採取する中空針と該中空針を保護する保護ブロックからなる特定ガス濃度計において、
    特定ガス濃度計が、少なくともセンサ部と吸引ポンプと圧力センサからなり、
    該圧力センサの圧力変動を濃度測定開始スイッチとしたことを特徴とする請求項1に記載の特定ガス濃度計。
  4. プローブが、包装体内部の測定対象ガスを採取する中空針と該中空針を保護する保護ブロックからなる特定ガス濃度計において、
    特定ガス濃度計が、少なくともセンサ部と吸引ポンプと流量センサからなり、
    該流量センサの流量変動を濃度測定開始スイッチとしたことを特徴とする請求項1に記載の特定ガス濃度計。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一つの請求項に記載の前記特定ガス濃度計において、前記保護ブロックから長時間中空針が突出した状態で放置されたとき、前記特定ガス濃度計の異常を感知し通知するようにしたことを特徴とする特定ガス濃度計。
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