JP2011131927A - 注出キャップ - Google Patents

注出キャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2011131927A
JP2011131927A JP2009294998A JP2009294998A JP2011131927A JP 2011131927 A JP2011131927 A JP 2011131927A JP 2009294998 A JP2009294998 A JP 2009294998A JP 2009294998 A JP2009294998 A JP 2009294998A JP 2011131927 A JP2011131927 A JP 2011131927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
container
cylinder
contents
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009294998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5386339B2 (ja
Inventor
Hirotsugu Kohara
裕嗣 古原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2009294998A priority Critical patent/JP5386339B2/ja
Publication of JP2011131927A publication Critical patent/JP2011131927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5386339B2 publication Critical patent/JP5386339B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】内容物の詰め替え作業中に内容物が零れにくく、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる注出キャップ。
【解決手段】オーバーキャップ12は、キャップ本体11に着脱自在に装着された主キャップ部31と、主キャップ部31に着脱自在に装着された副キャップ部32と、を備え、主キャップ部31には、注出口21A上に配設されると共に詰め替え容器を突き刺して該詰め替え容器の内部に進入する破断筒44が配設されており、破断筒44は、副キャップ部32によって覆われている。
【選択図】図1

Description

本発明は、注出キャップに関するものである。
この種の注出キャップは、内容物を収容する容器本体の口部に装着されており、例えば、容器本体内の内容物を注出するノズルを有している(例えば、特許文献1参照)。上記注出キャップには、容器本体の口部の外周に装着された外筒部と、容器本体の口部の内側に配設された内筒部と、が備えられており、この内筒部の底部には、ノズルが立設されていると共に内容物を回収する回収口が形成されている。また、注出キャップには、計量キャップなどのオーバーキャップが脱着可能に被着(螺着)されており、このオーバーキャップによって上記ノズル及び内筒部が覆われている。
このような従来の注出容器において内容物を詰め替える際には、まず、オーバーキャップを注出キャップから取り外す。また、詰め替え用の内容物を収容した詰め替え容器の口部を開封する。その後、詰め替え容器の口部を上記内筒部の内側に向けた状態で詰め替え容器を傾けて、詰め替え容器内の内容物を注出キャップ(内筒部)の内側に注ぎ入れる。これにより、内容物が内筒部の底部の回収口から注出容器の容器本体内に流入し、詰め替え容器内の内容物が注出容器内に充填される。そして、内容物の詰め替え完了後に、上記オーバーキャップを注入キャップに螺着させ、内容物の詰め替え作業が完了する。
特開平11−236068号公報
しかしながら、このような注出キャップにおいても、以下の課題が残されている。すなわち、上記従来の注出キャップでは、詰め替え容器の内容物を注出キャップの内側に注ぎ入れるときに、詰め替え容器の口部が十分に固定されておらず、不安定であるため、詰め替え容器の内容物を注ぎにくく、詰め替え作業中に内容物が零れやすいという問題がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、内容物の詰め替え作業中に内容物が零れにくく、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の注出キャップは、内容物が収容された容器の口部に装着され、内容物の注出口が形成されたキャップ本体と、前記注出口を覆うオーバーキャップと、を備える注出キャップであって、前記オーバーキャップは、前記キャップ本体に着脱自在に装着された主キャップ部と、前記主キャップ部に着脱自在に装着された副キャップ部と、を備え、前記主キャップ部には、前記注出口上に配設されると共に詰め替え容器を突き刺して該詰め替え容器の内部に進入する破断部が配設されており、前記破断部は、前記副キャップ部によって覆われていることを特徴とする。
この発明では、詰め替え容器を破断部で破断すると共に詰め替え容器内に破断部を進入させることによって、詰め替え容器内の内容物が注出口を通って容器内に流入する。すなわち、詰め替え容器の開封と同時に詰め替えが可能となる。そのため、容器内に内容物を詰め替える際に開封された詰め替え容器を傾ける必要がない。これにより、詰め替え作業中に詰め替え容器内の内容物が零れない。
また、本発明の注出キャップは、前記破断部は、筒状に形成されていることが好ましい。
この発明では、破断部が筒状に形成されているので、詰め替え容器内に進入している筒状の破断部を通して内容物を容器内に流入させて、詰め替え容器から容器の注出口に至る流路形状を安定させることが可能になり、詰め替えを容易に行うことができる。
また、本発明の注出キャップは、前記破断部は、複数の連結部によって主キャップ部に連結されており、前記連結部間には、前記注出口上に位置する連通口が形成されていることが好ましい。
この発明では、詰め替え容器内の内容物が連通口を通って容器内に流入する。このため、効率のよい注出口に向けた流入が可能となる。また、オーバーキャップを計量容器として使用した場合において、オーバーキャップによって計量された内容物を外部に容易に注ぎ出した後、使用したオーバーキャップを注出キャップに装着した状態で副キャップ部の内面に付着した内容物を連通口を通して容器内に戻すことができる。
また、本発明の注出キャップは、前記破断部の上端縁は、鋸刃状に形成されていることが好ましい。
この発明では、鋸刃状の先端を詰め替え容器に突き当てることにより、詰め替え容器に対して破断部の上端縁がより大きな圧力を与えるため、より容易に詰め替え容器を破断して破断部を突き刺すことができる。
この発明にかかる注出キャップによれば、詰め替え容器に対して破断部を進入させるだけで詰め替え容器内の内容物を容器内へ充填できるため、詰め替え作業中に詰め替え容器内の内容物が零れたり飛散したりしない。したがって、容器の再充填を容易かつ簡素に行える。
本発明の第1の実施形態における注出キャップを示す断面図である。 詰め替え容器を示す軸方向断面図である。 (a)、(b)共に、詰め替え容器の底面シート材を示す断面図である。 図1の注出キャップによる内容物の詰め替え方法を示す図である。 同じく、図1の注出キャップによる内容物の詰め替え方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態における注出キャップを示す断面図である。
以下、本発明における注出キャップの第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における注出キャップ1は、図1に示すように、液状の内容物を収容する有底筒状の容器2の口部3に装着されている。
なお、図示の例では、容器2の口部3及び注出キャップ1は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配置されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oとし、キャップ軸Oに沿って注出キャップ1側を上側、容器2側を下側とし、キャップ軸Oに直交する方向を径方向と称する。
まず、注出キャップ1が装着される容器2の構成について説明する。容器2の口部3の外周面には、径方向外側に向けて突設されると共に外周面の全周にわたって延在する円環状のフランジ部4と、フランジ部4よりも上側に離間して配置され、口部3の外周面から径方向外側に向けて突設されると共に外周面の全周にわたって延在する環状凸部5と、が形成されている。環状凸部5は、下面部分が口部3の外周面から径方向外側に向かって延び、上面部分がキャップ軸O方向の下側から上側に向かうにしたがって漸次径方向外側から内側に向かって傾斜して形成されている。
また、口部3の外周面における環状凸部5の上側には、周方向に間隔をあけて配置されて環状凸部5の上面部分から上側へ向けて延びる板状の第1回転規制部6が複数形成されている。第1回転規制部6は、口部3の外周面から径方向外側に向けて突出しており、高さが環状凸部5における高さよりも小さくなっている。また、第1回転規制部6の上端は、口部3の開口端よりも下側に配置されている。
続いて、注出キャップ1の構成について説明する。注出キャップ1は、口部3に装着されたキャップ本体11と、キャップ本体11を覆うオーバーキャップ12と、を備えている。
キャップ本体11は、有底筒状をなしており、キャップ軸Oからずらして配設された注出筒部21と、注出筒部21よりも径方向外側においてキャップ軸Oと同軸に配設された内筒部22及び外筒部23と、を備えている。
注出筒部21は、その中心軸がキャップ軸Oに対してずらして配設されており、その上端開口が注出口21Aとされており、下端開口が容器2の内部と連通している。以下、キャップ本体11において径方向のうちキャップ軸Oに対して注出筒部21がずらされた方向(図1における左側)を前側とする。
注出筒部21の上端部分は、前側部分が後側部分よりも上側に突出しており、注出筒部21の上端は、内筒部22の後述する上筒部25の上端開口よりも上側に突出している。また、注出筒部21の後側側面には、上側から下側に延在するスリット21Bが形成されている。
内筒部22は、口部3の上側に配置されており、内径が口部3の内径とほぼ同等である上筒部25と、上筒部25の下側に向かうにしたがって漸次縮径する下筒部26と、を有する。
上筒部25は、円筒状をなしており、その外周面には、雄ネジ部25Aが形成されている。
下筒部26の上端部分の外周面は、口部3の内周面に嵌合されている。そして、下筒部26の下端縁には、径方向内側に向けて突出する底壁部27が形成されており、底壁部27には、注出筒部21が立設されている。ここで、底壁部27は、前側から後側に向かうにしたがって漸次下側に向けて傾斜している。なお、底壁部27の後側部分(最下方位置)には、スリット21Bの下端に繋がって開口する孔部27Aが形成されている。
外筒部23は、円筒状をなしており、内筒部22の下筒部26よりも径方向外側に配置されている。そして、外筒部23の上端部分は、外筒部23の上端縁から径方向内側に向けて突出する連結円環部28を介して内筒部22の上筒部25の下端部分に連結されている。連結円環部28の下面には、口部3の上端縁が当接している。
また、外筒部23の内周面には、径方向内側に向けて突出し、上下方向に沿って延在する第2回転規制部29が周方向に間隔をあけて複数形成されている。第2回転規制部29は、第1回転規制部6と噛合し、キャップ本体11が口部3に対して周方向で移動することを規制する。
オーバーキャップ12は、キャップ本体11に着脱自在された主キャップ部31と、主キャップ部31に着脱自在に装着された副キャップ部32と、を備えている。
主キャップ部31は、キャップ軸Oと同軸に配置されており、円筒状をなす本体筒41と、本体筒41に連設された環状板42と、環状板42に連設された装着筒43と、本体筒41よりも径方向内側に配置された破断筒(破断部)44と、を備えている。
本体筒41における下側部分の外径は、内筒部22における下側部分の下方部における内径よりも僅かに大きくなっており、本体筒41の下端は、内筒部22の下側部分に嵌め合わされている。また、本体筒41の外周面における上下方向の中間部分には、第2雄ネジ部41Bが形成されている。
そして、本体筒41の上側部分には、径方向内側に向けて延在して本体筒41の内周面と破断筒44の外周面とを接続するブリッジ45が周方向に間隔をあけて複数形成されている。本実施形態において、ブリッジ45は、例えば平面視で十字状をなすように、周方向等間隔に4本形成されている。そして、本体筒41の内周面と周方向で隣り合う2つのブリッジ45とによって画成される開口は、本体筒41の外側と内側とを連通する連通口41Aとなっている。本実施形態では、4つの連通口41Aが形成されていることになる。なお、連通口41Aは、本体筒41の内周面と周方向で隣り合う2つのブリッジ45とによって画成される開口に限らず、例えば本体筒41と破断筒44とを接続する底面部に形成された開口であってもよい。
環状板42は、平面視で円環状をなしており、本体筒41の外周面における第2雄ネジ部41Bよりも下側部分と装着筒43の上端とを接続している。また、環状板42の下面には、下側に向けて嵌合筒部42Aが突設されている。この嵌合筒部42Aの外周面は、上筒部25の内周面に嵌合されている。
装着筒43は、円筒状をなしており、内周面には、第1雄ネジ部25Aと螺合する第1雌ネジ部43Aが形成されている。
破断筒44は、円筒状をなしており、注出口21Aの上方に配設されている。そして、破断筒44の下端開口は、本体筒41の内部空間と連通している。また、破断筒44の上端は、前側が後側よりも上方に突出しており、前側から後側に向かうにしたがって漸次下側に向けて傾斜している。
副キャップ部32は、有頂円筒状をなしており、有頂円筒状の本体部51と、円筒状の装着部52と、を備えている。
本体部51は、破断筒44を覆っており、本体部51の下端には、外周面が本体筒41の内周面に嵌合される筒状の嵌合部51Aが下側に向けて突設されている。
装着部52の上端は、連結環状部53を介して本体部51の下端に連結されている。また、装着部52の内周面には、第2雄ネジ部41Bと螺合する第2雌ネジ部52Aが形成されている。
詰め替え容器60は、図2に示すように、可撓性を有する袋状をなしており、互いの外縁が一致するように重ね合わせて配置された一対の側面シート材61、62と、底面シート材63と、を備えている。
側面シート材61、62は、ほぼ矩形をなしており、例えば合成樹脂フィルムやアルミ箔などが積層された熱融着性樹脂シートである。そして、側面シート材61、62は、下辺を除く三辺が他方の側面シート材62、61と熱融着されている。
底面シート材63は、平面視でほぼ楕円形をなしており、側面シート材61、62と同様な熱融着性樹脂シートである。そして、底面シート材63の外周縁は、一対の側面シート材61、62それぞれの下辺と熱融着されている。また、底面シート材63の中央部分には、図2及び図3(a)に示すように、平面視で円環状をなす円環溝部63Aが形成されている。円環溝部63Aは、詰め替え容器60における内面側が凸部でありかつ外面側が凹部であるリブ状に形成されており、その内径は、破断筒44の外径とほぼ同等となっている。なお、底面シート材63の中央部分には、円環溝部63Aに替えて、図3(b)に示すように、平面視で円形をなす円形凹部63Bを形成してもよい。
このようにして、詰め替え容器60は、袋状をなしており、内部に液状の詰め替え用の内容物を収容する。
次に、以上のような構成の注出キャップ1による内容物の詰め替え方法について説明する。
最初に、第2雄ネジ部41Bと第2雌ネジ部52Aとの螺合を解除して、副キャップ部32を主キャップ部31から取り外し、破断筒44を露出させる。
そして、図3(a)及び図4に示すように、破断筒44の上端縁を詰め替え容器60の底面シート材63に当接させる。このとき、破断筒44の前側の上端縁を円環溝部63Aに当接させることにより、破断筒44の底面シート材63に対する位置決めを行う。
続いて、図5に示すように、破断筒44を底面シート材63に突き刺す。すなわち、破断筒44を底面シート材63に対して押し込むことによって底面シート材63を破断し、破断筒44を詰め替え容器60の内部に進入させる。このとき、破断筒44の上端が環状溝部63Aによって底面シート材63に対して位置決めされているため、破断筒44を底面シート材63に対して安定して進入させることができる。これにより、詰め替え容器60が開封され、詰め替え容器60の内部に収容された液状の内容物は、破断筒44を通って主キャップ部31の内部に流入する。また、破断筒44の外周面に沿って滴り落ちる内容物は、連通口41Aを通って主キャップ部31の内部に流入する。したがって、破断筒44を詰め替え容器60の内部に進入させた後に、容器2及び詰め替え容器60を傾ける必要がない。
そして、主キャップ部31の内部に流入した内容物は、注出筒部21の内部や孔部27Aを通って容器2内に流入する。このとき、本体筒41の上端を底面シート材63に当接させることにより本体筒41内に液はねが発生しても、内容物が本体筒41の外部へ飛散しない。また、底壁部27に滞留する内容物は、スリット21Bまたは孔部27Aを通って容器2内に回収される。このようにして、詰め替え容器60の内部に収容された内容物を容器2の内部に充填する。
その後、副キャップ部32を主キャップ部31に螺着して取り付ける。
以上のようにして、容器へ内容物を詰め替える。
次に、以上のような注出キャップ1による内容物を計量して注出する方法について説明する。
最初に、第2雄ネジ部41Bと第2雌ネジ部52Aとが螺合している状態で第1雄ネジ部25Aと第1雌ネジ部43Aとの螺合を解除して、オーバーキャップ12(主キャップ部31及び副キャップ部32)をキャップ本体11から取り外し、注出筒部21を露出させる。そして、オーバーキャップ12を上下反転させ、注出筒部21の前側の側面を本体筒41の開口端に当接させた状態で容器2を傾ける。これにより、注出筒部21から容器2の内容物を主キャップ部31に注出する。主キャップ部31に注ぎ込まれた内容物は、連通口41A及び破断筒44を通って副キャップ部32内に流入する。このようにして、容器2の内容物が主キャップ部31及び副キャップ部32によって所定量だけ計量される。
その後、容器2を起こし、内容物が注ぎ込まれた主キャップ部31及び副キャップ部32を傾けて内容物を注ぎ出す。このとき、主キャップ部31に連通口41Aが形成されているため、破断筒44だけでなく連通口41Aをも通って内容物が注ぎ出される。
以上のようにして、所定量の内容物を計量して注出する。なお、副キャップ部32のみを取り外して、この副キャップ部32で計量してもよい。
以上のような構成の注出キャップ1によれば、詰め替え容器60を傾けることなく、開封と同時に詰め替え容器60に進入した破断筒44を通って詰め替え容器60内の内容物を容器2内に充填するため、詰め替え作業中に詰め替え容器60内の内容物が零れることを防止する。
次に、本発明による注出キャップの第2の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1の実施形態と同様であり、上述の第1の実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図6においては、図1から図5と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
第2の実施形態における注出キャップ100は、図6に示すように、破断筒101の上端縁に鋸刃状の凹凸部102が形成されている。
以上のような構成の注出キャップ1においても、上述と同様の効果を奏するが、破断筒101の上端縁に鋸刃状の凹凸部102を形成することにより、鋸刃状の上端縁を詰め替え容器60に突き当てることによって詰め替え容器60に対して破断筒44の上端縁がより大きな圧力を与えることができるため、より容易に詰め替え容器60を破断して破断筒101を突き刺せる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、主キャップ部には、連通口が形成されているが、連通口を形成せずに破断筒のみを通って副キャップ部内に注ぎ入れた内容物を主キャップ部の外部に注ぎ入れるような構成としてもよい。
そして、副キャップ部は、主キャップ部に対して着脱自在に螺着されているが、主キャップ部に対して開閉自在にヒンジ接続される構成など、他の構成によって主キャップ部に対して着脱自在に装着されていてもよい。
さらに、破断筒の上端形状は、詰め替え容器を突き刺して進入できれば、前側が後側よりも上側に位置すると共に後側に向かうにしたがって漸次下側に向けて傾斜する形状に限らず、他の形状であってもよい。
また、破断部は、筒状に限らず、柱状など他の形状であってもよい。
詰め替え容器は、可撓性を有する袋状のものに限らず、シール部や閉塞板を破断することで当該詰替え容器の注出口が開封されるものであればよく、例えばチューブ容器やブローボトルなどを採用してもよい。また、詰め替え容器として可撓性を有さない容器を採用してもよい。
また、詰め替え容器の底面シート材には、円環溝部または円形凹部が形成されているが、破断筒で詰め替え容器の底面シート材を突き破る際に破断筒の上端縁を安定して位置決めできれば、形成されていなくてもよい。
この発明によれば、内容物の詰め替え作業中に内容物が零れにくく、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる注出キャップに関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,100 注出キャップ、2 容器、3 口部、11 キャップ本体、12 オーバーキャップ、21A 注出口、31 主キャップ部、32 副キャップ部、41A 連通口、44,101 破断筒(破断部)、60 詰め替え容器

Claims (4)

  1. 内容物が収容された容器の口部に装着され、内容物の注出口が形成されたキャップ本体と、
    前記注出口を覆うオーバーキャップと、を備える注出キャップであって、
    前記オーバーキャップは、前記キャップ本体に着脱自在に装着された主キャップ部と、前記主キャップ部に着脱自在に装着された副キャップ部と、を備え、
    前記主キャップ部には、前記注出口上に配設されると共に詰め替え容器を突き刺して該詰め替え容器の内部に進入する破断部が配設されており、
    前記破断部は、前記副キャップ部によって覆われていることを特徴とする注出キャップ。
  2. 前記破断部は、筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 前記破断部は、複数の連結部によって主キャップ部に連結されており、
    前記連結部間には、前記注出口上に位置する連通口が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の注出キャップ。
  4. 前記破断部の上端縁は、鋸刃状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップ。
JP2009294998A 2009-12-25 2009-12-25 注出キャップ Expired - Fee Related JP5386339B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294998A JP5386339B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 注出キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009294998A JP5386339B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 注出キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011131927A true JP2011131927A (ja) 2011-07-07
JP5386339B2 JP5386339B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=44345118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009294998A Expired - Fee Related JP5386339B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 注出キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5386339B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014213930A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 凸版印刷株式会社 詰め替え用キャップおよび該キャップを有する包装容器
JP2015047700A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社日立産機システム 液体容器及びそれを備えたインクジェット記録装置
CN108177864A (zh) * 2017-12-27 2018-06-19 刘有健 防洒瓶盖

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3288178A (en) * 1964-05-21 1966-11-29 Dow Chemical Co Spout
JPH03187857A (ja) * 1989-10-05 1991-08-15 Procter & Gamble Co:The 詰め替え用注入口付き流動性製品パッケージ
JPH09142515A (ja) * 1995-11-14 1997-06-03 Toppan Printing Co Ltd 液垂れ防止付計量キャップ
JPH09193954A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器連結具集合体
JP2003267403A (ja) * 2002-03-08 2003-09-25 Toyo Seikan Kaisha Ltd 詰め替えパウチ
JP2004099082A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd 手放し詰め替え容器
JP2007099320A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 定量注出容器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3288178A (en) * 1964-05-21 1966-11-29 Dow Chemical Co Spout
JPH03187857A (ja) * 1989-10-05 1991-08-15 Procter & Gamble Co:The 詰め替え用注入口付き流動性製品パッケージ
JPH09142515A (ja) * 1995-11-14 1997-06-03 Toppan Printing Co Ltd 液垂れ防止付計量キャップ
JPH09193954A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器連結具集合体
JP2003267403A (ja) * 2002-03-08 2003-09-25 Toyo Seikan Kaisha Ltd 詰め替えパウチ
JP2004099082A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd 手放し詰め替え容器
JP2007099320A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 定量注出容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014213930A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 凸版印刷株式会社 詰め替え用キャップおよび該キャップを有する包装容器
JP2015047700A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社日立産機システム 液体容器及びそれを備えたインクジェット記録装置
CN106183430A (zh) * 2013-08-30 2016-12-07 株式会社日立产机系统 液体容器和具备它的喷墨记录装置
CN108177864A (zh) * 2017-12-27 2018-06-19 刘有健 防洒瓶盖

Also Published As

Publication number Publication date
JP5386339B2 (ja) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5576128B2 (ja) 材料解放スパウト
US20090120528A1 (en) Container for dispensing contents into another container
WO2014084264A1 (ja) 詰替え容器用栓体
US20130193143A1 (en) Closure with integrated dosage cup
US8464883B2 (en) Closure for the metered addition of a separate liquid substance
JP5386339B2 (ja) 注出キャップ
JP5669486B2 (ja) 液体注出容器
US7775400B2 (en) Rotatable, reclosable closure
JP5194398B2 (ja) 液体用紙容器の口栓及び該口栓を取り付けた液体用紙容器
JP4984541B2 (ja) 注出容器及びその詰替用の袋状容器
JP5365283B2 (ja) 詰替え容器
JP5961547B2 (ja) 詰め替え容器
JP4929591B2 (ja) スパウト
JP5492549B2 (ja) 詰め替え容器
JP2011020742A (ja) 繰り返し使用容器
JP7290538B2 (ja) 注出キャップ
JP2011173614A (ja) 詰め替え用容器連結構造、詰め替え用容器連結部材、被詰め替え容器
JP5311011B2 (ja) コック式注出口栓
JP6405088B2 (ja) 詰替え用袋容器
JP5373554B2 (ja) 注出栓
JP2011136703A (ja) 注出容器
JP5557524B2 (ja) 詰め替え容器
JP2009153900A (ja) アンプル容器
JP2017065695A (ja) 二剤混合キャップおよび二剤混合キャップ付き容器
JP6834341B2 (ja) 液体吐出容器、及び組み合わせ体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5386339

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees