JP2011131484A - インクジェットヘッドおよびこれを備えた液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、上記の点に鑑み、簡単な構成で、描画不良を招くような異物のノズルプレートへの付着を有効に防止することのできるインクジェットヘッドおよびこれを備えた液滴吐出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明のインクジェットヘッドは、ポンプ作用を奏するヘッド本体と、ヘッド本体の裏面に設けられ、複数の吐出ノズルが形成されたノズルプレート56と、を備え、ノズルプレート56は、ヘッド本体の裏面に対応すると共に複数の吐出ノズル57が形成されたノズル形成部58と、ノズル形成部58から外方に延設され、ヘッド本体の裏面から四周に亘って張り出すと共にヘッド本体側に立ち上がった立ち上がり部92と、を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、特殊形状のノズルプレートを備えたインクジェットヘッドおよびこれを備えた液滴吐出装置に関する。
ノズルプレート側を特殊な形態としたインクジェットヘッドとして、ノズルプレート(ノズルプ形成プレート)の側面部に樹脂モールドを施したものが提案されている(特許文献1参照)。このインクジェットヘッドは、本体側の圧力室の部分から、ステンレス等で構成された平板状のノズルプレートに至る下端部を、樹脂モールドにより四周に亘って面取りした形態となっている。
これにより、インクジェットヘッドのワイピングに際して、ノズルプレートに対するワイピング用の布が引っ掛かるのを防止している。
特開2003−127405号公報
このような従来のインクジェットヘッドでは、ノズルプレートの端にワイピング用の布が引っ掛かることが防止されるため、引っ掛かった繊維の引き摺りによる混色等の描画不良も防止すことができる。
しかし、上記のインクジェットヘッドでは、樹脂モールドを形成するために、本体側を段付きに形成する必要がある。また、インクジェットヘッドの下端部に四周に亘ってモールドを行うため、形成工程が複雑化するだけでなく、形成後、ノズル面側にはみ出した樹脂を除去する(バリ取り)する必要があり、総じてコスト高になる問題があった。
本発明は、上記の点に鑑み、簡単な構成で、描画不良を招くような異物のノズルプレートへの付着を有効に防止することのできるインクジェットヘッドおよびこれを備えた液滴吐出装置を提供することを課題とする。
本発明のインクジェットヘッドは、ポンプ作用を奏するヘッド本体と、ヘッド本体の裏面に設けられ、複数の吐出ノズルが形成されたノズルプレートと、を備え、ノズルプレートは、ヘッド本体の裏面に対応すると共に複数の吐出ノズルが形成されたノズル形成部と、ノズル形成部から外方に延設され、ヘッド本体の裏面から四周に亘って張り出すと共にヘッド本体側に立ち上がった立ち上がり部と、を有していることを特徴とする。
この場合、立ち上がり部は、ヘッド本体の裏面側に湾曲していることが好ましい。
上記の構成によれば、ノズルプレートは、ノズル形成部から四周に亘って張り出した立ち上がり部を有しているため、ノズル形成部により構成されるノズル面と、ノズルプレートの四周の端とは、表裏方向に十分に離れて位置する。このため、異物としての短い繊維がノズルプレートの四周の端に付着しても、これが引き摺られることはない。また、立ち上がり部が、浮遊した塵等の異物を払い落とし、或いは降下する異物を受けるため、ノズル形成部に異物が付着するのを防止することができる。すなわち、立ち上がり部により、描画不良を招くような異物のノズルプレートへの付着を有効に防止することができる。
また、ノズルプレートは、立ち上がり部がノズル形成部から延設されているため、ノズル形成部から立ち上がり部を一体として、簡単に形成することができる。
この場合、立ち上がり部の立ち上がり寸法が、1mm以上であってヘッド本体の高さ寸法以下であることが好ましい。
上記の構成によれば、ノズルプレートの端に異物が付着しても、立ち上がり部が表裏方向に十分な高さを有しているため、異物が引き摺られるのを確実に防止することができる。
この場合、立ち上がり部は、プレス絞り加工によって成形されたものであることが好ましい。
上記の構成によれば、簡単な工程で、所望の立ち上がり部の立ち上がり形状を形成することができると共に、立ち上がり部を、ノズル形成部から境なく一続きで形成することができる。また、単一素材で、立ち上がり部を有したノズルプレートを形成することができるため、製造コストを抑えながら、ノズル形成部への異物の付着を防止するノズルプレートを製造することができる。
本発明の液滴吐出装置は、上記のインクジェットヘッドと、ワークに対し、インクジェットヘッドを相対的に移動させながらインクジェットヘッドを駆動し、ワーク上に描画を行なう描画装置と、ワイピングシートにより、インクジェットヘッドのノズル形成部を払拭するワイピング装置と、を備えたことを特徴とする。
上記の構成によれば、インクジェットヘッドに備えられたノズルプレートのノズル形成部において、浮遊する塵等の付着、および、ノズル形成部の払拭時のワイピングシートの引っ掛かりによる繊維の付着、また、付着した塵、繊維等によつ吐出インクの引き摺りを、適切に防止し、精度のよい描画を行うことができる。
液滴吐出装置の斜視図である。 液滴吐出装置の平面図である。 液滴吐出装置の側面図である。 ヘッドユニットの模式正面図である。 インクジェットヘッドの表裏外観斜視図である。 ノズルプレートの正面図および断面図である。 ワイピング装置の断面図である。 ワイピング時におけるノズルプレートとワイピング装置の模式断面図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッドおよびこれを備えた液滴吐出装置について説明する。この液滴吐出装置は、フラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれており、例えば、特殊なインクや発光性の樹脂液である機能液を導入したインクジェットヘッドを用い、有機EL装置の各画素となる発光層やカラーフィルタのフィルタエレメント等を形成するものである。特に、この液滴吐出装置に搭載されたインクジェットヘッドのノズルプレートは、特殊な形態を有し、描画に悪影響を及ぼす異物の付着を防ぐものとなっている。
図1ないし図3に示すように、液滴吐出装置1は、石定盤に支持されたX軸支持ベース21上に配設され、主走査方向となるX軸方向に延在してワークWをX軸方向に移動させるX軸テーブル2と、複数本の支柱11を介してX軸テーブル2を跨ぐように架け渡された1対のY軸支持ベース31上に配設され、副走査方向となるY軸方向に延在するY軸テーブル3と、Y軸テーブル3に移動自在に吊設され、複数(12個)のインクジェットヘッド13がそれぞれ搭載された13個のキャリッジユニット4と、から構成されている。さらに、液滴吐出装置1は、これらの装置を、温度および湿度が管理された雰囲気内に収容するチャンバー5と、チャンバー5を貫通して、インクジェットヘッド13に機能液を供給する機能液供給ユニット6と、各ユニットを制御する制御装置(図示省略)と、を備えており、チャンバー5の側壁の一部には、機能液供給ユニット6の主要部を為すメインタンク60等を収納するタンクキャビネット50が設けられている。液滴吐出装置1は、X軸テーブル2およびY軸テーブル3の駆動と同期してインクジェットヘッド13を吐出駆動させることにより、機能液供給ユニット6から供給された6色の機能液滴を吐出させ、ワークWに所定の描画パターンを描画する。なお、請求項にいう描画装置は、X軸テーブル2、Y軸テーブル3、キャリッジユニット4および制御装置に相当する。
また、液滴吐出装置1は、フラッシングユニット15、吸引ユニット16、ワイピングユニット17(ワイピング装置)、吐出性能検査ユニット18から成るメンテナンス装置7を備えており、これらユニットをインクジェットヘッド13の保守に供して、インクジェットヘッド13の機能維持・機能回復を図るようになっている。本実施形態の液滴吐出装置1では、X軸テーブル2とY軸テーブル3とが交わる部分にキャリッジユニット4を臨ませてワークWの描画を行い、Y軸テーブル3とメンテナンス装置7(吸引ユニット16、ワイピングユニット17)が交わる部分にキャリッジユニット4を臨ませて、インクジェットヘッド13の機能維持・機能回復を行う。
図2および図3に示すように、X軸テーブル2は、ワークWを吸着セットすると共にθ軸方向に補正可能な機構を有するセットテーブル22と、セットテーブル22をX軸方向にスライド自在に支持するX軸第1スライダー23と、上記のフラッシングユニット15および吐出性能検査ユニット18をX軸方向にスライド自在に支持するX軸第2スライダー24と、X軸方向に延在し、X軸第1スライダー23およびX軸第2スライダー24をX軸方向に移動させる左右一対のX軸リニアモーター(図示省略)と、を備えている。
Y軸テーブル3は、13個のキャリッジユニット4をそれぞれ吊設した13個のブリッジプレート32と、13個のブリッジプレート32を両持ちで支持する13組のY軸スライダー(図示省略)と、一対のY軸支持ベース31上に設置され、ブリッジプレート32をY軸方向に移動させる一対のY軸リニアモーター(図示省略)と、を備えている。また、Y軸テーブル3は、各キャリッジユニット4を介して描画時にインクジェットヘッド13を副走査するほか、インクジェットヘッド13を吸引ユニット16およびワイピングユニット17に臨ませる。
フラッシングユニット15は、一対の描画前フラッシングユニット61,61と、定期フラッシングユニット62とを有し、描画処理直前や、ワークWの載換え時等の描画処理休止時に行われる、インクジェットヘッド13の捨て吐出を受ける。吸引ユニット16は、13台のキャップユニット80を有し、各インクジェットヘッド13の吐出ノズル57から機能液を強制的に吸引すると共に、キャッピングを行う。ワイピングユニット17は、ワイピングシート71を有し、吸引後のインクジェットヘッド13のノズル面90を拭取る。吐出性能検査ユニット18は、インクジェットヘッド13の吐出の有無および飛行曲りを検査する。
各キャリッジユニット4は、R・G・B・C・M・Yの6色、各2個(計12個)のインクジェットヘッド13と、12個のインクジェットヘッド13を支持するヘッドプレート41と、から成るヘッドユニット42を備えている(図4参照)。また、各キャリッジユニット4は、ヘッドユニット42をθ補正(θ回転)可能に支持するθ回転機構(回動手段)43と、θ回転機構43を介して、ヘッドユニット42をブリッジプレート32に支持させる吊設部材44と、を備えている。加えて、各キャリッジユニット4は、その上部にサブタンク45が配設されており(実際には、ブリッジプレート32上に配設)、各インクジェットヘッド13に機能液が供給されるようになっている。なお、キャリッジユニット4の個数および各キャリッジユニット4に搭載されるインクジェットヘッド13の個数は任意である。
図4に示すように、12個のインクジェットヘッド13は、Y軸方向に2群に分かれ、6個ずつX軸方向に階段状に並んでヘッド群46を構成している。すなわち、各ヘッド群46の6個のインクジェットヘッド13は、ノズル列方向(後述するノズル列NLの列方向)に相互に位置ズレさせてヘッドプレート41に整列配置している。また、各ヘッド群46の6個のインクジェットヘッド13は、ノズル列方向において相互に対向配置されており、複数のインクジェットヘッド13をヘッドプレート41上で効率良く配置することができると共に、描画処理を効率良く行うことができるように構成されている。各ヘッド群46の6個のインクジェットヘッド13は、端から順にR・G・B・C・M・Yの機能液に対応している。
図5に示すように、インクジェットヘッド13は、2連の接続針54を有する機能液導入部51と、機能液導入部51に連なる2連のヘッド基板52と、ヘッド基板52の下方に連なり機能液を吐出するヘッド本体53と、を備えている。機能液導入部51は、一対の接続針54を有しており、サブタンク45から機能液の供給を受けるようになっている。ヘッド本体53は、ピエゾ素子等で構成される2連のポンプ部55と、複数の吐出ノズル57が形成されたノズル形成部58を有するノズルプレート56と、を有している。ヘッド基板52には、2連のコネクタ59が設けられており、各コネクタ59は、フレキシブルフラットケーブル(図示省略)を介して上記の制御装置に接続されている。そして、この制御装置から出力された駆動波形が各コネクタを介して各ポンプ部55(圧電素子)に印加されることで、各吐出ノズル57から機能液が吐出される。
図5および図6に示すように、ノズルプレート56は、複数の吐出ノズル57が形成され、ヘッド本体53の裏面と同面積を有してノズル面90を構成するノズル形成部58と、ノズル形成部58から延設され四周に亘って張り出し、プレート端部91がヘッド本体53側に立ち上がった立ち上がり部92と、を有している。この場合、ノズル形成部58と立ち上がり部92とから成るノズルプレート56は、ステンレス等の薄板を折り曲げるようにしている形成されている。
ノズル形成部58には、複数(180個)の吐出ノズル57が等ピッチで穿設され、この複数の吐出ノズル57は、2列のノズル列NLを構成し、相互に平行且つ半ノズルピッチ位置ズレして列設されている。なお、インクジェットヘッド13は、ノズルプレート56のノズル列NL方向が、Y軸方向(副走査方向)となるようにヘッドプレート41に配設されている(図4参照)。ワイピングユニット17によるワイピングに際して、このノズル形成部58の下面であるノズル面90がワイピングシート71によって払拭される。
立ち上がり部92は、ノズル形成部58の端部から立ち上がったコーナー部93と、コーナー部93からプレート端部91にかけて吐出方向に湾曲した湾曲部94を有している。立ち上がり部92とノズル形成部58との境界であるコーナー部93は角を有さず、湾曲部94はその裏側がノズル形成部58よりもヘッド本体53側に位置するように構成されている。また、立ち上がり部92の立ち上がり寸法Aは1mm以上に形成され、立ち上がったプレート端部91は、ヘッド本体53の高さよりも低くなるよう構成されている。この立ち上がり部92は、キャリッジユニット4がX軸テーブル2およびY軸テーブル3により走査される際に、浮遊した塵、また、ワイピングユニット17によるワイピング時のワイピングシート71の繊維がノズル形成部58(ノズル面90)に付着するのを防ぐために、形成されている(詳しくは後述する)。
また、ノズルプレート56は、ステンレス等で構成され、ヘッド本体53の裏面の面積よりも立ち上がり部92の寸法分大きく形成した平板状の板材に、プレス絞り加工によってプレート端部91を立ち上げて立ち上がり部92を形成し、ノズルプレート56全体が、ノズル形成部58を底としたトレイ状に形成されている。よって、プレス絞り加工により、ノズル形成部58から屈曲することなく連続する立ち上がり部92を有したノズルプレート56を、また立ち上がり部92のコーナー部93が曲面となるノズルプレート56を、簡単に形成することができる。
図7に示すように、ワイピングユニット17は、ワイピングシート71をロール状に巻回し、組み込まれたテンション付与機構によりワイピングシート71に張りを与えた状態で繰り出す繰出しリール72と、繰出しリール72から繰り出されたワイピングシート71を巻き取る巻取りリール73と、両リール72,73間に掛け渡されたワイピングシート71を、エアーシリンダにより上下動して複数のインクジェットヘッド13に押し付ける押圧ローラ74と、を有し、これらが箱状のカバーボックス75に覆われている。
繰出しリール72に巻回されたワイピングシート71は、ポリエステルやポリプロピレン等の化学繊維を用いて布状に構成されており、Y軸方向から6個のインクジェットヘッド13(図4参照)を一括に払拭可能な幅に形成されている。カバーボックス75の上面には、ワイピングシート71の幅に対応し、上方から複数のインクジェットヘッド13のノズルプレート56(ノズル面90)が臨むワイプ開口76が形成され、下方からは押圧ローラ74が臨んでいる。ワイピングユニット17は、このワイプ開口76において、押圧ローラ74を介してインクジェットヘッド13にワイピングシート71を押し付けながら、ワイピングシート71を走行させ、さらにワイピングユニット17全体をY軸方向に移動させて、ノズル面90を払拭する。
図8に示すように、ワイピング時、ワイピングシート71がY軸方向にノズル形成部58の端部からノズル面90を払拭していく。このとき、ワイピングシート71は押圧ローラ74によってノズル面90に押し付けられながらこれに擦れ合うが、ノズルプレート56の立ち上がり部92により、プレート端部91がヘッド本体53方向に立ち上がっているため、ワイピングシート71の繊維がプレート端部91に引っ掛かることがない。また、ワイピングシート71の繊維がプレート端部91に引っ掛かることがあっても、立ち上がり部92が、ワイピングシート71の繊維よりも十分に大きく(1mm以上)立ち上がっているため、プレート端部91に付着し吊るされる状態となったワイピングシート71の繊維が、ノズル形成部58を越えて垂れ下がることがない。よって、その後の描画で吐出インクを引きずり混色させるのを防ぐことができる。
また、立ち上がり部92とノズル形成部58との境界であるコーナー部93は角を有さず、湾曲部94もノズル形成部58(ノズル面90)から吐出方向に張り出していないため、ワイピング時、ワイピングシート71(押圧ローラ74)が、ノズルプレート56に引っ掛かることがなく、払拭動作を円滑に行うことができる。言うまでもないが、ノズル形成部58の端部にも、ワイピングシート71の繊維が残ることがない。
また、ノズルプレート56は、キャリッジユニット4(インクジェットヘッド13)が、X軸テーブル2およびY軸テーブル3によって走査されるため、浮遊する塵等がプレート端部91に付着して、上述のワイピングシート71の繊維と同じ現象を引き起こすことがある。しかし、立ち上がり部92が塵等を払い落とし、或いは、降下する塵等を受けるため、ノズル形成部58(ノズル面90)に異物が付着するのを防止することができる。
上記のノズルプレート56を有したインクジェットヘッド13を搭載した液滴吐出装置1は、ノズル形成部58(ノズル面90)への浮遊する塵等の付着、および、ノズル形成部58(ノズル面90)払拭時のワイピングシート71の引っ掛かりによる繊維の付着、また、付着した塵、繊維等による吐出インクの引き摺りを、適切に防止し、精度のよい描画を行うことができる。また、ノズルプレート56は、プレス絞り加工により形成されるため、製造コストを抑えながら、ノズル形成部58(ノズル面90)への異物の付着を防止するインクジェットヘッド13およびこれを備えた液滴吐出装置1を製造することができる。
1:液滴吐出装置 13:インクジェットヘッド 56:ノズルプレート 58:ノズル形成部 71:ワイピングシート 92:立ち上がり部

Claims (5)

  1. ポンプ作用を奏するヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の裏面に設けられ、複数の吐出ノズルが形成されたノズルプレートと、を備え、
    前記ノズルプレートは、
    前記ヘッド本体の裏面に対応すると共に複数の吐出ノズルが形成されたノズル形成部と、
    前記ノズル形成部から外方に延設され、前記ヘッド本体の裏面から四周に亘って張り出すと共に前記ヘッド本体側に立ち上がった立ち上がり部と、を有していることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記立ち上がり部は、前記ヘッド本体の裏面側に湾曲していることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記立ち上がり部の立ち上がり寸法が、1mm以上であって前記ヘッド本体の高さ寸法以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記立ち上がり部は、プレス絞り加工によって成形されたものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェットヘッドと、
    ワークに対し、前記インクジェットヘッドを相対的に移動させながら前記インクジェットヘッドを駆動し、前記ワーク上に描画を行なう描画装置と、
    ワイピングシートにより、前記インクジェットヘッドの前記ノズル形成部を払拭するワイピング装置と、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
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