JP2011131179A - 汚泥の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】活性汚泥処理によって発生した余剰汚泥を最終的に清水として放流する。
【解決手段】活性汚泥処理と、可溶化処理とを順次に行う。活性汚泥処理は、汚水を曝気しつつ系内で循環させて余剰汚泥を生成させる処理であり、可溶化処理は、活性汚泥処理によって生成した余剰汚泥の一部を系外に抜き取り、汚泥濃度MLSSを10000〜30000mg/Lに濃縮し、生成された濃縮余剰汚泥にオゾンガスを添加して系内で循環させつつ汚泥の細胞を破壊して可溶化し、その可溶化液を活性汚泥処理に返還する処理である。処理の結果、汚泥は完全に分解し、処理水は浄化され、長期間にわたり、汚泥を系外に持ち出す必要はなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機性汚水の活性汚泥処理(生物処理)により発生する余剰汚泥の処理方法に関する。
余剰汚泥とは、活性汚泥処理の結果、排水処理設備から排出される微生物の塊である。日本における産業廃棄物の2〜3割は余剰汚泥であるといわれている。現在まで、活性汚泥槽から引き抜かれた多くの余剰汚泥は脱水後焼却するかあるいは埋め立て等によって処分されてきた。しかし、焼却処分によるときには、多額の燃料費を必要とし、また焼却に伴って、ダストやダイオキシンが大気中に放出されて公害問題の原因になるだけでなく、発生する炭酸ガスが地球温暖化の大きな原因になって、炭酸ガス25%削減の公約の実行の妨げとなる。
しかも、現在ではダイオキシン類対策特別措置法による焼却炉の停止といった事情があって焼却処分は容易ではない。また、埋め立てに関しても新たな埋立地の確保が困難な状況になってきているのが実情である。このような状況を打破する有効な方法として、オゾンによる余剰汚泥の減量化技術がある。
オゾンによる余剰汚泥の減量化技術としてたとえば特許文献1には、図5に示すように、有機性汚水21の生物処理工程22の固液分離工程(沈殿槽)23の汚泥25の一部を引き抜き、この汚泥25を返送汚泥26として生物処理工程22に返送し、前記生物処理工程22を行うとともにその汚泥25の一部を別に設けた曝気処理工程27とオゾン処理工程28の間で循環汚泥29として循環させたのち、循環処理済汚泥31を固液分離することなく前記生物処理工程22に返送する方法が記載されている。なお、生物処理工程22の処理水は、固液分離工程(沈殿槽)23で固液分離され、その上澄み液は処理水24として放流され、沈殿物である汚泥26は生物処理工程22に返送される。
特許文献1の明細書には、実施例として水温23℃、PH7.2、SS130mg/L(リットル)、BOD110mg/Lの水質の下水を対象に活性汚泥のMLSS3500〜3700mg/Lの汚水を処理した例が説明されている。そして、処理の結果、COD、BODが高度に除去されたとされる理由は、要するに引き抜き汚泥の一部を生物処理工程の活性汚泥曝気槽とは別個の曝気槽を含む曝気処理工程に流入させ、曝気しながらオゾン吸収槽を含むオゾン処理工程の間を循環させることによって、循環汚泥はオゾンにより酸化され、汚泥を微生物がBOD成分に転換し、さらにオゾン酸化汚泥を曝気すると、オゾン酸化汚泥の一部(SSの30〜40%)が活性汚泥によって炭酸ガスと水とに分解して消滅する、というものである。
ところで、有機性廃液中のSS成分は生物に起因する有機物質であり、実際には、オゾンの強力な酸化力が有機性浮遊物質に直接作用して有機性浮遊物質を構成する細胞壁や細胞膜にアタックし、これを破壊し、細胞壁を構成する多糖類も分解することがわかっている。すなわち、オゾンガス注入による汚泥の可溶化は以下のステップで進行する。
すなわち、図4に示すように、
第1段階:有機性廃液中にオゾンガスを加えると細胞壁に傷がつき、分解が起こる。あわせて一部の糖類やたんぱく質の分解も起こる。
第2段階:細胞壁の分解により浸透圧により細胞壁を通して水が細胞内に流入して細胞が肥大化する。
第3段階:水の流入により膨張した汚泥の細胞内から内容物が流出する。汚泥は分解され、可溶化状態になる。
したがって、オゾンガス注入による汚泥の可溶化のメカニズムを有効に活用すれば、より効率的に有機性廃液の処理が可能となるものと考えられる。特許文献1の構想は、要するに活性汚泥処理(生物処理)の循環系内に生じた循環汚泥の一部を取り出してオゾン処理を行うというものであり、発明者らの実験によれば、特許文献1の試験条件に記載されたような汚泥濃度MLSSが3500〜3700mg/Lというような濃度が低い汚水では、オゾンガスに汚泥を十分に接触させることができず、長時間をかけて汚泥を生物分解することが難しいという結果になった。汚泥の可溶化のメカニズムは、汚泥の性状、活性汚泥濃度(MLSS)などの条件によって、処理時間、処理効率が大きく左右されるのである。
特許第3383541号公報 特開2008−36571号公報
解決しようとする問題点は、汚泥濃度MLSSが3500〜3700mg/Lというような低濃度のレベルの汚泥では、オゾンと汚泥との接触効率を上げることができず、その結果、可溶化に十分な効果が得られないという点である。発明者らは、汚泥の可溶化のメカニズムは、汚泥の性状、活性汚泥濃度(MLSS)などの条件が処理時間、処理効率を大きく左右するという知見に基づき、先に、活性汚泥処理により発生した余剰汚泥をオゾン処理する方法を提案した(特許文献2参照)。
本発明は、特許文献2に記載された方法を具体化し、活性汚泥処理によって生成した余剰汚泥を活性汚泥処理の循環系外に取り出して濃縮し、その濃縮余剰汚泥を可溶化処理の循環系内に導入し、可溶化処理の循環系内で、オゾンガスを添加して循環処理するとともに、循環槽内での攪拌によってオゾンと濃縮余剰汚泥との接触効率を高め、濃縮余剰汚泥の可溶化を促進することを最大の特徴とする。
本発明による汚泥の処理方法によれば、余剰汚泥を濃縮することによって、汚泥にオゾンガスを効率よく接触させて汚泥の細胞を破壊し、可溶化を促進することができ、オゾンによって処理された可溶化液を再び活性汚泥処理設備に戻して曝気処理を繰り返すことによって、余剰汚泥は皆無となり、実質的に透明な清水として河川に放流することが可能となる。したがって、従来のように、バキューム車を用いて汚泥貯留槽にためられた汚泥の引き抜き作業は不要となり、また、オゾンの脱臭効果によって処理設備内での悪臭はなくなり、処理設備内をクリーンな雰囲気に保つことができる。さらには、焼却による炭酸ガスの発生が皆無となるため、地球温暖化防止と、化石燃料の大幅な削減を図ることができる。
本発明の構成を示すブロック図である。 本発明の汚泥の活性汚泥処理設備の構成を示す図である。 オゾン処理槽の第1槽の構造を示す図である。 余剰汚泥の分解の様子を示す模式図である。 従来の処理工程を示す概略図である。
本発明は、活性汚泥処理によって発生した余剰汚泥を最終的に清水として放流するという目的を、汚泥の活性汚泥処理設備(活性汚泥処理系)に発生した余剰汚泥を活性汚泥処理の循環系外に引き抜き、可溶化処理においては、まず余剰汚泥の濃度を高め、オゾンとの接触効率を高めることによって実現した。
以下に本発明の実施例を図によって説明する。図1において、本発明方法は、活性汚泥処理設備(活性汚泥処理系)内で行う活性汚泥処理と、汚泥の可溶化処理設備(可溶化処理系)内で行う可溶化処理との組合せによって実現される。
すなわち、活性汚泥処理は、汚水を曝気しつつ活性汚泥処理設備の系内で循環させて好気性微生物を利用して有機物を分解し、発生した余剰汚泥を可溶化処理に送りこむ処理であり、可溶化処理は、活性汚泥処理によって生成した余剰汚泥の一部を系外に抜き取り、汚泥濃度MLSSを10000〜30000mg/Lに濃縮し、生成された濃縮余剰汚泥にオゾンガスを添加して可溶化処理系内で循環させつつ汚泥の細胞を破壊して可溶化し、その可溶化液を活性汚泥処理系に返還する処理である。図1において、活性汚泥処理設備Aは、流量調整槽1と活性汚泥処理の循環系を構成する1段または数段に直列に接続された曝気槽2と、沈殿槽3と、余剰汚泥槽4との組合わせである。
曝気槽2は、活性汚泥処理(生物処理とも云う)、すなわち、好気性微生物を増殖させ、増殖した好気性微生物を利用して有機物を分解し、汚水中の汚濁物質を酸化分解または吸収分離することで汚水の浄化処理を行う槽である。汚水は、流量調整槽1を通して曝気槽2に導入され、1段または数段の曝気槽2を経て活性汚泥処理が行われ、その後、沈殿槽3に導入される。沈殿槽3は、曝気槽2内で活性汚泥処理された汚水を受け入れ、沈殿汚泥と、上澄み液とを分離する槽である。
上澄み液は放流され、沈殿汚泥は、曝気槽2に戻して繰り返し活性汚泥処理が行われる。余剰汚泥槽4は、活性汚泥処理の結果発生し、沈殿槽3にためられた余剰汚泥を受け入れる槽である。余剰汚泥槽4内では重力沈下によって、余剰汚泥が濃縮され、上澄み液は、流量調整槽1を通して活性汚泥処理系に戻される。余剰汚泥槽4に貯められた余剰汚泥は、通常バキュームカー等で引き抜いて焼却、あるいは埋め立てられるのであるが、本発明においては、余剰汚泥槽4内の濃縮された余剰汚泥を活性汚泥処理設備Aの系外の可溶化処理設備Rに導入する。
一方、可溶化処理設備Rは、濃縮余剰汚泥貯留槽5と、オゾン処理槽6と、循環槽9との組合せである。濃縮余剰汚泥貯留槽5は、余剰汚泥槽4内で濃縮された余剰汚泥をさらに濃縮して貯留する槽である。濃縮余剰汚泥貯留槽5内の汚泥は、活性汚泥濃度MLSSを、10000〜30000mg/L程度に濃縮する。MLSSが1000mg/L以下の低濃度ではオゾンガスとの接触効率が悪く、したがって汚泥フロックの細胞壁破砕効果を十分に期待できない。逆に汚泥の濃度が高いほどオゾンガスとの接触効率を高めるには好都合ではあるが、MLSSが40000mg/Lになるとポンプの汚泥搬送能力が低下するだけでなく、分解に高濃度のオゾンが必要となり、オゾン発生のための消費電力が増大して望ましくない。この様な理由から実用上MLSSは、30000mg/Lが限度であると考えられる。
オゾン処理槽6は、濃縮余剰汚泥貯留槽5から濃縮余剰汚泥の供給を受けてオゾンガスを添加する槽であり、オゾン処理槽6には、オゾン発生器7が接続され、発生したオゾンガスは、コンプレッサ8の加圧力でオゾン処理槽6に圧送される。
また、循環槽9は、オゾン処理槽6内の処理汚泥を受け入れて攪拌し、オゾンと汚泥との接触効率を高めるための槽であり、循環槽9とオゾン処理槽6とは循環ライン10で接続され、オゾン処理槽6内でオゾンが添加されたオゾン処理汚泥は、オゾン処理槽6と循環槽9間を繰り返し循環し、最終的に可溶化され、活性汚泥処理設備Aの流量調整槽1を通して曝気槽2内に返還される。
図2に、汚泥の可溶化処理設備の構成を示す。この実施例において、オゾン処理槽6は、図2に示すように直列に連なった3槽からなり、第1槽6aは、濃縮余剰汚泥貯留槽5からポンプで送り出された濃縮余剰汚泥を受け入れるとともに、オゾン発生器7に発生させたオゾンガスを受け入れる槽である。前記オゾン発生器7に発生させたオゾンガスは、コンプレッサ8の圧縮空気で圧送され、図3に示すようにオゾンパイプ11を通してオゾン処理槽6の第1槽6aのオゾン室12内に一定圧力で送り込まれる。オゾン処理槽は、3槽に限らず、4槽、5槽のオゾン処理槽を用いることによってオゾン処理汚泥の可溶化をより促進できる。
オゾン室12は、第1槽6aの内底部をスクリーン13で区画した空間である。スクリーン13には、数μmレベルの大きさの多数の微細な小孔があけられており、オゾン室12内に送り込まれたオゾンガスは、オゾン処理槽6の底からスクリーン13の小孔を通して前記濃縮余剰汚泥に、濃度20g/Nm以上のオゾンガスを0.1Mpa〜0.3Mpaの圧力のもとで槽内の横断面の全域に対し、第1槽6a内の汚泥内に微細な気泡として均等に噴出する。
これによって、オゾンは、第1槽6a内の汚泥と均一に混合される。オゾンガスを作用させて濃縮余剰汚泥を分解するためには、オゾンガスの濃度は20g/Nm以上であることが望ましい。オゾンガスの濃度が高いほど余剰汚泥の分解能力を向上できるが、オゾンを発生させるために大きな電力を必要とすることから、エネルギー消費の観点からその上限はおのずから制約される。実用上、オゾンガスの濃度は100g/Nmが限度であると考えられる。オゾン室12内に導入された活性汚泥濃度MLSSが、10000〜30000mg/Lレベルの汚泥にオゾンを有効に混入させるには、オゾンガスの供給圧力を最低限0.1Mpa以上に設定することが必要である。上限は必ずしも限定されるものではないが、エネルギー消費の観点からその上限はおのずから制約され、実用上は0.3Mpaが限度である。
第1槽6a内の濃縮余剰汚泥は、濃縮余剰汚泥貯留槽5内の汚泥をオゾン処理槽6の第1槽6aに送り込むポンプP1の圧力と、循環槽9からくみ出してオゾン処理槽の第1槽6aに汚泥を戻すポンプP2の圧力を受けて第2槽6b内にオーバーフローし、第2槽6bに充満した汚泥は、第3槽6cにオーバーフローし、さらに第3槽6cから循環ライン10の往管路10aを通して循環槽9に供給される。
循環槽9内には、攪拌器14、14、・・が設置され、循環槽9内に送り込まれた汚泥は、攪拌器14によって攪拌される。循環槽9内で攪拌作用を受けた汚泥は循環ライン10の戻り管路10bを通って、オゾン処理槽6の第1槽6aに戻される。
したがって、本発明においては、濃縮余剰汚泥貯留槽5からオゾン処理槽6内に導入された濃縮余剰汚泥は、循環槽9を経由した循環汚泥と合流し、オゾン処理槽内のオゾン発生器から供給されたオゾンガスの気泡が均一に分散して混合され、オゾン処理汚泥として第2槽6b、第3槽6cを順次経由する間に汚泥の細胞壁が破砕されて可溶化が進行し、第3槽6cから循環槽9内に圧送され、さらに汚泥の生物分解作用が促進される。
処理された可溶化液は、循環槽9からポンプP3でくみ出されて活性汚泥処理設備Aに戻される。可溶化液は、活性汚泥処理設備Aにおいて、新たに導入された汚泥とともに活性汚泥処理され、実質的に透明な清水レベルに浄化されて放水される。また、循環槽9の上部空間にたまったオゾンガスは、ファン15で吸引され、脱オゾン処理槽16内で処理され大気中に放出される。
実施例において、オゾン室12のスクリーン13の小孔の開口径は、例えば5μmである。その開口径が小さいほど気泡が細かくなって、オゾン処理槽6内の汚泥に対するオゾンの分散度が高まるが、開口径を小さくするとコンプレッサの負荷が増大するため、開口径の微細化には、自ずから限界がある。また、オゾン処理槽6内へ供給するオゾンガスの添加量は、計画人口1000人を対象としたときに、汚泥1mに対しオゾン発生量は60g/h以上である。上限は必ずしも限定されるものではないが、オゾン発生器の消費電力の問題からの制約を受ける。
以下に可溶化処理系についての実際の運用例を示す。
有機性汚水の活性汚泥処理により発生する余剰汚泥を本発明の方法に従って処理した。
処理条件を以下に示す。
(1)濃縮余剰汚泥の処理量
2m1バッチ(6h)
8m/D 10000mg/L以上
(2)汚泥の性状
活性汚泥濃度(MLSS) 21400 mg/L
有機物SSの指標(MLVSS) 15200 mg/L
(3)オゾンガスの供給
圧力:0.2Mpa
発生量:180g/h
濃度:60g/Nm
流量:3Nm/h
(4)スクリーン(SUS316L)
開口径:5μm、厚さ1.7mm
(5)オゾン処理槽と、循環槽管の汚泥の循環流量:1.6m/h
(6)汚泥の流速3.5mm/sec
(7)オゾン反応槽内の汚泥の滞留時間41.7分
(8)可溶化処理後の汚泥の性状
MLSS: 19300
MLVSS:13100
以上(1)〜(7)の処理条件のもとで、有機性汚水の活性汚泥処理により発生した余剰汚泥を濃縮し、本発明による可溶化処理を行って、(8)の結果を得た。さらに可溶化処理の結果発生した可溶化水を活性汚泥処理設備に戻して処理したところ、汚泥は完全に分解し、処理水は透視度1000mmにまでに浄化され、汚泥は5年半以上系外に持ち出すことはなかった。比較のため、有機性汚水の活性汚泥処理の返送系から引きぬいた活性汚泥濃度(MLSS)が14400mg/Lの余剰汚泥に、オゾン処理槽を含む循環管路内で6時間処理したが、処理後の活性汚泥濃度(MLSS)は、14100mg/Lに留まり、オゾン処理の結果発生した処理水を活性汚泥処理設備に戻して処理したが、汚泥の分解は不十分であり、2ヶ月ごとに汚泥の持ち出しが必要であった。
本発明方法は、下水、産業排水、し尿その他の有機性汚水の処理に適用して汲み取りの手数をなくし、悪臭を発生させず、焼却による炭酸ガスの発生が皆無となり、化石燃料の大幅な削減をはかり、地球温暖化防止に大きく貢献することができる。
1 流量調整槽、2 曝気槽、3 沈殿槽、4 余剰汚泥槽、5 濃縮余剰汚泥貯留槽、6 オゾン処理槽、6a、6b、6c 槽、7 オゾン発生器、8 コンプレッサ、9 循環槽、10 循環ライン、10a 往管路、10b 戻り管路、11 オゾンパイプ、12 オゾン室、13 スクリーン、14 攪拌器、15 ファン、16 脱オゾン処理槽、A 活性汚泥処理設備、R 可溶化処理設、P1、P2、P3 ポンプ

Claims (4)

  1. 活性汚泥処理と、可溶化処理とを順次に行う汚泥の処理方法であって、
    活性汚泥処理は、汚水を曝気しつつ系内で循環させて余剰汚泥を生成させる処理であり、
    可溶化処理は、活性汚泥処理によって生成した余剰汚泥の一部を系外に抜き取り、汚泥濃度MLSSを10000〜30000mg/Lに濃縮し、生成された濃縮余剰汚泥にオゾンガスを添加して系内で循環させつつ汚泥の細胞を破壊して可溶化し、その可溶化液を活性汚泥処理に返還する処理であることを特徴とする汚泥の処理方法。
  2. 前記可溶化処理は、前記濃縮余剰汚泥に、濃度20g/Nm以上のオゾンガスを0.1Mpa〜0.3Mpaの圧力のもとで数ミクロンオーダーのオゾンガスの気泡として添加し、系内を循環させて濃縮余剰汚泥の可溶化を促進する処理であることを特徴とする請求項1に記載の汚泥の処理方法。
  3. 前記可溶化処理は、濃縮余剰汚泥を、オゾン処理槽と、循環槽間で循環させる処理を含み、
    オゾン処理槽は、槽内に導入された汚泥にオゾンガスを添加する槽であり、
    オゾン処理槽内に導入された前記濃縮余剰汚泥と、循環槽を経由した循環汚泥とオゾン処理槽内で合流させ、オゾン添加後移送された循環槽内で撹拌しつつ可溶化を促進することを特徴とする請求項2に記載の汚泥の処理方法。
  4. オゾンガスの添加は、前記オゾン処理槽の底からスクリーンを通して0.1Mpa以上の圧力で槽内の横断面の全域に対し、均等に供給することを特徴とする請求項3に記載の汚泥の処理方法。
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