JP2011130881A - 遊技機の検出センサ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球の通過検出が可能な検出センサに正規以外の部品が接続されたハーネスを不正に交換する不正行為を防止可能な遊技機の検出センサ取付構造を提供する。
【解決手段】遊技球が通過可能な球受入口113bを有した球受入本体113を遊技盤に設け、この球受入本体113に遊技球が通過したことを検出する検出センサ60を設ける。球受入本体113には、検出センサ60に挿着されたセンサ側コネクタ52とこれから延びるハーネス50を覆う内部が中空なケース部材10が取り付けられる。ケース部材10内を延びるハーネス50には結束バンド51を取り付けられる。ケース部材10の後端部には、ケース部材10内を延びるハーネス50を通すが結束バンド51を通さない孔部が設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機の検出センサ取付構造に関し、さらに詳細には、遊技球が通過可能な球受入口に遊技球が通過したことを検出する検出センサが設けられた遊技機の検出センサ取付構造に関する。
従来より、パチンコ等の遊技機に設けられた入賞口には、入賞したパチンコ球を検出するための磁気センサが設けられている(特許文献1参照)。この磁気センサは、ハーネスを介して遊技制御基板に電気的に接続される。ハーネスの端部にはハーネス側コネクタが設けられ、磁気センサに設けられたセンサ側コネクタにハーネス側コネクタを接続して、ハーネスは磁気センサに電気的に接続される。
特開2000−296216号公報(図2、図3参照)
このように磁気センサに接続されたハーネスはコネクタを介して接続されているだけなので、磁気センサに対するハーネス側コネクタの挿抜操作は容易である。このため、従来の遊技機は、ハーネス側コネクタを磁気センサから抜脱して正規以外の部品(ぶら下がり部品等)が接続されたハーネスと交換される虞がある。このような不正なハーネスの交換が行われると、公正な遊技の提供ができなくなるという問題が発生する。
本発明は、ハーネスが検出センサから抜脱されて、正規以外の部品が接続されたハーネスが磁気センサに接続される不正交換を防止することができる検出センサ取付構造が求められており、このような要望に応える遊技機の検出センサ取付構造を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、遊技盤に遊技球が通過可能な球受入口を有した受入口本体が設けられ、遊技球が通過したことを検出する検出センサが受入口本体に設けられた遊技機の検出センサ取付構造であって、検出センサに挿着されたハーネス側コネクタと該ハーネス側コネクタから延びるハーネスを覆う内部が中空なケース部材が受入口本体に取り付けられ、ケース部材内を延びるハーネスに結束バンドが取り付けられ、ケース部材は、ケース部材内を延びるハーネスを通して該ケース部材外側へ延ばすが、結束バンドを通さない孔部を有していることを特徴とする。
球受入口は、遊技球の通過によって賞球を得ることが可能な入賞口であり、具体的には、始動入賞口、ゲート等である。検出センサは、遊技球が通過したことを検出可能なセンサであり、具体的には、磁気センサである。
ハーネス側コネクタは、検出センサに挿抜可能に取り付けられる。具体的には、検出センサ側に設けられたセンサ側コネクタに挿抜可能に取り付けられる。ケース部材は、内部が中空であり、受入口本体にケース部材を取り付けるとハーネスとハーネス側コネクタがケース部材によって覆われるように構成される。ケース部材の受入口本体への取り付けは、挿着は容易だが抜脱は容易ではない構造が好ましい。具体的には、ケース部材及び受入口本体の一方に係合凹部を設け、ケース部材及び受入口本体の他方に片持ち支持されて先端部に係合凹部に係止可能な係止突起を有した係止部材を設ける。
ハーネスに取り付けられる結束バンドは、具体的には、ベルト及びベルト端部に設けられた止め具を有してなる。止め具はベルトを固定できれば構造は問わない。具体的には、止め具は、鋸歯式、ねじ止め式、押し込み式のいずれでもよい。
孔部は、ハーネスを通すが結束バンドを通さない形状であればよく、円形、矩形、三角状のいずれでもよい。
本発明によれば、検出センサに挿着されたハーネス側コネクタと該ハーネス側コネクタから延びるハーネスを覆う内部が中空なケース部材を受入口本体に取り付け、ケース部材内を延びるハーネスに結束バンドを取り付け、ケース部材は、ケース部材内を延びるハーネスを通して該ケース部材外側へ延ばすが、結束バンドを通さない孔部を有することで、ケース部材から延出するハーネスを引っ張っても結束バンドが孔部に引っ掛かり、ハーネスが検出センサから抜脱されることはない。このため、ハーネスが検出センサから抜脱されて、正規以外の部品が接続されたハーネスが検出センサに接続されるケーブルの不正交換を防止可能な検出センサ取付構造を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係わる遊技機の検出センサ取付構造の平面図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる検出センサ取付構造が設けられた遊技盤の正面図を示す。 本発明の一実施の形態に係わる検出センサ取付構造が設けられた遊技盤の正面図を示す。 本発明に係わる検出センサ取付構造の斜視図を示す。 検出センサ取付構造における受入口本体の背面図を示す。 検出センサ取付構造の裏面図を示す。 検出センサを示し、同図(a)は検出センサの部分断面側面図であり、同図(b)は検出センサの裏面図であり、同図(c)は検出センサの背面図である。 本発明に係わる検出センサ取付構造のケース部材の斜視図を示す。 ケース部材の側面図を示す。 図1のI−I矢視に相当する検出センサ取付構造の断面図を示す。 検出センサ取付構造の背面図を示す。 検出センサ取付構造の側面図を示す。 本発明の他の実施形態に係わる遊技機の検出センサ取付構造の裏面図を示す。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2(正面図)は遊技盤101の右側下部に配設された入賞ゲート112に設けられた検出センサの取付構造の構成例を示す。なお、遊技機1は、ぱちんこ機を例にして説明するが、遊技機はぱちんこ機に限るものではなく、アレンジボール遊技機、じゃん球遊技機等の弾球遊技機でもよい。
初めに遊技機全体の説明をする。図2に示すように、遊技機1の遊技盤101の下方位置には、発射部を備える図示しない操作ハンドルが配置され、発射部の駆動によって発射された遊技球がレール102a、102b間を上昇して遊技盤101の上部位置に達した後、遊技領域103内を落下する。遊技領域103には、遊技球を不特定の方向に向けて落下させるための複数の釘104に加え、遊技球の落下方向を変化させる風車や入球口が配置されている。
遊技領域103の中央部分には例えば液晶表示器(LCD)を用いた図柄表示部105が配置される。図柄表示部105の左右方向中央部の下方には遊技球を受入れ可能な第1始動口106が配置される。図柄表示部105の左側の下方には、遊技球が入球したときに所定数(例えば10個)の賞球払い出しの権利を獲得する普通入賞口107が配置される。
図柄表示部105の右側の下方には、一対の可動片110aを有する第2始動口110が配置される。第2始動口110は一対の可動片110aが閉状態のときに遊技球の受入れを困難にし、開状態のときに遊技球の受入れを容易にする。第2始動口110の右側上方には、遊技球の通過を検出し、第2始動口110を一定時間だけ開放させる普通図柄の抽選を行うための入賞ゲート112が配置される。入賞ゲート112には、これに入る遊技球の通過を検出する検出センサ60(図1参照)が設けられている。この検出センサ60を入賞ゲート112に取り付ける検出センサ取付構造については後述する。
第2始動口110の下方には、大当たり遊技(長当たり遊技)が開始されると、開閉扉120aが一定時間、開放する大入賞口開閉装置120が配置される。遊技領域103の最下部にはどの入球口にも入球しなかった遊技球を回収する回収口121が配置される。
図柄表示部105は第1始動口106、または第2始動口110に遊技球が入球したときに複数の装飾図柄の変動表示を開始し、所定時間経過後に当該装飾図柄の変動を停止させる。停止時に特定図柄(例えば「777」)が揃えば、大当たり遊技(長当たり遊技)を実行する権利を獲得したこととなり、その後、大当たり遊技(長当たり遊技)が開始される。大当たり遊技(長当たり遊技)が開始されると、大入賞口開閉装置120の開閉扉120aが一定時間、開放する動作を所定回数(例えば15回)繰り返し、入球した遊技球に対応する賞球が払い出される。
図柄表示部105の左右両側、上方、下方には、演出用可動部品125、125'、126、127(図3参照)が配置される。これらの可動部品は所定方向に移動可能に構成されている。
遊技盤101の外周部分には、遊技領域103の周囲を囲む形状で、遊技盤101から遊技者側に突出する形状の枠部材130が配置され、枠部材130の上側には複数のライトを備えた演出ライト131(ランプユニット)が設置される。枠部材130の下側には、図示しない貸し玉装置から貸し出される遊技球が供給される受け皿ユニットが設置される他、操作ハンドルが配置されている。操作ハンドルは遊技盤101から遊技者側へ突出し、上記発射部の駆動によって遊技球を発射させる際に遊技者によって操作される。
枠部材130の下側には、遊技者による操作を受け付ける図示しないチャンスボタンが配置される。チャンスボタンの操作は例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、チャンスボタンの操作を促すガイダンスが表示されている間有効となる。
このように構成された遊技機1の入賞ゲート112に取り付けられる検出センサの取付構造について説明する。入賞ゲート112は、図4(斜視図)に示すように、遊技球が通過可能な受入口本体113と、受入口本体113の後側の周縁部から外側へ張り出すフランジ部114を有してなる。
受入口本体113は直方体状に形成され、受入口本体113の中央部には上下方向に貫通して遊技球が通過可能な球受入口113aが設けられている。この球受入口113aは、平面視において矩形状に形成される。球受入口113aの下方には球受入口113aを通過した遊技球を左右方向一方側に案内するために湾曲状に形成された案内板113bが設けられている。
受入口本体113の背面側には、図4,図5(背面図)に示すように、検出センサ60(図1参照)を挿入可能な矩形状の挿入口113cが開口している。挿入口113cの左右両側には、後方側へ張り出す左右一対の張出部113d、113d'が設けられている。
一方の張出部113d'の下側部分113d'aは、図6(裏面図)、図12(側面図)に示すように、一方の張出部113d'の上側部分及び他方の張出部113dよりも後方側へ張り出している。この張出部113d'の下側部分113d'aは、ケース部材10を所定の向きで入賞ゲート112に取り付けるためのものであり、ケース部材10に設けられた切り欠き部23と係合する。ケース部材10については後述する。
受入口本体113の内部には、図4,図5に示すように、球受入口113aの左右両側に設けられて受入口本体113の前側端部から後方側へ延びてフランジ部114を超え、張出部113d、113d'の内側に沿って延びる左右一対の案内溝113eが設けられている。この案内溝113eに検出センサ60が入賞ゲート112の背面側から挿入される。検出センサ60は、検出センサ60の前側端部が受入口本体113の前側端部に設けられた前板113f(図10参照)の内面に接触した状態で球受入口113a内に設置される(図1参照)。検出センサ60については後述する。
張出部113d、113d'のフランジ部側には、ケース部材10に設けられた係止突起39aを係止させるための係合孔部113g(図4参照)が設けられている。
このように構成された入賞ゲート112に挿入される検出センサ60は、図7(a)、図7(b)、図7(c)に示すように、遊技球を磁気的に検出可能な磁気センサである。検出センサ60は板状に形成され、先端側には遊技球が通過可能な円形状の検出孔61が設けられている。検出センサ60の後側の幅方向中央部には、端面が検出センサ60の後端面と略同一平面上に配置されたセンサ側コネクタ62が設けられている。
センサ側コネクタ62内には複数の端子63が配設され、遊技球が検出孔61を通過する時に、端子63から検出信号が出力されるようになっている。
このように構成された検出センサ60は、図1に示すように、検出孔61側を前方に向けた状態で入賞ゲート112に挿入される。入賞ゲート112に挿入された検出センサ60は、ケース部材10によって入賞ゲート112に固定されるとともに、検出センサ60の後側が覆われる。
ケース部材10は、合成樹脂材料で一体的に形成され、図1及び図8に示すように、前端側が開口して内部が中空なケース本体13を有する。ケース本体13は、検出センサ60の後側を収容する前側本体部20と、前側本体部20の後端部の左右方向一方側から後方側へ延びて検出センサ60よりも小型の後述する不正検出センサ70(図6参照)を収容可能な後側本体部30とを有してなる。
後側本体部30の上側の内面には前後方向に延びる段部31が後側本体部30の幅方向に2段設けられている。段部31の前側端部は、検出センサ60が入賞ゲート112に挿入されてその前端部が入賞ゲート112の前板113f(図10参照)の内面に接触した状態で、ケース部材10が入賞ゲート112に取り付けられると、検出センサ60の後側端面に近接する位置に設けられている。このため、段部31によって、入賞ゲート112に対する検出センサ60の前後方向の位置決めをすることができる。
また段部31の上下方向の高さは、後側本体部30内に不正検出センサ70(図6参照)が挿入された状態で、この不正検出センサ70の後側本体部30に対する上下方向の位置決めが可能な高さを有している。
前側本体部20の左右両側には前方側へ張り出す一対の係止部材21が設けられている。係止部材21は、前方側へ張り出す腕部21aと、腕部21aの先端部に設けられ内側へ突出して入賞ゲート112の張出部113d、113d'に設けられた係合孔部113gに係止される係止突起21bとを有してなる。腕部21aは弾性変形可能であり、その基端側を支点として前側本体部20の幅方向に撓み変形可能である。
前側本体部20の左右方向一方側端部の下部には、後方へ突出する張出部113d'の下側部分113d'aと係合可能な前述した切り欠き部23が設けられている。
このように構成されたケース部材10を入賞ゲート112に取り付けるには、切り欠き部23が張出部113d'の下側部分113d'aと対向するように、入賞ゲート112に対してケース部材10を配置する。入賞ゲート112及びケース部材10が互いに接近するように移動させると、係止部材21の係止突起21bが張出部113d、113d'に接触し、腕部21aが外側に撓んで係止突起21bが張出部113d、113d'に接触しながらフランジ部114側に移動する。係止突起21bが係合孔部113gに到達すると、腕部21aが元に戻り係止突起21bが係合孔部113gに係止される。
これと同時に、張出部113d'の下側部分113d'aが切り欠き部23に係合し、前側本体部20の前側端面が張出部113d、113d'の端面と接触した状態となって、ケース部材10が入賞ゲート112に取り付けられる。
ケース部材10の後側本体部30の後板33には、図11に示すように、検出センサ60(図1参照)に接続されたハーネス50を通すが、ハーネス50に取り付けられた結束バンド51を通さない大きさの孔部34が設けられている。この孔部34は、後板33の左右方向一方側に開口して他方側へ延びる矩形状に形成されている。
またケース部材10の左右方向一方側の側面には、図1,図9,図11に示すように、ハーネス50、結束バンド51、ハーネス50の端部に取り付けられたハーネス側コネクタ52を通す大きさの挿通孔35が設けられている。
挿通孔35は、ケース部材10の後側本体部30の一方側の側板36と前側本体部20の後板24に渡って開口する。挿通孔35は、側面視及び背面視において矩形状に形成される。後側本体部30に形成された挿通孔35の後側は、ハーネス50のみを通す幅の狭い長孔35aとして形成されている。この長孔35aは、後側本体部30の両側から対向するように張り出す一対の板部材37の先端部間に形成され、後側本体部30の背面側に形成された孔部34に連通している。
このように構成されたケース部材10にハーネス50を通すには、ハーネス側コネクタ52、これを接続したハーネス50及び結束バンド51を、挿通孔35を介してケース部材10内に挿入し、ハーネス側コネクタ52をケース部材10の先端側の開口から引き出し、結束バンド51よりもハーネス側コネクタ52と反対側のハーネス50を、長孔35aを介してケース部材10内に挿入し、後側本体部30の背面側に設けられた孔部34に通す。長孔35aは、後側本体部30の背面側に設けられた孔部34に通されたハーネス50がケース部材10の側面側の挿通孔35から容易に抜脱されるのを防止する機能を有する。
このようにハーネス50が通されたケース部材10を入賞ゲート112に取り付けるには、先ず、ケース部材10内から延出するハーネス50のハーネス側コネクタ52を、入賞ゲート112に挿入された検出センサ60のセンサ側コネクタ62(図7(b)参照)に挿着する。そして、ケース部材10の先端側を入賞ゲート112の背面に対向させ、ケース部材10及び入賞ゲート112を互いに接近する方向に移動させて、左右一対の張出部113d、113d'に設けられた係合孔部113gにケース部材10に設けられた係止突起21bを係止させる。なお、係止部材21は、腕部21aを強制的にケース部材10の外側に撓ませなければ、入賞ゲート112に対する係止部材21の係止状態を解除することができない。このため、ケース部材10を入賞ゲート112から取り外そうとする不正意欲を減退させることができる。
このようにケース部材10が入賞ゲート112に装着されると、図1に示すように、結束バンド51が取り付けられたハーネス50及びハーネス側コネクタ52がケース部材10で覆われ、結束バンド51が取り付けられたハーネス50はケース部材10内で前側から後側に延びてケース部材10の背面側に設けられる孔部34(図11参照)から延出した状態になる。
このような状態でケース部材10から延出するハーネス50が引っ張られると、結束バンド51が孔部34に引っ掛かり、ハーネス50が検出センサ60から抜脱されるのを防止することができる。このため、ハーネス50が検出センサ60から抜脱されて、検出センサ60に正規以外の部品が接続されたハーネスを接続するハーネスの不正交換を防止することができる。
このケース部材10は、図6に示すように、検出センサ60とは別に、遊技盤101の前方側から磁石によって遊技球を入賞ゲート112に導く不正行為を検出するための前述した不正検出センサ70の収容が可能である。ケース部材10の後側本体部30の下側の側面には、後端部が後側本体部30に繋がって前側に延びる片持ち支持された係止部材39が設けられている。係止部材39の先端部には、図9を更に追加して説明すると、ケース部材10の内側へ突出する係止突起39aが設けられ、係止突起39aの前側には、後側に進むに従ってケース部材10内側へ傾く傾斜面39bが形成され、係止突起39aの後側には、ケース部材10の厚さ方向に延びる係止面39cが形成されている。この係止面39cが不正検出センサ70の前端部に係合して、後側本体部30内に収容された不正検出センサ70の前側への移動を規制する。
不正検出センサ70は、後側本体部30内に収容された状態で、不正検出センサ70の前側端部に挿着されたハーネス側コネクタ72と検出センサ60に挿着されたハーネス側コネクタ52とが対向する位置に配置されている。実施例では、両コネクタの端部同士が対向するように配置されている。なお、不正検出センサ70は、これに挿着されたハーネス側コネクタ72の一部が検出センサ50に挿着されたハーネス側コネクタ52と対向する場合に限るものではなく、ハーネス側コネクタ72の全部がハーネス側コネクタ52と対向するように配置されてもよい。
ハーネス側コネクタ52を接続したハーネス50及びハーネス側コネクタ72を接続したハーネス71は、ケース部材10の挿通孔35を通ってケース部材10の外側に延出される。
このようにケース部材10内に不正検出センサ70がさらに収容された場合でも、ケース部材10から延出するハーネス50が引っ張られると、引っ張られたハーネス50に接続されたハーネス側コネクタ52がハーネス71やハーネス側コネクタ72と接触して、ハーネス50が検出センサ60から抜脱されるのを防止することができる。このため、ハーネス50が検出センサ60から抜脱されて、検出センサ60に正規以外の部品が接続されたハーネスを接続するハーネスの不正交換を防止することができる。またケース部材10は、不正検出センサ70を収容する場合や収容しない場合のいずれの場合にも使用することができ、使い勝手のよい検出センサ取付構造を提供することができる。
なお、係止部材39は、図13(裏面図)に示すように、その先端部がケース部材10内に挿入された検出センサ60に接続されたハーネス側コネクタ52と対向する位置に設けられてもよい。このようにすると、ハーネス側コネクタ52が接続されたハーネス50が引っ張られたときに、ハーネス側コネクタ52が係止部材39の先端部に当接して、ハーネス50が検出センサ60から抜脱されるのを規制することができる。このため、検出センサ60及び不正検出センサ70に挿着されたハーネス側コネクタ52,72同士の対向配置と相まって、検出センサ60に接続されたハーネス52の抜脱規制をより確実にすることができる。
1 遊技機
10 ケース部材
34 孔部
50 ハーネス
51 結束バンド
52 ハーネス側コネクタ(コネクタ)
60 検出センサ
101 遊技盤
113 受入口本体
113a 球受入口

Claims (1)

  1. 遊技盤に遊技球が通過可能な球受入口を有した受入口本体が設けられ、遊技球が通過したことを検出する検出センサが前記受入口本体に設けられた遊技機の検出センサ取付構造であって、
    前記検出センサに挿着されたハーネス側コネクタと該ハーネス側コネクタから延びるハーネスを覆う内部が中空なケース部材が前記受入口本体に取り付けられ、
    前記ケース部材内を延びるハーネスに結束バンドが取り付けられ、
    前記ケース部材は、前記ケース部材内を延びるハーネスを通して該ケース部材外側へ延ばすが、前記結束バンドを通さない孔部を有していることを特徴とする遊技機の検出センサ取付構造。
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