JP2011128749A - 列車混雑状況配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を配信する。
【解決手段】各駅の検出手段3で検出された各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して収集する収集手段と、収集手段により収集した各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して配信する配信手段と、各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測する予測手段と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】各駅の検出手段3で検出された各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して収集する収集手段と、収集手段により収集した各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して配信する配信手段と、各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測する予測手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は列車の混雑状況を配信するシステムに関する。
駅で列車を待つ人に、列車の混雑状況と降車駅までの混雑状況の推移を通知するようにした車両混雑推移通知システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来のシステムでは、列車ごとの混雑状況を検出し配信しているだけで、座れるかどうか、さらにはどの号車に空席があるのかといった空席状況については検出、配信していない。
(1) 請求項1の発明は、各駅の検出手段で検出された各列車の空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して収集する収集手段と、収集手段により収集した各駅における各列車の空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して配信する配信手段とを備える列車混雑状況配信システムである。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、検出手段は、各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、配信手段は、各駅を出発した各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を次駅に配信する。
(4) 請求項4の発明は、請求項2に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、収集手段により収集した各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測する予測手段を備え、配信手段は、予測手段による予測結果を配信する。
(5) 請求項5の発明は、請求項4に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、予測手段は、任意の駅に到着する任意の列車の前々駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況と、任意の駅を任意の列車の到着前に出発した列車の前駅および前々駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況とに基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の前駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測する。
(6) 請求項6の発明は、請求項4に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、通信回線を介して乗車駅から降車駅までの所望の空席状況または混雑状況の列車検索要求を受信する受信手段と、記憶手段に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、受信手段で受信した列車検索要求を満たす列車を検索する検索手段とを備え、配信手段は、検索手段により検索した列車検索要求を満たす列車の情報を配信する。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、検出手段は、複数の投受光センサーにより列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。
(8) 請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、検出手段は、ラインセンサーにより列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、検出手段は、各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、配信手段は、各駅を出発した各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を次駅に配信する。
(4) 請求項4の発明は、請求項2に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、収集手段により収集した各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測する予測手段を備え、配信手段は、予測手段による予測結果を配信する。
(5) 請求項5の発明は、請求項4に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、予測手段は、任意の駅に到着する任意の列車の前々駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況と、任意の駅を任意の列車の到着前に出発した列車の前駅および前々駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況とに基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の前駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測する。
(6) 請求項6の発明は、請求項4に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、通信回線を介して乗車駅から降車駅までの所望の空席状況または混雑状況の列車検索要求を受信する受信手段と、記憶手段に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、受信手段で受信した列車検索要求を満たす列車を検索する検索手段とを備え、配信手段は、検索手段により検索した列車検索要求を満たす列車の情報を配信する。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、検出手段は、複数の投受光センサーにより列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。
(8) 請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、検出手段は、ラインセンサーにより列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。
本発明によれば、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を配信することができ、乗客の利便性向上と混雑緩和を図ることができる。
図1は一実施の形態の列車混雑状況配信システムの全体構成を示す。一実施の形態の列車混雑状況配信システムは、駅ごとに設置され混雑状況を検出する情報作成元100、システムの中央センターに設置され各駅から混雑状況を収集してデータベースに格納するサーバー200、およびサーバーから必要な混雑状況を入手する情報入手機器300から構成される。情報作成元100、センターサーバー200および情報入手機器300は互いに通信回線を介して通信し、情報の授受を行う。
各駅の情報作成元100には、列車1の号車ごとの混雑状況を検出する投受光センサー3が設置されている。投受光センサー3は、駅2のプラットフォームから例えば10m位離れた位置に、投光器と受光器が列車1を挟むようにして設置される。駅2のプラットホームを出発した列車1が投受光センサー3を通過するときに、投光器からの光が列車1の窓から見える乗客により遮られて受光器に届かないのを利用し、列車1の号車ごとの混雑状況を検出する。
図2は列車1の混雑状況を検出する投受光センサー3の詳細を示し、図3は投受光センサー3と乗客の位置関係を示す。この一実施の形態では、2組の投受光センサー3Aと3Bを用いて列車1の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。投受光センサー3Aは、列車1の窓から見える座っている乗客の例えば頭部に光が届く高さに設置され、号車ごとの空席状況を検出する。また、投受光センサー3Bは、列車1の窓から見える立っている乗客の例えば頭部に光が届く高さに設置され、号車ごとの混雑状況を検出する。
列車1の号車番号を検出するには、列車1の速度が毎回ほぼ一定であると仮定して、列車1が投受光センサー3を通過し始めてからの経過時間に基づいて判断するが、図2に示すように列車1の天井部に光が届く高さに投受光センサー3Cを設置し、列車1の号車ごとの途切れを検出して号車番号を検出してもよい。
また、図3に示すように、投受光センサー3A〜3Cの代わりに、座っている乗客の頭部から立っている乗客の頭部、あるいは列車の天井部までの幅を連続的に検出するラインセンサー11を用い、空席状況を含む混雑状況、さらには列車の号車番号を検出するようにしてもよい。投受光センサー3A、3Bでは、間隔を開けて並んでいる乗客は検出できるが、乗客どうしの間隔が狭い場合や乗客と乗客とが重なっている場合、あるいは上背が投受光センサー3Aと3Bの検出位置の間になる場合には、大まかな空席状況と混雑状況しか検出できないが、ラインセンサー11を用いて上から下まで連続的に測定すれば、乗客の重なりを正確に判別できる上に、乗客の上背に拘わらず空席状況と混雑状況を正確に検出することができる。
次に、システムの中央センターに設置されるサーバー200には、演算処理装置4、列車混雑DB(データベース)5、各駅通行路DB6などが設置されている。演算処理装置4はコンピューターやメモリなどから構成され、後述する情報収集・処理プログラムと情報配信プログラムを実行して列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を収集し配信する。演算処理装置4は無線または有線の通信回線を介して各駅から列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を収集し、例えば図4に示す駅出発時の号車別混雑状況、図5に示すある列車の号車別駅ごとの混雑状況、図6に示すある駅の号車別時間ごとの混雑状況などに整理し、列車混雑DB5に格納する。
図4は、最大乗車定員に対する乗車人数の割合(%)を縦軸に表して、ある駅を出発した列車の号車別の混雑状況を示す。列車混雑DB5には、図4に示すような各駅を出発したすべての列車の号車別の混雑状況データが格納される。なお、図4には最大乗車定員に対する乗車人数の割合を混雑状況として示すが、列車混雑DB5にはまた、各駅を出発したすべての列車の号車別の最大座席数に対する空席数の割合(%)が空席状況データとして格納される。
図5は、最大乗車定員に対する乗車人数の割合(%)を縦軸に表して、ある列車の号車別の駅ごとの混雑状況を示す。列車混雑DB5には、図5に示すようなすべての列車の号車別駅ごとの混雑状況データが格納される。なお、図5には最大乗車定員に対する乗車人数の割合を混雑状況として示すが、列車混雑DB5にはまた、すべての列車の号車別駅ごとの最大座席数に対する空席数の割合(%)が空席状況データとして格納される。
図6は、最大乗車定員に対する乗車人数の割合(%)を縦軸に表して、ある駅の号車別時間ごとの混雑状況を示す。列車混雑DB5には、図6に示すようなすべての駅における号車別時間ごとの混雑状況データが格納される。なお、図6には最大乗車定員に対する乗車人数の割合を混雑状況として示すが、列車混雑DB5にはまた、すべての駅における号車別時間ごとの最大座席数に対する空席数の割合(%)が空席状況データとして格納される。
センターサーバー200の列車混雑DB5には、図4〜図6に示すように列車別、駅別、年月日別、時間別、学校休暇有無別など、あらゆる条件の列車の空席状況および混雑状況のデータが格納される。
また、センターのサーバー200に設置される各駅通行路DB6には、図7に示すような各駅の出入り口および乗り換え口に最も近い号車を示すデータが格納される。
列車混雑状況配信システムの中央センターから空席状況を含む混雑状況などの情報を入手する機器300としては、図1に示すように、パーソナルコンピューター8、携帯電話機9の他に、各駅の構内掲示板10などがある。空席状況を含む混雑状況の情報を要求する利用者は、パソコン8または携帯電話機9からインターネットなどの通信回線を介してセンターのサーバー200にアクセスし、乗り降りする駅名、経由する駅名、到着時刻または出発時刻の他に、希望する混雑状況、例えば座りたい、座れなくても新聞雑誌などが読める程度の混雑などの項目を入力して情報の配信を要求する。
サーバーの演算処理装置4は、列車混雑DB5と各駅通行路DB6に格納されている現在と過去の列車の空席状況と混雑状況に基づいて、利用者の要求項目を満たす乗車駅から降車駅までの経路の探索および空席状況と混雑状況を満たす列車の選別を行い、最適な乗り継ぎ経路、座れる列車、空いている号車、あるいは座れる時間帯、空いている時間帯などの情報を利用者のパソコン8または携帯電話機9へ配信し、利用者に情報を提供する。
利用者はまた、パソコン8または携帯電話機9を介して、何号車に乗っていれば乗車時は混雑していても次の駅では乗客の多くが乗り降りして座れる確率が高いといった情報も入手できる。一般に、出入り口や乗り換え口に近い号車は乗り降りする乗客が多いので、サーバー200の演算処理装置4では、各駅通行路DB6に格納されている各駅の出入り口および乗り換え口に最も近い号車のデータを用いて途中で座れる号車を分析することができ、利用者に提供することができる。
なお、センターサーバー200から提供された列車混雑状況、例えば「何号車に乗れば座れる」、「何号車に乗れば空いている」、「20分遅く乗れば空いている」などの情報に対して、利用者が情報の正誤を回答できるようにすれば、回答に基づいて列車混雑DB5に格納されているデータを更新することができ、提供する列車混雑情報の信頼性を向上させることができる。
駅ごとに設置される構内掲示板10には、前駅さらには前々駅を出発した列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況をセンターサーバー200から入手し、リアルタイムに表示する。さらには、混雑が解消される時間帯、あるいは座れる時間帯などについてもセンターサーバー200から入手して表示することができる。
構内掲示板10に列車の混雑状況を表示する際に、前駅との間隔が短い場合や列車の編成が長い場合などには、列車が前駅を出発してから混雑状況を表示したのでは間に合わない場合がある。そのような場合には、乗車駅に到着する列車の前々駅の混雑状況と、乗車駅を直前に出発した列車の前々駅と前駅の混雑状況とに基づいて、乗車駅に到着する列車の前駅における混雑状況を推測して表示する。
図8は、センターサーバー200の情報収集・処理プログラムを示すフローチャートである。センターサーバー200の演算処理装置4は、所定時間ごとにこのプログラムを繰り返し実行する。ステップ1において、各駅から発車した列車別の号車ごとの空席状況と混雑状況を収集する。続くステップ2では、収集した情報を例えば図4〜図6に示すような所定の型式の情報に加工処理する。そしてステップ3で、加工処理した列車ごとの空席状況と混雑状況を列車混雑DB5に格納する。
図9は、センターサーバー200の情報配信プログラムを示すフローチャートである。センターサーバー200の演算処理装置4は、所定時間ごとにこのプログラムを繰り返し実行する。ステップ11において、各駅から収集した情報に基づいて出発した列車があるか否かをチェックする。出発列車がある場合にはステップ12へ進み、出発列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を到着駅へ配信する。この際、前駅を出発してから情報を配信したのでは間に合わない場合には、上述したように到着列車の前駅における空席状況を含む混雑状況を推測して配信する。前駅を出発した列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を受信した到着駅では、その情報を構内掲示板10に表示する。
ステップ13では、利用者から特定の情報の配信要求があるか否かをチェックする。利用者から情報の配信要求がある場合にはステップ14へ進み、上述したように列車混雑DB5と各駅通行路DB6に格納されている情報に基づいて利用者から要求された情報を生成処理し、続くステップ15で利用者に要求された情報を配信する。利用者は配信された情報をパソコン8または携帯電話機9により受信する。
なお、上述した実施の形態とそれらの変形例において、実施の形態と変形例とのあらゆる組み合わせが可能である。
上述した実施の形態とその変形例では、センターサーバー200の演算処理装置4が、各駅の投受光センサー3またはラインセンサー11で検出された各列車の空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して収集するとともに、収集した各駅における各列車の空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して配信する。これにより、列車の空席状況を含む混雑状況を配信することができ、乗客の利便性向上と混雑緩和を図ることができる。
また、上述した実施の形態とその変形例では、各駅の投受光センサー3またはラインセンサー11は、各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。これにより、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を配信することができ、乗客の利便性向上と混雑緩和を図ることができる。
上述した実施の形態とその変形例では、センターサーバー200の演算処理装置4が、各駅を出発した各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を次駅に配信する。これにより、各駅では次に到着する列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を構内掲示板10などに表示して乗客に報知することができ、乗客の利便性向上と混雑緩和を図ることができる。
上述した実施の形態とその変形例では、演算処理装置4により収集した各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を記憶する列車混雑DB5をセンターサーバー200に備え、演算処理装置4が、列車混雑DB5に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測し、この予測結果を配信する。これにより、任意の駅の任意の列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を配信することができ、乗客の利便性向上と混雑緩和を図ることができる。
上述した実施の形態とその変形例では、センターサーバー200の演算処理装置4が、任意の駅に到着する任意の列車の前々駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況と、任意の駅を任意の列車の到着前に出発した列車の前駅および前々駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況とに基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の前駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況を予測する。前駅との間隔が短い場合や列車の編成が長い場合などには、列車が前駅を出発してから混雑状況を表示したのでは間に合わない場合があるが、そのような場合でも到着する列車の前駅における号車ごとの空席状況を含む混雑状況を配信することができ、乗客の利便性向上と混雑緩和を図ることができる。
上述した実施の形態とその変形例では、センターサーバー200の演算処理装置4が、通信回線を介して乗車駅から降車駅までの所望の空席状況または混雑状況の列車検索要求を受信し、列車混雑DB5に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況に基づいて、受信した列車検索要求を満たす列車を検索する。そして、検索した列車検索要求を満たす列車の情報を配信する。これにより、利用者は手元のパソコン8または携帯電話機9により乗車駅から降車駅まで所望の空席状況または混雑状況を満たす列車の情報を容易に取得することができ、利用者の利便性向上と混雑緩和を図ることができる。
上述した実施の形態とその変形例では、複数の投受光センサー3により列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。これにより、簡単な構成で列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を正確に検出することができる。
上述した実施の形態とその変形例では、ラインセンサー11により列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況を検出する。これにより、列車の号車ごとの空席状況を含む混雑状況をより正確に検出することができる。
1;列車、3;投受光センサー、4;演算処理装置、5;列車混雑DB、11;ラインセンサー、200;サーバー
Claims (8)
- 各駅の検出手段で検出された各列車の空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して収集する収集手段と、
前記収集手段により収集した各駅における各列車の前記空席状況を含む混雑状況を通信回線を介して配信する配信手段とを備えることを特徴とする列車混雑状況配信システム。 - 請求項1に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、
前記検出手段は、各駅における各列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況を検出することを特徴とする列車混雑状況配信システム。 - 請求項2に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、
前記配信手段は、各駅を出発した各列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況を次駅に配信することを特徴とする列車混雑状況配信システム。 - 請求項2に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、
前記収集手段により収集した各駅における各列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況に基づいて、任意の駅に到着する任意の列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況を予測する予測手段を備え、
前記配信手段は、前記予測手段による予測結果を配信することを特徴とする列車混雑状況配信システム。 - 請求項4に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、
前記予測手段は、任意の駅に到着する任意の列車の前々駅における号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況と、前記任意の駅を前記任意の列車の到着前に出発した列車の前駅および前々駅における号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況とに基づいて、前記任意の駅に到着する前記任意の列車の前駅における号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況を予測することを特徴とする列車混雑状況配信システム。 - 請求項4に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、
通信回線を介して乗車駅から降車駅までの所望の空席状況または混雑状況の列車検索要求を受信する受信手段と、
前記記憶手段に記憶されている各駅における各列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況に基づいて、前記受信手段で受信した前記列車検索要求を満たす列車を検索する検索手段とを備え、
前記配信手段は、前記検索手段により検索した前記列車検索要求を満たす列車の情報を配信することを特徴とする列車混雑状況配信システム。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、
前記検出手段は、複数の投受光センサーにより列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況を検出することを特徴とする列車混雑状況配信システム。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の列車混雑状況配信システムにおいて、
前記検出手段は、ラインセンサーにより列車の号車ごとに座席に着座している乗客と立っている乗客とを判別し、列車の号車ごとの前記空席状況を含む混雑状況を検出することを特徴とする列車混雑状況配信システム。
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