JP2011128047A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011128047A
JP2011128047A JP2009287451A JP2009287451A JP2011128047A JP 2011128047 A JP2011128047 A JP 2011128047A JP 2009287451 A JP2009287451 A JP 2009287451A JP 2009287451 A JP2009287451 A JP 2009287451A JP 2011128047 A JP2011128047 A JP 2011128047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
ephemeris
cpu
stored
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009287451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5375584B2 (ja
Inventor
Masatoshi Kanzaki
正俊 神崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2009287451A priority Critical patent/JP5375584B2/ja
Publication of JP2011128047A publication Critical patent/JP2011128047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5375584B2 publication Critical patent/JP5375584B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

【課題】GPSシステムの拡張情報を適切に利用する電子機器を提供すること。
【解決手段】電子機器1は、衛星201,202からの第1情報または第1情報に代わる第2情報を用いて位置情報を取得する測位手段20と、電源スイッチ18がオフ状態の間に所定間隔で位置情報を取得し得るように測位手段20へ電源供給する電源供給手段17と、第2情報の算出に必要な拡張情報を記憶する第1記憶手段14と、拡張情報が第1記憶手段14に記憶されている場合は電源供給を禁止するように電源供給手段17を制御する制御手段16と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
GPS衛星からの信号(エフェメリス情報)を受信して測位演算を行うGPSシステムは、エフェメリス情報に含まれる衛星の位置情報および時刻情報を測位演算に用いる。このGPSシステムで、エフェメリス情報を受信できない場合などにあらかじめ取得しておいたエフェメリス拡張情報を用いてエフェメリスを予測する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−3092号公報
一般に、エフェメリス拡張情報はエフェメリス情報を受信できない状況で用いられる。しかしながら、エフェメリス情報の受信には約30秒の時間を要することから、エフェメリス情報を受信できる状態においてもエフェメリス拡張情報を用いると、エフェメリス情報の受信に費やす時間や電力を抑えることができる。一方で、使用するエフェメリス拡張情報が古いほどエフェメリス予測値に含まれる誤差が大きくなる。このような条件の下で、GPS機器が搭載された電子機器であって電池駆動されるものに対し、エフェメリス拡張情報を適切に利用するための検討が行われていないという問題があった。
本発明による電子機器は、衛星からの第1情報または第1情報に代わる第2情報を用いて位置情報を取得する測位手段と、電源スイッチがオフ状態の間に所定間隔で位置情報を取得し得るように測位手段へ電源供給する電源供給手段と、第2情報の算出に必要な拡張情報を記憶する第1記憶手段と、拡張情報が第1記憶手段に記憶されている場合は電源供給を禁止するように電源供給手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明による電子機器では、GPSシステムの拡張情報を適切に利用できる。
本発明の一実施の形態による電子カメラの構成例を説明するブロック図である。 オン操作時にCPUが行う処理の流れを説明するフローチャートである。 オフ操作時にCPUが行う処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラ1の構成例を説明するブロック図である。図1において、電子カメラ1は、撮影光学系11と、撮像素子12と、AFE/TG(Analog front end/Timing generator)回路13と、内蔵メモリ14と、表示部15と、CPU16と、電源制御回路17と、操作部材18と、外部インターフェイス19と、GPSモジュール20とを備える。電子カメラ1には、メモリカード50、無線回路60、および電池70が装着されている。
撮影光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、撮影光学系11を単レンズとして図示している。
撮像素子12は、受光素子が受光面に二次元配列されたCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子12は、撮影光学系11を通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。アナログ画像信号は、AFE/TG回路13に入力される。
AFE/TG回路13は、CPU16から送出される指示に応じて所定のタイミング信号を発生して撮像素子12へ供給する。該タイミング信号によって撮像素子12が駆動制御されることにより、撮像素子12による撮像タイミングや撮像素子12からのアナログ画像信号の読出しタイミングが制御される。
AFE/TG回路13はさらに、アナログ画像信号に対して相関二重サンプリングやゲイン調整などのアナログ処理を行うとともに、アナログ処理後の画像信号をデジタル画像データに変換する。デジタル画像データは、CPU16によって各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整処理など)が施される。
内蔵メモリ14は不揮発性メモリで構成され、CPU16による画像処理の前後や処理工程中のデジタル画像データを一時的に記憶したり、CPU16が実行するプログラム、後述するEEデータを記憶したりする。表示部15は液晶パネルによって構成され、CPU16からの指示に応じて画像や操作メニュー画面などを表示する。
CPU16は、内蔵メモリ14が記憶するプログラムを実行することによって電子カメラ1が行う動作を制御する。CPU16はさらに、操作部材18から入力される操作信号を監視し、電源制御回路17へ電源供給の開始/終了について指示を行う。電子カメラ1に電池70が装填されている場合には、CPU16による操作信号監視機能が常時働くように構成されている。
これにより、CPU16は、メインスイッチのオン操作を示す操作信号を受けると電源制御回路17へ電力供給の開始を指示するとともに、所定の電源オン処理を起動させる。また、CPU16は、メインスイッチのオフ操作を示す操作信号を受けると所定の電源オフ処理を行い、該電源オフ処理が終了してから電源制御回路17へ電力供給の終了を指示する。
電源制御回路17は、GPSモジュール20に対する電力と、その他のブロックに対する電力とを独立して供給/非供給を制御することが可能に構成される。つまり、電子カメラ1のメインスイッチがオフされている状態でGPSモジュール20のみを動作させたり、電子カメラ1のメインスイッチがオンされている状態でGPSモジュール20のみを非動作にしたりすることができる。GPSモジュール20を動作/非動作にする設定は、あらかじめメニュー操作によって設定され、設定内容が内蔵メモリ14内に記憶されている。
本実施形態では、「GPSモジュールを動作させる」設定が行われている場合を例に説明する。CPU16は、「GPSモジュールを動作させる」設定で、「GPSモジュールスリープフラグがオン」の場合に電子カメラ1のメインスイッチがオフされている状態でGPSモジュール20を動作させる。CPU16は、「GPSモジュールを動作させる」設定で、「GPSモジュールスリープフラグがオフ」の場合には電子カメラ1のメインスイッチがオフされている状態でGPSモジュール20を非動作にする。GPSモジュールスリープフラグのオン/オフ設定については後述する。また、「GPSモジュールを動作させる」設定が行われていない場合のCPU16は、メインスイッチの状態にかかわらず常にGPSモジュール20を非動作にする。
操作部材18は、メインスイッチ、レリーズボタンおよびメニュースイッチなどを含む。操作部材18は、メインスイッチ操作やレリーズ操作、メニュー選択操作など、各操作に応じた操作信号をCPU16へ送出する。
GPSモジュール20は、GPS衛星201、202からの電波を受信し、受信信号にのせられているエフェメリス情報を用いて測位(緯度、経度、高度)演算を行う。なお、図1においては、測位に用いる4つのGPS衛星のうち2衛星のみを図示している。GPSモジュール20で算出した測位情報は、GPSモジュール20内の不揮発性メモリ20bの所定領域に上書き記憶する。また、GPSモジュール20で受信したアルマナック、エフェメリス情報も、それぞれ不揮発性メモリ20bの所定領域(測位情報の記憶領域と異なる)に上書き記憶する。
電源制御回路17から電源供給されているGPSモジュール20は、測位情報の算出を繰り返し行う。このため、不揮発性メモリ20bには直近の情報が記憶される。撮影地点の測位情報を撮影画像に関連づけて保存する設定が行われている場合のCPU16は、撮影を行うと撮影画像のデータおよびその測位情報を含むExif形式の画像ファイルを生成し、メモリカード50へ当該画像ファイルを記録する。
Exif形式の画像ファイルは、JPEG画像フォーマットの画像データ内にサムネイル画像や撮影情報などのデータを埋め込むようにしたものである。CPU16は、撮影時に上記不揮発性メモリ20bから直近の測位情報を読み出し、読み出した測位情報を含めて画像ファイルを生成する。
<測位処理>
ここで、GPSモジュール20による測位処理について説明する。GPSモジュール20は、GPS衛星201、202から送信された信号からアルマナック情報およびエフェメリス情報をそれぞれ取得する。アルマナック情報は全てのGPS衛星の軌道に関する情報を含み、エフェメリス情報は衛星ごとの位置情報と時刻情報とを含む。GPSモジュール20は、アルマナック情報に基づいて測位に用いる4機の衛星を選択し、選択した4機の衛星からそれぞれ送信される信号に基づいて自己位置を演算する。
測位を繰り返し行う場合、衛星の軌道情報および位置、時刻情報を不揮発性メモリ20bに保存しておくと、次回の測位時に保存情報を用いることができる。しかしながら、上記衛星の位置情報は所定時間(たとえば4時間)が経過すると新たな位置情報が必要とされ、上記軌道情報は所定期間(たとえば4週間)が経過すると新たな軌道情報が必要とされる。したがって、前回測定から測定間隔が開いた場合は保存情報の使用が適さないため、衛星のエフェメリス情報およびアルマナック情報の少なくとも一方を新たに取得する必要がある。所定時間を経過すると新たな情報が必要になる理由は、衛星からの送信情報が衛星の位置や軌道を示す予測情報であるため、時間経過につれて実際の衛星位置、衛星軌道との間の誤差が増えるからである。
一般に、測位時にアルマナック情報およびエフェメリス情報のそれぞれを新たに取得する必要がある状態は「コールド」、測位時にエフェメリス情報のみを新たに取得する必要がある状態は「ウォーム」、測位時にアルマナック情報およびエフェメリス情報を新たに取得しなくてもよい状態は「ホット」と呼ばれる。GPSモジュール20は、これら3つの状態のいずれに該当するかによって新たに取得する情報を異ならせる。新たな情報を取得しなくてよい場合はその情報の取得に要する時間を短縮できるため、測位時間は、(「コールド」スタート時)>(「ウォーム」スタート時)>(「ホット」スタート時)の関係を有する。
<エフェメリス予測処理>
上記衛星のエフェメリス情報について、新たな情報が必要とされるまでの時間をエフェメリス有効時間という。特許文献1記載の技術は、エフェメリス有効時間(たとえば4時間)より長い時間(たとえば4週間)のエフェメリスを、エフェメリス拡張情報(以降EEデータと呼ぶ)を用いた予測計算によって算出するものである。
本実施形態のCPU16は、測位時にエフェメリス情報を新たに取得する必要がある状態「ウォーム」において、新たにエフェメリス情報を取得する代わりにエフェメリス予測値を用いることによってエフェメリス情報の取得を省略する機能を備える。エフェメリス情報の取得を省略すると、「ウォーム」スタートでありながら「ホット」スタートと同様の短時間で測位できる。
本実施形態では、エフェメリス予測値を用いる処理を、電子カメラ1のメインスイッチがオフされている状態において適用する。すなわち、GPSモジュール20で常に「ホット」スタートが行えるように、電子カメラ1のメインスイッチがオフされている状態においてもGPSモジュール20で定期的にエフェメリス情報を取得させる。このとき、エフェメリス予測値が得られる場合には、メインスイッチオフ状態におけるGPSモジュール20の起動を省略させる。エフェメリス予測値の算出手法は、特許文献1の場合と同様である。
<EEデータの取得>
エフェメリス予測値が得られる場合とは、電子カメラ1が有効なEEデータを保有している状態をいう。GPS衛星201、202が地上へ送信する情報は、もともとGPSシステムを運用する米国によって地上から各衛星へ送信されたものである。米国は、各GPS衛星が地上へ送信する情報と別に、各GPS衛星の位置の予測に必要な情報(EEデータ)を提供している。このEEデータを用いて所定の予測演算を行うことにより、各GPS衛星が送信しているエフェメリスと同様の情報(エフェメリス予測値)が得られる。
本実施形態では、EEデータが保存されているサーバ301(図1)からネットワークを経由してEEデータを取得し、あらかじめ電子カメラ1内の内蔵メモリ14の所定領域に当該EEデータを保存しておく。ネットワークを経由したEEデータの取得は、たとえば、ネットワークに接続されているアクセスポイント302と電子カメラ1に装着されている無線回路60とを無線接続して行う。無線回路60で受信されたEEデータは、外部インターフェイス19を介してCPU16が取得する。
無線回路60を使う代わりにパーソナルコンピュータ(PC)303を経由してもよい。この場合にはPC303をネットワークに接続し、該PC303と外部インターフェイス19との間をUSBケーブルを介して接続する。これにより、CPU16が外部インターフェイス19を介してEEデータを取得する。
また、PC303のメモリカードホルダにメモリカード50を装着し、PC303がネットワーク経由で取得したEEデータをメモリカード50に記録した上で、該メモリカード50を電子カメラ1に装着することによってCPU16が該メモリカード50からEEデータを読み出すように構成することもできる。
EEデータにも有効期間が存在する。この理由は、EEデータも衛星位置や衛星軌道を示す予測情報に該当するため、時間経過につれて実際の衛星位置、衛星軌道との間の誤差が増えるからである。EEデータの有効期間は、たとえば4週間である。誤差は時間経過とともに徐々に増加するため、4週間のうちでも初期と終期とでは誤差の程度が異なる。
本実施形態では、電子カメラ1のメインスイッチがオフされている状態でエフェメリス情報を取得するか否かを決定するために、上述したGPSモジュールスリープフラグを用いる。以降の説明は、GPSモジュールスリープフラグをセットする処理と、GPSモジュールスリープフラグの状態に応じた電子カメラ1の電源オフ処理を中心に説明する。
<GPSモジュールスリープフラグのセット>
GPSモジュールスリープフラグのセットは、電子カメラ1のパワーオン操作時に行う。図2は、メインスイッチのオン操作時にCPU16が行う処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、電子カメラ1に電池70が装填されており、かつメインスイッチがオフ状態からオン操作(パワーオン操作)された場合に、電源制御回路17へ指示を送って電子カメラ1内の各ブロックおよびGPSモジュール20に対する電力供給を開始させるとともに、図2による処理を起動させる。
図2のステップS1において、CPU16は、EEデータをダウンロード済みか否かを判定する。CPU16は、内蔵メモリ14の所定領域にEEデータが保存されている場合にステップS1を肯定判定してステップS2へ進む。CPU16は、内蔵メモリ14の所定領域にEEデータが保存されていない場合にはステップS1を否定判定し、ステップS7へ進む。EEデータのダウンロードは、電子カメラ1のメンテナンス時などを利用してあらかじめ行っておく。たとえば、電子カメラ1を上述したようにネットワークへ接続し、メニュー操作によって所定のダウンロード処理を起動させてEEデータを取得させる。
ステップS2において、CPU16は、EEデータの有効期間を確認してステップS3へ進む。本実施形態では、EEデータの取得時(内蔵メモリ14への保存時)から4週間を有効期間とする。ステップS3において、CPU16は有効期間内か否かを判定する。CPU16は、保存しているEEデータの有効期間内である場合にステップS3を肯定判定してステップS4へ進み、有効期間内でない場合にはステップS3を否定判定し、ステップS7へ進む。
ステップS4において、CPU16は、EEデータの更新が必要か否かを判定する。CPU16は、保存しているEEデータを取得してからの経過日数が、たとえば2週間以内である場合にステップS4を否定判定してステップS5へ進む。CPU16は、保存しているEEデータを取得してからの経過日数が2週間を超えている場合にはステップS4を否定判定し、ステップS6へ進む。
ステップS5において、CPU16は、GPSモジュールスリープフラグをオフにして図2による処理を終了する。ステップS6において、CPU16は表示部15にEEデータダウンロードおすすめメッセージを表示させてステップS5へ進む。上述したように、EEデータの誤差は有効期間のうちでも初期と終期で程度が異なるので、誤差程度が大きくなる有効期間の終期に近づいた場合に、たとえば「EEデータを更新してください」というメッセージを表示させて使用者にEEデータの取得を促す。
ステップS7において、CPU16は、GPSモジュールスリープフラグをオンにして図2による処理を終了する。図2による処理後のCPU16は、レリーズ操作に応じた撮影処理や、メニュー操作に応じたメニュー処理など、操作部材18からの操作信号に応じて所定の処理を行う。
<電源オフ処理>
図3は、メインスイッチのオフ操作時にCPU16が行う処理の流れを説明するフローチャートである。CPU16は、メインスイッチのオフ操作(パワーオフ操作)を示す操作信号を受けると図3による処理を起動させる。
図3のステップS21において、CPU16は、GPSモジュールスリープフラグがオンか否かを判定する。CPU16は、GPSモジュールスリープフラグがオンされている場合にステップS21を肯定判定してステップS22へ進む。CPU16は、GPSモジュールスリープフラグがオフされている場合にはステップS21を否定判定し、ステップS23へ進む。
ステップS22において、CPU16は電源制御回路17へ指示を送り、GPSモジュール20への電力供給を継続させてステップS24へ進む。これは、電子カメラ1のパワーオフ状態にもGPSモジュール20で測位処理を行わせるためである。これにより、常に「ホット」スタートが行えるように所定タイミングでエフェメリス情報が取得される。
ステップS24において、CPU16は電源制御回路17へ指示を送り、GPSモジュール20以外の他のブロックへの電力供給の終了を指示して図3による処理を終了する。
一方、ステップS21を否定判定して進むステップS23において、CPU16は電源制御回路17へ指示を送り、GPSモジュール20への電力供給を停止させてステップS24へ進む。これは、電子カメラ1のパワーオフ状態においてGPSモジュール20で測位処理させないためである。エフェメリス情報を取得しなくても、エフェメリス予測値を用いて「ホット」スタートが行えるからである。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ1は、衛星201,202からのエフェメリス情報、またはエフェメリス予測値を用いて位置情報を取得するGPSモジュール20と、電源スイッチ18がオフ状態の間に所定間隔で位置情報を取得し得るようにGPSモジュール20へ電源供給する電源制御回路17と、エフェメリス予測値の算出に必要なEEデータを記憶する内蔵メモリ14と、EEデータが内蔵メモリ14に記憶されている場合は電源供給を禁止するように電源制御回路17を制御するCPU16とを備えるようにした。これにより、EEデータを適切に利用できる。すなわち、記憶したEEデータが存在する場合の電源スイッチ18のオフ時には、GPSモジュール20がエフェメリス情報の取得をしないようにしたので、電池の消費を抑えることができる。電池70で駆動される機器には、とくに好適である。
(2)GPSモジュール20は、電源スイッチ18のオン操作後に衛星201,202からのエフェメリス情報を取得する前に測位演算する場合は、内蔵メモリ14による記憶情報(EEデータ)に基づいて演算したエフェメリス予測値を用いて当該測位演算するようにした。これにより、EEデータを適切に利用できる。すなわち、エフェメリス情報の取得を待たずにエフェメリス予測値を用いて測位演算することで、「ウォーム」スタートでありながら「ホット」スタートと同様の短時間で測位できる。
(3)CPU16は、EEデータが内蔵メモリ14に記憶されていない場合、および内蔵メモリ14にEEデータが記憶されてから所定期間が経過している場合に、それぞれ電源スイッチ18がオフ状態の間のGPSモジュール20への電源供給を許可するようにした。EEデータが存在しないか、存在しても有効期間を過ぎている場合は、エフェメリス予測値を用いることは不適切である。電源スイッチ18がオフ時でもGPSモジュール20がエフェメリス情報を取得するようにしたので、常に最新のエフェメリス情報を得ることができる。
(4)電源スイッチ18がオフ状態の間にGPSモジュール20が衛星201,202から取得したエフェメリス情報を記憶するメモリ20bをさらに備え、GPSモジュール20は、電源スイッチ18がオン操作後に衛星201,202からのエフェメリス情報を取得する前に測位演算する場合は、メモリ20bによる記憶情報を用いて測位演算するようにした。エフェメリス情報の取得を待たずに記憶情報を用いて測位演算することで、常に「ホット」スタートして短時間で測位できる。
(変形例1)
上述したステップS4において、EEデータを取得してからの経過日数によってEEデータの更新の必要性を判断したが(ステップS4)、実際に取得したエフェメリス情報とエフェメリス予測値とを比較してEEデータの更新の必要性を判断してもよい。この場合のCPU16は、内蔵メモリ14に保存されているEEデータを用いてエフェメリス予測値を算出し、この予測値と実際にGPSモジュール20で取得されるエフェメリス情報とを比較する。CPU16は、両者の差が所定値以下の場合はステップS4を否定判定してステップS5へ進む。CPU16は、両者の差が所定値を超える場合はステップS4を肯定判定し、ステップS6へ進む。
(変形例2)
上述した説明では、電子カメラ1のメインスイッチがオフされている状態でエフェメリス情報を取得するか否かを決定する例を説明した。電子カメラ1のメインスイッチがオンされている状態では、以下のようにエフェメリス情報を取得するか否かを決定してよい。
CPU16は、測位時にエフェメリス情報を新たに取得する必要がない「ホット」においては、GPSモジュール20へ指示を送り、不揮発性メモリ20bの所定領域に格納されているアルマナック、エフェメリス情報を用いて測位演算を行わせる。
CPU16は、測位時にエフェメリス情報のみを新たに取得する必要がある「ウォーム」において、新たにエフェメリス情報を取得する代わりにエフェメリス予測値を用いることによってエフェメリス情報の取得を省略するようにGPSモジュール20へ指示を送る。これにより、「ウォーム」スタートでありながら「ホット」スタートと同様の短時間で測位が可能になる。CPU16はさらに、上記エフェメリス予測値を用いた測位演算を行う一方で、新たなエフェメリス情報の取得を指示する。新たなエフェメリス情報を取得すると、必要に応じて最新のエフェメリス情報を用いた測位演算を行い、エフェメリス予測値を用いた測位演算結果に代えて、最新のエフェメリス情報を用いた測位演算結果を採用する。
なお、取得した新たなエフェメリス情報は、不揮発性メモリ20bの所定領域に更新記録させる。このように制御することで、測位演算結果を早く得るとともに、最新のエフェメリス情報の取得も行える。
CPU16は、測位時にエフェメリス情報およびアルマナック情報を新たに取得する必要がある「コールド」においては、GPSモジュール20へ指示を送り、アルマナック情報およびエフェメリス情報をそれぞれ取得させた上で測位演算を行わせる。
(変形例3)
内蔵メモリ14の所定領域にEEデータが保存されていない場合、および保存されているEEデータの有効期間が終了している場合に、それぞれ表示部15にメッセージを表示させるようにしてもよい。この場合のCPU16は、ステップS7へ進む前に、たとえば、「測位に時間がかかります」というメッセージを表示部15に表示させる。「ウォーム」スタートが必要な状態であることを起動時にあらかじめ知らせることで、「ホット」スタートすると思っていたところ「ウォーム」スタートしたという勘違いを防ぐことができる。
(変形例4)
GPSモジュール20を搭載する電子カメラ1を例に説明したが、GPSモジュール20を搭載する携帯電話機やビデオカメラ、パソコンなどの電子機器にも本発明を適用してよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…電子カメラ
14…内蔵メモリ
15…表示部
16…CPU
17…電源制御回路
18…操作部材
19…外部インターフェイス
20…GPSモジュール
50…メモリカード
60…無線回路
70…電池
201,202…GPS衛星
300…ネットワーク
301…サーバ

Claims (6)

  1. 衛星からの第1情報または前記第1情報に代わる第2情報を用いて位置情報を取得する測位手段と、
    電源スイッチがオフ状態の間に所定間隔で位置情報を取得し得るように前記測位手段へ電源供給する電源供給手段と、
    前記第2情報の算出に必要な拡張情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記拡張情報が前記第1記憶手段に記憶されている場合は前記電源供給を禁止するように前記電源供給手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記測位手段は、前記電源スイッチのオン操作後に前記衛星からの前記第1情報を取得する前に位置情報を取得する場合は、前記第1記憶手段による記憶情報に基づいて演算した第2情報を用いて当該位置情報を取得することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記拡張情報が前記第1記憶手段に記憶されていない場合、および前記第1記憶手段に前記拡張情報が記憶されてから所定期間が経過している場合に、それぞれ前記電源スイッチがオフ状態の間の前記測位手段への電源供給を許可することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    前記電源スイッチがオフ状態の間に前記測位手段が前記衛星から取得した第1情報を記憶する第2記憶手段をさらに備え、
    前記測位手段は、前記電源スイッチがオン操作後に前記衛星からの前記第1情報を取得する前に位置情報を取得する場合は、前記第2記憶手段による記憶情報を用いて位置情報を取得することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項3または4に記載の電子機器において、
    前記拡張情報が前記第1記憶手段に記憶されていない場合、および前記第1記憶手段に前記拡張情報が記憶されてから所定期間が経過している場合に、それぞれ所定の報知を行う報知手段を備えることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記電源供給手段は、電池から供給される電力を用いて前記測位手段へ電源供給することを特徴とする電子機器。
JP2009287451A 2009-12-18 2009-12-18 電子機器 Expired - Fee Related JP5375584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009287451A JP5375584B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009287451A JP5375584B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011128047A true JP2011128047A (ja) 2011-06-30
JP5375584B2 JP5375584B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=44290790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009287451A Expired - Fee Related JP5375584B2 (ja) 2009-12-18 2009-12-18 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5375584B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014182119A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Casio Comput Co Ltd 測位処理装置、測位処理方法及びプログラム
JP2015141148A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 ビッグローブ株式会社 通信端末、情報処理端末、位置検索システム、位置通知方法、位置表示方法、位置検索方法およびプログラム
JP2017173097A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 カシオ計算機株式会社 測位制御装置、測位制御方法及びプログラム
JP2019158632A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 カシオ計算機株式会社 衛星電波受信装置、電子時計及び日時取得方法
JP2020169845A (ja) * 2019-04-02 2020-10-15 カシオ計算機株式会社 電子時計、情報更新制御方法及びプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084426A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Seiko Epson Corp 測位システム、情報提供装置、情報提供装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御プログラム
JP2008003092A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Nemerix Sa Gnssアプリケーションのためのエフェメリス拡張方法及び機器
JP2009270929A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Sony Corp ナビゲーション装置及びエフェメリスデータ取得方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084426A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Seiko Epson Corp 測位システム、情報提供装置、情報提供装置の制御プログラム、端末装置、端末装置の制御プログラム
JP2008003092A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Nemerix Sa Gnssアプリケーションのためのエフェメリス拡張方法及び機器
JP2009270929A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Sony Corp ナビゲーション装置及びエフェメリスデータ取得方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014182119A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Casio Comput Co Ltd 測位処理装置、測位処理方法及びプログラム
US9798016B2 (en) 2013-03-21 2017-10-24 Casio Computer Co., Ltd. Positioning processing apparatus, positioning processing method, and recording medium
JP2015141148A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 ビッグローブ株式会社 通信端末、情報処理端末、位置検索システム、位置通知方法、位置表示方法、位置検索方法およびプログラム
JP2017173097A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 カシオ計算機株式会社 測位制御装置、測位制御方法及びプログラム
JP2019158632A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 カシオ計算機株式会社 衛星電波受信装置、電子時計及び日時取得方法
JP7020204B2 (ja) 2018-03-14 2022-02-16 カシオ計算機株式会社 衛星電波受信装置、電子時計及び日時取得方法
JP2020169845A (ja) * 2019-04-02 2020-10-15 カシオ計算機株式会社 電子時計、情報更新制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5375584B2 (ja) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8570399B2 (en) Imaging apparatus
JP5375584B2 (ja) 電子機器
JP4609338B2 (ja) 撮影パラメータ値の設定
JP4697210B2 (ja) 地図表示装置及び地図表示方法
US20080158391A1 (en) Digital camera
JP5433930B2 (ja) カメラ、およびカメラシステム
US20180097980A1 (en) Imaging apparatus and image recording method
JP2008301231A (ja) 撮影装置及び電子機器並びに撮影支援システム
JP4855953B2 (ja) デジタルカメラ
JP2005311600A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5482169B2 (ja) デジタルカメラ、及びメッセージ表示方法、プログラム
JP2009225178A (ja) 撮影装置
JP2010038681A (ja) 電子機器
JP2009089039A (ja) 携帯電子機器および火傷防止方法
JP2014120856A (ja) 位置測定ユニット制御装置およびカメラ
US10397436B2 (en) Image pickup apparatus and image pickup method of image pickup apparatus
JP4882889B2 (ja) 撮影装置
JP2010041170A (ja) 画像記録装置
KR101427654B1 (ko) 촬상 장치 및 이의 제어 방법
KR101396334B1 (ko) 이미지 파일에 gps 정보를 입력하는 디지털 이미지 처리장치 및 그 제어 방법
KR20110056097A (ko) 디지털 촬영 장치에서의 위치 정보 계산 방법
JP6656077B2 (ja) 記録装置、記録装置の制御方法、プログラム
JP2005051697A (ja) 撮像装置
JP2015045580A (ja) 電子機器
JP4946285B2 (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5375584

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees