JP2011127192A - 3次元造形物製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ光Lのパワー密度を変更する作業を短時間で効率良く行うこと。
【解決手段】レーザ光照射ユニット61は、上部フレーム5における造形タンク21の上方に上下方向へ移動可能に設けられたユニットケース67と、ユニットケース67を上下方向へ移動させるケース移動機構69,71,73と、ユニットケース67内に光軸方向へ移動可能に設けられかつレーザ光Lを平行光に変換するコリメートレンズ85と、ユニットケース67内に設けられかつコリメートレンズ85を光軸方向へ移動させるコリメートレンズ移動機構87と、ユニットケース67内に設けられかつレーザ光を2次元走査するガルバノ光学スキャナ89と、ユニットケース67内に設けられかつレーザ光Lを集光して粉末層Tに対して上方向から鉛直に照射するFθレンズ99と、を備えたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属粉末の粉末層にレーザ光を照射して焼結体を形成する焼結動作を繰り返して行うことにより、複数の焼結体を重ね合わせてなる3次元造形物を製造する3次元造形物製造装置に関する。
近年、3次元造形物製造装置に種々の研究開発がなされており、3次元造形物製造装置の先行技術として特許文献1に示すものがある。そして、先行技術に係る3次元造形物の構成等は、次のようになる。
即ち、先行技術に係る3次元造形物製造装置は、装置本体をベースとして具備しており、装置本体には、上下方向へ延びた造形タンクが設けられており、この造形タンク内には、金属粉末の粉末層を支持する造形テーブルが上下方向へ移動可能に設けられている。また、装置本体の適宜位置には、材料タンクの一方側から金属粉末を均しながら造形タンク側に掻き寄せるスクレーパーユニットが設けられている。
造形タンクの上方には、レーザ光を2次元走査しつつ粉末層に対して上方向から鉛直に照射するレーザ光照射ユニットが設けられている。そして、レーザ光照射ユニットは、レーザ発振器から発振されたレーザ光を2次元走査するガルバノスキャナ、及びガルバノスキャナによって2次元走査されたレーザ光を集光して粉末層に対して上方向から鉛直に照射するFθレンズ等を備えている。
従って、造形テーブルを上方向へ移動させて、造形タンクの上面よりも低い高さ位置又は造形タンクの上面と略同じ高さ位置に位置させる。続いて、スクレーパーユニットによって材料タンクの一方側から金属粉末を均しながら造形タンク側に掻き寄せることにより、造形テーブル上に粉末層を形成する。そして、レーザ光照射ユニットによってレーザ光を2次元走査しつつ粉末層に対して上方向から鉛直に照射することにより、任意形状の前記焼結体を形成して、1回目の焼結動作が終了する。
1回目の焼結動作の終了後に、前回の焼結動作によって形成された焼結体の高さ分だけ造形テーブルを下方向へ移動させる。続いて、スクレーパーユニットによって金属粉末を均しながら造形タンク側に掻き寄せることにより、前回の焼結動作によって形成された焼結体を含む粉末層上に新たな粉末層を形成する。そして、レーザ光照射ユニットによってレーザ光を2次元走査しつつ新たな粉末層に対して上方向から鉛直に照射することにより、前回の焼結動作によって形成された焼結体に重なった任意形状の新たな焼結体を形成して、2回目以降の焼結動作が終了する。更に、2回目以降の焼結動作を繰り返して行うことにより、複数の焼結体を重ね合わせてなる任意形状の3次元造形物を製造することができる
特開2004−124201号公報
ところで、金属粉末の粒径又は材質の変更等の理由により、Fθレンズから照射されるレーザ光のパワー密度を変更する場合には、通常、ガルバノスキャナの入射側に設けられたコリメートレンズを用い、コリメートレンズを光軸方向へ移動させている。一方、コリメートレンズを光軸方向へ移動させると、レーザ光の焦点位置が変動してしまうため、前述の場合には、コリメートレンズを光軸方向へ移動させるだけでなく、Fθレンズを上下方向へ移動(平行移動)させて、レーザ光の焦点位置を粉末層の表面に一致するように調節する必要がある。
しかし、3次元造形物製造装置に用いられるFθレンズは、上方向から見ると造形タンクを覆うような大型の光学部品であり、他の光学部品との干渉を回避しつつ、Fθレンズを上下方向へ移動させることは容易でなく、レーザ光のパワー密度を変更する作業が煩雑化するという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の3次元造形物製造装置を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、金属粉末の粉末層にレーザ光を照射して焼結体を形成する焼結動作を繰り返して行うことにより、複数の前記焼結体を重ね合わせてなる3次元造形物を製造する3次元造形物製造装置において、前記装置本体に設けられ、上下方向(鉛直方向)に延びてあって、上側が解放(開口)された造形タンクと、前記造形タンク内に上下方向へ移動可能に設けられ、前記粉末層を支持する造形テーブルと、前記材料タンクの一方側から前記金属粉末を均しながら前記造形タンク側に掻き寄せるスクレーパーユニットと、前記装置本体における前記造形タンクの上方に設けられ、レーザ光を2次元走査しつつ前記粉末層に対して上方向から鉛直に照射するレーザ光照射ユニットと、を具備し、前記レーザ光照射ユニットは、前記装置本体における前記造形タンクの上方に上下方向へ移動可能に設けられたユニットケースと、前記ユニットケースを上下方向へ移動(平行移動)させるケース移動機構と、前記ユニットケース内に光軸方向へ移動可能に設けられ、レーザ光を発振するレーザ発振器に光学的に接続され、前記レーザ発振器から発振されたレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズと、前記ユニットケース内に設けられ、前記コリメートレンズを前記光軸方向へ移動させるコリメートレンズ移動機構と、前記ユニットケース内に設けられ、前記コリメートレンズから出射されたレーザ光を2次元走査するガルバノ光学スキャナと、前記ユニットケース内に設けられ、前記ガルバノ光学スキャナによって2次元走査されたレーザ光を集光して前記粉末層に対して上方向から鉛直に照射するFθレンズと、を備えたことを要旨とする。
[前記3次元造形物の製造に関する作用]
前記造形テーブルを上下方向(上方向又は下方向)へ移動させて、前記造形タンクの上面よりも低い高さ位置又は前記造形タンクの上面と略同じ高さ位置に位置させる。続いて、前記スクレーパーユニットによって前記材料タンクの一方側から前記金属粉末を均しながら前記造形タンク側に掻き寄せることにより、前記造形テーブル上に前記粉末層を形成する。なお、前記粉末層を形成した後に、前記スクレーパーシャフトを前記材料タンクの上方側へ復帰移動させておく。そして、前記レーザ光照射ユニットによってレーザ光を2次元走査しつつ前記粉末層に対して上方向から鉛直に照射することにより、任意形状の前記焼結体を形成して、1回目の焼結動作が終了する。
1回目の焼結動作の終了後に、前回の焼結動作によって形成された前記焼結体の高さ分だけ前記造形テーブルを下方向へ移動させる。続いて、前記スクレーパーユニットによって前記金属粉末を均しながら前記造形タンク側に掻き寄せることにより、前回の焼結動作によって形成された前記焼結体を含む前記粉末層上に新たな前記粉末層を形成する。なお、新たな前記粉末層を形成した後に、前記スクレーパーシャフトを前記材料タンクの上方側へ復帰移動させておく。そして、前記レーザ光照射ユニットによってレーザ光を2次元走査しつつ新たな前記粉末層に対して上方向から鉛直に照射することにより、前回の焼結動作によって形成された前記焼結体に重なった任意形状の新たな前記焼結体を形成して、2回目以降の焼結動作が終了する。更に、2回目以降の焼結動作を繰り返して行うことにより、複数の前記焼結体を重ね合わせてなる任意形状の前記3次元造形物を製造することができる。
[レーザ光のパワー密度の変更に関する作用]
前記コリメートレンズ移動機構によって前記コリメートレンズを前記光軸方向へ移動させることにより、前記Fθレンズから照射されるレーザ光のパワー密度を変更することができる。また、前記コリメートレンズの移動に伴い、レーザ光の焦点位置が変動するため、前記ケース移動機構によって前記ユニットケースを上下方向へ移動(平行移動)させることにより、前記Fθレンズを上下方向へ一体的に移動(平行移動)させて、レーザ光の焦点位置を前記粉末層の表面に合わせるように調節する。
ここで、前記装置本体における前記造形テーブルの上方に前記ユニットケースが上下方向へ移動可能に設けられ、前記ユニットケース内に前記コリメートレンズ、前記コリメートレンズ移動機構、前記ガルバノ光学スキャナ、及び前記Fθレンズが設けられているため、前記ケース移動機構によって前記ユニットケースを上下方向へ移動)させるだけで、前記Fθレンズを他の光学部品等と干渉することなく、容易に上下方向へ移動させることができる。
本発明によれば、前記ケース移動機構によって前記ユニットケースを上下方向へ移動させるだけで、前記Fθレンズを他の光学部品等と干渉することなく、容易に上下方向へ移動させることができるため、レーザ光のパワー密度を変更する作業を短時間で効率良く行うことができる。
本発明の実施形態に係る3次元造形物製造装置の正断面図である。 図1における矢視部IIの拡大図である。 図1における矢視部IIIの拡大図である。 図1におけるIV-IV線に沿った図である。 本発明の実施形態に係るスクレーパーユニットの動作を説明する図である。
本発明の実施形態について図1から図5を参照して説明する。なお、図中、「X軸方向」は、左右方向、「Y軸方向」は、前後方向、「Z軸方向」は、上下方向を指している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る3次元造形物製造装置1は、金属粉末の粉末層(薄層)Tにレーザ光Lを照射して焼結体Tsを形成する焼結動作を繰り返して行うことにより、複数の焼結体Tsを重ね合わせてなる3次元造形物(図示省略)を製造する装置である。また、3次元造形物製造装置1は、装置本体3を具備しており、この装置本体3は、上部フレーム5と下部フレーム7を上下に備えている。
図1及び図3に示すように、下部フレーム7の支持部7aには、3次元造形物の構成材料である金属粉末を収容する材料タンク9が設けられており、材料タンク9は、上下方向(換言すれば、Z軸方向)へ延びてあって、材料タンク9の上側は、開放(開口)されている。また、材料タンク9内には、金属粉末を支持する材料テーブル11が上下方向へ移動可能に設けられており、材料テーブル11の下側には、テーブルサポート13が一体的設けられており、このテーブルサポート13は、材料タンク9内に一対のガイドレール15を介して上下方向へ移動可能に支持されている。そして、テーブルサポート13の下端部には、テーブルサポート13と一体的に材料テーブル11を上下方向へ移動させる材料テーブル用サーボモータ(材料テーブル用アクチュエータの一例)17が設けられている。更に、テーブルサポート13には、上下方向へ延びかつ材料テーブル用サーボモータ17の出力軸に連動連結したボールねじ部材19が回転可能に設けられており、材料タンク9内の適宜位置には、このボールねじ部材19に螺合したナット部材21が設けられている。
下部フレーム7の支持部7aにおける材料タンク9の左側には、造形タンク23が一体的に設けられており、この造形タンク23は、上下方向に延びてあって、造形タンク23の上側は、開放(開口)されている。また、造形タンク23内には、粉末層Tを支持する造形テーブル25が上下方向へ移動可能に設けられており、造形テーブル25の下側には、テーブルサポート27が一体的設けられており、このテーブルサポート27は、造形タンク23内に一対のガイドレール29を介して上下方向へ移動可能に支持されている。そして、テーブルサポート27の下端部には、テーブルサポート27と一体的に造形テーブル25を上下方向へ移動させる造形テーブル用サーボモータ(造形テーブル用アクチュエータの一例)31が設けられている。更に、テーブルサポート27には、上下方向へ延びかつ造形テーブル用サーボモータ31の出力軸に連動連結したボールねじ部材33が回転可能に設けられており、造形タンク23内の適宜位置には、このボールねじ部材33に螺合したナット部材35が設けられている。
なお、下部フレーム7の支持部7aにおける造形タンク23の左側には、造形タンク23からはみ出した金属粉末を回収する回収ボックス37が一体的に設けられており、この回収ボックス37の上側及び下側は、開放(開口)されている。
図1及び図4に示すように、下部フレーム7の支持部7aには、材料タンク9から溢れた金属粉末を均しながら造形タンク23側に掻き寄せる(敷き詰める)スクレーパーユニット39が設けられており、このスクレーパーユニット39の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、下部フレーム7の支持部7aには、左右方向へ延びた枠状のガイド部材41が設けられており、このガイド部材41には、スライダ43が左右方向へ移動可能に設けられている。また、スライダ43には、片持ち式のスクレーパーシャフト45が一体的に設けられており、このスクレーパーシャフト45は、材料タンク9の上方側と造形タンク23の上方側との間で左右方向(水平方向の1つ)へ移動可能になっている。そして、ガイド部材41の左端部には、スライダ43と一体的にスクレーパーシャフト45を左右方向へ移動させるスクレーパーシャフト用サーボモータ(スクレーパーシャフト用アクチュエータの一例)47が設けられている。更に、ガイド部材41の内側には、左右方向へ延びかつスクレーパーシャフト用サーボモータ47の出力軸に連動連結したボールねじ部材49が回転可能に設けられており、スライダ43の下面には、このボールねじ部材49に螺合したナット部材51が設けられている。
スクレーパーシャフト45の外周面には、スクレーパーアーム53が嵌合して設けられており、スクレーパーアーム53は、スクレーパーシャフト45の軸心周りの回転角(回転量)を調節可能になっている。また、スクレーパーアーム53には、金属粉末を均しながら掻き寄せるスクレーパーブレード55が設けられており、このスクレーパーブレード55は、スクレーパーアーム53の長手方向へ延びている。
下部フレーム7の支持部7aには、チャンバー57が材料タンク9の上側、造形タンク23の上側、及びスクレーパーユニット39を覆うように設けられており、このチャンバー57は、内部に窒素ガス等の不活性ガスを導入可能であって、チャンバー57の上面には、接続穴59が貫通して形成されている。
上部フレーム5における造形タンク23の上方には、レーザ光Lを2次元走査しつつ粉末層Tに対して上方向から鉛直に照射するレーザ光照射ユニット61が設けられており、レーザ光照射ユニット61の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、図1及び図2に示すように、上部フレーム5の支持部5a(上部フレーム5における造形タンク23の上方)には、かご状のケース支持部材63が複数のガイドバー65を介して上下方向へ移動可能に設けられており、ケース支持部材63には、ユニットケース67が一体的に設けられており、換言すれば、上部フレーム5における造形テーブル25の上方には、ユニットケース67がケース支持部材63及び複数のガイドバー65を介して上下方向へ移動可能に設けられている。また、上部フレーム5の支持部5aには、操作ハンドル69を一体的に有したねじ部材71が回転可能に設けられており、ケース支持部材63の屋根部63aには、このねじ部材71に螺合したナット部材73が設けられている。そして、上部フレーム5の支持部5aには、ロックハンドル(ロック機構の一例)75が設けられており、このロックハンドル75は、ねじ部材71を回転不能に固定して、ユニットケース67を上部フレーム5に対して上下方向へ移動不能に固定するものである。なお、ねじ部材71及びナット部材73は、ユニットケース67を上下方向へ移動させるケース移動機構として捉えることができる。
ユニットケース67の下面には、下方向へ突出した突出部77が形成されており、ユニットケース67の突出部77の外周面は、ガイドスリーブ79及びシール部材81を介してチャンバー57の接続穴59の内周面に気密的に上下方向へ移動可能(摺動可能)に接続されている。なお、ガイドスリーブ79は、ケース支持部材63の下面に固定されている。
ユニットケース67には、光ファイバコネクタ83が設けられており、この光ファイバコネクタ83は、レーザ光Lを発振するレーザ発振器(図示省略)に光学的に接続されている。また、ユニットケース67内おける光ファイバコネクタ83の左側近傍には、コリメートレンズ85が光軸方向へ移動可能に設けられており、このコリメートレンズ85は、光ファイバコネクタ83を介してレーザ発振器に光学的に接続されてあって、光ファイバコネクタ83にから出射されたレーザ光L(換言すれば、レーザ発振器から発振されたレーザ光L)を平行光に変換するものである。更に、ユニットケース67内における光ファイバコネクタ83の下側近傍には、コリメートレンズ85を光軸方向へ移動させるコリメートレンズ移動機構87が設けられており、このコリメートレンズ移動機構87は、サーボモータ、ボールねじ部材等からなるものである。
ユニットケース67内におけるコリメートレンズ85の出射側には、ガルバノ光学スキャナ89が設けられており、このガルバノ光学スキャナ89は、コリメートレンズ85から出射されたレーザ光Lを2次元走査するものである。また、ガルバノ光学スキャナ89は、第1ガルバノモータ91の駆動により鉛直軸心周りに回転可能な第1ガルバノミラー93と、第2ガルバノモータ95の駆動により水平軸心周りに回転可能な第2ガルバノミラー97とを備えている。そして、ユニットケース67内におけるガルバノ光学スキャナ89の出射側、換言すれば、ユニットケース67の突出部77の内側には、Fθレンズ99が設けられており、このFθレンズ99は、ガルバノ光学スキャナ89によって2次元走査されたレーザ光Lを集光して粉末層Tに対して上方向から鉛直に照射するものである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
[3次元造形物の製造に関する作用]
材料テーブル用サーボモータ17の駆動により材料テーブル11を上方向へ移動させて、材料タンク9から金属粉末を溢れさせると共に、造形テーブル用サーボモータ31の駆動により造形テーブル25を上方向又は下方向へ移動させて、造形タンク23の上面よりも低い高さ位置又は造形タンク23の上面と略同じ高さ位置に位置させる。続いて、スクレーパーシャフト用サーボモータ47の駆動によりスクレーパーシャフト45を材料タンク9の上方側から造形タンク23の上方側へ移動させることにより、スクレーパーブレード55によって金属粉末を均しながら造形タンク23側に掻き寄せて(図5参照)、造形テーブル25上に粉末層Tを形成する。なお、粉末層Tを形成した後に、スクレーパーシャフト用サーボモータ47の駆動によりスクレーパーシャフト45を材料タンク9の上方側へ復帰移動させておく。そして、チャンバー57内を不活性ガス雰囲気に保ちつつ、レーザ光照射ユニット61によってレーザ光Lを2次元走査しつつ粉末層Tに対して上方向から鉛直に照射することにより、任意形状の焼結体Tsを形成して、1回目の焼結動作が終了する。
1回目の焼結動作の終了後に、材料テーブル用サーボモータ17の駆動により材料テーブル11を上方向へ移動させて、材料タンク9から金属粉末を溢れさせると共に、前回の焼結動作によって形成された焼結体Tsの高さ分だけ、造形テーブル用サーボモータ31の駆動により造形テーブル25を下方向へ移動させる。続いて、スクレーパーシャフト用サーボモータ47の駆動によりスクレーパーシャフト45を材料タンク9の上方側から造形タンク23の上方側へ移動させることにより、スクレーパーブレード55によって金属粉末を均しながら造形タンク23側に掻き寄せて(図5参照)、前回の焼結動作によって形成された焼結体Tsを含む粉末層T上(換言すれば、前回の焼結動作によって形成された焼結体Tsを含む粉末層Tを介して造形テーブル25上)に新たな粉末層Tを形成する。なお、新たな粉末層Tを形成した後に、スクレーパーシャフト用サーボモータ47の駆動によりスクレーパーシャフト45を材料タンク9の上方側へ復帰移動させておく。そして、チャンバー57内を不活性ガス雰囲気に保ちつつ、レーザ光照射ユニット61によってレーザ光Lを2次元走査しつつ新たな粉末層Tに対して上方向から鉛直に照射することにより、前回の焼結動作によって形成された焼結体Tsに重なった任意形状の新たな焼結体Tsを形成して、2回目以降の焼結動作が終了する。更に、2回目以降の焼結動作を繰り返して行うことにより、複数の焼結体Tsを重ね合わせてなる任意形状の3次元造形物を製造することができる。
[レーザ光のパワー密度の変更に関する作用]
コリメートレンズ移動機構87によってコリメートレンズ85を光軸方向へ移動させることにより、Fθレンズ99から照射されるレーザ光Lのパワー密度を変更することができる。また、コリメートレンズ85の移動に伴い、レーザ光Lの焦点位置が変動するため、操作ハンドル69の回転操作によってユニットケース67を上下方向へ移動(平行移動)させることにより、Fθレンズ99を上下方向へ一体的に移動(平行移動)させて、レーザ光Lの焦点位置を粉末層Tの表面に合わせるように調節する。なお、レーザ光Lの焦点位置の調節した後に、ユニットケース67を上下方向へ移動させた後に、ロックハンドル75によってユニットケース67を上部フレーム5に対して上下方向へ移動不能に固定しておく。
ここで、上部フレーム5における造形タンク23の上方にユニットケース67が上下方向へ移動可能に設けられ、ユニットケース67内にコリメートレンズ85、コリメートレンズ移動機構87、ガルバノ光学スキャナ89、及びFθレンズ99が設けられているため、操作ハンドル69の回転操作によってユニットケース67を上下方向へ移動させるだけで、Fθレンズ99を他の光学部品等と干渉することなく、容易に上下方向へ移動させることができる。
[本発明の実施形態の効果]
従って、本発明の実施形態によれば、操作ハンドル69の回転操作によってユニットケース67を上下方向へ移動させるだけで、Fθレンズ99を他の光学部品等と干渉することなく、容易に上下方向へ移動させることができるため、レーザ光Lのパワー密度を変更する作業を短時間で効率良く行うことができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
L レーザ光
T 粉末層
Ts 焼結体
1 3次元造形物製造装置
3 装置本体
5 上部フレーム
7 下部フレーム
9 材料タンク
11 材料テーブル
17 材料テーブル用サーボモータ
23 造形タンク
25 造形テーブル
31 造形テーブル用サーボモータ
39 スクレーパーユニット
45 スクレーパーシャフト
47 スクレーパーシャフト用サーボモータ
53 スクレーパーアーム
55 スクレーパーブレード
57 チャンバー
59 接続穴
61 レーザ光照射ユニット
63 ケース支持部材
65 ガイドバー
67 ユニットケース
69 操作ハンドル
71 ねじ部材
73 ナット部材
75 ロックハンドル
77 突出部
79 ガイドスリーブ
81 シール部材
83 光ファイバコネクタ
85 コリメートレンズ
87 コリメートレンズ移動機構
89 ガルバノ光学スキャナ
91 第1ガルバノモータ
93 第1ガルバノミラー
95 第2ガルバノモータ
97 第2ガルバノミラー
99 Fθレンズ

Claims (4)

  1. 金属粉末の粉末層にレーザ光を照射して焼結体を形成する焼結動作を繰り返して行うことにより、複数の前記焼結体を重ね合わせてなる3次元造形物を製造する3次元造形物製造装置において、
    前記装置本体に設けられ、上下方向に延びてあって、上側が解放された造形タンクと、
    前記造形タンク内に上下方向へ移動可能に設けられ、前記粉末層を支持する造形テーブルと、
    前記材料タンクの一方側から前記金属粉末を均しながら前記造形タンク側に掻き寄せるスクレーパーユニットと、
    前記装置本体における前記造形タンクの上方に設けられ、レーザ光を2次元走査しつつ前記粉末層に対して上方向から鉛直に照射するレーザ光照射ユニットと、を具備し、
    前記レーザ光照射ユニットは、
    前記装置本体における前記造形タンクの上方に上下方向へ移動可能に設けられたユニットケースと、
    前記ユニットケースを上下方向へ移動させるケース移動機構と、
    前記ユニットケース内に光軸方向へ移動可能に設けられ、レーザ光を発振するレーザ発振器に光学的に接続され、前記レーザ発振器から発振されたレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズと、
    前記ユニットケース内に設けられ、前記コリメートレンズを前記光軸方向へ移動させるコリメートレンズ移動機構と、
    前記ユニットケース内に設けられ、前記コリメートレンズから出射されたレーザ光を2次元走査するガルバノ光学スキャナと、
    前記ユニットケース内に設けられ、前記ガルバノ光学スキャナによって2次元走査されたレーザ光を集光して前記粉末層に対して上方向から鉛直に照射するFθレンズと、を備えたことを特徴とする3次元造形物製造装置。
  2. 前記レーザ光照射ユニットは、
    前記ユニットケースに設けられかつ前記レーザ発振器に光学的に接続された光ファイバコネクタと、を備え、
    前記コリメートレンズは、前記光ファイバコネクタを介して前記レーザ発振器に光学的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の3次元造形物製造装置。
  3. 前記レーザ光照射ユニットは、
    前記ユニットケースを前記装置本体に対して上下方向へ移動不能に固定するロック機構と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の3次元造形物製造装置。
  4. 前記装置本体に前記造形タンクの上側及び前記スクレーパーユニットを覆うように設けられ、内部に不活性ガスを導入可能であって、上面に接続穴が貫通して形成されたチャンバーと、を具備し、
    前記ユニットケースの下面に下方向に突出した突出部が形成され、前記ユニットケースの前記突出部の外周面が前記チャンバーの前記接続穴の内周面に気密的に上下方向へ移動可能に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の3次元造形物製造装置。
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