JP2011125869A - プレスラインの搬送モーション作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存プレスラインの金型と同一の金型を用いる複製プレスラインの構築に際し、搬送モーションの作成工数を削減できる搬送モーション作成方法を提供すること。
【解決手段】搬送モーション作成方法は、データ読込工程(S1)と、既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ及び搬送条件に関するデータを用いて、既存プレスライン下型干渉曲線から上方に十分離れた位置で仮下型干渉曲線を初期設定する新下型干渉曲線初期設定工程(S105)と、仮下型干渉曲線に所定間隔で複数の制御点を設け、複数の制御点をそれぞれ既存プレスライン下型干渉曲線に向かって、複数の制御点が既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させることにより新下型干渉曲線を生成する搬送経路設定工程(S106)とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、プレスラインの搬送モーション作成方法に関する。詳しくは、既存プレスラインの金型と同一の金型を用いる複製プレスラインの搬送モーション作成方法に関する。
従来、プレス機が複数並んだプレスラインでは、プレス機同士の間でワークを搬送する搬送装置が設けられる。プレスラインは、各プレス機による複数のプレス工程を経て、平板状のワークから所定の形状の製品を製造する。各プレス機には、それぞれ異なるプレス工程が割り当てられる。
一方、各プレス機の間に設けられた搬送装置は、所定の周期で昇降動作する各プレス機に対し、前プレス工程を実行するプレス機から、次プレス工程を実行するプレス機へ、ワークを搬送する。そこで、搬送装置の搬送モーションは、このような昇降動作する各プレス機の金型である上型及び下型に干渉しないように設定する必要がある。
例えば、特許文献1には、このような搬送装置の搬送モーションを作成する方法が示されている。この搬送モーション作成方法では、搬送モーションの基準形を予め複数準備しておく。実際に搬送モーションを作成する際には、準備した複数の基準形から1つを選択し、さらに搬送装置の開始位置と終了位置とを指定する。
この搬送モーション作成方法によれば、基準形を選択し、搬送装置の開始位置及び終了位置を指定するだけでよいので、搬送装置の搬送モーションの作成にかかる時間を短縮することができる。
また、特許文献2には、上記搬送装置の搬送モーションが示されている。この搬送モーションでは、搬送装置がプレス機に到達するタイミングについて、上流工程のプレス機から下流工程のプレス機へ順次位相差を設け、上記タイミングを上流工程のプレス機から下流工程のプレス機へ順次遅らせる。
この搬送モーションによれば、搬送装置の搬送速度を上げることなく、プレス機の昇降速度を上げることができる。
また、特許文献3には、上記搬送装置の搬送モーションを作成する方法が示されている。この搬送モーション作成方法では、各プレス機及び搬送装置、ワーク及び金型の形状データを用いて干渉チェックを行い、各プレス機及び搬送装置のモーションの位相調整を行い搬送モーションを作成する。
この搬送モーション作成方法によれば、各プレス機及び搬送装置、ワーク及び金型の干渉を回避しつつライン生産効率が高くなる位相調整結果を短時間の調整作業で得ることができる。
特開2004−255419号公報 特開2005−74476号公報 特開2008−254054号公報
ところで、既に稼動している既存プレスラインは、移設され複製プレスラインとして構築される場合がある。複製プレスラインは、既存プレスラインの金型が移管されるが、既存プレスラインとはプレス機や搬送装置が異なる。また、複製プレスラインは、既存プレスラインとはプレス機間の距離が異なるため、搬送装置によるワークの搬送距離も異なる。
よって、複製プレスラインでは、既存プレスラインの搬送モーションを転用できないため、新たに金型やプレス機の昇降動作の周期に合わせて、できるだけ速やかにワークを搬送できるように、搬送装置の搬送モーションを作成する必要がある。
しかしながら、特許文献1に示された搬送モーション作成方法では、搬送装置の搬送モーションは、予め準備された基準形に基づいて作成されるため、各プレス機及び搬送装置の動作を最適にする設定を行う必要がある。
また、特許文献2に示された搬送モーションを作成するには、各プレス機及び搬送装置の動作に合わせて最適な順次位相差を設定する必要がある。
また、特許文献3に示された搬送モーション作成方法では、各プレス機及び搬送装置の動作が最適になるように、各プレス機及び搬送装置のモーションの位相調整を行う必要がある。
したがって、特許文献1〜3に記載された技術では、既存プレスラインと同じ金型を用いる複製プレスラインであったとしても、実際に複製プレスラインを稼動し、各プレス機及び搬送装置の動作を最適化する工程を繰り返して、新たな搬送モーションを作成する必要がある。
本発明は、既存プレスラインの金型と同一の金型を用いる複製プレスラインの構築に際し、搬送モーションの作成工数を削減できる搬送モーション作成方法を提供することを目的とする。
本発明の搬送モーション設定方法は、
既存搬送経路(例えば、後述の既存搬送経路C2)に沿って既存搬送装置(例えば、後述の既存搬送装置3A)を用いてワークを搬送する既存プレスライン(例えば、後述の既存プレスライン1A)の金型と同一の金型(例えば、後述の下型21)を用いており、前記既存搬送経路とは別の新搬送経路(例えば、後述の新搬送経路C1)に沿って前記既存搬送装置とは別の新搬送装置(例えば、後述の新搬送装置3)を用いてワークを搬送する複製プレスラインの前記新搬送経路を作成する演算装置(例えば、後述のモーションデータ演算装置5)による搬送モーション作成方法において、前記既存搬送経路に関するデータに基づいて、前記金型の下型を含むエリアに設定された複製エリアによって予め切出された既存プレスライン下型干渉曲線(例えば、後述の既存プレスライン下型干渉曲線L10)に関するデータ、及び前記新搬送経路の搬送条件に関する新搬送条件データを読み込むデータ読込工程(例えば、後述の図4のステップS1)と、前記既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ及び前記新搬送条件データを用いて、前記既存プレスライン下型干渉曲線から上方に十分離れた位置で仮下型干渉曲線(例えば、後述の仮下型干渉曲線L11)を初期設定する新下型干渉曲線初期設定工程(例えば、後述の図5のステップS105)と、前記仮下型干渉曲線に所定間隔で複数の制御点(例えば、後述の制御点L11a)を設け、前記複数の制御点をそれぞれ前記既存プレスライン下型干渉曲線に向かって、前記複数の制御点が前記既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させることにより新下型干渉曲線(例えば、後述の新下型干渉曲線L1)を生成する搬送経路設定工程(例えば、後述の図5のステップS106)とを備え、前記新下型干渉曲線に基づき、前記新搬送経路を作成する搬送モーション作成方法。
この発明によれば、既存搬送経路に沿って既存搬送装置を用いてワークを搬送する既存プレスラインの金型と同一の金型を用いており、既存搬送経路とは別の新搬送経路に沿って新搬送装置を用いてワークを搬送する複製プレスラインの新搬送経路を作成する。ここで、同一の金型とは、同一の金型品である場合及び同一形状に製造した別の金型品である場合の両方を含む。
そして、既存プレスライン下型干渉曲線から上方に十分離れた位置に初期設定された仮下型干渉曲線に所定間隔で複数の制御点を設け、複数の制御点をそれぞれ既存プレスライン下型干渉曲線に向かって、複数の制御点が既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させることにより新下型干渉曲線を生成するので、この新下型干渉曲線により下型と新搬送装置とが干渉せず、かつ複製プレスラインにおけるワークの生産量を増加できる新搬送経路を作成できる。
よって、既存プレスラインの既存搬送経路に基づき、複製プレスラインの新搬送経路を、下型と干渉しないように設定できるので、複製プレスラインの搬送モーションを作成する際に、実際に複製プレスラインを稼動し、各プレス機及び新搬送装置の動作を最適化する工程を繰り返すことなく、下型と干渉しない新搬送経路を作成できる。
したがって、既存プレスラインと金型が同一の複製プレスラインの構築に際し、搬送モーションの設定工数を削減できる。
本発明によれば、既存プレスラインの金型と同一の金型を用いる複製プレスラインの構築に際し、搬送モーションの作成工数を削減できる搬送モーション作成方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る搬送モーション作成方法により作成された搬送モーションが適用された複製プレスラインの概略構成を示す図である。 前記実施形態に係る搬送モーション作成方法において用いられる既存プレスラインの概略構成を示す図である。 前記実施形態に係るモーションデータ演算装置の構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係るモーションデータ演算装置により搬送モーションデータを生成する手順を示すフローチャートである。 前記実施形態に係るモーションデータ演算装置による新下型干渉曲線の作成手順を示すフローチャートである。 前記実施形態に係る既存プレスラインの既存搬送経路とこの既存搬送経路に沿って移動する既存搬送装置のクロスバーの構成を示す模式図である。 前記実施形態に係る複製プレスラインの新搬送経路とこの新搬送経路に沿って移動する新搬送装置のクロスバーの構成を示す模式図である。 前記実施形態に係る昇降する上型から視た新搬送装置のクロスバーの軌跡を示す図である。 前記実施形態に係るモーションデータ演算装置による新上型干渉曲線の作成手順を示すフローチャートである。 前記実施形態に係る既存プレスラインにおいて、上型から視た既存搬送装置のクロスバーの軌跡を示す図である。 前記実施形態に係る複製プレスラインにおいて、上型から視た新搬送装置のクロスバーの軌跡を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送モーション作成方法により作成された搬送モーションが適用された複製プレスライン1の概略構成を示す図である。
複製プレスライン1は、ワークWを加工する複数台のプレス機2と、各プレス機2に付随して設けられ、これらプレス機2の間でワークWを搬送する複数台の新搬送装置3と、各プレス機2の動作と各新搬送装置3の動作とを制御する複製プレスライン制御装置4と、各プレス機2の動作と各新搬送装置3の動作に関するモーションデータを生成し複製プレスライン制御装置4に出力するモーションデータ演算装置5と、各プレス機2のプレスモーションデータを複製プレスライン制御装置4に出力する複製プレスラインプレスモーションデータ出力装置6とを備える。
複製プレスライン1は、各プレス機2による複数のプレス工程を経て、平板状のワークから所定の形状の製品を製造する。複数のプレス機2は、プレス工程の進行と同じ順序で配置されるとともに、各プレス機2には、各プレス工程が割り当てられる。本実施形態では、図1中、左側から右側へ向かって順にプレス工程が進行するものとする。また、このプレス工程が進行する方向と、各新搬送装置がワークを搬送する搬送方向Yとは同じであるとする。
各プレス機2は、ワークWの下側であってボルスタ24の上に配置された下型21と、この下型21に対向して配置された上型22と、下型21に対して上型22を接近、離隔させる昇降機構23と、この昇降機構23を制御する図示しないコントローラと、を有する。以上のプレス機2は、下型21に対し上型22を昇降することで、ワークWをプレス加工する。本実施形態では、上型22及び下型21は、後に説明する既存プレスライン1Aの上型22及び下型21と同一である。ここで、上型22及び下型21が既存プレスライン1Aの上型22及び下型21と同一であるとは、既存プレスライン1Aの上型22及び下型21を取り外して、複製プレスライン1における上型22及び下型21として再利用する場合、及び既存プレスライン1Aの上型22及び下型21と同一形状の上型22及び下型21を新たに製造して、複製プレスライン1における上型22及び下型21とする場合のいずれの場合であってもよい。
各新搬送装置3は、複数のバキュームカップ31が連結されたクロスバー32と、隣接するプレス機の間に設定された新搬送経路C1に沿ってクロスバー32を移動する図示しない移動装置と、この移動装置を制御する図示しないコントローラと、を有する。
図1に示すように、各新搬送装置3の新搬送経路C1は、前プレス工程を実行するプレス機2から次プレス工程を実行するプレス機2へ延びる新往路CO1と、次プレス工程を実行するプレス機2から前プレス工程を実行するプレス機2へ延びる新復路CB1と、を含んで構成される。各新搬送装置3は、隣接するプレス機2の間で、このような新搬送経路C1に沿ってクロスバー32を移動し、前プレス工程に対応するプレス機2で加工されたワークWを、次プレス工程に対応するプレス機2へ搬送する。すなわち、新搬送装置3は、ワークWを保持しながら新往路CO1を移動し、新復路CB1ではワークWを保持せず空走する。
各新搬送装置3は、以下のように動作し、ワークWを搬送する。
先ず、前プレス工程に対応するプレス機2の上型22と下型21との間へ、クロスバー32を新復路CB1に沿って移動する。
次に、バキュームカップ31で加工後のワークWを吸引し、このワークWを保持する。
次に、次プレス工程に対応するプレス機2の上型22と下型21との間へ、ワークWを保持したまま、クロスバー32を新往路CO1に沿って移動する。
次に、保持したワークWをプレス機2の下型21に設置する。
複製プレスライン制御装置4は、複製プレスラインプレスモーションデータ出力装置6から出力されたプレスモーションデータ及びモーションデータ演算装置5から送信された搬送モーションデータに基づいて、各プレス機2及び各新搬送装置3のコントローラに制御信号を送信し、各プレス機2の周期的な昇降動作(以下、「プレスモーション」という)、並びに、各新搬送装置3の周期的な搬送動作(以下、「搬送モーション」という)を制御する。
モーションデータ演算装置5は、各新搬送装置3の搬送モーションを規定した搬送モーションデータを生成し、さらにこの搬送モーションデータを、複製プレスライン制御装置4に送信する。
ここで、プレスモーションデータ及び搬送モーションデータの内容について説明する。
プレスモーションを規定するプレスモーションデータには、各プレス機2の上型22を駆動する速度、位置及び時刻等のプレスモーションに関する情報が含まれる。この上型22を駆動する速度は、プレス機2のワークの加工能力を示す加工速度、すなわち、プレスSPMとして特徴付けられる。したがって、このプレスSPMが大きいほど、上型22を昇降する周期が短くなる。
搬送モーションを規定する搬送モーションデータには、各新搬送装置3の新搬送経路C1と、この新搬送経路C1に沿って新搬送装置3を駆動する速度に関する情報が含まれる。また、搬送モーションデータには、新搬送経路C1となる新下型干渉曲線に関するデータ及び上型と新搬送装置3とが所定のクリアランスを保つように設定された新上型干渉曲線に関するデータを含む。
新搬送経路は、所定の定点から視た新搬送装置3における任意の点の軌跡で示すことができるが、本実施形態では、新搬送装置3の新搬送経路C1を、3次元空間内におけるクロスバー32の中心位置の軌跡として定義する。
この他、搬送モーションデータには、ワークの生産能力、すなわち複製プレスライン1において1分間でワークを加工できる数量を示すライン速度としてのラインSPMに関する情報が含まれる。すなわち、このラインSPMを大きな値に設定することにより、複製プレスライン1における生産サイクルを向上することができる。また、各新搬送装置3を駆動する速度や時刻は、このラインSPMに合わせて決定される。
また、周期的な搬送モーションを繰り返す新搬送装置3を複数制御するため、搬送モーションデータには、各新搬送装置3間の搬送モーションの位相差に関する情報が含まれる。
またさらに、周期的なプレスモーションを繰り返す各プレス機2と、周期的な搬送モーションを繰り返す各新搬送装置3とを制御するため、搬送モーションデータには、各プレス機2のプレスモーションと各新搬送装置3の搬送モーションとの間の位相差に関する情報が含まれる。
モーションデータ演算装置5は、搬送モーションデータに含まれる新下型干渉曲線に関するデータ及び新上型干渉曲線に関するデータを作成し、複製プレスライン制御装置4に送信する。
複製プレスラインプレスモーションデータ出力装置6は、各プレス機2のプレスモーションを規定したプレスモーションデータを生成し、さらにこのプレスモーションデータを、複製プレスライン制御装置4に送信する。
ここで、プレスモーションデータの内容について説明する。
プレスモーションを規定するプレスモーションデータには、各プレス機2の上型22を駆動する速度、位置及び時刻等のプレスモーションに関する情報が含まれる。この上型22を駆動する速度は、プレス機2のワークの加工能力を示す加工速度、すなわち、プレスSPMとして特徴付けられる。したがって、このプレスSPMが大きいほど、上型22を昇降する周期が短くなる。
図2は、本発明の一実施形態に係る搬送モーション作成方法において用いられる既存プレスライン1Aの概略構成を示す図である。
既存プレスライン1Aは、金型が複製プレスライン1に移管されるプレスラインである。
既存プレスライン1Aは、ワークWを加工する複数台のプレス機2Aと、各プレス機2Aに付随して設けられ、これらプレス機2Aの間でワークWを搬送する複数台の既存搬送装置3Aと、を備える。
既存プレスライン1Aは、各プレス機2Aによる複数のプレス工程を経て、平板状のワークから所定の形状の製品を製造する。複数のプレス機2Aは、プレス工程の進行と同じ順序で配置されるとともに、各プレス機2Aには、各プレス工程が割り当てられる。本実施形態では、図2中、左側から右側へ向かって順にプレス工程が進行するものとする。また、このプレス工程が進行する方向と、各新搬送装置がワークを搬送する搬送方向Yとは同じであるとする。
既存プレスライン1Aで製造する所定の形状の製品は、複製プレスライン1(図1参照)で製造する所定の形状の製品と同様である。また、既存プレスライン1Aのプレス工程の進行順序は、複製プレスライン1のプレス工程の進行順序と同様である。
各プレス機2Aは、ワークWの下側であって既存ボルスタ24Aの上に配置された下型21と、この下型21に対向して配置された上型22と、下型21に対して上型22を接近、離隔させる昇降機構23Aと、この昇降機構23Aを制御する図示しないコントローラと、を有する。以上のプレス機2Aは、下型21に対し上型22を昇降することで、ワークWをプレス加工する。
既存プレスライン1Aの上型22及び下型21は、複製プレスライン1に移管され、複製プレスライン1の上型22及び下型21として使用される。
各既存搬送装置3Aは、複数の既存バキュームカップ31Aが連結されたクロスバー32Aと、隣接するプレス機の間に設定された既存搬送経路C2に沿ってクロスバー32Aを移動する図示しない移動装置と、この移動装置を制御する図示しないコントローラと、を有する。
図2に示すように、各既存搬送装置3Aの既存搬送経路C2は、前プレス工程を実行するプレス機2Aから次プレス工程を実行するプレス機2Aへ延びる往路CO2と、次プレス工程を実行するプレス機2Aから前プレス工程を実行するプレス機2Aへ延びる復路CB2と、を含んで構成される。各既存搬送装置3Aは、隣接するプレス機2Aの間で、このような既存搬送経路C2に沿ってクロスバー32Aを移動し、前プレス工程に対応するプレス機2Aで加工されたワークWを、次プレス工程に対応するプレス機2Aへ搬送する。すなわち、既存搬送装置3Aは、ワークWを保持しながら往路CO2を移動し、復路CB2ではワークWを保持せず空走する。
既存プレスライン1Aの各既存搬送装置3Aは、複製プレスライン1の各新搬送装置3(図1参照)と同様に、以下のように動作し、ワークWを搬送する。
先ず、前プレス工程に対応するプレス機2Aの上型22と下型21との間へ、クロスバー32Aを復路CB2に沿って移動する。
次に、既存バキュームカップ31Aで加工後のワークWを吸引し、このワークWを保持する。
次に、次プレス工程に対応するプレス機2Aの上型22と下型21との間へ、ワークWを保持したまま、クロスバー32Aを往路CO2に沿って移動する。
次に、保持したワークWをプレス機2Aの下型21に設置する。
本実施形態では、既存搬送装置3Aの既存搬送経路C2は、上記新搬送装置3の新搬送経路C1と同様に、3次元空間内におけるクロスバー32Aの中心位置の軌跡として定義されている。
また、本実施形態では、複製プレスライン1は、既存搬送経路C2に沿って既存搬送装置3Aを用いてワークWを搬送する既存プレスライン1Aの金型と同一の金型(上型22及び下型21)を用いており、既存搬送経路C2とは別の新搬送経路C1に沿って既存搬送装置3Aとは別の新搬送装置3を用いてワークを搬送する。
一方、複製プレスライン1の新搬送経路C1(図1参照)は、既存プレスライン1Aと各プレス機間の距離や搬送条件等が互いに異なるので、既存プレスライン1Aの既存搬送経路C2と異なる。
図3は、複製プレスライン制御装置4、モーションデータ演算装置5及び複製プレスラインプレスモーションデータ出力装置6の構成を示すブロック図である。
モーションデータ演算装置5は、入力装置51と、記憶装置52と、演算装置53と、を含んで構成される。
入力装置51は、作業者が操作可能なキーボードやマウス等のハードウェアで構成される。この入力装置51を操作することにより入力されたデータや指令は、演算装置53に入力される。
記憶装置52は、ハードディスクやCDROM等のハードウェアで構成される。この記憶装置52には、各種データが記憶されており、記憶されたデータは、演算装置53に適宜入力される。
記憶装置52には、既存プレスラインに関する既存プレスラインデータ及び複製プレスラインに関する複製プレスラインデータが記憶される。
既存プレスラインデータには、既存搬送装置の形状を示す既存搬送装置データ、既存プレスラインで設定されていた上型と既存搬送装置とのクリアランスを示す既存プレスラインの必要クリアランスデータ、既存プレスラインの仕様として規定された既存ボルスタの幅等を示す既存ボルスタデータ、既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ(既存搬送経路に関するデータ)、既存プレスライン上型干渉曲線に関するデータ、が含まれる。
複製プレスラインデータには、新搬送装置の形状を示す新搬送装置データ、複製プレスラインで設定される上型と新搬送装置とのクリアランスを示す複製プレスラインの必要クリアランスデータ、複製プレスラインの仕様として規定されたボルスタの幅等を示すボルスタデータ、新搬送経路の搬送条件に関するデータ、が含まれる。
新搬送条件に関するデータには、ワークを吸引する際におけるクロスバーの高さ、ワークの下型に対するリフト量及び送り量の初期値、及びワークを搬送する際においてワークを保持する姿勢に関する量等の設定値が含まれる。
記憶装置52に記憶された既存搬送装置データ、既存ボルスタデータは、予め、既存搬送装置及び既存ボルスタの3DCADデータに基づき、これらを既存搬送経路を含む仮想垂直面で切った断面形状を示す2Dデータに変換されている。
また、この断面形状を示す2Dデータは、金型に対して新搬送経路は必ずしも既存搬送経路と同一でない場合が考えられるので、その差を想定して、既存搬送経路から両側へ幅(例えば、既存搬送経路から両側へ各100mm)を持たせて、既存搬送経路を含む仮想垂直面に平行であって、且つこの幅内の複数の仮想垂直面でそれぞれ切った複数の断面形状のうち最も突出した部分を有する断面形状を選択して作成してもよい。
さらに、この断面形状を示す2Dデータは、金型の近傍を既存搬送装置が通過する方向に、複数の区間(例えば、10mm)を設け、この複数の区間毎に上記複数の断面形状のうち最も突出した部分を有する断面形状をそれぞれ選択し、このそれぞれ選択した断面形状を合成して作成してもよい。
このような事前処理を行うことで、搬送モーション作成の計算にかかる負荷を低減し、演算速度を向上することができる。
演算装置53は、CPU、ROM、RAM等のハードウェアにより構成される。この演算装置53は、これらハードウェアにより実現される複数の機能ブロックを備える。演算装置53は、既存プレスライン演算部53aと、複製プレスライン演算部53bとを備える。
既存プレスライン演算部53aは、予め既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ及び既存プレスライン上型干渉曲線に関するデータを記憶装置52に記憶する。具体的には、既存プレスライン演算部53aは、複製エリア定義部530と、既存プレスライン下型干渉曲線切出し部531と、既存プレスライン上型干渉曲線切出し部532と、を含んで構成される。
複製エリア定義部530は、既存搬送経路に関するデータに対して、既存ボルスタの上に設置された下型と上型とを含むエリアである複製エリアを定義する(後述の図5のステップS102、図9のステップS112を参照)。
既存プレスライン下型干渉曲線切出し部531は、既存搬送経路に関するデータを用いて、複製エリア内の既存搬送経路を既存プレスライン下型干渉曲線として切出す(後述の図5のステップS103を参照)。既存プレスライン下型干渉曲線切出し部531は、切出した既存プレスライン下型干渉曲線を既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータとして記憶装置52に記憶する(後述の図5のステップS104を参照)。
既存プレスライン上型干渉曲線切出し部532は、既存搬送経路に関するデータ及び既存搬送装置データを用いて、複製エリア内の上型から視た既存搬送装置の軌跡を既存プレスライン上型干渉曲線として切出す(後述の図9のステップS113を参照)。既存プレスライン上型干渉曲線切出し部532は、切出した既存プレスライン上型干渉曲線を既存プレスライン上型干渉曲線に関するデータとして記憶装置52に記憶する(後述の図9のステップS114を参照)。
また、複製プレスライン演算部53bは、新搬送経路を作成し、この新搬送経路を用いた搬送モーションデータを作成し、複製プレスライン制御装置4に送信する。具体的には、複製プレスライン演算部53bは、計算用データ読込部540と、新下型干渉曲線初期設定部541と、搬送経路設定部542と、既存プレスライン上型干渉曲線点列化部543と、新上型干渉曲線個別設定部544と、新上型干渉曲線選択部545と、新上型干渉曲線補正部546と、モーションデータ出力部547と、を含んで構成される。
計算用データ読込部540は、記憶装置52に記憶された複製プレスラインに関する複製プレスラインデータを読み込む(後述の図4のステップS1、図5のステップS101、図9のステップS111を参照)。また、計算用データ読込部540は、入力装置51から入力された搬送条件を読み込む。
新下型干渉曲線初期設定部541は、既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ及び新搬送条件に関するデータを用いて、既存プレスライン下型干渉曲線から上方に十分離れた位置で仮下型干渉曲線を初期設定する(後述の図5のステップS105を参照)。
搬送経路設定部542は、仮下型干渉曲線に所定間隔で複数の制御点を設け、複数の制御点をそれぞれ既存プレスライン下型干渉曲線に向かって、複数の制御点が既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させることにより新下型干渉曲線を生成する(後述の図5のステップS106を参照)。
既存プレスライン上型干渉曲線点列化部543は、既存プレスライン上型干渉曲線を所定の間隔で分割した複数の分割点によって点列化する(後述の図9のステップS115を参照)。
新上型干渉曲線個別設定部544は、既存プレスライン上型干渉曲線点列化部543で点列化した既存プレスライン上型干渉曲線の複数の分割点に対して、既存プレスライン上型干渉曲線に関するデータ、新搬送条件に関するデータ及び新搬送装置データを用いて、上型から視た新搬送装置の軌跡により形成される新上型干渉曲線を生成する(後述の図9のステップS116を参照)。
新上型干渉曲線選択部545は、新上型干渉曲線個別設定部544で複数の分割点に対して生成した新上型干渉曲線のうち、これら複数の分割点のうちの1点にのみ干渉する新上型干渉曲線を選択する(後述の図9のステップS117を参照)。
新上型干渉曲線補正部546は、新上型干渉曲線選択工程によって選択した新上型干渉曲線を、上型から離れる方向に上型と所定のクリアランスを保つように移動させ新上型干渉曲線を生成する(後述の図9のステップS118を参照)。
モーションデータ出力部547は、搬送経路設定部542に作成された新下型干渉曲線及び新上型干渉曲線補正部546により作成された新上型干渉曲線に関するデータを複製プレスライン制御装置4に送信する(後述の図4のステップS9を参照)。
複製プレスラインプレスモーションデータ出力装置6は、複製プレスライン制御装置4に、複製プレスラインのプレスモーションデータを出力する。
このように、複製プレスライン制御装置4は、モーションデータ演算装置5より新下型干渉曲線及び新上型干渉曲線を送信され、複製プレスラインプレスモーションデータ出力装置6よりプレスモーションデータを出力される。これにより、複製プレスライン制御装置4は、新下型干渉曲線を新搬送経路として新搬送装置を動作させることができる。また、複製プレスライン制御装置4は、プレスモーションデータによるプレス機の動作及び新下型干渉曲線を新搬送経路とした新搬送装置の動作において、既存プレスライン上型干渉曲線を分割した複数の分割点のうちの1点にのみ干渉する新上型干渉曲線を選択することで、上型と新搬送装置とが干渉しないように複製プレスラインを運転できる。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、モーションデータ演算装置により、新下型干渉曲線及び新上型干渉曲線を作成し、複製プレスライン制御装置4に送信する手順について説明する。この手順は、ステップS1で読み込んだ各種データを用いて、ステップS2〜S4の処理を行う新下型干渉曲線の作成手順S100と、ステップS1で読み込んだ各種データを用いて、ステップS5〜S8の処理を行う新上型干渉曲線の作成手順S110と、S100及びS110において作成した新下型干渉曲線及び新上型干渉曲線を複製プレスライン制御装置4に送信するステップS9と、から成る。
新下型干渉曲線の作成手順S100は、各種データを読み込み(S1)、既存下型干渉曲線を複製エリアで切出し(S2)、新下型干渉曲線の初期設定を行い(S3)、新搬送経路を設定する(S4)。
新下型干渉曲線の作成手順S100の詳細について、図5に示すフローチャートを参照して、説明する。
ステップS101では、下型関係のプレスラインデータを読み込む。このステップでは、既存プレスラインデータに含まれる、既存搬送装置データ、既存ボルスタデータ及び既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ(既存搬送経路に関するデータ)を記憶装置から読み込む。また、このステップでは、複製プレスラインデータに含まれる、新搬送装置データ、ボルスタデータ、新搬送経路の搬送条件に関するデータを記憶装置から読み込む。既存搬送経路に関するデータは、既存搬送経路に沿って移動する既存搬送装置と下型との相対的な位置関係を示すものである。なお、既存搬送装置と下型との相対的な位置関係は、既存搬送装置の任意の点と下型との相対的な位置関係でよいが、本実施形態では、既存搬送装置のクロスバーの中心と下型との相対的な位置関係を示している。
ステップS102では、下型関係の複製エリアを定義する。このステップでは、既存ボルスタの上に設置された下型を含むエリアに設定される複製エリアを定義する。また、このステップでは、定義した複製エリアを複製エリアに関する複製エリアデータとして記憶装置に記憶させる。具体的には、複製エリアは、下型が設置されたボルスタの幅に、例えば搬送機の幅を余裕幅として加えた範囲である。すなわち、複製エリアは、下型と新搬送装置とが干渉する虞のあるエリアである。このように、複製エリアを定義することで、この干渉する虞のあるエリアに限って、新搬送経路を調整することができる。
ステップS103では、既存プレスライン下型干渉曲線を切出す。このステップでは、既存搬送経路に関するデータに基づき、複製エリアによって既存プレスライン下型干渉曲線を予め切出す。すなわち、既存プレスライン下型干渉曲線は、既存プレスラインの既存搬送経路の一部である。また、既存プレスライン下型干渉曲線は、既存プレスラインにおいて、下型と既存搬送装置とが干渉しないように設定された線である。
ステップS104では、既存プレスライン下型干渉曲線を記憶する。このステップでは、既存プレスライン下型干渉曲線を複製プレスラインデータに含まれる既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータとして記憶装置に記憶する。
なお、既に既存プレスライン下型干渉曲線が切出され、記憶装置に記憶されている場合は、ステップS101で、この既存プレスライン下型干渉曲線を読み込むことで、ステップS102〜S104の処理を省略できる。
図6は、既存プレスライン1Aの既存搬送経路C2とこの既存搬送経路C2に沿って移動する既存搬送装置3Aのクロスバー32Aの構成を示す模式図であり、ステップS103で切出される既存プレスライン下型干渉曲線L10を示すものである。
図6に示すように、下型21は、既存搬送経路C2において、既存搬送装置3Aまたはこの既存搬送装置3Aにより搬送されるワークWと、干渉しないように所定のクリアランスΔD1またはΔD2が確保できるように製作されている。
また、既存搬送経路C2は、既存搬送装置3Aまたはこの既存搬送装置3Aにより搬送されるワークWと、下型21との間のクリアランスΔD1またはΔD2が最小になるように設定されている。
既存搬送経路C2のうち復路CB2では、既存搬送装置3AはワークWを保持せずに空走する。このため、復路CB2は、既存搬送装置3Aの既存バキュームカップ31Aと下型21との間のクリアランスΔD1が確保されている。
既存搬送経路C2のうち往路CO2では、既存搬送装置3AはワークWを保持しながら移動する。このため、往路CO2は、既存搬送装置3Aにより保持されたワークWと下型21との間のクリアランスΔD2が確保されている。
また、既存搬送経路C2において、下型21が設置された既存ボルスタ24Aを含む複製エリア25Aが定義されている。そして、この複製エリア25A内の既存搬送経路C2は、既存プレスライン下型干渉曲線L10として切出される。
図5に戻って、ステップS105では、複製プレスラインの新下型干渉曲線を初期設定する。このステップでは、ステップS101で読み込んだ既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータまたはステップS103で切り出した既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ、及び新搬送条件に関するデータを用いて、既存プレスライン下型干渉曲線から上方に十分離れた位置で仮下型干渉曲線を初期設定する。すなわち、既存プレスラインの複製エリア内において、下型と既存搬送装置とが干渉しないように設定されている既存プレスライン下型干渉曲線を、複製プレスラインで下型と既存搬送装置とが干渉しない範囲の最低ラインとして設定し、この最低ラインと初期設定された仮下型干渉曲線を対比する。
ステップS106では、複製プレスラインの新下型干渉曲線を計算する。このステップでは、仮下型干渉曲線に所定間隔で複数の制御点を設け、複数の制御点をそれぞれ既存プレスライン下型干渉曲線に向かって、複数の制御点が既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させることにより新下型干渉曲線を生成する。このステップで生成された新下型干渉曲線は、下型近傍の新搬送経路として設定される。
複数の制御点は、仮下型干渉曲線上に任意の間隔、例えば、10mm間隔で設けられた点である。この制御点を移動することで、この移動した制御点に仮下型干渉曲線が追随する。また、既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとは、例えば、既存プレスライン下型干渉曲線の上方略5mmの範囲である。
このように、既存プレスラインで下型と既存搬送装置とが干渉しないように設定された既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとなるように新下型干渉曲線を作成することで、複製プレスラインでも下型と新搬送装置とが干渉しない新搬送経路を設定できる。
図7は、複製プレスライン1の新搬送経路C1とこの新搬送経路C1に沿って移動する新搬送装置3のクロスバー32の構成を示す模式図であり、ステップS4で生成される新下型干渉曲線L1を示すものである。
図7に示すように、既存プレスライン1Aの既存搬送経路C2から切り出された既存プレスライン下型干渉曲線L10は、ボルスタ24が設置されたエリア25に入力されている。
また、ボルスタ24が設置されたエリア25には、既存プレスライン下型干渉曲線L10から上方に十分離れた位置で仮下型干渉曲線L11が初期設定されている。この仮下型干渉曲線L11には、任意の間隔で、複数の制御点L11aが設けられている。これら複数の制御点L11aを所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させたことにより生成されたのが新下型干渉曲線L1である。この新下型干渉曲線L1は、ボルスタ24が設置されたエリア25内の新搬送経路となっている。
このように、既存プレスライン1Aにおいて、下型21と干渉しない経路である既存プレスライン下型干渉曲線L10に基づき、新下型干渉曲線L1を作成して新搬送経路を設定することで、実際に複製プレスライン1を稼動し、各プレス機及び新搬送装置の動作を最適化する工程を繰り返すことなく、下型21と干渉しない新搬送経路を作成できる。
次に、新搬送装置またはこの新搬送装置に保持されたワークが、上型に干渉する場合について説明する。
図9は、昇降する上型22から視た新搬送装置3のクロスバー32の軌跡を示す図である。より具体的には、図9は、上型22を昇降した場合に、設定された新搬送経路に沿って移動するクロスバー32の軌跡を、上型22の静止系から視た図である。
図9中、「×」印で示すように、新搬送装置の軌跡によっては、新搬送装置またはこの新搬送装置に保持されたワークが、上型に干渉する場合がある。
そこで、図4に戻って、上型と新搬送装置またはワークとが干渉しないようにする新上型干渉曲線の作成手順S110について説明する。
新上型干渉曲線の作成手順S110は、各種データを読み込み(S1)、既存上型干渉曲線を複製エリアで切出し(S5)、既存上型干渉曲線を複数の分割点によって点列化(S6)し、新上型干渉曲線を生成し、この新上型干渉曲線のうちから複数の分割点のうちの1点にのみ干渉する新上型干渉曲線を選択し(S7)、選択された新上型干渉曲線を補正する(S8)。
新上型干渉曲線の作成手順S110の詳細について、図9に示すフローチャートを参照して、説明する。
ステップS111では、上型関係のプレスラインデータを読み込む。このステップでは、既存プレスラインデータに含まれる、既存搬送装置データ、既存プレスラインの必要クリアランスデータ及び既存プレスライン上型干渉曲線に関するデータを記憶装置から読み込む。また、このステップでは、複製プレスラインデータに含まれる、新搬送装置データ、複製プレスラインの必要クリアランスデータ、新搬送経路の搬送条件に関するデータを記憶装置から読み込む。
ステップS112では、上型関係の複製エリアを定義する。このステップでは、上型を含むエリアである複製エリアを定義する。また、このステップでは、定義した複製エリアを複製エリアに関する複製エリアデータとして記憶装置に記憶させる。具体的には、複製エリアは、上型の幅に、例えば搬送機の幅を余裕幅として加えた範囲である。すなわち、複製エリアは、上型と新搬送装置とが干渉する虞のあるエリアである。このように、複製エリアを定義することで、この干渉する虞のあるエリアに限って、新搬送経路を調整することができる。
ステップS113では、既存プレスライン上型干渉曲線を切出す。このステップでは、既存搬送経路に関するデータ及び既存搬送装置データを用いて、複製エリアによって上型から視た既存搬送装置の軌跡から既存プレスライン上型干渉曲線を予め切出す。既存プレスライン上型干渉曲線は、既存プレスラインにおいて、上型と既存搬送装置とが干渉しないように設定された線である。すなわち、既存プレスライン上型干渉曲線は、既存プレスラインにおいて、上型と既存搬送装置とが干渉しないことを保証する基準である。既存プレスラインの上型は、この基準を遵守して製作されている。
なお、既に既存プレスライン上型干渉曲線が切出され、記憶装置に記憶されている場合は、ステップS111で、この既存プレスライン上型干渉曲線を読み込むことで、ステップS112〜S124の処理を省略できる。
ステップS114では、既存プレスライン上型干渉曲線を記憶する。このステップでは、既存プレスライン上型干渉曲線を複製プレスラインデータに含まれる既存プレスライン上型干渉曲線に関するデータとして記憶装置に記憶する。
図10は、既存プレスライン1Aにおいて、昇降する上型22から視た既存搬送装置3Aのクロスバー32Aの軌跡を示す図である。より具体的には、図10は、既存プレスライン1Aの所定のプレスSPMのもとでプレス機2Aの上型22を降下させるとともに、所定のラインSPMのもとで、プレス機2Aから離れる方向に移動するクロスバー32Aの軌跡L2Aを示す図である。
軌跡L2Aは、クロスバー32Aがプレス機2Aから離れるように移動するのにともない、図10中左側から右側へ延びる。また、軌跡L2Aは、プレス機2Aの上型22が降下するのにともない、図10中下側から上側に変化する。よって、図10では、プレス機2Aの上型22を降下させるとともに、クロスバー32Aをプレス機2Aから離れる方向に移動させているので、軌跡L2Aは、右上がりの曲線となっている。
また、軌跡L2Aの形状は、既存プレスライン1Aの所定のプレスSPM及び所定のラインSPMにより定まる。
図10に示すように、上型22は、既存搬送経路C2において、昇降する上型22から視た既存搬送装置3Aのクロスバー32Aと、干渉しないように所定のクリアランスΔU1が確保できるように製作されている。
また、昇降する上型22から視た既存搬送装置3Aのクロスバー32Aの軌跡L2Aにおいて、上型22を含む複製エリア25Aが定義されている。そして、この複製エリア25A内の軌跡L2Aは、既存プレスライン上型干渉曲線L20として切出される。
既存プレスライン上型干渉曲線L20は、所定のルールに基づき設定された下方に上型が突出してはならないラインである。すなわち、上型22は、既存プレスライン上型干渉曲線L20より下方に突出することはない。
図9に戻って、ステップS115では、切出された既存上型干渉曲線を点列化する。このステップでは、既存プレスライン上型干渉曲線を所定の間隔で分割した複数の分割点によって点列化する。このように、既存プレスライン上型干渉曲線を点列化することで、線と線とが干渉しているかを判断するのではなく、点と線が干渉しているかを判断できるため、演算装置53の処理負担を軽減できる。所定の間隔は、狭い方が好ましく、例えば、10mmである。
ステップS116では、新上型干渉曲線を個別設定する。このステップでは、ステップS115で点列化した既存プレスライン上型干渉曲線の複数の分割点に対して、既存プレスライン上型干渉曲線に関するデータ、新搬送条件に関するデータ及び新搬送装置データを用いて、上型から視た新搬送装置の軌跡により形成される新上型干渉曲線を生成する。複数の分割点に対して生成した新上型干渉曲線は、形状が同一であり、上型から視て、配置される高さがそれぞれ異なる。また、新上型干渉曲線は、昇降する上型から視た新搬送装置の軌跡を示すものである。
このように、既存プレスラインで上型と既存搬送装置とが干渉しないように設定された既存プレスライン上型干渉曲線の分割点に対して、複製プレスラインの新搬送装置の軌跡により形成される新上型干渉曲線を生成することで、複製プレスラインでも上型と新搬送装置とが干渉しない新搬送装置の軌跡を設定できる。
ステップS117では、新上型干渉曲線を選択する。このステップでは、複数の分割点に対して生成した新上型干渉曲線のうち、複数の分割点のうちの1点にのみ干渉する新上型干渉曲線を選択する。
複数の分割点のうちの1点にのみ干渉する新上型干渉曲線を選択では、例えば、横軸上の値と縦軸上の値の2つの値により特定される各分割点の座標が、これらの横軸及び縦軸により規定される平面上で延びる各新上型干渉曲線上に含まれるか否かを判断する。
そして、分割点を1点のみ含む新上型干渉曲線は、点列化された既存プレスライン上型干渉曲線に接していると判断できる。なお、2点以上含む新上型干渉曲線は、点列化された既存プレスライン上型干渉曲線を上回っていると判断される。このように、既存プレスラインで上型と既存搬送装置とが1点のみが干渉するように設定された既存プレスライン上型干渉曲線を点列化した線を上回らない新上型干渉曲線を選択ことで、複製プレスラインで上型と新搬送装置とが干渉しない新搬送装置の軌跡を設定できる。
ステップS118では、新上型干渉曲線を補正する。このステップでは、新上型干渉曲線選択工程によって選択した新上型干渉曲線を、上型から離れる方向に上型と所定のクリアランスを保つように移動させ新上型干渉曲線を生成する。このステップで生成された新上型干渉曲線は、複製プレスラインの新搬送装置のクロスバーの端部のうち、上型に最も接近する端部の軌跡として設定される。所定のクリアランスは、複製プレスラインにおける上型に対する新搬送装置とが干渉しないように予め決められた値である。具体的には、所定のクリアランスは、既存プレスラインで設定されていた上型と既存搬送装置とのクリアランスと、複製プレスラインにおいて上型と新搬送装置とで必要とされるクリアランスとの差分である。このように、新上型干渉曲線を上型から離れる方向に所定距離移動する補正により、ライン能力に合わせて、クリアランスを最適設定できる。つまりは、クリアランスを必要最小化することで、ラインSPMの値を大きくすることが可能となる。
図11は、複製プレスライン1において、昇降する上型22から視た新搬送装置3のクロスバー32の軌跡を示す図である。より具体的には、図11は、プレス機2の上型22を降下させるとともに、プレス機2Aから離れる方向に移動するクロスバー32Aの軌跡となる新上型干渉曲線L22及び設定新上型干渉曲線L2を示す図である。
新上型干渉曲線L22及び設定新上型干渉曲線L2は、クロスバー32がプレス機2から離れるように移動するのにともない、図11中左側から右側へ延びる。また、新上型干渉曲線L22及び設定新上型干渉曲線L2は、プレス機2の上型22が降下するのにともない、図11中下側から上側に変化する。よって、図11では、プレス機2の上型22を降下させるとともに、クロスバー32をプレス機2から離れる方向に移動させているので、新上型干渉曲線L22及び設定新上型干渉曲線L2は、右上がりの曲線となっている。
図11に示すように、既存プレスライン上型干渉曲線L20の点列化実施ラインL21の複数の分割点に対して新上型干渉曲線L22が生成されている。そして、点列化実施ラインL21の複数の分割点のうちの1点である干渉点Pにのみ干渉する特定新上型干渉曲線L22aが選択されている。この特定新上型干渉曲線L22aは、上型22から離れる方向に所定距離ΔU2を保つように移動され設定新上型干渉曲線L2となっている。そして、設定新上型干渉曲線L2は、複製プレスライン1の新搬送装置3のクロスバー32の端部のうち、上型22に最も接近する端部の軌跡として設定される。所定距離ΔU2は、例えば、既存プレスラインで設定されていた上型と既存搬送装置とのクリアランスが100mmであり、複製プレスラインにおいて上型と新搬送装置とで必要とされるクリアランスが180mmであった場合、これらの差分である80mmとなる。
このように、既存プレスライン1Aにおける所定のルールにより上型22が突出してはならないラインとして設定された既存プレスライン上型干渉曲線L20に基づき、複製プレスライン1の新搬送装置3の軌跡を設定することで、実際に複製プレスライン1を稼動し、各プレス機及び新搬送装置の動作を最適化する工程を繰り返すことなく、上型22と干渉しない新搬送経路を作成できる。
図4に戻って、ステップS9では、モーションデータを制御装置に送信し、この処理を終了する。このステップでは、ステップS106(図5参照)で生成した新下型干渉曲線に関するデータ及びステップS118(図9参照)で生成した新上型干渉曲線に関するデータを複製プレスライン制御装置に送信する。複製プレスライン制御装置は、この新下型干渉曲線を新搬送経路として新搬送装置を動作させる。また、複製プレスライン制御装置は、複製プレスラインプレスモーションデータ出力装置から出力されたプレスモーションデータによるプレス機の動作及び新下型干渉曲線を新搬送経路とした新搬送装置の動作において、新上型干渉曲線を適用し、上型と新搬送装置とが干渉しないように複製プレスラインを運転させる。
本実施形態によれば、以下のような作用効果がある。
既存搬送経路C2に沿って既存搬送装置3Aを用いてワークを搬送する既存プレスライン1Aの金型と同一の金型である下型21を用いており、既存搬送経路C2とは別の新搬送経路C1に沿って新搬送装置3を用いてワークを搬送する複製プレスライン1の新搬送経路C1を作成する。
そして、既存プレスライン下型干渉曲線L10から上方に十分離れた位置に初期設定された仮下型干渉曲線L11に所定間隔で複数の制御点L11aを設け、複数の制御点L11aをそれぞれ既存プレスライン下型干渉曲線L10に向かって、複数の制御点L11aが既存プレスライン下型干渉曲線L10と所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させることにより新下型干渉曲線L1を生成するので、この新下型干渉曲線L1により下型21と新搬送装置3とが干渉せず、かつラインSPMの値を大きくできる新搬送経路C1を設定できる。
よって、既存プレスライン1Aの既存搬送経路C2に基づき、複製プレスライン1の新搬送経路C1を、下型21と干渉しないように設定できるので、複製プレスラインの搬送モーションを作成する際に、実際に複製プレスラインを稼動し、各プレス機及び新搬送装置の動作を最適化する工程を繰り返すことなく、下型と干渉しない新搬送経路を作成できる。
したがって、既存プレスラインと金型が同一の複製プレスラインの構築に際し、搬送モーションの設定工数を削減できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、4つの工程、すなわち、4台のプレス機2を備える既存プレスライン1Aの複製プレスライン1の搬送モーション作成方法について説明したが、既存プレスライン及び複製プレスラインが備えるプレス機の数は、これに限るものではない。
1…複製プレスライン
1A…既存プレスライン
21…下型
25A…複製エリア
5…搬送モーション演算装置
C1…新搬送経路
C2…既存搬送経路
L1…新下型干渉曲線
L10…既存プレスライン下型干渉曲線
L11…仮下型干渉曲線
L11a…制御点

Claims (1)

  1. 既存搬送経路に沿って既存搬送装置を用いてワークを搬送する既存プレスラインの金型と同一の金型を用いており、前記既存搬送経路とは別の新搬送経路に沿って前記既存搬送装置とは別の新搬送装置を用いてワークを搬送する複製プレスラインの前記新搬送経路を作成する演算装置による搬送モーション作成方法において、
    前記既存搬送経路に関するデータに基づいて、前記金型の下型を含むエリアに設定された複製エリアによって予め切出された既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ、及び前記新搬送経路の搬送条件に関する新搬送条件データを読み込むデータ読込工程と、
    前記既存プレスライン下型干渉曲線に関するデータ及び前記新搬送条件データを用いて、前記既存プレスライン下型干渉曲線から上方に十分離れた位置で仮下型干渉曲線を初期設定する新下型干渉曲線初期設定工程と、
    前記仮下型干渉曲線に所定間隔で複数の制御点を設け、前記複数の制御点をそれぞれ前記既存プレスライン下型干渉曲線に向かって、前記複数の制御点が前記既存プレスライン下型干渉曲線と所定の最小クリアランスとなるようにそれぞれ移動させることにより新下型干渉曲線を生成する搬送経路設定工程とを備え、
    前記新下型干渉曲線に基づき、前記新搬送経路を作成する搬送モーション作成方法。
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