JP2011125824A - 二酸化炭素分離回収システム - Google Patents
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Abstract
【課題】安定的な運転が可能な二酸化炭素分離回収システムを提供する。
【解決手段】二酸化炭素分離回収システムは、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させ当該吸収液を排出する吸収塔3と、前記燃焼排ガスを吸収塔3に導入する排ガス導入ライン8と、吸収塔3から排出された吸収液が供給され当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを除去し当該吸収液を再生して排出する再生塔5と、吸収塔3と再生塔5との間に設けられ再生塔5から排出された吸収液を熱源として吸収塔3から排出されて再生塔5に供給される吸収液を加熱する再生熱交換器7と、再生塔5から排出され再生熱交換器7を通過した吸収液を貯留する緩衝タンク10と、一端が吸収塔3の排ガス導入ライン8より低い位置に連結され他端が緩衝タンク10に連結された吸収液排出ライン18と、緩衝タンク10に貯留されている吸収液を吸収塔3へ送り込むポンプ16と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】二酸化炭素分離回収システムは、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させ当該吸収液を排出する吸収塔3と、前記燃焼排ガスを吸収塔3に導入する排ガス導入ライン8と、吸収塔3から排出された吸収液が供給され当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを除去し当該吸収液を再生して排出する再生塔5と、吸収塔3と再生塔5との間に設けられ再生塔5から排出された吸収液を熱源として吸収塔3から排出されて再生塔5に供給される吸収液を加熱する再生熱交換器7と、再生塔5から排出され再生熱交換器7を通過した吸収液を貯留する緩衝タンク10と、一端が吸収塔3の排ガス導入ライン8より低い位置に連結され他端が緩衝タンク10に連結された吸収液排出ライン18と、緩衝タンク10に貯留されている吸収液を吸収塔3へ送り込むポンプ16と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、二酸化炭素分離回収システムに関するものである。
近年、大量の化石燃料を使用する火力発電所等を対象に、燃焼排ガスとアミン系吸収液を接触させ、燃焼排ガス中の二酸化炭素を分離回収する方法、及び回収された二酸化炭素を大気へ放出することなく貯蔵する方法が研究されている。
具体的には、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素をアミン系吸収液に吸収させる吸収塔と、二酸化炭素を吸収した吸収液(リッチ液)が吸収塔から供給され、リッチ液を加熱し、リッチ液から二酸化炭素ガスを放出させて吸収液を再生する再生塔と、を備えた二酸化炭素回収システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
吸収塔の底部はリッチ液を貯留するスチル(still)となっており、再生塔の底部はリーン液を貯留するスチルとなっている。従来の二酸化炭素回収システムでは、システムの起動時、負荷変動時、停止時等に吸収液循環量が大きく変動し、それに伴い、吸収塔スチルや再生塔スチルにおいて吸収液の液面レベルが変動していた。
吸収塔スチルにおける液面レベルが上昇すると、吸収液が排ガス導入ラインを閉塞するおそれがあった。吸収液が排ガス導入ラインを閉塞した場合、排ガスは吸収液中を気泡となって通過することになり、非常に大きな圧力損失を生じ、システムの安定な運転が困難になるという問題があった。
また、再生塔スチルにおける液面レベルが上昇すると、吸収液が再生塔充填層を閉塞するおそれがあった。吸収液が再生塔充填層を閉塞した場合、リボイラーの加熱により生じた吸収液蒸気は吸収液の存在する充填層中を通過することになり、非常に大きな圧力損失を生じ、システムの安定な運転が困難になるという問題があった。
本発明は、安定的な運転が可能な二酸化炭素分離回収システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様による二酸化炭素分離回収システムは、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させ、二酸化炭素を含む吸収液を排出する吸収塔と、前記吸収塔に連結され、前記燃焼排ガスを前記吸収塔に導入する排ガス導入ラインと、前記吸収塔から排出された吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを除去し、当該吸収液を再生して排出する再生塔と、前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から排出された吸収液を熱源として、前記吸収塔から排出されて前記再生塔に供給される吸収液を加熱する再生熱交換器と、前記再生塔から排出され、前記再生熱交換器を通過した吸収液を貯留する緩衝タンクと、一端が前記吸収塔の前記排ガス導入ラインより低い位置に連結され、他端が前記緩衝タンクに連結された吸収液排出ラインと、前記緩衝タンクに貯留されている吸収液を前記吸収塔へ送り込むポンプと、を備えるものである。
本発明の一態様による二酸化炭素分離回収システムは、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させ、二酸化炭素を含む吸収液を排出する吸収塔と、前記吸収塔に連結され、前記燃焼排ガスを前記吸収塔に導入する排ガス導入ラインと、前記吸収塔から排出された吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを除去し、当該吸収液を再生して排出する再生塔と、前記再生塔に連結され、前記再生塔内の吸収液を加熱するリボイラーと、前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から排出された吸収液を熱源として、前記吸収塔から排出されて前記再生塔に供給される吸収液を加熱する再生熱交換器と、前記再生塔から排出され、前記再生熱交換器を通過した吸収液を貯留する緩衝タンクと、一端が前記再生塔のリボイラー連結箇所より高く、かつ前記再生塔内の充填層より低い位置に連結され、他端が前記緩衝タンクに連結された吸収液排出ラインと、前記緩衝タンクに貯留されている吸収液を前記吸収塔へ送り込むポンプと、を備えるものである。
本発明によれば、二酸化炭素分離回収システムは安定的に運転することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態に係る二酸化炭素分離回収システムの概略構成を示す。ここで二酸化炭素分離回収システムは、二酸化炭素を吸収可能な吸収液を用いて、化石燃料の燃焼により生成された燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を回収するものである。
図1に示すように二酸化炭素分離回収システム1は、燃焼排ガス2aに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させる吸収塔3と、吸収塔3から二酸化炭素を吸収した吸収液(以下、リッチ液4aと記す)が供給され、このリッチ液4aを加熱し、吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを放出させて、二酸化炭素ガスと蒸気とを含む排出ガス2dを排出し、吸収液を再生する再生塔5とを備える。例えば、火力発電所などの発電設備において生成された燃焼排ガス2aが、排ガス導入ライン8を介して吸収塔3の下部に供給され、吸収塔3の頂部から二酸化炭素が取り除かれた燃焼排ガス2bが排出されるようになっている。
吸収塔3は、吸収液が二酸化炭素を吸収することにより生成されたリッチ液4aを貯留する吸収塔スチル(タンク)3aを有する。同様に、再生塔5は、リッチ液4aが二酸化炭素ガスを放出することにより再生された吸収液(以下、リーン液4bと記す)を貯留する再生塔スチル(タンク)5aを有する。
ここで、二酸化炭素を吸収可能な吸収液には、例えばアミン化合物を水に溶かしたアミン化合物水溶液が使用される。
図1に示すように、再生塔5にはリボイラー6が設けられている。リボイラー6は、発電設備から供給されるプラント蒸気等を熱源として、再生塔スチル5aに貯留されていたリーン液4bの一部を加熱してその温度を上昇させて蒸気を生成し、再生塔5に供給する。なお、リボイラー6においてリーン液4bを加熱する際、リーン液4bから微量の二酸化炭素ガスが放出され、吸収液蒸気とともに再生塔5に供給される。この吸収液蒸気は、充填層5bを介して再生塔5内を上昇し、リッチ液4aを加熱する。これによりリッチ液4aから二酸化炭素ガスが放出される。
再生塔5から排出された二酸化炭素ガスと吸収液蒸気とを含む排出ガス2dは、ガス冷却器31によって水分凝縮した後、気液分離器32によって二酸化炭素ガスと吸収液成分を含む還流水とに気液分離される。気液分離器32からの二酸化炭素ガス2eは回収二酸化炭素導出ライン33を介して排出され、貯蔵設備(図示せず)で貯蔵される。また、気液分離器32からの還流水は還流ライン34を介して再生塔5に戻される。
吸収塔3と再生塔5との間に、再生塔5から吸収塔3に供給されるリーン液4bを熱源として、吸収塔3から再生塔5に供給されるリッチ液4aを加熱する再生熱交換器7が設けられ、リーン液4bの熱を回収するように構成されている。ここで、上述したように、再生塔5においてリッチ液4aから二酸化炭素ガスを放出させる際、リッチ液4aはリボイラー6からの高温の蒸気を熱源として加熱される。従って、再生熱交換器7に供給されるリーン液4bの温度は比較的高く、このリーン液4bが熱源として用いられている。
吸収塔3と再生熱交換器7との間に、吸収塔タンク3aの底部から再生熱交換器7にリッチ液4aを供給するリッチ液ライン11が連結されている。このリッチ液ライン11に、吸収塔3からのリッチ液4aを再生熱交換器7に送り込むリッチ液ポンプ12が設けられている。
再生熱交換器7と再生塔5との間に、再生熱交換器7から再生塔5の上部にリッチ液4aを供給するリッチ液ライン13が連結されている。
再生塔5と再生熱交換器7との間に、再生塔タンク5aの底部から再生熱交換器7にリーン液4bを供給するリーン液ライン14が連結されている。このリーン液ライン14に、再生塔5からのリーン液4bを再生熱交換器7に送り込むリーン液ポンプ15が設けられている。
再生熱交換器7からのリーン液4bは、緩衝タンク10を介してポンプ16により吸収塔3の上部に供給される。緩衝タンク10は、再生塔スチル3aよりも低い位置に設けられている。ポンプ16と吸収塔3との間には吸収液冷却器17が設けられている。吸収液冷却器17は、冷却水(冷却媒体)を冷却源として、吸収塔3に供給される吸収液を冷却する。
吸収塔3の上部に供給された吸収液は、吸収塔3内において上部から吸収塔タンク3aに向けて下降する。一方、吸収塔3に供給された燃焼排ガス2aは、吸収塔3内において下部から頂部に向けて上昇する。そのため、二酸化炭素を含む燃焼排ガス2aと吸収液とが充填層3bにおいて向流接触(直接接触)し、吸収液が燃焼排ガス2a中の二酸化炭素を吸収し、リッチ液4aが生成される。二酸化炭素が取り除かれた燃焼排ガス2bは、吸収塔3の頂部から排出され、リッチ液4aは吸収塔3の吸収塔タンク3aに貯留される。
吸収塔3頂部から排出された燃焼排ガス2bは、ガス冷却器21によって冷却されて水分凝縮した後、気液分離器22によって排ガスと吸収液成分を含む還流水とに気液分離される。気液分離器22からの排ガス2cは排ガス導出ライン23を介して系外に排出され、還流水は還流ライン24を介して吸収塔3に戻される。
吸収塔3の下部(吸収塔スチル3a)には、吸収液排出ライン(オーバーフローライン)18が設けられている。吸収液排出ライン18の一端は、排ガス導入ライン8より低い位置に連結されている。また、吸収液排出ライン18は、二酸化炭素分離回収システム1が通常運転している時に吸収塔スチル3aに貯留される吸収液(リッチ液)の液面よりも高い位置に設けられる。吸収液排出ライン18の他端は緩衝タンク10に連結されている。
システムの起動時、負荷変化時、停止時等に吸収液循環流量が変化し、吸収塔スチル3a内の吸収液の液面レベルが変動した場合にも、増加した吸収液は吸収液排出ライン18によって塔外に排出されるため、液面レベルの上昇は吸収液排出ライン18の位置までに抑えられ、吸収液が排ガス導入ライン8を閉塞することを防止できる。塔外に排出された吸収液は、吸収塔スチル3aより下部に設置された緩衝タンク10に導かれ、自然流下することにより吸収液循環系に戻される。
緩衝タンク10は、再生熱交換器7を通過した吸収液(リーン液)及び吸収塔スチル3a内にて増加した吸収液(リッチ液)を貯留する。緩衝タンク10に貯留されている吸収液はポンプ16により吸収塔3上部に送り込まれる。
このように、本実施形態に係る二酸化炭素分離回収システムは、吸収塔3内の吸収液が排ガス導入ライン8を閉塞して排ガスの圧力損失を増加させることがないため安定して運転することができる。
また、吸収液による排ガス導入ライン閉塞を防ぐために、吸収塔スチルの容積、断面積を増やす必要がないため、システム設置を容易にできる。
上記実施形態において、吸収液排出ライン18にバルブを設けて、吸収液排出ライン18の吸収液流量を変化させたり、吸収塔3内圧力及び緩衝タンク10内圧力の調整を行ったりしてもよい。
(第2の実施形態)図2に本発明の第2の実施形態に係る二酸化炭素分離回収システムの概略構成を示す。本実施形態は、図1に示す第1の実施形態と比較して、吸収塔3に連結された吸収液排出ライン18が省略され、再生塔5に吸収液排出ライン40が連結されている点が異なる。図2において、図1に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
吸収液排出ライン40の一端は、再生塔5の下部(再生塔スチル5a)の、充填層5bより低く、リボイラー6が連結された連結箇所より高い位置に連結されている。吸収液排出ライン40の他端は、緩衝タンク10に連結される。緩衝タンク10は再生塔スチル5aより低い位置に設けられる。
図3に再生塔5とリボイラー6との連結部の拡大図を示す。リボイラー6は、再生塔スチル5aと2箇所の連結部(連結管)41、42により連結される。再生塔スチル5a内の吸収液の一部は、連結部41を介してリボイラー6へ導かれ、加熱される。リボイラー6において加熱された吸収液や、加熱により発生した蒸気は、連結部42を介して再生塔5へ戻される。二酸化炭素分離回収システム1が通常運転している時、再生塔スチル5aに貯留される吸収液(リーン液)の液面は、連結部42の位置になるように調整される。
図3に示すように、吸収液排出ライン40は、連結部42より高く、充填層5bより低い位置に設けられる。
システムの起動時、負荷変化時、停止時等に吸収液循環流量が変化し、再生塔スチル5a内の吸収液の液面レベルが変動した場合にも、増加した吸収液は吸収液排出ライン40によって塔外に排出されるため、液面レベルの上昇は吸収液排出ライン40の位置までに抑えられ、吸収液が充填層5bを閉塞することを防止できる。塔外に排出された吸収液は、再生塔スチル5aより下部に設置された緩衝タンク10に導かれ、自然流下することにより吸収液循環系に戻される。
このように、本実施形態に係る二酸化炭素分離回収システムは、再生塔5内の吸収液が充填層5bを閉塞して吸収液蒸気の圧力損失を増加させることがないため安定して運転することができる。
また、吸収液による充填層5b閉塞を防ぐために、再生塔スチルの容積、断面積を増やす必要がないため、システム設置を容易にできる。
上記実施形態において、吸収液排出ライン40にバルブを設けて、吸収液排出ライン40の吸収液流量を変化させたり、再生塔5内圧力及び緩衝タンク10内圧力の調整を行ったりしてもよい。
図4に示すように、二酸化炭素分離回収システムに、上記第1の実施形態に係る吸収液排出ライン18と、上記第2の実施形態に係る吸収液排出ライン40の両方を設けてもよい。この時、緩衝タンク10は、吸収塔スチル3a及び再生塔スチル5aより低い位置に設けられている。このような構成にすることで、吸収液(リッチ液)による排ガス導入ライン8の閉塞及び吸収液(リーン液)による充填層5bの閉塞が防止されるため、二酸化炭素分離回収システムはさらに安定的に運転することができる。
上記実施形態では、1つの吸収塔3や、1つの再生塔5に対して、1つの緩衝タンク10を設けた構成について説明したが、複数の吸収塔や複数の再生塔が1つの緩衝タンク10を使用する(共有する)ようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 二酸化炭素分離回収システム
3 吸収塔
3a 吸収塔スチル
5 再生塔
5a 再生塔スチル
5b 充填層
6 リボイラー
7 再生熱交換器
8 排ガス導入ライン
10 緩衝タンク
18、40 吸収液排出ライン
3 吸収塔
3a 吸収塔スチル
5 再生塔
5a 再生塔スチル
5b 充填層
6 リボイラー
7 再生熱交換器
8 排ガス導入ライン
10 緩衝タンク
18、40 吸収液排出ライン
Claims (5)
- 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させ、二酸化炭素を含む吸収液を排出する吸収塔と、
前記吸収塔に連結され、前記燃焼排ガスを前記吸収塔に導入する排ガス導入ラインと、
前記吸収塔から排出された吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを除去し、当該吸収液を再生して排出する再生塔と、
前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から排出された吸収液を熱源として、前記吸収塔から排出されて前記再生塔に供給される吸収液を加熱する再生熱交換器と、
前記再生塔から排出され、前記再生熱交換器を通過した吸収液を貯留する緩衝タンクと、
一端が前記吸収塔の前記排ガス導入ラインより低い位置に連結され、他端が前記緩衝タンクに連結された吸収液排出ラインと、
前記緩衝タンクに貯留されている吸収液を前記吸収塔へ送り込むポンプと、
を備える二酸化炭素分離回収システム。 - 前記緩衝タンクは、前記吸収塔の底部に設けられたスチルよりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素分離回収システム。
- 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液に吸収させ、二酸化炭素を含む吸収液を排出する吸収塔と、
前記吸収塔に連結され、前記燃焼排ガスを前記吸収塔に導入する排ガス導入ラインと、
前記吸収塔から排出された吸収液が供給され、当該吸収液から蒸気を含む二酸化炭素ガスを除去し、当該吸収液を再生して排出する再生塔と、
前記再生塔に連結され、前記再生塔内の吸収液を加熱するリボイラーと、
前記吸収塔と前記再生塔との間に設けられ、前記再生塔から排出された吸収液を熱源として、前記吸収塔から排出されて前記再生塔に供給される吸収液を加熱する再生熱交換器と、
前記再生塔から排出され、前記再生熱交換器を通過した吸収液を貯留する緩衝タンクと、
一端が前記再生塔のリボイラー連結箇所より高く、かつ前記再生塔内の充填層より低い位置に連結され、他端が前記緩衝タンクに連結された吸収液排出ラインと、
前記緩衝タンクに貯留されている吸収液を前記吸収塔へ送り込むポンプと、
を備える二酸化炭素分離回収システム。 - 前記緩衝タンクは、前記再生塔の底部に設けられたスチルよりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の二酸化炭素分離回収システム。
- 一端が前記吸収塔の前記排ガス導入ラインより低い位置に連結され、他端が前記緩衝タンクに連結された第2の吸収液排出ラインをさらに備え、
前記緩衝タンクは、前記吸収塔の底部に設けられたスチルよりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の二酸化炭素分離回収システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009289040A JP2011125824A (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | 二酸化炭素分離回収システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009289040A JP2011125824A (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | 二酸化炭素分離回収システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011125824A true JP2011125824A (ja) | 2011-06-30 |
Family
ID=44289007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009289040A Withdrawn JP2011125824A (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | 二酸化炭素分離回収システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011125824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014065477A1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-05-01 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 이산화탄소 포집 공정에 있어서 흡수제의 휘발이 억제된 이산화탄소 포집장치 |
-
2009
- 2009-12-21 JP JP2009289040A patent/JP2011125824A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014065477A1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-05-01 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 이산화탄소 포집 공정에 있어서 흡수제의 휘발이 억제된 이산화탄소 포집장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130305 |