JP5875245B2 - Co2回収システム及びco2ガス含有水分の回収方法 - Google Patents

Co2回収システム及びco2ガス含有水分の回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、再生塔から排出されるCO2ガスを圧縮する際に生じる吸収液を含む水を回収するCO2回収システム及びCO2ガス含有水分の回収方法に関する。
大量の化石燃料を使用する火力発電所などでは、ボイラにおいて化石燃料を燃焼させることで発生する排ガスはCO2を含んでいる。CO2を含む排ガスはCO2吸収塔内でアミン系のCO2吸収液と気液接触させてCO2吸収液中にCO2を吸収させることで、排ガス中のCO2を除去、回収する方法及び回収されたCO2を大気へ放出することなく貯蔵する方法が精力的に研究されている。
例えば、CO2吸収液は排ガス中のCO2をCO2吸収塔で吸収し、排ガスからCO2を除去した後、再生塔でCO2吸収液に吸収されたCO2を放散してCO2吸収液を再生して再びCO2吸収塔に循環して排ガスからCO2を除去するために再利用する方法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このとき、CO2を吸収したCO2吸収液は、再生塔において蒸気で加熱されることにより、CO2を放散し、高純度のCO2が回収される。
再生塔の塔内においてリッチ溶液およびセミリーン溶液から放出された水蒸気を伴ったCO2ガスは、再生塔の塔頂部から排出され、コンデンサでCO2ガス中の水蒸気を凝縮し、分離ドラムにてCO2ガス中に発生した水が分離される。水蒸気が分離されたCO2ガスは、複数の圧縮器で徐々に昇圧しながら圧縮することで圧縮CO2として回収している。CO2ガスは、複数の圧縮器で圧縮された後、油田に圧入され石油増進回収(EOR:Enhanced Oil Recovery)に利用したり、温暖化対策として帯水層へ貯留される他、化成品の合成原料としても利用される。
また、CO2ガスを圧縮・冷却して、油田に圧入して石油回収などに利用したりする際、CO2ガス中に残存する水分は圧縮されることで凝縮して凝縮水となり、COD成分を分解等して排水処理してから外部に排出される。
特開2008−62165号公報
ここで、回収されたCO2ガス中には微量の吸収液が含まれているため、CO2ガスを圧縮することで生じる凝縮水中には吸収液が含まれている。そのため、CO2吸収塔と吸収液再生塔との間の系内を循環する吸収液の消費量を軽減し、吸収液を有効に利用するため、外部に排出される凝縮水を有効に利用する方法が検討されている。
一方、CO2コンプレッサー系の排熱を利用して熱回収し、CO2回収システムで有効利用することが求められている。
本発明は、前記問題に鑑み、CO2ガスに含まれる凝縮水を外部に排出することなく、回収し、凝縮水に含まれる吸収液を効率良く利用することができるCO2回収システム及びCO2コンプレッサー系の排熱を有効利用することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、CO2を含有する排ガスをCO2吸収液と接触させて排ガス中のCO2をCO2吸収液により吸収除去するCO2吸収塔と、前記CO2吸収塔でCO2を吸収したCO2吸収液を再生し、CO2吸収液とする吸収液再生塔とを含むCO2回収装置と、前記吸収液再生塔から排出される水蒸気を伴ったCO2ガスを冷却するコンデンサと、前記コンデンサで冷却された分離水を凝縮水として分離する分離ドラムと、前記分離ドラムで凝縮水を分離したCO2ガスを圧縮するための少なくとも1以上の圧縮器と、前記圧縮器の後流側に設けられ、圧縮CO2ガスを冷却し、前記圧縮CO2ガス中の水分を凝縮水として前記CO2ガスと分離する分離器とを含むCO2圧縮装置と、を有し、前記圧縮器を第1の圧縮器と第2の圧縮器として直列に設けると共に、前記第1の圧縮器の後流側に第1分離器を設け、前記第2の圧縮器の後流側に第2分離器を設け、前記第1の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第1の分離器からの第1の凝縮水送給ラインとの交差部に、第1の熱交換器を設けて、前記第1の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第1の分離器で凝縮した第1の凝縮水を第1の蒸気とすると共に、前記第2の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第2の分離器からの第2の凝縮水送給ラインとの交差部に、第2の熱交換器を設け、前記第2の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第2分離器で凝縮した第2の凝縮水を第2の蒸気とすると共に、前記第2の熱交換器と交差する第2の凝縮水ラインの第2熱交換器の後流側で、第1の凝縮水ラインを連結し、第1の熱交換器で熱交換した前記第1の蒸気を、前記第2の蒸気と合流させ、前記第1の蒸気と前記第2の蒸気との合流蒸気を蒸気送給ラインにより前記吸収液再生塔の塔底部に供給することを特徴とするCO2回収システムである。
第2の発明は、第1の発明において、前記分離器から分離された凝縮水は、前記CO2吸収塔の内部、前記CO2吸収塔と前記吸収液再生塔との間を循環するCO2吸収液、前記吸収液再生塔から排出されるCO2ガスと水とを分離する分離ドラムから前記吸収液再生塔に送給される還流水、および前記吸収塔の塔頂循環水ラインに供給されることを特徴とするCO2回収システムである。
の発明は、CO2を含有する排ガスをCO2吸収液とCO2吸収塔内で接触させて前記排ガス中のCO2をCO2吸収液により吸収除去した後、CO2を吸収したCO2吸収液中のCO2を吸収液再生塔内で除去し、再生したCO2吸収液を前記CO2吸収塔で再利用すると共に、前記吸収液再生塔から排出されるCO2ガスを回収し、回収したCO2ガス中の水分を回収するCO2ガス含有水分の回収方法であり、前記吸収液再生塔から排出される水蒸気を伴ったCO2ガスを冷却して、凝縮水を分離し、前記凝縮水を分離したCO2ガスを少なくとも1以上の圧縮器を用いて圧縮し、前記圧縮器を第1の圧縮器と第2の圧縮器として直列に設けると共に、前記第1の圧縮器の後流側に第1分離器を設け、前記第2の圧縮器の後流側に第2分離器を設け、前記第1の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第1の分離器からの第1の凝縮水送給ラインとの交差部に、第1の熱交換器を設けて、前記第1の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第1の分離器で凝縮した第1の凝縮水を第1の蒸気とすると共に、前記第2の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第2の分離器からの第2の凝縮水送給ラインとの交差部に、第2の熱交換器を設け、前記第2の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第2分離器で凝縮した第2の凝縮水を第2の蒸気とすると共に、前記第2の熱交換器と交差する第2の凝縮水ラインの第2熱交換器の後流側で、第1の凝縮水ラインを連結し、第1の熱交換器で熱交換した前記第1の蒸気を、前記第2の蒸気と合流させ、前記第1の蒸気と前記第2の蒸気との合流蒸気を蒸気送給ラインにより前記吸収液再生塔の塔底部に供給することを特徴とするCO2ガス含有水分の回収方法である。
の発明は、第の発明において、前記分離器から分離された凝縮水は、前記CO2吸収塔の内部、前記CO2吸収塔と前記吸収液再生塔との間を循環するCO2吸収液、前記吸収液再生塔から排出されるCO2ガスと水とを分離する分離ドラムから前記吸収液再生塔に送給される還流水、および前記吸収塔の塔頂循環水ラインに供給されることを特徴とするCO2ガス含有水分の回収方法である。
本発明によれば、CO2ガスに含まれる凝縮水を外部に排出することなく、回収し、凝縮水に含まれる吸収液を効率良く利用することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るCO2回収システムの構成を簡略に示す図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るCO2回収システムの他の構成を示す概略図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るCO2回収システムの他の構成を示す概略図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係るCO2回収システムの他の構成を示す概略図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係るCO2回収システムの構成を簡略に示す図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係るCO2回収システムの他の構成を示す概略図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るCO2回収システムの他の構成を示す概略図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
[第1の実施形態]
本発明による第1の実施形態に係るCO2回収システムについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るCO2回収システムの構成を簡略に示す図である。図1に示すように、CO2回収システム10Aは、CO2回収装置11と、圧縮装置12とを有する。CO2回収装置11は、CO2吸収塔13と、吸収液再生塔(以下、再生塔という)14とを有する。
CO2回収システム10Aは、CO2吸収塔13でCO2を吸収するCO2吸収系と、再生塔14でCO2回収とCO2吸収液の再生を行なうCO2回収・CO2吸収液再生系と、圧縮装置12で回収されたCO2を地中又は油田中に注入するために圧縮するCO2圧縮系とから構成されている。
CO2回収装置10Aでは、CO2を含有する排ガス15中のCO2を吸収するCO2吸収液16が、CO2吸収塔13と再生塔14との間(以下、系内という。)を循環している。CO2吸収塔13から再生塔14には排ガス15中のCO2を吸収したCO2吸収液(リッチ溶液)17が送給される。再生塔14からCO2吸収塔13にはリッチ溶液17から再生塔14でほぼ全てのCO2が除去され再生されたCO2吸収液(リーン溶液)16が送給されている。
排ガス15は、ボイラやガスタービン等の産業設備から排出されるCO2を含有するガスである。排ガス15は、排ガス送風機などにより昇圧され、冷却塔で冷却された後、煙道を介してCO2吸収塔13の塔底部の側壁からCO2吸収塔13内に送られる。
CO2吸収塔13は、排ガス15とCO2吸収液16とを接触させて排ガス15からCO2を除去する塔である。CO2吸収塔13は、CO2吸収部21と、噴霧ノズル22と、水洗部23と、デミスタ24とを有する。塔内に送給された排ガス15は塔内の塔底部側から塔頂側に向けて流れる。噴霧ノズル22は、CO2吸収液16を下向きに噴霧させるノズルである。CO2吸収部21は、CO2吸収塔13の排ガス15の流れ方向の前流側に設けられている。本実施形態では、CO2吸収部21は、CO2吸収塔13の塔下側に設けられている。
塔内を上昇する排ガス15は、CO2吸収部21において、例えば塩基性アミン化合物をベースとするCO2吸収液16と対向流接触し、排ガス15中のCO2がCO2吸収液16に吸収される。
本実施形態で使用できるCO2吸収液は特に限定されるものではないが、アルカノールアミンやアルコール性水酸基を有するヒンダードアミン類を例示することができる。このようなアルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジグリコールアミンなどを例示することができるが、通常モノエタノールアミン(MEA)が好んで用いられる。またアルコール性水酸基を有するヒンダードアミン類としては、例えば、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、2−(エチルアミノ)−エタノール(EAE)、2−(メチルアミノ)−エタノール(MAE)などを例示できる。
噴霧ノズル22からリーン溶液16を噴霧してCO2吸収部21で排ガス15中のCO2を吸収し、リッチ溶液17となり、CO2吸収部21を通過した後、塔底部に貯留される。
本実施形態においては、CO2吸収塔13はCO2回収部21を1段設けるようにしているが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、複数段設けるようにしてもよい。
また、水洗部23及びデミスタ24は、CO2吸収塔13の排ガス15の流れ方向の後流側に設けられている。本実施形態では、水洗部23及びデミスタ24は、塔内のCO2吸収部21の上側に設けられている。CO2吸収部21でCO2が除去されたCO2除去排ガス26は、水洗部23でCO2除去排ガス26に同伴されたCO2吸収液16が除去され、デミスタ24でCO2除去排ガス26に含まれるミストが捕集された後、塔頂部から系外へ放出される。なお、本実施形態においては、CO2吸収塔13は水洗部23を1段設けるようにしているが、水洗部23を複数設けるようにしてもよい。
水洗部23には、外部から供給される水31を噴霧ノズル32から噴霧して水洗部23でCO2除去排ガス26中に含まれる不純物を除去する。噴霧ノズル32から噴霧した水31は受け部33で回収され、ポンプ34で塔外部に送給し、塔頂循環水ライン35を介して冷却器36で冷却水37により冷却された後、噴霧ノズル32に送給され、循環使用される。
CO2吸収部21において排ガス15中のCO2を吸収したリッチ溶液17は、CO2吸収塔13の底部に貯留される。CO2吸収塔13の底部に貯留されたリッチ溶液17は、リッチ溶液送給ライン41より抜き出され、CO2吸収塔13の塔底部から外部に設けられたポンプ42により圧送され、リッチ・リーン溶液熱交換器43において再生塔14で再生されたCO2吸収液16と熱交換された後、再生塔14の塔頂部から塔内に供給される。
本実施形態で用いるリッチ・リーン溶液熱交換器43など熱交換器の種類は特に限定されるものではなく、例えばプレート熱交換器、シェル&チューブ熱交換器等の公知の熱交換器を用いればよい。
再生塔14は、リッチ溶液17からCO2を放出してリーン溶液16として再生する塔である。再生塔14の塔頂部から再生塔14の塔内に放出されたリッチ溶液17は、再生塔14の塔底部から供給される蒸気(スチーム)44により加熱される。スチーム44は、リーン溶液16を再生過熱器(リボイラ)45で飽和スチーム46と熱交換することにより発生する。リッチ溶液17はスチーム44により加熱されることにより、吸熱され、リッチ溶液17中に含まれる大部分のCO2を放出し、再生塔14の塔底部に至る頃には、ほぼ全てのCO2が除去されたCO2吸収液(リーン溶液)16となる。
再生塔14の底部に貯留されるリーン溶液16はCO2吸収液として再生塔14の底部からリーン溶液送給ライン47より抜き出され、ポンプ48により送給され、冷却器49で冷却水50と熱交換して冷却された後、CO2吸収塔13に送給される。
一方、再生塔14の塔頂部からは水蒸気を伴ったCO2ガス51が放出される。水蒸気を伴ったCO2ガス51は再生塔14の塔頂部から導出され、コンデンサ52で冷却水53によりCO2ガス51に含まれる水蒸気が凝縮され、分離ドラム54にて水55が分離される。分離ドラム54で水55と分離したCO2ガス56は圧縮装置12に送給される。また、分離ドラム54にて分離された水55は還流水57として凝縮水循環ポンプ58にて還流水送給ライン59を介して再生塔14の上部に供給される。
圧縮装置12は、再生塔14から排出されるCO2ガス56を圧縮する第1の圧縮器61−1〜第nの圧縮器61−n(nは2以上の整数)と、圧縮されたCO2ガス56を冷却する第1の冷却器62−1〜第nの冷却器62−n(nは2以上の整数)と、CO2ガス56中の水分を除去する第1の分離器63−1〜第nの分離器63−n(nは2以上の整数)とを有する。
第1の圧縮器61−1は複数の圧縮器のうち最も前流側に設けられ、第1の冷却器62−1は複数の冷却器のうち最も前流側に設けられ、第1の分離器63−1は複数の分離器のうち最も前流側に設けられている。
CO2ガス56は、圧縮装置12で第1の圧縮器61−1〜第nの圧縮器61−nの順に徐々に圧縮され、第1の冷却器62−1〜第nの冷却器62−nで冷却され、第1の分離器63−1〜第nの分離器63−nで凝集して発生した凝縮水64を分離する工程が繰り返し行われる。
具体的には、CO2ガス56は第1の圧縮器61−1で圧縮された後、第1の冷却器62−1で冷却されることで、CO2ガス56中に水分が凝集される。CO2ガス56中に凝集して発生した凝縮水64は第1の分離器63−1で分離される。また、凝集して発生した凝縮水64が除去されたCO2ガス56は第1の分離器63−1の塔頂部から排出され、第1の分離器63−1の後流側に設けられている圧縮器に送給される。CO2ガス56は第nの圧縮器61−nまで上記と同様の操作を繰り返し行ない、CO2ガス56を徐々に昇圧して圧縮した後、冷却して発生した凝縮水64をCO2ガス56から分離する操作を繰り返す。圧縮装置12は、圧縮器をn個設けるようにしているが、1個〜4個設けるのが好ましい。
CO2回収システム10Aは、第1の分離器63−1の塔底部と吸収液再生塔14の塔底部とを連結する第1の凝縮水送給ライン65Aを有する。第1の凝縮水送給ライン65Aは、第1の分離器63−1でCO2ガス56と分離される凝縮水64を、第1の分離器63−1から吸収液再生塔14の塔底部に供給する。これにより、第1の分離器63−1で分離された凝縮水64に含まれる吸収液は凝縮水64と同伴して再生塔14の塔底部に供給されるため、凝縮水64に含まれる吸収液を外部に排出することなく回収することができる。例えば、CO2ガス56に含まれる吸収液の含有量が、例えば1ppm程度であるとき、凝縮水64に含まれる吸収液の含有量は、例えば約75ppm質量%となる。
よって、再生塔14から回収されるCO2ガス56に含まれる水分を凝縮水64として第1の分離器63−1で回収し、第1の凝縮水送給ライン65Aを介して吸収液再生塔14の塔底部に供給することができるため、凝縮水64に残っている吸収液を回収することができる。このため、吸収液が外部に排出されることなく回収し、効率良く利用することができる。
また、圧縮装置12は、第1の圧縮器61−1と第1の分離器63−1との間に、第1の熱交換器66−1を有する。第1の熱交換器66−1は、第1の圧縮器61−1から排出されるCO2ガスと56第1の分離器63−1でCO2ガス56から分離された凝縮水64とを熱交換する。第1の分離器63−1から排出される凝縮水64は、第1の熱交換器66−1に送給され、第1の圧縮器61−1から排出されるCO2ガス56と第1の熱交換器66−1で熱交換され蒸気64Aとなった後、再生塔14の塔底部に供給される。第1の圧縮器61−1によりCO2ガス56は圧縮されているため、第1の圧縮器61−1から排出されるCO2ガス56のガス温度は、第1の圧縮器61−1に供給される前よりも高温である。そのため、第1の分離器63−1から排出される凝縮水64は、第1の熱交換器66−1において第1の圧縮器61−1から排出されるCO2ガス56と熱交換することで、第1の分離器63−1から排出される凝縮水64の液温度を高め、蒸気64Aを発生することができる。第1の熱交換器66−1で熱交換され、高温になった凝縮水64を再生塔14の塔底部に供給することで、リボイラ45で生成する蒸気44の量を削減できる。
よって、第1の分離器63−1から排出される凝縮水64は再生塔14の塔底部に供給する前に予め第1の熱交換器66−1で第1の圧縮器61−1から排出されるCO2ガス56と熱交換して、再生塔14の塔底部に蒸気64Aとして供給される。このため、リーン溶液16を加熱してスチーム44を発生させるためにリボイラ45で消費する蒸気量を低減することができる。
例えば、分離ドラム54から第1の圧縮器61−1に送給されるCO2ガス56のガス温度は、例えば45℃程度である。このCO2ガス56は第1の圧縮器61−1で圧縮され、第1の圧縮器61−1から熱交換器66に送給されるCO2ガス56のガス温度は、例えば170℃程度となる。また、第1の分離器63−1から排出される凝縮水64の温度は、例えば45℃程度である。この凝縮水64をCO2ガス56と熱交換器66で間接的に熱交換することで、第1の分離器63−1に送給されるCO2ガス56のガス温度は例えば117℃程度となり、凝縮水64の温度は例えば122.6℃程度として再生塔14の塔底部に供給し、リボイラ45で加熱されたリーン溶液16と混合することができる。このため、再生塔14の塔底部に供給する前に予め第1の熱交換器66−1で凝縮水64を加熱し蒸気64Aを発生し、リーン溶液16を加熱してスチームを発生させるためにリボイラ45で消費する蒸気量(例えば、2%程度)の低減を図ることができる。
また、CO2ガス56に含まれる水分の回収はCO2圧縮系で処理することができるため、CO2ガス56から水分を分離して凝縮水64を送給等するための配管等を新たに設ける必要がない。
さらに、第1の圧縮器61−1で凝縮水64は加圧された状態で得られるものであり、再生塔14内は通常の圧力であるため、第1の分離器63−1で回収された水65は送給用のポンプ等を用いることなく圧力差を利用することで、再生塔14に容易に供給することができる。
また、本実施形態に係るCO2回収システム10Aにおいては、第1の熱交換器66−1は第1の冷却器62−1より前流側に設けている。第1の熱交換器66−1は第1の冷却器62−1の前後どちらに設けてもよいが、CO2ガス56との熱交換を効率よく行うため第1の熱交換器66−1は第1の冷却器62−1より前流側に設けられることが好ましい。
また、本実施形態に係るCO2回収システム10Aにおいては、凝縮水64を再生塔14の塔底部に供給するようにしているが、これに限定されるものではなく、再生塔の中間に供給してもよい。
図2〜図4は、本実施形態に係るCO2回収システム10Aの他の構成を示す概略図である。
図2は、凝縮水64をCO2吸収塔13と再生塔14との間を循環するCO2吸収液16に供給する一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係るCO2回収システム10Aは、凝縮水送給ライン65Bをリーン溶液送給ライン47およびリッチ溶液送給ライン41と連結する。このとき、凝縮水64はリーン溶液送給ライン47中のリーン溶液16およびリッチ溶液送給ライン41中のリッチ溶液17に供給する際、加熱する必要はないため、第1の熱交換器66−1を設けることなく、凝縮水送給ライン65Bをリーン溶液送給ライン47およびリッチ溶液送給ライン41と連結する。
第1の分離器63−1から排出される凝縮水64は、リーン溶液送給ライン47中のリーン溶液16とリッチ溶液送給ライン41中のリッチ溶液17とのいずれか一方又は両方に供給する。リーン溶液16およびリッチ溶液17への凝縮水64の供給量は調節弁V11、V12により調整される。これにより、凝縮水64をリーン溶液16やリッチ溶液17に混合することで、凝縮水64中に含まれる吸収液を回収することができるため、吸収液が外部に排出されるのを抑制することができる。
また、図3は、凝縮水64をCO2吸収塔13の内部に供給する一例を示す図である。図3に示すように、本実施形態に係るCO2回収システム10Aは、凝縮水送給ライン65Cを塔頂循環水ライン35と連結する。第1の分離器63−1から排出される凝縮水64は塔頂循環水ライン35に供給して水31と混合し、CO2吸収塔13の内部に供給する。また、この場合、上述のように、凝縮水64は塔頂循環水ライン35を介してCO2吸収塔13の内部に供給する際、加熱する必要はないため、第1の熱交換器66−1を設けることなく、凝縮水送給ライン65Cを塔頂循環水ライン35と連結する。これにより、凝縮水64を水31に混合することで、凝縮水64中に含まれる吸収液を回収することができるため、吸収液が外部に排出されるのを抑制することができる。
また、図4は、凝縮水64を分離ドラム54から再生塔14に送給される還流水57に供給する一例を示す図である。図4に示すように、本実施形態に係るCO2回収システム10Aは、凝縮水送給ライン65Dを還流水送給ライン59と連結する。第1の分離器63−1から排出される凝縮水64は還流水送給ライン59に供給して還流水57と混合し、再生塔14内に供給する。また、この場合、上述のように、凝縮水64は還流水送給ライン59を介して再生塔14の内部に供給する際、加熱する必要はないため、第1の熱交換器66−1を設けることなく、凝縮水送給ライン65Dを還流水送給ライン59と連結する。これにより、凝縮水64を還流水57に混合することで、凝縮水64中に含まれる吸収液を回収することができるため、吸収液が外部に排出されるのを抑制することができる。
本実施形態においては、凝縮水64をCO2吸収塔13と再生塔14との間をCO2吸収液16が循環する系内に供給する一例として、凝縮水64を、吸収液再生塔14の塔底部、CO2吸収塔13と再生塔14との間を循環するCO2吸収液16、CO2吸収塔13の内部に水31を供給する塔頂循環水ライン35、分離ドラム54から再生塔14に送給される還流水59の何れか1つに供給する場合について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、これらのいずれ2つ以上に凝縮水送給ライン65A〜66ADを介して凝縮水64を供給するようにしてもよい。
また、本実施形態に係るCO2回収システム10Aにおいては、圧縮器をn台設置しているが、CO2ガス56の圧縮割合に応じて圧縮器の設置台数を適宜変更するようにすればよい。
また、第1の冷却器62−1〜第nの冷却器62−nでCO2ガス56と熱交換する低温の媒体として、冷却水(C.W)を用いているが、冷却水に限定されるものではなく、CO2ガス56よりも低温であれば、工場内の冷却水以外の液体などを用いてもよい。
このように、本実施形態に係るCO2回収システム10Aによれば、再生塔14から回収されるCO2ガス56を圧縮することで生じる水分を凝縮水64として回収し、CO2吸収塔13と再生塔14との間をCO2吸収液16が循環する系内に供給することで、CO2ガス56中の水分に含まれる吸収液を外部に排出することなく回収することができる。また、第1の圧縮器61−1から分離した凝縮水64を再生塔14の塔底部に供給する前に予め加熱してから蒸気64Aを発生して、再生塔14の塔底部に供給することで、リボイラ45で消費する蒸気量(例えば、2%程度)を低減することができる。また、CO2ガス56に含まれる水分の回収はCO2圧縮系で処理することができるため、回収した凝縮水64の送給等のための配管等を新たに設ける必要はなく、第1の分離器63−1で回収された凝縮水64を送給用のポンプ等を用いることなく再生塔14に供給することができるため、効率よく簡易に実現することができる。
したがって、本実施形態に係るCO2回収システム10Aによれば、CO2ガス56に含まれる凝縮水64中の吸収液を効率良く回収することを可能としつつ、システム全体の運転効率の向上を図ることが可能となる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るCO2回収システムについて、図面を参照して説明する。本実施形態に係るCO2回収システムの構成は、上述の図1に示すCO2回収システムの構成と同様であるため、CO2回収システムと同一の部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るCO2回収システムの構成を簡略に示す図である。図5に示すように、本実施形態に係るCO2回収システム10Bは、図1に示す第1の実施形態に係るCO2回収システム10Aに、分離器のうち前流側から2番目に設けられる第2の分離器63−2と再生塔14の塔底部とを連結する第2の凝縮水送給ライン71と、圧縮器のうち前流側から2番目に設けられる第2の圧縮器61−2から排出されるCO2ガスと第2の分離器63−2でCO2ガス56から分離された凝縮水72とを熱交換する第2の熱交換器66−2とを有する。
再生塔14から回収されるCO2ガス56に含まれる水分を凝縮水72として第2の分離器63−1で回収し、第2の凝縮水送給ライン71を介して吸収液再生塔14の塔底部に供給している。これにより、凝縮水72に同伴して残っている吸収液を凝縮水72と共に回収することができるため、吸収液が外部に排出されることなく回収することができる。
また、第2の分離器63−2から排出される凝縮水72を、第2の凝縮水送給ライン71を介して送給し、第2の圧縮器61−2から排出されるCO2ガス56と第2の熱交換器66−2で熱交換し、蒸気72Aを発生した後、再生塔14に供給している。第2の圧縮器61−2により圧縮されるCO2ガス56のガス温度は、第1の圧縮器61−1よりも更に高圧に圧縮されている。そのため、第2の分離器63−2から排出される凝縮水72は、第2の熱交換器66−2において第2の圧縮器61−2から排出されるCO2ガス56と熱交換することで、第2の分離器63−2から排出される凝縮水72の液温度を第1の分離器63−1から排出される凝縮水72の液温度よりも高めることができる。
よって、第2の分離器63−2から排出される凝縮水71を、再生塔14の塔底部に供給する前に予め第2の熱交換器66−2で21の圧縮器61−2から排出されるCO2ガス56と熱交換し、蒸気72Aを発生した後、再生塔14の塔底部に供給することで、リボイラ45で加熱されたリーン溶液16と混合することで、リボイラ45で消費する蒸気量を低減することができる。
また、本実施形態においては、第1の凝縮水送給ライン65Eを第2の凝縮水送給ライン71の第2の熱交換器の前流側において第2の凝縮水送給ライン71と連結している。これにより、第1の分離器63−1から排出される凝縮水64を、第2の凝縮水送給ライン71の凝縮水72と混合し、第2の熱交換器66−2を通過することで、凝縮水64を蒸気64Aとして再生塔14の塔底部に供給することができる。このため、リボイラ45で消費する蒸気量の更なる低減を図ることができる。
また、第2の分離器63−2から排出される凝縮水72は少量であるため、回収される吸収液の量も微量であるが、第1の分離器63−1から排出される凝縮水64も混合することで再生塔14から回収されるCO2ガス56中に含まれる水分中の吸収液を更に効率よく回収することができる。また、上述の通り、第2の圧縮器61−2では、第1の圧縮器61−1より更に高圧にCO2ガス56を圧縮しているため、第2の圧縮器61−2から排出されるCO2ガス56のガス温度は、第1の圧縮器61−1から排出されるCO2ガス56のガス温度よりも高温である。そのため、第2の分離器63−2から排出される凝縮水72は、第2の熱交換器66−2において第2の圧縮器61−2から排出されるCO2ガス56と熱交換した方が更に多くの熱を得ることができる。
また、本実施形態においては、第1の凝縮水送給ライン65Eを第2の凝縮水送給ライン71の第2の熱交換器の前流側で連結するようにしているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。図6は、本発明の第2の実施形態に係るCO2回収システムの他の構成を簡略に示す図である。図6に示すように、第1の凝縮水送給ライン65Eは第2の凝縮水送給ライン71の第2の熱交換器の後流側において第2の凝縮水送給ライン71と連結するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、第1の凝縮水送給ライン65Eを第2の凝縮水送給ライン71と連結するようにしているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。図7は、本発明の第2の実施形態に係るCO2回収システムの他の構成を簡略に示す図である。図7に示すように、第1の凝縮水送給ライン65Eと第2の凝縮水送給ライン71とは別々に再生塔14の塔底部と連結するようにしてもよい。これにより、リボイラ45で要する蒸気量に応じて第1の凝縮水送給ライン65Eから送給される凝縮水64が加温されて発生した蒸気64Aと、第2の凝縮水送給ライン71から送給される凝縮水72が加温されて発生した蒸気72Aとの割合を調整することができる。
このように、本実施形態に係るCO2回収システム10Bによれば、再生塔14から回収されるCO2ガス56を圧縮することで生じる水分を更に凝縮水72として回収し、CO2吸収塔13と再生塔14との間をCO2吸収液16が循環する系内に供給することで、CO2ガス56中の水分に含まれる吸収液を更に外部に排出することなく回収することができる。また、更に第2の圧縮器61−2から分離した凝縮水72を再生塔14の塔底部に供給する前に予め加熱し、蒸気72Aを発生させてから再生塔14の塔底部に供給することで、リボイラ45で消費する蒸気量を更に低減することができる。また、CO2ガス56に含まれる水分の回収はCO2圧縮系で処理することができるため、回収した凝縮水64の送給等のための配管等を新たに設ける必要はなく、第2の分離器63−2で回収された凝縮水72を送給用のポンプ等を用いることなく再生塔14に供給することができるため、更に効率よく簡易に実現することができる。
したがって、本実施形態に係るCO2回収システム10Bによれば、CO2ガス56に含まれる凝縮水64、72中の吸収液を効率良く回収することを可能としつつ、システム全体の運転効率の向上を図ることが可能となる。
上記第1及び第2の実施形態においては、第1の分離器63−1、第2の分離器63−2から再生塔14に送給される水65、72を第1の熱交換器66−1、第2の熱交換器66−2で熱交換するために第1の圧縮器61−1、第2の圧縮器61−2から排出されるCO2ガス56を用いているが、これに限定されるものではなく、他の圧縮器から排出されるCO2ガス56を用いて水65、72と熱交換するようにしてもよい。
10 CO2回収システム
11 CO2回収装置
12 圧縮装置
13 CO2吸収塔
14 吸収液再生塔
15 排ガス
16 CO2吸収液(リーン溶液)
17 リッチ溶液
21 CO2吸収部
22、32 噴霧ノズル
23 水洗部
24 デミスタ
26 CO2除去排ガス
31、55、 水
33 受け部
34、42、48 ポンプ
35 塔頂循環水ライン
36、49 冷却器
37、50、53 冷却水
41 リッチ溶液送給ライン
43 リッチ・リーン溶液熱交換器
44 スチーム
45 再生過熱器(リボイラ)
46 飽和スチーム
47 リーン溶液送給ライン
51、56 CO2ガス
52 コンデンサ
54 分離ドラム
57 還流水
58 凝縮水循環ポンプ
59 還流水送給ライン
61−1 第1の圧縮器
61−n 第nの圧縮器
62−1 第1の冷却器
62−n 第nの冷却器
63−1 第1の分離器
63−n 第nの分離器
64、72 凝縮水
64A、72A 蒸気
65A〜65E 第1の凝縮水送給ライン
66−1 第1の熱交換器
66−2 第2の熱交換器
71 第2の凝縮水送給ライン
V11、V12 調節弁

Claims (4)

  1. CO2を含有する排ガスをCO2吸収液と接触させて排ガス中のCO2をCO2吸収液により吸収除去するCO2吸収塔と、前記CO2吸収塔でCO2を吸収したCO2吸収液を再生し、CO2吸収液とする吸収液再生塔とを含むCO2回収装置と、
    前記吸収液再生塔から排出される水蒸気を伴ったCO2ガスを冷却するコンデンサと、
    前記コンデンサで冷却された分離水を凝縮水として分離する分離ドラムと、
    前記分離ドラムで凝縮水を分離したCO2ガスを圧縮するための少なくとも1以上の圧縮器と、前記圧縮器の後流側に設けられ、圧縮CO2ガスを冷却し、前記圧縮CO2ガス中の水分を凝縮水として前記CO2ガスと分離する分離器とを含むCO2圧縮装置と、を有し、
    前記圧縮器を第1の圧縮器と第2の圧縮器として直列に設けると共に、
    前記第1の圧縮器の後流側に第1分離器を設け、前記第2の圧縮器の後流側に第2分離器を設け、
    前記第1の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第1の分離器からの第1の凝縮水送給ラインとの交差部に、第1の熱交換器を設けて、前記第1の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第1の分離器で凝縮した第1の凝縮水を第1の蒸気とすると共に、
    前記第2の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第2の分離器からの第2の凝縮水送給ラインとの交差部に、第2の熱交換器を設け、前記第2の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第2分離器で凝縮した第2の凝縮水を第2の蒸気とすると共に、
    前記第2の熱交換器と交差する第2の凝縮水ラインの第2熱交換器の後流側で、第1の凝縮水ラインを連結し、第1の熱交換器で熱交換した前記第1の蒸気を、前記第2の蒸気と合流させ、
    前記第1の蒸気と前記第2の蒸気との合流蒸気を蒸気送給ラインにより前記吸収液再生塔の塔底部に供給することを特徴とするCO2回収システム。
  2. 請求項1において、
    前記分離器から分離された凝縮水は、前記CO2吸収塔の内部、前記CO2吸収塔と前記吸収液再生塔との間を循環するCO2吸収液、前記吸収液再生塔から排出されるCO2ガスと水とを分離する分離ドラムから前記吸収液再生塔に送給される還流水、および前記吸収塔の塔頂循環水ラインに供給されることを特徴とするCO2回収システム。
  3. CO2を含有する排ガスをCO2吸収液とCO2吸収塔内で接触させて前記排ガス中のCO2をCO2吸収液により吸収除去した後、CO2を吸収したCO2吸収液中のCO2を吸収液再生塔内で除去し、再生したCO2吸収液を前記CO2吸収塔で再利用すると共に、前記吸収液再生塔から排出されるCO2ガスを回収し、回収したCO2ガス中の水分を回収するCO2ガス含有水分の回収方法であり、
    前記吸収液再生塔から排出される水蒸気を伴ったCO2ガスを冷却して、凝縮水を分離し、
    前記凝縮水を分離したCO2ガスを少なくとも1以上の圧縮器を用いて圧縮し、
    前記圧縮器を第1の圧縮器と第2の圧縮器として直列に設けると共に、
    前記第1の圧縮器の後流側に第1分離器を設け、前記第2の圧縮器の後流側に第2分離器を設け、
    前記第1の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第1の分離器からの第1の凝縮水送給ラインとの交差部に、第1の熱交換器を設けて、前記第1の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第1の分離器で凝縮した第1の凝縮水を第1の蒸気とすると共に、
    前記第2の圧縮器からの圧縮CO 2 ガスラインと、前記第2の分離器からの第2の凝縮水送給ラインとの交差部に、第2の熱交換器を設け、前記第2の圧縮器で圧縮されたCO 2 ガスにより第2分離器で凝縮した第2の凝縮水を第2の蒸気とすると共に、
    前記第2の熱交換器と交差する第2の凝縮水ラインの第2熱交換器の後流側で、第1の凝縮水ラインを連結し、第1の熱交換器で熱交換した前記第1の蒸気を、前記第2の蒸気と合流させ、
    前記第1の蒸気と前記第2の蒸気との合流蒸気を蒸気送給ラインにより前記吸収液再生塔の塔底部に供給することを特徴とするCO2ガス含有水分の回収方法。
  4. 請求項において、
    前記分離器から分離された凝縮水は、前記CO2吸収塔の内部、前記CO2吸収塔と前記吸収液再生塔との間を循環するCO2吸収液、前記吸収液再生塔から排出されるCO2ガスと水とを分離する分離ドラムから前記吸収液再生塔に送給される還流水、および前記吸収塔の塔頂循環水ラインに供給されることを特徴とするCO2ガス含有水分の回収方法。
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