JP2011124827A - 携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】FPC基板にて断線の疑いがあると判断したとき、報知する機能ブロックの動作保障をしてから使用者に報知する。
【解決手段】制御部301は、断線検出部302より断線の通知を受けた場合、携帯端末装置100全体を再起動するステップS100に進む。制御部301は、再起動時に断線状態を確認するステップS101に進む。ステップS101において断線状態を判断し、断線状態Aであれば、報知手段として用いる機能ブロック304の動作状態を確認するためだけに必要な初期設定を行うステップS201へ進む。断線状態A以外の場合は、携帯端末装置100は断線の恐れがあることを報知する手段がないと判断し、携帯端末装置100を起動しない。
【選択図】図11
【解決手段】制御部301は、断線検出部302より断線の通知を受けた場合、携帯端末装置100全体を再起動するステップS100に進む。制御部301は、再起動時に断線状態を確認するステップS101に進む。ステップS101において断線状態を判断し、断線状態Aであれば、報知手段として用いる機能ブロック304の動作状態を確認するためだけに必要な初期設定を行うステップS201へ進む。断線状態A以外の場合は、携帯端末装置100は断線の恐れがあることを報知する手段がないと判断し、携帯端末装置100を起動しない。
【選択図】図11
Description
本発明は、複数の筐体をフレキシブルプリント基板により連結した携帯端末装置に関する。
近年は、ヒンジ部により2つの筐体が開閉自在に連結された折り畳み式の携帯端末装置や、ディスプレイを形成した筐体とキーボードを形成した筐体とを2段重ねに連結されたスライド式の携帯端末装置が主流である。このような携帯端末装置では、筐体内における配置スペースの制約等のため、各機能ブロック及び各機能ブロックを動作させる制御回路は複数の筐体に渡って配置されることが多い。このため、種々の信号を筐体間において伝送する必要が生じ、各筐体に配置される回路基板間をフレキシブル基板上の信号線により接続される。このような筐体間を接続する信号線を設けた携帯端末装置では、開閉動作およびスライド動作により可動する連結部分において、信号線の断線が生じやすいという問題がある。
また断線した信号線によっては機能ブロックを動作させる上で、過電流などの不安全になってしまうという問題があり、断線の恐れがある場合、それを検出し、使用者に報知することは安全性確保の観点から重要である。
また断線した信号線によっては機能ブロックを動作させる上で、過電流などの不安全になってしまうという問題があり、断線の恐れがある場合、それを検出し、使用者に報知することは安全性確保の観点から重要である。
また、従来、信号線の断線の恐れがあることを検出して報知するものが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1は、フレキシブルプリント基板(以下「FPC基板」と記載する)の剥離、または内部配線の断線を検出し、その結果を液晶表示装置により報知するものである。具体的には、液晶パネルと液晶ドライバ基板との間に配設したFPC基板において、制御信号ラインとは別に、剥離または断線を検知する2本の検知用ラインを形成する。そして、特許文献1では、2本の検知用ラインの電圧値を各々論理和することにより断線を検出し、液晶パネルに警告情報を表示する。このように、特許文献1は、表示機能ブロックとしての液晶パネルと液晶ドライバとを接続する制御信号ラインの断線を検出して報知する。
しかしながら、特許文献1においては、表示機能ブロックと報知手段として用いる機能ブロックを制御する信号線が同一のFPC基板上に配置されているわけではないため、携帯端末装置で実現されているように、FPC基板を介してCPUが配置されている筐体と、報知手段として用いる機能ブロック(例えば、表示機能ブロック)が別の筐体にある場合、使用者に断線の恐れがあることを報知しようとすると別にFPC基板を設置しなくてはいけないという課題があった。
またFPC基板が断線している恐れがある場合、報知手段として用いられる所定の機能ブロック(例えば、表示機能ブロックや音声出力機能ブロック、等)が過電流など不安全な状態で動作していないことを判断する手段がないという課題があった。
またFPC基板が断線している恐れがある場合、報知手段として用いられる所定の機能ブロック(例えば、表示機能ブロックや音声出力機能ブロック、等)が過電流など不安全な状態で動作していないことを判断する手段がないという課題があった。
上記課題に鑑み本発明の目的は、断線を検知した場合、一定の条件下においては所定の機能動作が継続されるとともに、不安全でない機能ブロックを用いて報知することができる携帯端末装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の携帯端末装置は、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結する連結部と、前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、前記第2の筐体に設けられる報知機能を有する機能ブロックを配置した第2の回路基板と、前記連結部内部を通過し、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板を接続する多層のフレキシブル基板と、前記第1の回路基板は、前記フレキシブル基板に配線された信号線の断線を検出する断線検出部と、前記機能ブロックが消費する電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部で測定した結果から前記機能ブロックを制御する制御部と、を備え、前記フレキシブル基板には前記機能ブロックの信号線が前記フレキシブル基板の断面において点対称に配置され、前記断線検出部により、前記フレキシブル基板の信号線の断線が検出された場合に、前記電流測定部にて前記機能ブロックの動作電流を測定し、正常動作範囲内であれば前記機能ブロックを起動し、断線であることを報知する構成を採る。
この構成により、筐体間を接続するフレキシブル基板上の断線が検出された場合、一定の条件下においては、報知手段となる所定の機能ブロックを継続して動作させて、ユーザに断線の旨を報知することができる。
この構成により、筐体間を接続するフレキシブル基板上の断線が検出された場合、一定の条件下においては、報知手段となる所定の機能ブロックを継続して動作させて、ユーザに断線の旨を報知することができる。
本発明によれば、断線検出部によりフレキシブル基板上の断線が検出された場合、機能ブロック信号の断線の程度を判断することができる。また、一定の条件下においては、報知手段となる所定の機能ブロックを継続して動作させることが可能となり、報知手段として使用することができる。特に、上記一定の条件は、断線検出時に、所定の機能ブロックの動作時電流を測定し、その動作時電流により判断される機能ブロック動作状態を、機能ブロック使用可否条件に加えることにより、不安全な条件下では機能ブロックを使用し続けることがないようにすることができる。
以下、本発明の携帯端末装置の具体的な構成を、本発明の実施形態を参照して説明をする。なお、以下では携帯端末装置の一例として折り畳み式携帯電話端末を例に挙げて説明するが、筐体間を接続するFPC基板を装置構成の一部に備えた携帯端末装置であればよく、スライド式携帯端末装置等であってもよい。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1では、折り畳み式携帯電話装置について説明する。図1に、本実施の形態1の折り畳み式携帯電話装置100の開いた状態の斜視図を示す。ダイヤルボタンなどの操作キー4のある筐体1に対してメインディスプレイ5のある筐体2をヒンジ部3(連結部)で開閉自在に連結している。
本発明の実施の形態1では、折り畳み式携帯電話装置について説明する。図1に、本実施の形態1の折り畳み式携帯電話装置100の開いた状態の斜視図を示す。ダイヤルボタンなどの操作キー4のある筐体1に対してメインディスプレイ5のある筐体2をヒンジ部3(連結部)で開閉自在に連結している。
図2に、折り畳み式携帯電話装置100の構成部品を分解したときの平面図を示す。筐体1は、操作キー4と、回路基板21とコネクタ24を有する。また筐体2は、メインディスプレイ5と、回路基板22と、コネクタ25を有する。またヒンジ部3は内部にFPC基板23を有する。なおFPC基板23と回路基板21もしくは回路基板22は一体型で構成されている場合もあり、その場合はコネクタ24もしくはコネクタ25がなくてもよい。なおコネクタ部24およびコネクタ25の構成に異方性導電フィルム(ACF)を使用している場合はコネクタ24もしくはコネクタ25がなくてもよい。以下に各構成について、詳細に説明する。
第1の筐体1は、略箱形であり、第2の筐体2に対してヒンジ部3を介して連結しているとともに、ヒンジ部3によって互いに回動自在になっている。また、第1の筐体1は、第1の回路基板21を内部に有する。また、第1の筐体1は、ユーザにより操作される操作キー部を有する。
第2の筐体2は、略箱形であり、第1の筐体1に対してヒンジ部3を介して連結しているとともに、ヒンジ部3によって互いに回動自在になっている。また、第2の筐体2は、第2の回路基板22を内部に有する。また、第2の筐体2は、操作メニューや着信情報の画像等を表示するメインディスプレイ5を有する。
ヒンジ部3(連結部)は、第1の筐体1と第2の筐体2とを互いに回転自在に接続する。また、ヒンジ部3は、内部にFPC基板23を有する。FPC基板23における信号線の配置の説明は後述する。
第1の回路基板21は、FPC基板23と接続するコネクタ24を有する。なお第1の回路基板21とFPC基板23が一体型で構成されている場合コネクタ24はなくてもよい。
第1の回路基板21は、コネクタ24と、FPC基板23と、コネクタ25とを介して、第2の回路基板22と電気的に接続される。なお第2の回路基板22とFPC基板23が一体型で構成されている場合コネクタ25はなくてもよい。また、第1の回路基板21における回路構成、第2の回路基板22における回路構成の説明は後述する。
第1の回路基板21は、コネクタ24と、FPC基板23と、コネクタ25とを介して、第2の回路基板22と電気的に接続される。なお第2の回路基板22とFPC基板23が一体型で構成されている場合コネクタ25はなくてもよい。また、第1の回路基板21における回路構成、第2の回路基板22における回路構成の説明は後述する。
次に、携帯端末装置100の要部の構成について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、携帯端末装置100の要部の平面図である。なお、図3において、図1及び図2と同一構成である部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第1の回路基板21は、携帯端末装置全体を制御し、主にCPU(中央処理装置)などで構成される制御部301と、アナログ/ディジタル変換機能を有する断線検出部302と、アナログ/ディジタル変換機能と、監視抵抗切替部を有する電流測定部303と、抵抗401を有する。第1の回路基板21に印刷形成される信号線の説明は後述する。
第2の回路基板22は、報知手段に用いる機能ブロック304と、抵抗402と抵抗403を有する。ここで、報知手段に用いる機能ブロックとは、たとえばメインディスプレイ表示、スピーカ鳴動、LED点灯を動作させるのに必要な電子部品により構成される。第2の回路基板22に印刷される信号線の説明は後述する。
次に、携帯端末装置100での信号線の構成について、図4を用いて詳細に説明する。図4は、携帯端末装置100の要部の機能ブロック図である。なお、図4において、図3と同一構成である部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第1の回路基板21は、制御部301と断線検出部302とを接続する断線検出部信号線531と、制御部301と電流測定部303とを接続する電流測定部信号線541と、制御部301とFPC基板23とを接続する機能ブロック信号線501と、断線検出部302とFPC基板23とを接続する第1の検出用信号線511と、FPC基板23と第1の抵抗401とを接続する第2の検出用信号線521が印刷される。
第2の回路基板22は、FPC基板23と報知機能を有する機能ブロック部304とを接続する機能ブロック信号線504と、FPC基板23と第2の抵抗402とを接続する第3の検出用信号線512と、FPC基板23と第3の抵抗403とを接続する第4の検出用信号線513と、第2の抵抗402とFPC基板23とを接続する信号線522と、第3の抵抗403と信号線522とを接続する信号線523と、信号線523とFPC基板23とを接続する第5の検出用信号線524が印刷される。FPC基板23に印刷される信号線の説明は後述する。
図5は、FPC基板23の基板の構成を示したものである。FPC基板23は、可撓性を有する材料により形成される。また、FPC基板23はコネクタ24と接続する接合部23aと、コネクタ25と接続する接合部23bと、配線基板部23cにより構成される。また、FPC基板23は機能ブロック信号線501と、機能ブロック信号線501から同一の機能を有し分岐した信号線502と、機能ブロック信号501から同一の機能を有し分岐した分岐した信号線503と、機能ブロック信号線502と機能ブロック信号線503とを接続した機能ブロック信号線504と、第1の検出用信号線511から同一機能を有し分岐した第3の検出用信号線512と、第1の検出用信号線511から同一機能を有し分岐した第4の検出用信号線513と、第5の検出用信号線524とを、互いに絶縁するとともに外部から絶縁する絶縁部が設けられる。
図6は、図5のa−a‘に沿ったFPC基板23の断面図である。FPC基板23は図6に示すように、多層構造を有する。具体的にはFPC基板23は、第1層L1と、第2層L2と、第3層L3と、第4層L4との4層構造を有する。また、第1層L1の上面と、第1層L1と第2層L2との間と、第2層L2と第3層L3との間と、及び第3層L3と第4層L4との間と、第4層L4の下面は絶縁部によって互いに絶縁される。なお、FPC基板203の層は、4層に限らず、任意の数の層にすることができる。
図6は、図5のa−a‘に沿ったFPC基板23の断面図である。FPC基板23は図6に示すように、多層構造を有する。具体的にはFPC基板23は、第1層L1と、第2層L2と、第3層L3と、第4層L4との4層構造を有する。また、第1層L1の上面と、第1層L1と第2層L2との間と、第2層L2と第3層L3との間と、及び第3層L3と第4層L4との間と、第4層L4の下面は絶縁部によって互いに絶縁される。なお、FPC基板203の層は、4層に限らず、任意の数の層にすることができる。
次に、FPC基板23の配線基板部23cにおける信号線の配置を、図7−図10を用いて詳細に説明する。なお、図7−図10において、図4と同一構成である部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7は、図5のa−a‘に沿ったFPC基板23の断面図に信号線の配置を示した断面図である。具体的には第3の検出用信号線513と第4の検出用信号線514とは断面図における中央にある点23dを中心に点対称に配置される。FPC基板23の配線基板部23cに断線が発生する場合、第3の検出用信号線513が配置されている左上部もしくは、第4の検出用信号線514が配置されている右下のどちらかが断線する場合が多い。つまり、第3の検出用信号線513に断線の恐れがある場合は、第4の検出用信号線514が断線している可能性は少なく、逆に第4の検出用信号線が断線の恐れがある場合は第3の検出用信号線が断線している可能性は少ない。断線検出時の携帯端末装置100の起動判断方法については後述する。
機能ブロック信号線502、503に関しても前記検出用信号線と同様に、点23dを中心に点対称に配置される。この配置をすることにより、機能ブロック信号線502に断線の恐れがある場合は、機能ブロック信号線503が断線している可能性は少なくなり、また機能ブロック信号線503に断線の恐れがある場合は機能ブロック信号線502が断線している可能性は少なくなる。
機能ブロック信号線502、503に関しても前記検出用信号線と同様に、点23dを中心に点対称に配置される。この配置をすることにより、機能ブロック信号線502に断線の恐れがある場合は、機能ブロック信号線503が断線している可能性は少なくなり、また機能ブロック信号線503に断線の恐れがある場合は機能ブロック信号線502が断線している可能性は少なくなる。
図8は、第5の検出用信号線524のFPC基板23における配置を上面から見た投影図であり、また、図9は、図5のa−a‘に沿ったFPC基板23の断面図に第5の検出用信号線524の配置を示した断面図である。具体的には接合部23bから接合部23aに向かって、信号線524aように配置され、接合部23aにて折り返され接続部23bに向けて信号線524bのように配置される。さらに接続部23bにて折り返され接続部23aに向けて信号線524cのように配置される。また第5の検出用信号線524は機能ブロック信号線502および機能ブロック信号線503よりも内側に配置される。この配置をすることにより第5の検出用信号線524における524a、524b、524cのいずれかの部分が断線している場合、機能ブロック信号線502もしくは機能ブロック信号線503全体が断線している可能性があるため、携帯端末装置100を起動してはいけない重度の故障であることを判断することができる。断線検出時の携帯端末装置100の起動判断方法については後述する。
次に、電流測定部303回路構成を、図12を用いて詳細に説明する。図12は電流測定部303の回路構成図である。電流測定部303は、アナログ/ディジタル変換機能を有する電流測定IC303aと、第1の電流監視用抵抗303bと、第1の電流監視用抵抗303bよりも抵抗値の大きい第2の電流監視抵抗303cと、第1のスイッチ303dと、第2のスイッチ303eを有する。なお、切替は2段階ではなく、スイッチおよび抵抗の構成を増やせば、多段階で測定することが可能になる。スイッチの切替方法および電流測定方法については後述する。
以上で、携帯端末装置100の構成の説明を終える。
次に、検出用信号線と断線状態との関係を、図4を用いて説明する。
次に、検出用信号線と断線状態との関係を、図4を用いて説明する。
断線検出部302は、第1の検出用信号線511に対して、定電流源から一定の電流を供給する。そして、断線検出部302は、第1の検出用信号線511の電圧を監視し、電圧変化を検出する。この際、回路部301は、例えば、検出した電圧値をアナログ/ディジタル変換し、変換後の電圧値と閾値とを比較することにより、電圧変化を検出し、状態に変化が生じた場合、制御部301にいずれかの検出用信号線において断線したことを通知する。なお、断線検出部302の構成において、供給源としては、定電圧源から一定の電圧を供給する構成も可能である。
第3の検出用信号線512と、第4の検出用信号線513と、第5の検出用信号線524が断線していない状態においては、断線検出部302により検出される第1の検出用信号線の電圧は、図10に示す閾値A以上(正常動作範囲)である。
また、第1の検出用信号線511は、第3の検出用信号線512のみに断線が生じた場合、もしくは第4の検出用信号線513にのみ断線が生じた場合は、電圧は低下して、閾値B以上閾値A未満になる。したがって、断線検出部302は、第1の検出用信号線511が閾値B以上閾値A未満になったことを検出することにより、第3の検出用信号線もしくは、第4の検出用信号線に断線が生じたことを検出する。このような第1の検出用信号線511の電圧が閾値B以上閾値A未満の状態を図10に示すように、断線状態Aとする。また断線状態Aにおいては、検出用信号線と機能ブロック信号線の配置関係から、機能ブロック信号線502、もしくは機能ブロック信号線503のいずれかの信号線は、機能ブロックを動作させるにあたり、信号線として正常に接続している可能性が高い。
同様に、第3の検出用信号線512と第4の検出用信号線513の両方の信号線に断線を生じた場合、もしくは第5の検出用信号線524に断線が生じた場合は、断線検出部302により検出される第1の検出用信号線511の電圧は低下して、閾値A未満になる。したがって、断線検出部302は、第1の検出用信号線511が閾値A未満になったことを検出することにより、第3の検出用信号線512と第4の検出用信号線513の両方の信号線に断線を生じたことを、もしくは、第5の検出用信号線524に断線が生じたことを検出する。このような第1の検出用信号線511が閾値A未満の状態を図10に示すように、断線状態Bとする。また断線状態Bにおいては、検出用信号線と機能ブロック信号線の配置関係から、機能ブロック信号線502全体、もしくは機能ブロック信号線503全体のいずれか、もしくはその両方が断線している可能性が高いため、機能ブロックを動作させるにあたり、信号線として正常に接続している可能性が低く、機能ブロック304を動作させることで、携帯端末装置100が不安全になる可能性がある。以上のような断線状態を検出した場合の携帯端末装置100の起動判断方法については後述する。
次に、携帯端末装置100が断線を検出した場合の起動手順を、報知手段として用いる機能ブロック304が、メインディスプレイを使用した表示機能の場合として、図11を用いて説明する。なお、機能ブロック304は表示機能に限定したものではなく、スピーカー鳴動パターンによる報知、LED点灯パターンによる報知などをでもよい。
図11は断線検出時の携帯端末装置の処理を示すフローチャートである。制御部301は、断線検出部302より断線の通知を受けた場合、携帯端末装置100全体を再起動するステップS100に進む。制御部301は、再起動時に断線状態を確認するステップS101に進む。ステップS101において断線状態を判断し、断線状態Aであれば、報知手段として用いる機能ブロック304の動作状態を確認するためだけに必要な初期設定を行うステップS201へ進む。断線状態A以外の場合は、携帯端末装置100は断線の恐れがあることを報知する手段がないと判断し、携帯端末装置100を起動しない。
ステップS102においては、機能ブロック304の動作に必要な初期設定完了後、動作時の電流を測定し、機能動作状態から機能ブロックの使用可否を判断するステップS103へ進む。ステップS103における、電流測定方法および機能動作状態における使用可否の判断方法については後述する。
ステップS103においては、機能ブロック304の使用可否判断から、携帯端末装置100の起動モードを判断するステップS104へ進む。ステップS104では、ステップS103における使用可否判断の結果、報知手段として機能ブロックが使用可能であれば、第2の回路基板22と第2の筐体2に設けた図示しない機能ブロックの動作状態を確認するステップS105に進む。ステップS104において機能ブロック304が使用不可の場合、携帯端末装置100は断線の恐れがあることを報知する手段がないと判断し、携帯端末装置100を起動しない。
第2の回路基板22と第2の筐体2に設けた図示しない機能ブロックの動作状態を確認するステップS105では、例えば、スピーカー鳴動機能、LED点灯機能、IrDA機能などを、後述する電流測定方法および機能動作状態における使用可否の判断方法に従い、すべての機能ブロックの使用可否の判断が完了したら、使用不可の機能ブロックが起動している場合は起動を停止し、使用可能な機能ブロックのみ起動するステップS106に進む。
ステップS106においては、すべての機能ブロックの使用可否の判断が完了し、携帯端末装置100を機能制限モードとして起動するステップであり、これにより携帯端末装置100は、不安全な条件下で、機能ブロックを使用し続けることがないようにすることができ、かつ制限している機能および理由を使用者に報知することができる。
次に、携帯端末装置100が断線を検出した場合の起動手順を、報知手段として用いる機能ブロック304が、メインディスプレイを使用した表示機能の場合として、図11を用いて説明する。なお、機能ブロック304は表示機能に限定したものではなく、スピーカー鳴動パターンによる報知、LED点灯パターンによる報知などをでもよい。
図11は断線検出時の携帯端末装置の処理を示すフローチャートである。制御部301は、断線検出部302より断線の通知を受けた場合、携帯端末装置100全体を再起動するステップS100に進む。制御部301は、再起動時に断線状態を確認するステップS101に進む。ステップS101において断線状態を判断し、断線状態Aであれば、報知手段として用いる機能ブロック304の動作状態を確認するためだけに必要な初期設定を行うステップS201へ進む。断線状態A以外の場合は、携帯端末装置100は断線の恐れがあることを報知する手段がないと判断し、携帯端末装置100を起動しない。
ステップS102においては、機能ブロック304の動作に必要な初期設定完了後、動作時の電流を測定し、機能動作状態から機能ブロックの使用可否を判断するステップS103へ進む。ステップS103における、電流測定方法および機能動作状態における使用可否の判断方法については後述する。
ステップS103においては、機能ブロック304の使用可否判断から、携帯端末装置100の起動モードを判断するステップS104へ進む。ステップS104では、ステップS103における使用可否判断の結果、報知手段として機能ブロックが使用可能であれば、第2の回路基板22と第2の筐体2に設けた図示しない機能ブロックの動作状態を確認するステップS105に進む。ステップS104において機能ブロック304が使用不可の場合、携帯端末装置100は断線の恐れがあることを報知する手段がないと判断し、携帯端末装置100を起動しない。
第2の回路基板22と第2の筐体2に設けた図示しない機能ブロックの動作状態を確認するステップS105では、例えば、スピーカー鳴動機能、LED点灯機能、IrDA機能などを、後述する電流測定方法および機能動作状態における使用可否の判断方法に従い、すべての機能ブロックの使用可否の判断が完了したら、使用不可の機能ブロックが起動している場合は起動を停止し、使用可能な機能ブロックのみ起動するステップS106に進む。
ステップS106においては、すべての機能ブロックの使用可否の判断が完了し、携帯端末装置100を機能制限モードとして起動するステップであり、これにより携帯端末装置100は、不安全な条件下で、機能ブロックを使用し続けることがないようにすることができ、かつ制限している機能および理由を使用者に報知することができる。
次に、電流測定部303における電流測定方法および機能動作状態における使用可否の判断方法を図12−図14を用いて説明する。
図13は、電流測定時に携帯端末装置の処理を示すフローチャートである。また図14は、機能ブロック動作時の動作時電流の閾値および機能ブロックの状態を示した図である。以下の説明では、メインディスプレイを使用した表示機能として説明する。なお、機能ブロックは表示機能に限定したものではなく、スピーカー鳴動機能、LED点灯機能などをでもよい。
図13は、電流測定時に携帯端末装置の処理を示すフローチャートである。また図14は、機能ブロック動作時の動作時電流の閾値および機能ブロックの状態を示した図である。以下の説明では、メインディスプレイを使用した表示機能として説明する。なお、機能ブロックは表示機能に限定したものではなく、スピーカー鳴動機能、LED点灯機能などをでもよい。
図12に示す電流測定部303において、通常、スイッチ303dがON、スイッチ303eがOFFの状態で使用している。機能ブロックの電流測定時、携帯端末装置100は、図13に示すステップS200から、メインディスプレイOFF時電流測定するステップS201へ進む。続けて、メインディスプレイON時電流測定するステップS202へ進む。さらにステップS201にて測定した電流とステップS202で測定した電流差分を機能ブロックの動作時電流とした時、動作時電流の適正を判断するステップS203へ進む。
動作時電流の適正を判断するステップS203において、図14に示す閾値Cを使い、動作時電流が閾値C以上だった場合、表示機能の使用を許可しない。また閾値C未満の場合は、図14に示す閾値Dを使い、閾値D以上の動作時電流かを判断するステップS204に進む。
ステップS204おいて、動作時電流が閾値D以上の場合、表示機能の動作時電流をしては適正と判断し、表示機能の使用を許可する。またステップS204において、動作時電流が閾値D未満の場合、微小な電流を測定可能にするため、電流監視抵抗を第1の電流監視抵抗303bから第2の電流監視抵抗303cに変更するステップS205に進む。
ステップS205において、電流監視抵抗を第1の電流監視抵抗303bから第2の電流監視抵抗303cに変更する際、第1のスイッチ303dと第2のスイッチ303eとを切替えることにより実現するが、その手順としては第1のスイッチ303dがONしている状態で第2のスイッチ303eをONする。第1のスイッチ303dと第2のスイッチ303eがONしている状態から、第1のスイッチ303dをOFFすることにより電流監視抵抗が第2の電流監視抵抗303cに変更し、再度メインディスプレイOFF時電流測定するステップS206へ進む。
ステップS206において、メインディスプレイOFF時電流測定をし、また、ステップS207において、メインディスプレイON時電流測定した後、切り替えた電流監視抵抗の設定を元に戻すためのステップS208へ進む。
電流監視抵抗の設定を元に戻すためのステップS208において、電流監視抵抗を第2の電流監視抵抗303eから第1の電流監視抵抗303dに変更する。その際、第1のスイッチ303dをONして、第1のスイッチ303dと第2のスイッチ303eがONしている状態から、第2のスイッチ303eをOFFする。スイッチの変更が完了したら、動作時電流の適正を判断するステップS209へ進む。
動作時電流の再度適正を判断するステップS209において、動作時電流が閾値D以上の場合、表示機能の動作時電流をしては適正と判断し、表示機能の使用を許可する。動作時電流が閾値D未満の場合、表示機能の使用を許可しない。
ステップS205において、電流監視抵抗を第1の電流監視抵抗303bから第2の電流監視抵抗303cに変更する際、第1のスイッチ303dと第2のスイッチ303eとを切替えることにより実現するが、その手順としては第1のスイッチ303dがONしている状態で第2のスイッチ303eをONする。第1のスイッチ303dと第2のスイッチ303eがONしている状態から、第1のスイッチ303dをOFFすることにより電流監視抵抗が第2の電流監視抵抗303cに変更し、再度メインディスプレイOFF時電流測定するステップS206へ進む。
ステップS206において、メインディスプレイOFF時電流測定をし、また、ステップS207において、メインディスプレイON時電流測定した後、切り替えた電流監視抵抗の設定を元に戻すためのステップS208へ進む。
電流監視抵抗の設定を元に戻すためのステップS208において、電流監視抵抗を第2の電流監視抵抗303eから第1の電流監視抵抗303dに変更する。その際、第1のスイッチ303dをONして、第1のスイッチ303dと第2のスイッチ303eがONしている状態から、第2のスイッチ303eをOFFする。スイッチの変更が完了したら、動作時電流の適正を判断するステップS209へ進む。
動作時電流の再度適正を判断するステップS209において、動作時電流が閾値D以上の場合、表示機能の動作時電流をしては適正と判断し、表示機能の使用を許可する。動作時電流が閾値D未満の場合、表示機能の使用を許可しない。
本発明は、例えば折り畳み式の筐体を有する携帯端末装置や、ディスプレイを形成した筐体とキーボードを形成した筐体とを2段重ねにしたスライド式の携帯端末装置に好適である。
100 折り畳み式携帯電話装置
1 第1の筐体
2 第2の筐体
3 ヒンジ部
4 操作キー
5 メインディスプレイ
21 第1の回路基板
22 第2の回路基板
23 FPC基板
24、25 コネクタ
301 制御部
302 断線検出部
303 電流測定部
303a 電流測定IC
303b、303c 抵抗
303d、303e スイッチ
304 機能ブロック部
401、402、403 抵抗
1 第1の筐体
2 第2の筐体
3 ヒンジ部
4 操作キー
5 メインディスプレイ
21 第1の回路基板
22 第2の回路基板
23 FPC基板
24、25 コネクタ
301 制御部
302 断線検出部
303 電流測定部
303a 電流測定IC
303b、303c 抵抗
303d、303e スイッチ
304 機能ブロック部
401、402、403 抵抗
Claims (5)
- 第1の筐体と、第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結する連結部と、
前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、
前記第2の筐体に設けられる報知機能を有する機能ブロックを配置した第2の回路基板と、
前記連結部内部を通過し、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板を接続する多層のフレキシブル基板と、
前記第1の回路基板は、前記フレキシブル基板に配線された信号線の断線を検出する断線検出部と、前記機能ブロックが消費する電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部で測定した結果から前記機能ブロックを制御する制御部と、を備え、
前記フレキシブル基板には前記機能ブロックの信号線が前記フレキシブル基板の断面において点対称に配置され、
前記断線検出部により、前記フレキシブル基板の信号線の断線が検出された場合に、前記電流測定部にて前記機能ブロックの動作電流を測定し、正常動作範囲内であれば前記機能ブロックを起動し、断線であることを報知することを特徴とする携帯端末装置。 - 前記制御部は、すべての機能を使用可能な正常モードのほかに、特定の機能ブロックのみを起動する機能制限モードを備え、
前記断線検出部により、前記フレキシブル基板の信号線の断線が検出された場合に、前記電流測定部にて前記機能ブロックの動作電流を測定し、正常動作範囲内であれば前記機能ブロックのみを起動し、機能制限モードであることを報知することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記フレキシブル基板には、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板を接続するとともに少なくとも前記機能ブロックの信号線にそれぞれ隣接する検出用信号線が配置され、
前記断線検出部は、前記検出用信号線の電圧から断線であることを判断することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記断線検出部により、前記フレキシブル基板の信号線の断線が検出された場合に、前記電流測定部にて前記機能ブロックの動作電流を測定して正常動作範囲外であった場合には、前記制御部は電源を切ることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記第2の回路基板は、第1の検出用信号線に接続される第1の抵抗と、第1の検出用信号線に接続される第2の抵抗と、第2の検出用信号線に接続される第3の抵抗と、
を具備し、第1の抵抗と第2の抵抗と第3の抵抗によって形成される合成抵抗の変化により断線位置の特定をすることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009281272A JP2011124827A (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 携帯端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009281272A JP2011124827A (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 携帯端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011124827A true JP2011124827A (ja) | 2011-06-23 |
Family
ID=44288281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009281272A Pending JP2011124827A (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 携帯端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011124827A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134543A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 矢崎総業株式会社 | 断線検知装置 |
-
2009
- 2009-12-11 JP JP2009281272A patent/JP2011124827A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134543A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 矢崎総業株式会社 | 断線検知装置 |
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