JP2011124501A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光電変換素子の感度低下を抑制すると共に、工程およびコストを増加させることなく従来プロセスと同時に光導波路を形成することできる固体撮像装置およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】半導体基板101と、半導体基板101の表層に形成された複数の光電変換素子102と、受光した各光電変換素子102にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する半導体基板101の表面付近に形成された複数の増幅部と、半導体基板101に積層された透光性の層間絶縁層103、105、107と、各光電変換素子102を取り囲むように層間絶縁層103、105内に形成された複数の筒形反射層110、111と、各筒形反射層110、111の近傍周囲の層間絶縁層105、107内に形成された配線層104、106とを備え、各筒形反射層110、111の内側領域が外光を光電変換素子102へ導くための光導波路G1、G2とされていることを特徴とする固体撮像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像装置およびその製造方法に関する。
デジタルカメラや携帯電話に付属するカメラに用いられる固体撮像装置は、小型化および多画素化によって画素の微細化が進められている。それに伴い、固体撮像装置の光電変換素子(受光部)面積も減少するため、受光部への入射光量が少なくなって感度が低下する。
そこで、光電変換素子の感度低下を改善するために、固体撮像装置の光入射面上にマイクロレンズを形成することにより、光を受光部へ集光して感度の低下の抑制がなされている。
さらに近年では、従来技術1として、マイクロレンズと光電変換素子との間に光導波路を形成したMOS型の固体撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1の図7参照)。
この従来技術1の固体撮像素子の製造方法は、表面に複数の光電変換素子および増幅部を有する半導体基板上に複数の層間絶縁層を形成し、かつ層間絶縁層間に配線層を形成し、各光電変換素子の直上の層間絶縁層に井戸状の掘り込み部を形成し、層間絶縁層の屈折率よりも高い屈折率を有する絶縁材料を掘り込み部内に埋め込んで光導波路を形成する工程を含んでいる。
光導波路は、その絶縁層と層間絶縁層との屈折率差により、それらの界面において光が反射し、光電変換素子へ光を集めることができる。
しかしながら、従来技術1の場合、掘り込み部は、開口部側が広いが、光電変換素子側が狭くなっている段差を有する形状であるため、光電変換素子の直上エリアに関してのアスペクト比は依然として高く、埋め込み工程において掘り込み部の底部にボイドが生じてしまう場合がある。
光導波路にボイドが生じると、光導波路内の光がボイドから周囲に漏洩し、光電変換素子の感度が低下するという問題を生じる。
この従来技術1の問題を解決する従来技術2が提案されている(例えば、特許文献1の図1参照)。
図7は従来技術2の固体撮像装置を示す基板垂直方向の概略部分断面図であり、図8は従来技術2の固体撮像装置を示す基板平行方向の概略部分断面図である。
図7と図8に示すように、この従来技術2の固体撮像素子の製造方法は、表面に複数の光電変換素子102および図示しない増幅部を有する半導体基板101上にエッチングストップ層121および複数の層間絶縁層103、105、108を形成し、かつ層間絶縁層間に配線層104、106を形成する工程と、各光電変換素子102の直上に開口部を有するフォトレジストパターンを層間絶縁層108上に形成し、フォトレジストパターンを熱処理によりリフローして丸みを有する凸形状に形成する工程と、リフローさせたフォトレジストパターンをマスクとして層間絶縁層103、105、108をドライエッチングすることにより、光電変換素子102から前記開口部に向って拡径する掘り込み部を形成する工程と、CVD法により層間絶縁層の屈折率よりも高い屈折率を有する絶縁材料を掘り込み部内に埋め込んで光導波路109を形成する工程とを含んでいる。
特開2007−194606号公報
従来技術2の掘り込み部には、従来技術1のような段差がないため、従来技術1よりも掘り込み部の底部にボイドが発生し難いと考えられるが、さらなる微細化によりアスペクト比がさらに大きくなればボイドが発生するおそれがあるため、依然として光電変換素子の感度が低下する問題をはらんでいる。
また、従来技術2の場合、従来プロセスに加えて、導波路形成工程が増加するため、製造コストが増加するという問題もある。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、光電変換素子の感度低下を抑制すると共に、工程およびコストを増加させることなく従来プロセスと同時に光導波路を形成することできる固体撮像装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、半導体基板と、該半導体基板の表層に形成された複数の光電変換素子と、受光した各光電変換素子にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する前記半導体基板の表面付近に形成された複数の増幅部と、前記半導体基板に積層された透光性の層間絶縁層と、各光電変換素子を取り囲むように前記層間絶縁層内に形成された複数の筒形反射層と、各筒形反射層の近傍周囲の層間絶縁層内に形成された配線層とを備え、各筒形反射層の内側領域が外光を前記光電変換素子へ導くための光導波路とされている固体撮像装置が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、半導体基板の表層および表面に複数の光電変換素子および各光電変換素子にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する複数の増幅部を形成する工程(A)と、前記半導体基板上に透光性の層間絶縁層を積層する工程(B)と、各光電変換素子を取り囲むように前記層間絶縁層内に複数の筒形反射層を形成することにより、外光を前記光電変換素子へ導くための光導波路を各筒形反射層の内側領域に形成する工程(C)と、各筒形反射層の近傍周囲に配線層を形成する工程(D)とを含む固体撮像装置の製造方法が提供される。
本発明の固体撮像装置によれば、光導波路は層間絶縁層内の筒形反射層で囲まれた領域であるため、光導波路内に入射した光が外部に漏洩することなく光電変換素子の受光面に入射する。その結果、光導波路内のボイドによって光電変換素子の感度が低下するといった従来技術の問題はない。
さらに、光導波路は、従来技術の光導波路のように層間絶縁層に孔を形成し、その孔へ別の材料を埋め込んで形成されたものではないため、光導波路内にボイドが発生することはなく、さらなる微細化によるアスペクト比の増加に対応することができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法によれば、工程(C)において、筒形反射層の形成と同時にかつ同じ材料で、配線層と増幅部とを電気的に接続するコンタクトプラグあるいは配線層同士を電気的に接続する配線接続部を形成することが可能であるため、従来技術よりも低コストでかつ感度の優れた固体撮像装置を製造することができる。
図1は本発明に係る固体撮像装置の実施形態1を示す基板垂直方向の概略部分断面図である。 図2は実施形態1の固体撮像装置を示す基板平行方向の概略部分断面図である。 図3(A)〜(C)は実施形態1の固体撮像装置の製造方法を説明する製造工程図である。 図4(A)〜(C)図3(C)の続きの製造工程図である。 図5(A)および(B)は図4(C)の続きの製造工程図である。 図6は本発明に係る固体撮像装置の実施形態2を示す基板垂直方向の概略部分断面図である。 図7は従来技術2の固体撮像装置を示す基板垂直方向の概略部分断面図である。 図8は従来技術2の固体撮像装置を示す基板平行方向の概略部分断面図である。
本発明の固体撮像装置は、半導体基板と、該半導体基板の表層に形成された複数の光電変換素子と、受光した各光電変換素子にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する前記半導体基板の表面付近に形成された複数の増幅部と、前記半導体基板に積層された透光性の層間絶縁層と、各光電変換素子を取り囲むように前記層間絶縁層内に形成された複数の筒形反射層と、各筒形反射層の近傍周囲の層間絶縁層内に形成された配線層とを備えたCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型の固体撮像装置であり、各筒形反射層の内側領域が外光を前記光電変換素子へ導くための光導波路とされている。
つまり、この固体撮像装置は、その光導波路の構造に第1の特徴を有している。
さらに、この固体撮像装置は、光導波路が、CMOSプロセスで形成される他の構成要素(層間絶縁層、コンタクトプラグおよび配線接続部)の形成材料と同じ材料を用いて構成されることができる第2の特徴を有している。
また、この固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の表層および表面に複数の光電変換素子および各光電変換素子にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する複数の増幅部を形成する工程(A)と、前記半導体基板上に透光性の層間絶縁層を積層する工程(B)と、各光電変換素子を取り囲むように前記層間絶縁層内に複数の筒形反射層を形成することにより、外光を前記光電変換素子へ導くための光導波路を各筒形反射層の内側領域に形成する工程(C)と、各筒形反射層の近傍周囲に配線層を形成する工程(D)とを含み、CMOSプロセスと同時に、かつCMOSプロセスで形成される他の構成要素(層間絶縁層、コンタクトプラグおよび配線接続部)の形成材料と同じ材料を用いて光導波路を形成できる点に主として特徴を有している。
さらに詳しく説明すると、工程(C)は、前記層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の筒形反射層形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C1)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて前記層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の筒形溝を形成する工程(C2)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各筒形溝内に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して前記層間絶縁層を露出させることにより、複数の筒形反射層を形成する工程(C3)とを含んでいる。
この工程(C)は、工程(B)が、前記半導体基板の表面に透光性の第1層間絶縁層を積層する工程(B1)と、第1層間絶縁層上に透光性の第2層間絶縁層を積層する工程(B2)とを含む場合に、次のような各工程を含むものとできる。
すなわち、工程(C)が、第1層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の筒形反射層形成領域および複数のコンタクトホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C11)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて第1層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の筒形溝および複数のコンタクトホールを形成する工程(C12)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各筒形溝および各コンタクトホールの内部に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して第1層間絶縁層を露出させることにより、複数の筒形反射層および各増幅部と電気的に接続する複数のコンタクトプラグを形成する工程(C13)とを含む。
そして、工程(C13)の後に工程(D)を行うことにより、第1層間絶縁層上に前記配線層を形成して前記コンタクトプラグに電気的に接続し、工程(D)の後に工程(B2)を行う。
これにより、コンタクトプラグの形成と同時にかつ同じ材料で、筒形反射層を形成することができる。
さらに、層間絶縁層が3層以上であり、3層目以上に配線層が形成される場合も、前記工程(C)に基づいて、2層目以降の配線層間を電気的に接続する配線接続部の形成と同時かつ同じ材料で、2層目以降の筒形反射層を形成することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る固体撮像装置およびその製造方法の実施形態を詳しく説明する。
(実施形態1)
図1は本発明に係る固体撮像装置の実施形態1を示す基板垂直方向の概略部分断面図であり、図2は実施形態1の固体撮像装置を示す基板平行方向の概略部分断面図である。
このCMOS型の固体撮像装置は、半導体基板101と、半導体基板101の表層にマトリックス状に形成された複数の光電変換素子102と、受光した各光電変換素子102にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する半導体基板101の表面付近に形成された図示しない複数の増幅部と、半導体基板101に積層された透光性の第1・第2・第3層間絶縁層103、105、107と、各光電変換素子102を取り囲むように第1・第2層間絶縁層103、105内に形成された複数の第1・第2筒形反射層110、111と、各第1筒形反射層111の近傍周囲の第2・第3層間絶縁層105、107内に形成された下層の第1配線104および上層の第2配線層106とを備えている。
<半導体基板、光電変換素子、増幅部、層間絶縁層等について>
半導体基板101として代表的にシリコン基板を用いることができ、半導体基板101の表層に光電変換素子102としてのフォトダイオードがマトリックス状に複数形成されている。
フォトダイオードは、代表的には、Si基板上にSiO2膜、SiN膜を堆積した構造で構成されるが、これに限定されるものではない。
また、実施形態1では、光電変換素子102の平面的に見た領域は丸みのある略正方形に形成されているが、形状は特に限定されない。
各光電変換素子102に対応する各増幅部は、各光電変換素子102の周囲の半導体基板101の表面付近に形成されており、光電変換素子102と増幅部とを含んで画素が構成されている。
また、画素間の半導体基板101の表面には素子分離領域101aが形成されると共に、半導体基板101の表面全面にはSiN膜またはSiON膜からなる反射防止膜120が積層されている。なお、反射防止膜120は光電変換素子102上のみ形成してもよい。
さらに、反射防止膜120上には第1層間絶縁層103が積層され、第1層間絶縁層103上には第2層間絶縁層105が積層され、第2層間絶縁層105上には第3層間絶縁層107が積層されている。
各層間絶縁層としては、SiO2膜、SiO2膜を主成分とするBPSG膜、SiN膜、SiON膜等を用いることができ、これらの中でも入射光の吸収が少ないという観点からSiO2膜またはSiO2膜を主成分とするBPSG膜が好ましい。
増幅部は、半導体基板101の表層に形成されたフローティングディフュージョン部と、半導体基板101の表面に形成された周辺回路、電荷転送ゲートおよびトランジスタゲートとを備え、フローティングディフュージョン部、電荷転送ゲートおよびトランジスタゲートが各第1配線層104とコンタクトプラグ109にて電気的に接続されている。
<筒形反射層について>
第1筒形反射層110は、光電変換素子102を取り囲むように、第1層間絶縁層103内にその膜厚と同じ高さで形成された平面視正方形の金属膜壁である。
第2筒形反射層111は、第1筒形反射層110を取り囲むように、第2層間絶縁層105内にその表面(上面)から少なくとも第1配線層104の上面位置の深さまで形成された平面視正方形の金属膜壁である。
なお、第1筒形反射層110、111の平面的に見た形状は、光電変換素子102を取り囲む環状であれば特に限定されないが、光電変換素子102の平面的に見た領域から所定距離L内に収まる形状が好ましく、光電変換素子102と同じ形状であってもよい。
これら第1・第2筒形反射層110、111の内側領域(第1・第2層間絶縁層103、105)が、外光を透過させる光導波路G1、G2となっている。
光導波路G1、G2を通る光は、第2および第1筒形反射層105、103の内面を反射するため、外部に漏洩せずに光電変換素子102の受光面に入射することができる。
なお、実施形態1では、第1筒形反射層110と第2筒形反射層111とが分離しているが、これらの間の近傍周囲には第1配線層104が形成されているため、第1配線層104が反射層として機能して光の漏洩を防止することができ、詳しくは後述する。
第1筒形反射層110は、その内面が、平面的に見た光電変換素子102の領域(点線で示す外郭線)を完全に包囲し、かつその領域から0〜0.3μm程度の距離Lを有する大きさに形成される。
なお、前記距離Lが0μmより小さくなる、すなわち光導波路G1が光電変換素子102の領域内に収まると、光電変換素子102の感度向上効果が低減してしまう。また、前記距離Lが0.3μmを超えても、光電変換素子102の周囲に光が入射し易くなるため感度向上効果が低減してしまう。
また、第1筒形反射層110の膜厚T1は、厚過ぎると第1筒形反射層110が光電変換素子102の領域と重なる場合があり、その場合、光電変換素子102の感度向上効果が低減してしまう。
また、第1筒形反射層110の膜厚T1が薄過ぎることは、第1筒形反射層110を埋め込むために第1層間絶縁層103に形成する掘り込み部のアスペクト比が大きくなるため、第1筒形反射層110の金属材料によっては埋め込みが困難となり、ボイドが発生した場合はそこから光が漏洩し、結果として光電変換素子102の感度向上効果が低減してしまうおそれがある。
よって、第1筒形反射層110の膜厚T1は、第1層間絶縁層103の膜厚と第1筒形反射層110の金属材料に応じて埋め込み可能な最小の膜厚を設定することが望ましい。
例えば、第1筒形反射層110の金属材料がTi、TiNおよびWを用いた場合、第1層間絶縁層103の膜厚が250〜800nmであるとき、掘り込み部の幅(第1筒形反射層110の膜厚)は0.1〜0.5μmが好ましい。すなわち、掘り込み部のアスペクト比(=第1層間絶縁層103の膜厚/掘り込み部の幅)は0.5〜4.0が好ましい。
具体例としては、第1層間絶縁層103の膜厚が600nmであるとき、掘り込み部の幅(第1筒形反射層110の膜厚)は0.15〜0.3μmが好ましい。
第2筒形反射層111は、その内側領域の光導波路G2が前記光導波路G1を完全に覆うような大きさおよび位置に形成されている。
前記のように、第2筒形反射層111は、第2層間絶縁層105内にその表面(上面)から少なくとも第1配線層104の上面位置の深さまで形成されている。
この深さDは、後述するビアホールを第1配線層104上の第2層間絶縁層105に形成するエッチングにより定められており、第2層間絶縁層105の上面から第1配線層104の上面までの深さよりも0〜30%程度深くなっていおり、0%を超える深さであることが好ましい。
この場合も、第2筒形反射層111の膜厚T2は、第2筒形反射層111を埋め込むために第2層間絶縁層105に形成する掘り込み部の深さDと第2筒形反射層111の金属材料に応じて、埋め込み可能な最小の膜厚を設定することが望ましく、第1筒形反射層110のアスペクト比と同様に設定することができる。
<配線層について>
第1配線104は、第1層間絶縁層103上であって、各第1筒形反射層110および各第2筒形反射層111の近傍周囲の第2層間絶縁層105内に、第2筒形反射層111の下端面と同じもしくはそれより高い高さで形成されている。
実施形態1の場合、X方向に並ぶ複数の光電変換素子102の列と隣接する列の間に3本1組の第1配線層104が並列している。
各組の第1配線僧104は、第1層間絶縁層103を貫通するコンタクトプラグ109を介して、X方向に並ぶ各画素の増幅部のフローティングディフュージョン部、電荷転送ゲートおよびトランジスタゲートと電気的に接続されている。
コンタクトプラグ109は、第1筒形反射層110と同時に同じ金属材料で形成されている。
さらに、第2筒形反射層111に隣接する第1配線層104は、第2筒形反射層111の近傍の一部が分岐してY方向に延びる分岐部104aを有している(図2参照)。なお、一の第1配線層104の分岐部104aは、対向する他の第1配線層104に対して電気的に非接触である。
この第1配線層104によって、第1・第2筒形反射層110、111間が包囲されており、第1・第2光導波路G1、G2間に進入した光は第1配線層104に当たって反射するため、光は第1・第2光導波路G1、G2の外部に漏洩せずに光電変換素子102の受光面に導かれることとなる。
第1配線104よりも上層の第2配線層106は、第2層間絶縁層105上であって、各第2筒形反射層111の近傍周囲の第3層間絶縁層107内に形成されている。
第2配線層106は、各組の真中の第1配線層104の直上に配置され、かつ両側の第1配線層104に重なる幅を有しており、第2層間絶縁層105を貫通する配線接続部112を介して真中の第1配線層104と電気的に接続されている。
配線接続部112は、第2筒形反射層111と同時に同じ金属材料で形成されている。
さらに、図2に示すように、第1・第2配線層104、106間であって、第2層間絶縁層105内には、帯状の金属遮光層rが設けられていてもよい。
第2配線層106、金属遮光層rおよび第1配線層104が格子状に配置されることによって、各第2・第1筒形反射層111、110間の第2・第1層間絶縁層105、103内に外光が入射しないように遮光されている。
<その他の構成について>
第3層間絶縁層107上の第2光導波路G2に対応する位置には、カラーフィルター層113が設けられている。なお、第3層間絶縁層107とカラーフィルター層113の間には、カラーフィルタ層の密着性を上げるための図示しない中間層が設けられていてもよい。
また、カラーフィルター層113上には、図示しない平坦化層を介してマイクロレンズ114が形成されている。
この固体撮像装置において、マイクロレンズ114に入射した外光は、集束光となってカラーフィルター層113、第3層間絶縁層107、第2・第1光導波路G2、G1等を透過して光電変換素子102の受光面に入射する。
光電変換素子102で受光して生成した信号電荷は、電荷転送ゲートによってフローティングディフュージョン部へ供給され、このフローティングディフュージョン部において電圧信号に変換されて、増幅トランジスタのゲートに供給され、ここで増幅されて撮像信号として取り出される。
この固体撮像装置によれば、第1・第2光導波路G1、G2は、第1・第2層間絶縁層103、105内の第1・第2筒形反射層110、111で囲まれた領域であり、かつ第1・第2筒形反射層110、111の間は第1配線層104で囲まれているため、第2光導波路G2内に入射した光が外部に漏洩することなく光電変換素子102の受光面に入射する。その結果、光導波路内のボイドによって光電変換素子102の感度が低下するといった従来技術の問題はない。
さらに、第1・第2光導波路G1、G2は、従来技術の光導波路のように層間絶縁層に孔を形成し、その孔へ別の材料を埋め込んで形成されたものではないため、第1・第2光導波路G1、G2内にボイドが発生することはなく、さらなる微細化によるアスペクト比の増加に対応することができる。
<製造方法について>
次に、実施形態1の固体撮像装置の製造方法について説明する。
この製造方法は、前記のように、半導体基板101の表層および表面に複数の光電変換素子102および各光電変換素子102にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する複数の増幅部を形成する工程(A)と、半導体基板101上に透光性の層間絶縁層を積層する工程(B)と、各光電変換素子102を取り囲むように層間絶縁層内に複数の筒形反射層を形成することにより、外光を光電変換素子102へ導くための光導波路を各筒形反射層の内側領域に形成する工程(C)と、各筒形反射層の近傍周囲に配線層を形成する工程(D)とを含む。
実施形態1の場合、層間絶縁層が3層であり、2層目以降に配線層が形成されている。
この場合、工程(B)が、前記半導体基板の表面に透光性の第1層間絶縁層を積層する工程(B21)と、第1層間絶縁層上に透光性の第2層間絶縁層を積層する工程(B22)と、第2層間絶縁層上に透光性の第3層間絶縁層を積層する工程(B23)とを含む。
また、工程(D)が、第1層間絶縁層上に第1配線層を形成する工程(D1)と、第2層間絶縁層上に第2配線層を形成する工程(D2)とを含む。
また、工程(C)が、第1段階および第2段階を含み、工程(C)の第1段階が、工程(B21)の後の第1層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の第1筒形反射層形成領域および複数のコンタクトホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C21)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて第1層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の第1筒形溝および複数のコンタクトホールを形成する工程(C22)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各第1筒形溝および各コンタクトホールの内部に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して第1層間絶縁層を露出させることにより、複数の第1筒形反射層および各増幅部と電気的に接続する複数のコンタクトプラグを形成する工程(C23)とを含む。
そして、工程(C23)の後に工程(D1)を行うことにより、第1層間絶縁層上に第1配線層を前記コンタクトプラグに電気的に接続し、工程(D1)の後に工程(B22)を行う。
工程(C)の第2段階は、工程(B22)の後の前記第2層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の第2筒形反射層形成領域および複数のビアホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C24)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて前記第2層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の第2筒形溝および複数のビアホールを形成する工程(C25)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各第2筒形溝および各ビアホールの内部に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して前記第2層間絶縁層を露出させることにより、複数の第2筒形反射層および各第1配線層と電気的に接続する複数の配線接続部を形成する工程(C26)とを含む。
そして、工程(C26)の後に工程(D2)を行うことにより、第2層間絶縁層上に前記第2配線層を形成して前記配線接続部に電気的に接続し、工程(D2)の後に工程(B23)を行う。
以下、図面を参照しながら実施形態1の固体撮像装置の製造方法を具体的に説明する。
<工程(A)>
図3(A)に示すように、まず、前記工程(A)において、シリコンウエハ等からなる半導体基板101 上に、LOCOS法、Shallow Trench Isolation(STI)などの公知技術で素子分離を行い(図示せず)、半導体基板101上にフォトレジストパターンを形成し、イオン注入及び熱処理を行って、複数の光電変換素子102を形成する。
また、この工程(A)において、各光電変換素子102に対応する複数の増幅部も形成する。
光電変換素子102および増幅部は、公知の製造技術に準じて形成することができる。
<工程(B21)>
次に、図3(B)に示すように、半導体基板101上にCVD法などにより、例えばSiN膜もしくはSiON膜からなる反射防止膜層120を膜厚20〜80nmで形成し、さらにSiO2またはそれを主成分とする材料(例えばBPSG膜)からなる第1層間絶縁層103を膜厚50〜150nmで形成する。
その後、第1層間絶縁層103をCMP法を用いて平坦化する。これにより、次工程におけるパターニング精度を向上させることが可能となる。
<工程(C21)>
次に、第1層間絶縁層103上に、フォトレジスト膜を積層し、フォトエッチング技術により所定形状にパターニングすることにより、複数の第1筒形反射層形成領域および複数のコンタクトホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する。
<工程(C22)>
前記レジストパターンをマスクとして用いて第1層間絶縁層103の一部および反射防止膜層120の一部をドライエッチングにより除去して、図3(C)に示すように、複数の第1筒形溝110xおよび複数のコンタクトホール(図示省略)を形成する。なお、反射防止層120はエッチングストップ膜として機能する。
このとき、第1筒形溝110xは、光電変換素子102上に形成せず、かつ後工程で形成される第1配線層104と接触しない位置に形成される。
<工程(C23)>
次に、CVD法もしくはスパッタ法等を用いて、前記レジストパターン上に金属材料の膜、例えば、膜厚0.5〜10nmのTi、膜厚0.5〜50nmのTiN、膜厚200〜400nmのWの積層膜をこの順に積層して各第1筒形溝110xおよび各コンタクトホールの内部に前記金属材料を埋め込む。続いて、CMP法もしくはドライエッチングによるエッチバックを行って、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して第1層間絶縁層103を露出させることにより、図4(A)に示すように、複数の第1筒形反射層110および各増幅部と電気的に接続する複数のコンタクトプラグ109を形成する。
なお、その他の金属材料の膜としては、Ta(膜厚0.5〜20nm)、TaN(膜厚0.5〜30nm)、Cu(膜厚100〜1000nm)、Al-Cu(膜厚100〜400nm)等の一般的に用いられる金属材料の単一膜または積層膜を用いることができる。
<工程(D1)>
次に、CVD法もしくはスパッタ法等を用いて、例えばAl膜(膜厚200〜400nm)、Ti膜(膜厚0.5〜10nm)、TiN膜(膜厚0.5〜50nm)からなる積層膜を第1層間絶縁層103上に成膜し、フォトリソグラフィーおよびドライエッチング技術を用いて積層膜をパターニングすることにより、各コンタクトプラグ109と電気的に接続する複数の第1配線層104を形成する(図4(B)参照)。
<工程(B22)>
次に、CVD法等を用いて、第1配線層102を覆うように第1層間絶縁層上にSiO2またはそれを主成分とするBPSG膜等を膜厚50〜150nmで積層し、CMP法を用いて平坦化することにより、図4(B)に示すように、透光性の第2層間絶縁層105を形成する。
<工程(C24)>
次に、第2層間絶縁層105上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の第2筒形反射層形成領域および複数のビアホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する(図示省略)。
<工程(C25)>
次に、前記レジストパターンをマスクとして用いて第2層間絶縁層105の一部をドライエッチングにより除去して、図4(C)に示すように、複数の第2筒形溝111xおよび複数のビアホール(図示省略)を形成する。
このとき、第1配線層104を構成する最上層のTiN層がエッチングストップ膜となり、ビアホールの底部が第1配線層104に達した時点でエッチングを終了するが、第2筒形溝111xはビアホールよりも0〜30%程度深く形成される。
また、第2筒形溝111xは、光電変換素子102上に形成せず、かつ第1配線層104および後工程で形成される第2配線層106と接触しない位置であり、かつ第1筒形反射層110よりも外周に形成される。
<工程(D26)>
次に、CVD法もしくはスパッタ法等を用いて、前記レジストパターン上に金属材料の膜、例えば、膜厚0.5〜10nmのTi、膜厚0.5〜50nmのTiN、膜厚200〜400nmのWの各膜をこの順に積層して各第2筒形溝111xおよび各コンタクトホールの内部に前記金属材料を埋め込む。続いて、CMP法もしくはドライエッチングによるエッチバックを行って、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して第2層間絶縁層105を露出させることにより、図5(A)に示すように、複数の第2筒形反射層111および第1配線層104と電気的に接続する複数の配線接続部112を形成する。
なお、その他の金属材料の膜としては、Ta(膜厚0.5〜20nm)、TaN(膜厚0.5〜30nm)、Cu(膜厚100〜1000nm)、Al-Cu(膜厚100〜400nm)等の一般的に用いられる金属材料の単一膜または積層膜を用いることができる。
<工程(D2)>
次に、CVD法もしくはスパッタ法等を用いて、例えばAl膜(膜厚100〜300nm)、Ti膜(膜厚0.5〜30nm)、TiN膜(膜厚5〜60nm)からなる積層膜を第1層間絶縁層103上に成膜し、フォトリソグラフィーおよびドライエッチング技術を用いて積層膜をパターニングすることにより、各配線接続部112と電気的に接続する複数の第2配線層106を形成する(図5(B)参照)。
<工程(B23)>
次に、CVD法等を用いて、第2配線層106を覆うように第2層間絶縁層105上にSiO2またはそれを主成分とするBPSG膜等を膜厚50〜150nmで積層し、CMP法を用いて平坦化することにより、図5(B)に示すように、透光性の第3層間絶縁層107を形成する。
<その他の工程>
次に、図1に示すように、第3層間絶縁層107上に、公知技術により中間層(図示省略)、カラーフィルター層113および平坦化層(図示省略)を形成し、その上にマイクロレンズ114を形成する。
このように、本発明によれば、CMOS型固体撮像装置を製造するCMOSプロセスにおいて、工程(C)の第1段階で、第1配線層104と増幅部とを電気的に接続するコンタクトプラグ109の形成と同時にかつ同じ材料で第1筒形反射層110(第1光導波路G1)を形成することができると共に、工程(C)の第2段階で、第2配線層106と第1配線層104とを電気的に接続する配線接続部112の形成と同時にかつ同じ材料で第2筒形反射層111(第2光導波路G2)を形成することができる。
つまり、CMOSプロセスに新たな工程を追加することなく第1・第2光導波路G1、G2を形成することができるため、従来技術よりも低コストでかつ感度の優れた固体撮像装置を製造することができる。
(実施形態2)
図6は本発明に係る固体撮像装置の実施形態2を示す基板垂直方向の概略部分断面図である。
実施形態2の固体撮像装置は、筒形反射層210およびその製造工程が異なる以外は、実施形態と同様である。なお、図6において、図1中の構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付している。
以下、実施形態2における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
実施形態2の場合、第1層間絶縁層103と第2層間絶縁層105の両方を連続して貫通する1つの筒形反射層210が貫通しており、この筒形反射層210の内側領域が光導波路G3とされている。
この筒形反射層210の平面的に見たサイズ、膜厚T3および形成位置は、実施形態1における第1筒形反射層110と同じであり、筒形反射層210の材料は配線接続部112と同じである。
実施形態2の筒形反射層210は、実施形態1の第1筒形反射層110と第2筒形反射層110のように分離していないため、実施形態2の第1配線層204は実施形態1の第1配線層104の分岐部104a(図2参照)を省略したものとされ、それ以外は同じである。
実施形態2の固体撮像装置の製造方法も、実施形態1と同様に工程(A)〜(D)を含むが、次の点が異なる。
実施形態1の場合、第1層間絶縁層103を形成した後の工程(C)の第1段階でコンタクトプラグ109と第1筒形反射層110を同時に形成し、第2層間絶縁層105を形成した後の工程(C)の第2段階で配線接続部112と第2筒形反射層111を同時に形成していたが、実施形態2の場合、第2層間絶縁層105を形成した後に配線接続部112と筒形反射層210を同時に形成する。
つまり、実施形態2の製造方法では、工程(C)が、第2層間絶縁層105上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の筒形反射層形成領域および複数の配線接続部形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C1)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて第2・第1層間絶縁層105、103の一部および反射防止層120の一部をエッチングにより除去して複数の筒形溝および複数のビアホールを形成する工程(C2)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各筒形溝内に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して第2層間絶縁層105を露出させることにより、複数の筒形反射層210および複数の配線接続部112を形成する工程(C3)とを含む。
工程(C2)では、第1配線層204を構成する最上層のTiN層がエッチングストップ膜となるため、ビアホール形成のためのエッチングはTiN層がエッチングされた時点で終了するが、筒形溝形成のためのエッチングは反射防止層120がエッチングされた時点で終了する。
その他の工程(C1)および(C3)は、実施形態1と概ね同様である。
(他の実施形態)
1.実施形態1では、第2光導波路が第1光導波路よりも僅かに大きくなるように第2筒形反射層を形成したが、第2光導波路が第1光導波路と同じかあるいはそれよりも僅かに小さくなるように第2筒形反射層を形成してもよい。
2.実施形態1および2では、配線層が2層の場合を例示したが、同様の方法で3層以上の配線層を有する固体撮像装置を製造することも可能である。
3.実施形態1および2では、第1・第2層間絶縁層内に筒形反射層を形成した場合を例示したが、光が外部に漏洩せずに光電変換素子に導かれるのであれば、第1層間絶縁層のみあるいは第2層間絶縁層のみに筒形反射層を形成してもよく、筒形反射層を形成すべき層間絶縁層を選択することができる。
本発明の固体撮像装置は、デジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラ等のデジタルカメラや、画像入力カメラ、スキャナ、ファクシミリ、カメラ付き携帯電話などの電子情報機器に適用可能である。
101 半導体基板
102 光電変換素子
103 第1層間絶縁層
104、204 第1配線層
105 第2層間絶縁層
106 第2配線層
107 第3層間絶縁層
109 コンタクトプラグ
110 第1筒形反射層
111 第2筒形反射層
112 配線接続部
113 カラーフィルター層
114 マイクロレンズ
120 反射防止膜層
210 筒形反射層
G1 第1光導波路
G2 第2光導波路
G3 光導波路

Claims (9)

  1. 半導体基板と、該半導体基板の表層に形成された複数の光電変換素子と、受光した各光電変換素子にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する前記半導体基板の表面付近に形成された複数の増幅部と、前記半導体基板に積層された透光性の層間絶縁層と、各光電変換素子を取り囲むように前記層間絶縁層内に形成された複数の筒形反射層と、各筒形反射層の近傍周囲の層間絶縁層内に形成された配線層とを備え、各筒形反射層の内側領域が外光を前記光電変換素子へ導くための光導波路とされていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記層間絶縁層が、前記半導体基板の表面に積層された第1層間絶縁層と、該第1層間絶縁層の表面に積層された第2層間絶縁層とを有してなり、
    前記筒形反射層が、前記第1層間絶縁層内に形成された第1筒形反射層と、前記第2層間絶縁層内に形成された第2筒形反射層とを有してなり、
    前記第2筒形反射層の内側領域の光導波路が、前記第1筒形反射層の内側領域の光導波路を完全に覆うように形成されている請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記配線層が、前記第1層間絶縁層の上に形成された下配線層であり、
    前記第2筒形反射層が、第2層間絶縁層の表面から少なくとも前記下配線層の上面位置の深さまで形成されている請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記配線層が、前記第2層間絶縁層の上に形成された上配線層をさらに有し、
    前記第1層間絶縁層内に設けられて前記増幅部と前記下配線層とを電気的に接続するコンタクトプラグと、前記第2層間絶縁層内に設けられて前記下配線層と前記上配線層とを電気的に接続する配線接続部とをさらに備え、
    前記第1筒形反射層と前記コンタクトプラグとが同じ金属材料からなり、前記第2筒形反射層と前記配線接続部とが同じ金属材料からなる請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記層間絶縁層上の各光導波路に対応する位置に積層されたカラーフィルター層と、各カラーフィルター層上に形成されたマイクロレンズとをさらに備えた請求項1〜4のいずれか1つに記載の固体撮像装置。
  6. 半導体基板の表層および表面に複数の光電変換素子および各光電変換素子にて発生した電荷を電圧に変換し増幅して出力する複数の増幅部を形成する工程(A)と、
    前記半導体基板上に透光性の層間絶縁層を積層する工程(B)と、
    各光電変換素子を取り囲むように前記層間絶縁層内に複数の筒形反射層を形成することにより、外光を前記光電変換素子へ導くための光導波路を各筒形反射層の内側領域に形成する工程(C)と、
    各筒形反射層の近傍周囲に配線層を形成する工程(D)とを含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  7. 工程(C)が、前記層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の筒形反射層形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C1)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて前記層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の筒形溝を形成する工程(C2)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各筒形溝内に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して前記層間絶縁層を露出させることにより、複数の筒形反射層を形成する工程(C3)とを含む請求項6に記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 工程(B)が、前記半導体基板の表面に透光性の第1層間絶縁層を積層する工程(B1)と、第1層間絶縁層上に透光性の第2層間絶縁層を積層する工程(B2)とを含み、
    工程(C)が、第1層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の筒形反射層形成領域および複数のコンタクトホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C11)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて第1層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の筒形溝および複数のコンタクトホールを形成する工程(C12)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各筒形溝および各コンタクトホールの内部に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して第1層間絶縁層を露出させることにより、複数の筒形反射層および各増幅部と電気的に接続する複数のコンタクトプラグを形成する工程(C13)とを含み、
    工程(C13)の後に工程(D)を行うことにより、第1層間絶縁層上に前記配線層を形成して前記コンタクトプラグに電気的に接続し、
    工程(D)の後に工程(B2)を行う請求項6に記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 工程(B)が、前記半導体基板の表面に透光性の第1層間絶縁層を積層する工程(B21)と、第1層間絶縁層上に透光性の第2層間絶縁層を積層する工程(B22)と、第2層間絶縁層上に透光性の第3層間絶縁層を積層する工程(B23)とを含み、
    工程(D)が、第1層間絶縁層上に第1配線層を形成する工程(D1)と、第2層間絶縁層上に第2配線層を形成する工程(D2)とを含み、
    工程(C)が、第1段階および第2段階を含み、
    工程(C)の第1段階が、工程(B21)の後の第1層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の第1筒形反射層形成領域および複数のコンタクトホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C21)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて第1層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の第1筒形溝および複数のコンタクトホールを形成する工程(C22)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各第1筒形溝および各コンタクトホールの内部に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して第1層間絶縁層を露出させることにより、複数の第1筒形反射層および各増幅部と電気的に接続する複数のコンタクトプラグを形成する工程(C23)とを含み、
    工程(C23)の後に工程(D1)を行うことにより、第1層間絶縁層上に第1配線層を前記コンタクトプラグに電気的に接続し、
    工程(D1)の後に工程(B22)を行い、
    工程(C)の第2段階が、工程(B22)の後の前記第2層間絶縁層上にフォトレジスト膜を積層し所定形状にパターニングすることにより、複数の第2筒形反射層形成領域および複数のビアホール形成領域に開口部を有するレジストパターンを形成する工程(C24)と、前記レジストパターンをマスクとして用いて前記第2層間絶縁層の一部をエッチングにより除去して複数の第2筒形溝および複数のビアホールを形成する工程(C25)と、前記レジストパターン上に金属材料の膜を積層して各第2筒形溝および各ビアホールの内部に前記金属材料を埋め込み、前記金属材料の膜およびレジストパターンを除去して前記第2層間絶縁層を露出させることにより、複数の第2筒形反射層および各第1配線層と電気的に接続する複数の配線接続部を形成する工程(C26)とを含み、
    工程(C26)の後に工程(D2)を行うことにより、第2層間絶縁層上に前記第2配線層を形成して前記配線接続部に電気的に接続し、
    工程(D2)の後に工程(B23)を行う請求項6に記載の固体撮像装置の製造方法。
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