JP2011124347A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】層内マイクロレンズとオンチップレンズとを備える固体撮像装置において、高い集光効率を維持すると共に、スミアの発生を抑制する。
【解決手段】半導体基板105の上部に形成された受光部101と、半導体基板105の上に形成された第1の層間膜109と、第1の層間膜109に形成された屈折膜103と、第1の層間膜109の上に受光部101の上に位置するように形成された層内マイクロレンズ102と、層内マイクロレンズ102の上に形成されたオンチップレンズ104とを備えている。屈折膜103は、隣接する層内マイクロレンズ102の間の領域の下側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関し、特に、2層レンズ構造の固体撮像装置及びその製造方法に関する。
現在、電荷結合素子(Charge Coupled Devices:CCD)は、デジタルカメラの受光素子として広く用いられている。近年、半導体プロセスの微細化に伴い、固体撮像装置の小型化及び画素の高密度化が進むことにより、スミアの増大及び集光効率の低下が問題となっている。
集光効率を向上させるには、各単位受光部の上に層内マイクロレンズとオンチップレンズとを設ける2層レンズ構造とするのが有効であり、そのような固体撮像装置が特許文献1等に提示されている。
従来の固体撮像装置について図6を参照しながら説明する。図6(a)は従来の固体撮像装置の平面構成を示し、図6(b)は図6(a)のVIb−VIb線における断面構成を示している。
図6(a)及び(b)に示すように、半導体基板304の上部に複数の受光部301及び垂直CCD部305が形成されており、各垂直CCD部305の上にゲート絶縁膜を介してゲート306及び該ゲート306を覆う遮光膜307が形成されている。遮光膜307は受光部301の上には形成されておらず開口している。半導体基板304及び遮光膜307の上には第1の層間膜308が形成されている。第1の層間膜308の上には、層内マイクロレンズ302が形成されている。ここで、層内マイクロレンズ302は、受光部301の上に位置するように形成されている。また、第1の層間膜308の上には、層内マイクロレンズ302を覆うように、第2の層間膜309が形成されている。第2の層間膜309の上には、カラーフィルタ310が形成されており、カラーフィルタ310の上には、オンチップレンズ303が形成されている。ここで、オンチップレンズ303は、受光部301及び層内マイクロレンズ302の上に位置するように形成されている。
このような2層レンズ構造では、オンチップレンズ303及び層内マイクロレンズ302の位置ずれにより、ケラレによる感度のばらつき及び低下が発生する問題がある。
この問題を解決するために、複数の遮光膜がオンチップレンズ同士の間の領域の下に位置するように設けられた構造を有する固体撮像装置が特許文献2等に提示されている。
特開平11−40787号公報 特開2007−67212号公報
しかしながら、特許文献2に提示されている構造によると、図7に示すように、カラーフィルタ310を通過する際に生じる散乱光X2、及びカラーフィルタ310の上のオンチップレンズ303を通過する際に生じる散乱光Y2が、オンチップレンズ303の下に設けられた層内マイクロレンズ302同士の間を斜めに入射する。さらに、散乱光X2、Y2がオンチップレンズ303同士の間の領域の下に設けられた遮光膜307同士の間を斜めに入射して受光部301に到達して、スミアを発生させてしまう。
また、受光部301の感度の向上に伴い、散乱光X2、Y2が受光部301にわずかでも入射すると発生するスミアを抑制させる必要がある。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、その目的は、2層レンズ構造を備える固体撮像装置において、高い集光効率を維持すると共に、スミアの発生を抑制することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、固体撮像装置を隣接する層内マイクロレンズの間の領域の下に位置するように屈折膜が形成されている構成とする。
具体的に、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板の上部に形成された受光部と、半導体基板の上に形成された第1の層間膜と、第1の層間膜に形成された屈折膜と、第1の層間膜の上に、受光部の上に位置するように形成された層内マイクロレンズと、層内マイクロレンズの上に形成されたオンチップレンズとを備え、屈折膜は、隣接する層内マイクロレンズの間の領域の下側に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る固体撮像装置によると、受光部の上に位置するように形成された層内マイクロレンズと、層内マイクロレンズの上に形成されたオンチップレンズとを備えているため、オンチップレンズを通過する光を層内マイクロレンズにおいて屈折させ、受光部に到達させることができるので、高い集光効率を得ることができる。それと共に、屈折膜は、隣接する層内マイクロレンズの間の領域の下側に配置されているため、カラーフィルタ及び該カラーフィルタの上のオンチップレンズを通過する際に生じる散乱光は、第1の層間膜の上部に形成された屈折膜により屈折するので、散乱光が遮光膜同士の間を斜めに入射して受光部に到達することを防ぎ、スミアの発生を抑制することができる。
本発明に係る固体撮像装置は、層内マイクロレンズとオンチップレンズとの間に形成された第2の層間膜と、第2の層間膜とオンチップレンズとの間に形成されたカラーフィルタと、屈折膜の下に形成された遮光膜とをさらに備えていることが好ましい。
この場合、層内マイクロレンズ及び屈折膜は窒化膜であり、第1の層間膜及び第2の層間膜は酸化膜であることが好ましい。
このようにすると、第1の層間膜と屈折膜との屈折率の差により、固体撮像装置の内部において発生した散乱光は、屈折膜により反射されるか又は光路を屈折されるため、散乱光が遮光膜同士の間に入射して受光部に到達することを防ぐことができるので、スミアの発生を抑制することができる。
本発明に係る固体撮像装置において、層内マイクロレンズの底面の周縁部と屈折膜の上面とは、同一の高さに形成されていることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、屈折膜は第1の層間膜を貫通していることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、屈折膜と遮光膜とは、互いに接していることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の上部に受光部を形成する工程と、半導体基板の上に第1の層間膜を形成する工程と、第1の層間膜に屈折膜を形成する工程と、第1の層間膜の上に、受光部の上に位置するように層内マイクロレンズを形成する工程と、層内マイクロレンズ及び第1の層間膜の上に第2の層間膜を形成する工程と、第2の層間膜の上にカラーフィルタを形成する工程と、カラーフィルタの上に、層内マイクロレンズの上に位置するようにオンチップレンズを形成する工程とを備え、屈折膜は、隣接する層内マイクロレンズの間の領域の下側に配置されることを特徴とする。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によると、カラーフィルタの上に、層内マイクロレンズの上に位置するようにオンチップレンズを形成する工程を備えているため、オンチップレンズを通過する光を層内マイクロレンズにより屈折させて受光部に到達させるので、集光効率を高めることができる。それと共に、屈折膜は、隣接する層内マイクロレンズの間の領域の下側に配置されるため、カラーフィルタ及び該カラーフィルタの上にあるオンチップレンズを通過する際に生じる散乱光は、第1の層間膜の上部に形成された屈折膜により屈折するので、受光部に散乱光が入り込むことにより発生するスミアの発生を抑制できる固体撮像装置を得ることが可能となる。
本発明に係る固体撮像装置によると、層内マイクロレンズとオンチップレンズとを備える固体撮像装置において、高い集光効率を維持しながら、受光部に散乱光が入り込むことにより発生するスミアを抑制することができる。
(a)は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構造を示す平面図であり、(b)は(a)のIb−Ib線における断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置によりスミアの発生を抑制する効果を説明する図である。 (a)〜(h)は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の効果を示し、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIVb−IVb線における断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置を示す平面図である。 (a)は従来の固体撮像装置の構造を示す平面図であり、(b)は(a)のVIb−VIb線における断面図である。 従来の固体撮像装置の問題点を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について図1を参照しながら説明する。
図1(a)及び(b)に示すように、半導体基板105の上部に複数の受光部101及び垂直CCD部106が形成され、各垂直CCD部106の上にゲート絶縁膜を介してゲート107及び該ゲート107を覆う、例えばタングステンからなる遮光膜108が形成されている。遮光膜108は受光部101の上には形成されておらず、受光部101の上において遮光膜108は開口している。半導体基板105及び遮光膜108の上に、例えば酸化シリコンからなる第1の層間膜109が形成され、また、遮光膜108の上には、第1の層間膜109を貫通する、例えば窒化シリコンからなる屈折膜103が形成されている。第1の層間膜109の上には、凸型の層内マイクロレンズ102が形成されている。層内マイクロレンズ102は、受光部101の上に配置され、屈折膜103の上には配置されない。また、屈折膜103及び層内マイクロレンズ102を覆うように第2の層間膜110が形成されている。さらに、第2の層間膜110の上にカラーフィルタ111が形成され、カラーフィルタ111の上に、受光部101及び層内マイクロレンズ102の上に位置するようにオンチップレンズ104が形成されている。言い換えると、屈折膜103は、隣接するオンチップレンズ104の間の領域の下に位置するように設けられている。
次に、第1の実施形態に係る固体撮像装置における散乱光の進行について図2を参照しながら説明する。
図2において、X1及びY1は、カラーフィルタ111を通過する際に生じる散乱光、及びカラーフィルタ111の上のオンチップレンズ104を通過する際に生じる散乱光をそれぞれ示している。
図2(a)に示すように、オンチップレンズ104からカラーフィルタ111と第2の層間膜110とを斜めに通過した散乱光X1は、屈折膜103を通過する際に屈折する。このように散乱光を屈折膜103によって屈折させることにより、受光部101に散乱光が入射することを防ぐ。すなわち、スミアの発生を抑制することができる。
また、図2(b)に示すように、オンチップレンズ104からカラーフィルタ111と第2の層間膜110とを斜めに通過した散乱光Y1は、屈折膜103を通過する際にその内部で反射する。このように散乱光を屈折膜103によって遮光膜108側に反射させることにより、受光部101に散乱光が入射することを防ぐ。すなわち、スミアの発生を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置によると、2層レンズ構造による高い集光効率が維持されると共に、マイクロレンズ同士の間の領域の下に設けた屈折膜が受光部に到達する散乱光を防ぐため、スミアの発生を抑制することができる。
次に、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について図3を参照しながら説明する。
まず、図3(a)に示すように、公知の加工プロセスを用いて半導体基板105の上部に複数の受光部101及び垂直CCD部106を形成し、半導体基板105の上にゲート絶縁膜を形成する。各垂直CCD部106の上にゲート絶縁膜を介してゲート107を形成し、半導体基板105の上にゲート107を覆うように遮光膜108を形成する。受光部101の上に形成された遮光膜108は、公知のフォトリソグラフィ法及びエッチング法により除去して、受光部101の上に開口部を形成する。その後、半導体基板105の上に、遮光膜108を覆うように第1の層間膜109を形成する。
次に、図3(b)に示すように、第1の層間膜109における遮光膜108の上側部分を、ドライエッチング法等を用いて遮光膜108が露出するまでエッチングすることにより、第1の層間膜109に開口部112を形成する。ここで、エッチング法の条件を調整することにより、開口部112の断面形状は、上方が広がる順テーパー形状から垂直形状まで変化させることができる。
次に、図3(c)に示すように、開口部112を埋め込み、且つ、第1の層間膜109を覆うようにプラズマ窒化膜113を形成する。
次に、図3(d)に示すように、プラズマ窒化膜113の上に、受光部101の上に位置するように、後に層内マイクロレンズを形成するために用いるレジストマスク114を形成する。
次に、図3(e)に示すように、公知のレンズの形成工程により、レジストマスク114を用いて、第1の層間膜109の上に、受光部101の上に位置するように、プラズマ窒化膜113から凸型レンズである層内マイクロレンズ102を形成する。このとき、開口部112にはプラズマ窒化膜113が埋め込まれたまま残り、これが屈折膜103となる。ここで、層内マイクロレンズ102の底面の周縁部と屈折膜103の上面とが同一の高さであることが望ましい。層内マイクロレンズ102の底面の周縁部の高さと屈折膜103の上面の高さとを揃えるには、例えば、層内マイクロレンズ102を形成するドライエッチングの際に、プラズマ窒化膜113の上で且つ第1の層間膜109の上方にレジストマスク114で覆わない領域を設けて、第1の層間膜109が露出するまでエッチングする等の方法がある。なお、屈折膜103の上面が層内マイクロレンズ102の底面の周縁部よりも下側に配置されている場合は、層内マイクロレンズ102と屈折膜103との間から散乱光が受光部101に入射してしまう。このため、層内マイクロレンズ102と屈折膜103との隙間は可能な限り小さい方がスミアの発生を抑制する効果は高いが、加工のばらつきを考慮すると、屈折膜103の高さの15%程度までの隙間は許容範囲である。
次に、図3(f)に示すように、層内マイクロレンズ102及び屈折膜103を覆うように第2の層間膜110を形成する。
次に、図3(g)に示すように、第2の層間膜110の上にカラーフィルタ111を形成する。
次に、図3(h)に示すように、カラーフィルタ111の上にオンチップレンズ104を形成する。オンチップレンズ104は、受光部101及び層内マイクロレンズ102の上に位置するように形成する。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法によると、2層レンズ構造による高い集光効率を維持すると共に、マイクロレンズ同士の間の領域の下に設けた屈折膜が受光部に到達する散乱光を防ぐことによってスミアの発生を抑制できる固体撮像装置を得ることが可能となる。
以下、第1の実施形態に係る固体撮像装置による効果の詳細について、図4を参照しながら説明する。
図4において、本発明の第1の実施形態の具体的な効果を説明するために、各部の寸法を例えば次のように設定する。受光部101の幅W1は700nm、層内マイクロレンズ102の幅W2は1500nmとする。ここで、受光部101の平面形状は簡略化のために正方形とする。また、受光部101の上面から屈折膜103の上面までの高さH1は1100nm、受光部101の上面から遮光膜108の上面までの高さH2は500nmとする。さらに、第1の層間膜109及び第2の層間膜110は屈折率1.46のシリコン酸化膜とし、屈折膜103及び層内マイクロレンズ102は屈折率2.00のシリコン窒化膜とする。
図4(b)に示すように、カラーフィルタ111を通過する際に生じる散乱光Z1及びカラーフィルタ111の上のオンチップレンズ104を通過する際に生じる散乱光が、隣接する層内マイクロレンズ102の間の領域の下方に形成された屈折膜103に入射角θ1で斜めに入射する。このうち、入射角θ1が69°以下の散乱光Z1は、まず、第2の層間膜110と屈折膜103との界面において屈折し、さらに屈折膜103と第1の層間膜109との界面において全反射して、遮光膜108に当たるため、受光部101には到達しない。また、入射角θ1が69°以上の散乱光Z1は、まず、第2の層間膜110と屈折膜103との界面において屈折し、さらに屈折膜103と第1の層間膜109との界面において屈折して、第1の層間膜109に21°以下の入射角θ2で進入する。この散乱光Z1は、遮光膜108の上面から屈折膜103の上面までの高さH3に対して、屈折膜103の側面から遮光膜108の側面までの幅W3が0.38倍以上であれば、遮光膜108に当たるため、受光部101には到達しない。上記の例の場合、H3は600nm、W3は255nmとなるため、全ての入射角の散乱光が遮光膜108に当たるので、散乱光は受光部101には到達しない。すなわち、受光部101に散乱光が入り込むことにより発生するスミアを抑制することができる。
なお、層内マイクロレンズ102及び屈折膜103は、図4(b)のように互いに接していると隙間が少なくなるために、スミアの発生を抑制する効果が大きい。また、層内マイクロレンズ102が屈折膜103の上に、一部が重なるように形成されている場合でも、同様の効果がある。一方、層内マイクロレンズ102と屈折膜103とが分離している場合には、スミアの発生を抑制する効果が小さくなる。
本実施形態では、層内マイクロレンズ102及び屈折膜103の材料を同一とし、一度のエッチング工程によりそれぞれを形成した。この方法に限らず、まず、第1の層間膜109に開口部を形成し、その開口部に屈折膜103となる材料を埋め込んで、第1の層間膜109が露出するまで平坦化することにより屈折膜103を形成し、その後、第1の層間膜109の上に層内マイクロレンズ102を形成してもよい。このとき、屈折膜103と層内マイクロレンズ102の材料は、所望の光学特性が得られるのであれば、異なる材料であってもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置について図5を参照しながら説明する。
第1の実施形態では、屈折膜の平面形状が円形である場合について説明したが、屈折膜の平面形状は円形に限らない。
図5に示すように、第2の実施形態に係る固体撮像装置において、屈折膜103の平面形状は、例えば格子状であり、層内マイクロレンズ102の形成されている領域以外のほとんどに屈折膜103が形成されている。それ以外の構造は、第1の実施形態と同一である。
本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置によると、隣接する層内マイクロレンズ102の間の下のほとんどすべての領域において、屈折膜103が形成されている状態となり、平面視した場合、第1の層間膜に対して屈折膜103の面積が大きくなるため、散乱光が受光部101に到達して発生するスミアの発生をより効率良く抑制することができる。
本発明に係る固体撮像装置及びその製造方法は、高い集光効率を維持しながら、受光部に散乱光が入り込むことにより発生するスミアの発生を抑制することができ、特に、2層レンズ構造の固体撮像装置及びその製造方法等に有用である。
101 受光部
102 層内マイクロレンズ
103 屈折膜
104 オンチップレンズ
105 半導体基板
106 垂直CCD部
107 ゲート
108 遮光膜
109 第1の層間膜
110 第2の層間膜
111 カラーフィルタ
112 開口部
113 プラズマ窒化膜
114 レジストマスク

Claims (7)

  1. 半導体基板の上部に形成された受光部と、
    前記半導体基板の上に形成された第1の層間膜と、
    前記第1の層間膜に形成された屈折膜と
    前記第1の層間膜の上に、前記受光部の上に位置するように形成された層内マイクロレンズと、
    前記層内マイクロレンズの上に形成されたオンチップレンズとを備え、
    前記屈折膜は、隣接する前記層内マイクロレンズの間の領域の下側に配置されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記層内マイクロレンズと前記オンチップレンズとの間に形成された第2の層間膜と、
    前記第2の層間膜と前記オンチップレンズとの間に形成されたカラーフィルタと、
    前記屈折膜の下に形成された遮光膜とをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記層内マイクロレンズ及び屈折膜は窒化膜であり、前記第1の層間膜及び第2の層間膜は酸化膜であることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記層内マイクロレンズの底面の周縁部と前記屈折膜の上面とは同一の高さに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記屈折膜は前記第1の層間膜を貫通していることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  6. 前記屈折膜と前記遮光膜とは、互いに接していることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  7. 半導体基板の上部に受光部を形成する工程と、
    前記半導体基板の上に第1の層間膜を形成する工程と、
    前記第1の層間膜に屈折膜を形成する工程と、
    前記第1の層間膜の上に、前記受光部の上に位置するように層内マイクロレンズを形成する工程と、
    前記層内マイクロレンズ及び第1の層間膜の上に第2の層間膜を形成する工程と、
    前記第2の層間膜の上にカラーフィルタを形成する工程と、
    前記カラーフィルタの上に、前記層内マイクロレンズの上に位置するようにオンチップレンズを形成する工程とを備え、
    前記屈折膜は、隣接する前記層内マイクロレンズの間の領域の下側に配置されることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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