JP2011123592A - 情報処理装置、その制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電波状況の悪化又は通信速度の低下等の回線状況の悪化によるアンダーランの発生を防止する。
【解決手段】情報処理装置は、無線回線を介して印刷装置と接続されている。情報処理装置は、無線回線の回線状況を検出する。また、情報処理装置は、印刷装置に対して印刷データを送信し、さらに、送信した印刷データの印刷実行を印刷装置に対して指示する。この際、情報処理装置は、検出した回線状況に応じて印刷実行指示の動作を差し止める。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線回線を介して印刷装置に印刷データを送信する情報処理装置、その制御方法、及び制御プログラムに関する。
一般に、パソコン等の情報処理装置と、この情報処理装置に無線回線を介して接続された印刷装置(印刷端末装置)とを備える印刷システムが知られている。このような印刷システムにおいては、情報処理装置及び印刷装置ともに無線通信機能を有している。
この種の印刷システムでは、無線回線の状態(回線状況)が悪化すると、例えば、電波状況が悪化すると、情報処理装置と印刷装置との間で良好な通信を維持できなくなることがある。つまり、電波状況等が悪化すると、情報処理装置から印刷データを良好に印刷装置に転送できないことがある。
このため、電波状況等が悪化しても、印刷装置において、印刷データを良好に受信できるようにするため、つまり、スループットを低下させないようにするため、電波状況等に合わせて、通信プロトコルを切り替えるという手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上述のような無線回線を用いた印刷システムにおいて、情報処理装置が1ページ分の印刷データを送り終えるか又は印刷装置内の記憶装置が満杯になった時点で、情報処理装置から印刷装置に印刷実行指示命令を通知するようにしたものがある。そして、この印刷システムでは、印刷装置が印刷実行指示命令に応答して1ページの印刷を実行するようにしている。
なお、この印刷システムにおいては、印刷装置内の記憶装置が満杯になった状態で、情報処理装置から印刷装置に印刷実行指示命令を通知すると、以後、印刷装置が印刷を行いつつ、情報処理装置は印刷装置に残りの印刷データを送信することになる。そして、この残りの印刷データは、印刷装置内の記憶装置の空き領域に記憶される。
特開2006−69008号公報
ところで、上述の印刷システムでは、情報処理装置が印刷実行指示命令を通知した後においては、印刷装置は、印刷と印刷データの受信とを同時に行うことになる。このため、無線回線を用いた印刷システムにおいて、電波状況等が悪化して通信速度が低下すると、情報処理装置から印刷装置への印刷データの送信が間に合わない事態となる。この結果、印刷装置において、印刷の実行ができない所謂アンダーランが発生する可能性がある。
従って、本発明の目的は、電波状況の悪化又は通信速度の低下等の回線状況の悪化によるアンダーランの発生を防止する情報処理装置、その制御方法、及び制御プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、無線回線を介して印刷装置と接続される情報処理装置であって、前記無線回線の回線状況を検出する回線状況検出手段と、前記印刷装置に対して印刷データを送信する印刷データ送信手段と、前記印刷装置に対して前記送信した印刷データの印刷実行を指示する印刷実行指示手段と、前記検出した回線状況に応じて、前記印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作を差し止める印刷実行指示制御手段とを有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、無線回線の回線状況が悪い場合には、印刷データの送信状態も悪化しており、このため、印刷実行指示の動作を差し止めるようにすれば、印刷装置に印刷データが転送されないにも拘らず、印刷が実行されてアンダーランが発生するという事態を防止することができるという効果がある。
本発明の実施の形態による情報処理装置を用いた印刷システムを概略的に示す図である。 図1に示す情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す印刷装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す印刷システムのソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す情報処理装置における印刷実行処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す情報処理装置における1ページ送信処理の第1の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す印刷装置における1ページの印刷データを印刷する印刷処理の第1の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す情報処理装置における1ページ送信処理の第2の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す印刷装置における1ページの印刷データを印刷する印刷処理の第2の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す情報処理装置における1ページ送信処理の第3の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す情報処理装置における1ページ送信処理の第4の例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による印刷システムについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による情報処理装置10を用いた印刷システム10Aを概略的に示す図である。
図1を参照して、図示の印刷システム10Aは、情報処理装置10及び印刷装置20を備えており、これら情報処理装置10及び印刷装置20の各々は、後述するように、無線通信機能を有している。そして、情報処理装置10及び印刷装置20は、無線回線30によって相互に接続されている。なお、図示の例では、情報処理装置10は、例えば、パソコンであり、印刷装置20は、プリンタである。
図2は、図1に示す情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2を参照して、情報処理装置10は、システム制御部101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、外部記憶装置制御部104、キーボード/マウス制御部105、ディスプレイ制御部106、無線通信部107、及び外部記憶装置120を有している。
そして、これらシステム制御部101、ROM102、RAM103、外部記憶装置制御部104、キーボード/マウス制御部105、ディスプレイ制御部106、及び無線通信部107はバス108によって相互に接続されている。
また、キーボード/マウス制御部105には、入力機器であるキーボード/マウス130が接続され、ディスプレイ制御部106には、出力機器であるとディスプレイ140が接続されている。
図示のシステム制御部101は、例えば、CPU(中央演算装置)等の処理装置であり、情報処理装置10が実行すべき各種処理を実行する。ROM102には、情報処理装置10で実行される各種制御プログラム及び初期設定値が格納されている。RAM103は、情報処理装置10が実行する各種処理のワークエリアとして用いられる。図示の例では、情報処理装置10で実行するソフトウェアは、一旦RAM103に格納されて、システム制御部101等で実行される。
外部記憶装置12は、例えば、ハードディスク(HD)、CD(Compact Disc)、又はDVD(Digital Versatile Disk)等の記憶装置である。外部記憶装置制御部104は、外部記憶装置120に対する入出力等の制御を行う。図示の例では、情報処理装置10で用いられるソフトウェアは、外部記憶装置120に記録され、外部記憶装置制御部104の制御下で、必要に応じて外部記憶装置120からRAM103に格納される。
キーボード/マウス制御部105は、キーボード/マウス130からの入力を監視して、その入力情報をシステム制御部101に通知する。ディスプレイ制御部106は、システム制御部101の制御下でディスプレイ140に対する出力を制御する。
無線通信部107は、例えば、無線ネットワークコネクタ及びその制御装置であり、システム制御部101の制御下で、無線回線30を介して外部機器(ここでは、印刷装置20)との通信を行う際、その入出力制御を行う。
さらに、無線通信部107は、無線回線30における電波強度(例えば、電界強度)及び無線回線30における通信速度を計測している。
図3は、図1に示す印刷装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3を参照して、印刷装置20は、システム制御部201、ROM202、RAM203、画像処理部204、操作部205、表示部206、無線通信部207、及びエンジン部208を有している。
そして、これらシステム制御部201、ROM202、RAM203、画像処理部204、操作部205、表示部206、無線通信部207、及びエンジン部208は、バス209によって相互に接続されている。
システム制御部201は、CPU等の処理装置であり、印刷装置20が実行すべき各種処理を実行する。また、システム処理部201は、エンジン部208とシリアル通信を行うためのシリアル通信装置(図示せず)を有している。
ROM202には、印刷装置20で実行すべき各種制御プログラム及び初期設定値が格納されている。図示の例では、印刷装置20で実行されるソフトウェアは、ROM202に記録され、システム制御部201の制御下で、必要に応じてRAM203に格納され、後述するようにして、実行される。
なお、RAM203は、印刷装置20で実行される各種処理のワークエリアとして用いられる。そして、前述のように、ROM202に格納されたソフトウェアは、一旦RAM203に格納されて、実行されることになる。
画像処理部204は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路であり、システム制御部201の制御下で各種画像処理を実行する。
操作部205は、ボタン等の入力装置であり、システム制御部201によって常に操作部205から入力状態が監視されている。表示部206は、LED(Light Emitting Diode)等の表示装置であり、システム制御部201の制御下で、各種の表示動作を実行する。
無線通信部207は、無線ネットワークコネクタ及びその制御装置であり、システム制御部201の制御下で、無線回線30を介して外部装置(ここでは、情報処理装置10)と通信を行う際、その入出力制御を行う。
エンジン部208は、印刷装置20における紙搬送系、レーザビーム制御系、及び定着器系等の記録紙に画像を印字する機器、印字制御を行う際の記憶装置及び制御装置、システム制御部201と通信を行うためのシリアル通信装置等を有している。ここでは、エンジン部208の詳細な構成は図示されていない。
図4は、図1に示す印刷システム10Aのソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。つまり、図4は、前述の外部記憶装置120に記録され、RAM103に読み込まれて、システム制御部101で実行されるソフトウェアの構成を示している。
図4を参照して、ここでは、情報処理装置10においては、外部記憶装置120からソフトウェアがRAM103に読み込まれ、システム制御部101で実行される状態を示している。
一方、印刷装置20においては、ROM202からソフトウェアがRAM203に読み込まれ、システム制御部201で実行される状態を示している。
情報処理装置10に係るソフトウェアは、例えば、アプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーション機能と呼ぶ)301、ドライバソフトウェア(以下、ドライバ機能と呼ぶ)302、ランゲージモニタソフトウェア(以下、ランゲージモニタ機能と呼ぶ)303、及び無線通信制御ソフトウェア(以下、無線通信制御機能と呼ぶ)304を有している。
印刷装置20に係るソフトウェアは、例えば、無線通信制御機能311、コントローラ制御ソフトウェア(以下、コントローラ制御機能と呼ぶ)312、及びエンジン制御ソフトウェア(以下、エンジン制御機能と呼ぶ)313を有している。
アプリケーション機能301は、ユーザが使用するアプリケーション機能である。ユーザは、キーボード/マウス130を用いて、アプリケーション機能301を起動して印刷の開始指示を実行する。
ドライバ機能302は、アプリケーション機能301から印刷指示を受けて、印刷データを生成する。また、ドライバ機能302は、印刷データの生成を行う前に、ランゲージモニタ機能303によって、印刷に必要な各種情報の取得を行う。
ランゲージモニタ機能303は、無線通信制御機能304及び311によって、コントローラ制御機能312と双方向通信を行う。これによって、ランゲージモニタ機能303は、印刷装置20の状態監視、印刷データの送信、印刷実行指示の通知等の印刷制御を実行する。
システム制御部101は、無線通信制御機能304によって、図2に示す無線通信部107を介して無線回線30における電波強度及び通信速度を取得する。一方、システム制御部101は、無線通信制御機能304によって、無線通信部107の制御を行い、これによって、無線回線30を介してランゲージモニタ機能304とコントローラ制御機能312との間の通信を実現している。
そして、ランゲージモニタ機能303からの問い合わせに対して、無線通信制御機能304は、電波強度及び通信速度を示す回線情報を返答する。
印刷装置20において、システム制御部201で実行される無線通信制御機能311は、無線通信部207の制御を行う。これによって、無線回線30を介してランゲージモニタ機能304とコントローラ制御機能312との間の通信を実現する。
コントローラ制御機能312は、情報処理装置10から送信された印刷データ及び各種命令に基づいて、エンジン制御機能313に対して、印刷データの送信及び各種命令等の指示を行う。
システム制御部201は、エンジン制御機能313によって、エンジン部208の制御を行い、これによって、エンジン部208は、受信した印刷データ及び各種命令に応じて画像の形成を行う、つまり、印刷を行う。
図5は、図1に示す情報処理装置10における印刷実行処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図2〜図5を参照して、ユーザが、キーボード/マウス130から、印刷開始指示を入力すると、システム制御部101で動作するアプリケーション機能301は、ドライバ機能302に対して印刷開始指示を通知する(ステップS401)。
印刷開始指示を受けると、ドライバ機能302は、印刷データを生成して、この印刷データをランゲージモニタ機能303に与える(ステップS402)。
ランゲージモニタ機能303は、印刷データを構成する複数のページについて、1ページ毎に送信処理を実行する(1ページ送信処理:ステップS403)。なお、この1ページ送信処理については、図6を参照して後述する。
続いて、ランゲージモニタ機能303は、印刷データうちに未送信のページがあるか否かを判定する(ステップS404)。未送信のページがあると(ステップS404において、YES)、ランゲージモニタ機能303は、前述のようにして、印刷装置20を監視して、印刷装置20が印刷を中止したか否かを確認する(ステップS405)。
なお、ステップS404において、未送信のページが存在しないと(ステップS404において、NO)、システム制御部101は印刷実行処理を終了する。
印刷装置20が印刷を中止していると(ステップS405において、YES)、システム制御部101は、印刷実行処理を終了する。
一方、印刷装置20が印刷を中止していなければ(ステップS405)において、NO)、システム制御部101は、ステップS403に戻って印刷実行処理を継続する。
図6は、図1に示す情報処理装置10における1ページ送信処理の第1の例を説明するためのフローチャートである。
図2、図3、及び図6を参照して、図5で説明したステップS403で処理される1ページ送信処理では、まず、ランゲージモニタ機能303によって、システム制御部101は、送信中のページにおいて、未送信の印刷データ(未送信データ)があるか否かを確認する(ステップS501)。
そして、未送信の印刷データがあると(ステップS501において、YES)、システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303が、無線通信制御機能304及び無線通信制御機能311によって、印刷装置20の記憶装置であるRAM203内にある印刷データ受信用領域が満杯になったか否かを確認する(ステップS502)。
印刷データ受信用領域が満杯でないと(ステップS502において、NO)、システム制御部101は、ランゲージモニタ機能303によって、印刷データを予め規定されたパケット単位で送信する(パケット送信:ステップS503)。そして、システム制御部101は、ステップS501に戻って、1ページ送信処理を続行する。
一方、ステップS502において、印刷データ受信用領域が満杯あると(ステップS502において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が無線通信制御機能304に電波強度の問い合わせを行って、現在の電波強度(回線状況)を取得する(ステップS504)。
システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303は、上述のようにして取得した電波強度が、予め設定された閾値(電波強度閾値)以下であるか否かを判定する(ステップS505)。なお、図示の例では、この電波強度閾値は、ドライバ機能302によって、キーボード/マウス130からユーザが設定できるものである。
電波強度が電波強度閾値以下であると(ステップS505において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20に対して印刷実行指示の停止を示す印刷実行差し止めを通知する(ステップS506)。
なお、このステップS506は、印刷実行差し止めが初めて(初回)である場合にのみ実行される。この結果、印刷装置20は、電波強度が電波強度閾値以下であっても、印刷の停止をしないことがある。つまり、印刷を実行することがある。
続いて、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20の状態を監視して、印刷装置20が印刷を実行又は中止したか否かを判定する(ステップS507)。
そして、印刷装置20が印刷を実行又は中止すると(ステップS507において、YES)、システム制御部101は1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
一方、印刷装置20が印刷を実行又は中止しないと(ステップS507において、NO)、システム制御部101は、ステップS504の処理に戻って、電波強度の取得を実行することになる。
ステップS505において、電波強度が電波強度閾値を越えていると(ステップS505において、NO)、システム制御部101においては、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20に対して印刷実行指示を通知して、システム制御部101は、1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
なお、ステップS501において、未送信の印刷データがなければ(ステップS501において、NO)、システム制御部101は、ステップS508に移行し、ランゲージモニタ機能303によって印刷装置20に対して印刷実行指示を通知する。
図7は、図1に示す印刷装置20における1ページの印刷データを印刷する1ページ印刷処理の第1の例を説明するためのフローチャートである。
図3、図4、及び図7を参照して、システム制御部201において、コントローラ制御機能312は、無線通信制御機能311を監視して、無線通信部207を介して情報処理装置10から印刷データを受信したか否かを確認する(ステップS601)。
印刷データを受信していると(ステップS601において、YES)、コントローラ制御機能312は、受信した印刷データを記憶装置であるRAM203に格納する(ステップS602)。そして、システム制御部201は、後述するステップS608の処理に移行する。
一方、ステップS601において、印刷データを受信していないと(ステップS601において、NO)、システム制御部201では、コントローラ制御機能312が、情報処理装置10から印刷実行指示を受信したか否かを確認する(ステップS603)。
ここで、印刷データが受信できない状態とは、例えば、情報処理装置10から印刷データを送信したにも拘わらず、電波強度の低下又は通信速度の低下等に原因により一時的に印刷データが受信できない状態である。
ステップS603において、印刷実行指示を受信していないと(ステップS603において、NO)、コントローラ機能312は、情報処理装置10から印刷実行差し止めを受信したか否かを確認する(ステップS604)。
印刷実行差し止めを受信していれば(ステップS604において、YES)、システム制御部201は、コントローラ制御機能312によって、予め定められたタイムアウト時間の計測を開始する(ステップS605)。そして、システム制御部201は、ステップS601に戻って、1ページ印刷処理を続行する。
一方、印刷実行差し止めを受信していないと(ステップS605において、NO)、システム制御部201では、コントローラ制御機能312が、予め定められたタイムアウト時間の計測を開始してから一定時間が経過したか否かを確認する。つまり、コントローラ機能312は、タイムアウト時間が経過したか否かを確認する(ステップS606)。
タイムアウト時間が経過していないと(ステップS606において、NO)、システム制御部201は、ステップS601に戻って、1ページ印刷処理を続行する。
タイムアウト時間が経過していると(ステップS606において、YES)、システム制御部201において、コントローラ制御機能312が、エンジン制御機能313に対して印刷の実行を指示する。これによって、エンジン制御機能313が、エンジン部208を制御して印刷を実行する(ステップS607)。
その後、コントローラ制御機能312は、1ページ分の印刷データを全て受信して、印刷を実行したか否かを確認する(ステップS608)。そして、1ページ分の印刷データを全て受信して、印刷を実行していれば(ステップS608において、YES)、システム制御部201は、1ページ印刷処理を終了する。
一方、1ページ分の印刷データを全て受信して、印刷を実行していなければ(ステップS608において、NO)、システム制御部201は、ステップS601に戻って、1ページ印刷処理を続行する。
前述のステップS603において、印刷実行指示を受信していれば(ステップS603において、YES)、コントローラ制御機能312は、ステップS607に移行して、印刷を実行する。
このようにして、上記の例においては、未送信の印刷データがあって、かつ電波強度が電波強度閾値以下である場合には、情報処理装置10は、印刷実行差し止めを通知するようにしたので、つまり、印刷実行指示を通知することなく、印刷実行差し止め通知を送信するようにしたので、電波強度が電波強度閾値を越えて回復するか又は差し止め後タイムアウト時間で規定される一定時間経過するまで、印刷の実行が差し控えられることになって、アンダーラン等の不都合を回避することができる。
そして、電波強度が正常の場合、つまり、電波強度が、常に電波強度閾値を越えている場合には、図6に示すステップS506及びS507は行われない。このため、図7に示すステップS604、S605、及びS606が行われることはない。つまり、印刷実行指示が差し止められることなく1ページ印刷処理が進むことになる。
一方、電波強度が異常の場合、つまり、印刷実行指示を通知するタイミングにおいて、電波強度が電波強度閾値以下である場合には、前述のS506及びS507とステップS604、S605、及びS606とが実行されることになる。これによって、印刷実行の差し止め及びこの差し止めを解除するための処理(タイムアウト時間の経過による印刷実行)が実行されることになる。
図8は、図1に示す情報処理装置10における1ページ送信処理の第2の例を説明するためのフローチャートである。
図2、図3、及び図8を参照して、まず、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303によって、送信中のページにおいて、未送信の印刷データがあるか否かを確認する(ステップS701)。
そして、未送信の印刷データがあると(ステップS701において、YES)、システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303が、無線通信制御機能304及び無線通信制御機能311によって、印刷装置20の記憶装置であるRAM203内にある印刷データ受信用領域が満杯になったか否かを確認する(ステップS702)。
印刷データ受信用領域が満杯でないと(ステップS702において、NO)、システム制御部101は、ランゲージモニタ機能303によって、印刷データを予め規定されたパケット単位で送信する(パケット送信:ステップS703)。そして、システム制御部101は、ステップS701に戻って、1ページ送信処理を続行する。
一方、ステップS702において、印刷データ受信用領域が満杯あると(ステップS702において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、無線通信制御機能304に電波強度の問い合わせを行って、現在の電波強度を取得する(ステップS704)。
システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303は、上述のようにして取得した電波強度が電波強度閾値以下であるか否かを判定する(ステップS705)。なお、図示の例では、この電波強度閾値は、ドライバ機能302によってキーボード/マウス130からユーザが設定できるものである。
電波強度が電波強度閾値以下であると(ステップS705において、YES)、ランゲージモニタ機能303によって、送信中ページにおいて未送信の印刷データの量が予め定められたデータ設定値以下であるか否かを判定する(ステップS706)。
なお、図示の例では、このデータ設定値は、ドライバ機能302によってキーボード/マウス130からユーザが設定できるものである。
未送信の印刷データの量が、データ設定値を越えていると(ステップS706において、NO)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20に対して印刷実行指示停止を示す印刷実行差し止めを通知する(ステップS707)。
なお、このステップS707は、印刷実行差し止めが初めて(初回)である場合にのみ実行される。この結果、印刷装置20は、電波強度が電波強度閾値以下であっても、印刷の停止をしないことがある。つまり、印刷を実行することがある。
続いて、ランゲージモニタ機能303は、電波強度が電波強度閾値を越えている際に行われる時間計測を停止する(ステップS708)。そして、ランゲージモニタ機能303は、印刷装置20の状態を監視して、印刷装置20が印刷を実行又は中止したか否かを判定する(ステップS709)。
印刷装置20が印刷を実行又は中止すると(ステップS709において、YES)、システム制御部101は1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
一方、印刷装置20が印刷を実行又は中止しないと(ステップS709において、NO)、システム制御部101は、ステップS704に戻って、前述のように、ランゲージモニタ機能303によって電波強度の取得を行う。
ステップS705において、電波強度が電波強度閾値を越えていると(ステップS705において、NO)、システム制御部101は、ランゲージモニタ機能303によって、後述の時間計測が開始され、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS710)。
所定の時間が経過していないと(ステップS710において、NO)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303によって、送信中ページにおいて印刷実行差し止めが通知されているか否かを判定する(ステップS711)。
そして、印刷実行差し止めの通知がされていると(ステップS711において、YES)、ランゲージモニタ機能303によって、システム制御部101は、電波強度が電波強度閾値以下となっている場合には、電波強度の回復に要するまでの時間の計測を開始する(ステップS712)。そして、システム制御部101は、ステップS709の処理に移行することになる。
ステップS706において、未送信の印刷データの量がデータ設定値以下であると(ステップS706において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷実行指示を印刷装置20に対して送信する(ステップS713)。そして、システム制御部101は、1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
なお、ステップS701において、未送信の印刷データがなければ(ステップS701において、NO)、システム制御部101は、ステップS713の処理に移行し、ランゲージモニタ機能303によって、印刷装置20に対して印刷実行指示を通知する。
また、ステップS710において、所定の時間が経過している場合(ステップS710において、YES)、ステップS711において、印刷実行差し止めの通知がされていない場合(ステップS711において、NO)には、システム制御部101は、ステップS713の処理に移行し、ランゲージモニタ機能303によって印刷装置20に対して印刷実行指示を通知する。
上述のように、図8に示す1ページ送信処理においては、電波強度が電波強度閾値以下である場合においても、未送信の印刷データの量がデータ設定値以下であれば、印刷実行指示を行うようにしている。そして、電波強度が所定の時間、電波強度閾値を越えないと回復と看做さず、所定の時間が経過すると、つまり、タイムアウトすると印刷を中止するようにしている。
図9は、図1に示す印刷装置20における1ページの印刷データを印刷する1ページ印刷処理の第2の例を説明するためのフローチャートである。
図2、図4、及び図9を参照して、システム制御部201において、コントローラ制御機能312は、無線通信制御機能311を監視して、無線通信部207を介して情報処理装置10から印刷データを受信したか否かを確認する(ステップS801)。
印刷データを受信していると(ステップS801において、YES)、コントローラ制御機能312は、受信した印刷データを記憶装置であるRAM203に格納する(ステップS702)。そして、システム制御部201は、後述するステップS809の処理に移行する。
一方、ステップS801において、印刷データを受信していないと(ステップS801において、NO)、システム制御部201では、コントローラ制御機能312が情報処理装置10から印刷実行指示を受信したか否かを確認する(ステップS803)。
ここで、印刷データが受信できない状態とは、例えば、情報処理装置10から印刷データを送信したにも拘わらず、電波強度の低下又は通信速度の低下等に原因により一時的に印刷データが受信できない状態である。
ステップS803において、印刷実行指示を受信していないと(ステップS803において、NO)、コントローラ機能312は、情報処理装置10から印刷実行差し止めを受信したか否かを確認する(ステップS804)。
印刷実行差し止めを受信していれば(ステップS804において、YES)、システム制御部201は、コントローラ制御機能312によって、予め定められたタイムアウト時間の計測を開始する(ステップS805)。そして、システム制御部201は、ステップS801の処理に戻って、1ページ印刷処理を続行する。
一方、印刷実行差し止めを受信していないと(ステップS805において、NO)、システム制御部201では、コントローラ制御機能312が、予め定められたタイムアウト時間の計測を開始してから所定の定時間が経過したか否かを確認する。つまり、コントローラ機能312は、タイムアウト時間が経過したか否かを確認する(ステップS806)。
タイムアウト時間が経過していないと(ステップS806において、NO)、システム制御部201は、ステップS801の処理に戻って、1ページ印刷処理を続行する。
タイムアウト時間が経過していると(ステップS806において、YES)、システム制御部201において、コントローラ制御機能312がエンジン制御機能313に対して、印刷の中止を指示する(ステップS807)。
その後、コントローラ制御機能312は、1ページ分の印刷データを全て受信して、印刷を実行したか又は印刷中止であるか否かを確認する(ステップS809)。そして、1ページ分の印刷データを全て受信して、印刷の実行又は印刷の中止を行っていれば(ステップS809において、YES)、システム制御部201は、1ページ印刷処理を終了する。
一方、1ページ分の印刷データを全て受信して、印刷の実行又は印刷の中止をおこなっていなければ(ステップS809において、NO)、システム制御部201は、ステップS801の処理に戻って、1ページ印刷処理を続行する。
前述のステップS803において、印刷実行指示を受信していれば(ステップS803において、YES)、システム制御部201において、コントローラ制御機能312は、ステップS807の処理に移行して、印刷を実行する。そして、コントローラ制御機能312は、ステップS809の処理に移行する。
このようにして、上記の例においては、未送信の印刷データがあって、かつ電波強度が電波強度閾値以下である場合には、情報処理装置10は印刷実行差し止めを通知する。つまり、印刷実行指示を通知することなく、印刷実行差し止め通知を発行する。そして、所定の時間が経過するまでに、電波強度が電波強度閾値を越えて回復すると印刷を実行し、印刷実行差し止め後、所定の時間が経過すると、印刷を中止するようにしている。従って、アンダーラン等の不都合を回避することができる。
そして、電波強度が正常の場合、つまり、電波強度が、常に電波強度閾値を越えている場合には、図8に示すステップS706〜S509及びステップS712は行われない。このため、図9に示すステップS804〜S807が行われることはない。つまり、印刷実行指示が差し止められることなく1ページ印刷処理が進むことになる。
一方、電波強度が異常の場合、つまり、印刷実行指示を通知するタイミングにおいて、電波強度が電波強度閾値以下である場合には、前述のS706〜S509及びステップS712とステップS804〜S807とが実行されることになる。これによって、印刷実行の差し止め及びこの差し止めを解除するための処理が行われることになる。
図10は、図1に示す情報処理装置10における1ページ送信処理の第3の例を説明するためのフローチャートである。
図2、図3、及び図10を参照して、まず、ランゲージモニタ機能303によって、システム制御部101は、送信中のページにおいて、未送信の印刷データがあるか否かを確認する(ステップS901)。
そして、未送信の印刷データがあると(ステップS901において、YES)、システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303が、無線通信制御機能304及び無線通信制御機能311によって、印刷装置20の記憶装置であるRAM203内にある印刷データ受信用領域が満杯になったか否かを確認する(ステップS902)。
印刷データ受信用領域が満杯でないと(ステップS902において、NO)、システム制御部101は、ランゲージモニタ機能303によって、印刷データを予め規定されたパケット単位で送信する(パケット送信:ステップS903)。そして、システム制御部101は、ステップS901の処理に戻って、1ページ送信処理を続行する。
一方、ステップS902において、印刷データ受信用領域が満杯あると(ステップS902において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、無線通信制御機能304に通信速度の問い合わせを行って、現在の通信速度(回線状況)を取得する(ステップS904)。
続いて、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303によって、印刷装置20に問い合わせを行い、送信中ページに関する印刷速度を取得する(ステップS905)。そして、ランゲージモニタ機能303は、次のようにして閾値(通信速度閾値)を算出する(ステップS906)。
通信速度閾値の算出は、例えば、次のようにして行われる。まず、印刷速度に基づいて1ページの印刷に要する印刷時間が算出される。例えば、印刷速度が20ppmであると、1ページの印刷にかかる時間は(1÷20×60)=3秒と算出される。
続いて、送信中ページにおける未送信の印刷データ量を、1ページの印刷にかかる時間で割り算する。例えば、未送信の印刷データ量が3KBなら、3KB÷3秒=1KB/秒と算出される。この除算値が、未送信の印刷データ量を印刷に間に合うよう転送するために必要な通信速度、つまり、通信速度閾値となる。
システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303は、上述のようにして取得した通信速度が通信速度閾値以下であるか否かを判定する(ステップS907)。通信速度が通信速度閾値以下であると(ステップS907において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20に対して印刷実行指示の停止を示す印刷実行差し止めを通知する(ステップS908)。
なお、このステップS506は、印刷実行差し止めが初めて(初回)である場合にのみ実行される。この結果、印刷装置20は、通信速度が通信速度閾値以下であっても、印刷の停止をしないことがある。つまり、印刷を実行することがある。
続いて、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20の状態を監視して、印刷装置20が印刷を実行又は中止したか否かを判定する(ステップS909)。
そして、印刷装置20が印刷を実行又は中止すると(ステップS909において、YES)、システム制御部101は1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
一方、印刷装置20が印刷を実行又は中止しないと(ステップS909において、NO)、システム制御部101は、ステップS904の処理に戻って、ランゲージモニタ機能303によって通信速度を取得する。
ステップS907において、通信速度が通信速度閾値を越えていると(ステップS907において、NO)、システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20に対して印刷実行指示を通知して(ステップS910)、システム制御部101は、1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
なお、ステップS901において、未送信の印刷データがなければ(ステップS901において、NO)、システム制御部101は、ステップS910の処理に移行し、ランゲージモニタ機能303によって印刷装置20に対して印刷実行指示を通知する。
このようにして、図10に示す例では、未送信の印刷データがあり、かつ通信速度が通信速度閾値以下であると、印刷実行差し止めの通知を行い、通信速度が通信速度閾値を越えると、印刷の実行が差し控えられることになって、その結果、アンダーラン等の不都合を回避することができる。
そして、通信速度が正常の場合、つまり、通信速度が、常に通信速度閾値を越えている場合には、図10に示すステップS908及びS909は行われない。つまり、印刷実行指示が差し止められることなく処理が進むことになる。
一方、通信速度に異常がある場合には、つまり、印刷実行指示を通知するタイミングにおいて、通信速度が通信速度閾値以下である場合には、前述のS908及びS909が実行されることになる。これによって、印刷実行の差し止め及びこの差し止めを解除するための処理が行われることになる。
なお、図10に示す例では、電波強度の代わりに通信速度を用いて、この通信速度に応じて印刷実行差し止めの通知を行い、通信速度閾値、印刷装置20における印刷速度に応じて自動的に算出するようにしている。
図11は、図1に示す情報処理装置10における1ページ送信処理の第4の例を説明するためのフローチャートである。
図2、図3、及び図11を参照して、まず、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303によって、送信中のページにおいて、未送信の印刷データがあるか否かを確認する(ステップS1001)。
そして、未送信の印刷データがあると(ステップS1001において、YES)、システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303が無線通信制御機能304及び無線通信制御機能311によって、印刷装置20の記憶装置であるRAM203内にある印刷データ受信用領域が満杯になったか否かを確認する(ステップS1002)。
印刷データ受信用領域が満杯でないと(ステップS1002において、NO)、システム制御部101は、ランゲージモニタ機能303によって、印刷データを予め規定されたパケット単位で送信する(パケット送信:ステップS1003)。そして、システム制御部101は、ステップS1001に戻って、1ページ送信処理を続行する。
一方、ステップS1002において、印刷データ受信用領域が満杯あると(ステップS1002において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が無線通信制御機能304に通信速度の問い合わせを行って、現在の通信速度を取得する(ステップS1004)。
続いて、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303によって印刷装置20に問い合わせを行い、送信中ページに関する印刷速度を取得する(ステップS1005)。そして、ランゲージモニタ機能303は、図10に関連して説明したようにして、通信速度に係る閾値を通信速度閾値として算出する(ステップS1006)。
システム制御部101において、ランゲージモニタ機能303は、上述のようにして取得した通信速度が通信速度閾値以下であるか否かを判定する(ステップS1107)。
通信速度が通信速度閾値以下であると(ステップS1007において、YES)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷装置20に対して印刷実行指示の停止を示す印刷実行差し止めを通知する(ステップS1008)。
なお、このステップS1008は、印刷実行差し止めが初めて(初回)である場合にのみ実行される。この結果、印刷装置20は、通信速度が通信速度閾値以下であっても、印刷の停止をしないことがある。つまり、印刷を実行することがある。
続いて、ランゲージモニタ機能303は、通信速度が通信速度閾値を越えている際に行われる時間計測を停止して(ステップS1009)、印刷装置20の状態を監視して、印刷装置20が印刷を実行又は中止したか否かを判定する(ステップS1010)。
そして、印刷装置20が印刷を実行又は中止すると(ステップS1010において、YES)、システム制御部101は、1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
一方、印刷装置20が印刷を実行又は中止しないと(ステップS1010において、NO)、システム制御部101は、ステップS1004の処理に戻って、ランゲージモニタ機能303によって通信速度の取得を行う。
ステップS1007において、通信速度が通信速度閾値を越えていると(ステップS1007において、NO)、システム制御部101は、ランゲージモニタ機能303によって、後述の時間計測が開始され、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS1011)。
所定の時間が経過していないと(ステップS1011において、NO)、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303によって、送信中ページにおいて印刷実行差し止めが通知されているか否かを判定する(ステップS1012)。そして、印刷実行差し止めの通知がされていると(ステップS1012において、YES)、ランゲージモニタ機能303によって、システム制御部101は、通信速度が通信速度閾値以下となっている場合には、通信速度の回復に要するまでの時間の計測を開始する(ステップS1013)。そして、システム制御部101は、ステップS1010の処理に移行する。
ステップS1011において、所定の時間が経過している場合(ステップS1011において、YES)、ステップS1012において、印刷実行差し止めの通知がされていない場合(ステップS1012において、NO)には、システム制御部101では、ランゲージモニタ機能303が、印刷実行指示を印刷装置20に対して通知する(ステップS1014)。そして、システム制御部101は、1ページ送信処理を終了する(つまり、図4に示すステップS404に移行する)。
なお、ステップ1001において、未送信の印刷データがなければ(ステップS1001において、NO)、システム制御部101は、ステップS1014の処理に移行し、ランゲージモニタ機能303によって印刷装置20に対して印刷実行指示を通知する。
上述のように、図11に示す1ページ送信処理においては、未送信の印刷データがあり、かつ通信速度が通信速度閾値以下であると、印刷実行差し止めの通知を行っている。そして、通信速度が通信速度閾値を越えるか又は印刷の差し止め後一定時間経過するまで、印刷の実行が差し控えられることになって、この結果、アンダーラン等の不都合を回避することができる。
通信が正常の場合、つまり、通信速度が、常に通信速度閾値を越えている場合には、図11に示すステップS1008〜S1010及びS1013は行われない。つまり、印刷実行指示が差し止められることなく処理が進むことになる。
一方、通信速度に異常がある場合には、つまり、印刷実行指示を通知するタイミングにおいて、通信速度が通信速度閾値以下である場合には、前述のステップS1008〜S1010及びS1013が実行されることになる。これによって、印刷実行の差し止め及びこの差し止めを解除するための処理が行われることになる。
なお、図11に示す例では、電波強度の代わりに通信速度を用いて、この通信速度に応じて印刷実行差し止めの通知を行い、印刷装置20における印刷速度に応じて自動的に算出するようにしている。
そして、通信速度が所定の時間、通信速度閾値を越えないと回復と看做さず、所定の時間が経過すると、つまり、タイムアウトすると印刷を中止するようにしている。
なお、上述の説明から明らかなように、前述のステップS504又はステップS904が、無線回線30の回線状況を検出する回線状況検出手段として機能することになる。また、ステップS503又はステップS903が、無線回線30を介して印刷データを送信する印刷データ送信手段として機能する。そして、ステップS508又はステップS910が、印刷装置20に対して無線回線30を介して送信した印刷データの印刷実行を指示する印刷実行指示手段として機能する。
さらに、ステップS505及びS506又はステップS907及びS908が、検出した回線状況に応じて、印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作を差し止める印刷実行指示制御手段として機能することになる。
また、前述のステップS706が、検出した回線状況に対応する値が予め規定された閾値以下である場合であっても、印刷データ送信手段による送信が未だ行われていない印刷データの量が予め定めたデータ設定値以下である場合は、印刷実行指示制御手段が印刷実行指示の動作の差し止めを行わない機能に相当する。
前述のステップS505及びS508又はステップS907及びS910が、印刷実行指示制御手段によって印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、検出した回線状況に対応する値が予め規定された閾値を越える場合に、印刷実行指示制御手段が印刷実行指示の動作の差し止めを解除して当該印刷実行指示を行わせる機能に相当する。
前述のステップS705、S710、S711、S712、及びS713又はステップS1007、S1011、S1012、S1013、及びS1014が、印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、検出した回線状況に対応する値が閾値を越える状態が所定の時間継続する場合に、印刷実行指示制御手段が印刷実行指示の動作の差し止めを解除して当該印刷実行指示を行わせる機能に相当する。
前述のステップS606及びS607が、印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、所定の時間が経過する場合に、印刷実行指示制御手段が印刷実行指示の動作の差し止めを解除して当該印刷実行指示を行わせる機能に相当する。
前述のステップS806及びS807が、印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、所定の時間が経過する場合に、印刷処理を中止する強制印刷中止手段として機能する。
そして、前述のステップS905が、印刷装置20における印刷速度を取得する印刷速度取得手段として機能し、ステップS906が印刷データ送信手段による送信が未だ行われていない印刷データの量と印刷速度とに応じて通信速度の閾値を算出する閾値算出手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態の機能を制御方法として用いて、情報処理装置10を制御するようにしてもよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、情報処理装置10が備えるマイクロプロセッサ等のコンピュータに実行させるようにしてもよい。
さらには、この制御プログラムが格納された記録媒体から、制御プログラムをマイクロプロセッサ等のコンピュータに読み込ませて、当該プログラムを実行させても、同様な効果を実現できる。
制御プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリが用いられる。また、制御プログラムを供給する際には、コンピュータネットワーク上のサーバに当該プログラムを記憶し、クライアントコンピュータがこのプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
10A 印刷システム
10 情報処理装置
20 印刷装置
30 無線回線
101,201 システム制御部
107,207 無線通信部
303 ランゲージモニタ機能
304,311 無線通信制御機能
312 コントローラ制御機能

Claims (12)

  1. 無線回線を介して印刷装置と接続される情報処理装置であって、
    前記無線回線の回線状況を検出する回線状況検出手段と、
    前記印刷装置に対して印刷データを送信する印刷データ送信手段と、
    前記印刷装置に対して前記送信した印刷データの印刷実行を指示する印刷実行指示手段と、
    前記検出した回線状況に応じて、前記印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作を差し止める印刷実行指示制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記印刷実行指示制御手段は、前記検出した回線状況に対応する値が予め規定された閾値以下である場合に、前記印刷実行指示の動作を差し止めることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記検出した回線状況に対応する値が前記予め規定された閾値以下である場合であっても、前記印刷データ送信手段による送信が未だ行われていない印刷データの量が予め定めたデータ設定値以下である場合は、前記印刷実行指示制御手段は、前記印刷実行指示の動作の差し止めを行わないことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記印刷実行指示制御手段によって前記印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、前記検出した回線状況に対応する値が前記予め規定された閾値を越える場合に、前記印刷実行指示制御手段は、前記印刷実行指示の動作の差し止めを解除して当該印刷実行指示を行わせることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  5. 前記印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、前記検出した回線状況に対応する値が前記閾値を越える状態が所定の時間継続する場合に、前記印刷実行指示制御手段は、前記印刷実行指示の動作の差し止めを解除して当該印刷実行指示を行わせることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  6. 前記印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、所定の時間が経過する場合に、前記印刷実行指示制御手段は、前記印刷実行指示の動作の差し止めを解除して当該印刷実行指示を行わせることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  7. 前記印刷実行指示手段による印刷実行指示の動作が差し止められた後、所定の時間が経過する場合に、印刷処理を中止する強制印刷中止手段を有することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  8. 前記回線状況検出手段は、前記回線状況として電波強度を取得し、前記予め規定された閾値は電波強度の閾値であることを特徴とする請求項2〜7いずれか1項記載の情報処理装置。
  9. 前記回線状況検出手段は、前記回線状況として通信速度を取得し、前記予め規定された閾値は通信速度の閾値であることを特徴とする請求項2〜7いずれか1項記載の情報処理装置。
  10. 前記印刷装置における印刷速度を取得する印刷速度取得手段と、
    前記印刷データ送信手段による送信が未だ行われていない印刷データの量と前記印刷速度とに応じて前記通信速度の閾値を算出する閾値算出手段とを有することを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
  11. 無線回線を介して印刷装置と接続される情報処理装置の制御方法であって、
    前記無線回線の回線状況を検出する回線状況検出ステップと、
    前記印刷装置に対して印刷データを送信する印刷データ送信ステップと、
    前記印刷装置に対して前記送信した印刷データの印刷実行を指示する印刷実行指示ステップと、
    前記検出した回線状況に応じて、前記印刷実行指示ステップにおける印刷実行指示の動作を差し止める印刷実行指示制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  12. 無線回線を介して印刷装置と接続される情報処理装置で動作する制御プログラムであって、
    前記無線回線の回線状況を検出する回線状況検出ステップと、
    前記印刷装置に対して印刷データを送信する印刷データ送信ステップと、
    前記印刷装置に対して前記送信した印刷データの印刷実行を指示する印刷実行指示ステップと、
    前記検出した回線状況に応じて、前記印刷実行指示ステップにおける印刷実行指示の動作を差し止める印刷実行指示制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
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