JP2011122540A - 可変容量型圧縮機用制御弁及びその組立方法 - Google Patents

可変容量型圧縮機用制御弁及びその組立方法 Download PDF

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慎太郎 田野
Yoshiyuki Kume
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Abstract

【課題】弁口をポンチで縮径する等の面倒な作業を必要とせずに、吐出圧力Pdに対して吸入圧力Psが水平ないし右肩下がりとなる特性を持たせることができるとともに、プランジャに偏心孔を設けずとも弁棒とプランジャとを直結することができ、もって、加工組立の簡易化、低コスト化等を効果的に図ることのできる可変容量型圧縮機用制御弁及びその組立方法を提供する。
【解決手段】弁棒15が、案内孔19に摺動自在に嵌挿される管状部材15Aと、弁口をその下側から開閉する弁体部15a、中間小径部15b、及び管状部材15Aに内嵌固定される小径内嵌部15uを有する棒状部材15Bとの2部材で構成されて、プランジャ37に実質的に直結されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、カーエアコン等に使用される可変容量型圧縮機用制御弁に係り、特に、吐出圧力Pdに対して吸入圧力Psが水平ないし右肩下がりとなる特性を持つとともに、弁棒とプランジャとが実質的に直結されているタイプの可変容量型圧縮機用制御弁及びその組立方法に関する。
一般に、カーエアコン等に使用される可変容量型圧縮機用制御弁は、圧縮機のクランク室内の圧力Pcを調整すべく、圧縮機(の吐出室)から吐出圧力Pdの冷媒が導入されるとともに、その吐出圧力Pdの冷媒を絞ってクランク室へ導出するようにされ、このクランク室への導出量(絞り量)を、圧縮機の吸入圧力Psに応じて制御するようになっており、下記特許文献1、2等にも見られるように、電磁式アクチュエータ(ソレノイド)を用いたものが種々提案ないし実用に供されている。
かかる可変容量型圧縮機用制御弁の従来例を図4に示し、これを簡単に説明する(詳細は特許文献1を参照)。図示の制御弁5は、弁本体20と、該弁本体20に摺動自在に保持された弁棒15と、電磁式アクチュエータ30と、を備える。
前記弁棒15は、その上部に作動棒14が一体に連設され、上側(前記作動棒14側)から順次、前記弁本体20に設けられた案内孔19に摺動自在に嵌挿される摺動嵌挿部15c、該摺動嵌挿部15cより小径の中間小径部15b、及び前記摺動嵌挿部15cより大径の弁体部15aを有する。
前記弁本体20は、前記案内孔19の他に、前記弁体部15aがその下端部(弁シート部22a)に接離する弁口22が設けられた弁室21を有し、この弁室21の外周部(弁口22より上流側)に圧縮機から吐出圧力Pdの冷媒を導入するための複数のフィルタ25A付き吐出圧冷媒導入口25が設けられるとともに、弁口22の下方(下流側)に圧縮機のクランク室に連通する冷媒(圧力Pc)出口26が設けられている。
前記電磁式アクチュエータ30は、通電励磁用のコネクタ部31を有するコイル32、該コイル32の内周側に配在された円筒状のステータ33、該ステータ33の下端部内周に圧入固定された断面凹字状の吸引子34、ステータ33の下端部外周(段差部)にその上端部がTIG溶接により接合された鍔状部35a付きパイプ35、吸引子34の下方でパイプ35の内周側に上下方向に摺動自在に配在されたプランジャ37、及び、前記コイル32の外周を覆うように配在された有底穴付き円筒状のハウジング60を備えている。
また、前記ステータ33の上部には、六角穴付きの調節ねじ65が螺合せしめられ、ステータ33の内周側における前記調節ねじ65と吸引子34との間には、圧縮機の吸入圧力Psが導入される感圧室45が形成され、この感圧室45には感圧応動部材としての、ベローズ41、逆凸字状の上ストッパ42、逆凹字状の下ストッパ43、及び圧縮コイルばね44からなるベローズ本体40が配在され、さらに、ベローズ本体40と吸引子34との間には、ベローズ本体40を収縮させる方向(調節ねじ65側に圧縮する方向)に付勢する圧縮コイルばね46が配在されている。
また、前記弁棒15と一体の作動棒14部分は、その上部小径部14aが前記吸引子34を貫通するようになっていて、ベローズ本体40の下ストッパ43(の逆凹部)とプランジャ37(の凹部37c)との間に配在されている。ここでは、弁棒15の摺動嵌挿部15cと作動棒14の大径部14b(弁棒15の摺動嵌挿部15cと同径)との境目部分に環状溝部(小径部)15dが設けられるとともに、プランジャ37の凹穴37gの底部に設けられた係止部38が前記環状溝部15dに嵌合せしめられていて、作動棒14と弁棒15とプランジャ37の三者が一体的に昇降せしめられるようになっている。このように作動棒14と弁棒15とプランジャ37とを直結することにより、弁棒15がロックする等の作動不良を生じ難くできる。
さらに、吸引子34とプランジャ37(の凹部37b)との間には、プランジャ37を介して弁棒15を下方(開弁方向)に付勢する圧縮コイルばねからなる開弁ばね47が配在されている。
一方、前記弁本体20の上部中央には、プランジャ37の最下降位置を規制するための凸状ストッパ部28が突設され、この凸状ストッパ部28の内周中央部分に、前記案内孔19が形成されている。また、前記プランジャ37と弁本体20の上部外周(凸状ストッパ部28外周)との間には、圧縮機の吸入圧力Psの冷媒が導入される吸入圧冷媒導入室23が形成されるとともに、その外周側に複数個の吸入圧冷媒導入口27が形成され、この吸入圧冷媒導入口27から吸入圧冷媒導入室23に導入された吸入圧力Psは、プランジャ37の外周に形成された縦溝37a、37a、…や吸引子34に形成された連通孔39等を介して前記感圧室45に作用するようになっている。
このような構成とされた制御弁5においては、コイル32、ステータ33及び吸引子34からなるソレノイド部が通電励磁されると、吸引子34にプランジャ37が引き寄せられ、これに伴い、弁棒15が上方(閉弁方向)に移動せしめられる。一方、圧縮機から吸入圧導入口27に導入された吸入圧力Psは感圧室45に導入され、ベローズ本体40(内部は真空圧)は感圧室45の圧力(吸入圧力Ps)に応じて伸縮変位(吸入圧力Psが高いと収縮、低いと伸張)し、該変位が弁棒15に伝達され、それによって、弁開度(弁リフト量)が調整される。すなわち、弁開度は、コイル32、ステータ33及び吸引子34からなるソレノイド部によるプランジャ37の吸引力と、ベローズ本体40の付勢力と、開弁ばね47による付勢力と、弁棒15に対する吐出圧力Pdによる開弁方向荷重と閉弁方向荷重とによって決定され、その弁開度に応じて、吐出圧冷媒導入口25から弁室21に導入された吐出圧力Pdの冷媒の絞り量、つまり、クランク室への導出量(絞り量)が調整される。言い換えれば、弁開度に応じて、冷媒出口26側の圧力、すなわち、クランク室内の圧力Pcが制御され、これに伴い、圧縮機の斜板の傾斜角度及びピストンのストロークが調整されて、吐出量が増減される。
ここで、一般に、弁口22を弁体部15aでその下側から開閉するようにされている上記した如くの制御弁5では、弁組立上の便宜を図るため、弁棒15の摺動嵌挿部15cの外径より弁口22の口径が大きくされ、さらに、弁口22の口径より弁体部15aの外径が大きくされる。
ところが、このように各部の径を設定すると、弁棒15に対する吐出圧力Pdによる開弁方向荷重より閉弁方向荷重が小さくなり、図3にPd−Ps特性が破線Bで示されているように(電磁式アクチュエータ30のコイル32に供給される電流値Iは一定)、吐出圧力Pdが高くなるに従い、出口圧力Pcひいては吸入圧力Ps(圧縮機の使用上、出口圧力Pcと吸入圧力Psとは略等しくなる)も高く(右肩上がりに)なる傾向があり、これが制御に悪影響を及ぼす(制御精度の低下等を招く)という問題があった。
そこで、上記問題を解消すべく、前記制御弁5では、次のような改良が施されている。
すなわち、制御弁5は、弁組立前においては、図5(A)に示される如くに、弁組立上の便宜を図るため、弁口22は、弁棒15の摺動嵌挿部15cをその下側から挿通し得るように、その口径Daが弁棒15の摺動嵌挿部15cの外径Dbより僅かに大きくされ、また、弁口22をその下側から弁体部15aで開閉するため(弁口22の下端部に設けられた弁シート部22aに弁体部15aが接離するように)、弁体部15aの外径Dcが弁口22の口径Daより大きくされている。
そして、弁組立後、つまり、作動棒14及び弁棒15の摺動嵌挿部15cを弁口22を介して案内孔19に挿通・挿入した後に、図5(B)に示される如くに、弁口22の下側の冷媒出口26に円筒状のポンチ80を挿入し、該ポンチ80の上端面に突設された断面が楔状ないし三角形状の環状成形部81で弁口22の下端部(に設けられた弁シート部22aの外周)をその下側から押打することにより、弁口22の下端部(弁シート部22a)を内方にせり出させて絞っている。これにより、内方にせり出されて絞られた弁シート部22aの口径Ddがその上部の口径Daよりも小さく縮径され(Dd<Db<Da<Dc)、弁口22の実効開口面積が減じられる。
このように、弁口22を縮径することにより、弁棒15の摺動嵌挿部15cの外径Db>弁口22の口径Ddとなり、弁棒15に対する吐出圧力Pdによる開弁方向荷重と閉弁方向荷重とを略同等、あるいは、開弁方向荷重より閉弁方向荷重を僅かに大きくすることができる。
このようにされることにより、前記した図3において実線Aで示される如くに、Pd−Ps特性は、吐出圧力Pdが高くなっても、吸入圧力Psは、略一定値を保つか、ないしは、僅かに低くなる傾向を持ち(吐出圧力Pdに対して吸入圧力Psが水平ないし右肩下がりの特性となり)、その結果、吐出圧力Pdによる制御への悪影響を受け難くできる。
特開2008−298013号公報 特開2007−285159号公報
しかしながら、前記した制御弁5においては、吐出圧力Pdに対して吸入圧力Psが水平ないし右肩下がりとなる特性を持たせるためには、作動棒14及び弁棒15の摺動嵌挿部15cを弁口22を介して案内孔19に挿入した後に、弁口22をポンチ等で縮径するという面倒な作業を行なわなければならないという問題があった。
また、弁棒15とプランジャ37とを直結する(一体的に昇降させる)ため、前記特許文献2に開示されているように、プランジャ37に偏心孔37eを設ける必要がある等、加工組立に多大な手間と時間がかかるという問題もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、弁口をポンチで縮径する等の面倒な作業を必要とせずに、吐出圧力Pdに対して吸入圧力Psが水平ないし右肩下がりとなる特性を持たせることができるとともに、プランジャに偏心孔を設けずとも弁棒とプランジャとを直結することができ、もって、加工組立の簡易化、低コスト化等を効果的に図ることのできる可変容量型圧縮機用制御弁及びその組立方法を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る可変容量型圧縮機用制御弁は、基本的には、下から順に弁体部、中間小径部、及び摺動嵌挿部を有する弁棒と、該弁棒の摺動嵌挿部が摺動自在に嵌挿される案内孔と前記弁体部が接離する弁口が設けられた弁室とを有し、圧縮機から吐出圧力(Pd)の冷媒を導入するための吐出圧冷媒入口が前記弁口より上側に設けられるとともに、前記弁口の下側に前記圧縮機のクランク室に連通する冷媒出口が設けられた弁本体と、前記弁棒を弁口開閉方向に駆動するための、コイル、ステータ、吸引子、プランジャ等からなる電磁式アクチュエータと、前記圧縮機の吸入圧力(Ps)に応動して前記弁棒を弁口開閉方向に駆動する感圧応動部材とを備える。
そして、前記弁棒が、前記案内孔に摺動自在に嵌挿される前記摺動嵌挿部に相当する管状部材と、前記弁口をその下側から開閉する弁体部、中間小径部、及び前記管状部材に内嵌固定される小径内嵌部を有する棒状部材とで構成されて、前記プランジャに実質的に直結されていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記管状部材の外径が前記弁口の口径より大きくされる。
他の好ましい態様では、前記吐出圧力(Pd)が高くなっても、前記吸入圧力(Ps)が略一定値を保つか、あるいは、僅かに低くなるように、前記管状部材の外径及び前記弁口の実効開口面積が設定される。
他の好ましい態様では、前記プランジャが前記管状部材を挿通する係止穴を有し、前記管状部材の上端に前記係止穴の周囲に当接する鍔状部が設けられ、前記弁棒を開弁方向に付勢するための付勢部材が前記鍔状部を前記係止穴の周囲に圧接することにより、前記弁棒と前記プランジャが一体化されている。
一方、本発明に係る容量型圧縮機用制御弁の組立方法は、上記した制御弁を組み立てるに当たって、前記棒状部材の小径内嵌部を前記弁口の下側から該弁口を介して前記案内孔に挿入するとともに、前記管状部材を前記プランジャの上側から前記案内孔に挿入することにより、前記管状部材に前記棒状部材の小径内嵌部を圧入等の手法で内嵌固定するようにされる。
本発明に係る可変容量型圧縮機用制御弁及びその組立方法によれば、従来例のように弁口をポンチで縮径する等の面倒な作業を必要とせずに、吐出圧力Pdに対して吸入圧力Psが水平ないし右肩下がりとなる特性を持たせることができるとともに、プランジャに偏心孔を設けずとも弁棒とプランジャとを直結することができ、その結果、加工組立の簡易化、低コスト化等を効果的に図ることができる。
本発明に係る可変容量型圧縮機用制御弁の一実施例を示す縦断面図。 図1に示される制御弁の要部拡大縦断面図。 可変容量型圧縮機用制御弁のPd−Ps特性の説明に供されるグラフ。 従来の可変容量型圧縮機用制御弁の一例を示す縦断面図。 図4に示される制御弁の改良についての説明に供される要部拡大縦断面図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る可変容量型圧縮機用制御弁の一実施例を示す縦断面図、図2は、図1に示される制御弁の要部拡大縦断面図である。図示制御弁1において、前述した図4、5に示される従来例の制御弁5の各部に対応する部分には同一の符号を付して重複説明を省略し、以下においては、相違点を重点的に説明する。
図示実施形態の制御弁1では、弁棒15が、案内孔19に摺動自在に嵌挿される管状部材15A(前記従来例の制御弁5における摺動嵌挿部15cに相当する)と、弁口22をその下側から開閉する弁体部15a、中間小径部15b、及び前記管状部材15Aに圧入等の手法で内嵌固定される小径内嵌部15uを有する棒状部材15Bとの2部材で構成されている。
前記管状部材15Aの上端には鍔状部15vが設けられ、有底円筒状とされたプランジャ37の底部には、前記管状部材15における鍔状部15vより下側部分は通すが鍔状部15vは係止する係止穴37iが形成されている。
前記従来例の制御弁5においては弁棒15と一体となっていた作動棒14は、本実施例では弁棒15と別体となっているが、その下部(大径部14bの下側)には弁棒15の棒状部材15Bの上端部が圧入等の手法で内嵌固定される筒状部14cが設けられ、筒状部14cの下端面は管状部材15Aの鍔状部15vに当接せしめられている。
また、作動棒14の大径部14bには、ばね受け16が外嵌されて前記筒状部14cの上端肩部により係止されており、このばね受け16と吸引子34との間には弁棒15を下方(開弁方向)に付勢する圧縮コイルばねからなる開弁ばね47が配在されている。
開弁ばね47が作動棒14を介して鍔状部15vを係止穴37iの周囲に圧接することで、作動棒14と弁棒15とプランジャ37の三者は実質的に直結されており、それらは一体的に昇降せしめられる。
このように作動棒14と弁棒15とプランジャ37とを直結することにより、弁棒15がロックする等の作動不良を生じ難くできる。
また、本実施例では、管状部材15Aの外径Dbが弁口22の口径Daより大きくされている。言い換えれば、吐出圧力Pdが高くなっても、吸入圧力Psが略一定値を保つか、あるいは、僅かに低くなるように、管状部材15Aの外径及び弁口22の実効開口面積が設定されている。
かかる構成の制御弁1を組み立てるに当たっては、棒状部材15Bの小径内嵌部15uを弁口22の下側から該弁口22を介して案内孔19に挿入し、その上端部をプランジャ37の係止穴37iより上方に突出させるとともに、管状部材15Aをプランジャ37の上側から案内孔19に挿入することにより、管状部材15Aに棒状部材15Bの小径内嵌部15uを圧入等の手法で内嵌固定し、しかる後、作動棒14の筒状部14cを弁棒15の棒状部材15Bの上端部に圧入等の手法で内嵌固定するとともに、筒状部15cの下端面を管状部材15Aの鍔状部15vに当接させる。
このような構成とされた本実施例の可変容量型圧縮機用制御弁1及びその組立方法によれば、従来例のように弁口22をポンチで縮径する等の面倒な作業を必要とせずに、吐出圧力Pdに対して吸入圧力Psが水平ないし右肩下がりとなる特性を持たせることができるとともに、プランジャ37に偏心孔を設けずとも弁棒15とプランジャ17とを直結することができ、その結果、加工組立の簡易化、低コスト化等を効果的に図ることができる。
1 可変容量型圧縮機用制御弁
14 作動棒
15 弁棒
15A 管状部材
15B 棒状部材
15a 弁体部
15b 中間小径部
15u 小径内嵌部
19 案内孔
20 弁本体
21 弁室
22 弁口
30 電磁式アクチュエータ
32 コイル
33 ステータ
37 プランジャ
40 ベローズ本体
45 感圧室
47 開弁ばね(付勢部材)

Claims (5)

  1. 下から順に弁体部、中間小径部、及び摺動嵌挿部を有する弁棒と、該弁棒の摺動嵌挿部が摺動自在に嵌挿される案内孔と前記弁体部が接離する弁口が設けられた弁室とを有し、圧縮機から吐出圧力(Pd)の冷媒を導入するための吐出圧冷媒入口が前記弁口より上側に設けられるとともに、前記弁口の下側に前記圧縮機のクランク室に連通する冷媒出口が設けられた弁本体と、前記弁棒を弁口開閉方向に駆動するための、コイル、ステータ、吸引子、プランジャ等からなる電磁式アクチュエータと、前記圧縮機の吸入圧力(Ps)に応動して前記弁棒を弁口開閉方向に駆動する感圧応動部材とを備えた可変容量型圧縮機用制御弁であって、
    前記弁棒が、前記案内孔に摺動自在に嵌挿される前記摺動嵌挿部に相当する管状部材と、前記弁口をその下側から開閉する弁体部、中間小径部、及び前記管状部材に内嵌固定される小径内嵌部を有する棒状部材と、で構成されて、前記プランジャに実質的に直結されていることを特徴とする可変容量型圧縮機用制御弁。
  2. 前記管状部材の外径が前記弁口の口径より大きくされていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量型圧縮機用制御弁。
  3. 前記吐出圧力(Pd)が高くなっても、前記吸入圧力(Ps)が略一定値を保つか、あるいは、僅かに低くなるように、前記管状部材の外径及び前記弁口の実効開口面積が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量型圧縮機用制御弁。
  4. 前記プランジャが前記管状部材を挿通する係止穴を有し、前記管状部材の上端に前記係止穴の周囲に当接する鍔状部が設けられ、前記弁棒を開弁方向に付勢するための付勢部材が前記鍔状部を前記係止穴の周囲に圧接することにより、前記弁棒と前記プランジャが一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量型圧縮機用制御弁。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の容量型圧縮機用制御弁の組立方法であって、
    前記棒状部材の小径内嵌部を前記弁口の下側から該弁口を介して前記案内孔に挿入するとともに、前記管状部材を前記プランジャの上側から前記案内孔に挿入することにより、前記管状部材に前記棒状部材の小径内嵌部を圧入等の手法で内嵌固定することを特徴とする可変容量型圧縮機用制御弁の組立方法。
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