JP2011121462A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常コードを不揮発性メモリに常時保存でき、異常コードが不揮発性メモリに保存できない設定のまま、車両が市場に出るのを防ぐことができる車両制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明の車両制御装置は、車両制御装置の外部からの異常コードの変更要求を検知し、かつ予め設定された車両走行モードが成立している場合に、不揮発性メモリ104に記憶されている異常コードを変更するので、車両製造中に不揮発性メモリ104に保存された異常コードを車両製造後の検査時に他の情報データに変更できる。本発明では、不揮発性メモリへの異常コードの保存を常時可能としているので、検査時の異常コードに関する作業の間違いが発生しても、市場における異常検出時の異常コードの保存ができ、ユーザへの異常報知が確実に行われる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両制御装置に関し、例えば不揮発性メモリに保存された異常コードを変更する車両制御装置の技術に関する。
車両制御装置(以下、ECU)は、複数の車載センサからの入力に基づき、車両部品やセンサ自身の自己診断を実施している。そして、自己診断において異常判定がなされた場合は、修理目的として、異常部品や異常箇所を特定するための情報データ(以降、異常コード)をメモリに保存するようにしている。さらに、車両整備等でバッテリが外された場合のデータ消失を防止するため、メモリには不揮発性メモリが利用されている。
ところで、近年の車両製造でも、車両製造時の異常部品の摘出や製造ミス防止等の品質チェックにECUの自己診断機能を活用している。このため、車両製造時に異常検出とその修理がなされた場合でも、異常コードを不揮発性メモリに保存することになる。したがって、ユーザや整備者に誤解を与えぬよう車両販売前に不揮発性メモリに保存した自己診断データを消去する必要がある。
例えば、特許文献1には、車両製造時に保存した異常コードを不揮発性メモリに保存しないことを目的として、異常コードを不揮発性メモリに「保存する」か、「保存しない」を判定するフラグを不揮発性メモリ内に設ける技術が開示されている。
この特許文献1の技術によれば、ECU製造時には、前記フラグの設定を「不揮発性メモリに異常コードを保存しない」にしておくことにより、車両製造時に車両部品の接続ミス等が発生し、製造検査にてECUの診断で異常と判定しても、不揮発性メモリに異常コードを保存させないようにしている。そして、製造検査の完了後に、外部ツールを用いて前記フラグの設定を「不揮発性メモリに異常コードを保存する」に変更し、工場出荷後に市場で検出した異常コードを不揮発性メモリに保存可能にしている。
特開2009−59334号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、製造検査の完了後に外部ツールを用いて前記フラグの設定を「不揮発性メモリに異常コードを保存する」に変更する必要がある。したがって、このフラグを変更する機能に不具合が発生した場合や、あるいは、フラグ変更作業手順の間違いによりフラグ変更がなされなかった場合に、市場における異常検出時の異常コードの保存ができない。
したがって、ユーザへの異常報知がなされない(あるいは遅れが生ずる)ことがあり、車両性能の低下が危惧され、また、異常コードに基づいて異常部品や異常箇所を特定することができず、迅速な修理ができないおそれがある。
本発明は、この点を鑑み、常時異常コードを不揮発性メモリに保存することができる技術の提供を目的としている。
上記課題を解決する本発明の車載制御装置によれば、車載部品の診断を行い、異常があると判定した場合に、異常コードを不揮発性メモリに記憶する車両制御装置において、車両制御装置の外部からの異常コードの変更要求を検知し、かつ予め設定された車両走行モードが成立している場合に、不揮発性メモリに記憶されている異常コードを変更する。
したがって、不揮発性メモリへの異常コードの保存に制限は設けず常時許可する。常時許可すると、車両製造時に発生した異常の異常コードを不揮発性メモリに保存することになるが、検査時に異常コードを変更することにより、ユーザの購入時点で異常コードが不揮発性メモリに残存しない状態とすることができる。
異常コードの変更方法は、制御装置外部より不揮発性メモリのデータ変更要求を検知し、かつ検査時の所定の走行パターンを検出したときに異常コードを変更できるようにしており、条件が組み合わさっていることでプロテクトがかかり、ユーザが異常コードの変更を実現できないようにしている。
異常コードは不揮発性メモリに常時保存され、車両製造時に発生して不揮発性メモリに保存されている異常コードを、車両製造後の検査時に他の情報データに変更するので、従来のように、検査時の異常コードに関する作業の間違いが発生しても、市場における異常検出時の異常コードの保存ができ、ユーザへの異常報知が確実に行われる。
また、車両制御装置の外部からの異常コードの変更要求を検知し、かつ予め設定された車両走行モードが成立している場合に、不揮発性メモリに記憶されている異常コードを変更するので、ユーザによる異常コードの変更を防ぐことができる。
本実施の形態におけるECUの構成を示す図。 異常コードを不揮発性メモリに保存する処理を説明するフローチャート。 不揮発性メモリの異常コードを変更する方法の一例を説明するフローチャート。 車両の速度パターンの条件が満たされているか否かを判断するためのフローチャート。 車両の製造検査に行われる車両の速度パターンを示すタイムチャート。 不揮発性メモリの異常コードを変更する方法の一例を説明するフローチャート。 車両の走行累積時間の条件が満たされているか否かを判断するためのフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて具体的に説明する。
図1は、ECUの構成を示す図である。ECU1は、制御プログラムを格納するROM102と、そのプログラム演算を行うCPU101と、演算結果のデータを保存するRAM103と、不揮発性メモリ104と、各種センサ2〜6からのデータをCPU101に入力し、CPU101で演算されたデータをアクチュエータ(図示せず)に出力するためのインターフェースである入出力ポートおよびA/D変換器105で構成されている。
アナログ信号であるエアフロセンサ2、Oセンサ3、水温センサ4等や、デジタル信号であるクランク角センサ5、カム角センサ6等から入出力ポートおよびA/D変換器105に入力する。
CPU101は、入力された信号をもとに、ROM102に格納されているプログラムに基づいて車載部品の診断を行う。そして、診断にて異常があると判定した場合に、不揮発性メモリ104にその異常の種類を示す情報データである異常コードを記憶する。車両の点検時にその異常コードを確認する場合、外部ツール201を入出力ポートおよびA/D変換器105に接続し、外部ツール201からECU1に対して異常コードの出力を要求する要求コマンドを入力する。ECU1は、不揮発性メモリ104に保存された異常コードを、入出力ポートおよびA/D変換器105を介して、外部ツール201に出力する。
図2は、異常コードを不揮発性メモリに保存する処理を説明するフローチャートである。この処理は、車載部品に異常が検出された場合に起動する。例えば図1に示す各センサ2〜6から取り込んだデータをもとに、CPU101は、ステップS101で車載部品に異常がないか診断を実施する。
そして、診断の結果、正常と判定した場合(ステップS101で“NO”)、本処理を終了する。一方、異常と判定した場合(ステップS101で“YES”)、ステップS102に進む。ステップS102では、異常と判定した診断の異常コードを不揮発性メモリ104に保存する。
図2に示すように、不揮発性メモリ104への異常コードの保存に制限は設けず、異常コードの保存を常時許可しているため、車両製造時に発生した異常の異常コードも不揮発性メモリに保存されることになる。
図3は、不揮発性メモリの異常コードを変更する方法の一例を説明するフローチャートである。この処理は、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知した場合に起動する。
まず、ステップS201にて、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知したか否かが判定され(変更要求検知手段)、異常コード変更要求が未検知の場合には(ステップS201で“NO”)、本処理を終了する(END)。
外部ツール201より異常コード変更要求を検知した場合には(ステップS201で“YES”)、ステップS202に進む。ステップS202では、タイマによる時間計測を開始し(タイマ起動)、異常コード変更処理の経過時間を計測する(時間計測手段)。タイマの時間計測は、ステップS201で異常コード変更要求を検知した時点から開始される。
その後、ステップS203に進み、ステップS203で、フラグAが“1”であるか否かが判断される。フラグAは、車両が予め設定された車速(運転速度)のパターンに沿って走行しているという車速条件を満たしているか否か(走行モードが成立しているか否か)を示すものである(走行モード成立判断手段)。ここで、フラグAが“1”であると判断された場合には(ステップS203“YES”)、 所定の車速条件を満たしているとしてステップS204に進む。
ステップS204では、ECU1が車載部品の異常を検出しているか否かが判断される(異常検出手段)。そして、ECU1が異常を検出していない場合には(ステップS204“NO”)、不揮発性メモリ104の異常コードを変更すべく、ステップS205に進む。
ステップS205では、不揮発性メモリ104の異常コードを他の情報データに変更し、或いは、不揮発性メモリ104から異常コードを消去するなどの、異常コードの変更を行い、異常コードが不揮発性メモリ104に未保存の状態を示すデータ($00)にする(異常コード変更手段)。そして、本処理を終了すべく、ステップS206に進む。また、ステップS204で、ECU1が異常を検出している場合には(ステップS204“YES”)、その異常コードを保存すべく、ステップS206に進む。
ステップS206では、時間計測を終了し(タイマ停止)、計測時間を0に変更する。その後、ステップS207に進み、ステップS207でフラグAを“0”にセットして、本処理を終了する(END)。
一方、ステップS203で、フラグAが“0”であると判断された場合には(ステップS203“NO”)、車両が予め設定された車速パターンに沿って走行しておらず、車速条件を満たしていないとして、ステップS208に進む。
ステップS208では、タイマの計測時間が予め設定された基準時間P以上であるか否かが判断され、計測時間が基準時間P以上の場合には(ステップS208で“YES”)、異常コード変更の時間切れと判断して、ステップS206に進む。このように、異常コード変更処理に時間制限を設けることで、異常コード変更処理が不必要に行われるのを防止している。
また、タイマの計測時間が基準時間Pより小さい場合には(ステップS208で“NO”)、異常コード変更の時間内であると判断し、車速条件を満たしているか否かを再度確認すべく、ステップS203に進む。
そして、ステップS203で、フラグAが“0”から“1”に変更されている場合には、車速条件を満たしていると判断して(ステップS203で“YES”)、上述のステップS204以降の処理が実行される。
図3に示す不揮発性メモリ104の異常コード変更処理は、車両製造後の検査時に行われる。図3に示すように、製造検査前に不揮発性メモリ104に記憶された異常コードを、他の情報データに変更することにより、ユーザの購入時点で異常コードが不揮発性メモリ104に残存しない状態とすることができる。そして、異常コードの保存を常時許可しているので、従来のように異常コードが不揮発性メモリに保存できないような設定のまま、車両が市場に出るのを防ぐことができる。
図4は、車速条件を満たしているか否かを判断するためのフローチャートであり、図3のステップS203および図6のステップS213で使用するフラグAが“1”になるための処理(車両走行モードの成立を判断する処理)を示している。
この処理は、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知した場合に起動する。
まず、ステップS301にて、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知したか否かが判定され、異常コード変更要求が未検知の場合には(ステップS301で“NO”)、本処理を終了する(END)。
一方、異常コード変更要求を検知した場合には(ステップS301で“YES”)、車両が予め設定されている車速(運転速度)のパターンに沿って走行しているか否かを判断すべく、ステップS302に進む。
ステップS302では、図5に示すように、車速が予め設定された運転領域Eでその走行継続時間がQ以上であるか否かが判断される。図5は、車両の製造検査時に行われる車両走行の速度パターンを示すタイムチャートである。
そして、車速の運転領域がEでその走行継続時間がQ以上である場合には(ステップS302で“YES”)、ステップS303に進む。そして、ステップS303では、図5に示すように、車速が予め設定された運転領域Fでその走行継続時間がR以上であるか否かが判断される。
そして、車速の運転領域がFでその走行継続時間がR以上である場合には(ステップS303で“YES”)、車両が予め設定されている運転速度のパターンに沿って走行しており、車速条件を満たしている(走行モードが成立している)と判断して、ステップS304に進む。ステップS304では、フラグAを“1”にセットし、本処理を終了する(END)。
一方、ステップS302で、車速が運転領域Eでの走行継続時間がQよりも短い場合(ステップS302で“NO”)、或いは、ステップS303で、車速運転領域Fでの走行継続時間がRよりも短い場合には(ステップS303で“NO”)、ステップS305に進む。
ステップS305では、タイマの計測時間が予め設定された時間P以上であるか否かが判断され、タイマ計測時間が時間P以上の場合には(ステップS305で“YES”)、 車両が予め設定されている運転速度のパターンに沿って走行しておらず、車速条件を満たしていない(走行モードが成立していない)と判断して、本処理を終了する(END)。
また、タイマ計測時間が時間Pよりも短いと判断された場合には(ステップS305で“NO”)、車速条件が成立しているか否かを判断する時間内であると判断し、ステップS302に進む。
図4に示す判断処理では、フラグAが“1”になるための条件として、車速の運転領域を2つ設定しているが、運転領域を1つまたは3つ以上の複数に設定してもよい。異常コードの変更方法は、図3および図4に示すようにECU1の外部より不揮発性メモリ104のデータ変更要求を検知し、かつ検査時の所定の速度パターンをECUが自動検出したときに異常コードを変更できるようにしており、条件が組み合わさっていることでプロテクトがかかり、ユーザが異常コードの変更を実現できないようにしている。
また、図4でフラグAが“1”になるための条件に用いられている車速の走行継続時間をエンジン回転速度の走行継続時間としても良い。これは、所定の車速条件(走行モード)で走行したときに、エンジン回転速度の運転領域も車速と同様に変化するためである。
図5は、車両製造後の検査時に行われる車両の速度パターンの一例を示したものである。速度パターンにおける運転領域Eの部分を満足する条件は、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知してから、時間P以内に運転領域Eでの走行継続時間がQ以上となっていることである。
また、速度パターンにおける運転領域Fの部分を満足する条件は、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知してから、時間P以内に運転領域Fでの走行継続時間がR以上となっていることである。
上記の異常コード変更要求の入力と車速条件の全て成立し、かつ全診断が異常を判定していない場合に、不揮発性メモリ104に保存されている異常コードを、他の情報データに変更する処理がなされる。
図6は、図3と同様に、不揮発性メモリの異常コードを変更する方法の一例を説明するフローチャートである。
図3との主な違いは、フラグAが“1” になったのを検出した後に、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知した場合に、不揮発性メモリ104の異常コードを変更するように処理の順序を入れ替えたことである。
この処理は、イグニッションスイッチ(Ignition Switch)IGSWのONを検知した場合に起動する。ステップS211にて、イグニッションスイッチIGSWのONを検知したか否かが判定される。そして、未検知の場合(ステップS211で“NO”)、本処理を終了する(END)。
一方、ステップS211にてイグニッションスイッチIGSWのONを検知した場合(ステップS211“YES”)、ステップS212に進む。ステップS212では、タイマによる時間計測を開始し(タイマ起動)、異常コード変更処理の経過時間を計測する(時間計測手段)。タイマの時間計測は、ステップS211でイグニッションスイッチIGSWのONを検知した時点から開始される。
その後、ステップS213に進み、ステップS213で、フラグAが“1”であるか否かが判断される(走行モード成立判断手段)。そして、フラグAが“1”であると判断された場合には(ステップS213“YES”)、 所定の車速条件が成立しているとしてステップS214に進む。
ステップS214では、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知したか否かが判定され(変更要求検知手段)、異常コード変更要求を検知した場合には(ステップS214“YES”)、ステップS215に進む。
ステップS215では、ECU1が車載部品の異常を検出したか否かが判断され(異常検出手段)、異常を検出した場合には(ステップS215“YES”)、ステップS217に進み、異常を検出しなかった場合には(ステップS215“NO”)、ステップS216に進む。
ステップS216では、不揮発性メモリ104の異常コードの変更を行い、異常コードが未保存の状態を示すデータ($00)にする(異常コード変更手段)。その後、ステップS217に進む。
ステップS217では、時間計測を終了し(タイマを停止)、計測時間を0に変更する。その後、ステップS218に進む。ステップS218では、フラグAを“0”にセットし、本処理を終了する(END)。
一方、ステップS213でフラグAが“0”であると判断された場合(ステップS213で“NO”)、または、ステップS214で異常コード変更要求が未検知の場合には(ステップS214“NO”)、ステップS219に進む。
ステップS219では、タイマの計測時間が予め設定された時間S以上であるか否かが判断され、タイマ計測時間が時間S以上の場合には(ステップS219で“YES”)、異常コード変更の時間切れと判断して、ステップS217に進む。
また、タイマ計測時間が時間Sより小さい場合には(ステップS219“NO”)、異常コード変更の時間内によりフラグAが“1”になったか再度確認をするためステップS213に進む。
そして、ステップS213で、フラグAが“0”から“1”に変更されている場合には、所定の車速条件が成立したと判断して(ステップS213で“YES”)、上述のステップS214以降の処理が実行される。
図7は、所定の車速条件として、車両の走行累積時間の条件が満たされているか否かを判断するためのフローチャートであり、図3のS203および図6のステップS213で使用するフラグAが“1”になるための処理(車両走行モードの成立を判断する処理)を示している。
図4との主な違いは、車速条件を走行継続時間から走行累積時間に変更したことである。走行累積時間にすることで、検査時の走行中に誤って所定の速度パターンから運転領域を外れたとしても、その後、運転領域に復帰すれば続けて走行時間をカウントしてくれるため、検査時の走行を最初からやり直す必要がなくなる。
この処理は、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知した場合に起動する。
まず、ステップS311にて、外部ツール201より不揮発性メモリ104の異常コード変更要求を検知したか否かが判定され、異常コード変更要求が未検知の場合(ステップS311で“NO”)、本処理を終了する(END)。
一方、異常コード変更要求を検知した場合には(ステップS311で“YES”)、 フラグAを“0”から“1”に変更するか否かを判断すべく、ステップS312に進む。
ステップS312では、車速が運転領域Gでその走行累積時間がT以上であるか否かが判断される。そして、車速の運転領域がGでその走行累積時間がT以上である場合には(ステップS312で“YES”)、ステップS313に進む。
そして、ステップS313では、車速が予め設定された運転領域Hでその走行累積時間がU以上であるか否かが判断される。そして、車速の運転領域がHでその走行累積時間がU以上である場合には(ステップS313で“YES”)、所定の車速条件(走行モード)が成立していると判断して、ステップS314に進む。ステップS314では、フラグAを“1”にセットし、本処理を終了する(END)。
一方、ステップS312で、車速が運転領域Gでの走行累積時間がTよりも短い場合(ステップS312で“NO”)、或いは、ステップS313で、車速運転領域Hでの走行累積時間がUよりも短い場合には(ステップS313で“NO”)、ステップS315に進む。
ステップS315では、タイマの計測時間が予め設定された時間V以上であるか否かが判断され、タイマ計測時間が時間V以上の場合には(ステップS315で“YES”)、車速条件を満たしていない(走行モードが成立していない)と判断して、本処理を終了する(END)。
また、タイマ計測時間が時間Vよりも短いと判断された場合には(ステップS315で“NO”)、所定の車速条件の成立を判断する時間内であると判断し、ステップS312に進む。
図7に示す判断処理では、フラグAが“1”になるための条件として、運転領域を2つ設定しているが、運転領域を1つまたは3つ以上に設定してもよい。また、図7でフラグAが“1”になるための条件に用いられている車速の走行累積時間をエンジン回転速度の走行累積時間としても良い。これは、所定の走行モードを走行したときに、エンジン回転速度の運転領域も車速と同様に変化するためである。
上記した本発明の車両制御装置によれば、異常コードは不揮発性メモリに常時保存され、車両製造時に発生して不揮発性メモリに保存されている異常コードを、車両製造後の検査時に他の情報データに変更するので、従来のように、検査時の異常コードに関する作業の間違いが発生しても、市場における異常検出時の異常コードの保存ができ、ユーザへの異常報知が確実に行われる。
また、車両制御装置の外部からの異常コードの変更要求を検知し、かつ予め設定された車両走行モードが成立している場合に、不揮発性メモリに記憶されている異常コードを変更するので、ユーザ等による異常コードの容易な変更を防ぐことができる。
本発明は、車両に発生した異常を不揮発性メモリに異常コードとして保存する装置やその異常コードの消去装置に関するものであり、エンジンを動かすECU以外で車両に係わるAT、ABS、TRC等のECUにも有効である。
1…ECU、2…エアフロセンサ、3…Oセンサ、4…水温センサ、5…クランク角センサ、6…カム角センサ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…不揮発性メモリ、105…A/D変換器および入出力ポート、201…外部ツール

Claims (9)

  1. 車載部品の診断を行い、異常があると判定した場合に、異常コードを不揮発性メモリに記憶する車両制御装置において、
    前記車両制御装置の外部からの前記異常コードの変更要求を検知し、かつ予め設定された車両走行モードが成立している場合に、前記不揮発性メモリに記憶されている前記異常コードを変更する異常コード変更手段を有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記異常コードの変更要求を検知する変更要求検知手段と、
    車両走行状態に基づいて前記車両走行モードが成立しているか否かを判断する走行モード成立判断手段と、を有し、
    前記異常コード変更手段は、前記変更要求検知手段により前記変更要求信号を検知し、かつ前記走行モード成立判断手段により前記車両走行モードが成立していると判断した場合に、前記不揮発性メモリに記憶されている前記異常コードを他の情報データに変更する変更処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記異常コード変更手段による前記変更処理の開始からの経過時間を計測する時間計測手段を有し、
    前記異常コード変更手段は、前記変更要求検知手段により前記変更要求信号を検知し、かつ前記走行モード成立判断手段により前記車両走行モードが成立していると判断し、かつ前記時間計測手段により計測した経過時間が予め設定された基準時間以内である場合に、前記異常コードの変更処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記車載部品の異常を検出する異常検出手段を有し、
    前記異常コード変更手段は、
    前記変更要求検知手段により前記変更要求信号を検知し、かつ前記走行モード成立判断手段により前記車両走行モードが成立していると判断し、かつ前記時間計測手段により計測した経過時間が予め設定された基準時間以内であり、かつ前記異常検出手段が前記車載部品の異常を未検出である場合に、前記異常コードの変更処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の車両制御装置。
  5. 前記走行モード成立判断手段は、少なくとも車両の運転速度を表すパラメータに基づいて前記車両走行モードが成立しているか否かを判断することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  6. 前記走行モード成立判断手段は、前記車両が所定の運転領域で一定時間以上の走行を行っている場合に前記車両走行モードが成立していると判断することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  7. 前記走行モード成立判断手段は、前記車両が複数の運転領域でそれぞれ所定時間以上の走行を行っている場合に前記車両走行モードが成立していると判断することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  8. 前記時間計測手段は、前記変更要求検知手段が前記変更要求を検知した時から前記経過時間の計測を開始することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両制御装置。
  9. 前記時間計測手段は、前記車両のイグニッションスイッチのONを検出した時から前記経過時間の計測を開始することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両制御装置。
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