JP2011121144A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランプ本体に着脱可能なクランプロッドをクランプ本体へ駆動するクランプ力を強化し且つ正確に制御する。
【解決手段】クランプロッドは軸心方向に4つの環状係合部を有し、クランプ本体は、ロッド挿入穴の一部を形成するように環状に配置され且つ平行移動によって縮径/拡径可能な複数のコレット部材であって、その軸心方向の4個所の4つの環状押圧部を有する4つのコレット部材と、4つのコレット部材とクランプロッドを退入方向へクランプ駆動する為の油圧シリンダと、油圧シリンダによるクランプ駆動の際に、4つのコレット部材が縮径して複数の環状押圧部が4つの環状係合部に上方から係合するように4つのコレット部材を案内すると共に、クランプ解除時に4つのコレット部材が上方移動する際に、4つのコレット部材が拡径して4つの環状押圧部が4つの環状係合部から離隔するように4つのコレット部材を案内する第1案内機構とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、クランブ装置に関し、特にクランプロッドをクランプ本体に対して着脱可能に構成し、クランプロッドをワークの穴に挿通させた状態でクランプ本体側へ退入駆動することで固定するようにしたクランブ装置に関するものである。
従来より、機械加工に供する種々の形状、構造のワークのうち、例えば、ブッシュ状部材やスリーブ状部材など、大径穴と小径穴とからなる段付き穴を有するワークの上端面や外周面を機械加工する場合には、ボルト方式クランプ装置が広く採用されている。
このボルト方式クランプ装置CLは、例えば、図18に示すように、ワーク取り付け用の厚板状のワークパレット200と、複数のボルト201とで構成されている。ワークパレット200に複数のボルト穴202を縦横方向に適当間隔おきに形成し、複数のボルト穴202の位置に複数のワークWを夫々配置し、各ワークWの大径穴203と小径穴204とからなる段付き穴205にボルト201を挿通させてボルト穴202に螺合し、ボルト頭部201aを大径穴203内に収容し、ボルト頭部201aで段付き穴205の段部を押圧することでワークWをワークパレット200に固定する。このクランプ状態において、ワークWの上端面や外周面を機械加工することができる。
特許文献1には、ボルトを用いてワークの端部を挟持固定する複数種類のワーク位置決め固着治具が開示されている。例えば、文献1の図9に示すワーク位置決め固着治具は、テーブルの上面に載置された基台部材と、この基台部材のネジ孔に螺合させた調節部材と、調節部材とワークの上面に配置されたクランプ金具と、テーブルのT溝にボルト頭部を係止したボルト部材であって、基台部材と調節部材とクランプ金具をテーブルに固定するボルト部材とを有する。
特許文献2には、ワークの下面側にプルスタッドとほぼ同様のプルボルト(クランプロッド)を螺合にて装備し、このプルボルトを着脱可能に固定するように構成したボールロック機構付きクランプ装置が開示されている。
このクランプ装置は、ハウジングと、ハウジング内部に設けられた環状ピストンを有する油圧シリンダと、この環状ピストンを貫通状に装着されて油圧シリンダでクランプ駆動され且つスプリングによりクランプ解除駆動されるスリーブと、スリーブの複数のボール保持穴に径方向へ移動可能に装着された複数のボール(鋼球)と、これらボールを半径方向の軸心側へ誘導可能なテーパ面を有するリング状操作部材とを有する。ワークをクランプするとき、プルボルトを上方からスリーブに挿入した状態で、油圧シリンダをクランプ駆動してスリーブを下降させ、リング状操作部材のテーパ面を介して複数のボールを半径方向の軸心側へ移動させてプルボルトの大径部に係合させ、複数のボールを介して下方へ引き付けて固定する。
特許文献3には、ワークの下面側にプルスタッドを螺合にて装備し、このプルスタッドを着脱可能に固定するように構成したコレットチャック付きパレットクランプ装置が開示されている。コレットチャックは、例えば4つのコレットの先端部に爪部を夫々形成し、4つのコレットを油圧シリンダで進退移動させ、4つのコレットを揺動させて、4つの爪部を拡径状態と縮径状態とに切換えるようになっている。クランプの際には、拡径状態の4つの爪部内にプルスタッドを導入してから、4つの爪部を縮径状態にして4つの爪部によりプルスタッドをクランプする。
特開2001−293626号公報 特開平9−285925号公報 特開2005−81480号公報
前記ボルト方式クランプ装置においては、ワークのクランプの為に複数のボルトの締結に多大の労力を要するうえ、ナットランナ等で行なうボルト締結の作業を高速化することも難しい。複数のワークを実際の使用状態下に付加される荷重条件と等しい荷重条件で押圧した状態で機械加工することが望ましいにもかかわらず、複数のワークを固定する複数のボルトを一定のトルクで締結したとしても、ボルトのネジ部の摩耗や微細切粉の付着や潤滑状態の違いによる摩擦等により、ワークをクランプする押圧力にバラツキが生じるため、ワークに応じた所期のクランプ力にてワークを固定することができず、クランプ力を正確に管理又は制御することができないという問題もある。
特許文献1のワーク位置決め固着治具においては、ボルトを介してワークを固定するため、前記ボルト方式クランプ装置と同様の問題がある。しかも、ワークの上面の少なくとも一部をワーク位置決め固着装置のクランプ金具で押圧するため、ワークの上面の全面を機械加工するようなワークには適用することができない。
特許文献2のボールロック機構付きクランプ装置においては、ボールとプルボルトとの接触部分は、面接触ではなく、線接触(正しくは円弧接触)になるため、接触部分の面圧が極めて高くなることから、クランプ力を強化した場合にクランプの都度プルボルトやボール保持穴に圧痕が生じ、耐久性を高めることは到底困難である。しかも、ボールロック機構の場合、環状に配置する複数のボールを複数段に配置することはできないから、ボルト方式クランプ装置のようにクランプ力を強化することも難しい。
特許文献3のクランプ装置においても、複数のコレットがプルスタッドの頭部をクランプするため、特許文献2のボールロック機構付きクランプ装置と同様の問題がある。
本発明の目的は、クランプ対象物を固定するクランプロッドを着脱可能なクランプ装置であって、クランプ力を強化可能で且つクランプ力を正確に管理又は制御可能にし、耐久性を高め得るクランプ装置を提供することである。
請求項1の発明は、クランプロッドを上方から部分的に挿入可能なロッド挿入穴を有するクランプ本体と、前記ロッド挿入穴に着脱可能な縦向きのクランプロッドとを備え、前記クランプロッドをクランプ本体の方へ退入駆動してクランプ対象物を固定するクランプ装置において、前記クランプロッドはその軸心方向の複数個所に形成された複数の環状係合部を有し、前記クランプ本体は、前記ロッド挿入穴の一部を形成するように環状に配置され且つ平行移動によって縮径/拡径可能な複数のコレット部材であって、その軸心方向の複数個所に形成された複数の環状押圧部を有する複数のコレット部材と、前記複数のコレット部材とクランプロッドを退入方向へクランプ駆動する為のクランプ用アクチュエータと、前記クランプ用アクチュエータによるクランプ駆動の際に、複数のコレット部材が縮径して複数の環状押圧部が複数の環状係合部に上方から係合するように複数のコレット部材を案内すると共に、クランプ解除時に複数のコレット部材が上方移動する際に、複数のコレット部材が拡径して複数の環状押圧部が複数の環状係合部から離隔するように複数のコレット部材を案内する第1案内機構とを有することを特徴としている。
請求項1の発明では、環状に配置された複数のコレット部材が、平行移動によって縮径/拡径可能であり、その複数のコレット部材にその軸心方向の複数個所に、複数の環状押圧部を形成し、クランプ用アクチュエータによるクランプ駆動の際に、複数の環状押圧部をクランプロッドの軸心方向の複数個所に形成された複数の環状係合部に係合させる。それ故、複数の環状押圧部と複数の環状係合部との接触面積を著しく大きくすることができ、クランプ力を強化しつつも、クランプロッドの環状押圧部とコレット部材の環状係合部に作用する面圧を低く抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記各環状押圧部は、クランプロッドの軸心と直交又は略直交する下向きの環状の押圧面を有し、前記各環状係合部は、前記環状の押圧面に面接触して押圧される上向きの環状の係合面を有することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記クランプ用アクチュエータは流体圧シリンダで構成され、この流体圧シリンダは、環状ピストン部材と、この環状ピストン部材の上面側に流体圧を作用させる環状流体圧作動室を備え、クランプ解除の際、複数のコレット部材と前記流体圧シリンダの環状ピストン部材をクランプ解除位置へ復帰させる第1復帰機構を設けたことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記流体圧シリンダは、その環状ピストン部材に摺動自在に外嵌され、前記環状流体圧作動室の流体圧を下面側に受圧する補助環状ピストンを有し、前記クランプ本体の本体ケースは、前記ロッド挿入穴の一部を形成する上壁部を有し、前記第1案内機構は、複数のコレット部材の上端側部分の外周面及び内周面に夫々形成された縮径用テーパ面及び拡径用テーパ面と、前記補助環状ピストンの上端部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ駆動時に前記縮径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を縮径させる縮径用テーパ案内面と、前記本体ケースの上壁部の下部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ解除時に前記拡径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を拡径させる拡径用テーパ案内面とを備えたことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記クランプ本体の本体ケースは、前記ロッド挿入穴の一部を形成する上壁部と、複数のコレット部材の外周側の外周壁部を有し、前記第1案内機構は、複数のコレット部材の上端側部分の外周面及び内周面に夫々形成された縮径用テーパ面及び拡径用テーパ面と、前記外周壁部の内周部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ駆動時に前記縮径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を縮径させる縮径用テーパ案内面と、前記本体ケースの上壁部の下部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ解除時に前記拡径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を拡径させる拡径用テーパ案内面とを備えたことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項3〜5の何れか1つの発明において、前記複数のコレット部材は、前記流体圧シリンダの環状ピストン部材が上方から対向するように下端部分に形成されたフランジ部を有し、前記フランジ部の上面部と環状ピストン部材とに、複数のコレット部材の縮径/拡径を許容し且つ複数のコレット部材の鉛直軸心周りの回転を規制する回転規制機構を設けたことを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項3〜6の何れか1つの発明において、前記複数のコレット部材は、前記流体圧シリンダの環状ピストン部材が上方から対向するように下端部分に形成されたフランジ部を有し、複数のコレット部材のフランジ部の内周部に形成された下方程大径化するテーパ従動面と、このテーパ従動面に係合するテーパ係合面を有する環状係合部材と、この環状係合部材を上方へ弾性付勢する圧縮スプリングとを備えた第2案内機構を設けたことを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項3〜7の何れか1つの発明において、前記複数のコレット部材は、前記油圧シリンダの環状ピストン部材が上方から対向するように下端部分に形成されたフランジ部を有し、前記フランジ部の上面に形成され且つ上方程小径化するテーパ従動面と、このテーパ従動面に当接するように前記環状ピストン部材に形成されたテーパ押圧面とを備えた第3案内機構を設けたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、環状に配置される複数のコレットの軸心方向の複数個所に複数の環状押圧部を設け、クランプロッドの軸心方向の複数個所に複数の環状係合部を設け、クランプ駆動時に、第1案内機構を介して、複数のコレット部材を平行移動により縮径させて、複数の環状押圧部を複数の環状係合部を上方から係合させるように構成したため、クランプ力を格段に強化することができるうえ、環状押圧部と環状係合部の接触部の面積を格段に大きくして面圧を低く維持することができ、クランプ装置の耐久性を高めることができ、クランプ用アクチュエータの駆動力を介してクランプ力を正確に管理または制御することができ、安定したクランプ力を発生させることができる。
クランプ解除時には、第1案内機構を介して、複数のコレット部材を平行移動により拡径させて、複数の環状押圧部を複数の環状係合部から離隔させるため、クランプロッドをロッド挿入穴から引き抜くことができる。そのため、ワークの穴にクランプロッドを挿通させた状態にしてクランプすることも可能である。
請求項2の発明によれば、各環状押圧部は、クランプロッドの軸心と直交又は略直交する下向きの環状の押圧面を有し、各環状係合部は、環状の押圧面に面接触して押圧される上向きの環状の係合面を有するため、クランプ用アクチュエータによるクランプ駆動の駆動力をクランプロッドに伝達する伝達効率を高め、クランプ装置の小型化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、クランプ解除の際、第1復帰機構により流体圧シリンダの環状ピストン部材をクランプ解除位置へ復帰させることができる。
請求項4の発明によれば、第1案内機構は、複数のコレット部材の上端部分に形成された縮径用テーパ面と拡径用テーパ面と、補助環状ピストンの上端部に形成された縮径用テーパ案内面と、本体ケースの上壁部に形成された拡径用テーパ案内面とを有するため、クランプ駆動時に複数のコレット部材の下降に連動して複数のコレット部材を縮径させることができ、クランプ解除時に複数のコレット部材の上昇に連動して複数のコレット部材を拡径させることができる。
請求項5の発明によれば、本体ケースの外周壁部に縮径用テーパ案内面を形成したため補助環状ピストンを用いることなく、請求項4と同様の効果が得られる。
請求項6の発明によれば、複数のコレット部材のフランジ部と、環状ピストン部材間に、複数のコレット部材の縮径/拡径を許容し且つ鉛直軸心周りの回転を規制する回転規制機構を設けたため、複数のコレット部材の縮径/拡径の動作の安定性を高めることができる。例えば、複数のコレット部材が拡径状態のとき、隣接するコレット部材の隙間が無い状態になると、縮径の動作が不安定になる虞がある。
請求項7の発明によれば、複数のコレット部材のフランジ部に形成したテーパ従動面と、このテーパ従動面に係合するテーパ係合面を有する環状係合部材と、この環状係合部材を上方へ弾性付勢する圧縮スプリングとを備えた第2案内機構を設けたため、クランプ解除時に、第1案内機構により複数のコレット部材が拡径する動作を、第2案内機構によりアシストすることができる。
請求項8の発明によれば、複数のコレット部材のフランジ部の上面に形成され且つ上方程小径化するテーパ従動面と、このテーパ従動面に当接するように環状ピストン部材に形成されたテーパ押圧面とを備えた第3案内機構を設けたため、クランプ駆動時に、第1案内機構により複数のコレット部材が縮径する動作を、第3案内機構により強力にアシストすることができる。
本発明の実施例1に係るクランプ装置(クランプ解除状態)の縦断面図である。 クランプロッドの正面図である。 4つのコレット部材の斜視図である。 4つのコレット部材の縦断面図である。 コレット部材を上方から見た平面図である。 クランプ装置(クランプ駆動途中状態)の縦断面図である。 クランプ装置(クランプ状態)の縦断面図である。 実施例2に係るクランプ装置の縦断面図である。 実施例3に係るクランプ装置の縦断面図である。 実施例4に係るクランプ装置の縦断面図である。 実施例5に係るクランプ装置の縦断面図である。 実施例6に係るクランプ装置の縦断面図である。 実施例7に係る4つのコレット部材の斜視図である。 4つのコレット部材の平面図である。 4つのコレット部材の縦断面図である。 4つのコレット部材の底面図である。 実施例7に係る縮径/拡径用アクチュエータの縦断面図である。 従来技術に係るボルト方式クランプ装置の縦断面図である。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について実施例に基づいて説明する。
尚、以下の実施例において、図における上下方向を、クランプ装置の使用状態における上下方向として説明する。
以下、実施例1のクランプ装置について図1〜図7に基づいて説明する。
図1〜図6に示すように、このクランプ装置1は、基本的に、クランプロッド10と、このクランプロッド10を下方へクランプ駆動するクランプ本体30とを備えている。このクランプ装置1は、通常ユーザー側が準備するワークパレット2に組み込んだ状態で使用に供される。ワークパレット2には、複数のクランプ装置1が所定間隔おきに配置され、複数のクランプ装置1の各々により、ワークW(クランプ対象物)がワークパレット2の載置面2a上に固定され、機械加工に供される。但し、クランプ装置1は、ワークパレット2を省略し、クランプ本体30の上面を載置面とした形態で使用することもできる。
図示のワークWは一例を示すものであり、このワークWは、上端面に解放された凹部 3aと、この凹部3aの下端中央部から下面まで貫通した貫通孔3bを有し、外周面は例えば円筒面をなし、このワークWをクランプ装置1によりワークパレット2にクランプした状態において、ワークWの上端面及び/又は外周面が機械加工される。
ワークパレット2には、鉛直な貫通孔4と、この貫通孔4の周囲の4つのボルト穴5が載置面2aから内部の収容空間2bまで貫通状に形成されている。クランプ本体30は、収容空間2bに収容され、ボルト穴5に挿通させた4本のボルト6によりワークパレット2に固定されている。
クランプロッド10は、上端部分に形成され且つ凹部3a内に収容可能なヘッド部11と、ヘッド部11よりも小径で且つヘッド部11の下端から下方に所定長さ延びるロッド部12と、ロッド部12の下端から下方へ延びる下端側の所定範囲部分(下端面から上方へ所定範囲)に形成された係合ロッド部13とから一体的に形成されている。ヘッド部11は円柱状であり、ロッド部12と係合ロッド部13は、共通の鉛直の軸心Aを有し、ロッド部12と係合ロッド部13の水平断面は円形である。
ヘッド部11は貫通孔3bよりも大径に形成され、ロッド部12と係合ロッド部13は、貫通孔3b,4に挿入可能であり、ロッド部12の下半部と、係合ロッド部13は、クランプ本体30のロッド挿入穴31に着脱可能に挿入される。それ故、クランプ状態において、クランプロッド10がクランプ本体30の方へ引っ張り駆動(クランプ駆動)されたとき、ヘッド部11の下端面は凹部3aの底面を下方へ押圧する。このとき、ヘッド部11の上端面はワークWの上端面よりも下方に位置する。
図1〜図5に示すように、係合ロッド部13には、軸心方向に等間隔の4個所に4つの環状係合部14が形成されている。各環状係合部14は、上方程大径化するテーパ面14aと、テーパ面14aの上端から上方へ円筒状(クランプロッド10の軸心Aと平行)に形成された外周面14bと、外周面14bの上端の位置且つ上端よりも小径側の位置にクランプロッド10の軸心Aに直交又は略直交するように形成された上向きの環状の係合面14cとを有する。この係合面14cの内周から上方へ延び且つテーパ面14aの最小径と等しい直径を有する円筒面14dも形成されている。テーパ面14aの鉛直方向に対する傾斜角は約20〜25度である。クランプロッド10の軸心Aから外周面14bまでの半径は、ロッド部12の半径と等しく設定されている。尚、ロッド部12の下端部には、テーパ面14aと同様のテーパ面14eが形成されている。
尚、クランプロッド10は、ヘッド部11の下端面でワークWを押圧する構造のものを例にして説明したが、ヘッド部11に雄ネジ部を形成し、その雄ネジ部をワークWに形成した雌ネジ部に締結するように構成したクランプロッド10であってもよい。
クランプ装置1のクランプ本体30は、本体ケース32と、油圧シリンダ33(クランプ用アクチュエータに相当する)と、4つのコレット部材34と、第1案内機構35と、第1復帰機構36と、第2復帰機構37と、回動規制機構38等を備えている。
次に、本体ケース32について説明する。
本体ケース32は、その上端部分を形成する上壁部材40と、筒状のシリンダ部材41と、シリンダ部材41の下端部を塞ぐ閉塞部材42と、シリンダ部材41の下端部のネジ孔に螺合されて閉塞部材42を固定するリング部材43とを有する。上壁部材40は、その中央部分の下端から下方へ延びる筒壁部44と、貫通孔4の下方に連なるように上壁部材40に形成されたロッド挿入穴31の上部である上部ロッド挿入穴31aと、複数のボルト穴46などを有する。複数のボルト穴46に挿入した複数のボルト47をシリンダ部材41の複数のボルト穴48に螺合することにより、上壁部材40がシリンダ部材41に固定されている。
筒壁部44の下端部の外周部には、クランプ解除時に4つのコレット部材34を拡径させるための上方程大径化する拡径用テーパ案内面45が形成されている。上部ロッド挿入穴31aの上端近傍部には、クランプロッド10の外周に摺接可能な環状のダストシール49が装着されている。
シリンダ部材41の上部(全長の約2/5部分)の内部には、補助環状ピストン部材55を上下動自在に案内する第1シリンダ孔51が形成され、シリンダ部材41の下部(全長の約3/5部分)の内部には、第1シリンダ孔51よりも大径の第2シリンダ孔52であって環状ピストン部材53のピストン部53aが油密摺動自在に装着された第2シリンダ孔52が形成されている。ワークパレット2とシリンダ部材41には、環状油圧作動室54に油圧を供給/排出可能な油路54a,54bが形成されている。尚、上壁部材40にはシール部材7aが装着され、シリンダ部材41にはシール部材7b〜7fが装着され、環状ピストン部材53にはシール部材8aが装着され、補助環状ピストン部材55にはシール部材8bが装着されている。
次に、油圧シリンダ33について説明する。
油圧シリンダ33(流体圧シリンダに相当する)は、4つのコレット部材34とクランプロッド10とを退入方向(下方)へクランプ駆動するものであり、本体ケース32内に設けられている。油圧シリンダ33は、環状ピストン部材53と、この環状ピストン部材53の上面側に油圧を作用させる環状油圧作動室54(環状流体圧作動室に相当する)と、環状ピストン部材53の上側に配置されて環状油圧作動室54の油圧を下面側に受圧する補助環状ピストン部材55とを有する。環状油圧作動室54は、本体ケース30のシリンダ部材41と、環状ピストン部材53と、補助環状ピストン部材55とで形成されている。環状油圧作動室54には、外部の油圧供給源から油路54a,54bを介して油圧が供給される。
環状ピストン部材53は、ピストン部53aと、このピストン部53aから上方へ延びる筒状部53bとを有し、4つのコレット部材34の大部分が環状ピストン部材53の内部に収容されている。補助環状ピストン部材55は、ピストン部55aと、このピストン部55aから上方へ延びる筒状部55bと、この筒状部55bの上端部に形成され且つ筒状部53bに上方から対向する環状部55cとを有し、ピストン部55aと筒状部55bが筒状部53bに油密摺動自在に外嵌されている。環状部55cの内周部には、上方程大径化する縮径用テーパ案内面56が形成されている。ピストン部55aの外径はピストン部53aの外径よりも小さく、環状ピストン部材53の受圧面積は、補助環状ピストン部材55の受圧面積の約2〜3倍の大きさに設定されている。
次に、4つのコレット部材34について説明する。
4つのコレット部材34は、クランプ駆動時には平行移動により縮径してクランプロッド10に係合し、クランプ力をクランプロッド10に伝達し、クランプ解除時に平行移動により拡径してクランプロッド10から離隔し、クランプロッド10を上方へ引き抜き可能にするものである。
4つのコレット部材34は、本体ケース32内に環状に配置されて、ロッド挿入穴31の一部であるコレット内ロッド挿入穴31bを形成し、平行移動によりクランプロッド10に係合する縮径位置とクランプロッド10から離隔した拡径位置と切換え可能である。4つのコレット部材34は、環状に一体形成した環状コレット体を周方向に4等分割した構造のものである。
4つのコレット部材34は、その上端側部分に形成された上方程大径化したテーパ壁部57と、このテーパ壁部57の下端から下方へ延びる筒状部58と、この筒状部58の下端部分に一体形成されたフランジ部59であって、油圧シリンダ33の環状ピストン部材53が上方から対向するように形成されたフランジ部59とを備えている。
4つのコレット部材34の筒状部58の軸心方向に等間隔の4個所には4つの環状押圧部64であって、クランプロッド10の4つの環状係合部14に上方から夫々面接触して押圧可能な4つの環状押圧部64が形成されている。各環状押圧部64は、下方程大径化するテーパ面64aと、テーパ面64aの下端から下方へ延びるようにクランプロッド10の軸心Aと平行に形成された外周面64bと、外周面64bの下端の位置(下端よりも小径側の位置)にクランプロッド10の軸心Aと直交又は略直交するように形成された下向きの環状の押圧面64cとを有する。この押圧面64cの内周から下方へ延び且つテーパ面64aの最小径と等しい直径を有する円筒面64dも形成されている。尚、筒状部58の下端部にもテーパ面64aと同様のテーパ面64eが形成されている。
4つのコレット部材34のテーパ壁部57(上端側部分)の外周には、上方程大径化する縮径用テーパ面66であって、補助環状ピストン部材55の縮径用テーパ案内面56に摺動可能な縮径用テーパ面66と、この縮径用テーパ面66の上端から上方へ延びる円筒面67が形成されている。上記テーパ壁部57(上端側部分)の内周には、上壁部44の拡径用テーパ案内面45に摺動可能な拡径用テーパ面68が形成されている。
次に、第1案内機構35について説明する。
第1案内機構35は、クランプ駆動時に4つのコレット部材34を平行移動させて縮径状態に切換え、クランプ解除時に4つのコレット部材34を平行移動させて拡径状態に切換えるものである。第1案内機構35は、油圧シリンダ33によるクランプ駆動の際に、4つのコレット部材34が縮径して4つの環状押圧部64が4つの環状係合部14に上方から係合するように4つのコレット部材34を案内すると共に、クランプ解除時に4つのコレット部材34が上方移動する際に、4つのコレット部材34が拡径して4つの環状押圧部64が4つの環状係合部14から離隔するように4つのコレット部材34を案内するように構成されている。
本実施例では、第1案内機構35は、4つのコレット部材34に形成された前記の縮径用テーパ面66及び拡径用テーパ面68と、補助環状ピストン部材55の環状部55cの縮径用テーパ案内面56と、上壁部材40の筒壁部44の拡径用テーパ案内面45とで構成されている。尚、図1に示す断面図において、上記の4つの面66,68,56,45は平行である。
次に、第1復帰機構36について説明する。
第1復帰機構36は、クランプ解除の際、4つのコレット部材34と油圧シリンダ33の環状ピストン部材53を上方へクランプ解除位置へ復帰させるものであり、次のように構成されている。環状ピストン部材53のピストン部53aの内側には、4つのコレット部材34のフランジ部59を収容する第1収容穴60と、この第1収容穴60の下端に連なる第2収容穴61とが形成されている。第2収容穴61は第1収容穴60よりも僅かに大径であり、第2収容穴61には中心穴70を有する環状の環状板71が装着されている。環状板71は第2収容穴61の上端の段部61aで受け止められ、4つのコレット部材34のフランジ部59が半径方向へ移動するのを許容している。
前記第2シリンダ孔52内において、環状板71と閉塞部材42の間には、外部の加圧エア供給源からエア通路72a,72bを介して加圧エアが導入されるスプリング収容室72が形成され、このスプリング収容室72に第1圧縮コイルバネ73と、この第1圧縮コイルバネ73の外側を囲む第2圧縮コイルバネ74とが装着され、第1,第2圧縮コイルバネ73,74により環状板71を介して環状ピストン部材53と4つのコレット部材34とが上方(クランプ解除方向)へ弾性付勢されている。
次に、第2復帰機構構37について説明する。
第2復帰機構構37は、クランプ解除の際、クランプロッド10をクランプ解除位置へ復帰させるものであり、次のように構成されている。閉塞部材42の中心側部分には上側へ突出するボス部42aが形成され、このボス部42aの上壁には貫通孔75が形成されている。クランプロッド10を復帰させる為のロッド支持部材76が設けられ、ロッド支持部材76の上半部は厚肉の管状に構成され、下半部は薄肉の管状に形成され、その下半部内にバネ受け穴77が形成されている。
ロッド支持部材76の上端面がクランプロッド10の下端に当接し、ロッド支持部材76の下部が貫通孔75に挿入されている。ロッド支持部材76の下端部には、ボス部42aの上壁で係止されるフランジ76aが形成され、ボス部42aの内部空間とバネ受け穴77には、ロッド支持部材76とクランプロッド10を上方へ弾性付勢する圧縮コイルバネ78が装着され、圧縮コイルバネ78の下端は穴付きのバネ受け具79で支持され、バネ受け具79はストップリング80で支持されている。
次に、回動規制機構38について説明する。
回動規制機構38は、4つのコレット部材34のフランジ部59の上面部と環状ピストン部材53とに設けられている。この回動規制機構38は、4つのコレット部材34の縮径/拡径を許容し且つ4つのコレット部材34の軸心周りの回転を規制するものであり、次のように構成されている。各コレット部材34のフランジ部59の上面の周方向中央部には、半径方向向きの規制溝81が形成され、環状ピストン部材53のピストン部53aの水平壁部には、4つの規制溝81の各々に対向する2つの半球凹部82が形成され、これら各組の半球凹部82に2つの鋼球83が回転可能に装着され、2つの鋼球83は対応する規制溝81に回転可能に係合されている。
次に、エアブロー機構について説明する。
クランプ解除状態においてクランプロッド10を引き抜いた状態のとき、エア通路72a,72bから加圧エアを供給し、スプリング収容室72、環状板71の中心穴70、コレット内ロッド挿入穴31b、上部ロッド挿入穴31a、貫通穴4の順に加圧エアを噴出させることにより、それらの内部をクリーニングし、切粉等の異物が付着するのを防止する。油圧シリンダ33の油圧を抜いてクランプ解除する際にも、上記と同様にエアブローを行って、切粉の侵入を防止する。
次に、以上説明したクランプ装置1の作用、効果について説明する。
このクランプ装置1は、図1に示すクランプ解除状態と、図6に示す4つのコレット部材34が縮径したクランプ駆動途中状態と、図7に示すクランプ状態とにわたって作動する。
図1に示すように、油圧シリンダ33の環状油圧作動室54に油圧(正しくは、加圧油)を供給しない状態では、環状ピストン部材53と、補助環状ピストン部材55と、4つコレット部材34が図示のような上限位置に保持される。この状態においては、4つのコレット部材34が拡径状態を保持し、4つのコレット部材34の内側のコレット内ロッド挿入孔31bの内径は、クランプロッド10の外径よりも大きいため、クランプロッド10をクランプ本体30に対して着脱可能である。この状態でワークWをセットする際には、クランプロッド10を上方へ抜き取り、ワークWをセットしてから、クランプロッド10を貫通孔3b,4と、ロッド挿入穴31に挿入して図1の状態にする。
図1の状態において、4つのコレット部材34の縮径用テーパ面66が縮径用テーパ案内面56に平行に近接しており、拡径用テーパ面68が拡径用テーパ案内面45に平行に近接している。そして、クランプロッド10は第2復帰機構37により図示のような上限位置に保持されており、クランプロッド10のヘッド部11の下端から凹部3aの底面までの距離は、ロッド支持部材76のフランジ部76aとバネ受け具79間の距離よりも小さい。
次に、図6に示すように、油圧シリンダ33の環状油圧作動室54に油圧を供給すると、最初は補助環状ピストン部材55が油圧により上方へ付勢されるため上限位置を保持したまま、環状ピストン部材53が下降するため、4つのコレット部材34は、その縮径用テーパ面66が縮径用テーパ案内面56で案内されて縮径側へ平行移動し、環状ピストン部材53と一体的に下降する。このとき、4つのコレット部材34はその軸心をクランプロッド10の軸心Aにほぼ一致させた状態で平行移動により縮径する。
その結果、図示のように、4つのコレット部材34の4つの環状押圧部64がクランプロッド10の4つの環状係合部14に上方から係合し、各環状押圧面64cが対応する環状係合面14cに面接触状態になる。尚、テーパ面14a,64aの鉛直方向に対する傾斜角は、テーパ面66,68の傾斜角とほぼ等しく設定されている。尚、図6のクランプ途中状態では、クランプロッド10のヘッド部11が未だワークWを押圧していない。
上記のように、4つのコレット部材34が縮径状態になると、図7に示すように、環状ピストン部材53と補助環状ピストン部材55と4つのコレット部材34が一体的に下方へクランプ駆動されて、ヘッド部11がワークWを強力に押圧したクランプ状態になる。 クランプ解除する際には、環状油圧作動室54の油圧を抜くと、第1,第2復帰機構36,37の復帰力により、環状ピストン部材53と補助環状ピストン部材55と4つのコレット部材34が一体的に上方へクランプ解除駆動されて図6の状態になる。
環状ピストン部材53と補助環状ピストン部材55と4つのコレット部材34が更に上昇すると、4つのコレット部材34の拡径用テーパ面68が拡径用テーパ案内面45で案内されるため、4つのコレット部材34が上方へ移動しながら平行移動により拡径して図1の状態になる。このとき、4つのコレット部材34は、その軸心をクランプロッド10の軸心Aとほぼ一致させた状態で平行移動する。
このクランプ装置1によれば、次の効果が得られる。
クランプ駆動時に、第1案内機構35を介して、4つのコレット部材34を平行移動により縮径させて、4つの環状押圧部64を4つの環状係合部14に上方から係合させるように構成したため、クランプ力を格段に強化しつつ、環状押圧部64と環状係合部14の接触部の面積を大きくして面圧を低く維持することができ、クランプ装置1の耐久性を高めることができ、油圧シリンダ33に供給する油圧の圧力を介して、クランプ力の大きさを適宜設定し、クランプ力を正確に管理または制御することができ、安定したクランプ力を発生させることができる。例えば、ワークWを使用状態における荷重条件と同じ荷重条件で押圧した状態にして、機械加工することもできる。
各環状押圧部64は、クランプロッド10の軸心Aと直交又は略直交する下向きの環状の押圧面64cを有し、各環状係合部14は、環状の押圧面64cに面接触して押圧される上向きの環状の係合面14cを有するため、油圧シリンダ33によるクランプ駆動の駆動力をクランプロッド10に伝達する伝達効率を高め、クランプ装置1の小型化を図ることができる。
クランプ解除時には、第1案内機構35を介して、4つのコレット部材34を平行移動により拡径させて、4つの環状押圧部64を4つの環状係合部14から離隔させるため、クランプロッド10をロッド挿入穴31から引き抜くことができる。そのため、ワークWの貫通穴3bにクランプロッド10を挿通させた状態でクランプすることも可能である。
第1案内機構35は、4つのコレット部材34に形成した縮径用テーパ面66及び拡径用テーパ面68と、補助環状ピストン部材55に形成した縮径用テーパ案内面56と、本体ケース32の筒壁部44に形成した拡径用テーパ案内面45とを有するため、クランプ駆動時に4つのコレット部材34の下降に連動して4つのコレット部材34を縮径させることができ、クランプ解除時に4つのコレット部材34の上昇に連動して4つのコレット部材34を拡径させることができる。そのため、油圧シリンダ33以外に、4つのコレット部材34の縮径/拡径の為の専用のアクチュエータを設ける必要がないから有利である。
図3に示すように、拡径状態のとき、コレット部材34同士間には隙間34aがあり、縮径状態のときその隙間34aが微小になるように構成されている。回動規制機構38を設け、4つのコレット部材34の縮径/拡径を許容し且つ4つのコレット部材34の鉛直軸心周りの回転を規制するため、コレット部材34同士間の4つの隙間34aが均等に維持され、縮径動作と拡径動作の安定性が損なわれることがない。
次に、実施例2のクランプ装置1Aについて図8に基づいて説明する。
このクランプ装置1Aは、前記油圧シリンダ33の代わりに複動型の油圧シリンダ33Aが採用されている。実施例1と同様の主要な構成要素には同じ参照符号を付けて図示し、それらについての説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。尚、図8においては、図の左半部分はクランプ解除状態を示し、図の右半部分はクランプ駆動途中状態を示している。
油圧シリンダ33Aは、環状ピストン部材53の上側の環状油圧作動室54と、環状ピストン部材53の下側の油圧作動室72Aとを有し、4つのコレット部材34のフランジ部59を支持する環状板71Aがストップリング86により抜け止めされ、環状板71Aの外周部には油密にシールするシール部材87が装着され、環状板71Aの中心穴70Aにロッド支持部材76が油密に摺動自在に挿入され、中心穴70Aの内周部にシール部材88が装着されている。第1復帰機構36Aが油圧作動室72Aと環状板71A等で構成されている。
閉塞部材42Aは厚肉に形成され、その上壁部にはロッド支持部材76との間をシールするシール部材89が装着されている。そして、上記の油圧作動室72Aに外部の油圧供給源から油圧を供給する油路72c,72dが設けられている。このクランプ装置1Aの作用、効果は実施例1のクランプ装置1とほぼ同様である。但し、油圧作動室72Aに供給する油圧により環状ピストン部材53と4つのコレット部材34を上方へ復帰駆動するため、復帰力を強化することができる。尚、上記の油圧作動室72Aの代わりにエア作動室を設け、そこに加圧エアを供給するように構成してもよい。
エアブロー機構として、バネ収容穴90の下端部に加圧エアを供給すると、加圧エアはロッド支持部材76内の通路76aを通って4つのコレット部材34内へ流れる。
次に、実施例3のクランプ装置1Bについて図9に基づいて説明する。
このクランプ装置1Bは、実施例2のクランプ装置1Aの一部を変更したものであるので、実施例2と同様の主要な構成要素には同じ参照符号を付けて図示し、それらについての説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。尚、図9においては、図の左半部分はクランプ解除状態を示し、図の右半部分はクランプ駆動途中状態を示している。
油圧シリンダ33Aの環状油圧作動室54Bに圧縮コイルバネ91が装着され、この圧縮コイルバネ91により環状ピストン部材53Bが下方へ弾性付勢され、補助環状ピストン部材55Bが上方へ弾性付勢されている。クランプ駆動力の一部を環状油圧作動室54Bの油圧で発生させ、クランプ駆動力の一部を圧縮コイルバネ91で発生させるように構成してある。このクランプ装置1Bにおいては、環状油圧作動室54Bの油圧が油のリーク等で低下した場合にも、圧縮コイルバネ91の弾性力に応じたクランプ駆動力を維持することができる。
次に、実施例4のクランプ装置1Cについて図10に基づいて説明する。
このクランプ装置1Cは、前記クランプ装置1の油圧シリンダ33の補助環状ピストン部材55を省略し、補助環状ピストン部材55に形成した縮径用テーパ案内面56の代わりの縮径用テーパ案内面56Cを、本体ケース32Cの外周壁部41aに形成した。実施例1と同様の主要な構成要素には同じ参照符号を付けて図示し、それらについての説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。尚、図10においては、図の左半部分はクランプ解除状態を示し、図の右半部分はクランプ駆動途中状態を示している。
前記4つのコレット部材34Cの外周側に位置する前記シリンダ部材41Cの外周壁部41aが前記補助環状ピストン部材55が占めていた領域まで拡張され、外周壁部41aに縮径用テーパ案内面56Cが形成されている。それ故、第1案内機構35Cは、4つのコレット部材34Cのテーパ壁部57Cの外周面及び内周面に形成された縮径用テーパ面66及び拡径用テーパ面68と、上記の縮径用テーパ案内面56Cと、上壁部材40の上壁部44に形成された拡径用テーパ案内面45とで構成されている。4つのコレット部材34Cのテーパ壁部57Cの外径が縮小され、拡径用テーパ面68の上端に連なる外周円筒面67Cが形成されている。補助環状ピストン部材55を省略した分だけ、クランプ装置1Cの構造が簡単になった。
次に、実施例5のクランプ装置1Dについて図11に基づいて説明する。
このクランプ装置1Dは、実施例4のクランプ装置1Cの一部を変更したものであるので、実施例4と同様の主要な構成要素には同じ参照符号を付けて図示し、それらについての説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。尚、図11においては、図の左半部分はクランプ解除状態を示し、図の右半部分はクランプ駆動途中状態を示している。
このクランプ装置1Dには、クランプ解除時に、4つのコレット部材34Dの拡径をアシストする第2案内機構94が設けられている。この第2案内機構94は、4つのコレット部材34Dのフランジ部59Dの内周部に形成された下方程大径化するテーパ従動面95と、このテーパ従動面95に係合するテーパ係合面96を有する環状係合部材97と、この環状係合部材97を上方へ弾性付勢する圧縮スプリング98とを備えている。
第2案内機構94を設けたので、クランプ解除時に、第1案内機構35Cで4つのコレット部材34Dを拡径させる拡径動作を効果的にアシストし、4つのコレット部材34Dの下部の拡径動作を安定させることができる。
次に、実施例6のクランプ装置1Eについて図12に基づいて説明する。
このクランプ装置1Eは、実施例5のクランプ装置1Dの一部を変更したものであるので、実施例5と同様の主要な構成要素には同じ参照符号を付けて図示し、それらについての説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。尚、図12においては、図の左半部分はクランプ解除状態を示し、図の右半部分はクランプ駆動途中状態を示している。
このクランプ装置1Eにおいては、クランプ駆動時に、4つのコレット部材34Eの下部のフランジ部59Eの縮径動作をアシストする第3案内機構100を設けた。
第3案内機構100は、フランジ部59Eの上面に形成され且つ上方程小径化するテーパ従動面101と、このテーパ従動面101に当接するように環状ピストン部材53Eに形成されたテーパ押圧面102とを備えている。クランプ駆動時に、環状ピストン部材53Eのテーパ押圧面102からフランジ部59Eのテーパ従動面101に下方に駆動する力だけでなくクランプロッド10の軸心Aの方へ押圧する力が作用するため、4つのコレット部材34Eのフランジ部59Eの縮径動作をアシストし、縮径動作を安定させることができる。尚、クランプ装置1の回動規制機構38と同様の回動規制機構38Eも設けられている。
次に、実施例7に係る4つのコレット部材と回動規制機構について説明する。
図13〜図16に示すように、各コレット部材34Fのフランジ部59Fの上面には、複数の鋼球82の下半部を収容可能な下側矩形凹部103が形成され、環状ピストン部材には、前記2つの凹部82の代わりに、複数の鋼球82の上半部を収容可能な上側矩形凹部(図示略)が形成され、4つのコレット部材34Fの各々における下側矩形凹部103と上側矩形凹部に複数の鋼球82が収容される。
更に、各コレット部材34Fのフランジ部59Fの下面には、複数の鋼球82の上半部を収容可能な上側矩形凹部104が形成され、環状板には複数の鋼球82の下半部を収容可能な下側矩形凹部(図示略)が形成され、4つのコレット部材34Fの各々における上側矩形凹部104と下側矩形凹部に複数の鋼球82が収容される。以上の構成により、4つのコレット部材34Fの円滑な縮径/拡径を可能にしながら、クランプロッドの軸心周りの回動が規制される。
次に、実施例8に係る縮径/拡径用アクチュエータについて、図10、図17に基づいて説明する。例えば、実施例4のクランプ装置1Cにおいて、環状ピストン部材53の筒状部53bを省略し、その省略によるスペースとその外側に拡張した拡張スペースに、図17に示す縮径/拡径用アクチュエータ110(これが、第1案内機構に相当する)を4つのコレット部材34Cと一体的に昇降するように装着する。このクランプ装置1Cでは、テーパ面66,68、テーパ案内面56C,45を省略可能であるが、それらを省略することなく併用してもよい。
この縮径/拡径用アクチュエータ110は、水平断面C形の拡径用板バネ部材111と、この板バネ部材111の外周側に設けた弾性のある合成樹脂製の環状チューブ112であって、油圧を充填することで拡径用板バネ部材111を縮径可能な環状チューブ112と、環状チューブ112の外周面に固定された環状低摩擦部材113と、環状チューブ112内の油室112aに外部の油圧供給源から油圧を供給・排出可能な油圧供給手段(図示略)を有する。この縮径/拡径用アクチュエータ110は、4つのコレット部材34Cの筒状部58に外嵌状態に装着され、拡径用板バネ部材111が筒状部58に接触した状態になる。
前記環状チューブ112の内周面の中段部が板バネ部材111に固着され、環状チューブ112の外周面の中段部が環状低摩擦部材113に固着されている。また、各コレット部材34Cに対応するように、板バネ部材111には複数の周方向に細長い長穴111aが形成され、各長穴111aに外側から挿通させた頭部付きのボルト111bが板バネ部材111に螺合にて固着されている。それ故、板バネ部材111の拡径動作により4つのコレット部材34Cを拡径させることができる。
クランプ駆動する際、油圧シリンダ33に油圧を供給し且つ油圧供給手段により環状チューブ112内の油室112aに油圧を充填することにより、拡径用板バネ部材111と4つのコレット部材34Cを下降させつつ平行移動により縮径させ、クランプ状態にする。クランプ解除の際に、油圧シリンダ33の油圧と環状チューブ112の油圧を抜くと、拡径用板バネ部材111の弾性力で4つのコレット部材34Cが上昇しながら平行移動により拡径し、クランプ解除状態になる。この縮径/拡径用アクチュエータ110は4つのコレット部材34Cの筒状部58に外嵌状態に装着され、筒状部58を縮径側へ駆動するため、縮径動作を安定させることができる。同様に、板バネ部材111により筒状部58を拡径側へ駆動するため、拡径動作を安定させることができる。
前記実施例1〜7を部分的に変更する例について説明する。
1]周方向に4等分割した4つのコレット部材34の代わりに、周方向に3〜6等分割した3〜6のコレット部材を採用してもよい。
2]環状係合部14の数、環状押圧部64の数は、4に限定されず、適宜の複数の環状係合部14や、環状押圧部64を設けてもよい。環状係合部14の形状も図示のものに限定されず、付加される荷重に耐える環状係合面14cを有する環状係合部14であればよく、同様に、環状押圧部64の形状も図示のものに限定されず、付加される荷重に耐える環状係合面64cを有する環状係合部64であればよい。
3]前記クランプ用アクチュエータとして、油圧シリンダの代わりにエアシリンダを採用してもよく、電動モータ、電動リニアアクチュエータ等を採用することもできる。
4]クランプロッド10は、ワークWに応じて、長さの異なるクランプロッドが採用される。また、クランプロッド10からワークWに荷重を伝達する構造は、種々の構造を採用可能である。
5]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそれらをも包含するものである。
W ワーク(クランプ対象物)
1,1A〜1E クランプ装置
10 クランプロッド
14 環状係合部
14c 係合面
30 クランプ本体
32 本体ケース
33,33A 油圧シリンダ
34,34C〜34F コレット部材
35 第1案内機構
36,36A 第1復帰機構
37 第2復帰機構
38,38E 回動規制機構
40 上壁部材
41a 外周壁部
44 筒壁部
45 拡径用テーパ案内面
53,53A,53B,53E 環状ピストン部材
54,54B 環状油圧作動室
55,55B 補助環状ピストン部材
56,56C 縮径用テーパ案内面
57 テーパ壁部(上端側部分)
59,59D〜59F フランジ部
64 環状押圧部
64c 押圧面
66 縮径用テーパ面
68 拡径用テーパ面
94 第2案内機構
95 テーパ従動面
97 環状係合部材
98 圧縮スプリング
100 第3案内機構
101 テーパ従動面
102 テーパ押圧面
110 縮径/拡径用アクチュエータ

Claims (8)

  1. クランプロッドを上方から部分的に挿入可能なロッド挿入穴を有するクランプ本体と、前記ロッド挿入穴に着脱可能な縦向きのクランプロッドとを備え、前記クランプロッドをクランプ本体の方へ退入駆動してクランプ対象物を固定するクランプ装置において、
    前記クランプロッドはその軸心方向の複数個所に形成された複数の環状係合部を有し、 前記クランプ本体は、
    前記ロッド挿入穴の一部を形成するように環状に配置され且つ平行移動によって縮径/拡径可能な複数のコレット部材であって、その軸心方向の複数個所に形成された複数の環状押圧部を有する複数のコレット部材と、
    前記複数のコレット部材とクランプロッドを退入方向へクランプ駆動する為のクランプ用アクチュエータと、
    前記クランプ用アクチュエータによるクランプ駆動の際に、複数のコレット部材が縮径して複数の環状押圧部が複数の環状係合部に上方から係合するように複数のコレット部材を案内すると共に、クランプ解除時に複数のコレット部材が上方移動する際に、複数のコレット部材が拡径して複数の環状押圧部が複数の環状係合部から離隔するように複数のコレット部材を案内する第1案内機構とを有することを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記各環状押圧部は、クランプロッドの軸心と直交又は略直交する下向きの環状の押圧面を有し、前記各環状係合部は、前記環状の押圧面に面接触して押圧される上向きの環状の係合面を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記クランプ用アクチュエータは流体圧シリンダで構成され、この流体圧シリンダは、環状ピストン部材と、この環状ピストン部材の上面側に流体圧を作用させる環状流体圧作動室を備え、クランプ解除の際、複数のコレット部材と前記流体圧シリンダの環状ピストン部材をクランプ解除位置へ復帰させる第1復帰機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のクランプ装置。
  4. 前記流体圧シリンダは、その環状ピストン部材に摺動自在に外嵌され、前記環状流体圧作動室の流体圧を下面側に受圧する補助環状ピストンを有し、
    前記クランプ本体の本体ケースは、前記ロッド挿入穴の一部を形成する上壁部を有し、 前記第1案内機構は、複数のコレット部材の上端側部分の外周面及び内周面に夫々形成された縮径用テーパ面及び拡径用テーパ面と、前記補助環状ピストンの上端部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ駆動時に前記縮径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を縮径させる縮径用テーパ案内面と、前記本体ケースの上壁部の下部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ解除時に前記拡径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を拡径させる拡径用テーパ案内面とを備えたことを特徴とする請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 前記クランプ本体の本体ケースは、前記ロッド挿入穴の一部を形成する上壁部と、複数のコレット部材の外周側の外周壁部を有し、
    前記第1案内機構は、複数のコレット部材の上端側部分の外周面及び内周面に夫々形成された縮径用テーパ面及び拡径用テーパ面と、前記外周壁部の内周部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ駆動時に前記縮径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を縮径させる縮径用テーパ案内面と、前記本体ケースの上壁部の下部に形成され且つ流体圧シリンダのクランプ解除時に前記拡径用テーパ面を案内して前記複数のコレット部材を拡径させる拡径用テーパ案内面とを備えたことを特徴とする請求項3に記載のクランプ装置。
  6. 前記複数のコレット部材は、前記流体圧シリンダの環状ピストン部材が上方から対向するように下端部分に形成されたフランジ部を有し、
    前記フランジ部の上面部と環状ピストン部材間に、複数のコレット部材の縮径/拡径を許容し且つ複数のコレット部材の鉛直軸心周りの回転を規制する回転規制機構を設けたことを特徴とする請求項3〜5の何れか1つに記載のクランプ装置。
  7. 前記複数のコレット部材は、前記流体圧シリンダの環状ピストン部材が上方から対向するように下端部分に形成されたフランジ部を有し、
    複数のコレット部材のフランジ部の内周部に形成された下方程大径化するテーパ従動面と、このテーパ従動面に係合するテーパ係合面を有する環状係合部材と、この環状係合部材を上方へ弾性付勢する圧縮スプリングとを備えた第2案内機構を設けたことを特徴とする請求項3〜6の何れか1つに記載のクランプ装置。
  8. 前記複数のコレット部材は、前記流体圧シリンダの環状ピストン部材が上方から対向するように下端部分に形成されたフランジ部を有し、
    前記フランジ部の上面に形成され且つ上方程小径化するテーパ従動面と、このテーパ従動面に当接するように前記環状ピストン部材に形成されたテーパ押圧面とを備えた第3案内機構を設けたことを特徴とする請求項3〜7の何れか1つに記載のクランプ装置。
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