JP2011120142A - 高周波電力増幅装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】広い出力電力レベル範囲で高い電力効率を得る高周波電力増幅装置を提供する。
【解決手段】振幅、位相変調された変調信号の振幅成分を増幅しエンベロープ信号を発生するエンベロープ増幅部1、変調信号に所定の位相遅延を加え出力する遅延時間補正手段5、遅延時間補正手段からの変調信号を入力し通常、電源としてエンベロープ増幅部の出力が接続されエンベロープ信号で振幅変調を行う出力端子に接続された最終段増幅器6a及び固定電圧電源DCが接続された少なくとも1つの前段の増幅器6b,6cを設けた多段増幅部6、多段増幅部における変調信号の経路を切り替える変調信号経路切替手段7、増幅される変調信号の出力電力に従い多段増幅部の所定の電力効率未満となる増幅器の1つ前段の増幅器の出力を変調信号経路切替手段により出力端子に接続する共に所定の電力効率未満となる増幅器を含む後段の増幅器をオフさせる制御手段Cを有す。
【選択図】図1
【解決手段】振幅、位相変調された変調信号の振幅成分を増幅しエンベロープ信号を発生するエンベロープ増幅部1、変調信号に所定の位相遅延を加え出力する遅延時間補正手段5、遅延時間補正手段からの変調信号を入力し通常、電源としてエンベロープ増幅部の出力が接続されエンベロープ信号で振幅変調を行う出力端子に接続された最終段増幅器6a及び固定電圧電源DCが接続された少なくとも1つの前段の増幅器6b,6cを設けた多段増幅部6、多段増幅部における変調信号の経路を切り替える変調信号経路切替手段7、増幅される変調信号の出力電力に従い多段増幅部の所定の電力効率未満となる増幅器の1つ前段の増幅器の出力を変調信号経路切替手段により出力端子に接続する共に所定の電力効率未満となる増幅器を含む後段の増幅器をオフさせる制御手段Cを有す。
【選択図】図1
Description
この発明は、振幅と位相が変調された信号を増幅する高周波電力増幅装置に関するものである。
近年の通信のブロードバンド化に伴い、変調信号として直交振幅変調(QAM)信号を用い、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)した変調信号を使った通信方式が多く用いられている。OFDM信号は、平均電力と瞬時最大電力の比であるPAPR(Peak to Average Power Ratio)が大きく、送信電力増幅器は、瞬時的に出力電力が大きくなるサブキャリア信号も線形に増幅するために、大きな飽和電力が必要となる。
通常の送信電力増幅器は、飽和電力付近で効率が最大となり、バックオフが大きくなるに従って、効率は低下する。従って、OFDM信号のようにPAPRが大きい信号を増幅する場合、線形性を確保するために大きな飽和電力が必要となり、平均的な効率が低下する。
バックオフの大きな領域での効率を改善する方法として従来、エンベロープトラッキング(ET:Envelope Tracking)方式が提案されている(例えば非特許文献1参照)。従来のエンベロープトラッキング方式では、送信する変調信号を増幅する増幅器の電源を、送信する該変調信号の振幅成分のみをエンベロープ増幅部で増幅したエンベロープ信号で変調させることで、増幅器をエンベロープ信号に応じて常に最小のバックオフで動作させ、高効率の動作を実現させている。
Feipeng Wang et al.;"Design of Wide-Bandwidth Envelope-Tracking Power Amplifiers for OFDM Applications"、IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES、VOL.53、NO.4、April 2005
しかしながら、上述のような従来のエンベロープトラッキング方式の高周波電力増幅装置の場合には、高い電力効率が得られる出力電力レベルの範囲が狭いという課題があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、出力電力レベルの広い範囲において、高い電力効率を得ることができる高周波電力増幅装置を提供することを目的とする。
この発明は、振幅成分と位相成分が変調された変調信号を増幅する高周波電力増幅装置であって、変調信号の振幅成分を増幅したエンベロープ信号を発生するエンベロープ増幅部と、前記変調信号に所定の位相遅延時間量を加えて出力する遅延時間補正手段と、前記遅延時間補正手段からの変調信号を入力とし、通常、電源として前記エンベロープ増幅部の出力が接続されエンベロープ信号で振幅変調を行う、出力端子に接続された最終段増幅器および固定電圧電源が接続された少なくとも1つの直列接続された前段の増幅器を設けた多段高周波電力増幅部と、前記多段高周波電力増幅部における変調信号の経路を切り替える変調信号経路切替手段と、増幅される変調信号の出力電力に従い、前記多段高周波電力増幅部の所定の電力効率未満となる増幅器の1つ前段の増幅器の出力を前記変調信号経路切替手段により出力端子に接続する共に、所定の電力効率未満となる前記増幅器を含む後段の増幅器をオフさせる制御を行う制御手段と、からなることを特徴とする高周波電力増幅装置にある。
この発明では、出力電力レベルの広い範囲において、高い電力効率を得ることができる高周波電力増幅装置を提供できる。
以下、この発明による高周波電力増幅装置を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図1において増幅して送信する変調信号は遅延時間可変の遅延時間補正手段5を介して、最終段増幅器6aと最終段の前段の増幅器6bと最終段の前々段の増幅器6cを設けた多段高周波電力増幅部(多段増幅部)6に入力され、多段増幅部6の出力端子10から出力される。エンベロープ増幅部1には変調信号の振幅成分のみが入力され、エンベロープ増幅部1内でパルス変調手段2、振幅増幅手段3、ローパスフィルタ4を介して、その出力は最終段増幅器6aに電源として入力される。
図1はこの発明の実施の形態1による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図1において増幅して送信する変調信号は遅延時間可変の遅延時間補正手段5を介して、最終段増幅器6aと最終段の前段の増幅器6bと最終段の前々段の増幅器6cを設けた多段高周波電力増幅部(多段増幅部)6に入力され、多段増幅部6の出力端子10から出力される。エンベロープ増幅部1には変調信号の振幅成分のみが入力され、エンベロープ増幅部1内でパルス変調手段2、振幅増幅手段3、ローパスフィルタ4を介して、その出力は最終段増幅器6aに電源として入力される。
また高周波電力増幅装置は、最終段の前段の増幅器6bおよび最終段の前々段の増幅器6cの出力をそれぞれ出力端子10に接続する多段増幅部6内の変調信号経路切替え用のスイッチ7a,7b、最終段の前段の増幅器6bおよび最終段の前々段の増幅器6cに電源として直流の固定電圧電源DC、グランド(電源電圧を0Vまたは基準電圧にする)をそれぞれ接続する電源経路切替え用のスイッチ8およびスイッチ9をさらに備える。制御手段Cは、増幅しようとする変調信号レベルに従い、多段増幅部6において電力効率のよい増幅器の出力に切り替えるために、変調信号経路切替え用および電源経路切替え用の各スイッチ7a,7b,8,9の開閉切り替え制御、エンベロープ増幅部1や多段増幅部6の各増幅器6a〜6cの出力制御(出力を0Vにする制御等)、遅延時間補正手段5の遅延時間の設定制御、等を含む、高周波電力増幅装置の全体の制御を行い、例えばメモリを含むコンピュータ、または、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されている。なお、スイッチ7a,7bが変調信号経路切替手段、スイッチ8,9が電源経路切替手段を構成する。
図2はこの実施の形態による高周波電力増幅装置の動作を説明するための図である。図2において、11は最終段増幅器6aの電源電圧をパラメータとしたときの出力電力(Pout[dBm])と電力効率(ED[%])の関係、12は最終段の前段の増幅器6bの固定電圧電源DCの電源電圧(Vc)を4Vに設定したときの出力電力/電力効率の関係、13(12も含む電力効率45%以上の領域の線)はこの発明による電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係を示す。多段増幅部6の各増幅器は出力側に近い程、出力電力Poutが高い領域で高い電力効率EDを有する。
次に動作について説明する。例えば、QPSK-OFDM(四位相偏移/直交周波数分割多重)変調信号のように振幅成分と位相成分を変調する信号であり、瞬時的に電力が大きく変動する変調信号を扱う送受信機において、ベースバンド信号発生部、または、変調信号発生部で生成された変調信号のうち、振幅成分のみを取り出してエンベロープ増幅部1で増幅する。遅延時間補正手段5には変調信号が入力される。
エンベロープ増幅部1では、入力された振幅成分を高効率に増幅するため、例えば、パルス幅変調器、またはデルタ変調器で構成されたパルス変調手段2によりパルス変調信号に変換し、例えばD級アンプなどで構成された振幅増幅手段3で高効率にスイッチング増幅したのち、ローパスフィルタ4により不要な高調波成分を除去する。ローパスフィルタ4は例えば、2次または4次のバターワースフィルタが用いられる。
多段増幅部6で増幅される変調信号とエンベロープ増幅部1で増幅される振幅成分の信号の位相を一致させるために、変調信号は予め設定された遅延時間分だけ、または制御手段Cの制御による遅延時間分だけ遅延時間補正手段5で遅延時間が調整されたのち、多段増幅部6に入力される。多段増幅部6は、少なくとも2段以上の増幅器で構成されており、最終段の前段以前の少なくとも1段以上の増幅器6b,6cは、図1に示しように電源経路切替用のスイッチ8が「閉」、スイッチ9が「開」で電圧値が一定の固定電圧電源DCの電圧が印加されている。
最終段増幅器6aは、エンベロープ増幅部1で生成されたエンベロープ信号(振幅増幅信号)が電源電圧として印加される。この結果、最終段増幅器6aは、エンベロープ信号に応じて常に最小のバックオフで動作することとなり、高い効率で動作することができる。
図2において、最終段増幅器6aの電源電圧制御したときに、例えば破線で示す電力効率45%以上が得られる出力電力の範囲は35dBmから29dBmである。図10は従来の1つの増幅器の電源電圧をエンベロープ信号で制御したときの電力効率を示し、506は電源電圧を0.7〜4.0Vの範囲で変化させたときの出力電力/電力効率の関係、507が各電源電圧において効率が最大となる出力電力と電力効率の関係を示した図である。図10の電力効率45%以上の部分が図2の電力効率45%以上の右側の傾斜部分に当たる。
図2において、最終段の前段の増幅器6bの電源電圧を例えば4Vとした場合の出力電力/電力効率の関係は12で示すものである。制御手段Cは、例えば図2に示したような該高周波電力増幅装置の多段増幅部の各増幅器の出力電力/電力効率特性情報をメモリに予め格納しておく。そして増幅しようとする変調信号の出力電力値を示す出力レベル指示信号L(図1参照)が入力されると、出力電力/電力効率特性情報を参照し、上記出力レベル指示信号Lによる増幅を行った場合に所定の電力効率未満となる増幅器があった場合には、多段増幅部6の上記所定の電力効率未満にはならない該増幅器の1つ前段の増幅器の出力を出力端子10に接続する共に、所定の電力効率未満となる増幅器から後段の増幅器をオフさせる制御を行う、増幅器の切り替え制御を行う。
例えば、出力電力(出力レベル指示信号L)が29dBm以下のときに、制御手段Cの制御により変調信号経路切替え用のスイッチ7aを「閉」とすることにより変調信号の経路を切り替え、最終段の前段の増幅器6bの出力を出力端子10に接続して出力することで、電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係は12で示すものとなり、電力効率45%以上が得られる出力電力の範囲は35dBmから28dBmとなり、電力効率45%以上が得られる出力電力レベルの範囲が拡大する。
この時、制御手段Cの制御によりさらに、最終段増幅器6aのゲート、またはベース電圧がバイアス回路により0Vに設定され(それぞれ図示省略)、更に、例えばパルス変調手段2に振幅増幅手段3の出力が0Vになるような予め設定された信号を入力ことにより、振幅増幅手段3の出力が0Vとなるように制御することで、エンベロープ増幅部1で生成されるエンベロープ信号が0Vとなり、最終段増幅器6aを完全にオフすることができる。この結果、エンベロープ信号系から入ってくる雑音レベルを低減することができるので、低出力電力時の雑音を低減することができる。
高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大するための構成を図1を用いて説明する。
図3は、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大する構成を用いた場合の動作を説明するための図である。14は最終段の前々段の増幅器6cの固定電圧電源DCの電源電圧(Vc)を4Vに設定したときの出力電力/電力効率の関係である。
図3において、最終段の前々段の増幅器6cの電源電圧を、例えば4Vとした場合の出力電力/電力効率の関係は14であり、例えば、出力電力(出力レベル指示信号L)が28dBm以下のときに、変調信号経路切替え用のスイッチ7bを「開」から「閉」、スイッチ7aを「閉」から「開」に切り替えることにより変調信号の経路を切り替え、最終段の前々段の増幅器6cの出力を出力端子10に接続して出力することで、出力電力/電力効率の関係は14となり、電力効率45%以上が得られる出力電力の範囲は35dBmから26dBmとなり、電力効率45%以上が得られる出力電力レベルの範囲が拡大する。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、最終段の前段の増幅器6bもゲート、またはベース電圧は0Vに設定され、また電源経路切替え用のスイッチ8を「閉」から「開」とし、電源電圧を0V(グランド)にするための電源経路切替え用のスイッチ9を「開」から「閉」とすることで電源電圧を0Vにすることで最終段の前段の増幅器6bも完全にオフすることができる。この場合にも、エンベロープ信号系から入ってくる雑音レベルを低減することができるので、低出力電力時の雑音を低減することができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図5はこの実施の形態による高周波電力増幅装置の動作を説明するための図である。図5の15は最終段増幅器6aの電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係、16は最終段の前段の増幅器6bの電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係を示す。
図4はこの発明の実施の形態2による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図5はこの実施の形態による高周波電力増幅装置の動作を説明するための図である。図5の15は最終段増幅器6aの電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係、16は最終段の前段の増幅器6bの電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係を示す。
次に動作について説明する。図4は図1の構成に、エンベロープ増幅部1で生成されるエンベロープ信号の供給経路を最終段増幅器6aと最終段の前段の増幅器6bとで切り替え、さらに最終段増幅器6aの電源を0Vにする電源経路切替え用のスイッチ8,8a、8b,9を設けた構成である。
図5において、最終段増幅器6aの電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係は15であり、例えば電力効率45%以上が得られる出力電力の範囲は35dBmから29dBmである。また、最終段の前段の増幅器6bの電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係は16であり、例えば電力効率45%以上が得られる出力電力の範囲は29dBmから23dBmである。例えば、出力電力(出力レベル指示信号L)が29dBm以下のときに、電源経路切替え用のスイッチ8,8a、8b,9によりエンベロープ信号の経路を最終段増幅器6aの電源から最終段の前段の増幅器6bの電源に切り替え、信号経路切替え用のスイッチ7aの「閉」により変調信号の経路を切り替え、最終段の前段の増幅器6bの出力を出力端子10に接続して出力することで、電源電圧制御を行ったときの出力電力/電力効率の関係は13(電力効率45%以上の太線部分)となり、電力効率45%以上が得られる出力電力の範囲は35dBmから23dBmとなり、電力効率45%以上が得られる出力電力レベルの範囲が拡大する。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、最終段増幅器6aのゲート、またはベース電圧は0Vに設定され、最終段増幅器6aの電源経路切替え用のスイッチ8bを「閉」から「開」、電源電圧を0Vにするためのスイッチ9を「開」から「閉」とすることで最終段増幅器6aの電源電圧は0Vに設定され、最終段増幅器6aを完全にオフすることができる。なお、スイッチ8は「閉」から「開」、スイッチ8aは「開」から「閉」に切り替えられる。
高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大するための構成を図4を用いて説明する。
図6は、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大する構成を用いた場合の動作を説明するための図である。図6において、最終段の前々段の増幅器6cの電源電圧を、例えば4Vとした場合の出力電力/電力効率の関係は14であり、例えば、出力電力(出力レベル指示信号L)が23dBm以下のときに、変調信号経路切替え用のスイッチ7bを「開」から「閉」、スイッチ7aを「閉」から「開」に切り替えることにより変調信号の経路を切り替え、最終段の前々段の増幅器6cの出力を出力端子10に接続して出力することで、出力電力/電力効率の関係は14となり、電力効率45%以上が得られる出力電力の範囲は35dBmから21dBmとなり、電力効率45%以上が得られる出力電力レベルの範囲が拡大する。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、最終段の前段の増幅器6bもゲート、またはベース電圧は0Vに設定され、振幅増幅手段3の出力が0Vとなるように制御することで、エンベロープ増幅部1で生成されるエンベロープ信号が0Vとなり、最終段の前段の増幅器6bも完全にオフすることができる。この結果、エンベロープ信号系から入ってくる雑音レベルを低減することができるので、低出力電力時の雑音を低減することができる。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図7の高周波電力増幅装置の構成は、パルス変調手段2aと振幅増幅手段3aとローパスフィルタ4aからなるエンベロープ増幅部1a、およびパルス変調手段2bと振幅増幅手段3bとローパスフィルタ4bからなるエンベロープ増幅部1bで生成されるエンベロープ信号を用いて、最終段増幅器6aと最終段の前段の増幅器6bをそれぞれ振幅変調させて増幅動作を行わせる構成である。
図7はこの発明の実施の形態3による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図7の高周波電力増幅装置の構成は、パルス変調手段2aと振幅増幅手段3aとローパスフィルタ4aからなるエンベロープ増幅部1a、およびパルス変調手段2bと振幅増幅手段3bとローパスフィルタ4bからなるエンベロープ増幅部1bで生成されるエンベロープ信号を用いて、最終段増幅器6aと最終段の前段の増幅器6bをそれぞれ振幅変調させて増幅動作を行わせる構成である。
次に動作について説明する。実施の形態1で示したように、出力電力(出力レベル指示信号L)が29dBm以下のときに、変調信号経路切替え用のスイッチ7aの「閉」により変調信号の経路を切り替え、最終段の前段の増幅器6bの出力を出力端子10に接続して出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を拡大することができる。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、最終段増幅器6aのゲート、またはベース電圧は0Vに設定され、振幅増幅手段3aの出力が0Vとなるように制御されることで、エンベロープ増幅部1aで生成されるエンベロープ信号が0Vとなり、最終段増幅器6aを完全にオフすることができる。この結果、エンベロープ信号系から入ってくる雑音レベルを低減することができるので、低出力電力時の雑音を低減することができる。
更に出力電力が低いときには(出力レベル指示信号Lのレベルが最終段の前段の増幅器6bの出力効率が例えば45%未満となる例えば23dBm以下の時)、実施の形態1で示したように、変調信号経路切替え用のスイッチ7aを「閉」から「開」、スイッチ7bを「開」から「閉」にすることにより変調信号の経路を切り替え、最終段の前々段の増幅器6cの出力を出力端子10に接続して出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大することができる。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、最終段の前段の増幅器6bのゲート、またはベース電圧も0Vに設定され、振幅増幅手段3bの出力も0Vとなるように制御されることで、エンベロープ増幅部1bで生成されるエンベロープ信号も0Vとなり、最終段増幅器6a、最終段の前段の増幅器6bを完全にオフすることができる。この結果、エンベロープ信号系から入ってくる雑音レベルを低減することができるので、低出力電力時の雑音を低減することができる。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図8では最終段増幅器を、飽和出力電力の高い(例えば飽和出力電力35dBm)最終段増幅器6aと飽和出力電力の低い(例えば飽和出力電力29dBm)最終段増幅器17aを並列に接続した構成である。
図8はこの発明の実施の形態4による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図8では最終段増幅器を、飽和出力電力の高い(例えば飽和出力電力35dBm)最終段増幅器6aと飽和出力電力の低い(例えば飽和出力電力29dBm)最終段増幅器17aを並列に接続した構成である。
次に動作について説明する。実施の形態1で示したように、出力電力が低いときに、例えば電源経路切替え用のスイッチ8aと9bを「開」から「閉」、スイッチ8bと9aを「閉」から「開」に切り替えることにより、エンベロープ信号の経路を飽和出力電力の高い最終段増幅器6aから飽和出力電力の低い最終段増幅器17aに切り替え、飽和出力電力の低い最終段増幅器17aの出力を出力端子10から出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を拡大することができる。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、最終段増幅器6aのゲート、またはベース電圧が0Vに設定され、上記最終段増幅器6a側の電源電圧を0Vにするためのスイッチ9bが「閉」とされることで最終段増幅器6aの電源電圧は0Vに設定され、最終段増幅器6aを完全にオフすることができる。
更に出力電力が低いときには、実施の形態1で示したように、変調信号経路切替え用のスイッチ7bを「閉」にすることにより変調信号の経路を切り替え、最終段の前段の増幅器6bの出力を出力端子10に接続して出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大することができる。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、飽和出力電力の低い最終段増幅器17aのゲート、またはベース電圧も0Vに設定され、また最終段増幅器17aの電源電圧も0Vにするために電源経路切替え用のスイッチ8aを「閉」から「開」、スイッチ9aを「開」から「閉」に切り替えることで最終段増幅器6aと17aの電源電圧は0Vに設定され、最終段増幅器6aと17aを完全にオフすることができる。
または、飽和出力電力の低い最終段増幅器17aの電源電圧は、最終段増幅器17aのゲート、またはベース電圧は0Vに設定され、スイッチ8a,9aはそのままとし、振幅増幅手段3の出力が0Vとなるように制御することで、エンベロープ増幅部1で生成されるエンベロープ信号が0Vとなり、飽和出力電力の低い最終段増幅器17aを完全にオフすることができる。この結果、エンベロープ信号系から入ってくる雑音レベルを低減することができるので、低出力電力時の雑音を低減することができる。
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図9では、飽和出力電力の高い(例えば飽和出力電力35dBm)最終段増幅器6aとその前段の増幅器6bと、飽和出力電力の低い(例えば飽和出力電力29dBm)最終段増幅器17aとその前段の増幅器17bとをそれぞれ並列に接続した構成である。
図9はこの発明の実施の形態5による高周波電力増幅装置の構成を示す図である。図9では、飽和出力電力の高い(例えば飽和出力電力35dBm)最終段増幅器6aとその前段の増幅器6bと、飽和出力電力の低い(例えば飽和出力電力29dBm)最終段増幅器17aとその前段の増幅器17bとをそれぞれ並列に接続した構成である。
次に動作について説明する。実施の形態1で示したように、出力電力が低いときに、例えば電源経路切替え用のスイッチ8aと8dと8fと9bを「開」から「閉」、スイッチ8bと8cと8eと9aを「閉」から「開」に切り替えることにより、エンベロープ信号の経路を飽和出力電力の高い最終段増幅器6aとその前段の増幅器6bで構成される側への信号経路から、飽和出力電力の低い最終段増幅器17aとその前段の増幅器17bで構成される側への信号経路に切り替え、飽和出力電力の低い最終段増幅器17aとその前段の増幅器17bで構成される側の変調信号経路で増幅して、出力端子10から出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を拡大することができる。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、最終段増幅器6aとその前段の増幅器6bのゲート、またはベース電圧は0Vに設定され、上記最終段増幅器6a側の電源電圧を0Vにするためのスイッチ9bが「閉」とされることで最終段増幅器6aの電源電圧は0Vに設定され、最終段増幅器6aを完全にオフすることができる。
更に出力電力が低いときには、実施の形態1で示したように、最終段の前々段の増幅器6cの経路で信号が出力されるように、変調信号経路切替え用のスイッチ7bを「開」から「閉」にし(スイッチ7aa,7abは共に「開」)、さらに例えば電源経路切替え用のスイッチ8fを「開」、他のスイッチ8a〜8e,9a,9bを全て「閉」とすることにより、前々段の増幅器6cの変調信号経路で増幅して、変調信号を出力端子10から出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大することができる。
この時、上記と同様の制御手段Cの制御によりさらに、飽和出力電力の低い最終段増幅器17aとその前段の増幅器17bもゲート、またはベース電圧が0Vに設定され、上記最終段増幅器6aと17aの電源電圧を0Vにするための少なくともスイッチ9a,9bが「閉」とされることで、最終段増幅器6aと17aの電源電圧は0Vに設定され、最終段増幅器6aと17aを完全にオフすることができる。
または、各増幅器6a,6b,17a,17bの電源電圧は、ゲート、またはベース電圧が0Vに設定されると共に、振幅増幅手段3の出力が0Vとなるように制御することで、エンベロープ増幅部1で生成されるエンベロープ信号が0Vとなり、各増幅器を完全にオフすることができる。この結果、エンベロープ信号系から入ってくる雑音レベルを低減することができるので、低出力電力時の雑音を低減することができる。
また、変調信号経路切替え用および電源経路切替え用の各スイッチの切り替えにより、実施の形態2で示したように、飽和出力電力の高い最終段増幅器6aまたは飽和出力電力の低い最終段増幅器17aをオフし、飽和出力電力が高い最終段の前段の増幅器6bまたは飽和出力電力の低い最終段の前段の増幅器17bの電源にエンベロープ増幅部1で生成されるエンベロープ信号を接続して振幅変調して、変調信号を出力端子10から出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を更に拡大することができる。
また、飽和出力電力の高い最終段増幅器6aと飽和出力電力の低い最終段増幅器17aの両方の電源にエンベロープ信号を接続して振幅変調して、変調信号を出力端子10から出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を拡大することができる。
また、飽和出力電力の高い最終段の前段の増幅器6bと飽和出力電力の低い最終段の前段の増幅器17bの両方の電源にエンベロープ信号を接続して振幅変調して、変調信号を出力端子10から出力することで、高い効率が得られる出力電力レベルの範囲を拡大することができる。
この時、飽和出力電力の高い最終段増幅器6aと飽和出力電力の低い最終段増幅器17aのゲート、またはベース電圧はバイアス回路により0Vに設定されており、更に、最終段増幅器6aと17aの電源電圧を0Vにするためのスイッチ9をオン状態とすることで最終段増幅器6aと17aの電源電圧は0Vに設定され、最終段増幅器6aと17aを完全にオフすることができる。
すなわち、制御手段Cは、増幅される変調信号の出力電力に従い、所定の電力効率未満となる増幅器の前段の増幅器の出力を変調信号経路切替え用のスイッチ(7)により出力端子10に接続すると共に、所定の電力効率未満となる増幅器を含む後段の増幅器をオフさせる制御を行う。
また、制御手段Cは、増幅される変調信号の出力電力が飽和出力電力の高い最終段増幅器6aまたは飽和出力電力の高い最終段の前段の増幅器6bが所定の電力効率未満となるレベルの時に、変調信号経路切替え用のスイッチ(7)により飽和出力電力の低い最終段増幅器17aまたは飽和出力電力の低い最終段の前段の増幅器17bの出力を出力端子10に接続すると共に、電源経路切替え用のスイッチ(8,9)により飽和出力電力の低い最終段増幅器17aまたは飽和出力電力の低い最終段の前段の増幅器17bに電源としてエンベロープ増幅部1の出力を接続し、さらに飽和出力電力の高い最終段増幅器6aまたは飽和出力電力の高い最終段の前段の増幅器6bをオフさせる制御を行う。
また、制御手段Cは、変調信号経路切替え用のスイッチ(7)により飽和出力電力の高い最終段増幅器6aおよび飽和出力電力の低い最終段増幅器17aまたは飽和出力電力の高い最終段の前段の増幅器6bおよび飽和出力電力の低い最終段の前段の増幅器17bの出力を出力端子10に接続すると共に、電源経路切替え用のスイッチ(8,9)により飽和出力電力の高い最終段増幅器6aおよび飽和出力電力の低い最終段増幅器17aまたは飽和出力電力の高い最終段の前段の増幅器6bおよび飽和出力電力の低い最終段の前段の増幅器17bに電源としてエンベロープ増幅部1の出力を接続する。
さらに上記各実施の形態に渡り制御手段Cは、増幅器を完全にオフさせる制御において、増幅器のゲートまたはベース電圧をバイアス回路により0Vに設定し、さらに、該増幅器の電源を電源経路切替え用のスイッチ(8,9)によりグランドする、または該増幅器の電源がエンベロープ増幅部1の出力に接続されていればエンベロープ増幅部1の出力を0Vにする制御を行う。
なお、この発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、これらの可能な組み合わせを全て含むことは云うまでもない。
1,1a,1b エンベロープ増幅部、2,2a,2b パルス変調手段、3,3a,3b 振幅増幅手段、4,4a,4b ローパスフィルタ、5 遅延時間補正手段、6 多段高周波電力増幅部、6a〜6c,17a,17b 増幅器、7a,7aa,7ab,7b,8a〜8f,9a,9b スイッチ、10 出力端子。
Claims (12)
- 振幅成分と位相成分が変調された変調信号を増幅する高周波電力増幅装置であって、
変調信号の振幅成分を増幅したエンベロープ信号を発生するエンベロープ増幅部と、
前記変調信号に所定の位相遅延時間量を加えて出力する遅延時間補正手段と、
前記遅延時間補正手段からの変調信号を入力とし、通常、電源として前記エンベロープ増幅部の出力が接続されエンベロープ信号で振幅変調を行う、出力端子に接続された最終段増幅器および固定電圧電源が接続された少なくとも1つの直列接続された前段の増幅器を設けた多段高周波電力増幅部と、
前記多段高周波電力増幅部における変調信号の経路を切り替える変調信号経路切替手段と、
増幅される変調信号の出力電力に従い、前記多段高周波電力増幅部の所定の電力効率未満となる増幅器の1つ前段の増幅器の出力を前記変調信号経路切替手段により出力端子に接続する共に、所定の電力効率未満となる前記増幅器を含む後段の増幅器をオフさせる制御を行う制御手段と、
からなることを特徴とする高周波電力増幅装置。 - 前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記最終段増幅器が所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記変調信号経路切替手段により前記多段高周波電力増幅部の最終段増幅器の1つ前段の増幅器の出力を出力端子に接続する共に前記最終段増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅装置。
- 前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記最終段増幅器および前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器が前記所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記変調信号経路切替手段により前記多段高周波電力増幅部の前記最終段増幅器の2つ前段の増幅器の出力を出力端子に接続する共に、前記最終段増幅器および前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅装置。
- 前記高周波電力多段増幅部における前記最終段増幅器および各前段の増幅器の電源の接続を切り替える電源経路切替手段をさらに備え、
前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記最終段増幅器が所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記変調信号経路切替手段により前記多段高周波電力増幅部の最終段増幅器の1つ前段の増幅器の出力を出力端子に接続すると共に、前記電源経路切替手段により前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器に電源として前記エンベロープ増幅部の出力を接続し、さらに前記最終段増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅装置。 - 前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記最終段増幅器および前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器が前記所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記変調信号経路切替手段により前記多段高周波電力増幅部の前記最終段増幅器の2つ前段の増幅器の出力を出力端子に接続する共に、前記最終段増幅器および前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の高周波電力増幅装置。
- 前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器に電源として前記固定電圧電源の代わりに接続された追加のエンベロープ増幅部を備え、
前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記最終段増幅器が所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記変調信号経路切替手段により前記多段高周波電力増幅部の最終段増幅器の1つ前段の増幅器の出力を出力端子に接続する共に前記最終段増幅器をオフさせる制御を行い、増幅される変調信号の出力電力が前記最終段増幅器および前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器が前記所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記変調信号経路切替手段により前記多段高周波電力増幅部の前記最終段増幅器の2つ前段の増幅器の出力を出力端子に接続する共に、前記最終段増幅器および前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅装置。 - 前記最終段増幅器として飽和出力電力の高い第1最終段増幅器と飽和出力電力の低い第2最終段増幅器を並列に接続して備え、さらに前記高周波電力多段増幅部における前記最終段増幅器および各前段の増幅器の電源の接続を切り替える電源経路切替手段を備え、
前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記第1最終段増幅器が前記所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記電源経路切替手段により電源としての前記エンベロープ増幅部の出力を前記第1最終段増幅器から前記第2最終段増幅器に接続切り替えすると共に前記第1最終段増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅装置。 - 前記最終段増幅器および前記最終段増幅器の1つ前段の増幅器として直列接続された飽和出力電力の高い第1最終段増幅器と第1前段増幅器、直列接続された飽和出力電力の低い第2最終段増幅器と第2前段増幅器とを並列に接続して備え、さらに前記高周波電力多段増幅部における前記最終段増幅器および各前段の増幅器の電源の接続を切り替える電源経路切替手段を備え、
前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記第1最終段増幅器および第1前段増幅器が前記所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記電源経路切替手段により電源としての前記エンベロープ増幅部の出力を前記第1最終段増幅器から前記第2最終段増幅器に接続を切り替え、また前記固定電圧電源を前記第1前段増幅器から第2前段増幅器に接続を切り替え、さらに前記第1最終段増幅器および第1前段増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅装置。 - 前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力に従い、前記所定の電力効率未満となる増幅器の前段の増幅器の出力を前記変調信号経路切替手段により出力端子に接続すると共に、前記所定の電力効率未満となる増幅器を含む後段の増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項7または8に記載の高周波電力増幅装置。
- 前記制御手段が、増幅される変調信号の出力電力が前記第1最終段増幅器または第1前段増幅器が所定の電力効率未満となるレベルの時に、前記変調信号経路切替手段により前記第2最終段増幅器または第2前段増幅器の出力を出力端子に接続すると共に、前記電源経路切替手段により前記第2最終段増幅器または第2前段増幅器に電源として前記エンベロープ増幅部の出力を接続し、さらに前記第1最終段増幅器または第1前段増幅器をオフさせる制御を行うことを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅装置。
- 前記制御手段が、前記変調信号経路切替手段により前記第1最終段増幅器および前記第2最終段増幅器または第1前段増幅器および第2前段増幅器の出力を出力端子に接続すると共に、前記電源経路切替手段により前記第1最終段増幅器および前記第2最終段増幅器または第1前段増幅器および第2前段増幅器に電源として前記エンベロープ増幅部の出力を接続することを特徴とする請求項7から10までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅装置。
- 前記制御手段が、増幅器をオフさせる制御において、該増幅器のゲートまたはベース電圧をバイアス回路により0Vに設定し、さらに、該増幅器の電源を前記電源経路切替手段によりグランドする、または該増幅器の電源が前記エンベロープ増幅部の出力に接続されていれば前記エンベロープ増幅部に出力を0Vにする制御を行うことを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅装置。
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