JP2011119790A - 放送記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイマル放送に基づいて記録を行う際に記録に使用する放送方式が頻繁に切り替わることによる不都合を防止する。
【解決手段】無線放送による第1の放送を受信して記録する第1の記録手段と、第1放送のサイマル放送としてコンピュータネットワークを介して行われる第2の放送を受信して記録する第2の記録手段とを備えた放送記録装置において、第2放送を視聴するために必要とされる所定の条件を満足しているか否かを判定する判定手段(ステップ43、44)と、第2記録手段による記録を開始する場合(ステップ41)、第1記録手段による記録を並行して行い(ステップ42)、その後、判定手段により所定条件を満足していないとの判定がなされた場合には、第1記録手段による記録を続行するとともに、第2記録手段による記録を停止して(ステップ45)該第2記録手段による記録結果を破棄する(ステップ46)制御手段とを設ける。
【選択図】図4
【解決手段】無線放送による第1の放送を受信して記録する第1の記録手段と、第1放送のサイマル放送としてコンピュータネットワークを介して行われる第2の放送を受信して記録する第2の記録手段とを備えた放送記録装置において、第2放送を視聴するために必要とされる所定の条件を満足しているか否かを判定する判定手段(ステップ43、44)と、第2記録手段による記録を開始する場合(ステップ41)、第1記録手段による記録を並行して行い(ステップ42)、その後、判定手段により所定条件を満足していないとの判定がなされた場合には、第1記録手段による記録を続行するとともに、第2記録手段による記録を停止して(ステップ45)該第2記録手段による記録結果を破棄する(ステップ46)制御手段とを設ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、サイマル放送に基づいて記録を行う放送記録装置に関する。
このような放送記録装置に関連する技術として、サイマル放送を受像する際にアナログ放送とデジタル放送のうちより高画質な視聴が可能な放送を自動的に選択することができるようにした選局装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。また、主たる放送の記録時には関連放送を同時に記録し、主たる放送の受信状態が悪化して録画不可能となっても、関連放送の記録を活用することにより、コンテンツ再生の際にひとつながりの一貫したコンテンツとして視聴することができるようにした記録再生装置が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
従来、放送局からの放送波を受信する受信装置においてその放送波の受信信号レベルが所定値を上回っている場合、又はその放送局の放送対象地域内に受信装置が存在する場合に、その放送局が提供しているIP放送を該受信装置により視聴することを許可するネットワークサービスが知られている。このサービスを利用することができる受信装置においては、放送波の受信信号レベル及び受信装置の現在位置を定期的に取得して監視し、放送波によるアナログ放送の視聴中に、受信信号レベル及び現在位置がIP放送を視聴するために必要とされる視聴条件を満たしている場合には、予めユーザによってIP放送の視聴へ移行することが許可されていれば、自動的にIP放送を視聴できる状態に移行する。また、IP放送の視聴中にIP放送の視聴条件を満たさなくなった場合にはIP放送の視聴を中止し、アナログ放送を視聴できる状態に移行する。
しかしながら、このような従来のネットワークサービス対応の受信装置によれば、IP放送の視聴条件を満たしているか否かに応じ、IP放送及びアナログ放送のうちのいずれの放送方式により視聴を行うかを自動的に切り替えるようにしているので、携帯端末等のようにユーザの移動によって受信環境が変化する場合には、放送の視聴中に放送方式の切替えが頻繁に発生するおそれがある。放送方式の切替えが頻発すると、切替えの度に受信コンテンツの品質が変化するので、非常に視聴しづらい状況になる。
また、放送コンテンツの記録は、IP放送の場合には、IP通信を介して送られるストリーミングデータを記録することにより行われるのに対し、アナログ放送の場合には、チューナを介して受信し、デコードして得られるデータを記録することにより行われる。つまりIP放送の場合と、アナログ放送の場合とでは、異なる記録方式で放送コンテンツの記録が行われる。このため、記録する放送の放送方式がIP放送及びアナログ放送間で切り替わると、記録されるファイルも異なるものとなる。そして放送方式の切替えが行われる度に新たなファイルが作成されるので、切替えが頻発する場合には、細切れのデータが大量に発生することになる。また、IP放送及びアナログ放送を一連のデータとして記録するようにしたとしても、再生時にはやはり、放送方式の切替え部分でコンテンツの品質が変化するので、視聴しづらい状況になる。
また、上述の高画質な視聴が可能な放送を自動的に選択する選局装置や、異なる放送の記録データを一連のデータストリームとして再生する記録再生装置によれば、受信する放送方式の切替えが高い頻度で生ずるおそれがあるので、それによる視聴状況の劣化を是正することはできない。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、サイマル放送に基づいて記録を行う際に記録に使用する放送方式が頻繁に切り替わることによる不都合を防止することにある。
この目的を達成するため、第1の発明に係る放送記録装置は、無線放送による第1の放送を受信して記録する第1の記録手段と、前記第1放送のサイマル放送としてコンピュータネットワークを介して行われる第2の放送を受信して記録する第2の記録手段と、前記第2放送を視聴するために必要とされる所定の条件を満足しているか否かを判定する判定手段と、前記第2記録手段による記録を開始する場合、前記第1記録手段による記録を並行して行い、その後、前記判定手段により前記所定条件を満足していないとの判定がなされた場合には、前記第1記録手段による記録を続行するとともに、前記第2記録手段による記録を停止して該第2記録手段による記録結果を破棄する制御手段とを具備することを特徴とする。
第2の発明に係る放送記録装置は、第1発明において、前記第1放送又は第2放送を記録する旨の指示を受け入れる指示手段を備え、前記制御手段は、前記第1放送又は第2放送を記録する旨の指示があったとき、前記判定手段により前記所定条件を満足している旨の判定がなされた場合には前記第2記録手段による記録の開始を実行し、一方、前記判定手段により前記所定条件を満足していない旨の判定がなされた場合には前記第1記録手段による記録を開始し、かつその後、前記所定条件を満足している旨の判定がなされた場合には前記第2記録手段による記録の開始を実行するものであることを特徴とする。
第3の発明に係る放送記録装置は、第1又は第2発明において、前記判定手段による判定結果は、前記第1放送の受信信号レベル又は受信位置に応じて変動するものであることを特徴とする。
本発明によれば、サイマル放送に基づく録画を行う際に録画に使用する放送方式が頻繁に切り替わることによる不都合を解消することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るシステムの構成を示す。図中の11は放送事業者が番組を制作して放送するための放送局、12は放送局11により放送される番組を視聴者が受信するための据置型受信機、13は放送局11により放送される番組を視聴者が受信するためのモバイル型受信機、14及び15は放送局11と受信機12や13との間に介在するインターネット及び無線又は有線のIP通信網、そして16は受信機13に対して位置情報を提供するためのGPS衛星である。放送局11は送信局や中継局からなる放送網11aを有する。
放送事業者は放送局11により、予め収録しておいた番組や生放送の番組を、放送網11aを介して放送する。その際、番組の放送に並行し、その放送の放送対象地域内でのみ視聴可能とすることを前提として、所定のコンテンツを、インターネット14を経由し、IP放送等により受信機12や13に配信するサービス(以下、「インターネットサービス」という。)を行う。所定のコンテンツとしては、たとえば、並行して放送する番組と同内容のものや、これに他の内容を付加したものが該当する。具体的には、放送網11aによる放送が地上アナログラジオ放送である場合には、放送番組と同内容の音声コンテンツや、これに映像、静止画、広告情報等を加えたものが該当する。放送番組とは無関係な内容のものであってもよい。特に、放送網11aによる放送内容と、インターネットサービスによる配信内容とが同一であって、これらの放送及び配信を同時に行うことは、サイマル放送に該当する。サイマル放送とは、媒体や放送波が異なる放送方式により同一の内容を同時に放送することを意味する。
インターネットサービスを行うに際し、配信されるコンテンツを構成する映像や音声のデータは、インターネットを介して配信するのに適したデータ形式に変換される。受信機12や13は、所定の視聴条件が満たされている場合に、インターネットサービスに基づく再生コンテンツの出力や、記録(録画や録音)を行うことができる。この視聴条件の1つとしては、たとえば、受信する放送の放送対象地域内に受信機12や13が存在していることが該当する。放送対象地域とは、放送法により規定されている「同一の放送番組の放送を同時に受信できることが相当と認められる一定の区域」である。本実施形態においては、視聴条件を満足するか否かは、後述するように、当該インターネットサービスに対応する放送波による放送の受信信号レベル及び受信地点、並びにURLデータベースに基づいて判定される。
図2は、受信機12や13の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この受信機は、受信機の各部を制御する主制御部17、主制御部17からの指示に応じ、指示された周波数の受信を行うチューナ部18、チューナ部18が受信した信号を復調して主制御部17に供給する復調部19、主制御部17の指示に応じ、現在位置を取得して主制御部17に供給する現在位置検出部20、主制御部17が使用するプログラムやデータを記憶するROM21、主制御部17が作業領域や記録データの格納用として使用するRAM22、音声を出力するためのスピーカ23、主制御部17の指示に応じて音声信号をスピーカ23に供給し、該音声信号の出力を制御する音声出力制御部24、画像や文字の表示を行うための表示装置25、主制御部17の指示に応じてビデオ信号を表示装置25に供給し、表示装置25による表示を制御する表示制御部26、主制御部17に対する指示操作を行うための操作部27、及び主制御部17がインターネット上のサーバにアクセスするための通信部28を備える。現在位置検出部20はGPS受信機などにより現在位置を取得する。
主制御部17は、放送局12により放送網11aを介して行われる放送をチューナ部18により受信するするとともに、これと並行して放送局12により行われるインターネットサービにより配信されるコンテンツを通信部28により受信し、これらの受信信号に基づいてコンテンツの再生出力や記録を行う。その際には、再生出力や記録の基礎とする受信信号を、上述の視聴条件を満たすか否かに応じて切り替えることが可能であるが、後述するように、この切替えは極力生じないように制御される。記録はRAM22に対して行うが、外付けのUSBメモリや、内蔵ハードディスクに対して行うようにしてもよい。
図3はROM21に格納されるURLデータベースの一例を示す。URLデータベースにおいては、都道府県の県域毎に、各放送局の周波数、放送局名、及びその放送局が提供するインターネットサービスに係るリソースのURL、並びにその県に隣接する県名が登録されている。主制御部17は、現在位置及び受信中の周波数に基づき、URLデータベースを参照して、該周波数の放送局によるインターネットサービスに係るURLを取得することができる。たとえば、現在位置が「県域1」内であり、現在の受信周波数が「周波数1」である場合には、受信中の放送局は「放送局名1」であり、そのインターネットサービスに係るURLとして「URL1」〜「URLn」を取得することができる。
URLデータベースにおいては、1つの放送局に対して複数のURLが対応している場合がある。この場合、その放送局は複数のURLによりインターネットサービスを提供している。この場合、主制御部17はユーザの指示に応じ、各URLで示されるサーバへアクセスすることにより、ユーザが視聴するコンテンツを切り替えることができる。インターネットサービスとして1つのIP放送のみを行う放送局については、1つのURLのみが登録される。URLが1つも登録されていない放送局については、インターネットサービスが行われていないことを意味する。この場合、主制御部17は無条件で放送波に基づく再生出力を行う。
URLデータベースにおいては各放送局のURL情報を都道府県の県域毎に管理しているので、主制御部17はURLデータベースを参照するに際し、現在位置検出部20により得られる現在位置をいずれかの県域に対応付ける必要がある。現在位置検出部20により得られる現在位置が緯度経度によるものであるとすれば、受信機がカーナビゲーション装置のように都道府県を特定できるような機能を有する機器に組み込まれている場合にはその機能を利用して、その緯度経度に対応する県域を特定することができる。そのような機能を利用することができない場合であっても、緯度経度に基づいて県域を特定する機能を有するインターネット上のサーバに問い合わせることにより、対応する県域を取得することができる。
なお、URLデータベースにおいては、インターネットサービスに係るURLを登録するようにしているが、URLに代えて、インターネットサービスに係るリソースへのアクセスを可能とする他の情報、たとえばインターネットサービスを提供するサーバのIPアドレスを登録するようにしてもよい。また、各放送局のURL情報を県域単位で管理しているが、県域の下位の区分として市町村による区分を設け、都道府県と市町村を組み合わせた単位で管理するようにしてもよい。また、1つの放送局に対して1つの周波数を対応付けているが、1つの放送局が複数の中継局から異なる周波数で放送を行っている場合もあるので、1つの放送局に対して複数の周波数を対応付けるようにしてもよい。
次に、受信機12又は13によりサイマル放送を受信し、録画する録画処理の例について説明する。この例では、サイマル放送は、アナログテレビ放送及びIP放送により行われる。記録処理は、制御部17により、所定のプログラムに従って行われる。
図4は録画処理の第1の例を示すフローチャートである。この録画処理は、ユーザにより、放送局11の放送事業者が提供するいずれかのIP放送を録画する旨の指示が行われたことに応答して開始される。
録画処理を開始すると、主制御部17は、まず、ステップ41において、録画する旨を指示されたIP放送の録画を開始する。次に、ステップ42において、該IP放送に対応するアナログ放送の録画を開始する。次に、ステップ43において、IP放送の視聴が可能か否かを判定する視聴可否判定処理を行う。次に、ステップ44において、視聴可否判定処理による判定結果が「視聴可能」であるか又は「視聴不能」であるかを判定する。「視聴可能」であると判定した場合にはステップ43へ戻る。すなわち、ステップ43及び44においては定期的にIP放送の視聴可否を判定して視聴可能な状態から視聴不能な状態へ遷移するかどうかを監視し、視聴不能な状態に遷移しない限りにおいて、IP放送及びアナログ放送の録画が継続される。
ステップ44において「視聴不能」であると判定した場合には、ステップ45へ進み、IP放送の録画を中止する。そして、ステップ46において、それまでのIP放送の録画により生じた録画データを削除する。これにより、録画処理は終了する。アナログ放送の録画はこの後も継続されることになる。
図5は図4のステップ43におけるIP放送の視聴可否判定処理を示すフローチャートである。この処理では、IP放送を視聴することができる視聴条件を満たすか否かを、対応するアナログ放送の受信信号レベル、受信機12又は13の現在位置、URLデータベース等に基づいて調べ、視聴条件を満たす場合にはIP放送の視聴が可能である旨を示す「視聴可能」の判定結果を出力し、満たさない場合にはIP放送の視聴が不能である旨を示す「視聴不能」の判定結果を出力する。
処理を開始すると主制御部17は、まず、ステップ51において、判定の対象となるIP放送に対応するアナログ放送の受信信号レベルを取得する。受信信号レベルの取得は復調部19から行うことができる。次に、ステップ52において、取得した受信信号レベルが所定値以上であるかどうかを判定する。受信信号レベルが所定値以上である場合には、該アナログ放送は十分に視聴可能なレベルにあり、受信機は該アナログ放送の放送対象地域内に存在する可能性が高い。
ステップ52において受信信号レベルが所定値以上であると判定した場合には、ステップ53において現在位置の取得を試みる。そして、ステップ54において、現在位置を取得できたかどうかを判定する。現在位置を取得できたと判定した場合には、ステップ55において、取得した現在位置が属する県域を特定する。次に、ステップ56において、特定した県域内に該アナログ放送の放送局が存在するかどうかを、URLデータベースに基づいて判定する。該アナログ放送の放送局が存在すると判定した場合には、ステップ57において、視聴可否判定処理による判定結果を「視聴可能」に設定し、視聴可否判定処理を終了する。
ステップ56において県域内に該アナログ放送の放送局が存在しないと判定した場合には、さらに、ステップ58において、該県域に隣接する県域において該アナログ放送の放送局が存在するかどうかを判定する。存在すると判定した場合には、ステップ59において、視聴可否判定処理による判定結果を「視聴可能」に設定し、視聴可否判定処理を終了する。
ステップ54において現在位置が取得できなかったと判定した場合、及びステップ58において隣接県域に該アナログ放送の放送局が存在しないと判定した場合には、ステップ60において、視聴可否判定処理による判定結果を「視聴不能」に設定し、視聴可否判定処理を終了する。
一方、ステップ52において受信信号レベルが所定値以上ではないと判定した場合にはステップ61〜64において、上述のステップ53〜56の処理と同様の処理を行う。そして、ステップ64において、ステップ63で特定した県域において該アナログ放送の放送局が存在すると判定した場合には、ステップ65において、視聴可否判定処理による判定結果を「視聴可能」に設定し、視聴可否判定処理を終了する。存在しないと判定した場合にはステップ66において、視聴可否判定処理による判定結果を「視聴不能」に設定して、視聴可否判定処理を終了する。
ステップ62において現在位置が取得できなかったと判定した場合には、ステップ67において、視聴可否判定処理による判定結果を「視聴不能」に設定し、視聴可否判定処理を終了する。
以上のようにして、図4のステップ43の視聴可否判定処理においては、アナログ放送の順信号レベル、現在位置、及びURLデータベースに基づいて、IP放送の視聴が可能でるか否かが判定される。そして、IP放送の視聴が不能である判定された時点で、IP放送の録画が中止され(ステップ45)、IP放送の録画データが破棄されることになる(ステップ46)。なお、アナログ放送の録画は続行され、後で再生することができる。
図6は図4の録画処理に対応する録画終了処理を示すフローチャートである。この処理は、図4の録画処理が行われている際に、ユーザによる録画を終了する旨の指示や、録画中のプログラムの終了時刻が到来したことなどに応答して開始される。
録画終了処理を開始すると、主制御部17は、まず、ステップ161において、図4の録画処理において録画が開始されたIP放送の録画を現在も継続中であるかどうかを判定する。継続中であると判定した場合には、ステップ162において、IP放送の録画を終了する。次に、ステップ163において、対応するアナログ放送の録画を終了する。次にステップ164において、アナログ放送の録画により生じた録画データを削除する。これにより、図6の録画終了処理が終了する。この場合、IP放送の録画データをコンテンツの再生に使用することができる。
一方、ステップ161においてIP放送の録画が継続中ではないと判定した場合には、ステップ165において、アナログ放送の録画を終了する。これにより図6の録画処理が終了する。この場合、IP放送の録画は中止され、録画データは削除されているので(図4のステップ45、46)、アナログ放送の録画データをコンテンツの再生に使用することができる。
図4の録画処理及び図6の録画終了処理によれば、IP放送の録画に際し、対応するアナログ放送の録画も並行して行い、支障なく録画を終了した場合には、アナログ放送の録画データを削除してIP放送の録画データを残し、一方、録画の途中でIP放送の視聴条件に適合せず、視聴不能の状況に至った場合には、IP放送の録画を終了して録画データを破棄し、その後はアナログ放送の録画のみを継続するようにしたため、IP放送の録画を優先させながらも、録画に係るIP放送及びアナログ放送間の放送形式の切替えが生じないので、断片化された録画データが作成されるのを防止することができる。
図7は録画処理の第2の例を示すフローチャートである。この録画処理は、ユーザによりIP放送又はアナログ放送の録画を行う旨の指示が与えられたことに応答して開始される。この放送受信処理においては、指示された録画に係るIP放送又はアナログ放送の放送形式が途中で変更されることはなく、IP放送の録画が指示された場合においてIP放送の視聴条件を満足しない状態に至ったときには、IP放送の視聴を停止するようにしている。
すなわち、録画処理を開始すると、主制御部17はまず、ステップ71において、ユーザによる録画開始の指示に係る放送がアナログ放送であるか又はこれに対応するIP放送であるかを判定する。IP放送であると判定した場合には、ステップ72において、該IP放送の受信を開始する。次に、ステップ73において、IP放送の視聴可否判定処理を行う。この処理は図5の処理と同様のものである。次に、ステップ74において、視聴可否判定処理による判定結果が「視聴可能」であるか否かを判定する。「視聴可能」であると判定した場合には、ステップ75において、IP放送の録画を継続し、ステップ73へ戻る。したがって、ステップ73〜75により、IP放送の視聴条件が満たされている間は、IP放送の録画が行われる。
ステップ74において視聴可否判定処理による判定結果が「視聴不能」であると判定した場合には、ステップ76において、IP放送の録画を中止し、図7の録画処理を終了する。一方、ステップ71において、録画を指示された放送がアナログ放送であると判定した場合には、ステップ77において該アナログ放送の録画を開始し、図7の録画処理を終了する。
図7の受信処理によれば、ユーザが録画を指示したIP放送又はアナログ放送の放送方式はIP放送の視聴条件の如何に関係なく変更せず、IP放送の録画が指示された場合においてIP放送の視聴条件に適合しなくなったときにはIP放送の録画を停止するようにしたため、放送方式の切替えが発生しないので、断片化された録画データが作成されるのを防止することができる。
なお、ステップ76においてIP放送の録画を中止した後、録画処理を終了するようにしているが、この代わりに、ステップ76においてIP放送の録画を中止した後、ステップ73に戻り、視聴可否判定処理による判定結果が「視聴可能」となった場合にIP放送の録画を再開することができるようにしてもよい。その場合、録画を中止している間は、ヌルデータ等のダミーデータを記録し、断片化したファイルの生成を防止するようにしてもよい。
図8は録画処理の第3の例を示すフローチャートである。この録画処理は、IP放送について録画を開始したときに開始される。この録画処理においては、IP放送及びアナログ放送間における放送方式の切替え回数が所定回数を超えた後は、放送方式の切替えを行わないようにしている。放送方式の切替え回数をカウントするために、切替えカウンタCを用いている。
切替えカウンタCを初期化して処理を開始すると、主制御部17は、まず、ステップ81において、録画中のIP放送についての視聴可否判定処理を行う。この処理は図5の処理と同様のものである。次に、ステップ82において、視聴可否判定処理による判定結果が「視聴可能」であるか否かを判定する。「視聴可能」であると判定した場合には、ステップ83において、IP放送の録画を行っている最中であるかどうかを判定する。録画中であると判定した場合にはステップ81に戻る。このようにして、IP放送の視聴条件が満たされている限り、IP放送の録画が継続される。
ステップ83においてIP放送の録画中ではないと判定した場合には、ステップ84において、切替えカウンタCの値が所定値を超えているかどうかを判定する。所定値を超えていると判定した場合にはそのままステップ81に戻る。この場合には、IP放送の視聴条件を満たしてはいるが、アナログ放送の録画が続行される。その後、IP放送の録画へ切り替えられることはない。なお、IP放送の録画中ではないということは、後述のステップ89の処理によってアナログ放送の録画に切り替えられていることを意味する。ステップ84において所定値を超えてはいないと判定した場合には、ステップ85において、録画の対象を、アナログ放送からIP放送へ切り替える。次に、ステップ86において、切替えカウンタCをインクリメントして、ステップ81に戻る。
ステップ82において「視聴不能」であると判定した場合には、ステップ87へ進み、IP放送を録画している最中であるかどうかを判定する。録画中であると判定した場合には、ステップ88において、切替えカウンタCの値が所定値を超えているかどうかを判定する。所定値を超えてはいないと判定した場合には、ステップ89において、録画対象をIP放送からアナログ放送へ切り替える。次に、ステップ90において、切替えカウンタCをインクリメントして、ステップ81に戻る。
ステップ87においてIP放送の録画中ではないと判定した場合には、そのままステップ81に戻る。この場合には、アナログ放送の録画がそのまま継続されることになる。ステップ88において切替えカウンタCが所定値を超えていると判定した場合には、そのままステップ81に戻る。この場合には、IP放送の視聴条件を満たしてはいないが、IP放送の録画が続行される。その後、アナログ放送の録画へ切り替えられることはない。
図8の録画処理によれば、録画に係るIP放送及びアナログ放送間の放送形式の切替えが所定回数を超えた後は、放送形式の切替えを行うことなく、超えた時点での放送形式による録画を継続するようにしたため、録画に係る放送形式の切替えが所定回数を超えて生じるのを防止することができる。なお、放送形式の切替えにより、録画データが細切れになるのを防止するために、録画を行っていない期間、IP放送の録画データにおいてはヌルデータを記録したり、アナログ放送の録画データにおいては無信号状態を記録したりするようにしてもよい。また、録画中に放送形式の切替えが生じても、再生に際し、IP放送の録画データ及びアナログ放送の録画データを放送形式の切替えタイミングに同期させて切り替えて用い、コンテンツを一貫して再生できるように、放送形式の切替えタイミングを記録し、管理するようにしてもよい。
図9は録画処理の第4の例を示すフローチャートである。この録画処理はIP放送について、ユーザの指示により録画を開始したときに開始される。この録画処理においては、IP放送及びアナログ放送間における放送方式の切替えが生じた後、その時点から所定時間が経過するまでは、放送方式の切替えを行わないようにしている。その際、放送方式が切り替えられた時点から所定時間が経過したことを検出するために、所定時間の計時を完了したときにタイムアウトする切替えタイマが用いられる。また、放送方式の切替えが禁止されている場合にオン状態となる切替え禁止フラグが用いられる。
切替えタイマを初期化しかつ切替え禁止フラグをオフとして録画処理を開始すると、主制御部17は、まず、ステップ91において、IP放送の視聴可否判定処理を行う。この処理は図5の処理と同様のものである。次に、ステップ92において、視聴可否判定処理による判定結果が「視聴可能」であるか否かを判定する。「視聴可能」であると判定した場合には、ステップ93において、IP放送を録画している最中であるかどうかを判定する。録画中であると判定した場合にはステップ91に戻る。このようにして、IP放送の視聴条件が満たされている限り、IP放送の録画が継続される。
ステップ93において録画中ではないと判定した場合には、ステップ94において、切替え禁止フラグがオン状態であるかどうかを判定する。オン状態であると判定した場合にはそのままステップ91に戻る。この場合には、IP放送の受信条件が満たされてはいるが、アナログ放送の録画が続行される。オン状態ではないと判定した場合には、ステップ95において、録画対象をアナログ放送からIP放送へ切り替える。次に、ステップ96において、切替え禁止フラグをオン状態とする。次に、ステップ97において、切替えタイマによる計時を開始し、ステップ91に戻る。この場合、オン状態とされた切替え禁止フラグは、後述する図10の処理によって、切替えタイマがタイムアップしたときにオフ状態に戻されることになる。
ステップ92において視聴可否判定処理による判定結果が「視聴不能」であると判定した場合には、ステップ98へ進み、IP放送を録画している最中であるかどうかを判定する。録画中であると判定した場合には、ステップ99において、切替え禁止フラグがオン状態であるかどうかを判定する。オン状態ではないと判定した場合には、ステップ100において、録画対象をIP放送からアナログ放送へ切り替える。次に、ステップ101において、切替え禁止フラグをオン状態とする。次に、ステップ102において、切替えタイマによる計時を開始し、ステップ91に戻る。この場合、オン状態とされた切替え禁止フラグは、後述する図10の処理によって、切替えタイマがタイムアップしたときにオフ状態に戻されることになる。
ステップ98においてIP放送の録画中ではないと判定した場合には、そのままステップ91に戻る。この場合には、アナログ放送の録画が続行されることになる。ステップ99において切替え禁止フラグがオン状態であると判定した場合には、そのままステップ91に戻る。この場合には、IP放送の視聴条件が満たされてはいないが、IP放送の録画が続行されることになる。
図10は、切替え禁止フラグをオフ状態に戻す処理を示すフローチャートである。この処理は、切替えタイマによる計時が開始されたことに応答して行われる。すなわち、処理を開始すると、制御部17は、まず、ステップ103において、切替えタイマがタイムアウトするのを待機する。切替えタイマがタイムアウトすると、ステップ104において、切替え禁止フラグをオフ状態とする。また、切替えタイマをリセットする。これにより、図10の処理が終了する。
図9の録画処理によれば、IP放送及びアナログ放送間の放送形式の切替えが生じた時点から所定時間が経過するまでは、放送形式の切替えを禁止し、切替え後の放送形式による録画を継続するようにしたため、放送形式の切替えが頻繁に生じるのを防止することができる。なお、放送形式の切替えにより録画データが細切れになるのを防止するために、録画を行っていない期間、IP放送の録画データにおいてはヌルデータを記録したり、アナログ放送の録画データにおいては無信号状態を記録したりするようにしてもよい。また、放送形式の切替えが生じた場合でも、再生に際し、IP放送の録画データ及びアナログ放送の録画データを放送形式の切替えタイミングに同期させながら切り替えて用いることによりコンテンツを一貫して再生できるように、放送形式の切替えタイミングを管理するためのデータを併せて記録しておくようにしてもよい。
図11は録画処理の第5の例を示すフローチャートである。この録画処理は、IP放送を録画する旨の指示がユーザによりなされたことに応答して行われる。この録画処理においては、IP放送の録画とともに、対応するアナログ放送が別個に並行して録画される。その間、IP放送及びアナログ放送間の放送方式の切替えは行われることはなく、IP放送の録画は、視聴条件が満たされない期間は中止される。
すなわち、録画処理を開始すると、主制御部17は、まず、ステップ111において、指定されたIP放送の録画を開始する。次に、ステップ112において、該IP放送に対応するアナログ放送の録画を開始する。次に、ステップ113において、該IP放送についての視聴可否判定処理を行う。この処理は、図5の処理と同様の処理である。次に、ステップ114において、視聴可否判定処理の結果が「視聴可能」であるかどうかを判定する。「視聴可能」と判定した場合にはステップ115において、IP放送の録画が行われている最中であるかどうかを判定する。録画の最中であると判定した場合には、そのままステップ113へ戻る。すなわち、定期的にIP放送の視聴可否を判定し、視聴可能な状態である場合には、IP放送の録画が継続される。ステップ115において録画の最中ではないと判定した場合には、ステップ116において、IP放送の録画を再開し、ステップ113に戻る。
ステップ114において視聴可否判定処理の結果が「視聴不能」であると判定した場合には、ステップ117へ進み、IP放送の録画を中止し、ステップ113に戻る。このようにして、IP放送の録画は、視聴条件を満たす期間においてのみ行われる。アナログ放送の録画は中断されることなく継続される。
図12は図11の録画処理に対応する録画終了処理を示すフローチャートである。この処理は図11の録画処理を行っている間に、ユーザにより録画を中止する旨の指示が与えられたことや、録画中のコンテンツの放送時間が終了したことに応答して開始される。処理を開始すると、制御部17は、まず、ステップ121において、IP放送の録画が行われている場合に、そのIP放送の録画を終了する。次に、ステップ122において、アナログ放送の録画を終了する。これにより、図12の録画終了処理が終了する。IP放送の録画が途中で中断されたかどうかに拘わらず、IP放送の録画データ及びアナログ放送の録画データが生成され、生成された各録画データの取り扱いはユーザに任されることになる。
図11の録画処理及び図12の録画終了処理によれば、IP放送の録画及び対応するアナログ放送の録画を並行して行い、IP放送の録画は、IP放送の視聴条件が満たされる間においてのみ行うようにしたため、IP放送及びアナログ放送間の放送形式の切替えが発生するのを防止することができる。なお、IP放送の録画データが細切れになるのを防止するために、録画を行っていない期間、IP放送の録画データにおいてはヌルデータを記録するようにしてもよい。
なお、IP放送及びアナログ放送の放送形式の切替えを防止する方策としては、他に、録画する放送の放送方式を、録画開始時に受信可能である放送方式に固定する方法も考えられる。その際、いずれの放送方式の放送も受信可能である場合には、IP放送の録画を優先させるようにしてもよい。すなわち、放送コンテンツについての録画が指示された場合、その放送コンテンツについて、IP放送及びアナログ放送により受信可能であるかどうかを調べ、双方により受信可能であればIP放送の録画を行い、いずれか一方のみが受信可能であればその放送形式により録画を行い、放送コンテンツの放送が終了するまで放送形式の切替えを行わないようにしてもよい。
なお、本発明は、上述実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。たとえば、上述図9の実施形態においては、放送形式の切替えが生じてから所定期間が経過するまで放送形式の切替えを禁止するようにしているが、放送形式の切替えを禁止する期間を、録画するコンテンツ(番組)の放送時間がわかっている場合には、そのコンテンツの放送時間の間とするようにしてもよい。すなわち、該コンテンツの放送時間内においては、ユーザが選択した放送方式からは切り替えないようにしてもよい。
また、上述においては言及しなかったが、上述の各録画処理においては、録画内容を表示装置25及びスピーカ23を介して提示しながら、つまり視聴を行いながら録画を行うようにしてもよい。その際、図8及び図9の録画処理において、IP放送の録画中にIP放送の視聴条件を満たさなくなった場合でもアナログ放送の録画への切替え(ステップ89及びステップ100)を行わずにIP放送の録画を続行する場合には、表示装置25における表示内容を、最後に受信した映像のままに固定したり、ブラックアウトさせたり、他の静止画像にしたりするようにしてもよい。その場合、音声については、そのまま受信内容を出力させたり、ミュートさせたりするようにしてもよい。そして、IP放送の視聴条件が再び満たされた時点で、映像及び音声を、受信内容のものに復帰させるようにしてもよい。
また、ネットワークの状況や放送局のサーバの状況によっては、IP放送の視聴条件を満たしていても、IP放送を視聴することができなくなる場合がある。その場合においても、アナログ放送の録画への切替えを行うことなく、表示装置25における表示内容を、最後に受信した映像のままに固定したり、ブラックアウトさせたり、他の静止画像にしたり、音声については、そのまま受信内容を出力させたり、ミュートさせたりするようにしてもよい。そして、ネットワークの状況等が回復した時点で、映像及び音声を復帰させるようにしてもよい。
また、上述においては、各録画処理をそれぞれ独立した態様のものとして説明したが、これらの態様は適宜組み合わせて実施するようにしてもよい。たとえば、図8の態様及び図9の態様を結合して実施するようにしてもよい。つまり、放送形式の切り替えが生じてから所定期間が経過するまでは放送形式の切替えを禁止するとともに、切替えの回数が所定値を超えた場合には切替えを完全に禁止するようにしてもよい。
また、上述においては、放送網11aを介して行われる放送として地上波アナログテレビ放送が行われる場合について説明したが、これに限らず、地上波のデジタル放送やラジオ放送が行われる場合にも本発明を適用することができる。
また、上述においては録画を行う場合について説明したが、これらの態様における放送方式の切替えを極力少なくするための制御は、録画を行う場合に限らず、直接視聴を行う場合にも適用することができる。その場合、「録画」を「視聴」に置き換えるとともに、録画データに関する取り扱いを省略すればよい。
また、上述図4の録画処理は、ユーザによりいずれかのIP放送を録画する旨の指示が行われたことに応答して開始されるようしているが、この代わりに、いずれかのアナログ放送又は対応するIP放送を録画する旨の指示を受け入れるとともに、そのとき、IP放送について視聴可能判定処理によって「視聴可能」と判定された場合に図4の録画処理を開始し、一方、視聴可能判定処理によって「視聴不能」と判定された場合にはアナログ放送の録画を開始し(この場合はステップ42の処理は不要)、かつその後、視聴可能判定処理によって「視聴可能」と判定された場合に図4の録画処理を開始するようにしてもよい。
また、図5のIP放送の視聴可否判定処理の内容は、法律上の制約等により、適宜変更してもよい。たとえば、受信信号レベルが所定値以上でない場合、現在位置に拘わらず、IP放送の視聴が不能であると判定するようにしてもよい。また、IP放送の視聴可否判定を受信機で行わず、IP放送の視聴可否判定を行う機能を有するサーバを設置し、受信機からサーバに受信信号レベルや現在位置を送信し、サーバにおいて視聴可否判定を行い、その結果を受信機に送信するようにしてもよい。
また、上述においては、ステップ44、74、82、92、及び114において視聴可否判定処理による判定結果が「視聴不能」であると判定された場合、直ちにIP放送の録画を中止するようにしているが(ステップ45、76、89、100、117)、この代わりに、「視聴不能」であると判定された時点からの経過時間を測定し、所定時間が経過するまでの間は記録を継続し、その間にIP放送の視聴条件を満足するようになった場合には、IP放送の録画を中止しないようにしてもよい。具体的には、たとえば図4の録画処理の場合には、次のようにしてもよい。
すなわち、図13に示すように、図4の録画処理(ステップ41〜46)に対し、ステップ44−1〜44−5を追加し、ステップ44において「視聴不能」であると判定された場合には、計測開始フラグをオン状態として経過時間の計測を開始し(ステップ44−1、44−2)、IP放送の視聴可否判定処理(ステップ43、44)を行いながら、所定時間が経過するのを待機する(ステップ44−3)。この間、IP放送の視聴条件を満足するようになり、視聴可否判定処理においてIP放送の視聴が可能であると判定された場合には(ステップ43、44)、経過時間の計測を終了して計測開始フラグをオフ状態に戻し(ステップ44−4、44−5)、IP放送の視聴可否判定を続行する。一方、IP放送の視聴条件を満足することなく所定時間が経過した場合にはIP放送の録画を中止する(ステップ44−3、45)。
また、上述図4の録画処理において、IP放送の録画を中止した場合(ステップ45)には、IP放送の録画データを削除するようにしているが(ステップ46)、この代わりに、IP放送の録画データを削除するか否かを、アナログ放送の受信信号レベルに応じて決めるようにしてもよい。たとえば、図5のIP放送の視聴可否判定処理において、ステップ60でIP放送の視聴が不能であると判定する場合には、アナログ放送の受信信号レベルが所定値以上であるにもかかわらず、該当する放送局が存在しないために視聴不能と判定する場合であり、アナログ放送の品質は良好である。一方、ステップ66及び67によりIP放送の視聴が不能であると判定する場合には、受信信号レベルは所定値以下であり、アナログ放送の品質は良好ではない。そこで、ステップ60により視聴不能と判定した場合にはIP放送の録画データを削除し、ステップ66及び67により視聴不能と判定した場合には、両放送の録画データを残すようにしてもよい。
11:放送局、11a:放送網、12:据置型受信機、13:モバイル型受信機、14:インターネット、15:IP通信網、16:GPS衛星、17:主制御部、18:チューナ部、19:復調部、20:現在位置検出部、21:ROM、22:RAM、23:スピーカ、24:音声出力制御部、25:表示装置、26:表示制御部、27:操作部、28:通信部。
Claims (3)
- 無線放送による第1の放送を受信して記録する第1の記録手段と、
前記第1放送のサイマル放送としてコンピュータネットワークを介して行われる第2の放送を受信して記録する第2の記録手段と、
前記第2放送を視聴するために必要とされる所定の条件を満足しているか否かを判定する判定手段と、
前記第2記録手段による記録を開始する場合、前記第1記録手段による記録を並行して行い、その後、前記判定手段により前記所定条件を満足していないとの判定がなされた場合には、前記第1記録手段による記録を続行するとともに、前記第2記録手段による記録を停止して該第2記録手段による記録結果を破棄する制御手段とを具備することを特徴とする放送記録装置。 - 前記第1放送又は第2放送を記録する旨の指示を受け入れる指示手段を備え、
前記制御手段は、前記第1放送又は第2放送を記録する旨の指示があったとき、
前記判定手段により前記所定条件を満足している旨の判定がなされた場合には前記第2記録手段による記録の開始を実行し、
一方、前記判定手段により前記所定条件を満足していない旨の判定がなされた場合には前記第1記録手段による記録を開始し、かつその後、前記所定条件を満足している旨の判定がなされた場合には前記第2記録手段による記録の開始を実行するものであることを特徴とする請求項1に記載の放送記録装置。 - 前記判定手段による判定結果は、前記第1放送の受信信号レベル又は受信位置に応じて変動するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の放送記録装置。
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JP2009272669A JP2011119790A (ja) | 2009-11-30 | 2009-11-30 | 放送記録装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016167850A (ja) * | 2016-04-22 | 2016-09-15 | 日立マクセル株式会社 | 表示画面変更方法 |
JP2016178545A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | アルパイン株式会社 | 放送受信装置および出力制御方法 |
JP2018026845A (ja) * | 2017-09-27 | 2018-02-15 | マクセルホールディングス株式会社 | 表示装置 |
-
2009
- 2009-11-30 JP JP2009272669A patent/JP2011119790A/ja active Pending
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