JP2011118229A - レンズ装置のフィルタ機構 - Google Patents

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【課題】複数のフィルタを保持するフィルタ枠を回転させて光学系の光路に挿入するフィルタを切替可能にしたフィルタ機構において、フィルタ枠の前後に配置された枠によってフィルタ枠を回転軸の部分で支持する構造にガタを設けてフィルタ枠が円滑に回転するようにし、フィルタ枠の板部の両側に環状に隆起した突条環を設けると共に、前後の枠にその突条環に当接する隆起部を形成してフィルタ枠のガタの範囲を制限することにより、レンズ装置の姿勢等によらず、フィルタ枠が円滑に回転するようにしたレンズ装置のフィルタ機構を提供する。
【解決手段】フィルタ枠30は、前後の取付枠50と保持枠60によって回転軸Bに位置で回動可能にガタを有して軸支される。フィルタ枠30の両面には断面が半円状に突出した突条環(42)が形成され、取付枠50、保持枠60には、その突条環に当接してフィルタ枠の傾きや変位を規制するための隆起部(56)が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明はレンズ装置のフィルタ機構に係り、特に主として監視用途のCCTV(Closed Circuit Television)カメラ(監視カメラ)に使用されるCCTVレンズに適用されるフィルタ機構に関する。
監視カメラに使用されるCCTVレンズ等のレンズ装置において、NDフィルタ、IRフィルタ等の複数種のフィルタを光路上に切り替えて挿入するフィルタ機構を備えたものが知られている(例えば特許文献1、2等参照)。
本願発明のフィルタ機構は、特許文献1のように複数のフィルタを保持するフィルタ枠(ターレット)を回転させて光学系の光路に挿入するフィルタを切替可能にしたフィルタ機構である。例えば、光学系の光軸に対して直行する方向に配置された円板状のフィルタ枠を備え、そのフィルタ枠の中心軸が回転軸として光学系の光軸に対してずれた位置で平行に回転可能に支持されるとともに、フィルタ枠を回転軸の周りに所定回転角度おきに回転させたときに光学系の光路を通過するフィルタ枠の位置に各種フィルタが装着される複数の開口(フィルタ設置部)を備えている。そして、フィルタ枠の周縁部に形成されたギヤに係合するモータでフィルタ枠を回転させることにより、フィルタ枠に保持された複数のフィルタのうちのいずれかのフィルタを切り替えて光学系の光路に挿入することができるようになっている。
この種のフィルタ機構において、フィルタ枠は、光軸方向の前後に配置された取付枠(後側)及び保持枠(前側)に挟まれた状態で回動可能に支持されており、例えば、フィルタ枠の中心位置において後面側に支軸が突設され、前面側に軸受穴が形成される。一方、取付枠には軸受穴が形成され、フィルタ枠の後面の支軸がその軸受穴に嵌合される。また、保持枠には支軸が突出形成され、フィルタ枠の前面の軸受穴にその支軸が嵌合される。これにより、フィルタ枠が取付枠及び保持枠に挟まれた状態で回動可能に支持されている。
特開2001−273036号公報 特開2004−347624号公報
ところで、フィルタ枠の前後に配置される取付枠と保持枠は鏡胴を構成する鏡胴部材の所定位置にネジなどで固定される。そのため、全ての製品のフィルタ機構においてフィルタ枠にガタが生じるように設計しておかなければ、製品によっては製作誤差によりフィルタ枠が取付枠と保持枠との間に狭圧されてしまう恐れがある。このとき、フィルタ枠が円滑に回転しないという問題がある。フィルタ枠をモータで回転させる場合にはモータの消費電力が過大になる。
一方、上記のようにフィルタ枠にガタが生じるようにした場合、レンズ装置の姿勢によって、光軸方向に対するフィルタ枠の傾きや位置が変動し、フィルタ枠とモータとの連結状態(フィルタ枠に形成されるギヤとフィルタ枠に動力を伝達するギアとの連結状態)が悪くなったり、フィルタ枠の板部が取付枠や保持枠に面接触する等の原因によって、フィルタ枠が円滑に回転しないという問題が生じる。フィルタ枠とモータとの連結状態が悪いと、モータの消費電力が過大になるという問題以外にも異音が発生する等の不具合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複数のフィルタを保持するフィルタ枠を回転させて光学系の光路に挿入するフィルタを切替可能にしたフィルタ機構において、レンズ装置の姿勢等によらず、フィルタ枠が円滑に回転するようにしたレンズ装置のフィルタ機構を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係るレンズ装置のフィルタ機構は、複数のフィルタを保持する板状体のフィルタ枠を回転させて光学系の光路に挿入するフィルタを切替可能にしたレンズ装置のフィルタ機構において、前記フィルタ枠の前後に配置され、前記フィルタ枠を挟み込んだ状態で回動可能に支持する第1枠及び第2枠と、前記フィルタ枠の回転軸上において、前記フィルタ枠と前記第1枠のうち、いずれか一方に支軸が形成されると共に、他方に該支軸と略ガタなく嵌合する軸受穴が形成され、前記フィルタ枠の回転軸上において、前記フィルタ枠と前記第2枠のうち、いずれか一方に支軸が形成されると共に、他方に該支軸とガタを有する大きさの軸受穴が形成され、前記フィルタ枠の前面及び後面に環状に突出した突条環が形成されると共に、前記第1枠及び第2枠における前記突条環に対向する環状線上の所定複数位置に、周囲よりも隆起した隆起部が形成され、前記第1枠の前記隆起部と前記第2枠の隆起部のいずれかに前記突条環が当接する範囲内に、前記フィルタ枠の傾き及び変位が制限されたことを特徴としている。
即ち、本発明によれば、フィルタ枠が円滑に回転するように、フィルタ枠を挟持する第1枠と第2枠のいずれか一方とガタを有する状態でそれらの支軸及び軸受穴を係合させるようにしている。一方、この場合に、レンズ装置の姿勢によっては、フィルタ枠が第1枠や第2枠に面接触してしまい摩擦抵抗によってフィルタ枠が円滑に回転しないという場合や、フィルタ枠をモータで回転させる場合にはフィルタ枠とモータとの連結状態が悪くてフィルタ枠が円滑に回転しないとう場合が生じる恐れがあるが、フィルタ枠の両面に突設された突条環と、第1枠及び第2枠に突設された隆起部との略点接触によって微小な摩擦抵抗により、フィルタ枠の傾きや変位を制限(位置規制)したため、レンズ装置の姿勢等によらずフィルタ枠が円滑に回転するようになる。
請求項2に係るレンズ装置のフィルタ機構は、請求項1に記載の発明において、前記突条環は断面が略円形状に隆起し、前記隆起部は先端に平面を有する形状に隆起したことを特徴としている。本発明は、突条環とこれに当接する隆起部の好ましい形状の一形態を示したものである。
請求項3に係るレンズ装置のフィルタ機構は、請求項1又は2に記載の発明において、前記フィルタ枠は、モータと係合するギヤを有し、該モータの駆動力によって回動することを特徴としている。フィルタ枠をモータで駆動する場合には、フィルタ枠の傾きや変位が大きいとモータとの連結状態が悪化し、フィルタ枠が円滑に回転しないという問題(モータの消費電力が過大となる問題)や異音が発生する問題などが生じるため、請求項1に記載の発明のようにフィルタ枠の傾きや変位を制限してフィルタ枠が円滑に回転するようにしたことは大きな効果となる。
本発明に係るレンズ装置のフィルタ機構によれば、レンズ装置の姿勢によらずフィルタ枠が円滑に回転するようになる。
本発明に係るフィルタ機構を備えたレンズ装置の概観を示した斜視図。 図1のレンズ装置の後端部に設置された本発明に係るフィルタ機構を抽出して示した斜視図。 フィルタ機構のフィルタ枠、取付枠、及び、保持枠を分解して前側から示した分解斜視図。 フィルタ機構のフィルタ枠、取付枠、及び、保持枠を分解して前側から示した分解斜視図。 図1においてフィルタ枠の回転軸に沿って縦方向に切断した断面図。 フィルタ枠及びその一部を拡大して前面側から示した斜視図。 取付枠及びその一部を拡大して前面側から示した斜視図。 保持枠及びその一部を拡大して後面側から示した斜視図。 取付枠及び保持枠の隆起部を通過する位置でフィルタ枠を回転軸に沿って切断した要部拡大断面図。
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ装置のフィルタ機構の好ましい実施の形態について詳述する。
図1は、本発明に係るフィルタ機構を備えたレンズ装置の概観を示した斜視図である。同図に示すレンズ装置10は、例えば、監視などの用途に使用されるCCTVカメラに使用されるレンズ装置(CCTVレンズ)であり、詳細は省略するが、鏡胴の主要部をなす固定鏡胴枠12に各種構成部品が組み付けられており、中心軸(光軸A)に沿って被写体像を結像するための光学系を構成するフォーカスレンズ群、ズームレンズ群等のレンズ群が配置されている。そして、鏡胴の後端部には本発明に係るフィルタ機構14が設置されている。
図2は、図1のレンズ装置10の後端部に設置された本発明に係るフィルタ機構14を示した斜視図である。同図に示すようにフィルタ機構14は、鏡胴の後端部に固定される鏡胴枠20に支持されており、主としてフィルタ枠30、取付枠50、保持枠60、ステッピングモータ70とから構成されている。図3及び図4にフィルタ枠30、取付枠50、及び、保持枠60を分解して示した斜視図が示されており、図3は、レンズ装置10の斜め前側(対物側)から示した斜視図であり、図4は、レンズ装置10の斜め後側から示した斜視図である。
図2乃至図4に示すように、取付枠50は、フィルタ枠30の後方側に配置され、ネジ22、22、22により鏡胴枠20にネジ止めされる。保持枠60は、フィルタ枠30の前方側に配置され、ネジ24によりステッピングモータ70及び取付枠50と共に鏡胴枠20にネジ止めされ、ネジ26により取付枠50と共に鏡胴枠20にネジ止めされている。これによって取付枠50、保持枠60、及び、ステッピングモータ70が鏡胴枠20に対して所定位置に固定される。フィルタ枠30は、円板状の板状体で形成されており、詳細は後述するが、その中心軸を回転軸Bとして回動可能に取付枠50と保持枠60との間に軸支されている。
光学系の光路は、光軸Aの周辺部に形成されており、保持枠60はその光路となる部分を遮蔽しない形状に切り欠かれ、取付枠50は光路となる部分に開口52が形成されている。フィルタ枠30には、フィルタ枠30を回転軸Bを中心に回転させた場合に、所定回転角度おき(約120度おき)に光路となる板部32の位置に所定種類のフィルタを設置するためのフィルタ設置部34A、34B、34Cが開口として形成されている。図2乃至図4のフィルタ設置部34A、34B、34Cには、実際に設置されるフィルタが図示されず、素通しの状態(何も設置されない状態)となっているが、例えば、1つは素通しの状態とし、残り2つは、減光率の異なるNDフィルタが設置される。尚、フィルタ設置部34A、34B、34Cに設置されるフィルタの種類は任意である。
また、フィルタ枠30の周縁にはギヤ36が形成されており、このギヤ34にステッピングモータ70の回転軸に設けられたギヤ72(図4参照)が噛合され、ステッピングモータ70の駆動力によってフィルタ枠30が回転軸Bを中心に回動するようになっている。従って、ステッピングモータ70によりフィルタ枠30を回転させることによって、フィルタ枠30の所望のフィルタが設置されたフィルタ設置部34A、34B、34Cを光路となる位置に設置し、そのフィルタを光学系の光路に挿入することができると共に、光学系の光路に挿入するフィルタの種類を切り替えることができるようになっている。尚、本実施の形態ではステッピングモータ70によってフィルタ枠30を回転させるフィルタ機構を示したが、フィルタ枠30を回転させるモータはステッピングモータでなくても他の種類のモータでも良いし、また、フィルタ枠30を手動で回転させる機構であっても本発明は適用できる。
続いて、取付枠50と保持枠60との間に回動可能に軸支されるフィルタ枠30の支持構造について詳説する。図5は、図1においてフィルタ枠30の回転軸Bに沿って縦方向に切断した断面図であり、図中右側がレンズ装置10の前側(対物側)となる方向を示す。同図に示すようにフィルタ枠30の中心位置(回転軸Bの位置)には、後面側に円柱状の支軸38が突設され、前面側に円柱状(断面が円状)の軸受穴40が形成されている。
一方、フィルタ枠30の前方に配置される保持枠60の後面側には、回転軸Bの位置に円柱状の支軸62が突設されており、その支軸62は、フィルタ枠30の前面側の軸受穴40に略隙間なく嵌合している。
また、フィルタ枠30の後方に配置される取付枠50の前面側には、回転軸Bの位置に円柱状の軸受穴54が形成されており、この軸受穴54は、保持枠60の支軸62がフィルタ枠30の軸受穴40に嵌合した状態において、製作誤差の大きいものでも確実にフィルタ枠30の後面側の支軸38が嵌入する程度に支軸38より大きめの径で形成されると共に、フィルタ枠30が回転軸Bの方向に確実にガタを有する深さで形成されている。即ち、軸受穴54は支軸38との間でガタを有するように形成されている。これよって、フィルタ枠30が取付枠50と保持枠60とで狭圧されることにより円滑に回転しないという不具合が防止される。尚、フィルタ枠30の板部32が配置される部分の取付枠50と保持枠60との隙間は、板部32の幅(厚み)よりも大きくなるように取付枠50と保持枠60との設置間隔(形状)が設計されている。
一方、上記のようなフィルタ枠30のガタに対して、レンズ装置10の姿勢等にかかわらず、フィルタ枠30の周縁のギヤ36とステッピングモータ70との連結状態を良好に保つと共に、フィルタ枠30の板部32が取付枠50又は保持枠60に面接触することを防止するため、フィルタ枠30と取付枠50との間、及び、フィルタ枠30と保持枠60との間に、フィルタ枠30のガタ(傾き及び変位)を所定範囲内に制限する規制構造が設けられている。
図6は、フィルタ枠30及びその一部を拡大して前面側から示した斜視図であり、図7は、取付枠50及びその一部を拡大して前面側から示した斜視図であり、図8は、保持枠60及びその一部を拡大して後面側から示した斜視図である。
図6に示すように、フィルタ枠30の板部32の前面32A及び後面32Bには各々、フィルタ設置部34A、34B、34Cよりも外周側に、断面が略半円状に隆起した前面側突条環42及び後面側突条環44(図6では前面側突条環42のみ図示、後面側突条環44は図4、図9参照)が形成されている。
一方、図7に示すように取付枠50の前面において、フィルタ枠30の後面側突条環44に対向する環状線上の3カ所の位置に周辺よりも隆起した先端部に平面を有する隆起部56、56、56(拡大図参照)が形成される。また、図8に示すように保持枠60の前面において、フィルタ枠30の前面側突条環42に対向する環状線上の4カ所の位置に周辺よりも隆起した隆起部64、64、64、46が形成される。
図9に、これらの隆起部56、64を通過する位置でフィルタ枠30を回転軸Bに沿って切断した断面図を示す。同図に示す用に、フィルタ枠30の板部32の前面32Aに形成された前面側突条環42は、その先端部が保持枠60の隆起部64の隆起した隆起面に略当接する状態となり、フィルタ枠30の板部32の後面32Bに形成された後面側突条環44は、その先端部が取付枠50の隆起部56の隆起した隆起面に略当接する状態となる。これによれば、フィルタ枠30のガタ(回転軸Bに対する傾き、及び、回転軸Bの方向への変位)が、前面側突条環42と後面側突条環44のいずれか一方が隆起部64又は隆起部56に当接するまでの狭い範囲に制限される。
従って、フィルタ枠30の周縁のギヤ36とステッピングモータ70との連結状態が良好に保たれる。また、前面側突条環42又は後面側突条環44が、隆起部64又は隆起部56に当接した状態であっても接触面積が小さいためにフィルタ枠30の回転時に微小な摩擦抵抗しか生じず、大きな摩擦抵抗の発生も防止される。これにより、レンズ装置10の姿勢によらず、フィルタ枠30が円滑に回転するようになっている。
尚、フィルタ枠30の前面側突条環42と後面側突条環44は、回転軸B(フィルタ枠30の中心軸)に対して異なる半径上の位置に形成されているが、同じ半径上の位置に形成してもよく、フィルタ枠30の他の構成部が形成されない半径上の位置であればどの位置でも良い。また、図9では、隆起部56と隆起部64が同じ断面内に存在するものとしているが、実際には同じ断面内にはなく、それらを設ける位置は相互に無関係である。また、上記実施の形態では、前面側突条環42、後面側突条環44は断面が略半円状とし、隆起部56、64は先端部に平面を有するものとしたが、これらの形状は、これに限らない。また、取付枠50と保持枠60の各々に隆起部56と隆起部64を設ける数は、前面側突条環42又は後面側突条環44との摩擦抵抗が問題とならない範囲であれば、何カ所に設けてもよい。
以上、上記実施の形態では、フィルタ枠30の後面側に支軸38、前面側に軸受穴40を設けた構成としたが、これとは逆にフィルタ枠30の前面側に支軸38と同様の支軸、後面側に軸受穴40と同様の軸受穴を設け、取付枠50にフィルタ枠30の後面側の軸受穴に略嵌合する支軸を突設し、保持枠60にフィルタ枠30の前面側の支軸をガタを有して嵌入する軸受穴を形成してもよい。また、フィルタ枠30と取付枠50との間、及び、フィルタ枠30と保持枠との間において、支軸と軸受穴は、対になっていれば、どちらに設けてもよく、例えば、フィルタ枠30の両側に支軸を突出形成した態様も可能である。また、ガタを有するように形成する支軸と軸受穴(上記実施の形態では、フィルタ枠30の後面側の支軸38と取付枠50の軸受穴54)は、必ずしも形成する必要はなく、その場合も極限的なガタを有するように形成された支軸と軸受穴とみなすことができ、ガタを有するように形成された支軸と軸受穴に相当するものとする。
また、上記実施の形態では、CCTVレンズのフィルタ機構に本願発明を適用した場合について説明したが、本願発明に係るフィルタ機構は、CCTVレンズに限らず任意の種類のレンズ装置のフィルタ機構に適用できる。
10…レンズ装置、12…固定鏡胴枠、14…フィルタ機構、20…鏡胴枠、30…フィルタ枠、32…板部、34A、34B、34C…フィルタ設置部(開口)、36…ギヤ、38…支軸、40…軸受穴、42…前面側突条環、44…後面側突条環、50…取付枠、52…開口、54…軸受穴、56、64…隆起部、60…保持枠、62…支軸、70…ステッピングモータ、A…光軸、B…回転軸

Claims (3)

  1. 複数のフィルタを保持する板状体のフィルタ枠を回転させて光学系の光路に挿入するフィルタを切替可能にしたレンズ装置のフィルタ機構において、
    前記フィルタ枠の前後に配置され、前記フィルタ枠を挟み込んだ状態で回動可能に支持する第1枠及び第2枠と、
    前記フィルタ枠の回転軸上において、前記フィルタ枠と前記第1枠のうち、いずれか一方に支軸が形成されると共に、他方に該支軸と略ガタなく嵌合する軸受穴が形成され、
    前記フィルタ枠の回転軸上において、前記フィルタ枠と前記第2枠のうち、いずれか一方に支軸が形成されると共に、他方に該支軸とガタを有する大きさの軸受穴が形成され、
    前記フィルタ枠の前面及び後面に環状に突出した突条環が形成されると共に、前記第1枠及び第2枠における前記突条環に対向する環状線上の所定複数位置に、周囲よりも隆起した隆起部が形成され、
    前記第1枠の前記隆起部と前記第2枠の隆起部のいずれかに前記突条環が当接する範囲内に、前記フィルタ枠の傾き及び変位が制限されたことを特徴とするレンズ装置のフィルタ機構。
  2. 前記突条環は断面が略円形状に隆起し、前記隆起部は先端に平面を有する形状に隆起したことを特徴とする請求項1のレンズ装置のフィルタ機構。
  3. 前記フィルタ枠は、モータと係合するギヤを有し、該モータの駆動力によって回動することを特徴とする請求項1、又は、2のレンズ装置のフィルタ機構。
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