JP2011116544A - Oaローラおよびoaローラ用コーティング剤 - Google Patents

Oaローラおよびoaローラ用コーティング剤 Download PDF

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Abstract

【課題】金属製のローラ本体の外周面に形成したコーティング層が短期間で摩耗したり変形したり、あるいはベルト等に貼り付いたり剥離したりせず、長期間に亘って良好な特性を維持できるOAローラと、前記OAローラのコーティング層を形成するのに適したOAローラ用コーティング剤とを提供する。
【解決手段】OAローラは、金属製のローラ本体の外周面に、硬化性を有するバインダ樹脂とバインダ樹脂100質量部あたり、25〜120質量部の顔料と、15〜55質量部の、架橋剤としてのアミノ樹脂とを含むコーティング剤を塗布したのちバインダ樹脂を硬化および架橋反応させて形成されたコーティング層を備える。OAローラ用コーティング剤は、前記バインダ樹脂、顔料、および架橋剤としてのアミノ樹脂を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属製ローラ本体の外周面にコーティング層を備え、例えば静電式複写機等のOA機器において駆動ローラ等として用いられるOAローラと、前記OAローラのコーティング層を形成するためのOAローラ用コーティング剤に関するものである。
静電式複写機、レーザープリンタ、普通紙ファクシミリ装置、およびこれらの複合機等のOA機器において紙送りベルト、転写ベルト、中間転写ベルト等を回転駆動させるために用いる駆動ローラ等のOAローラとしては、金属製のローラ本体の外周面を、ベルト等に対する滑りを防止するためにコーティング層で被覆したり、あるいは前記コーティング層の表面を粗面化処理したりしたものを用いることがある(例えば特許文献1〜3等参照)。
しかし近年の、前記静電式複写機等における印刷速度の高速化に伴い、前記従来の処理を施したOAローラではベルトとの滑りを長期間に亘って有効に防止することができず、比較的短期間で滑りが発生するといった問題を生じるようになってきている。
この原因としては、駆動ローラ等がベルト等と長時間に亘って繰り返し接触することによって、粗面化した外周面が摩耗して摩擦力が低下したり、コーティング層が剥離してローラ本外の外周面から失われたりすることが考えられる。
また前記滑りの問題の他にも、例えば高温、高湿環境等の使用環境下での静電式複写機等の停止時にコーティング層が部分的に変形したりベルト等に貼り付いたり、貼り付いたコーティング層がローラ本体の外周面から剥離したり、剥離した破片が静電式複写機等の他の部分に侵入して形成画像に影響を及ぼしたりするといった問題も生じやすくなってきている。
特開平10−236627号公報 実用新案登録第3000760号公報 特開2002−326733号公報
本発明の目的は、金属製のローラ本体の外周面に形成したコーティング層が短期間で摩耗したり変形したり、あるいはベルト等に貼り付いたり剥離したりすることがなく、長期間に亘って良好な特性を維持できるOAローラと、前記OAローラのコーティング層を形成するのに適したOAローラ用コーティング剤とを提供することにある。
前記課題を解決するため発明者は、コーティング層を形成する、ウレタン樹脂等の硬化性のバインダ樹脂を含むコーティング剤に、前記バインダ樹脂の架橋剤を加えることで硬化後のバインダ樹脂の架橋密度を高めて、前記コーティング層が部分的に変形したりベルト等に貼り付いたりするのを防止すること、前記コーティング剤に顔料を加えることでバインダ樹脂の硬化時における膜の収縮を緩和して、硬化後のコーティング層の、金属製のローラ本体の外周面に対する密着性を高めて剥離を防止することを検討した。
しかし架橋剤の種類によってはコーティング層に良好な架橋構造を導入できず、特に高温、高湿環境下等においてコーティング層が部分的に変形したりベルト等に貼り付いたり、貼り付いたコーティング層がローラ本体の外周面から剥離したりするのを防止できないという問題があった。
また架橋剤の含有割合が多すぎる場合にはコーティング層が硬くなって表面の摩擦係数が低下してベルトとの滑りが生じやすくなり、顔料の含有割合が多すぎる場合にはコーティング層が脆くなって却ってローラ本体の外周面から剥離しやすくなるという問題があった。
そこで架橋剤の種類と含有割合、ならびに顔料の含有割合の範囲についてさらに検討した結果、本発明を見出すに至った。
すなわち本発明は、金属製のローラ本体の外周面に、架橋剤としてのアミノ樹脂との反応によって硬化する硬化性を有するバインダ樹脂と、前記バインダ樹脂100質量部あたり、25質量部以上、120質量部以下の顔料と、15質量部以上、55質量部以下の前記アミノ樹脂とを含むコーティング剤を塗布したのちバインダ樹脂を硬化させて形成されたコーティング層が設けられていることを特徴とするOAローラである。
また本発明は、前記コーティング層を形成するためのものであって、硬化性を有するバインダ樹脂と、前記バインダ樹脂100質量部あたり、25質量部以上、120質量部以下の顔料と、15質量部以上、55質量部以下の、前記バインダ樹脂の架橋剤としてのアミノ樹脂とを含むことを特徴とするOAローラ用コーティング剤である。
前記バインダ樹脂は水系ウレタン樹脂であるのが好ましい。前記水系ウレタン樹脂を含むコーティング剤は、溶媒として水を用いて形成できるため、環境に及ぼす負荷を低減できる。
また顔料は、少なくとも体質顔料を含んでいるのが好ましい。体質顔料は、バインダ樹脂の硬化時に膜が収縮するのを防止する効果に優れている。
また顔料は、少なくとも針状の突起を有する顔料を含んでいるのが好ましい。前記顔料の針状の突起は、コーティング層の表面からミクロな突起として突出して、ベルトとの引っ掻き効果によりOAローラの摩擦係数を向上するとともに、前記高い摩擦係数を長期間に亘って維持する効果に優れている。
本発明によれば、金属製のローラ本体の外周面に形成したコーティング層が短期間で摩耗したり変形したり、あるいはベルト等に貼り付いたり剥離したりすることがなく、長期間に亘って良好な特性を維持できるOAローラと、前記OAローラのコーティング層を形成するのに適したOAローラ用コーティング剤とを提供することができる。
本発明のOAローラにおけるコーティング層の表面の、ベルトに対する摩擦係数μを測定するために用いる装置の概略を説明する図である。
本発明は、金属製のローラ本体の外周面に、硬化性を有するバインダ樹脂と、前記バインダ樹脂100質量部あたり、25質量部以上、120質量部以下の顔料と、15質量部以上、55質量部以下の、前記バインダ樹脂の架橋剤としてのアミノ樹脂とを含むコーティング剤を塗布したのちバインダ樹脂を硬化および架橋反応させて形成されたコーティング層が設けられていることを特徴とするOAローラである。
また本発明は、前記コーティング層を形成するためのコーティング剤であって、硬化性を有するバインダ樹脂と、前記バインダ樹脂100質量部あたり、25質量部以上、120質量部以下の顔料と、15質量部以上、55質量部以下の、前記バインダ樹脂の架橋剤としてのアミノ樹脂とを含むことを特徴とするものである。
前記バインダ樹脂としては硬化性を有し、かつ架橋剤としてのアミノ樹脂と反応させることで架橋密度を高めることができる種々の樹脂が使用可能であり、特に水系ウレタン樹脂が好ましい。前記水系ウレタン樹脂を含むコーティング剤は、溶媒として水を用いて形成できるため、環境に及ぼす負荷を低減できる。
前記水系ウレタン樹脂としては、これに限定されないが例えばポリカーボネート系ポリウレタン樹脂の水系エマルションである三洋化成工業(株)製のパーマリン(登録商標)UA−300、UA−310、UA−368、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂の水溶液である同社製のパーマリンUA−50、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂のエマルションである同社製のパーマリンUA−150、UC−20、同じくポリエーテル系ポリウレタン樹脂のエマルションである第一工業製薬(株)製のスーパーフレックス(登録商標)E−4000等の1種または2種以上が挙げられる。
アミノ樹脂としては、例えばメラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂等の、前記水系ウレタン樹脂の架橋剤として機能しうる種々のアミノ樹脂が挙げられる。
前記アミノ樹脂としては、これに限定されないが例えばメチル化高イミノメラミン樹脂の溶液であるサイテック社製のサイメル(登録商標)323、325、327、328、385、部分メチル化メラミン樹脂の溶液である同社製のサイメル370、373、3749、n−ブチル化メラミン樹脂の溶液である三井化学(株)製のユーバン(登録商標)120、あるいはメチルエーテル化メラミン樹脂の溶液である日立化成(株)製のメラン(登録商標)552等の1種または2種以上が挙げられる。
前記アミノ樹脂の含有割合は、バインダ樹脂100質量部あたり15質量部以上、55質量部以下である必要がある。
含有割合が前記範囲未満では、アミノ樹脂を含有させることによる、バインダ樹脂の架橋密度を高めて、コーティング層が、特に高温、高湿環境下で部分的に変形したりベルト等に貼り付いたり、貼り付いたコーティング層がローラ本体の外周面から剥離したりするのを防止する効果が得られない。
また含有割合が前記範囲を超える場合には、逆にバインダ樹脂の架橋密度が高くなりすぎるとともにコーティング層が硬くなりすぎるため、表面の摩擦係数が低下してベルト等との滑りを生じやすくなる。
また前記いずれの場合においても、コーティング層の、ローラ本体の外周面に対する密着性が僅かに低下する傾向もある。
なおこれらの問題が生じるのをより一層有効に抑制しながら、前記金属製のローラ本体の外周面に対する密着性にも優れたコーティング層を形成することを考慮すると、アミノ樹脂の含有割合は、前記範囲内でもバインダ樹脂100質量部あたり25質量部以上であるのが好ましく、45質量部以下であるのが好ましい。
なおバインダ樹脂として、先に説明したエマルションや水溶液を用いるとともに、アミノ樹脂として先に説明した溶液を用いる場合、前記アミノ樹脂の含有割合は、前記エマルションや水溶液中の固形分(バインダ樹脂)100質量部あたりの、溶液中の固形分(アミノ樹脂)の質量部である。
顔料としては、先に説明したバインダ樹脂の硬化時に膜が収縮するのを防止する効果に優れた体質顔料が好ましい。
前記体質顔料としては、例えばカオリン等のクレーや、あるいは沈降性硫酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ等の1種または2種以上が挙げられる。
前記顔料の含有割合は、バインダ樹脂100質量部あたり25質量部以上、120質量部以下である必要がある。
含有割合が前記範囲未満では、顔料を含有させることによる、バインダ樹脂の硬化時に膜の収縮を緩和して、硬化後のコーティング層の、金属製のローラ本体の外周面に対する密着性を高めて剥離を防止する効果が得られない。
また含有割合が前記範囲を超える場合にはコーティング層が脆くなって却ってローラ本体の外周面から剥離しやすくなる。
なおこれらの問題が生じるのをより一層有効に防止して、前記金属製のローラ本体の外周面に対する密着性に優れたコーティング層を形成することを考慮すると、顔料の含有割合は、前記範囲内でもバインダ樹脂100質量部あたり45質量部以上であるのが好ましく、100質量部以下であるのが好ましい。
また顔料としては針状の突起を有する顔料も好ましい。中でも、中心から2以上の針状の突起が放射状に突出した立体形状を有する顔料、例えば中心から4つの針状の突起が互いに等角度で4方に突出したいわゆるテトラピック状の顔料等が好ましい。
前記顔料としては、例えば酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ホウ酸アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、チタン酸カリウム、塩基性硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウムナトリウム、ホウ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二ホウ化チタン、石膏、アルミナ、クリソタイル、セピオライトまたはゾノトライト等の1種または2種以上が挙げられる。また、沖縄県産の星の砂などの混合物であってもよい。
中でも、前記テトラピック状を呈する酸化亜鉛ウィスカが好ましい。
前記顔料は、2以上の突起の少なくとも1つがコーティング層中に埋まってアンカー効果を発揮するため、ベルトの刺激や磨耗による顔料の脱落を防止できる上、残りの突起がコーティング層の表面からミクロな突起として突出してベルトとの引っ掻き効果によりOAローラの摩擦係数を向上するとともに、前記高い摩擦係数を長期に亘って維持するために機能する。そのため、より長期間に亘ってOAローラの良好な特性を維持することができる。
ただし前記顔料は、全体が1本の針状であってもよい。
なおバインダ樹脂として、先に説明したエマルションや水溶液を用いる場合、前記体質顔料や針状の突起を有する顔料等の含有割合は、前記エマルションや水溶液中の固形分(バインダ樹脂)100質量部あたりの顔料の質量部である。
また顔料としては、前記体質顔料、針状の突起を有する顔料等、複数種の機能の異なる顔料を併用してもよい。その場合には、前記各顔料の機能の相乗効果によって、より一層長期間に亘ってOAローラの良好な特性を維持することができる。併用する場合、顔料の含有割合は、併用する2以上の顔料の合計の、前記固形分100質量部あたりの質量部が、本願発明で規定した範囲内である必要がある。
コーティング剤には、前記各成分に加えて、さらに消泡剤、分散安定剤、表面張力調整剤等の従来公知の各種添加剤を、任意の割合で含有させることもできる。
コーティング剤は、先に説明したように溶媒として水を用いた水系とするのが、環境に及ぼす負荷を低減する上で望ましい。
例えばバインダ樹脂として、先に説明したように水系のエマルションまたは水溶液の状態で供給されるものを用いる場合には、前記エマルションまたは水溶液に、前記所定の含有割合となるように顔料とアミノ樹脂とを添加するとともに必要に応じてその他の添加剤を加えることで、前記水系のコーティング剤が得られる。
また、さらに必要に応じて水、または水と水溶性有機溶媒との混合溶媒等を加えてコーティング剤の粘度を調整してもよい。
前記コーティング剤を、例えばアルミニウム、銅、真鍮、ステンレス鋼等の金属からなる円筒状ないし円柱状のローラ本体の外周面に、スプレーコート法等の任意の塗布方法によって塗布したのち乾燥させて水等の溶媒を除去し、さらに加熱してバインダ樹脂を硬化反応させるとともに、架橋剤としてのアミノ樹脂の作用によって架橋反応させることでコーティング層が形成されてOAローラが得られる。
前記OAローラの表面の、組み合わせるベルトに対する摩擦係数μは0.3以上、特に0.6以上であるのが好ましい。摩擦係数μが前記範囲未満ではベルトとの間で滑りを生じやすくなり、前記ベルトを良好に駆動できないおそれがある。
なお本発明では摩擦係数μを、図1に示す装置を用いて、オイラーのベルト式に準拠した測定方法によって測定した値でもって表すこととする。
先に説明したように金属製のローラ本体1の外周面にコーティング層2を形成したOAローラ3を、前記ローラ本体1の中心軸4を水平方向に向けた状態で、図中に二点鎖線の矢印で示す方向に回転可能に保持する。またOAローラ3の近傍には、前記OAローラ3の中心軸4との距離を一定に維持した状態で荷重計5を配設する。
次に、一端に質量W(g)の錘6を取り付けたベルト7の他端を前記荷重計5に接続するとともに、前記ベルト7の錘6側の一端をOAローラ3よりも下側に垂れ下がらせた状態で、前記ベルト7を、中心軸4を中心とする中心角度θ(°)の範囲に亘って前記OAローラ3のコーティング層2の表面に接触させる。
そしてOAローラ3を前記二点鎖線の矢印で示す方向に一定の速度で回転させた際に生じる荷重F(g)を荷重計5によって測定し、前記荷重F(g)と、錘6の質量W(g)、中心角度θ(°)とから式(1):
μ=(1/θ)ln(F/W) (1)
によって摩擦係数μを求める。
コーティング層のもとになるコーティング剤の塗布厚みは20μm以上であるのが好ましく、100μm以下であるのが好ましい。
塗布厚みが前記範囲未満では、厚みが均一なコーティング層を形成できないおそれがある。
また塗布厚みが前記範囲を超える場合にはタレ等を生じてコーティング層の外観が悪くなるおそれがあり、また乾燥性等の作業性が低下するおそれがある。
前記本発明のOAローラは、例えば静電式複写機、レーザープリンタ、普通紙ファクシミリ装置、およびこれらの複合機等のOA機器において紙送りベルト、転写ベルト、中間転写ベルト等を回転駆動させるための駆動ローラ等として好適に用いることができる。
以下の実施例、比較例におけるコーティング剤の調製、OA用ローラの作製、および試験を、特記した以外は23±5℃、相対湿度55±5%の環境下で実施した。
〈実施例1〉
前出の三洋化成工業(株)製のパーマリンUA−300〔ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂の水系エマルション、固形分濃度38質量%〕に、これも前出のサイテック社製のサイメル327〔メチル化高イミノメラミン樹脂のイソブタノール溶液、固形分濃度88〜92質量%〕と、クレー〔含水カオリン系、BASF社製のASP−170〕とを配合してコーティング剤を調製した。
前記コーティング剤における、バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(パーマリンUA−300の固形分)100質量部あたりの、前記クレーの含有割合は65質量部、メチル化高イミノメラミン樹脂(サイメル327の固形分)の含有割合は36質量部とした。
前記コーティング剤を、外径24φ、長さ22.6mmのアルミニウム(A6063)製のローラ本体の外周面にスプレーコート法によって塗布し、室温で30分間程度で静置して乾燥させ、次いで90℃で10分間の予備乾燥をしたのち140℃で15分間加熱してバインダ樹脂を硬化および架橋反応させてコーティング層を形成して、OAローラを作製した。
〈実施例2〜5、比較例1〜3〉
バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部あたりの、前記クレーの含有割合を10質量部(比較例1)、20質量部(比較例2)、25質量部(実施例2)、45質量部(実施例3)、100質量部(実施例4)、120質量部(実施例5)、150質量部(比較例3)としたこと以外は実施例1と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
〈実施例6〜9、比較例4、5〉
バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部あたりの、メチル化高イミノメラミン樹脂の含有割合を10質量部(比較例4)、15質量部(実施例6)、25質量部(実施例7)、45質量部(実施例8)、55質量部(実施例9)、60質量部(比較例5)としたこと以外は実施例1と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
〈実施例10〉
サイメル327に代えて、サイテック社製のサイメル370〔部分メチル化メラミン樹脂のイソブタノール溶液、固形分濃度86〜90質量%〕を用いたこと以外は実施例1と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
前記コーティング剤における、バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(パーマリンUA−300の固形分)100質量部あたりの、部分メチル化メラミン樹脂(サイメル370の固形分)の含有割合は36質量部とした。
〈比較例6〉
サイメル327に代えて、アミノ樹脂とは別種の架橋剤である日清紡ケミカル(株)製のカルボジライト(登録商標)E−02〔ポリカルボジイミドの水系エマルション、固形分濃度40質量%〕を用いたこと以外は実施例1と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
前記コーティング剤における、バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(パーマリンUA−300の固形分)100質量部あたりの、ポリカルボジイミド(カルボジライトE−02の固形分)の含有割合は36質量部とした。
〈比較例7〉
サイメル327に代えて、アミノ樹脂とは別種の架橋剤である第一工業製薬(株)製のエラストロン(登録商標)BN69〔ブロックイソシアネート化合物の溶液、固形分濃度40質量%〕を用いたこと以外は実施例1と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
前記コーティング剤における、バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(パーマリンUA−300の固形分)100質量部あたりの、ブロックイソシアネート化合物(エラストロンBN69の固形分)の含有割合は36質量部とした。
〈高温、高湿試験〉
前記各実施例、比較例で作製したOAローラの外周面を構成するコーティング層の表面に、ポリイミド製のベルトを直接に接触させた状態で、前記ベルトをOAローラの外周面に巻き付けて、温度60℃、相対湿度80%の高温、高湿環境下で7日間静置したのち状態を観察して、下記の基準でコーティング層を評価した。
○:コーティング層は、部分的に変形したりベルト等に貼り付いたりしていなかった。
×:コーティング層は、部分的に変形したりベルト等に貼り付いたりしていた。
〈密着性試験〉
前記各実施例、比較例で作製したOAローラにおける、コーティング層の密着性を、日本工業規格JIS K5600−5−6:1999「塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第6節:付着性(クロスカット法)」に所載の試験方法に則って試験し、試験結果を評価した。すなわち試験結果を、JIS K5600−5−6の表1に従って6段階に分類し、分類0〜2が密着性良好、分類3〜5が密着性不良と判定した。
〈摩擦係数測定〉
前記各実施例、比較例で作製したOAローラにおける、コーティング層の表面の、前記ポリイミド製のベルトに対する摩擦係数を、先に説明した図1の装置を用いて測定した結果から、前記式(1)によって求めた。
以上の結果を表1〜表3に示す。
Figure 2011116544
Figure 2011116544
Figure 2011116544
表1〜3の実施例1〜10と、表3の比較例6、7の結果より、架橋剤としてアミノ樹脂を用いた場合にはコーティング層に良好な架橋構造を導入して、高温、高湿環境下でコーティング層が部分的に変形したりベルト等に貼り付いたり、貼り付いたコーティング層がローラ本体の外周面から剥離したりするのを防止できることが判った。
また表1の実施例1〜5と比較例1〜3の結果より、顔料としてのクレーの含有割合は、バインダ樹脂100質量部あたり25質量部以上、120質量部以下である必要があり、特に45質量部以上、100質量部以下であるのが好ましいことが判った。
さらに表2の実施例1、6〜9の結果より、架橋剤としてのアミノ樹脂の含有割合は、バインダ樹脂100質量部あたり15質量部以上、55質量部以下である必要があり、特に25質量部以上、45質量部以下であるのが好ましいことが判った。
〈実施例11〜13〉
体質顔料としてのクレー(前出のASP−170)に代えて、テトラピック状を呈する酸化亜鉛ウィスカ〔パナソニック(株)製のパナテトラ(登録商標)〕を、バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部あたり25質量部(実施例11)、65質量部(実施例12)、100質量部(実施例13)の割合で含有させたこと以外は実施例1と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
〈実施例14〉
体質顔料としてのクレー(前出のASP−170)と、テトラピック状を呈する酸化亜鉛ウィスカ(前出のパナテトラ)とを併用したこと以外は実施例1と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部あたりの両顔料の含有割合は、クレーが30質量部、酸化亜鉛ウィスカが35質量部、合計量が65質量部であった。
〈実施例15〉
バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部あたりの両顔料の含有割合を、クレー65質量部、酸化亜鉛ウィスカ30質量部、合計量95質量部としたこと以外は実施例14と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
〈比較例8〉
バインダ樹脂としてのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂100質量部あたりの両顔料の含有割合を、クレー65質量部、酸化亜鉛ウィスカ65質量部、合計量130質量部としたこと以外は実施例14と同様にしてコーティング剤を調製し、OAローラを作製した。
前記各実施例、比較例で作製したOAローラについて、先に説明した各特性を評価した。結果を表4に示す。
Figure 2011116544
表4の実施例11〜15の結果より、針状の突起を有する顔料を含有させることで、OAローラの摩擦係数を大幅に向上できることが判った。また前記実施例11〜15と比較例8の結果より、顔料の含有割合(総量)は、前記顔料として針状の突起を有するものを単独で使用する系、およびクレー等の体質顔料と併用する系のいずれにおいても、バインダ樹脂100質量部あたり25質量部以上、120質量部以下である必要があることが判った。
F 荷重
W 質量
θ 中心角度
1 ローラ本体
2 コーティング層
3 OAローラ
4 中心軸
5 荷重計
6 錘
7 ベルト

Claims (5)

  1. 金属製のローラ本体の外周面に、硬化性を有するバインダ樹脂と、前記バインダ樹脂100質量部あたり、25質量部以上、120質量部以下の顔料と、15質量部以上、55質量部以下の、前記バインダ樹脂の架橋剤としてのアミノ樹脂とを含むコーティング剤を塗布したのちバインダ樹脂を硬化および架橋反応させて形成されたコーティング層が設けられていることを特徴とするOAローラ。
  2. 前記バインダ樹脂は水系ウレタン樹脂である請求項1に記載のOAローラ。
  3. 前記顔料は、少なくとも体質顔料を含んでいる請求項1または2に記載のOAローラ。
  4. 前記顔料は、少なくとも針状の突起を有する顔料を含んでいる請求項1ないし3のいずれか1項に記載のOAローラ。
  5. 金属製ローラ本体の外周面にコーティング層を備えたOAローラの、前記コーティング層を形成するためのコーティング剤であって、硬化性を有するバインダ樹脂と、前記バインダ樹脂100質量部あたり、25質量部以上、120質量部以下の顔料と、15質量部以上、55質量部以下の、前記バインダ樹脂の架橋剤としてのアミノ樹脂とを含むことを特徴とするOAローラ用コーティング剤。
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