JP2000296936A - 画像形成装置におけるシート搬送ローラの製造方法 - Google Patents

画像形成装置におけるシート搬送ローラの製造方法

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JP2000296936A
JP2000296936A JP10177099A JP10177099A JP2000296936A JP 2000296936 A JP2000296936 A JP 2000296936A JP 10177099 A JP10177099 A JP 10177099A JP 10177099 A JP10177099 A JP 10177099A JP 2000296936 A JP2000296936 A JP 2000296936A
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JP
Japan
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ceramic powder
coating layer
roller
coating
sheet
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JP10177099A
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English (en)
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Fumiyuki Kanai
史幸 金井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートに対して十分な摩擦力が得られるよう
にした画像形成装置におけるシート搬送ローラの製造方
法を提供する。 【解決手段】 高剛性材料よりなるローラ本体部材11
の表面にの有機塗料を微粒状態で供給して塗膜層13を
形成し、引き続き酸化アルミニューム(アルミナAl
)等のセラミック粉体12を散布して塗膜層13に
付着させ、引き続き前記有機塗料を硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の画像
形成装置において印字用紙等のシートを搬送するシート
搬送ローラの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のシート搬送ローラとして、本出
願と同一出願人による出願が特開平10−120234
号公報によって開示されている。図2はそのシート搬送
ローラの構成を示す模式図である。
【0003】同図において、10Aはシート搬送駆動ロ
ーラ(以降、単に駆動ローラと呼ぶ)、20はシート搬
送従動ローラ(以降、単に従動ローラと呼ぶ)、Sはシ
ートである。駆動ローラ10Aは、シートSの幅に跨る
長さの丸棒よりなり、両端が図示しない軸受けに支持さ
れていて、同図に示す矢印方向(反時計方向)に回転駆
動される。従動ローラ20は、ゴム製のローラ本体部材
21の表面に低摩擦材料よりなるコート層22を形成し
て構成され、軸23に複数個取り付けられていて、シー
トSを駆動ローラ10Aに圧接させる方向に付勢されて
いる。
【0004】供給されたシートSは、駆動ローラ10A
の回転に伴って、従動ローラ20を時計方向に回転させ
ながら矢印a方向に搬送される。尚、30は搬送された
シートSに印字する印字ヘッド、40はシートSを支持
し印字ヘッド30との間隙を規制して該シートSを案内
する規制部材である。
【0005】駆動ローラ10Aは、そのローラ本体部材
11が鋼丸棒にニッケルメッキされていて、高剛性をな
している。そして平均粒径20μm乃至70μmのセラ
ミック粉体12がローラ本体部材11の表面に付着され
ていて、該表面が凹凸状をなしている。セラミック粉体
12は、例えば、酸化アルミニューム(Al)を
破砕して製造され、よってこの凹凸状に形成された表面
の凸部は比較的に鋭く尖っている。そして該表面の面積
に対してセラミック粉体12が占める面積比は20%乃
至80%にしてある。上記のローラ本体部材11の表面
にセラミック粉体12を付着する方法としては、アクリ
ル樹脂を主成分とした液状の塗装剤中にセラミック粉体
12を混入させた状態の塗料13をローラ本体部材11
に直接に噴霧し、乾燥させて固着させることにより形成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、液状の塗装剤中にセラミック粉体を混入させた状
態の塗料をローラ本体部材の表面に固着させる方法にあ
っては、個々のセラミック粉体の表面全体に液状の塗装
剤が付着しているので、セラミック粉体の凸部の先鋭度
が低下して、シートに対して十分な摩擦力が得られず、
そしてセラミック棲子同士が均一に分散されにくくダマ
になり易い、等の問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、シート搬送ローラの表面にセラミック粉体の凸部を
露出させた状態で固着させて、シートに対して十分な摩
擦力が得られるようにした画像形成装置におけるシート
搬送ローラの製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために請
求項1記載の発明は、高剛性材料よりなるローラ本体部
材の表面に有機塗料を微粒状態で供給して塗膜層を形成
し、引き続きセラミック粉体を散布して前記塗膜層に付
着させ、引き続き前記有機塗料を熱硬化させることを特
徴としており、前記塗膜層上にセラミック粉体を突出さ
せた状態で固着させることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、静電塗装によって
請求項1における塗膜層を形成することを特徴としてお
り、請求項1におけると同様に作用する。
【0010】請求項3記載の発明は、吹き付け塗装によ
って請求項1における塗膜層を形成することを特徴とし
ており、請求項1におけると同様に作用する。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3に
おいてセラミック粉体を静電塗装によって付着させるこ
とを特徴としており、請求項1乃至3におけると同様に
作用する。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載のセラミック粉体の粒径平均値が20乃至70μmで
あることを特徴としており、請求項1乃至4におけると
同様に作用する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について添付図面を参照しつつ説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態例を示すシート
搬送ローラ(シート搬送駆動ローラ)の構成を示す模式
図である。同図において、10はシート搬送駆動ローラ
(以降、単に駆動ローラと呼ぶ)で、図2における駆動
ローラ10Aと基本構造は同等である。そして他の共通
の部分に対しては同一の符号を付して示し、その説明は
省略する。
【0015】駆動ローラ10を製造するに当たって、ロ
ーラ本体部材11を単体の状態で例えば−(マイナス)
電位にしておく。そして第1の実施形態例として、公知
の粉末塗料、例えば、ポリエステル系の粉末塗料を、図
示しない静電塗装装置のスプレーガンからローラ本体部
材11に向けて噴出させながら、その噴霧粒子を+(プ
ラス)高電位に帯電させる。帯電された粉末塗料はロー
ラ本体部材11に吸着されて、その表面に塗膜層13が
形成される。この塗膜層の膜厚は、後記するセラミック
粉体12の粒径を勘案して8μm乃至20μmに設定され
ており、塗料の噴出量及び噴出時間等によって適宜に調
整される。
【0016】引き続き、セラミック粉体を別に備えたス
プレーガンからローラ本体部材11に向けて噴出させな
がら、そのセラミック粉体を+高電位に帯電させる。帯
電されたセラミック粉体12は、塗膜層13に当接し更
に入り込んだ状態で、該塗膜層13をバインダとしてロ
ーラ本体部材11に付着する。上記の噴出の際には、セ
ラミック粉体12は粒子同士が同電位に帯電されている
ので、それぞれの粒子が反発しあって、均一に分布さ
れ、且つ、ローラ本体部材11の表面に対して垂直に立
った状態になり易い。よってセラミック粉体12の粒子
は均一に分布されてその殆どが頂部を外側に向けて付着
する。
【0017】セラミック粉体12は、例えば、酸化アル
ミニューム(アルミナAl)又は炭化珪素(Si
C)、或いは二酸化珪素(SiO)を平均粒径が20
μm乃至70μmに破砕して製造され、この破砕により
凸部14は比較的に鋭く尖っている。セラミック粉体1
2は、塗膜層13に当接して或程度入り込むと、吸着力
が減少するので、その凸部14が塗膜層13から突き出
した状態になる。この駆動ローラ10がシートSに対し
て必要且つ十分な摩擦力を付与するために、ローラ本体
部材11の表面の面積に対してセラミック粉体12が占
める面積比を20%乃至80%にしてある。
【0018】セラミック粉体12が塗膜層13と共に付
着された後に、駆動ローラ10は約180℃の雰囲気中
に20分乃至30分間曝されて焼成され、塗膜層13が
硬化して該セラミック粉体12がローラ本体部材11に
固着される。
【0019】このようにして形成された一例の駆動ロー
ラ10の表面を表面粗さ計で測定した結果、Ryが38
μm乃至50μmとなり、Rzが25μm乃至32μm
となって、比較的に凹凸の多い表面形状が得られた。そ
して駆動ローラ10と従動ローラ20との間に幅35m
mのシート(紙)Sを通常の荷重Nで挟持して駆動ロー
ラ10の回転を固定させて、シートSを引き抜いたとき
の動摩擦係数μを測定した結果、0.88以上となっ
て、高いシート搬送力が得られた。このセラミック粉体
12は塗膜層13中に十分に入り込んだ状態で固着され
ているので脱落することもなく、耐久性の優れた駆動ロ
ーラが得られる。
【0020】次に、第2の実施形態例として、図示しな
い吹き付け塗装装置によって、公知の液体塗料、例え
ば、アクリル系の液体塗料を、スプレーガンからローラ
本体部材11に向けて噴出させる。液体塗料はローラ本
体部材11に付着されて、塗膜層13が形成される。こ
の塗膜層の膜厚は、同様に8μm乃至20μmに設定され
る。以降の工程は第1の実施形態例におけると同様であ
る。この実施形態例においても同様な結果が得られる。
【0021】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5記載の発明によれ
ば、ローラ本体部材の表面に有機塗料を微粒状態で供給
して塗膜層を形成し、引き続きセラミック粉体を散布し
て前記塗膜層に付着させ、引き続き前記有機塗料を熱硬
化させているので、膜層上にセラミック粉体を突出させ
た状態で固着させることができ高摩擦力のシート搬送ロ
ーラが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すシート搬送ローラ
の構成を示す模式図である。
【図2】従来のシート搬送ローラの構成を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
10 シート搬送ローラ(駆動ローラ) 11 ローラ本体部材 12 セラミック粉体 13 塗膜層 20 シート搬送ローラ(従動ローラ) S シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高剛性材料よりなるローラ本体部材の表
    面に有機塗料を微粒状態で供給して塗膜層を形成し、引
    き続きセラミック粉体を散布して前記塗膜層に付着さ
    せ、引き続き前記有機塗料を熱硬化させる、ことを特徴
    とする画像形成装置におけるシート搬送ローラの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記塗膜層の形成手段は、静電塗装によ
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における
    シート搬送ローラの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記塗膜層の形成手段は、吹き付け塗装
    による、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における
    シート搬送ローラの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記セラミック粉体を付着させる手段
    は、粉体静電塗装による、 ことを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置に
    おけるシート搬送ローラの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記セラミック粉体の粒径平均92lは、
    20乃至70μmである、 ことを特徴とする請求項1乃至4記載の画像形成装置に
    おけるシート搬送ローラの製造方法。
JP10177099A 1999-04-08 1999-04-08 画像形成装置におけるシート搬送ローラの製造方法 Withdrawn JP2000296936A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011116544A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Sumitomo Rubber Ind Ltd Oaローラおよびoaローラ用コーティング剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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