JP2011116479A - エレベーターの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベーター休止時における待機電力を低減して省電力化を図ることができるとともに、この休止時において不必要な通報等がなされることがないエレベーターの制御装置を提供する。
【解決手段】エレベーターの制御装置において、エレベーターへ電力を供給する電源の遮断及び投入を行うための電源スイッチと、電源スイッチが収納された電源スイッチボックスの開口部を開閉する電源スイッチカバーと、電源スイッチカバーが開閉されたことを検出するカバー開閉検出手段と、電源スイッチカバーが開けられると運転休止動作をエレベーターに行わせる制御装置本体13と、電源スイッチボックス内に設けられ、運転休止動作が完了したことを報知する休止動作完了報知手段と、を備え、制御装置本体13は、運転休止動作内において、電源が遮断された旨の通報を行う機能を無効とする異常通報阻止手段18を有する構成とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、エレベーターの制御装置に関するものである。
従来におけるエレベーターの制御装置においては、例えば夜間等でのエレベーター待機中の消費電力を低減し省電力効果の高い個人住宅用エレベーターを得ることを目的とするものとして、複数の階床間を昇降する乗りかごと、この乗りかごの運転を制御する運転制御装置と、この運転制御装置の電源を予め設定した時間に遮断、投入するためのタイムスイッチの操作部をエレベーターの乗場側に備えた個人住宅用エレベーターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−240316号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベーターの制御装置においては、小規模な個人住宅用エレベーターを対象として待機時に制御装置の電源を遮断するように構成したものである。
このような構成を不特定多数が利用するビル等の規模のエレベーターに対して適用しようとした場合、一般にこういったビル等に設置されるエレベーターにおいては、電源が遮断されてしまうと、エレベーターの乗りかご内の乗客の安全を確保するための各種機能が有効となる。このような機能としては、例えば、電源が遮断された旨を監視盤や監視センター等に通報する機能や、非常時電源装置である非常用バッテリーや自家発電装置等に電源が切替わり、乗りかごを走行戸開させて乗客の閉じ込めを防止する機能等が挙げられる。
このため、特許文献1に示された従来におけるエレベーターの制御装置においては、一般のビル等に適用した場合に、本来であれば商用電源の停電時に備えている非常時電源装置へと不必要に切替わってしまうという課題や、不必要に監視センター等に通報がなされてしまい、場合によっては本来必要の無い確認作業や点検作業等が発生してしまうという課題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、個人用に限らず不特定多数が利用するビル等に設置されたエレベーターにおいても、エレベーター休止時における待機電力を低減して省電力化を図ることができるとともに、この休止時において不必要な通報等がなされることがないエレベーターの制御装置を得るものである。
この発明に係るエレベーターの制御装置においては、エレベーターへ電力を供給する電源の遮断及び投入を行うための電源スイッチと、前記電源スイッチが収納された電源スイッチボックスの開口部を開閉する電源スイッチカバーと、前記電源スイッチカバーが開閉されたことを検出するカバー開閉検出手段と、前記カバー開閉検出手段により前記電源スイッチカバーが開けられたことが検出された場合に、前記エレベーターを運転休止状態へと移行させる運転休止動作を前記エレベーターに行わせる制御装置本体と、前記電源スイッチボックス内に設けられ、前記運転休止動作が完了したことを報知する休止動作完了報知手段と、を備え、前記制御装置本体は、前記運転休止動作内において、前記電源が遮断された旨の通報を行う機能を無効とする異常通報阻止手段を有する構成とする。
この発明に係るエレベーターの制御装置においては、個人用に限らず不特定多数が利用するビル等に設置されたエレベーターにおいても、エレベーター休止時における待機電力を低減して省電力化を図ることができるとともに、この休止時において不必要な通報等がなされることがないという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベーターの制御装置の乗場の正面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーターの制御装置の省エネルギー用電源スイッチボックスの正面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーターの制御装置の乗りかご内を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーターの制御装置の構成概略を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーターの制御装置の制御回路構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーターの制御装置の電源遮断動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーターの制御装置の電源投入動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベーターの制御装置の電源遮断動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベーターの制御装置の電源遮断動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベーターの制御装置の電源投入動作を示すフロー図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図7は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベーターの制御装置の乗場の正面図、図2はエレベーターの制御装置の省エネルギー用電源スイッチボックスの正面図、図3はエレベーターの制御装置の乗りかご内を示す図、図4はエレベーターの制御装置の構成概略を示すブロック図、図5はエレベーターの制御装置の制御回路構成を示す回路図、図6はエレベーターの制御装置の電源遮断動作を示すフロー図、図7はエレベーターの制御装置の電源投入動作を示すフロー図である。
図において1はエレベーターの休止階の乗場に設けられた乗場出入口を開閉する乗場戸である。ここで、休止階とは、当該エレベーターが運転休止状態へと移行する際の運転休止動作において、エレベーターの乗りかごを走行させて戸開させた後戸閉させ、待機させる階床のことである。
乗場出入口の側方の乗場壁面には、エレベーターの利用者が操作することにより乗場呼び登録を行うための乗場呼びボタン2、及び、当該エレベーターの現在位置及び走行方向を表示する乗場表示装置が設置されている。
この乗場呼びボタン2の下方の乗場壁面には省エネルギー電源スイッチボックス3が設けられている。この省エネルギー電源スイッチボックス3には、このボックス正面の開口部を開閉する省エネルギー電源スイッチカバーが枢着されており、省エネルギー電源スイッチボックス3内には、省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4、省エネルギー電源スイッチ5及び休止完了灯6が収納されて設けられている。なお、省エネルギー電源スイッチカバーには施解錠可能な鍵が設けられており、みだりにボックス内の装置が操作されることを未然に防止している。
省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4は、省エネルギー電源スイッチカバーの開閉状態を認識するものであり、カバー開閉検出手段を構成している。
この省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4は、当該カバーが開いた状態においては省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4は押下されず、当該カバーが閉じた状態において省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4が押下されることにより、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態であるのか閉状態であるのかを検出することができるように構成されている。
省エネルギー電源スイッチ5は、操作することにより当該エレベーターについて電源が投入された状態と電源が遮断された状態とを切替えるためのものである。
休止完了灯6は、当該エレベーターの運転休止動作が完了して運転休止状態へと移行すると点灯し、当該エレベーターが運転休止状態へと移行完了したことを報知するものであり、休止動作完了報知手段を構成している。
エレベーターの乗りかごの前面に設けられたかご出入口には、このかご出入口を開閉するかご戸7が設けられている。かご出入口側方の袖壁には、利用者が操作することによりかご行先呼び登録を行うためのかご内行先ボタン8が、各行先階に対応して設置されている。
袖壁の、かご内行先ボタン8の下方には、かご内各運転スイッチボックス9が設けられており、このかご内各運転スイッチボックス9内には、当該エレベーターの運転モードを保守運転モードや非常時運転モード等の各運転モードに切替えるための各運転スイッチが設けられている。また、かご内各運転スイッチボックス9の前面開口部には、このボックスを開閉するカバーが枢着されており、このカバーには施解錠可能な鍵が設けられている。
乗りかご内には、この乗りかご内の状況を撮影するかご内カメラ10が設置されており、かご天井にはこの乗りかご内を照らすかご内照明11、及び、通常時は消灯し停電時において点灯するかご内停電灯12が取付けられている。
また、乗りかごの床下には、この乗りかご内の荷重を検出する図示しない秤装置が設けられている。
この実施の形態に係るエレベーターの制御装置の制御装置本体13は、図4に示すごとく、休止動作選択手段14、運転制御手段15、乗車確認手段16、運転休止検出手段17、異常通報阻止手段18、及び、運転休止継続手段19の各手段を備えている。
休止動作選択手段14は、省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4により省エネルギー電源スイッチカバーが開状態となったことが検出された場合に、当該エレベーターを運転休止させるべく運転休止動作の開始を選択するものである。
運転制御手段15は、運転休止検出手段17により運転休止動作が選択された場合に、エレベーター(の乗りかご)を休止階へと走行させ休止階到着後は戸開閉させるよう当該エレベーターの運転制御を行うものである。
乗車確認手段16は、運転制御手段15により休止階において戸開し、乗りかご内の乗客が全て降車して乗車している乗客がいないことを確認するものであり、この確認はかご内カメラ10や秤装置等を用いて行われる。
運転休止検出手段17は、乗車確認手段16により乗りかご内に乗客が乗車していないことが確認されて戸閉し、当該エレベーターの運転休止動作が完了して運転休止状態に移行したことを検出するものである。
異常通報阻止手段18は、運転休止検出手段17により当該エレベーターの運転休止が検出された後に当該エレベーターの電源が遮断された場合に、この運転休止後の電源遮断に伴う異常検出を無効とし、当該エレベーターの動作等全般の状態監視を行う監視センターへと異常通報がなされることを阻止するものである。
運転休止継続手段19は、運転休止検出手段17により当該エレベーターの運転休止が検出された後に当該エレベーターの電源が遮断された場合に、さらにその後に電源が投入された際においても省エネルギー電源スイッチカバーが開状態のときには運転休止状態が継続されるよう、電源遮断中においても当該エレベーターが運転休止状態であることを保持するものである。
図5の回路図は、この実施の形態におけるエレベーターの制御装置の制御回路構成を示すものである。
当該エレベーターの運転すなわち乗りかごの昇降はモータ20により駆動されており、このモータ20の回転駆動は、モータ駆動主回路21により制御がなされている。そして、このモータ駆動主回路21を含む当該エレベーターの備える各機器の制御は制御回路22により司られている。
平常時においては、当該エレベーターへの電力供給は商用電源23により行われる。そして、停電等の異常が発生し、商用電源23からの電力供給が行われなくなった場合には、当該エレベーターへの電力供給は非常用電源装置である非常用バッテリー装置24により行われる。
これらの商用電源23及び非常用バッテリー装置24のうちどちらから電力を供給するかを選択する切替スイッチが設けられており、また、平常においては商用電源23により非常用バッテリー装置24への充電を行うべく、これらの電源はスイッチを介して接続されている。
商用電源23と前記切替スイッチとの間には、省エネルギー電源スイッチ5と連動してオン/オフされる連動スイッチ26が挿入されている。すなわち、この連動スイッチ26は、省エネルギー電源スイッチボックス内装置25(省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4、省エネルギー電源スイッチ5、休止完了灯6)からの信号を受けてそのオン/オフが制御されることになる。
制御回路22は、以上説明したモータ駆動主回路21、非常用バッテリー装置24及び省エネルギー電源スイッチボックス内装置25の制御を行うことはもちろんだが、さらに、停電等の異常発生時において監視センター等へとその旨の通報を行う通報装置27、及び、かご内停電灯12の点消灯制御を行う停電灯回路28に対しても制御を行う。
そして、制御回路22によるこれらの回路や装置の制御は、省エネルギー電源スイッチボックス内装置25からの信号に基づいて行われる。
この実施の形態にあっては、エレベーターの制御装置は、図6及び図7に示す一連のフローに従って動作する。
すなわち、まず、当該エレベーターが運転休止状態へと移行して電源が遮断される場合には、図6の動作フローに従う。
ステップS1において、当該エレベーターの電源が投入されている状態すなわち当該エレベーターへと商用電源23から電力が供給されている状態のときに、管理人や保守作業員等により省エネルギー電源スイッチカバーの鍵が解錠されて省エネルギー電源スイッチカバーが開けられると、当該カバーが開状態となったことが省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4により検出される。
次に、ステップS2において、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態となったことが検出されたことを受けて、休止動作選択手段14により運転休止動作の開始が選択され、運転制御手段15により、エレベーターの乗りかごを休止階へと走行させる運転休止動作が行われる。
続くステップS3において、運転制御手段15により乗りかごが休止階に到着し、乗りかご内の乗客を降車させるため戸開し全開状態となると、今後当該エレベーターは使用できないことを乗客に示すため、かご内照明11を消灯する。
ステップS4においては、乗車確認手段16により、かご内カメラ10の撮影した映像や秤装置の検出したかご内荷重を用いて、乗客が全て降車して乗りかご内に乗客が残っていないことが確認される。なお、ここで、省エネルギー電源スイッチボックス3は現在乗りかごが停止している休止階に設けられていることから、この省エネルギー電源スイッチボックス3を操作している管理人等が直接乗りかご内を目視確認するようにしてもよい。
ステップS5においては、乗りかご内に乗客がいないことが確認された後、エレベーターが戸閉されて全閉状態となると、運転休止検出手段17により、当該エレベーターの運転休止動作が完了して運転休止状態に移行したことが検出される。
ステップS6においては、運転休止検出手段17により運転休止状態となったことが検出されたことを受けて、異常通報阻止手段18により、電源遮断が発生した場合の通報装置27による異常通報が阻止される。また、併せて、通常の電源遮断時に働く各種機能、電力供給元の非常用バッテリー装置24への切替えやかご内停電灯12の点灯等も無効とされる。
続くステップS7においては、運転休止継続手段19により、当該エレベーターが運転休止状態であることが保持され、今後当該エレベーターの電源が遮断された後、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態で再び電源が投入された際における運転休止状態の継続が有効にされる。
ステップS8においては、ステップS7までで当該エレベーターの運転休止状態への以降が完了したことを受けて休止完了灯6を点灯させ、続くステップS9において、この休止完了灯6を確認した管理人等により省エネルギー電源スイッチ5が操作されて連動スイッチ26により、商用電源23からの電力供給が遮断される。
そして、ステップS10において、管理人等により省エネルギー電源スイッチカバーが閉じられて閉状態とされ、一連の動作フローは終了する。
当該エレベーターが運転休止して電源が遮断されている状態から、電源が投入されて通常運転へと復帰する場合には、図7の動作フローに従う。
まず、ステップS11において、当該エレベーターが運転休止しての電源が遮断されている状態のときに、管理人や保守作業員等により省エネルギー電源スイッチカバーの鍵が解錠されて省エネルギー電源スイッチカバーが開けられると、当該カバーが開状態となったことが省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4により検出される。
次に、ステップS12において、管理人等により省エネルギー電源スイッチ5が操作されて連動スイッチ26により、商用電源23が投入されて電力供給が再開される。
ステップS13においては、先のステップS7の運転休止継続手段19の作用により当該エレベーターが運転休止状態であることが保持されており、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態で電源が投入されているため運転休止状態が継続する。そして、当該エレベーターは運転休止状態であることから休止完了灯6が点灯される。
続くステップS14においては、管理人や保守作業員等により省エネルギー電源スイッチカバーが閉じられると、当該カバーが閉状態となったことが省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ4により検出される。
そして、ステップS15において、休止完了灯6が消灯され、当該エレベーターの運転休止状態が解除されて通常運転状態へと復帰する。
通常運転状態へと復帰すると、先のステップS6において無効とされていた通常の電源遮断時に働く各種機能である電源遮断が発生した場合の通報装置27による異常通報、電力供給元の非常用バッテリー装置24への切替えやかご内停電灯12の点灯等が有効とされる。また、先のステップS7において運転休止継続手段19により保持されていた運転休止状態は破棄され、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態で再び電源が投入された際における運転休止状態の継続が無効とされ、一連の動作フローは終了する。
なお、ここでは、乗車確認手段16によりステップS4において乗客が全て降車して乗りかご内に乗客が残っていないかどうかについて確認がなされたが、当該エレベーターが設置される建物が、駅舎やデパート等の特定の時間帯(夜間や休館日等)において利用者が居なくなることが予めわかっているものである場合、当該特定の時間帯において運転休止及び電源遮断を行う場合においては、乗車確認手段16及びステップS4における乗車確認手段16による確認を省略することができる。
この場合、管理人等による乗りかご内の目視確認も必要ないため、省エネルギー電源スイッチボックス3は適宜他の箇所に設置するようにしてもよい。
以上のように構成されたエレベーターの制御装置は、電源スイッチが収納された電源スイッチボックスの開口部を開閉する電源スイッチカバーと、電源スイッチカバーが開閉されたことを検出するカバー開閉検出手段である省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチと、カバー開閉検出手段により電源スイッチカバーが開けられたことが検出された場合に、エレベーターを運転休止状態へと移行させる運転休止動作をエレベーターに行わせる制御装置本体と、電源スイッチボックス内に設けられ、運転休止動作が完了したことを報知する休止動作完了報知手段である休止完了灯と、を備え、制御装置本体は、運転休止動作内において、電源が遮断された旨の通報を行う機能を無効とする異常通報阻止手段を有するものである。
従って、エレベーター休止時における待機電力を低減して省電力化を図ることができるとともに、この休止時において不必要な通報等がなされることがない。
また、異常通報阻止手段は、運転休止動作内において、電源が遮断された時に非常用電源装置からエレベーターへと電力を供給する機能を無効とすることにより、エレベーターの休止時において不必要に非常用電源装置が使用されてしまうことがない。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係るもので、エレベーターの制御装置の電源遮断動作を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、図6のステップS4において乗車確認手段により乗客が全て降車して乗りかご内に乗客が残っていないかどうかについて確認を行うことに代えて、図6のステップS5においてエレベーターが戸閉されて全閉状態となった後、乗車確認手段によりかご内照明を再点灯させた上で、主にかご内カメラ10が撮影した乗りかご内の状況映像を用いて、乗客が全て降車して乗りかご内に乗客が残っていないかどうかについて確認を行うようにしたものである。
すなわち、この実施の形態にあっては、エレベーターの制御装置は、当該エレベーターが運転休止状態へと移行して電源が遮断される場合に図8に示す一連のフローに従って動作する。
この図8において、ステップS1からステップS5までは、実施の形態1の図6のステップS1からステップS5までと、ステップS4が省かれていることを除き同様であって、その説明は省略する。
そして、ステップS5の後、ステップS21へと進み、乗車確認手段16により、かご内照明11が再点灯される。次いで、主にかご内カメラ10の撮影した乗りかご内の状況映像により、乗客が全て降車して乗りかご内に乗客が残っていないことが確認される。この際、このかご内カメラ10の撮影した乗りかご内の状況映像を例えば監視センター内の監視モニタ等に表示することにより確認を行ってもよい。従って、管理人等により直接乗りかご内を目視確認等する必要がないため、省エネルギー電源スイッチボックス3は監視センター内等、適宜他の箇所に設置するようにしてもよい。
ステップS21の後は、ステップS6へと進んで処理が行われる。この図8におけるステップS6からステップS10は、図6のステップS6からステップS10と同様であって、その説明は省略する。
さらに、電源投入時の動作を含め、図8に示したもの以外の他の構成、動作についても実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
なお、ここでは、ステップS21において乗車確認手段16により、かご内照明11を再点灯した上で、主にかご内カメラ10の撮影した乗りかご内の状況映像を用いて乗客が全て降車して乗りかご内に乗客が残っていないことの確認を行ったが、管理人等が直接乗りかご内を目視確認するようにしてもよい。この場合においては、省エネルギー電源スイッチボックス3は乗りかごが停止している休止階に設けられる。
以上のように構成されたエレベーターの制御装置は、実施の形態1の構成において、制御装置本体は、運転休止動作内において、エレベーターの乗りかご内に設けられたかご内照明を消灯する運転制御手段と、運転休止動作内において、乗りかご内に乗客が乗車していないことを確認するための乗車確認手段と、をさらに有し、乗車確認手段は、かご内照明を再点灯させるものである。
従って、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、休止状態移行時において乗りかご内に残っている乗客等をより容易確実に発見することができ、閉じ込め等を未然に防止することが可能である。
実施の形態3.
図9及び図10はこの発明の実施の形態3に係るもので、図9はエレベーターの制御装置の電源遮断動作を示すフロー、図10はエレベーターの制御装置の電源投入動作を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態3は、本願発明を群管理エレベーター等における複数台のエレベーター(乗りかご)に対して適用し、複数台のエレベーターについて一括して運転休止及び電源遮断、並びに、電源投入及び通常運転への復帰を行うようにしたものである。
すなわち、この実施の形態にあっては、エレベーターの制御装置は、複数台のエレベーターについて運転休止状態へと移行して電源が遮断される場合に図9に示す一連のフローに従って動作する。
この図9においてステップS1は実施の形態1の図6のステップS1と同様である。
次に、ステップS31において、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態となったことが検出されたことを受けて、休止動作選択手段14により運転休止動作の開始が選択され、運転制御手段15により、当該複数台のエレベーターにおける全号機の乗りかごを休止階へと走行させる運転休止動作が行われる。
続くステップS3からステップS5は図6のステップS3からステップS5と同様の動作が、当該複数台のエレベーターにおける各号機毎について行われる。
次いで、ステップS32において、運転休止検出手段17により、当該複数台のエレベーターについて全ての号機が戸閉されて全閉状態となったか否かについて確認が行われる。この確認において、全ての号機が戸閉されて全閉状態となっていないことが確認された場合には、ステップS3へと戻り、ステップS3からステップS5までの動作が全ての号機について完了するまで繰り返される。
そして、ステップS32の確認において、全ての号機が戸閉されて全閉状態となっていることが確認された場合には、当該複数台のエレベーターについて全号機の運転休止動作が完了して運転休止状態に移行したとして、ステップS33へと進む。
このステップS33においては、運転休止検出手段17により全号機が運転休止状態となったことが検出されたことを受けて、異常通報阻止手段18により、当該複数台のエレベーター全号機に対して電源遮断が発生した場合の通報装置27による異常通報が阻止される。また、併せて、通常の電源遮断時に働く各種機能、電力供給元の非常用バッテリー装置24への切替えやかご内停電灯12の点灯等も無効とされる。
続くステップS34においては、運転休止継続手段19により、当該複数台のエレベーター全号機に対して運転休止状態であることが保持され、今後当該複数台のエレベーター全号機について、電源が遮断された後、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態で再び電源が投入された際における運転休止状態の継続が有効にされる。
ステップS35においては、ステップS34までで当該複数台のエレベーター全号機について運転休止状態への以降が完了したことを受けて休止完了灯6を点灯させる。
続くステップS9及びステップS10は、図6の実施の形態1と同様である。
当該複数台のエレベーターについて、運転休止して電源が遮断されている状態から、電源が投入されて通常運転へと復帰する場合には、図10の動作フローに従う。
この図10においてステップS11及びステップS12までは、実施の形態1の図7のステップS11及びステップS12と同様である。
そして、ステップS12の後、ステップS36へと進み、先のステップS34の運転休止継続手段19の作用により当該複数台のエレベーター全号機について運転休止状態であることが保持されており、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態で電源が投入されているため運転休止状態が継続する。そして、当該複数台のエレベーター全号機は運転休止状態であることから休止完了灯6が点灯される。
続くステップS14は、図7のステップS14と同様である。
そして、続くステップS37においては、休止完了灯6が消灯され、当該複数台のエレベーター全号機の運転休止状態が解除されて通常運転状態へと復帰する。
通常運転状態へと復帰すると、先のステップS33において無効とされていた通常の電源遮断時に働く各種機能である電源遮断が発生した場合の通報装置27による異常通報、電力供給元の非常用バッテリー装置24への切替えやかご内停電灯12の点灯等が、当該複数台のエレベーター全号機について有効とされる。
また、先のステップS34において運転休止継続手段19により保持されていた当該複数台のエレベーター全号機についての運転休止状態は破棄され、省エネルギー電源スイッチカバーが開状態で再び電源が投入された際における運転休止状態の継続が無効とされ、一連の動作フローは終了する。
なお、ここでは、実施の形態1の構成を複数台のエレベーターに対して適用する形態について説明したが、実施の形態2の構成を複数台のエレベーターに対して適用することも当然可能であることはいうまでもない。
以上のように構成されたエレベーターの制御装置は、実施の形態1又は実施の形態2の構成において、電源スイッチは、複数台のエレベーターへ電力を供給する電源の遮断及び投入を一括して行い、制御装置本体は、カバー開閉検出手段により電源スイッチカバーが開けられたことが検出された場合に、運転休止動作を複数台のエレベーターの全号機に行わせ、休止動作完了報知手段は、複数台のエレベーターの全号機について運転休止動作が完了したことを報知するようにしたものである
従って、複数台のエレベーターについても実施の形態1又は実施の形態2と同様の効果を奏することができるのに加えて、複数台のエレベーターについて一括して休止状態への移行と電源遮断を行うことができるため、作業効率を著しく向上させることができる。
1 乗場戸
2 乗場呼びボタン
3 省エネルギー電源スイッチボックス
4 省エネルギー電源スイッチカバー開閉スイッチ
5 省エネルギー電源スイッチ
6 休止完了灯
7 かご戸
8 かご内行先ボタン
9 かご内各運転スイッチボックス
10 かご内カメラ
11 かご内照明
12 かご内停電灯
13 制御装置本体
14 休止動作選択手段
15 運転制御手段
16 乗車確認手段
17 運転休止検出手段
18 異常通報阻止手段
19 運転休止継続手段
20 モータ
21 モータ駆動主回路
22 制御回路
23 商用電源
24 非常用バッテリー装置
25 省エネルギー電源スイッチボックス内装置
26 連動スイッチ
27 通報装置
28 停電灯回路

Claims (6)

  1. エレベーターへ電力を供給する電源の遮断及び投入を行うための電源スイッチと、
    前記電源スイッチが収納された電源スイッチボックスの開口部を開閉する電源スイッチカバーと、
    前記電源スイッチカバーが開閉されたことを検出するカバー開閉検出手段と、
    前記カバー開閉検出手段により前記電源スイッチカバーが開けられたことが検出された場合に、前記エレベーターを運転休止状態へと移行させる運転休止動作を前記エレベーターに行わせる制御装置本体と、
    前記電源スイッチボックス内に設けられ、前記運転休止動作が完了したことを報知する休止動作完了報知手段と、を備え、
    前記制御装置本体は、前記運転休止動作内において、前記電源が遮断された旨の通報を行う機能を無効とする異常通報阻止手段を有することを特徴とするエレベーターの制御装置。
  2. 前記異常通報阻止手段は、前記運転休止動作内において、前記電源が遮断された時に非常用電源装置から前記エレベーターへと電力を供給する機能を無効とすることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制御装置。
  3. 前記制御装置本体は、前記運転休止動作内において、前記エレベーターの乗りかご内に設けられたかご内照明を消灯する運転制御手段と、前記運転休止動作内において、前記乗りかご内に乗客が乗車していないことを確認するための乗車確認手段と、をさらに有し、
    前記乗車確認手段は、前記かご内照明を再点灯させることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。
  4. 前記電源スイッチが収納された前記電源スイッチボックスは、前記運転休止動作において前記乗りかごが停止する休止階の乗場に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。
  5. 前記電源スイッチが収納された前記電源スイッチボックスは、前記エレベーターの状態を監視する監視センター内に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。
  6. 前記電源スイッチは、複数台のエレベーターへ電力を供給する前記電源の遮断及び投入を一括して行い、
    前記制御装置本体は、前記カバー開閉検出手段により前記電源スイッチカバーが開けられたことが検出された場合に、運転休止動作を前記複数台のエレベーターの全号機に行わせ、
    前記休止動作完了報知手段は、前記複数台のエレベーターの全号機について前記運転休止動作が完了したことを報知する請求項1から請求項5のいずれかに記載のエレベーターの制御装置。
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