JP2011116473A - 配送方法、配送システム並びに制御プログラム - Google Patents

配送方法、配送システム並びに制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】郵便葉書や封書等をより一層手軽に送ることのできる配送技術を提供すること。
【解決手段】 受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取る。予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを差出人情報ごとに保存したデータベースにアクセスする。読みとった差出人情報に対応する簡易宛先テーブルをデータベースから取得し、簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先情報のうち、配送物から読みとった簡易宛先情報にマッチする簡易宛先情報を特定する。特定した簡易宛先情報の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出して配送物に付加する。付加された詳細宛先情報に基づいて配送物を配送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、郵便葉書や封書等の配送物を取り扱う技術に関する。
現在の配送サービスでは、配送物には、宛先情報として、地理的条件を特定するための10数文字以上の住所及び氏名を正確に記載する必要がある。そのため、利用者は、明確な住所録などを参照しなければならず手軽にはがきや手紙を出せない傾向にある。特に、旅先などで急に手紙を出したいと思い立っても、その宛先の正確な名前及び住所が分からないことが多く、絵はがきなどの利用が促進されないという実体があった。これに対し、特許文献1では、宛先情報として、携帯端末の識別情報を用いる方法が開示されている。
特開2007−001722号公報
しかし、特許文献1に開示された発明であっても、少なくとも宛先に対応する携帯端末の識別情報が分からないと、配送物を送ることができないという問題があり、ユーザはアドレス帳のようなものを持ち歩く必要が生じる。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様にあっては、配送物を受け取り、配送する方法であって、受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取り、予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを差出人情報ごとに保存したデータベースにアクセスし、読みとった差出人情報に対応する簡易宛先テーブルをデータベースから取得し、簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先のうち、配送物から読みとった簡易宛先情報にマッチする簡易宛先を特定し、特定した簡易宛先の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出して配送物に付加し、付加された詳細宛先情報に基づいて配送物を配送することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の他の態様にあっては、配送物を受け取り、配送するシステムであって、受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取る手段と、予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを差出人情報ごとに保存したデータベースと、読みとった差出人情報に対応する簡易宛先テーブルをデータベースから取得し、簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先のうち、配送物から読みとった簡易宛先情報にマッチする簡易宛先を特定する特定手段と、特定した簡易宛先の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出して配送物に付加する付加手段と、を備え、付加された詳細宛先情報に基づいて前記配送物を配送することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のさらに他の態様にあっては、配送物を受け取り、配送する配送システムを制御する制御プログラムであって、受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取る処理と、予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを差出人情報ごとに保存したデータベースにアクセスし、読みとった差出人情報に対応する簡易宛先テーブルをデータベースから取得し、簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先のうち、配送物から読みとった簡易宛先情報にマッチする簡易宛先を特定し、特定した簡易宛先の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出す処理と、詳細宛先情報を配送物に付加する処理と、をコンピュータに実行させ、付加された詳細宛先情報に基づいて配送物を配送することを特徴とする。
本発明によれば、郵便葉書や封書等をより一層手軽に送ることのできる配送技術を提供できる。
本発明の第1実施形態としての配送システムの概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態としての配送システムに用いられるデータベースの概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態としての配送システムに対して、登録者情報と簡易宛先情報とを登録する方法について説明する図である。 本発明の第2実施形態としての配送システムに用いられるデータベースの概略構成を示す図である。 本発明の第3実施形態としての配送システムの概略構成を示す図である。 本発明の第4実施形態としての配送システムに用いられるデータベースの概略構成を示す図である。 本発明の第5実施形態としての配送システムに用いられるデータベースの概略構成を示す図である。 本発明の第6実施形態としての配送システムの概略構成を示す図である。 本発明の第7実施形態としての配送システムの概略構成を示す図である。 本発明の第7実施形態としての配送システムに用いられるデータベースの概略構成を示す図である。 本発明の第7実施形態としての配送システムに用いられるユーザインタフェースの一例を示す図である。 本発明の第7実施形態としての配送システムに用いられるデータベースの一例を示す図である。 本発明のその他の実施形態としてのコンピュータシステムの概要を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態としての配送システムの概略構成及び配送処理の流れを示す図である。本実施形態では、配送物の一例として、郵便葉書101を配送する場合について説明する。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、如何なる配送物にも適用可能である。
図1に示すように、郵便葉書101には、差出人情報(差出人氏名及び住所)101aの他は、簡易宛先101bとして、「お父さんへ」としか記載されていない。このような郵便葉書101がポスト102に投函されると、それを回収した支店103では、スキャナ104によって差出人情報101aと簡易宛先101bとを自動的に読取る。そして、データベースセンタ105にあるデータベースサーバ106にアクセスして、読みとった情報から配送先の正確な氏名及び住所を決定する。或いは、差出人情報101aや簡易宛先101bをうまく自動読取できなかった場合には、オペレータが差出人情報101aを入力し、データベースサーバ106にアクセスしてその差出人情報101aに対応する宛先リストをディスプレイ107に表示させる。オペレータは、さらに、表示された宛先リストから、郵便葉書101に記載された簡易宛先101bと同じものを選択して、その簡易宛先に対応する配送先を決定する。
次に、バーコード生成プログラム108をコンピュータに実行させることにより、決定された配送先の住所を表わす配送先バーコードを生成する。そして、プリンタ109によってその郵便葉書101に対し、配送先バーコードをプリントする。配送人は、この配送先バーコードを専用のスキャナで読みとることにより、配送先を特定して、配送を行なう。
なお、データベースサーバ106は、ウェブサーバ110に接続されており、インターネットを介して、その登録情報(差出人情報、簡易宛先及び配送先情報)を更新可能な構成になっている。簡易宛先は、詳細な住所情報を含まず、個人の姓のみ、個人の名のみ、愛称、肩書き付きの呼び名、及び芸名の少なくとも1つを含む。或いは、簡易宛先は、簡易な住所と名前、例えば、県名と個人の姓の組合せを含む。簡易宛先は、配送先で見られるため、例えば「お父さん」や「○県の○○さん」や「○○会社の○○社長」など親しみを込めた呼び名が望ましいといえる。
以上のように、本実施形態では、簡易宛先101bとして、非常に単純な言葉であって、ユーザが決して忘れることのない宛先を使用でき、かつ、配送物が確実に配送先に送付されるシステムを提案する。非常に覚えやすい表現で宛先を記すことができるので、住所録を持ち歩かなくても、目的の配送先に気軽に手紙や物を届けることができる。また、配送物に対して非常に少ない記載で済むため、手書きでの宛名書きの負担が少なく、相手に対する敬意や親愛の情を示しやすいという効果もある。なお、本願ではこのようなシステムによって実現されるサービスを簡易宛先サービスと称する。
図2は、データベースサーバ106に格納されたデータベース201の概略構成を示す図である。データベース201は、登録者ごとに用意された複数の登録シート202を含む。登録シート202には、登録者情報として、氏名、住所が登録されている。ここで、氏名及び住所は、例えば登録希望者がインターネットを通じて郵便局などの登録サイトにアクセスすることによって予め登録されている。或いは、登録希望者が専用の葉書に必要事項を記載して郵便局等に送付することによって登録してもよい。さらには、登録希望者が直接郵便局等に出向いて、簡易宛先サービスを利用したいユーザの情報として登録してもよい。
登録シート202には、各登録者に固有の簡易宛先テーブルが用意されている。簡易宛先テーブルは、登録者を特定する情報(例えば登録者氏名及び住所)202aを含み、複数の簡易宛先202bと、それぞれの簡易宛先に対応する配送先情報(ここでは詳細な配送先住所及び氏名202c)とを含む。
このようなデータベース構成により、差出人情報(登録者情報)202aと、簡易宛先202bとから、1つの配送先を特定することができる。なお、簡易宛先202bに合わせて、その簡易宛先で表わされる配送先との関係(例えば、長男、従妹といった血縁、大学の同窓といった関係、お客様、会社の上司などの関係)といった情報を登録シートに登録できる構成でも良い。そのようにすれば、簡易宛先に示された言葉の意味がより明瞭になり、例えば、同様の関係を持つ簡易宛先同士をグループ化して整理することができる。
図3は、登録者情報としての氏名及び住所、及び、宛先情報としての簡易宛先を、インターネットを介して登録する方法について説明する図である。
ユーザ301は、ユーザ端末302に対して特定のURLを入力することにより、データベースセンタ105のウェブサーバ110に対してアクセスする。ユーザ端末302は、携帯電話などの情報端末であっても良いし、郵便局等に用意された固定端末でもよい。
ウェブサーバ110は、ユーザ301からのアクセスに応答して、ユーザ端末302に対して、画面302aを表示させ、登録サイトへのログインを促す。ユーザ301は、既にユーザID及びパスワードを設定済の場合には、それらを画面302aに入力してログインする。これにより画面は、画面302bに遷移する。ユーザID及びパスワードを未設定の場合には、新規登録ボタンから、ユーザID及びパスワードを設定する画面を介して、画面302bにうつる。画面302bでは、登録者情報として登録されたユーザの氏名及び住所を表示し、確認を促す。氏名や住所に変更があれば、修正し変更がなければそのままOKボタンを選択する。これにより、次の住所録登録画面302cが表示される。住所録登録画面302cでは、既に登録された宛先情報として、簡易宛先とその簡易宛先に対応する実際の氏名及び住所とを表示する一方で、それらの情報の変更及び新規登録を受け付ける。
さらには、ユーザ端末302に接続されたスキャナ303を用いて、より簡単に住所録を登録することもできる。例えば、ユーザ301に対して送付されてきた葉書などの住所記入面をスキャナ303でスキャニングし、文字認識することにより、読みとった差出人情報が自動的にデータベースに登録されるような読取ソフトウェアを用いればよい。その場合、ユーザが簡易宛先に対応する詳細な宛先氏名住所を入力する手間を大きく省くことができる。そのような読取ソフトウェアは、コンピュータに実行されることにより、差出人欄の読取り及び文字認識を行ない、住所部分と氏名部分とを識別し、それぞれを住所録登録画面での宛先情報欄に入力する。後は、ユーザが任意の簡易宛先を付けていけば、非常に簡単に簡易宛先住所録を作成、登録することができる。
以上、第1実施形態によれば、ユーザは、宛先を調べて記入する手間を大幅に省くことができ、郵便・配送サービスを手軽に利用できるようになる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るデータベースの構成を示す図である。図4において、データベース401、402は、第1実施形態において説明した簡易宛先サービスを実現するためのデータベースであり、図2に示したデータベース201をさらに発展させたものである。データベース401は、簡易宛先サービスを利用する登録者に関する情報のみをテーブル(第1テーブル)にした登録者データベースである。この登録者データベースには、簡易宛先に関する情報は含まれないが、その一方で全ての登録者情報(登録者氏名及び住所)401aに対して一意の識別番号401bが付されている。
一方、簡易宛先データベース402は、簡易宛先を登録するためのデータベースである。この簡易宛先データベース402には、登録者ごとの登録シート402aが複数用意されている。各登録シート402aには、1つの登録者識別番号402bが付されている。そして、簡易宛先402cが複数登録できる構成になっており、かつ、各簡易宛先には、対応する宛先識別番号402dが付されている(第2テーブル)。ここで、宛先識別番号402dは、登録者データベース401に登録された識別番号と同じものである。つまり、簡易宛先402cと識別番号402dとの対応関係が分かれば、登録者データベース401を参照することにより、その識別番号から氏名及び住所を導き出すことができる。
配送時には、まず、配送物に付された差出人情報を読みとって、登録者データベース401を参照することにより、識別番号を特定する。次に、簡易宛先データベース402を参照することにより、その識別番号が付された登録シート402aを特定する。そして次に、登録シート402aを参照することにより、配送物から読みとられた簡易宛先に対応する識別情報を特定する。特定された識別情報を用いて、さらに登録者データベース401を参照し、正確な氏名及び住所を導きだせばよい。これ以降の処理については、第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
このようにデータベースを構成することにより、同じ氏名及び住所を複数のシートに重複して登録する必要がなくなり、データベースの容量を極めて小さくすることができる。一方で、登録者本人が登録されている自分の氏名又は住所を変更した場合に、簡易宛先に対応する住所及び氏名が自動的に変更されることになるため、そのような変更を一々各人の住所録に反映させる手間が掛からない。そして、ユーザは、普遍的に同じ簡易宛先を使い続けることが可能となる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る配送システムの概略構成及び配送処理の流れを示す図である。本実施形態では、配送物の一例として、郵便葉書501を配送する場合について説明する。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、如何なる配送物にも適用可能である。
本実施形態に係る郵便葉書501には、2次元バーコード501aが付されている。この2次元バーコードは、差出人の住所及び氏名を表わすものである。これにより、ユーザは、差出人の欄に非常に簡易な表現501bを用いることができる。2次元バーコード501aは、予め葉書にプリントされているものでも良いし、ユーザがプリンタでプリントするものでも良いし、さらには、切手のように予めシールにプリントしておいて、そのシールを貼り付けた葉書を用いても良い。そのように作成された複数の差出人シールを持ち歩いておけば、旅先などでもさらに容易に葉書などを配送することができる。この場合、支店103には、2次元バーコードを読みとることのできるスキャナ504を用意しておけば、第1実施形態よりも簡単に、差出人を特定することが可能となる。その他の構成及び動作については、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
なお、本実施形態では、記述できる情報量の多い2次元バーコード501aを用いたが、これに限定されるものではなく、いわゆるカスタマバーコードのような1次元のバーコードで差出人住所及び/又は氏名を表わしても良い。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係るデータベースの構成を示す図である。このデータベース601は、第1実施形態のデータベース201に対応するものである。ただし、第1実施形態とは異なり、登録者情報として、さらに、決済用情報としてクレジットカード情報602を含んでいる。これにより、ユーザは配送物に切手などを貼らなくても、図5のような2次元バーコードシールを貼るだけで配送を実現することが可能となる。さらに、2次元バーコードシールは、登録した差出人固有の物であり、かつ、簡易宛先との対応関係が分からなければ使用できないとすると、切手とは異なり、他人にとって財産的価値がないため、盗難などの心配がいらないという効果もある。
(第5実施形態)
図7は、本発明の第5実施形態に係るデータベースの構成を示す図である。このデータベース701は、第1実施形態のデータベース201に対応するものである。ただし、データベース701は、第1実施形態のような登録シート202に加えて、登録者情報を特定しない(全ての登録者に有効な)万人が指定できる簡易宛先を登録した登録シート(特別簡易宛先テーブル)702を含んでいる。この登録シート702は、簡易宛先と、氏名(名称)及び住所を対応付けて登録している。このような登録シート702により、全てのユーザは、例えば、芸能人へのファンレターや、政府等の公人への意見書や、テレビ番組への応募など、住所や名前を調べなくても簡易に送ることが可能になる。
(第6実施形態)
図8は、本発明の第6実施形態に係る配送システムの概略構成及び配送処理の流れを示す図である。本実施形態では、支店103は、郵便葉書101に対し、第1実施形態で説明したような配送先バーコードをプリントするのではなく、実際の詳細な配送先氏名及び住所を記載したシール801を貼付する。その他の構成及び動作については、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態のような簡易宛先表記の利点を維持しつつも、例えば、配送先バーコードをプリントしにくい材質の紙や、箱の表面などにも、住所情報を記載することができる。また、配送先バーコードを読みとることのできない場所(例えば、バーコードリーダーを持たない離島や、外国など)への配送にも対応することができる。
(第7実施形態)
図9は、本発明の第7実施形態に係る配送システムの概略構成及び配送処理の流れを示す図である。本実施形態は、第1実施形態で用いたデータベース201を発展させることによって可能となる不在時配送サービスに関するものである。まず、小包などの配送物901を郵便局などの配送業者が配送する場合に、配送物901で特定された宛先が不在の場合がある。その場合、現在は不在案内を残して、ユーザからの再配送指示を待ち、指示された日時に再配送を行なう。しかし、それでは、結局、配送業者が2度同じ場所に配送することになる。そこで、本実施形態では、配送システムのウェブサーバが、予め、宛先で示された人に対して、電子メールや電話などで配送日時を通知し、その日時に受け取ることができるか、できなければ他の場所に配送するかを問い合わせる。その際、図10に示すデータベース1001を参照して、不在時の配送先1002として登録されている住所を優先順位に応じてリストアップしてユーザに提示し、どの住所に配送するか選択させる(図11参照)。もちろん、その際、配送業者のサーバは別の配送日時の指定や、局留めなどの指定を受け付けても良い。つまり、図10のデータベースにおいては、登録者が配送物の受取人になった場合に、登録された簡易宛先情報の何れかが、不在時の配送先となることをさらに登録する。
なお、図10に示すデータベース1001に不在時配送先として登録できる配送先を、元の宛先(データベース上の登録者住所)から一定範囲内にある或いは元の宛先と同一エリア内にある配送先に限定しても良い。又は、追加料金の支払いを条件として、元の宛先から所定距離以上離れた配送先を選択可能としても良い。その場合、第4実施形態のように登録者情報として、さらにクレジットカード情報を有していれば決算手続きが容易になる。また、図12に示すように、登録者(本実施形態では宛先)の情報を充実させても良い。つまり、クレジットカード情報の他、電話番号やメールアドレスを登録することにより、配送時の不在確認通知を容易に行なうことができる。
さらに、ユーザの不在の配送先を指定するモチベーションを高めるため、そのように、予め配送先変更届けを配送業者に通知し、かつ変更後の配送先で確かに配送物を受け取ったユーザに対して何らかの報奨を提供しても良い。例えば、いわゆる「ポイント」や「トークン」と呼ばれる、何らかの値をユーザに与え、そのポイント1003の蓄積に応じて新たなサービス(例えば値引きやプレゼント)を行なうなどの方法が考えられる。このようにすることで、ユーザは、不在配達になりそうなことが予め分かっている場合に、配送先の変更を配送業者に伝える確率が上がると考えられる。すなわち、第1実施形態に示したデータベースを利用して、再配送の手間を大きく削減できるという顕著な効果を奏することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステム又は装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、単体の装置に適用しても良い。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現するソフトウェアの制御プログラムが、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、或いはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範疇に含まれる。
そのような制御プログラムで制御されるコンピュータシステムの一例を図13に示す。このシステムは、CPU1301、RAM1302、ROM1303、通信部1304、情報読取部1305、及び詳細宛先情報付加部1306を含む。そして、CPU1301は、本願発明に係る制御プログラムを実行することによって、情報読取部1305を制御して受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取る処理を実現する(S1401)。次に、通信部1304を用いて、予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを差出人情報ごとに保存したデータベース201にアクセスする(S1402)。さらに、読みとった差出人情報に対応する簡易宛先テーブルをデータベースから取得し、簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先のうち、配送物から読みとった簡易宛先情報にマッチする簡易宛先を特定する。そして、特定した簡易宛先の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出す(S1403)。そして、詳細宛先情報付加部1306を用いて、導き出した詳細宛先情報を配送物に付加する(S1404)。
このようなコンピュータシステムにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。

Claims (15)

  1. 配送物を受け取り、配送する方法であって、
    受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取り、
    予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを前記差出人情報ごとに保存したデータベースにアクセスし、
    読みとった前記差出人情報に対応する簡易宛先テーブルを前記データベースから取得し、
    前記簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先情報のうち、前記配送物から読みとった前記簡易宛先情報にマッチする簡易宛先情報を特定し、
    特定した前記簡易宛先情報の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出して前記配送物に付加し、
    付加された前記詳細宛先情報に基づいて前記配送物を配送することを特徴とする配送方法。
  2. 前記簡易宛先情報は、住所情報を含まないことを特徴とする請求項1に記載の配送方法。
  3. 前記簡易宛先情報は、個人の姓のみ、個人の名のみ、愛称、肩書き付きの呼び名、及び芸名の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の配送方法。
  4. 前記簡易宛先情報は、県名と個人の姓の組合せを含むことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の配送方法。
  5. 前記差出人情報は、差出人氏名及び住所であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の配送方法。
  6. 前記配送物に付加する前記詳細宛先情報は、バーコードで表わされることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の配送方法。
  7. 受け取った配送物に記載された差出人氏名及び住所を電子的に読みとって、前記簡易宛先テーブルに登録し、読みとった差出人氏名及び住所を配送先とする場合の簡易宛先情報を前記データベースに登録することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の配送方法。
  8. 前記データベースにおいて、登録者の住所氏名を一意の識別番号に割り当てる第1テーブルと、前記簡易宛先情報と前記識別番号とを対応付ける第2テーブルとを含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の配送方法。
  9. 前記差出人情報は、前記配送物において、2次元バーコードで記載されており、該2次元バーコードと前記配送物に記載された簡易宛先情報とを電子的に読みとることにより、配送先を特定することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の配送方法。
  10. 前記データベースは、前記差出人情報に対応する差出人の決済用情報を含むことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の配送方法。
  11. 前記データベースは、全ての前記差出人情報に有効な簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した特別簡易宛先テーブルをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の配送方法。
  12. 前記配送物に付加される前記詳細宛先情報は、配送先の氏名及び住所を記載したシールであることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の配送方法。
  13. 前記差出人が配送物の受取人になった場合に、前記簡易宛先情報の何れかが、不在時の配送先となることをさらに前記データベースにおいて登録することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の配送方法。
  14. 配送物を受け取り、配送するシステムであって、
    受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取る手段と、
    予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを前記差出人情報ごとに保存したデータベースと、
    読みとった前記差出人情報に対応する簡易宛先テーブルを前記データベースから取得し、前記簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先情報のうち、前記配送物から読みとった前記簡易宛先情報にマッチする簡易宛先情報を特定する特定手段と、
    特定した前記簡易宛先情報の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出して前記配送物に付加する付加手段と、
    を備え、
    付加された前記詳細宛先情報に基づいて前記配送物を配送することを特徴とする配送システム。
  15. 配送物を受け取り、配送する配送システムを制御する制御プログラムであって、
    受け取った配送物に記載された差出人情報と簡易宛先情報とを電子的に読取る処理と、
    予め簡易宛先情報と詳細宛先情報とを対応付けて登録した簡易宛先テーブルを前記差出人情報ごとに保存したデータベースにアクセスし、読みとった前記差出人情報に対応する簡易宛先テーブルを前記データベースから取得し、前記簡易宛先テーブルに挙げられた複数の簡易宛先情報のうち、前記配送物から読みとった簡易宛先情報にマッチする簡易宛先情報を特定し、特定した前記簡易宛先情報の住所氏名を表わす詳細宛先情報を導き出す処理と、
    前記詳細宛先情報を前記配送物に付加する処理と、
    をコンピュータに実行させ、
    付加された前記詳細宛先情報に基づいて前記配送物を配送することを特徴とする配送システム用の制御プログラム。
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