JP2011115304A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の腹側に配される腹側シート部材と着用者の背側に配される背側シート部材とに分割されたタイプのパンツ型吸収性物品でありながら、臀部の被覆性及び臀部被覆部分の外観に優れた外観に優れたパンツ型吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明のパンツ型吸収性物品1は、腹側シート部材、背側シート部材2B及び吸収性本体3とを具備する。腹側シート部材と背側シート部材2Bの両側縁部2b,2bに、腹側シート部材と背側シート部材とが接合されて形成された一対のサイドシール部4,4を有している。背側シート部材2Bは、サイドシール部4よりも下方に延出する背側延出部21bを有している。背側延出部21bには、複数本の弾性部材24A〜24Eが、物品縦方向(X方向)に離間させて配されており、背側延出部21bは、股下部Cに近づくに連れて、背側シート部材2Bを物品横方向(Y方向)に収縮させる力が大きくなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。
従来、着用者の腹側に配される腹側部、着用者の股間部に配される股下部及び着用者の背側に配される背側部に亘る砂時計状の外包材と、該外包材の内面側に固定された吸収性本体とを備え、腹側部における外包材の両側縁部と背側部における外包材の両側縁部とが接合されてウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品が知られている。
このようなパンツ型吸収性物品を連続生産する際には、外包材の帯状原反にレッグ開口部形成用の貫通孔や切り欠きを形成し、不要な部分をトリムとして除去するのが一般的である。
また、従来のパンツ型吸収性物品として、外包材が、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材とに分割されており、吸収性本体が、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡すように固定されていると共に、腹側シート部材の左右の両側縁部と背側シート部材の左右両側縁部とが接合されているパンツ型吸収性物品が知られている。例えば、特許文献1には、そのようなパンツ型吸収性物品として、前ベルト部分及び後ろベルト部分からなる環状弾性ベルトと吸収性本体とを備えると共に、後ろベルト部分(背側シート部材)の縦方向の長さを、前ベルト部分(腹側シート部材)の縦方向の長さよりも長くしたプルオン衣類が記載されている。
特表2008−508082号公報
外包材が、着用者の腹側に配される腹側シート部材と着用者の背側に配される背側シート部材とに分割されたパンツ型吸収性物品は、外包材の帯状原反からのトリムの除去を不要としたり、除去すべきトリムの小型化等を図ることができるが、着用時にふんどしのような外観を呈するものが多く、吸収性物品として重要な“モレに対する不安感”につながるため、そのような外観を好まない消費者も多い。
特許文献1のプルオン衣類は、後ろベルト部分(背側シート部材)の縦方向の長さが、前ベルト部分(腹側シート部材)の同長さより長いことによって、着用者の臀部の被覆性が高められている。しかし、後ろベルト部分の臀部を被覆する部分が肌面から浮いた状態となりやすく、臀部を被覆する部分がめくれたり、めくれるまではいかなくても、肌面にフィットしていない印象や漏れやすい印象を与える等の不都合があった。また、臀部を被覆する部分の角に存在する直角の角部が目立って外観が好ましくないという問題もあった。
従って、本発明は、外包材が、着用者の腹側に配される腹側シート部材と着用者の背側に配される背側シート部材とに分割されたタイプのパンツ型吸収性物品でありながら、臀部の被覆性及び臀部を被覆する部分の外観に優れたパンツ型吸収性物品に関する。
本発明は、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定された吸収性本体とを具備し、腹側シート部材と背側シート部材の両側縁部に、腹側シート部材と背側シート部材とが接合されて形成された一対のサイドシール部を有するパンツ型吸収性物品であって、背側シート部材は、吸収性物品縦方向の長さが前記サイドシール部の長さより長く、該サイドシール部より下方に延出する背側延出部を有しており、背側延出部に、複数本の弾性部材が、吸収性物品縦方向に離間させて配されており、前記背側延出部は、着用者の股間部に配される股下部に近づくに連れて、背側シート部材を吸収性物品横方向に収縮させる力が大きくなる、パンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明のパンツ型吸収性物品は、外包材が、着用者の腹側に配される腹側シート部材と着用者の背側に配される背側シート部材とに分割されたタイプのパンツ型吸収性物品でありながら、臀部の被覆性及び臀部を被覆する部分の外観に優れている。
図1は、本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの使用状態(着用状態)を示す図であり、(a)は、腹側部側から見た図、(b)は、側方から見た図、(c)は、背側部側から見た図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸張状態を示す一部破断平面図である。展開且つ伸長状態とは、サイドシール部を引き剥がして、パンツ型吸収性物品を展開状態とし、その展開状態の吸収性物品を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。 図3は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの腹側部側をおむつ外面側から見た伸長状態の一部破断拡大図である。 図4は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの背側部側をおむつ外面側から見た伸長状態の一部破断拡大図である。 図5は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの背側延出部が収縮した状態を示す模式図である。 図6は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつにおける背側延出部伸縮部のおむつ横方向に沿う断面を示す図であり、(a)は、弾性部材24を伸長させて襞をなくした状態、(b)は弾性部材24が収縮して襞29が形成されている状態を示す図である。 図7は、本発明の第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつの背側部側の左右の片側をおむつ外面側から見た伸長状態の一部破断拡大図である。 図8は、本発明の第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつの背側部側の左右の片側をおむつ外面側から見た伸長状態の一部破断拡大図である。 背側延出部を4等分した各領域を伸長させた際の破断点の求め方の一例を示すグラフである。
以下、本発明のパンツ型吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1及び図2に示すように、着用者の腹側に配される腹側シート部材2Aと、着用者の背側に配される背側シート部材2Bと、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bに架け渡すように固定された吸収性本体3とを具備し、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bの両側縁部2a,2a,2b,2bに、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとが接合されて形成されたサイドシール部4を有するパンツ型の使い捨ておむつ1である。
腹側シート部材2Aは、吸収性物品縦方向の長さLaが、サイドシール部4の長さL4より長く、該サイドシール部4より下方に延出する腹側延出部21aを有している。また、背側シート部材2Bは、吸収性物品縦方向の長さLbが、サイドシール部4の長さL4より長く、該サイドシール部4より下方に延出する背側延出部21bを有している。
おむつ1について、より詳細に説明すると、おむつ1は、図1及び図2に示すように、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、腹側部Aと背側部Bとの間に位置し、着用者の股間部に配される股下部Cを有している。おむつ(吸収性物品)1の縦方向は、腹側部Aから股下部Cを経て背側部Bに亘る方向又はその逆方向(図2中X方向)であり、おむつ(吸収性物品)1の横方向は、着用者の胴回り方向に沿う方向であり、おむつ(吸収性物品)1の縦方向と交差する方向(図2中Y方向)である。
おむつ1の吸収性本体3は、図2に示すように、液透過性の表面シート31、液不透過性又は撥水性の裏面シート32、及び両シート31、32間に介在配置された液保持性の吸収性コア33を有しており、X方向に長い長方形状に形成されている。
吸収性本体3の長手方向の両側部には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス34,34が形成されている。各側方カフス34の自由端の近傍には、側方カフス弾性部材35が伸長状態で配されている。おむつ1を着用させる際には、側方カフス弾性部材35が収縮することにより側方カフス34が起立し、吸収性本体3から幅方向外方への液の流出が阻止される。表面シート31、裏面シート32及び吸収性コア33としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを用いることができる。吸収性本体3の外側には不織布やフィルム等の外装シート(図示せず)が配されている。外装シートは裏面シート32と一体化されていてもよい。
腹側シート部材2Aは、おむつ1の展開且つ伸長状態(図2参照)において、横長の長方形状をなしており、おむつ縦方向(X方向)に沿う左右一対の側縁部2a,2aと、おむつ横方向(Y方向)に沿う上下一対の端縁部2c,2dとを有している。背側シート部材2Bも、同様に、横長の長方形状をなしており、おむつ縦方向(X方向)に沿う左右一対の側縁部2b,2bと、おむつ横方向(Y方向)に沿う上下一対の端縁部2c,2dとを有している。腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bは、図2のようにおむつ縦方向(X方向)の長さがおむつ横方向(Y方向)において均一である。
そして、腹側シート部材2Aの側縁部2aの一部2a’と、背側シート部材2Bの側縁部2bの一部2b’とが接合されていることによって、おむつ1には、サイドシール部4,4、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。この接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール、接着剤等が用いられる。図1には、ウエスト開口部5に幼児の胴部7a、レッグ開口部6,6に幼児の脚部7b,7bが挿通された状態が示されている。
吸収性本体3は、長手方向の一端側(腹側シート部材2Aと重なっている部分)が、腹側シート部材2AのY方向の中央部に接着剤を介して固定され、長手方向の他端側(背側シート部材2Bと重なっている部分)が、背側シート部材2BのY方向の中央部に接着剤を介して固定されている。
腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、本実施形態のおむつ1におけるように、2枚のシート間に伸長状態で配した弾性部材24の収縮により弾性伸縮性を発現するものについては、図2に示すように、弾性部材24を伸長させた状態で、一対の側縁部2a,2aどうし、及び一対の側縁部2b,2bどうしが、それぞれ互いに平行であることが好ましい。また、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、弾性部材24を伸長させた状態で、横長長方形状であることが好ましい。
サイドシール部4は、図2に示すように、腹側シート部材2Aの長さLa及び背側シート部材2Bの長さLbの何れよりも短く形成されており、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bには、サイドシール部4より下方(着用時における下方)に延出する、腹側延出部21a及び背側延出部21bが形成されている。
おむつ1における腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは何れも、図3及び図4に示すように、おむつの外面をなす外層シート22と、外層シート22の内面側に配された内層シート23と、両シート22,23間に配された複数本の糸状の弾性部材24とを備えており、それぞれ、ウエスト伸縮部G1、胴回り伸縮部G2、延出部伸縮部G3,G4を有している。
ウエスト伸縮部G1は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおいて、おむつ1の縦方向(X方向)における、吸収性本体3の長手方向の端部3a,3bより外方に形成されている。胴回り伸縮部G2は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおいて、おむつ1の縦方向(X方向)における、ウエスト伸縮部G1と腹側延出部21a又は背側延出部21bとの間に形成されている。
延出部伸縮部G3は、腹側延出部21aに形成されており、延出部伸縮部G4は、背側延出部21bに形成されている。そのため、腹側シート部材2Aに形成された延出部伸縮部G3を、腹側延出部伸縮部G3といい、背側シート部材2Bに形成された延出部伸縮部G4を、背側延出部伸縮部G4という。
胴回り伸縮部G2、腹側延出部伸縮部G3及び背側延出部伸縮部G4は、それぞれ、おむつ1の横方向(Y方向)における、少なくとも、吸収性本体3の長手方向の両側縁それぞれより外方に位置する部分において伸縮性を発現することが好ましい。
本実施形態のおむつ1においては、胴回り伸縮部G2、腹側延出部伸縮部G3及び背側延出部伸縮部G4は、図3又は図4に示すように、吸収性本体3と重なる部分、特に吸収性本体3の幅方向中央部と重なる部分において伸縮性を発現しないように、おむつ1の左右に分割された状態に形成されている。
ウエスト伸縮部G1は、図3又は図4に示すように、腹側シート部材2A又は背側シート部材2Bにおける、後述する端部固定部27,27間の全域に亘って伸縮性を発現するように形成されており、おむつ1の横方向(Y方向)の略全域に亘って伸縮性を発現する。胴回り伸縮部G2、腹側延出部伸縮部G3及び背側延出部伸縮部G4を、それぞれ、腹側シート部材2A又は背側シート部材2Bにおける、端部固定部27,27間の全域に亘って伸縮性を発現するように形成することもできる。
ウエスト伸縮部G1、胴回り伸縮部G2、腹側延出部伸縮部G3及び背側延出部伸縮部G4においては、外層シート22と内層シート23との間が、散点状に形成された多数の接合部26において接合されている。
より具体的には、伸縮部G1〜G4の何れにおいても、おむつ1の横方向(Y方向)に接合部26が間欠的に直列配置されてなる接合部列が、おむつ1の縦方向(X方向)に複数列形成されている。また、それらの接合部列における各接合部のY方向の位置も全ての接合部列において一致している。また、おむつ1の縦方向(X方向)に接合部26が直列配置されてなる縦接合部列も形成されており、該縦接合部列は、おむつ1の横方向(Y方向)に間隔をおいて複数列形成されている。
そして、伸縮部G1〜G4の何れにおいても、複数本の弾性部材24が、それぞれ、縦方向に隣接する接合部26間を通るように配されている。また、各弾性部材24は、後述する端部固定部27又は吸収性本体側固定部28においてシート22,23間に固定されている一方、それ以外の部位においては、シート22,23の何れにも固定されていない。
腹側シート部材2Aのウエスト伸縮部G1は、腹側シート部材2Aの両側縁部2a,2aに、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された一対の端部固定部27を有している(図3参照)。ウエスト伸縮部G1に配された弾性部材24は、一対の端部固定部27それぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、端部固定部27間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。背側シート部材2Bのウエスト伸縮部G1についても同様である(図4参照)。
腹側シート部材2Aの胴回り伸縮部G2は、何れも、腹側シート部材2Aの一方の側縁部に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された端部固定部27を有しており、また、吸収性本体3の側縁3cの位置の近傍に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された吸収性本体側固定部28を有している(図3参照)。胴回り伸縮部G2に配された弾性部材24は、端部固定部27と吸収性本体側固定部28のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、端部固定部27と吸収性本体側固定部28との間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。腹側延出部伸縮部G3、背側シート部材2Bの胴回り伸縮部G2及び背側延出部伸縮部G4についても同様である(図3,4参照)。
吸収性本体側固定部28は、図3及び図4に示すように、吸収性本体3の側縁3cの内外に亘るように形成されていても良いが、その全体が吸収性本体3と重なるように形成されていても良い。その全体が吸収性本体3と重なっている態様には、吸収性本体側固定部28のおむつ幅方向外側の端部の位置と吸収性本体3の側縁3cの位置とが一致する態様と、吸収性本体側固定部28が、吸収性本体3の側縁3cとの間に所定の間隔を設けて形成されている態様との両者が含まれる。
また、吸収性本体側固定部28を、吸収性本体3の側縁3cよりおむつ幅方向の外方に形成することもできる。
第1実施形態のおむつ1の背側延出部伸縮部G4には、図4に示すように、5本の弾性部材24A〜24Eが、おむつの縦方向(X方向)に離間させて配されているが、その5本の弾性部材24A〜24Eは、股下部Cに近づく程、高い伸長率で配されている。より詳細には、背側延出部伸縮部G4における5本の弾性部材24A〜24Eは、背側シート部材2Bの上端縁部2dに最も近い位置に配された弾性部材24Aが最も低い伸長率で配されており、その弾性部材24Aから背側シート部材2Bの下端縁部2cに最も近い弾性部材24Eに向かって伸長率がこの順に高くなっている。弾性部材24A〜24Eは、一定の間隔で配置されており、材質及び太さが同じである。
ここで伸長率とは、シートに導入される弾性部材の、導入時の伸度を示すものであり、一般的に伸長率が高いほど、弾性部材の収縮時のシートの長さは短くなる。
<伸長率の測定方法>
測定したい弾性部材を含むシート部材を平らな面上に静置し、その弾性部材が完全に収縮した状態において、弾性部材上に2点間の距離がHとなるように印をつける。次にシート部材を、シートが破壊しない程度に最大限に伸長させ、先につけた2点間の距離(h)を測定する。
伸長率は下記式(1)から求める。
伸張率(%)=(h/H−1) ×100 (1)
印をつける時は、平らな面を持つ板などの上で負荷をできるだけかけずにギャザーによる凹凸を最小限にする。測定の誤差を小さくする観点より、距離Hとしては50mm程度設けることが好ましい。
おむつ1は、背側延出部伸縮部G4に配された弾性部材24A〜24Eが、股下部Cに近づく程、高い伸長率で配されており、それによって、股下部Cに近づくに連れて、背側シート部材2Bをおむつ横方向(Y方向)に収縮させる力が大きくなっている。
これにより、図5に示すように、背側延出部21bの臀部を被覆する部分、特に吸収性本体3の両側縁の位置より幅方向外方に延出する部分が、股下部Cに近い程大きく収縮し、おむつ着用時に、当該臀部を被覆する部分が、図1(c)に示すように、肌面の曲面形状に沿った曲面形状に変形し易くなる。そのため、臀部を被覆する部分がめくれたり、当該部分が、肌面にフィットしていないといった印象や漏れやすいといった印象を着用者や保護者(親等)に与えることを防止することができる。
また、図5に示すように、背側延出部21bが上述した態様で収縮することにより、臀部を被覆する部分に存在する直角の角部Dが目立たなくなるため、違和感がなく、おむつ1の印象が肌に優しい印象となる。
斯かる効果を得る観点から、背側延出部伸縮部G4に配された弾性部材24A〜24Eは、背側シート部材2Bの上端縁部2dに最も近い弾性部材24Aの伸長率と、背側シート部材2Bの下端縁部2cに最も近い弾性部材24Eの伸長率との差が、10〜60%、特に20〜50%であることが好ましい。また、それぞれの弾性部材24の伸長率は、100〜300%、特に150〜250%であることが好ましい。
おむつ1の左右両側それぞれにおいて、背側延出部21bにX方向に離間させて配する弾性部材24の本数(図4に示す例では5本)は、3本以上であることが好ましく、より好ましくは4〜10本、特に好ましくは5〜7本である。また、背側延出部21bに配する弾性部材24の分散幅W(図4参照)は、3cm以上が好ましく、5〜7cmがより好ましい。
なお、背側延出部21bに配された複数本の弾性部材24A〜24Eは、それらの伸長率が総て異なることが好ましいが、全体としての傾向が股下部Cに向かうにつれて伸長率が高まっていれば、一の弾性部材に隣接して伸長率が同じ弾性部材が存在しても良い。例えば、弾性部材24Aより弾性部材24Bの伸長率を高く、弾性部材24Bより弾性部材24Cの伸長率を高く、弾性部材24Dより弾性部材24Eの伸長率を高くする一方、弾性部材24Cと弾性部材24Dの伸長率を同じとしたり、弾性部材24Aと弾性部材24Bの伸長率を同じとする一方、弾性部材24B〜24Eについてはこの順に伸長率を高めたり、弾性部材24Dと弾性部材24Eの伸長率を同じとする一方、弾性部材24A〜24Dについてはこの順に伸長率を高めたりすることができる。
本実施形態のおむつ1においては、図3に示すように、腹側延出部伸縮部G3にも、5本の弾性部材24A’〜24E’が、おむつの縦方向(X方向)に離間させて配されている。また、弾性部材24A’〜24E’は、一定の間隔で配置されており、材質及び太さが同じである。しかし、それらの弾性部材24A’〜24E’は、背側延出部伸縮部G4とは異なり、総て実質的に同一の伸長率で配されている。
本実施形態のおむつ1においては、腹側シート部材2Aにも腹側延出部21aが形成されているため、おむつ1を腹側部A側から見たときも、ふんどしのような外観を呈さず外観が良好である。
また、腹側延出部伸縮部G3及び背側延出部伸縮部G4がそれぞれに配された弾性部材24によって適度に収縮するため、おむつ1を着用したときに、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bの延出部21a,21bに存する側縁部2a,2bが、図1(b)に示すように、腹側部方向と背側部方向に分かれて逆Y字状に開く。そのため、おむつ1を側方から見たときの外観が良好であり、一層漏れにくい印象を与えるものとなる。
腹側延出部伸縮部G3と延出部伸縮部G4とで、弾性部材の配置態様を異ならせることは、おむつ1を腹側部側から見たときの外観及び背側部側から見たときの外観の両者を良好にする観点等からも好ましい。
腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、腹側延出部21a及び背側延出部21bの延出長さL5,L6(図2参照)が、該サイドシール部4の長さL4の5〜150%であることが好ましく、25〜70%であることがより好ましい。また、腹側延出部21aの延出長さL5は、腹側シート部材2Aの長さLaの5〜60%、特に20〜40%であることが好ましく、背側延出部21bの延出長さL6は、背側シート部材2Bの長さLbの5〜60%、特に20〜40%であることが好ましい。幼児用のおむつの場合、腹側及び背側延出部21a,21bそれぞれの延出長さL5,L6は、10〜100mmであることが好ましく、より好ましくは20〜70mmである。成人用のおむつの場合、腹側及び背側延出部21a,21bそれぞれの延出長さL5,L6は、10〜150mmであることが好ましく、より好ましくは20〜100である。
ウエスト伸縮部G1,胴回り伸縮部G2、腹側延出部伸縮部G3、背側延出部伸縮部G4のそれぞれにおいては、弾性部材24が収縮することにより、隣接する縦接合部列間のシート22及び23が外方に膨らむように変形して、隣接する縦接合部列間にシート22又はシート23からなる襞29が生じると共に、両シート22,23間には、襞29と襞29とに周囲を囲まれた中空部30が形成される(図6参照)。襞29や中空部30が形成されることにより、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bの柔らかさが向上して肌触り等が向上する他、肌当接面側に形成される襞29間を空気が流通し易くムレ防止性にも優れている。特に、内層シート23を、不織布等の通気性シートで形成した場合等においては、おむつ1内の湿気を外部に一層逃がしやすくなる。
なお、外層シート22及び内層シート23は、ウエスト開口部の開口周縁端をなす端縁部2dにおいて内層シート23側に折り返された延出折り返し部22a,23aを有しており、延出折り返し部22a,23aは、サイドシール部4において、外層シート22及び内層シート23の折り返されていない部分と接合されていると共に、吸収性本体3の長手方向と重なる部分が、接着剤により該吸収性本体3の表面シート31側の面に接合されている。
外層シート22及び内層シート23としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、不織布であることが好ましく、特に柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層の不織布又は2層以上の積層不織布であることが好ましい。また、これらの不織布とフィルムとを一体化したシートでもよい。弾性部材24の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
次に、本発明の第2及び第3実施形態について説明する。
第2及び第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつについては、第1実施形態との相違点について主として説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態と同様である。図7及び図8には、第1実施形態のおむつの構成要素等と同様の構成要素等に同一の符号を付してある。
第2実施形態のおむつ1’の背側延出部伸縮部G4には、図7に示すように、5本の弾性部材24A〜24Eが、おむつの縦方向(X方向)に離間させて配されているが、それら5本の弾性部材24A〜24Eは、股下部Cに近づく程、伸長応力の高いものが配されている。より詳細には、おむつ1’における5本の弾性部材24A〜24Eは、背側シート部材2Bの上端縁部2dに最も近い弾性部材24Aの伸長応力が最も低く、その弾性部材24Aから背側シート部材2Bの下端縁部2cに最も近い弾性部材24Eに向かって伸長応力がこの順に高くなっている。弾性部材24A〜24Eは、一定の配置間隔(弾性部材それぞれのX方向の中心点間の距離)で配置されている。
ここで伸長応力とは、弾性部材が導入されているシートを破壊しない程度に横方向に最大伸長した際の収縮力をいい、下記方法により測定される。
<伸長応力の測定方法>
おむつの縦方向(X方向)に隣り合う弾性部材の中心線でシートごと弾性部材を切り出し、試験片とする。シートごとサンプルを横方向に伸長し、最大伸長時の収縮力をテンシロン引っ張り試験機〔(株)オリエンテック社製、RTC−1150A〕にて測定し、その弾性部材の伸長応力とする。
伸長応力を異ならせる方法は、特に制限されないが、弾性部材の太さや幅(断面積)を異ならせる方法、弾性部材の形成材料を異ならせる方法、これらを組み合わせた方法等がある。図7に示した例では、弾性部材24の太さを、弾性部材24Aから弾性部材24Eに向かって順に太くし、伸長応力を同じ順に高めてある。
第2実施形態のおむつ1’においては、背側延出部伸縮部G4に配された弾性部材24A〜24Eが、股下部Cに近づく程、高い伸長応力を有しており、それによって、股下部Cに近づくに連れて、背側シート部材2Bをおむつ横方向(Y方向)に収縮させる力が大きくなっている。
これにより、背側延出部21bの臀部を被覆する部分、特に吸収性本体3の両側縁の位置より幅方向外方に延出する部分が、股下部Cに近い程大きく収縮する。そのため、第2実施形態のおむつによっても、第1実施形態のおむつと同様の作用効果が奏され得られる。
第2実施形態のように背側延出部21bに伸長応力が異なる複数本の弾性部材を配する場合、それら複数本の弾性部材24は、背側シート部材2Bの上端縁部2dに最も近い弾性部材24Aの伸長応力と、背側シート部材2Bの下端縁部2cに最も近い弾性部材24Eの伸長応力との差が、10〜50%、特に20〜30%であることが好ましい。また、弾性部材24Aの伸長応力は、5〜20%、特に10〜15%であることが好ましく、弾性部材24Eの伸長応力は、20〜40%、特に20〜30%であることが好ましい。
また、背側延出部21bに配された複数本の弾性部材24A〜24Eは、それらの伸長応力が総て異なることが好ましいが、全体としての傾向が股下部Cに向かうにつれて伸長応力が高まっていれば、その弾性部材に隣接して伸長応力が同じ弾性部材が存在しても良い。例えば、弾性部材24Aより弾性部材24Bの伸長応力を高く、弾性部材24Bより弾性部材24Cの伸長応力を高く、弾性部材24Dより弾性部材24Eの伸長応力を高くする一方、弾性部材24Cと弾性部材24Dの伸長応力を同じとしたり、弾性部材24Aと弾性部材24Bの伸長応力を同じとする一方、弾性部材24B〜24Eについてはこの順に伸長応力を高めたり、弾性部材24Dと弾性部材24Eの伸長応力を同じとする一方、弾性部材24A〜24Dについてはこの順に伸長応力を高めたりすることができる。
第1実施形態、第2実施形態においては弾性部材の間隔が一定となっており、各々の弾性部材が存在するシートの伸長率、伸長応力が股下部Cに向かうに連れて大きくなることで、股下部に近づくに連れて、吸収性物品横方向に収縮させる力が大きくなるといった効果を得る。しかし、本発明の効果を得るといった観点からすると、この構成に限定されるものではない。本発明における“着用者の股間部に配される股下部に近づくに連れて、吸収性物品横方向に収縮させる力が大きくなる”とは以下のように定義される。すなわち、背側延出部をおむつ縦方向(X方向)に略4等分し、サイドシール部(ウエスト開口部)に近いほうから領域b1、b2、b3、b4とする。それぞれのシート(各領域を切り出したシート)を、材破しない程度に最大伸長させた際、各シートにかかる収縮力をPb1、Pb2、Pb3、Pb4とした時、Pb1<Pb2<Pb3<Pb4となる関係を満たすことをいう。Pb1〜Pb4は伸長応力の測定法と同様、テンシロン引っ張り試験機〔(株)オリエンテック社製、RTC−1150A〕にて行う。材破しない程度に最大伸長させた際の収縮力は、例えば、破断点(図9参照)まで伸長させた際の各領域の長さ(Y方向の全長)をLとしたとき、0.9×Lの長さになった際の荷重とする。
各領域b1、b2、b3、b4内の弾性部材の配置は、上記に具体的に記載した配置であることが好ましいが、本発明においては、弾性部材の配置、太さ(繊度)、伸長率等がどうであるかを問わずに、上述したPb1<Pb2<Pb3<Pb4なる関係が満たされていれば良い。
第3実施形態のおむつ1”の背側延出部伸縮部G4には、図8に示すように、5本の弾性部材24A〜24Eが、おむつの縦方向(X方向)に離間させて配されているが、その5本の弾性部材24A〜24Eは、股下部Cに近づく程、配置間隔(弾性部材それぞれのX方向の中心点間の距離)Pが狭くなっている。より詳細には、背側シート部材2Bの上端縁部2dに最も近い弾性部材24Aとその隣の弾性部材24Bとの間の距離をP1、弾性部材24Bと弾性部材24Cとの間の距離をP2、弾性部材24Cと弾性部材24Dとの間の距離をP3、弾性部材24Dと弾性部材24Eとの間の距離をP4としたときに、P1>P2>P3>P4となっている。なお、弾性部材24A〜24Eは、材質及び太さが同じである。
第3実施形態のおむつにおいては、背側延出部伸縮部G4に配された弾性部材24A〜24Eが、股下部Cに近づく程、配置間隔Pが狭くなっており、それによって、股下部Cに近づくに連れて、背側シート部材2Bをおむつ横方向(Y方向)に収縮させる力が大きくなっている。
これにより、背側延出部21bの臀部を被覆する部分、特に吸収性本体3の両側縁の位置より幅方向外方に延出する部分が、股下部Cに近い程大きく収縮する。そのため、第3実施形態のおむつによっても、第1実施形態のおむつと同様の作用効果が奏され得られる。
第3実施形態のように背側延出部21bに複数本の弾性部材を配置間隔Pを代えて配する場合、最大の配置間隔P1と最小の配置間隔P4との差は、1〜15mm、特に5〜10mmであることが好ましい。また、最大の配置間隔P1は、5〜20mm、特に10〜15mmであることが好ましく、最小の配置間隔P4は、2〜10mm、特に3〜8mmであることが好ましくい。
また、背側延出部21bに配された弾性部材間の間隔P1〜P4は、それらが総て異なることが好ましいが、全体としての傾向が股下部Cに向かうにつれて配置間隔が狭くなっていれば、隣接する間隔、例えばP1とP2,P2とP3、又はP3とP4とが同一であっても良い。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、腹側延出部21aは、それ自体を設けないこともでき、また、腹側延出部21aは設けるが、そこには弾性部材を配さない形態とすることもできる。
また、股下部に近づく程、背側シート部材を吸収性物品横方向に大きく収縮させる方法として、第1実施形態のように弾性部材の伸長率を異ならせる方法、第2実施形態のように伸長応力が異なる複数本の弾性部材を配置する方法、及び第3実施形態のように配置間隔を異ならせる方法の2以上を組み合わせた方法を採用することもできる。また、第1〜3の実施形態の何れにおいても、着用者の股間部に配される股下部に近づく程、背側シート部材を吸収性物品横方向に大きく収縮させるようにしている主な弾性部材に加えて、その傾向に影響を与えない他の弾性部材を追加で配することもできる。例えば、股下部に近づくにつれて伸長率が大きくなる複数本の弾性部材に加えて、伸長率が非常に低く背側シート部材の収縮に実質的に寄与しないような弾性部材を最も股下部側に配することもできる。
また、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bは、それぞれ、弾性部材24と重ならないように形成されたドット状の接合部26を有するものに代えて、おむつ外面をなす外層シート22とその内側に配された内層シート23とが全域において接着された構造を有するものであっても良い。また、ウエスト伸縮部G1、胴回り伸縮部G2、腹側延出部伸縮部G3及び腹側延出部伸縮部G4は、それぞれ、その全体又は一部が、おむつ外面をなす外層シート22とその内側に配された内層シート23とが全域において接着された構造を有するものであっても良い。第3実施形態のおむつ1”においては、背側シート部材2Bの下端縁部2cから弾性部材24Dのやや上方までの範囲においては、外層シート22と内層シート23との間が接着剤により全域において接着されている。
また、第1〜第3実施形態それぞれの腹側延出部伸縮部G3に、第1〜第3実施形態の背側延出部伸縮部G4と同様の態様で弾性部材24を配することもできる。
また、サイドシール部4は、腹側及び背側シート部材の側縁部2a,2bに形成されているが、サイドシール部4の外側に腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとが接合されていない細幅(例えば0mm超20mm以下)の非接合部分を有していてもよい。
また、パンツ型吸収性物品は、幼児又は成人用のパンツ型使い捨ておむつの他、パンツ型の生理用ナプキン等であっても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
1,1’,1” パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2A 腹側シート部材
2a,2a 側縁部
21a 腹側延出部
2B 背側シート部材
2b,2b 側縁部
21b 背側延出部
22 外層シート
23 内層シート
24 弾性部材
24A〜24E 背側延出部に配された弾性部材
29 襞
3 吸収性本体
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収性コア
34 側方カフス
4 サイドシール部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
G1 ウエスト伸縮部
G2 胴回り伸縮部
G3 延出部伸縮部(腹側延出部伸縮部)
G4 延出部伸縮部(背側延出部伸縮部)

Claims (5)

  1. 着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定された吸収性本体とを具備し、腹側シート部材と背側シート部材の両側縁部に、腹側シート部材と背側シート部材とが接合されて形成された一対のサイドシール部を有するパンツ型吸収性物品であって、
    背側シート部材は、吸収性物品縦方向の長さが前記サイドシール部の長さより長く、該サイドシール部より下方に延出する背側延出部を有しており、
    背側延出部に、複数本の弾性部材が、吸収性物品縦方向に離間させて配されており、前記背側延出部は、着用者の股間部に配される股下部に近づくに連れて、吸収性物品横方向に収縮させる力が大きくなる、パンツ型吸収性物品。
  2. 前記複数本の弾性部材は、股下部に近づく程、高い伸長率で配されている請求項1記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 前記複数本の弾性部材は、股下部に近づく程、伸長応力の高いものが配されている請求項1又は2記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記複数本の弾性部材は、股下部に近づく程、配置間隔が狭くなっている請求項1〜3の何れかに記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 腹側シート部材は、吸収性物品縦方向の長さが前記サイドシール部の長さより長く、該サイドシール部より下方に延出する腹側延出部を有しており、
    腹側延出部に、弾性部材が、前記背側延出部とは異なる態様で配されている請求項1〜4の何れかに記載のパンツ型吸収性物品。
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