JP2011114549A - アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】インダクタの個数の増加を抑えつつ、不要な電波の放射を抑えるためフィルタ回路を構成したアンテナを提供する。
【解決手段】送信アンテナ14は、送信回路12の電極12a、12bの間に直列に接続された巻き線30とコンデンサ32とからなる。巻き線30のうち一端30aと他端30bの間に位置する中間部42と送信回路12の電極12bとの間にコンデンサ33が接続されている。巻き線30は送信回路12から与えられる通信信号に基づいて送信電波を放射する。コンデンサ33と、巻き線30のうち中間部42に対して一端30a側の巻き線部分40とは、送信回路12の出力信号のうち所定周波数より低い周波数成分が巻き線30を通過し、かつ出力信号のうち所定周波数より高い周波数成分を減衰させるフィルタ回路50aを構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、アンテナに関し、特に巻き線タイプのアンテナに関するものである。
従来、導線を螺旋状に巻いた巻き線を備えてなる巻き線タイプのアンテナでは、送信回路からアンテナに与えられる通信信号に基づいてアンテナから電波を放射するようになっている。
このようなアンテナにおいて、送信回路の出力信号に、通信信号の周波数以外の不要な周波数の信号が含まれている場合には、不要な周波数の電波がアンテナから放射されることになる。
この種のノイズを低減する技術としては、特許文献1に記載のもののように、インダクタとコンデンサとを並列に接続して、所定周波数未満の信号成分を通過させ、所定周波数以上の信号成分を減衰させるローパスフィルタを設けるものがある。
特開平7−245576号公報
巻き線タイプのアンテナにおいて、特許文献1に記載の技術を適用し、送信回路の出力信号のうち例えば通信信号の周波数より低い不要な周波数の信号成分を減衰させるために、ローパスフィルタを追加した場合には、通信信号の周波数より低い不要な周波数の電波がアンテナから放射されることを抑制できるものの、コンデンサやインダクタ等の電子部品の個数が増加するという問題が生じる。
同様に、不要な電波がアンテナから放射されることを抑制するために、ローパスフィルタに代えて、ハイパスフィルタ、或いはノッチフィルタを追加した場合においても、同様の問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、巻き線タイプのアンテナにおいて、インダクタの個数の増加を抑えつつ、不要な電波の放射を抑えるためのフィルタ回路を構成することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求1に記載の発明は、導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、巻き線(30)の一端(30a)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、巻き線(30)の他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、巻き線(30)の一端(30a)と他端(30b)の間に位置する中間部(42)と第2のアンテナ通信ケーブル(36b)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50a)が構成されていることを特徴としている。
これによれば、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)を利用してフィルタ回路(50a)を構成することができる。したがって、インダクタの個数の増加を抑えつつ、所定周波数より高い不要な電波の放射を抑えるためのフィルタ回路(50a)を構成することができる。
請求項2に記載の発明は、導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、巻き線(30)の一端(30a)と他端(30b)の間に位置する中間部(42)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、巻き線(30)の一端(30a)および他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、巻き線(30)の中間部(42)と第1のアンテナ通信ケーブル(36a)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50b)が構成されていることを特徴としている。
これによれば、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)を利用してフィルタ回路(50b)を構成することができる。したがって、インダクタの個数の増加を抑えつつ、所定周波数より低い不要な電波の放射を抑えるためのフィルタ回路(50b)を構成することができる。
請求項3に記載の発明は、導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、巻き線(30)の一端(30a)と他端(30b)の間に位置する中間部(42)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、巻き線(30)の一端(30a)および他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、巻き線(30)の一端(30a)と第2のアンテナ通信ケーブル(36a)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50c)が構成されていることを特徴としている。
これによれば、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)を利用してフィルタ回路(50c)を構成することができる。したがって、インダクタの個数の増加を抑えつつ、所定周波数帯域の信号成分を除く他の周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ回路(50c)を構成することができる。
請求項4に記載の発明は、導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、巻き線(30)の一端(30a)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、巻き線(30)の他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、巻き線(30)の一端(30a)と他端(30b)の間に位置する中間部(42)と第1のアンテナ通信ケーブル(36a)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50c)が構成されていることを特徴としている。
これによれば、巻き線(30)の一端(30a)と中間部(42)との間の巻き線部分(40)を利用してフィルタ回路(50c)を構成することができる。したがって、インダクタの個数の増加を抑えつつ、所定周波数帯域の信号成分を除く他の周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ回路(50c)を構成することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のアンテナにおいて、巻き線(30)は磁性体コア(31)の外周に形成されており、第1のコンデンサ(33)は回路基板(35)に搭載され、回路基板(35)は磁性体コア(31)の外壁に配置されていることを特徴としている。
これによれば、磁性体コア(31)から離れた位置に第1のコンデンサ(33)を配置する場合に比べて、第1のコンデンサ(33)と巻き線(30)とを接続する配線の長さを短くすることができる。このため、当該配線において外来の電波ノイズの影響を受ける可能性を下げることができる。
この場合、請求項6に記載の発明のように、巻き線(30)の他端(30b)と第2のアンテナ通信ケーブル(36b)との間に巻き線(30)と直列共振回路を構成する第2のコンデンサ(32)が接続されたものにおいては、第2のコンデンサ(32)を第1のコンデンサ(33)と共に回路基板(35)に搭載されるようにするのが好ましい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における自動車用電子キーシステムの構成を示す図である。 第1実施形態の送信アンテナの斜視図である。 第1実施形態の送信アンテナの等価回路図である。 第1実施形態の送信アンテナを用いた場合の解析結果と、従来型の送信アンテナを用いた場合の解析結果とを示すグラフである。 従来型の送信アンテナの等価回路図である。 本発明の第2実施形態における実施形態の送信アンテナの斜視図である。 第2実施形態の送信アンテナの等価回路図である。 本発明の第3実施形態における実施形態の送信アンテナの斜視図である。 第3実施形態の送信アンテナの等価回路図である。 第3実施形態のフィルタ回路の等価回路図である。 第3実施形態の他の送信アンテナの等価回路図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に、本発明のアンテナが適用された自動車用電子キーシステム1の概略構成を示す。
本実施形態の自動車用電子キーシステム1は、図1に示すように、車載器10、および携帯機20から構成されたもので、当該自動車の乗員に携帯された携帯機20と車載器10との間の無線通信により、乗員がメカニカルキーの操作を行うことなく、当該自動車のドアロック機構のロック或いはアンロックの制御を実行するものである。
具体的には、車載器10は、制御回路11、送信回路12、受信回路13、送信アンテナ14、および受信アンテナ15から構成されている。
送信回路12は、制御回路11により制御されて、通信信号を搬送波により変調して送信アンテナ14から出力する。本実施形態の送信アンテナ14は、巻き線タイプの低周波用アンテナであって、アンテナ構造の詳細については後述する。
受信回路13は、受信アンテナ15を介して携帯機20から受信した通信信号を復調する。携帯機20から受信した通信信号には、予め定められた登録コードが含まれている。
制御回路11は、携帯機20から受信回路13を介して受信した通信信号に含まれる登録コードと予め記憶された登録コードとが一致するか否かを判定し、この判定結果に応じて、当該自動車のドアロック機構のロック或いはアンロックの制御を実行する。
携帯機20は、制御回路21、送信回路22、受信回路23、送信アンテナ24、および受信アンテナ25から構成されている。
送信回路22は、制御回路21により制御されて、通信信号を搬送波により変調して送信アンテナ24から出力する。受信回路23は、受信アンテナ25を介して車載器10から受信した通信信号を復調する。車載器10から受信した通信信号には、予め定められた登録コードが含まれている。
制御回路21は、車載器10から受信した通信信号に含まれる登録コードと予め記憶された登録コードとが一致するか否かを判定し、この判定結果に応じて送信回路22から通信信号を出力させる制御を実行する。
次に、本実施形態の送信アンテナ14の構造について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態の送信アンテナ14の斜視図である。
送信アンテナ14は、図2に示すように、巻き線30、磁性体コア31、およびコンデンサ32、33を備える。
巻き線30は、銅線などの導線が磁性体コア31に対して螺旋状に巻かれたものであって、後述するように、送信用のアンテナ素子として機能する。
磁性体コア31は、フェライトなどの磁性材料から角柱状に形成されたものであり、巻き線30から発生する磁界が通過する経路を形成する。本実施形態の磁性体コア31としては、10mm×10mm×50mmの体格のものが用いられている。
磁性体コア31のうち軸線方向一方側(図中紙面手前側)の部位には、回路基板35が搭載されている。軸線方向一方側の部位は、巻き線30が配置されていなく、磁性体コア31の外壁が露出している箇所である。回路基板35は、例えば接着剤等により磁性体コア31の外壁に固定されている。
回路基板35には、コンデンサ32、33が実装されている。また、回路基板35には、アンテナ通信ケーブル36aの一方の端部が接続されている。アンテナ通信ケーブル36aの一方の端部には、回路基板35上において、巻き線30の一端30aが接続されている。アンテナ通信ケーブル36aの他方の端部は、送信回路12(図2中省略)の一方の電極に接続されている。
回路基板35には、アンテナ通信ケーブル36bの一方の端部が接続されている。アンテナ通信ケーブル36bの一方の端部には、回路基板35上において、コンデンサ32の一方の電極32bとコンデンサ33の一方の電極33bとが接続されている。アンテナ通信ケーブル36bの他方の端部は、送信回路12(図2中省略)の他方の電極に接続されている。
コンデンサ32の他方の電極32aには、巻き線30の他端30bが接続されている。コンデンサ33の他方の電極33aと巻き線30の中間部42との間は、電線44により接続されている。巻き線30の中間部42は、一端30aと他端30bの間の部位である。
図3に、本実施形態の送信アンテナ14の等価回路を示す。コンデンサ32は、信号源をなす送信回路12の電極12a、12bの間において、巻き線30と直列に接続されている。コンデンサ32と巻き線30とは、送信回路22から出力される通信信号の周波数(以下、通信周波数という)により共振を発生させる直列共振回路を構成する。直列共振回路は、送信回路12から視た送信アンテナ14のインピーダンスを下げる役割を果たす。通信周波数は、搬送波の周波数と同一の周波数である。なお、通信周波数としては、例えば125kHzが用いられている。コンデンサ32としては、そのキャパシタンスが例えば15.5nFのものが用いられている。
コンデンサ33は、巻き線30のうち中間部42と送信回路12の他方の電極12bとの間に接続されている。コンデンサ33と、巻き線30のうち中間部42に対して一端30a側の部分(以下、巻き線部分という)40とは、ノイズ除去用のLCフィルタとしてのフィルタ回路50aを構成する。
ここで、巻き線30の巻き線部分40のインダクタンスをL、コンデンサ33のキャパシタンスをCとすると、フィルタ回路50aは、次の数式(1)に示すf1を遮断周波数とするローパスフィルタを構成している。遮断周波数f1は、通信周波数より高い周波数が設定されている。
f1=1/{2π(L×C)1/2} ・・・(1)
フィルタ回路50aは、送信回路12から巻き線30に流れる電流のうち遮断周波数f1より高い周波数の電流を減衰させつつ、遮断周波数f1より低い周波数の電流を巻き線30に対して通過させる。すなわち、送信回路12の出力信号のうち、遮断周波数f1より低い周波数成分が巻き線30を通過し、かつ送信回路12の出力信号のうち、遮断周波数f1より高い周波数成分を減衰させることになる。
ここで、巻き線30から放射される放射ノイズ(不要輻射)は、送信回路12からアンテナ通信ケーブル36a、36bに漏洩した不要な周波数帯域の電流(すなわち、電流ノイズ)により発生する。
したがって、送信回路12から出力される電流に、通信周波数より高い不要な周波数の電流が含まれている場合でも、フィルタ回路50aにより、通信周波数より高い不要な周波数の電流を減衰させることができる。このため、通信周波数より高い不要な周波数の電波が巻き線30から放射されることを抑制することができる。
ここで、本実施形態のコンデンサ33としては、そのキャパシタンスが0.2nFのものが用いられている。巻き線30としては、導線が磁性体コア31(図2参照)に45回巻かれたもので、そのインダクタンスが100μHのものが用いられている。
巻き線部分40のインダクタンスは、巻き線30の全体のインダクタンスに対して例えば1/3以下になるように設定されている。巻き線部分40としては、45回巻かれた導線のうち例えば3回巻かれた部分であって、そのインダクタンスが5μFであるものが用いられている。巻き線30のうち中間部42に対して他端30b側の巻き線部分41のインダクタンスが95μHになっている。
次に、通信周波数を125kHzとし、巻き線30に流れる不要な周波数の電流ノイズの低減効果を解析した解析結果について説明する。
図4(a)は、縦軸を巻き線30に流れる電流(dBμA)、横軸を周波数(kHz)とし、グラフG1(実線)が本実施形態の送信アンテナ14を用いた場合の解析結果、グラフG2(鎖線)が従来型の送信アンテナを用いた場合の解析結果を示す。図4(b)は、縦軸を巻き線30に流れる電流(dBμA)、横軸を周波数(kHz)とし、図4(a)中のA部分のグラフG1、G2を拡大したものである。なお、従来型の送信アンテナは、図5の等価回路に示すように、送信回路12の電極12a、12bの間に巻き線30とコンデンサ32とが直列接続されたもので、ローパスフィルタを構成していないものである。
グラフG1、G2から明らかなように、本実施形態の送信アンテナ14を用いた場合には、従来型の送信アンテナを用いた場合に比べて、約200kHzより不要な高い周波数の電流ノイズが大幅に低減できていることが分かる。例えば、
周波数125kHzの通信信号の第5高調波である電流が20(dBμA)小さくなっている。
図4(b)に示すように、グラフG1のピーク値は、グラフG2のピーク値に比べて大きくなっている。これは、本実施形態ではコンデンサ33を用いてフィルタ回路50aを構成したことにより、本実施形態の送信アンテナ14のインピーダンスが従来型の送信アンテナのインピーダンスに比べて小さくなったからである。
ここで、グラフG2において電流が最高値になる周波数は、125kHzになっている。本実施形態ではコンデンサ33を追加したことで、送信アンテナ14の共振周波数が従来型の送信アンテナの共振周波数より高くなり、グラフG1における通信周波数125kHzの電流は、グラフG2における通信周波数125kHzの電流より小さくなっている。
そこで、送信回路12で用いる搬送波の周波数を調整することにより、グラフG1において電流が最高値になる周波数を125kHzに近づけることができる。これにより、巻き線30に流れる通信周波数125kHzの電流の値を大きくすることができる。このため、送信回路12の出力電力が一定のままで、送信アンテナ14の送信電力を大きくすることができる。
以上説明した本実施形態によれば、巻き線30のうちの巻き線部分40をインダクタとして利用してフィルタ回路50aを構成している。このため、インダクタの個数の増加を抑えつつ、通信周波数より高い不要な電波の放射を抑えるためのフィルタ回路50aを構成したノイズ除去フィルタ付き低周波用アンテナ14を提供することができる。
フィルタ回路50aは、上述の如く、通信周波数より高い不要な電波の放射を抑えることができるので、通信信号の高調波成分の電波が放射されることを抑制するには非常に有効である。
ここで、フィルタ回路50aを構成する巻き線部分40には、従来型のアンテナを用いた場合と同様に、送信回路12から通信周波数の電流が流れる。このため、巻き線30におけるアンテナ素子としての機能は、十分に確保される。このため、巻き線部分40を利用してフィルタ回路50aを構成しても、通信性能が劣化することはない。
本実施形態では、コンデンサ32と巻き線30とは、送信回路22から出力される通信周波数により共振を発生させる直列共振回路を構成する。これにより、送信回路12から視た送信アンテナ14のインピーダンスを下げることができる。したがって、送信回路12の出力を上げることなく、送信アンテナ14の送信電力を上げることができる。
本実施形態では、上述の如く、コンデンサ32、33を搭載した回路基板35を磁性体コア31の外壁に配置している。このため、回路基板35を磁性体コア31から離れた位置に配置する場合に比べて、コンデンサ32、33と巻き線30との間の配線を短くすることができる。このため、コンデンサ32、33と巻き線30との間の配線に対して、外部から到来した不要な電波を受信し難くなる。
したがって、送信アンテナ14が外部から到来した不要な電波の影響を受け難くすることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、フィルタ回路としてローパスフィルタを構成するものを示したが、本実施形態ではハイパスフィルタを構成するものとしている。
図6は、本実施形態の送信アンテナ14の斜視図である。送信アンテナ14は、巻き線30、磁性体コア31、およびコンデンサ32、33を備える。本実施形態の巻き線30のうち一端30aは、アンテナ通信ケーブル36bの一端部に接続されている。コンデンサ33の一方の電極33bには、アンテナ通信ケーブル36aの一方の端部が接続されている。
図7に、本実施形態の送信アンテナ14の等価回路を示す。巻き線30のうち巻き線部分40とコンデンサ33とは、送信回路12の電極12a、12bの間で、直列に接続されている。巻き線部分40とコンデンサ33とは、ノイズ除去用のLCフィルタとしてのフィルタ回路50bを構成している。
ここで、巻き線30の巻き線部分40のインダクタンスをL、コンデンサ33のキャパシタンスをCとすると、フィルタ回路50bは、次の数式(2)に示すf2を遮断周波数とするハイパスフィルタを構成している。遮断周波数f2は、通信周波数より低い周波数が設定されている。
f2=1/{2π(L×C)1/2} ・・・(2)
フィルタ回路50bは、送信回路12から巻き線30に流れる電流のうち遮断周波数f2より低い周波数の電流を減衰させつつ、遮断周波数f2より高い周波数の電流を巻き線30に対して通過させる。すなわち、送信回路12の出力信号のうち遮断周波数f2より高い周波数の信号成分が巻き線30を通過し、かつ送信回路12の出力信号のうち遮断周波数f2より低い周波数成分を減衰させることになる。
したがって、送信回路12から出力される電流に、通信周波数より低い不要な周波数の電流が含まれている場合でも、フィルタ回路50bにより、通信周波数より低い不要な周波数の電流を減衰させることができる。このため、通信周波数より低い不要な周波数域の電波が巻き線30から放射されることを抑制することができる。
本実施形態では、巻き線30とコンデンサ32とが直列接続され、かつ巻き線30の一端30aとコンデンサ32の他方の電極32bとが接続されることにより、閉回路が構成されている。巻き線30とコンデンサ32とは、上述の第1の実施形態と同様、通信周波数により共振を発生させる直列共振回路を構成している。
以上説明した本実施形態によれば、巻き線30のうちの巻き線部分40をインダクタとして利用してフィルタ回路50bを構成している。このため、インダクタの個数の増加を抑えつつ、通信周波数より低い不要な電波の放射を抑えるためのフィルタ回路50bを構成したノイズ除去フィルタ付き低周波用アンテナ14を提供することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、フィルタ回路としてローパスフィルタを構成するものを示したが、本実施形態ではノッチフィルタを構成するものとしている。
図8は、本実施形態の送信アンテナ14の斜視図である。送信アンテナ14は、図8に示すように、巻き線30、磁性体コア31、およびコンデンサ32、33を備える。本実施形態の巻き線30の一端30aは、コンデンサ33の他方の電極33aに接続されている。巻き線30の中間部42は、コンデンサ33の一方の電極33aに代えて、アンテナ通信ケーブル36aの一端部に接続されている。
図9に、本実施形態の送信アンテナ14の等価回路を示す。巻き線30のうち巻き線部分40とコンデンサ33とは、送信回路12の電極12a、12bとの間において、直列に接続されている。巻き線部分40とコンデンサ33は、ノイズ除去用のLCフィルタとしてのフィルタ回路50cを構成する。
ここで、巻き線部分40のインダクタンスをLとし、コンデンサ33のキャパシタンスをCとする。巻き線部分40およびコンデンサ33等の抵抗成分をRとする。抵抗成分Rは、図10においてフィルタ回路50cの等価回路に示すように、送信回路12の電極12a、12bの間で巻き線部分40およびコンデンサ33に対して直列に接続されているものである。
フィルタ回路50cは、数式(3)に示すf3と数式(4)に示すf4をそれぞれ遮断周波数とするノッチフィルタである。
f3=fo−(R/ωL)×(fo/2) ・・・(3)
f4=fo+(R/ωL)×(fo/2) ・・・(4)
ここで、数式3、4中ωは角速度、foは数式(5)で示す周波数である。
fo=1/(2π(L×C)1/2) ・・・(5)
本実施形態では、遮断周波数f3より高く遮断周波数f4より低い周波数帯域の電流を減衰させて、前記周波数帯域以外の他の周波数帯域の電流を巻き線30に対して通過させる。すなわち、送信回路12の出力信号のうち、遮断周波数f3より低い周波数の信号成分と遮断周波数f4より高い周波数の信号成分とを巻き線30に対して通過させて、遮断周波数f3より高く遮断周波数f4より低い周波数帯域の信号成分を減衰させる。ここで、遮断周波数f3は、通信周波数より高い周波数である。
以上により、遮断周波数f3と遮断周波数f4との間の不要な周波数帯域の電波が巻き線30から放射されることを抑制することができる。
また、本実施形態では、巻き線30とコンデンサ32とは、上述の第1、第2の実施形態と同様、通信周波数により共振を発生させる直列共振回路を構成している。
以上説明した本実施形態によれば、巻き線30のうちの巻き線部分40をインダクタとして利用してフィルタ回路50cを構成している。このため、インダクタの個数の増加を抑えつつ、遮断周波数f3より高く遮断周波数f4より低い周波数帯域の電波の放射を抑制するためのフィルタ回路50cを構成したノイズ除去フィルタ付き低周波用アンテナ14を提供することができる。
上述の第3実施形態では、通信周波数を遮断周波数f3より低い周波数として例を示したが、これに代えて、通信周波数を遮断周波数f4より高い周波数としてもよい。
上述の第3実施形態では、ノッチフィルタとして、図9に示す回路構成のものを示したが、これに代えて、図11に示す回路構成のものを用いてもよい。図11において、図3と同一の符号のものは、同一もしくは均等であるものを示す。
図11において、コンデンサ33は、巻き線30の一端30aと中間部42と間に接続されている。コンデンサ33と巻き線部分40とがノッチフィルタとしてのフィルタ回路50cを構成する。
上述の第1〜第3実施形態では、送信アンテナ14においてコンデンサ32を用いて直列共振回路を構成した例を示したが、これに限らず、コンデンサ32を用いないで送信アンテナ14を構成してもよい。すなわち、送信アンテナ14において直列共振回路を構成しないようにしてもよい。
上述の第1〜第3実施形態では、磁性体コア31に対して導線を螺旋状に巻いて巻き線30を構成した例を示したが、これに代えて、磁性体コア31を用いないで、導線を螺旋状に巻いた空芯タイプの巻き線30を用いてもよい。磁性体コア31に代えて、非磁性体材料からなる芯部材に導線を巻いて巻き線30を構成してもよい。
上述の第1〜第3実施形態では、本発明に係るアンテナを自動車用電子キーシステム1の車載器10に適用したが、これに限らず、自動車用電子キーシステム1の車載器10以外の他の機器に適用してもよい。
1 自動車用電子キーシステム
10 車載器
11 制御回路
12 送信回路
13 受信回路
14 送信アンテナ
15 受信アンテナ
20 携帯機
21 制御回路
22 送信回路
23 受信回路
24 送信アンテナ
25 受信アンテナ
30 巻き線
31 磁性体コア
32 コンデンサ
33 コンデンサ

Claims (6)

  1. 導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、
    前記巻き線(30)の一端(30a)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、
    前記巻き線(30)の他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)と前記他端(30b)の間に位置する中間部(42)と前記第2のアンテナ通信ケーブル(36b)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)と前記中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと前記第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50a)が構成されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、
    前記巻き線(30)の一端(30a)と他端(30b)の間に位置する中間部(42)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)および前記他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、
    前記巻き線(30)の前記中間部(42)と前記第1のアンテナ通信ケーブル(36a)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)と前記中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと前記第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50b)が構成されていることを特徴とするアンテナ。
  3. 導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、
    前記巻き線(30)の一端(30a)と他端(30b)の間に位置する中間部(42)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)および前記他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)と前記第2のアンテナ通信ケーブル(36a)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)と前記中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと前記第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50c)が構成されていることを特徴とするアンテナ。
  4. 導線を螺旋状に巻いた巻き線(30)を備えてなる巻き線タイプのアンテナにおいて、
    前記巻き線(30)の一端(30a)に接続された第1のアンテナ通信ケーブル(36a)と、
    前記巻き線(30)の他端(30b)に接続された第2のアンテナ通信ケーブル(36b)と、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)と前記他端(30b)の間に位置する中間部(42)と前記第1のアンテナ通信ケーブル(36a)との間に接続された第1のコンデンサ(33)とを備え、
    前記巻き線(30)の前記一端(30a)と前記中間部(42)との間の巻き線部分(40)からなるインダクタと前記第1のコンデンサ(33)とによりノイズ除去用のフィルタ回路(50c)が構成されていることを特徴とするアンテナ。
  5. 前記巻き線(30)は磁性体コア(31)の外周に形成されており、前記第1のコンデンサ(33)は回路基板(35)に搭載され、前記回路基板(35)は前記磁性体コア(31)の外壁に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のアンテナ。
  6. 前記巻き線(30)の他端(30b)と前記第2のアンテナ通信ケーブル(36b)との間に前記巻き線(30)と直列共振回路を構成する第2のコンデンサ(32)が接続され、前記第2のコンデンサ(32)が前記第1のコンデンサ(33)と共に前記回路基板(35)に搭載されていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ。
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