JP2011114452A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、スキューが発生しても安定して画像信号の転送を実現することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、複数のCMOSセンサから複数の経路で読み出される画像信号をFIFOで一時保持した後、所定の単位の映像データとしてDRAMに転送して保持する構成を有する。そして、FIFOからDRAMへの画像信号の転送制御を行うFIFOリード&DRAMライト制御部と、FIFOからDRAMへ転送される画像信号のデータ転送帯域を確保するためのマージンを測定して保持するマージン測定部と、複数の経路上の画像信号の同期を検出する同期コード部を備え、同期にばらつきが発生した場合、マージン測定部により保持されたマージンに基づいてセンサ駆動部を制御し、画像信号の転送タイミングの位相補正を行う。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置は、複数のCMOSセンサから複数の経路で読み出される画像信号をFIFOで一時保持した後、所定の単位の映像データとしてDRAMに転送して保持する構成を有する。そして、FIFOからDRAMへの画像信号の転送制御を行うFIFOリード&DRAMライト制御部と、FIFOからDRAMへ転送される画像信号のデータ転送帯域を確保するためのマージンを測定して保持するマージン測定部と、複数の経路上の画像信号の同期を検出する同期コード部を備え、同期にばらつきが発生した場合、マージン測定部により保持されたマージンに基づいてセンサ駆動部を制御し、画像信号の転送タイミングの位相補正を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像素子から画像信号を高速かつ安定して読み出す撮像装置に関するものである。
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラの高解像度化に伴い、撮像素子から画像信号を高速に読み出すことが必須となっている。特に、動画は1フィールド周期が決まっており、画像信号を高速に読み出すことが重要な要素である。その一つのアプローチとして、撮像素子を複数にするか或いは撮像素子の読み出しチャネルを複数にして同時に画像信号を読み出すシステムがある。複数の経路で単一又は複数の撮像素子から読み出される画像信号は1つの画面として処理されるために、フレーム保持用のメモリへ一旦保存されるが、それが一つであればシリアル転送を行うことになる。例えば、メモリへのデータ転送のタイミング調整用のFIFOを配置し、回路構成を簡易にして、各経路の遅延調整をメカで行う必要としない技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、撮像素子からの画像信号の読み出しについて、さらなる高速化、チャネル数の増大を実現する場合、画像信号のデータ転送帯域を確保しなければならないという問題が発生する。この問題に対して、駆動する周波数を上げれば改善するが、消費電力の観点ではデメリットとなる。限られた周波数で最大限のデータ転送帯域を引き出すためには、撮像素子の駆動を起点として、撮像装置全体のデータ転送制御を実施することが必須となってくる。
また、撮像素子の読み出しチャネルを複数に分割して読み出しを行う場合、分割された経路間でスキューが発生したり、温度や電圧等の要因により画像信号の転送タイミングの位相関係が所定周期でばらつく可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、スキューが発生しても安定して画像信号の転送を実現することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、画素ごとに光電変換により画像信号を生成し、生成される画像信号が複数の経路で読み出されるように構成された少なくとも1つの撮像素子と、前記撮像素子から複数の経路で読み出される画像信号の読み出し制御を行う撮像素子制御手段と、前記撮像素子から複数の経路で読み出された画像信号を一時保持する第1の保持手段と、前記第1の保持手段から転送される画像信号を所定の単位の映像データとして保持する第2の保持手段と、前記第1の保持手段から前記第2の保持手段への画像信号の転送制御を行うメモリアクセス制御手段と、前記複数の経路上を転送される画像信号の同期を検出する同期コード検出手段と、前記第1の保持手段から前記第2の保持手段へ転送される画像信号のデータ転送帯域を確保するためのマージンを測定して保持するマージン測定手段と、前記同期コード検出手段による検出結果から同期にばらつきが発生した場合、前記マージン測定手段により保持されたマージンに基づいて前記メモリアクセス手段を制御し、前記画像信号の転送タイミングの位相補正を行う転送調整手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、多画素の撮像素子から複数の経路を介して読み出される画像信号間でスキューが発生しても安定して画像信号の転送を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す図である。
図1において、入射光がレンズ101により結像され、分光器102で分光処理が行われる。分光器102によりR,G,B成分に分光処理された光像は、それぞれ撮像素子であるCMOS_G103,CMOS_R104,CMOS_B105(以下、これらを「CMOSセンサ103〜105」と略す)へ入射される。各CMOSセンサ103〜105では、受光した画素毎に光電変換により画像信号が生成される。
本実施形態では、画像信号読み出しの高速化のために、1つのCMOSセンサからの読み出し経路を2チャネル(CH)に分割して、画像信号を偶数ライン(2N Line)及び奇数ライン(2N+1 Line)から水平ライン処理周期で同時に読み出される。なお、本実施形態では、2ライン同時読み出しについて説明するが、これに限定されず、さらに複数のCHに分割されていてもよい。
AFE(Analog Front End)106〜108は、各CMOSセンサ103〜105の2ラインから読み出される各画像信号に対してAD変換を行い、デジタルの画像信号を生成する。FIFO(First-In First-Out)111〜113は、各AFE106〜108の2ラインから出力される各デジタル画像信号をCHごとに一時保持する(第1の保持手段)。
CMOSセンサ103の偶数ラインはAFE0_0、FIFO0_0を経由し、奇数ラインはAFE0_1、FIFO0_1を経由して調停部117に入力される。また、CMOSセンサ104の偶数ラインはAFE1_0、FIFO1_0を経由し、奇数ラインはAFE1_1、FIFO1_1を経由して調停部117に入力される。また、CMOSセンサ105の偶数ラインはAFE2_0、FIFO2_0を経由し、奇数ラインはAFE2_1、FIFO2_1を経由して調停部117へ入力される。調停部117に入力された画像信号は、DRAM118(第2の保持手段)に所定の単位(フレーム単位もしくはフィールド単位)の映像データとして保持される。
調停部117は、FIFO111〜113のデータ転送と信号処理部119からのデータ転送のリクエストを調停し、DRAM118に保持されているフレーム単位もしくはフィールド単位の映像データに対するアクセス制御を行う。センサ駆動部(TG)109は、撮像素子制御手段として、撮影する映像の画素数(例えば、撮影モード)に応じてCMOSセンサ103〜105の駆動制御を行い、CMOSセンサ103〜105からの画像信号の読み出しタイミングを制御する。
同期コード検出部110は、水平ライン処理周期を起点として、AFE106〜108からFIFO111〜113までの各経路上(RGBの全CH)の画像信号の転送タイミングの同期検出を行う(同期コード検出手段)。また、同期コード検出部110は、同期検出の結果に基づいて、後述するマージン観測部120、転送調整部121、及びFIFOライト制御部114へ経路ごとに同期コード検出タイミングを更新トリガとして送信し、これら各部の駆動タイミングを制御する。
FIFOライト制御部114は、上述した経路ごとの同期コード検出タイミングを更新トリガとしてFIFO111〜113への画像信号の書き込み(以下、「ライト」ともいう)制御を行う。
FIFOリード&DRAMライト制御部115は、FIFO111〜113から調停部117を介してDRAM118へ画像信号を転送する際の画像信号の転送制御を行う(メモリアクセス制御手段)。すなわち、FIFO111〜113からの画像信号の読み出しを制御し、読み出した画像信号のDRAM118への書き込みを制御する。
また、FIFOリード&DRAMライト制御部115は、FIFO111〜113からのリード及びDRAM118へのライトを実際に行った時間を測定し、その測定値をマージン観測部120に出力する。
マージン観測部120は、FIFOリード&DRAMライト制御部115から受信した測定値に基づいて、水平ライン処理周期で転送動作が完了すべき時間と実際に転送動作が完了した時間との差分を算出する。そして、その差分から、データ転送帯域を確保するためのマージンのクロックサイクル数を測定(カウント)し、その値をマージンとして水平ライン処理周期ごとにCPU116内のレジスタへ保持する(マージン測定手段)。なお、レジスタに保持されるマージンの値は、保持される度に更新されるものとする。
転送調整部121は、水平ライン処理周期でマージンのクロックサイクル数をCPU116内のレジスタから読み出し、その値より補正値を算出し、当該補正値に基づいてFIFOリード&DRAMライト制御部115の転送タイミング位相の補正を行う。
なお、分光器102の構造上、分光器内部での反射数については、CMOS_G103に入射される光が2回、CMOS_R104に入射される光が0回、CMOS_B105に入射される光が1回なので、CMOS_Bからの画像信号は左右が反転されている。
次に、図1の撮像装置におけるデータ転送シーケンスの一例を図2(a)及び図2(b)を参照して説明する。
図2(a)は、図1の撮像装置における正常時のデータ転送シーケンスの一例を示すタイミングチャートである。
図2(a)において、201は、画像信号の垂直同期信号の周期(フィールド周期)におけるセンサ駆動のタイミングを示している。本実施形態では、1フィールド:16.67msの周期でセンサ駆動が行われている。その1フィールド周期内でCMOSセンサの垂直方向ライン数分の画像信号(画素信号)が読み出される。
202は、図示の点線が、水平ライン処理周期内のCMOSセンサ103〜105からの画像信号の読み出しタイミングとFIFO111〜113への書き込みタイミングを示している。まず、先頭に同期コード検出期間がある(〜T1)。図示例では、R,G,Bの全CHの同期検出タイミングが揃っている。同期コード検出期間が経過した後、各CMOSセンサの有効画素からの画像信号の読み出しと、それと同時にFIFO111〜113への画像信号の書き込みが行われ、それはT1からT4まで継続される。
図示のR成分の画像信号とG成分の画像信号は、偶数ラインと奇数ラインを左から右へスキャンして得られた画像信号である。一方、図示のB成分の画像信号は、偶数ラインと奇数ラインを右から左にスキャンして得られた画像信号である。
203は、水平ライン処理周期内のFIFO111〜113からの画像信号の読み出しタイミングと、それと同時に行われるDRAM118への書き込みタイミングを示している。R成分の画像信号とG成分の画像信号は、T3の後、偶数ライン(2N Line)がそれぞれ3つのバースト(図示の□)に分割され、相互にデータ転送が行われる。
また、R成分の画像信号とG成分の画像信号のデータ転送は、偶数ラインのデータ転送がT4より早いタイミングで完了してはいけない。早く完了すればFIFO111〜113への画像信号の書き込み完了前に次の読み出しが完了することになり、FIFOの追い越しが生じてしまう。そこで、本実施形態では、R成分の画像信号とG成分の画像信号のデータ転送については、バースト長を分割し、交互にデータ転送を繰り返すように構成して片方のみが早く完了しないように調整(補正)する。
B成分の画像信号のデータ転送では、T4以降からデータ転送が開始され、かつT5までに偶数(2N),奇数(2N+1)の2ラインのデータ転送が完了しなくてはいけない。Bの場合は、R,Gと異なり、図示のセンサ読み出し→FIFOライトで行われた画像信号が偶数ラインと奇数ラインを右から左へスキャンして得られたものである。そして、FIFOリード→DRAMライトで行われた画像信号が偶数ラインと奇数ラインを左から右にスキャンして得られたたものである。そのため、B成分の画像信号のFIFOリード→DRAMライトに要する時間がT4〜T5の期間をオーバーすると、FIFOの追い越しが発生してしまう。
また、Bのデータ転送が完了した後に、R,Gの奇数ライン(2N+1)のデータ転送がそれぞれ3つのバーストに分割され、相互にデータ転送が行われる。図示のように、R,GそれぞれがT5までにデータ転送を開始しなければFIFOの追い越しが起こってしまう。そのため、バースト長を分割して交互にデータ転送を繰り返すように構成して片方が遅れないように調整(補正)する必要がある。
本実施形態では、FIFOの追い越しが発生しないようにするために、図示のTER〜T5をRのデータ転送帯域を確保するためのマージンのクロックサイクル数とする。そして、TEG〜T5をGのマージンのクロックサイクル数とする。さらに、TEB〜T5をBのマージンのクロックサイクル数とする。なお、図示のT2〜T3では、他の信号処理に関連するデータ転送の割り込みが可能である。
図2(b)は、データ転送時にスキューが発生したときのデータ転送シーケンスの一例を示すタイミングチャートである。
図2(b)において、204は、201と同様に、画像信号の垂直同期信号の周期(フィールド周期)におけるセンサ駆動のタイミングを示している。
205は、水平ライン処理周期内のCMOSセンサ103〜105からの画像信号の読み出しタイミングとFIFO111〜113への書き込みタイミングを示している。また、205では、202に対して、同期コード検出時にGのみにスキューが発生し、転送タイミングが早くなっている(T5→T5’)。
206は、水平ライン処理周期内のFIFO111〜113からの画像信号の読み出しタイミングとそれと同時に行われるDRAM118への書き込みタイミングを示している。206では、203に対して、Gの奇数ラインの最初のバースト転送のタイミングが、Bの偶数ラインと奇数ラインのバースト転送タイミングの間に割り込まれている。
図2(a)に示す転送タイミングの位相で駆動制御が行われた場合、GのマージンであるTEG〜T5が確保できず、T5〜TEGになってしまうので、データ転送が破綻して正常な映像処理ができない。このため、図2(b)に示すように、転送調整部121が転送タイミングの位相を変更(補正)して、Gのバースト転送をBのバースト転送に割り込ませ、TEG〜T5のサイクル数を確保する。
図3は、図1の撮像装置における転送タイミングの位相補正に関する動作処理のフローチャートである。
まず撮影者により電源がONされると(ステップS301)、CPU116がメモリアクセスタイミングの初期設定を行う(ステップS302)。
次に、映像処理がはじまると、CPU116は、同期コード検出部110へ入力されるR,G,B各CHの経路からの画像信号に基づいて、同期コード検出が完了したか否かを判定する(ステップS306)。同期コード検出が完了した場合、同期コード検出部110は、各CHの同期を比較してばらつき(スキュー)の発生を検出する(ステップS307)。例えば、上述したように、Gにスキューが発生した場合、転送調整部121は、同期コード検出部110からの更新トリガ(同期検出結果)に応じてCPU116内のレジスタから前回のマージンのクロックサイクル数を読み出す(ステップS308)。そして、転送タイミングの位相補正を行う(ステップS309)。ここで転送調整部121は、FIFOリード&DRAMライト制御部115に、転送タイミングの位相補正を行うための信号を送信する。
次に、水平ライン処理周期ごとに、マージン観測部120が、FIFOリード&DRAMライト制御部115から受信した測定値に基づいて、水平ライン処理周期で転送動作が完了すべき時間と実際に転送動作が完了した時間との差分を算出する。そして、その差分からマージンのクロックサイクル数を測定し、その値をマージンとしてCPU116内のレジスタへ保持する(ステップS310,S311)。
上記第1の実施形態によれば、多画素の撮像素子から複数の経路を介して読み出される画像信号間でスキューが発生しても安定して画像信号の転送を実現することができる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す図である。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る撮像装置では、図1の撮像装置に対して、1つのCMOSセンサから複数の経路(CH0〜5)を介して画像信号が読み出される構成となっている。
図4において、入射光がレンズ101により結像され、CMOSセンサ403へ入射される。CMOSセンサ403では、受光した画素毎に光電変換により画像信号が生成される。本実施形態では、画像信号読み出しの高速化のために、1つのCMOSセンサからの読み出し経路を6チャネル(CH)に分割して、画像信号を6N,6N+1,6N+2,6N+3,6N+4,6N+5の6ラインから水平ライン処理周期で同時に読み出す。なお、本実施形態では、6ライン同時読み出しについて説明するが、これに限定されず、さらに複数のCHに分割されていてもよい。
AFE406〜408は、CMOSセンサ403の6ラインから読み出される各画像信号に対してAD変換を行い、デジタルの画像信号を生成する。FIFO411〜413は、各AFE406〜408の2ラインから出力される各デジタル画像信号をCHごとに一時保持する(第1の保持手段)。CMOSセンサ403の6NラインはAFE0_0、FIFO0_0を経由し、6N+1ラインはAFE0_1、FIFO0_1を経由して調停部417に入力される。また、CMOSセンサ104の6N+2ラインはAFE1_0、FIFO1_0を経由し、6N+3ラインはAFE1_1、FIFO1_1を経由して調停部417に入力される。また、CMOSセンサ105の6N+4ラインはAFE2_0、FIFO2_0を経由し、6N+5ラインはAFE2_1、FIFO2_1を経由して調停部417へ入力される。
調停部417は、FIFO411〜413のデータ転送と信号処理部419からのデータ転送のリクエストを調停し、DRAM418(第2の保持手段)に保持されているフレーム単位もしくはフィールド単位の映像データに対するアクセス制御を行う。センサ駆動部(TG)409は、撮像素子制御手段として、撮影する映像の画素数(例えば、撮影モード)に応じてCMOSセンサ403の駆動制御を行い、CMOSセンサ403からの画像信号の読み出しタイミングを制御する。
同期コード検出部410は、水平ライン処理周期を起点として、AFE406〜408からFIFO411〜413までの各経路(CH0〜CH5の全CH)上の画像信号の転送タイミングの同期検出を行う(同期コード検出手段)。また、同期コード検出部410は、同期検出の結果に基づいて、後述するマージン観測部420、転送調整部421、及びFIFOライト制御部414へ経路ごとに同期コード検出タイミングを更新トリガとして送信し、これら各部の駆動タイミングを制御する。
FIFOライト制御部414は、上述した経路ごとの同期コード検出タイミングを更新トリガとしてFIFO411〜413への画像信号の書き込みの制御を行う。
FIFOリード&DRAMライト制御部415は、FIFO411〜413から調停部417を介してDRAM418へ画像信号を転送する際の画像信号の転送制御を行う(メモリアクセス制御手段)。すなわち、FIFO411〜413からの画像信号の読み出しを制御し、読み出した画像信号のDRAM418への書き込みを制御する。
また、FIFOリード&DRAMライト制御部415は、FIFO411〜413からのリード及びDRAM418へのライトを実際に行った時間を測定し、その測定値をマージン観測部420に出力する。
マージン観測部420は、FIFOリード&DRAMライト制御部115から受信した測定値に基づいて、水平ライン処理周期で転送動作が完了すべき時間と実際に転送動作が完了した時間との差分を算出する。そして、その差分から、データ転送帯域を確保するためのマージンのクロックサイクル数を測定(カウント)し、その値を水平ライン処理周期ごとにCPU416内のレジスタへ保持する(マージン測定手段)。なお、レジスタに保持されるマージンの値は、保持される度に更新されるものとする。
転送調整部421は、水平ライン処理周期でマージンのクロックサイクル数をCPU416内のレジスタから読み出し、その値より補正値を算出し、当該補正値に基づいてFIFOリード&DRAMライト制御部415の転送タイミング位相の補正を行う。
次に、図4の撮像装置におけるデータ転送シーケンスの一例を図5(a)及び図5(b)を参照して説明する。
図5(a)は、図4の撮像装置における正常時のデータ転送シーケンスの一例を示すタイミングチャートである。
図5(a)において、601は、画像信号の垂直同期信号の周期(フィールド周期)におけるセンサ駆動のタイミングを示している。本実施形態では、1フィールド:16.67msの周期でセンサ駆動が行われている。その1フィールド周期内でCMOSセンサの垂直方向ライン数分の画像信号(画素信号)が読み出される。
602は、図示の点線が、水平ライン処理周期内のCMOSセンサ403からの画像信号の読み出しタイミングとFIFO411〜413への書き込みタイミングを示している。まず、先頭に同期コード検出期間がある(〜T1)。図示例では、全CHの同期検出タイミングが揃っている。同期コード検出期間が経過した後、CMOSセンサの有効画素からの画像信号の読み出しと、それと同時にFIFO411〜413への画像信号の書き込みが行われ、それはT1からT4まで継続される。
図示のCH0〜CH5の画像信号は、6N〜6N+5ラインの全てを左から右へスキャンして得られた画像信号である。
603は、水平ライン処理周期内のFIFO411〜413からの画像信号の読み出しタイミングと、それと同時に行われるDRAMへの書き込みタイミングを示している。CH0,CH2,CH4の画像信号は、T3の後、1ラインがそれぞれ3つのバースト(図示の□)に分割され、相互にデータ転送が行われる。そして、完了後にCH1,CH3,CH5の画像信号は、1ラインがそれぞれ3つのバーストに分割され、相互にデータ転送が行われる。
全CHのデータ転送は、T4より早く完了してはならない。早く完了すればFIFO411〜413への画像信号の書き込み完了前に次の読み出しが完了することになり、FIFOの追い越しが生じてしまう。また、全CHそれぞれがT5までにデータ転送を開始しなければFIFOの追い越しが起こってしまう。そのため、バースト長を分割し、交互にデータ転送を繰り返すように構成して片方が遅れないように調整(補正)する必要がある。
本実施形態では、FIFOの追い越しが発生しないようにするために、図示のTE01〜T5をCH0,CH1のデータ転送帯域を確保するためのマージンのクロックサイクル数とする。そして、TE23〜T5をCH2,CH3のマージンのクロックサイクル数とする。さらに、TE45〜T5をCH4,CH5のマージンのクロックサイクル数とする。なお、図示のT2〜T3では、他の信号処理に関連するデータ転送の割り込みが可能である。
図5(b)は、データ転送時にスキューが発生したときのデータ転送シーケンスの一例を示すタイミングチャートである。
図5(b)において、604は、601と同様に、画像信号の垂直同期信号の周期(フィールド周期)におけるセンサ駆動のタイミングを示している。
605は、水平ライン処理周期内のCMOSセンサ403からの画像信号の読み出しタイミングとFIFO411〜413への書き込みタイミングを示している。また、605では、602に対して、同期コード検出時にCH4,CH5のみにスキューが発生し、転送タイミングが早くなっている(T5→T5’)。この場合、図5(a)に示す転送タイミングの位相で駆動制御が行われた場合、CH4,CH5のマージンであるTE45〜T5が確保できず、T5〜TE45になってしまうので、データ転送が破綻して正常に映像処理ができない。このため、図5(b)に示すように、転送調整部421が転送タイミングの位相を変更(補正)して、CH4,CH5のバースト転送をCH0,CH1とCH2,CH3との間に割り込ませ、TE45〜T5のサイクル数を確保する。
本実施形態における図4の撮像装置の転送タイミングの位相補正に関する動作処理については、図3の処理と同様であることから、その説明は省略する。
上記第2の実施形態によれば、1つのCMOSセンサから複数の経路を介して画像信号を読み出す撮像装置であっても、多画素の撮像素子から複数の経路を介して読み出される画像信号間でスキューが発生しても安定して画像信号の転送を実現することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
103,104,105 CMOS
106,107,108 AFE
109 センサ駆動部(TG)
110 同期コード検出部
111,112,113 FIFO
114 FIFOライト制御部
115 FIFOリード&DRAMライト制御部
117 調停部
120 マージン観測部
121 転送調整部
106,107,108 AFE
109 センサ駆動部(TG)
110 同期コード検出部
111,112,113 FIFO
114 FIFOライト制御部
115 FIFOリード&DRAMライト制御部
117 調停部
120 マージン観測部
121 転送調整部
Claims (4)
- 画素ごとに光電変換により画像信号を生成し、生成される画像信号が複数の経路で読み出されるように構成された少なくとも1つの撮像素子と、
前記撮像素子から複数の経路で読み出される画像信号の読み出し制御を行う撮像素子制御手段と、
前記撮像素子から複数の経路で読み出された画像信号を一時保持する第1の保持手段と、
前記第1の保持手段から転送される画像信号を所定の単位の映像データとして保持する第2の保持手段と、
前記第1の保持手段から前記第2の保持手段への画像信号の転送制御を行うメモリアクセス制御手段と、
前記複数の経路上を転送される画像信号の同期を検出する同期コード検出手段と、
前記第1の保持手段から前記第2の保持手段へ転送される画像信号のデータ転送帯域を確保するためのマージンを測定して保持するマージン測定手段と、
前記同期コード検出手段による検出結果から同期にばらつきが発生した場合、前記マージン測定手段により保持されたマージンに基づいて前記メモリアクセス手段を制御し、前記画像信号の転送タイミングの位相補正を行う転送調整手段とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 入射光を分光する分光手段をさらに備え、
前記撮像素子は、前記分光手段により分光された光像を入射する複数の撮像素子から構成されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記マージン測定手段は、水平ライン処理周期で前記マージンを測定して保持し、
前記転送調整手段は、前記水平ライン処理周期ごとに、前記メモリアクセス手段による前記第1の保持手段からの前記画像信号の読み出し及び前記第2の保持手段への前記画像信号の書き込みを行う転送タイミングの位相補正を行うことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。 - 前記撮像素子制御手段は、撮影する映像の画素数に応じて前記撮像素子の駆動制御を行い、
前記同期コード検出手段は、前記水平ライン処理周期を起点として前記複数の経路上の画像信号の転送タイミングの同期検出を行い、
前記マージン測定手段は、前記水平ライン処理周期で前記メモリアクセス手段による転送動作が完了すべき時間と実際に転送動作が完了した時間との差分をマージンとして保持することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
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2009
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