JP6413385B2 - 画像処理装置、撮像装置、及び画像データ出力方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、及び画像データ出力方法 Download PDF

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Description

本願開示は、画像処理装置、撮像装置、及び画像データ出力方法に関する。
モバイルカメラ等の撮像装置においては、通常、画面に表示されている映像を見ながら撮影者がシャッターを押して、撮像対象を撮影する。この際、画面に表示されている映像とシャッターボタンを押して撮影される画像との間に存在するタイムラグを、なるべく短くすることが望まれる。
撮像対象の映像を画面表示するための映像データ(動画データ)は、撮像対象を撮像してメモリに格納する静止画データとは別個のデータである。動画データは例えば動画データ規格に従ったデータであり、撮像素子からの画像データを動画処理部により画像処理することにより生成される。静止画データは例えば静止画データ規格に従ったデータであり、撮像素子からの画像データを静止画処理部により画像処理することにより生成される。これらの並行して生成された動画データと静止画データとは、データを制御して出力する制御出力部からアプリケーションプロセッサに対して出力される。アプリケーションプロセッサにより画像処理された動画データ及び静止画データは、表示部に送られて表示される。制御出力部とアプリケーションプロセッサとの間のデータ転送は単一のデータ転送路を介して行われるため、動画データと静止画データとの一方を転送する間は他方の転送を待たせることになる。
モバイルカメラ等の撮像装置では、転送帯域削減、低消費電力、及び低コストが期待できるライン連携方式が一般に用いられる。例えば動画処理部にライン連携方式を用いる場合、動画処理部においてライン単位(画像の水平1ライン単位)でデータを処理し、処理後のデータをライン単位で出力する。出力されたラインデータは、SRAM(Static Random Access Memory)であるラインメモリに順次格納されていく。例えば4ライン分のラインメモリ領域が設けられている場合、第1ラインメモリから第4ラインメモリに4個のラインデータを順番に格納すると、その後第1ラインメモリに戻って、第1ラインメモリから第4ラインメモリに次の4個のラインデータを順番に格納する。このとき既に第1乃至第4ラインメモリに格納されているラインデータは上書きされてしまうので、制御出力部は、上書きが行われる前に各ラインメモリのラインデータを読み出して、アプリケーションプロセッサに出力する。このライン連携方式では、撮像素子を含む各処理部がライン単位で動作速度を合わせて連携動作することにより、小さいメモリ領域を使用しての動作が可能となる。
動画データにライン連携方式を用いる場合、動画データに関しては、各処理部が適切にライン連携する速度にてラインデータを転送する必要がある。従って、制御出力部とアプリケーションプロセッサとの間のデータ転送路において、静止画データを転送する時間を確保するために、動画データの各ラインの転送タイミングを変化させてしまうことは好ましくない。動画データについてはライン連携に沿ったタイミングでデータ転送し、静止画データについては、それらの動画データの転送の合間に転送することが好ましい。このことから、静止画データについては、ラインメモリを用いたライン連携方式ではなく、フレーム単位での時間調整が可能なように、フレームメモリを用いたデータ転送方式を用いることが望ましい。
動画データの転送の合間に静止画データを転送するやり方として、動画データの各フレームの間に静止画データを挿入してデータ転送する方式がある。しかしながら、動画データの隣接フレーム間の間隔は静止画データの1フレームを全て転送できるほど長くはない。そのために、静止画データの1フレームを転送するために動画データの複数フレーム分の時間が必要になり、低い静止画データ転送レートしか実現できない。
そこで、静止画データに関して十分な転送レートを実現するために、動画データの各ラインの間に静止画データを挿入する方式がある。しかしながら、前述のように、動画データにライン連携方式を用いる場合、制御出力部とアプリケーションプロセッサとの間のデータ転送路において、動画データに関しては、各処理部が適切にライン連携する速度にてデータを転送する必要がある。従って、動画データにライン連携方式を用いる場合、動画データの隣接ラインの間に静止画データの1ラインを単純に挿入してしまうと、動画データのライン連携が崩れてしまう可能性がある。ライン連携が崩れると、ラインメモリに格納されている動画データが上書きされて、データ欠損が生じてしまう可能性がある。
特開2009−278199号公報 特開平5−227506号公報 特開2007−135102号公報
以上を鑑みると、動画データにライン連携方式を用いる場合に、ライン連携を保ちながら効率的に動画データと静止画データとを転送することが望まれる。
画像処理装置は、メモリと、画像データを動画処理して生成した動画データをライン毎に前記メモリに書き込むとともに、前記メモリに各ラインを書き込む処理のタイミングを示す制御信号を生成する動画処理部と、前記画像データを静止画処理して生成した静止画データを前記メモリに書き込む静止画処理部と、前記制御信号に応答して前記動画データを前記メモリから順次読み出してライン毎に順次出力すると共に、順次出力される前記動画データの隣接するライン間に、前記静止画データの1ラインを分割して得られる1ライン未満の固定量の静止画データ又は前記制御信号が示す前記タイミングに応じた量の静止画データを挿入して出力する制御出力部とを含む。
少なくとも1つの実施例によれば、動画データにライン連携方式を用いる場合に、ライン連携を保ちながら効率的に動画データと静止画データとを転送することができる。
撮像装置の実施例の構成の一例を示す図である。 撮像装置の各部の出力データのタイミング関係の一例を示す図である。 動画データの各ラインの間に存在する間隙を示す図である。 図1に示す撮像装置における制御出力部の出力画像データの一例を示す図である。 図4の出力動作を実現するために制御出力部の制御部の実施例が実行する動作の一例を示す図である。 図1に示す撮像装置における制御出力部の出力画像データの一例を示す図である。 図6の出力動作を実現するために制御出力部の制御部の実施例が実行する動作の一例を示す図である。 撮像装置の実施例の構成の別の一例を示す図である。 図8に示す撮像装置における制御出力部の動作の一例を示すタイミングチャートである。 図8に示す撮像装置における制御出力部の動作の一例を示すフローチャートである。 動画ライン出力処理の一例を示すフローチャートである。 静止画ライン出力処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。以下の図において、同一又は対応する構成要素は同一又は対応する番号で参照し、その説明は適宜省略する。
図1は、撮像装置の実施例の構成の一例を示す図である。図1に示す撮像装置は、撮像部10、静止画処理部11、動画処理部12、メモリ13、制御出力部14、アプリケーションプロセッサ15、及び表示部16を含む。
撮像部10は撮像対象からの入射光に応じた画像データを生成する。撮像部10が生成した画像データは静止画処理部11及び動画処理部12に供給される。静止画処理部11は、画像データを静止画処理して生成した静止画データをメモリ13に書き込む。この際、静止画データはメモリ13にフレーム単位で書き込まれてよい。ここで1フレームは1枚の画像に対応してよい。メモリ13には、静止画データを2フレーム以上格納するフレームバッファ領域が設けられてよい。但し、静止画データの転送をフレームバッファを用いてフレーム単位で行うことは必ずしも必要ではなく、ライン連携動作のように短いタイムスパンでのタイミング制限がないように、ある程度以上のサイズの静止画データをバッファして転送できればよい。
動画処理部12は、画像データを動画処理して生成した動画データをライン毎にメモリ13に書き込むとともに、メモリ13に各ラインを書き込む処理のタイミングを示す制御信号を生成する。この際、動画データはメモリ13にライン単位で書き込まれてよい。ラインとは、1枚の画像データの縦横に並んだ画素のうち、画像左端から右端まで横方向に一列に並んだ一連の画素であってよい。但し、画像左端から右端までの全ての画像を1ラインとして画像書き込み単位とするのではなく、例えばその半分を1ラインとして画像書き込み単位としてもさしつかえない。メモリ13には、動画データを2ライン以上格納するラインメモリ領域が設けられてよい。動画処理部12が生成する制御信号は、メモリ13に対するラインの書き込み処理の開始のタイミングを示す動画処理START信号と、メモリ13に対するラインの書き込み処理の終了のタイミングを示す動画処理END信号とを含んでよい。
制御出力部14は、上記の制御信号に応答して動画データをメモリ13から順次読み出して、アプリケーションプロセッサ15に対してライン毎に順次出力する。制御出力部14は更に、順次出力される上記動画データの隣接するライン間に、静止画データの1ラインを分割して得られる1ライン以下の固定量の静止画データ又は上記制御信号が示すタイミングに応じた量の静止画データを挿入して出力する。
制御出力部14は、制御部20、データ入力部21、データ処理部22、及びデータ出力部23を含む。制御部20は、制御出力部14の各部の動作を制御すると共に、メモリ13に対して適宜データ読み出し要求信号をアサートする。制御動作を実行するにあたり、制御部20は、動画処理部12から供給される制御信号(動画処理START信号及び動画処理END信号)に適宜応答して動作する。データ入力部21は、制御部20の制御下で、メモリ13から読み出された動画データ又は静止画データを受け取り、受け取った画像データ(動画データ又は静止画データ)をデータ処理部22に供給する。データ処理部22は、供給された画像データに適宜データ処理を施す。このデータ処理には、制御出力部14とアプリケーションプロセッサ15との間の通信の通信規格に画像データを合わせる処理が含まれる。データ処理後の画像データはデータ処理部22からデータ出力部23に供給され。データ出力部23は、制御部20の制御下で動作し、動画データ又は静止画データをアプリケーションプロセッサ15に出力(送信)する。動画データ又は静止画データの出力が完了すると、データ出力部23はデータ出力完了を示す出力END信号を制御部20に対してアサートする。
アプリケーションプロセッサ15は、受け取った画像データに対して画像処理を施す。アプリケーションプロセッサ15により画像処理された動画データ及び静止画データは、表示部16に送られて表示される。また、アプリケーションプロセッサ15により画像処理された動画データ及び静止画データは、撮像装置とは別体であってその内部に挿入取付される不揮発性メモリに格納されてよい。
図2は、撮像装置の各部の出力データのタイミング関係の一例を示す図である。図2に示されるように、撮像部10は画像フレームF1を出力データ31として出力し、それに後続する画像フレームF2を出力データ32として出力する。画像フレームF1と画像フレームF2との間隔T1は撮像部10のフレームレートであり、例えば33msの時間間隔であってよい。静止画処理部11は、撮像部10の出力データをライン毎に順次受け取り、受け取った画像データに対して静止画処理を施し、画像フレームF1に対応する(F1から生成した)静止画フレームSF1を出力データ35として出力する。動画処理部12は、撮像部10の出力データをライン毎に順次受け取り、受け取った画像データに対して動画処理を施し、画像フレームF1及びF2に対応する(F1及びF2から生成した)動画フレームVF1及びVF2を出力データ33及び34として出力する。静止画処理部11の出力データ35はメモリ13のフレームメモリ領域に格納され、動画処理部12の出力データ33及び34はメモリ13のラインメモリ領域に順次格納される。
制御出力部14は、メモリ13のラインメモリ領域から動画フレームVF1をライン毎に順次読み出し、適宜画像処理を施し、画像処理後の動画フレームVF1を出力データ36として出力する。制御出力部14は同様に、メモリ13のラインメモリ領域から動画フレームVF2をライン毎に順次読み出し、適宜画像処理を施し、画像処理後の動画フレームVF2を出力データ38として出力する。また制御出力部14は、メモリ13のフレームメモリ領域から静止画フレームSF1を読み出し、適宜画像処理を施し、画像処理後の静止画フレームSF1を出力データ37及び39として出力してよい。
図2に示されるように、動画データの各フレームの間に静止画データを挿入して、制御出力部14からアプリケーションプロセッサ15にデータ転送してよい。しかしながら、動画データの隣接フレーム間の間隔は静止画データの1フレームを全て転送できるほど長くはない。そのために、静止画データの1フレームを転送するために動画データの複数フレーム分の時間が必要になり、低い静止画データ転送レートしか実現できない。そこで、静止画データに関して十分な転送レートを実現するために、動画データの各ラインの間に静止画データを挿入することが考えられる。
図3は、動画データの各ラインの間に存在する間隙を示す図である。図3において、図2と同一又は対応する構成要素は同一又は対応する番号で参照し、その説明は適宜省略する。
図3に示す例においては、撮像部10の出力データ31である画像フレームF1は、4本の画像ラインL1乃至L4を含む。このラインの個数は説明の便宜上の例であり、1フレームが例えば512本のラインを含んでよい。動画処理部12は、撮像部10の出力データをライン毎に順次受け取り、受け取った画像データに対して動画処理を施し、画像ラインL1乃至L4に対応する動画ラインVL1乃至VL4を出力する。動画ラインVL1乃至VL4は、メモリ13のラインメモリ領域に順次格納される。制御出力部14は、メモリ13のラインメモリ領域から動画ラインVL1乃至VL4をライン毎に順次読み出し、適宜画像処理を施し、画像処理後の動画ラインVL1乃至VL4を出力データ(動画フレームVF1)36として出力する。
図3に模式的に示されるように、動画フレームVF1の画像データは全体に画素データ
が隙間なく並んでいるわけではなく、動画ラインVL1乃至VL4の間には間隙40が存在する。従って、この間隙40に静止画データを挿入して出力することが考えられる。しかしながら、動画ラインVL1乃至VL4の間に存在する間隙40は一定の長さであるとは限らず、随時異なる可能性がある。また動画データにライン連携方式を用いる場合、適切なライン連携の速度を保持する必要があるため、動画ラインVL1乃至VL4の制御出力部14からの出力タイミングを勝手に変化させて、静止画データ挿入のために間隙40を広げることは好ましくない。
図4は、図1に示す撮像装置における制御出力部14の出力画像データの一例を示す図である。図4の例において、制御出力部14は、動画ラインVL1乃至VL4のデータをメモリ13から順次読み出してライン毎に順次出力する。制御出力部14は更に、順次出力される動画ラインVL1乃至VL4の隣接するライン間に、静止画データの1ラインSL1を分割して得られる1ライン以下の固定量の静止画データSL1−1乃至SL1−4を挿入して出力する。ここで静止画データSL1−1乃至SL1−4は、静止画データの1つのラインSL1を、均等に例えば4分割して得られる4個のデータであってよい。ここで静止画データSL1−1乃至SL1−4の各々のデータ量は、動画ラインVL1乃至VL4の隣接するライン間の取り得る最短の長さに挿入できるデータ量である。即ち、静止画データSL1−1乃至SL1−4の各々のデータ量は、動画ラインVL1乃至VL4の隣接するライン間が最も短くなったときであっても、そのライン間の間隙に挿入できるようなデータ量である。4分割は一例に過ぎず、他の数により分割したデータを、動画ラインVL1乃至VL4の隣接するライン間に挿入してよい。また動画処理部12が生成する制御信号が示すタイミングを参照して、分割数を適宜設定することにより、挿入するデータ量が適切な値となるようにしてもよい。
なお、動画ラインVL1乃至VL4のメモリ13からの読み出し動作、動画ラインVL1乃至VL4のアプリケーションプロセッサ15への出力動作において、制御出力部14は適切なライン連携動作を保持する必要がある。そのために制御出力部14は、動画処理部12からの動画処理ENDの発生に応答して、メモリ13のラインメモリ領域から動画ラインのデータを読み出し、読み出した動画ラインのデータをアプリケーションプロセッサ15に出力してよい。なおメモリ13に複数のラインに相当するラインメモリ領域が設けられている場合、あるラインに着目すると、着目ラインのデータのメモリ13からの読み出しは、当該着目ラインのメモリ13への書き込み終了直後に実行される必要はない。複数のラインの本数に相当する時間だけラインのデータのメモリ13からの読み出しが遅れても、データが上書きされることはない。従って適切なライン連携動作を確保する目的のためには、制御出力部14は、動画処理ENDではなく動画処理STARTの発生に応答して、メモリ13のラインメモリ領域から動画ラインのデータを読み出すように動作してもよい。
図5は、図4の出力動作を実現するために制御出力部14の制御部20の実施例が実行する動作の一例を示す図である。なお図5及び以降の図において、フローチャートに記載された各ステップの実行順序は一例にすぎず、本願の意図する技術範囲が、記載された実行順番に限定されるものではない。例えば、Aステップの次にBステップが実行されるように本願に説明されていたとしても、Aステップの次にBステップを実行することが可能なだけでなく、Bステップの次にAステップを実行することが、物理的且つ論理的に可能である場合がある。この場合、どちらの順番でステップを実行しても、当該フローチャートの処理に影響する全ての結果が同一であるならば、本願に開示の技術の目的のためには、Bステップの次にAステップが実行されてもよいことは自明である。Aステップの次にBステップが実行されるように本願に説明されていたとしても、上記のような自明な場合を本願の意図する技術範囲から除外することを意図するものではなく、そのような自明な場合は、当然に本願の意図する技術範囲内に属する。
図5のステップS1で、制御出力部14の制御部20は、動画処理ENDが発生したか否かを判定する。制御部20は、動画処理ENDが発生するまで待ち、動画処理ENDが発生すると、処理をステップS2に移す。ステップS2で、制御部20は動画ライン出力処理を起動する。この起動された出力処理により、前述のようにデータ入力部21によりメモリ13から動画ラインが読み出され、データ処理部22により動画ラインにデータ処理が施され、データ処理後の動画ラインが制御出力部14からアプリケーションプロセッサ15に出力される。これら一連の出力処理は、制御部20のその後の制御動作と並行して実行されてよい。
ステップS2での動画ライン出力処理の起動後のステップS3で、制御部20は、データ出力部23から出力ENDが発生したか否かを判定する。制御部20は、出力ENDが発生するまで待ち、動画処理ENDが発生すると、処理をステップS4に移す。ステップS4で、制御部20は、静止画ライン出力処理を起動する。この出力処理により、前述のようにデータ入力部21によりメモリ13から静止画データが読み出され、データ処理部22により静止画データにデータ処理が施され、データ処理後の静止画データが制御出力部14からアプリケーションプロセッサ15に出力される。これら一連の出力処理は、制御部20のその後の制御動作と並行して実行されてよい。なおここで出力される静止画データは、図4に示すように、静止画の1つのラインを均等に例えば4分割して得られる4個のデータであってよい。また4分割は一例に過ぎず、他の数により分割したデータを、動画ラインVL1乃至VL4の隣接するライン間に挿入してよい。
なお出力ENDが発生してから静止画データをデータ出力部23から出力するまでに時間遅れがあるとすると、図4に示す動画ラインと静止画データとの間に間隙ができてしまう。これを避けるためには、一回の出力分の静止画データを例えばデータ出力部23に保持しておき、制御部20により静止画ライン出力処理が起動されると、データ出力部23が保持している静止画データの出力を直ちに開始してよい。更にそれと並行して、データ入力部21がメモリ13から次回出力分の静止画データを読み出し、データ処理部22によりデータ処理を施し、データ処理後の次回出力分の静止画データをデータ入力部21に保持させればよい。
或いは、1つの動画ラインの長さは固定のデータ量として分かっているので、制御部20は、既知固定量の動画ラインのデータ出力が終了するタイミングに合わせて静止画データを出力するように、適切なタイミングで静止画ライン出力処理を起動してよい。即ち、図5のステップS3のように出力ENDの発生を待つステップを設けずに、制御部20は、ステップS2で動画ライン出力処理を起動した後に、適切なタイミングでステップS4の静止画ライン出力処理を起動してよい。
上記のようにして制御出力部14のデータ出力部23から出力される動画ラインと静止画データ(静止画ライン)との間の間隙をなくすことができる。なおこのようにして、いずれかの方法により間隙をなくすように制御部20が動作可能である点については、以降の各実施例の場合において同様である。
図6は、図1に示す撮像装置における制御出力部14の出力画像データの一例を示す図である。図6の例において、制御出力部14は、動画ラインVL1乃至VL4のデータをメモリ13から順次読み出してライン毎に順次出力する。この際、制御出力部14は、順次出力される動画ラインの各々に後続するように静止画データを出力し、動画処理END信号が示すタイミングに応答して静止画データの出力を中断する。制御出力部14は、静止画データの出力を中断すると直ちに動画ラインの出力を開始する。図6の例においては、動画ラインVL1に後続して静止画データSL1−1が出力され、動画ラインVL2に後続して静止画データSL1−2及びSL2−1が出力され、動画ラインVL3に後続して静止画データSL2−2及びSL3−1が出力されている。静止画データSL1−1及びSL1−2は第1の静止画ラインの前半及び後半である。静止画データSL2−1及びSL2−2は第2の静止画ラインの前半及び後半である。静止画データSL3−1は第3の静止画ラインの前半である。
図7は、図6の出力動作を実現するために制御出力部14の制御部20の実施例が実行する動作の一例を示す図である。ステップS11で、制御出力部14の制御部20は、動画処理ENDが発生したか否かを判定する。制御部20は、動画処理ENDが発生するまで待ち、動画処理ENDが発生すると、処理をステップS12に移す。ステップS12で、制御部20は、データ出力部23を制御して、静止画ラインの出力を中断する。ステップS13で、制御部20は動画ライン出力処理を起動する。この起動された出力処理により、前述のようにデータ入力部21によりメモリ13から動画ラインが読み出され、データ処理部22により動画ラインにデータ処理が施され、データ処理後の動画ラインが制御出力部14からアプリケーションプロセッサ15に出力される。これら一連の出力処理は、制御部20が実行するその後の制御動作と並行して実行されてよい。
ステップS13での動画ライン出力処理の起動後のステップS14で、制御部20は、データ出力部23から出力ENDが発生したか否かを判定する。制御部20は、出力ENDが発生するまで待ち、動画処理ENDが発生すると、処理をステップS15に移す。ステップS15で、制御部20は、静止画ライン出力処理を起動する。この出力処理により、前述のようにデータ入力部21によりメモリ13から静止画データが読み出され、データ処理部22により静止画データにデータ処理が施され、データ処理後の静止画データが制御出力部14からアプリケーションプロセッサ15に出力される。これら一連の出力処理は、制御部20のその後の制御動作と並行して実行されてよい。なおここで出力データ量を予め有限の長さに定めることなく、静止画データは、次々にメモリ13から読み出され、途絶えることなく連続してデータ出力部23から出力されてよい。
なお図6に示すように動画処理ENDに応答してその直後に動画ラインの出力を開始するためには、前述の図4の静止画データの出力の場合と同様に、一回の出力分の動画ラインを例えばデータ出力部23に保持しておくようにすればよい。なおメモリ13に複数のラインに相当するラインメモリ領域が設けられている場合、動画処理ENDに応答してその直後に動画ラインの出力を開始する必要はない。従って、動画処理ENDに応答して直ちにメモリ13からの動画ラインの読み出しを開始し、その後所定の処理サイクル数が経過した後に、静止画データの出力を中断するとともに、読み出した動画ラインの出力を開始してもよい。
またメモリ13に複数のラインに相当するラインメモリ領域が設けられている場合、制御出力部14は、動画処理ENDではなく動画処理STARTの発生に応答して、メモリ13のラインメモリ領域から動画ラインのデータを読み出すように動作してもよい。この際、制御出力部14は、動画処理STARTの発生に応答した動画ラインの出力を開始する直前に、静止画データの出力を中断すればよい。
図8は、撮像装置の実施例の構成の別の一例を示す図である。図8において、図1と同一又は対応する構成要素は同一又は対応する番号で参照し、その説明は適宜省略する。
図8に示す撮像装置は、図1に示す撮像装置と比較して、制御出力部14にサイクルカウンタ24とヘッダ生成部25とが設けられていることが異なる。制御出力部14の各部は、クロック信号に同期して動作する。制御出力部14によるメモリ13からのデータ読み出し、及び制御出力部14によるアプリケーションプロセッサ15へのデータ出力も、クロック信号に同期して動作する。サイクルカウンタ24は、制御部20からのカウント開始指示に応答して、クロック信号に同期したカウントアップ動作を開始し、クロック信号のパルス数をカウントする。サイクルカウンタ24は、制御部20からのカウンタクリア信号に応答して、カウント値をゼロに設定する。サイクルカウンタ24が生成したカウント値はヘッダ生成部25に供給される。ヘッダ生成部25は、制御部20からカウント値を保持する指示を受け取り、当該指示を受け取った時のサイクルカウンタ24のカウント値を保持する。
動画処理部12が制御出力部14に供給する制御信号は、メモリ13への動画書き込み処理の開始のタイミングを示す動画処理START信号と、メモリ13への動画書き込み処理の終了のタイミングを示す動画処理END信号とを含む。制御出力部14は、これら制御信号に基づいて、終了のタイミングからそれに後続する開始のタイミングまでの時間間隔をサイクルカウンタ24を用いて計測する。制御出力部14は、計測した時間間隔に応じた量の静止画データを、順次出力される動画データの隣接するライン間に挿入して出力する。
制御出力部14とアプリケーションプロセッサ15との間の通信規格によっては、メモリ13のフレームメモリ領域から出力するデータの先頭に、これから出力する出力データ量を示す情報(ヘッダ)を付加して出力することが要求される場合がある。上記のようにして動画処理ENDから動画処理STARTまでの時間間隔を計測することにより、制御出力部14からの出力される動画ライン間に挿入可能な静止画データの量が分かる。より具体的には、動画処理部12の動画処理START後に制御出力部14の静止画出力が開始される場合、静止画データを上記時間間隔に相当する量だけ連続して出力可能であることが、静止画データの出力開始の時点で分かる。この場合、制御出力部14は、計測した時間間隔に応じた量の静止画データを出力する際に、その先頭に出力データ量を示す情報を付加して出力することが可能となる。
図9は、図8に示す撮像装置における制御出力部14の動作の一例を示すタイミングチャートである。動画処理部出力として示されるように、動画ラインVL1乃至VL4が動画処理部12からメモリ13に書き込まれる。各動画ラインの書き込み動作終了時には、動画処理部12から動画処理END信号が出力される(図9の例ではHIGHの信号としてアサートされる)。また各動画ラインの書き込み動作開始時には、動画処理部12から動画処理START信号が出力される(図9の例ではHIGHの信号としてアサートされる)。カウント有効期間として示す信号は、便宜上示される信号であり、動画処理END信号のアサートに応じてHIGHにアサートされ、画処理START信号のアサートに応じてLOWにネゲートされる。この信号がHIGHである期間が、サイクルカウンタ24がカウント動作を行う期間であってよい。図8の例では、サイクルカウンタ24はカウント開始信号に応答してカウントを開始し、カウンタクリア信号に応答してカウント値をリセットしているが、図9に示すようなカウント有効期間信号に基づいてサイクルカウンタ24がカウント動作を実行してもよい。
図9において、動画ラインVL1の書き込み終了を示す動画処理END信号50に応答して、制御出力部14のサイクルカウンタ24がカウントを開始し、サイクルカウントが0,1,2,3と増加していく。更に、動画処理END信号50に応答して、動画ラインVL1の出力データ量を示す情報を含むヘッダ71を制御出力部14が出力するとともに、ヘッダ71に後続して動画ラインVL1を制御出力部14が出力する。
なお図9の例において、動画処理部12が出力してメモリ13へ書き込まれる動画ラインVL1と、制御出力部14から出力される動画ラインVL1は、同一の画像ラインに対応するものである必要はない。即ち、制御出力部14から出力される動画ラインVL1は、動画処理部12が出力した動画ラインVL1に対してデータ処理部22によるデータ処理を施した動画ラインである必要はない。メモリ13に複数本数のラインを格納するラインメモリ領域が設けられている場合、動画ラインVL1をメモリ13に書き込んでから、当該動画ラインVL1をメモリ13から読み出すまでには、ある程度の時間的遅れがあってもよい。
動画処理START51が発生すると、その時のサイクルカウンタ24のカウンタ値n(n:正の整数)が保持される。その後サイクルカウンタ24は、カウント値がゼロになるようにリセットされる。制御出力部14の制御部20は、保持されたカウント値nに基づいて、動画ラインVL1に後続して出力可能な静止画ラインの長さ(データ量)を決定する。その後、制御出力部14からの動画ラインVL1の出力が完了すると、制御出力部14のデータ出力部23が出力END信号をアサートする。このアサート状態の出力END信号61に応答して、静止画ラインSL1−1の出力データ量を示す情報を含むヘッダ72を制御出力部14が出力するとともに、ヘッダ72に後続して静止画ラインSL1−1を制御出力部14が出力する。この静止画ラインSL1−1の長さは、出力END信号61と62との間の長さD1として示される。なおこの静止画ラインSL1−1は、一本の静止画ラインSL1の前半部分に相当し、後述する静止画ラインSL1−2が静止画ラインSL1の後半部分に相当する。
上記の例において、保持されたカウント値nに基づいて制御部20が求める静止画ラインの長さ(サイクル数)は、ヘッダの長さをhサイクル(h:正の整数)としたとき、n−2hである。何故なら、動画ライン一本につきhサイクルのヘッダが付加され、静止画ライン一本につきhサイクルのヘッダが付加されるので、合計2hサイクルがヘッダに使用される。隣接する動画ライン間の間隔がnサイクルであるので、このnサイクルのうち2hサイクルがヘッダに使用され、残りのn−2hサイクルが、動画ライン間に挿入可能な静止画ラインの長さとなる。従って、挿入可能な静止画ラインのデータ量は、1サイクルあたり出力可能なデータ数にn−2hを乗じた数となる。
その後、動画ラインVL2の書き込み終了を示す動画処理END信号52に応答して、制御出力部14のサイクルカウンタ24がカウントを開始し、サイクルカウントが0,1,2,3と増加していく。更に、動画処理END信号52に応答して、動画ラインVL2の出力データ量を示す情報を含むヘッダ73を制御出力部14が出力するとともに、ヘッダ73に後続して動画ラインVL2を制御出力部14が出力する。
この例では、動画処理END信号52が示す終了のタイミングの後において、動画処理START信号53が示す開始のタイミングが到来する前に、動画ラインVL2の出力の終了を示す出力END信号63が発生している。出力END信号63が発生すると、その発生のタイミングにおけるサイクルカウンタ24のカウンタ値n(n:正の整数)が保持される。このように動画処理STARTが示す開始のタイミングが到来する前に、動画データのラインの出力の終了又は静止画データのラインの終端の出力が発生した場合、動画処理ENDが示す終了のタイミングからの当該発生のタイミングにおける経過時間を記録する。以下に説明するように、この記録した経過時間(カウンタ値n)に応じた量の静止画データを、出力データ量を示す情報を先頭に付加して出力する。
制御出力部14の制御部20は、保持されたカウント値nに基づいて、動画ラインVL2に後続して出力可能な静止画ラインの長さ(データ量)を決定する。制御出力部14は、静止画ラインSL1−2の出力データ量を示す情報を含むヘッダ74を出力するとともに、ヘッダ74に後続して静止画ラインSL1−2を出力する。この静止画ラインSL1−2の長さは、出力END信号63と64との間の長さD2として示される。
動画処理START53が発生すると、その時のサイクルカウンタ24のカウンタ値m(m:正の整数)が保持される。制御出力部14の制御部20は、保持されたカウント値mに基づいて、静止画ラインSL1−2に後続して出力可能な静止画ラインの長さ(データ量)を決定する。その後、制御出力部14からの静止画ラインSL1−2の出力が完了すると、制御出力部14のデータ出力部23が出力END信号をアサートする。このアサート状態の出力END信号64に応答して、静止画ラインSL2の出力データ量を示す情報を含むヘッダ75を制御出力部14が出力するとともに、ヘッダ75に後続して静止画ラインSL2を制御出力部14が出力する。この静止画ラインSL2の長さは、出力END信号64と65との間の長さD3として示される。
上記の例において、保持されたカウント値nに基づいて制御部20が決定する静止画ラインの長さは、ライン単位で出力する場合に次に出力すべき部分の長さと、カウント値が示す取り敢えず分かっている使用可能な長さとの大小関係により異なる。ライン単位で出力する場合に次に出力すべき部分の長さとは、ライン単位で考えた時の一本の静止画ラインの残りの部分の長さであり、この場合は一本の静止画ラインの残りの部分SL1−2の長さ(Kとする)である。また取り敢えず分かっている使用可能な長さは、n−2hである。この場合、n−2h>Kであれば、出力する静止画ラインの長さはKとなる。n−2h≦Kであれば、出力する静止画ラインの長さはn−2hとなる。
即ち、静止画ラインを出力可能な十分な長さの間隙がある場合であっても、ライン単位で考えた時の一本の静止画ラインの終端においては出力を一区切りさせ、次の一本の静止画ラインの先端(例えば静止画ラインSL2の先端)においてヘッダ情報を挿入する。なおこれは実施の形態の一例に過ぎず、ラインの先端においてヘッダを挿入することが要求されないのであれば、n−2h>Kのときであっても、出力する静止画データの長さをn−2hとしてかまわない。
同様に、保持されたカウント値mに基づいて制御部20が決定する静止画ラインの長さは、ライン単位で出力する場合に次に出力すべき部分の長さと、カウント値が示す取り敢えず分かっている使用可能な長さとの大小関係により異なる。ライン単位で出力する場合に次に出力すべき部分の長さとは、ライン単位で考えた時の一本の静止画ラインの残りの部分の長さであり、この場合は次の一本の静止画ラインSL2の長さ(Jとする)である。また取り敢えず分かっている使用可能な長さは、n−3h−Kである。この場合、n−3h−K>Jであれば、出力する静止画ラインの長さはJとなる。n−3h−K≦Jであれば、出力する静止画ラインの長さはn−3h−Kとなる。
上述のようにして、制御部20は、ライン単位で出力する場合に次に出力すべき部分の長さと、カウント値が示す取り敢えず分かっている使用可能な長さとの大小関係により、次に出力する静止画データの長さを決定してよい。次に出力すべき部分の長さが使用可能な長さよりも短ければ、次に出力すべき部分の長さの静止画データを出力すればよい。次に出力すべき部分の長さが使用可能な長さよりも長ければ、使用可能な長さの静止画データを出力すればよい。
図10は、図8に示す撮像装置における制御出力部14の動作の一例を示すフローチャートである。フローチャートの開始時には変数Lはゼロに初期設定されているとする。なおこの変数Lは、現在出力中の画像ラインの有(L=1)又は無(L=0)を示すデータである。
ステップS21で、動画処理ENDが発生したか否か、即ち動画処理END信号がアサートされたか否かを制御部20が判定する。これにより、動画処理END信号がアサートされるのを待ち続け、動画処理END信号がアサートされると、処理はステップS22に移る。ステップS22で、制御部20は、サイクルカウンタ24をクリア(即ちカウント値を初期値ゼロに設定)した後、サイクルカウンタ24によるカウント動作を開始する。この後、サイクルカウンタ24によるカウント動作は、制御部20によるその後の制御動作と並行に実行されてよい。なおこの動作例では、カウンタクリアのタイミングが図9に示す例とは異なり、動画処理END信号が発生した時点でゼロに戻すような実施の形態となっている。
ステップS23で、制御部20は、変数Lが1であるか否かを判定する。L=1である場合、即ち現在出力中の画像ラインが存在する場合、ステップS24で、出力END信号が発生したか否か、即ち出力END信号がアサートされたか否かを制御部20が判定する。これにより、出力END信号がアサートされるのを待ち続け、出力END信号がアサートされると、処理はステップS25に移る。ステップS23でL=0である場合、即ち現在出力中の画像ラインが存在しない場合、処理はステップS24をスキップしてステップS25に移る。なお図9の例では、動画処理END信号のアサートの直後から制御出力部14によるデータ出力が開始されているが、これは必ずしも必要ではない。図9の例において、制御出力部14によるデータ出力のタイミングが、図示されるタイミングよりも全体的に例えば何サイクルか遅れていても、ライン連携動作を問題なく維持することができる。ステップS23及びS24による出力中の画像ラインの終了待ち動作は、制御出力部14によるデータ出力のタイミングが上記のように遅れている場合などに意味がある。
ステップS25で、制御部20はヘッダ生成部25にヘッダを生成させる。ステップS26で、制御部20は動画ライン出力処理を起動するとともに、Lを1に設定する。この起動された動画ライン出力処理の一連の動作は、制御部20のその後の制御動作と並行して実行されてよい。
図11は、動画ライン出力処理の一例を示すフローチャートである。ステップS51で、データ出力部23は動画ヘッダを出力する。ステップS52で、データ出力部23は動画ラインを出力する。より詳しくは、データ入力部21によりメモリ13から動画ラインが読み出され、データ処理部22により動画ラインにデータ処理が施され、データ処理後の動画ラインがデータ入力部21からアプリケーションプロセッサ15に出力される。最後にステップS53で、データ出力部23は出力ENDを発生する、即ち出力END信号をアサートする。
図10に戻りステップS27で、制御部20は動画処理STARTが発生したか否か、即ち動画処理START信号がアサートされたか否かを判定する。動画処理STARTが発生していない場合、処理はステップS28に移る。ステップS28で、制御部20は、出力ENDが発生したか否か、即ち出力END信号がアサートされたか否かを判定する。出力ENDが発生していない場合、処理はステップS27に戻る。出力ENDが発生した場合、処理はステップS29に移る。
ステップS29で、制御部20は、カウント値を保持する(或いはヘッダ生成部25にカウント値を保持させる)。ステップS30で、制御部20は、Lをゼロに設定する。ステップS31で、制御部20は、出力すべき静止画ラインが存在するか否かを判定する。出力すべき静止画ラインが存在しない場合、処理はステップS27に戻る。出力すべき静止画ラインが存在する場合、処理はステップS32に移る。ステップS32で、制御部20は、カウンタ値に基づきヘッダ生成部25にヘッダを生成させる。ステップS33で、制御部20は、静止画ライン出力処理を起動するとともに、Lを1に設定する。その後処理はステップS27に戻る。
図12は、静止画ライン出力処理の一例を示すフローチャートである。ステップS61で、データ出力部23は静止画ヘッダを出力する。ステップS62で、データ出力部23は静止画ラインを出力する。より詳しくは、データ入力部21によりメモリ13から静止画データが読み出され、データ処理部22により静止画データにデータ処理が施され、データ処理後の静止画データがデータ入力部21からアプリケーションプロセッサ15に出力される。最後にステップS63で、データ出力部23は出力ENDを発生する、即ち出力END信号をアサートする。
図10に戻り、ステップS27において動画処理STARTが発生したと判定された場合、処理はステップS34に移る。ステップS34で、制御部20は、カウント値を保持する(或いはヘッダ生成部25にカウント値を保持させる)。ステップS35で、制御部20は、変数Lが1であるか否かを判定する。L=1である場合、即ち現在出力中の画像ラインが存在する場合、ステップS36で、出力ENDが発生したか否か、即ち出力END信号がアサートされたか否かを制御部20が判定する。これにより、出力END信号がアサートされるのを待ち続け、出力END信号がアサートされると、処理はステップS37に移る。ステップS35でL=0である場合、即ち現在出力中の画像ラインが存在しない場合、処理はステップS36をスキップしてステップS37に移る。
ステップS37で、制御部20は、Lをゼロに設定する。ステップS38で、制御部20は、出力すべき静止画ラインが存在するか否かを判定する。出力すべき静止画ラインが存在しない場合、処理はステップS42に移る。出力すべき静止画ラインが存在する場合、処理はステップS39に移る。ステップS39で、制御部20は、カウンタ値に基づきヘッダ生成部25にヘッダを生成させる。ステップS40で、制御部20は、静止画ライン出力処理を起動するとともに、Lを1に設定する。この静止画ライン出力処理は、図12に示される処理であってよい。ステップS41で、動画ライン間のインターバルの残りが存在するか否か、即ち、静止画ラインを挿入する間隙が現在の動画ライン間のインターバルにまだ存在するか否かを判定する。インターバルの残りがある場合、処理はステップS36に戻り、以降の処理を繰り返す。インターバルの残りがない場合、処理はステップS42に移る。
ステップS42で、制御部20は、出力すべき動画ラインが存在するか否かを判定する。例えば表示部16での動画の表示が中断した場合や終了した場合、制御出力部14から出力すべき動画ラインは存在しないことになる。このような場合、制御出力部14による出力処理は終了する。ステップS42において、出力すべき動画ラインが存在すると判定された場合、処理はステップS21に戻り、以降の処理を繰り返す。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
10 撮像部
11 静止画処理部
12 動画処理部
13 メモリ
14 制御出力部
15 アプリケーションプロセッサ
16 表示部
20 制御部
21 データ入力部
22 データ処理部
23 データ出力部
24 サイクルカウンタ
25 ヘッダ生成部

Claims (7)

  1. メモリと、
    画像データを動画処理して生成した動画データをライン毎に前記メモリに書き込むとともに、前記メモリに各ラインを書き込む処理のタイミングを示す制御信号を生成する動画処理部と、
    前記画像データを静止画処理して生成した静止画データを前記メモリに書き込む静止画処理部と、
    前記制御信号に応答して前記動画データを前記メモリから順次読み出してライン毎に順次出力すると共に、順次出力される前記動画データの隣接するライン間に、前記静止画データの1ラインを分割して得られる1ライン未満の固定量の静止画データ又は前記制御信号が示す前記タイミングに応じた量の静止画データを挿入して出力する制御出力部と
    を含む画像処理装置。
  2. 前記制御出力部は、順次出力される前記動画データのラインの各々に後続するように前記静止画データを出力し、前記制御信号が示す前記タイミングに応答して前記静止画データの出力を中断する、請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御信号は前記書き込む処理の開始のタイミングと終了のタイミングとを示し、前記制御出力部は、前記制御信号に基づいて、前記終了のタイミングからそれに後続する前記開始のタイミングまでの時間間隔を計測し、前記計測した時間間隔に応じた量の静止画データを、順次出力される前記動画データの隣接するライン間に挿入して出力する、請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記制御出力部は、順次出力される前記動画データのラインの各々の先頭と、前記計測した時間間隔に応じた量の静止画データの先頭とに、出力データ量を示す情報を付加して出力する、請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記制御出力部は、前記終了のタイミングの後において、前記開始のタイミングが到来する前に、前記動画データのラインの出力の終了又は前記静止画データのラインの終端の出力が発生した場合、前記終了のタイミングから当該発生のタイミングまでの経過時間を記録し、前記記録した経過時間に応じた量の静止画データを、出力データ量を示す情報を先頭に付加して出力する、請求項4記載の画像処理装置。
  6. 撮像素子と、
    メモリと、
    前記撮像素子から供給される画像データを動画処理して生成した動画データをライン毎に前記メモリに書き込むとともに、前記メモリに各ラインを書き込む処理のタイミングを示す制御信号を生成する動画処理部と、
    前記撮像素子から供給される前記画像データを静止画処理して生成した静止画データを前記メモリに書き込む静止画処理部と、
    前記制御信号に応答して前記動画データを前記メモリから順次読み出してライン毎に順次出力すると共に、順次出力される前記動画データの隣接するライン間に、前記静止画データの1ラインを分割して得られる1ライン未満の固定量の静止画データ又は前記制御信号が示す前記タイミングに応じた量の静止画データを挿入して出力する制御出力部と、
    前記制御出力部が出力したデータを受け取るプロセッサと、
    前記プロセッサにより処理したデータを表示する表示部と
    を含む撮像装置。
  7. 画像データを動画処理して生成した動画データをライン毎にメモリに書き込むとともに、前記メモリに各ラインを書き込む処理のタイミングを示す制御信号を生成し、
    前記画像データを静止画処理して生成した静止画データを前記メモリに書き込み、
    前記制御信号に応答して前記動画データを前記メモリから順次読み出してライン毎に順次出力し、
    順次出力される前記動画データの隣接するライン間に、前記静止画データの1ラインを分割して得られる1ライン未満の固定量の静止画データ又は前記制御信号が示す前記タイミングに応じた量の静止画データを挿入して出力する
    各段階を含む画像データ出力方法。
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