JP2011113617A - 光ディスク及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク管理情報を記録するための時間が掛かる場合があり、光ディスクドライブの時間的パフォーマンスが低下する。
【解決手段】 記録層が複数層有り、ディスク管理情報を記録するためのディスク管理情報記録領域を全ての記録層に備えている書き込み可能な光ディスクに対し、ディスク管理情報を記録するディスク管理情報記録領域を、光ディスクドライブ装置が自由に選択する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光ディスク及びその記録方法に関わるものである。
背景技術として、例えば、特表2007−501487号公報(特許文献1)がある。特許文献1は、追記型光ディスクにおける初期化方法及び初期再生方法を提供することを目的のひとつとし、その目的を達成するために、「少なくとも一つの記録層を有する記録媒体において、ユーザデータを記録するデータ領域と、リードイン領域及びリードアウト領域と、複数の一時欠陥管理領域(TDMAs)とを含んでなり、前記少なくとも一つのTDMAが、前記TDMAの使用状態を識別するインジケータを含むことを特徴とする」ものである。
特表2007−501487号公報
記録型の光ディスクドライブで、記録型の光ディスクにデータを記録した場合には、ディスクを管理するための情報を必ず光ディスクに記録してから排出するように光ディスクの規格で定められている。ディスクを管理するためのディスク管理情報の中には、データ記録箇所、記録フォーマット、記録が失敗した場合の代替領域に関する情報など様々な情報が含まれており、その内容は光ディスクの種類毎、それぞれ個別に定められている。一度データの記録を行い光ディスクドライブから排出されたディスクに対しデータを追記したい場合は、前記ディスク管理情報が記録されたディスク管理情報記録領域を再生することで、光ディスクの記録状態を確認することができる。これにより、前回記録後の光ディスクの状態を把握することができるため、当該の光ディスクを前回記録していない光ディスクドライブであっても、データの追記をすることが可能となっている。
Blu−ray Disc Recordable Formatによれば、ディスク管理情報“TDMS:Temporary Disc Management Structure”を記録する領域は、“TDMA:Temporary Disc Management Area”と呼ばれ、記録層が二層あるDual Layer Disc(DLディスク)には、記録レーザ側から見て奥側の記録層であるL0層と、記録レーザ側から見て手前の記録層であるL1層に、それぞれ少なくとも1つ以上のTDMAが配置されたディスク規格となっている。TDMAは、ユーザデータを記録するユーザデータ領域とは別の領域である、Lead−in、Lead−Out領域又は、“ISA:Inner Spare Area”、“OSA:Outer Spare Area”に配置されている。規格では、最大6つのTDMAを配置して良いことになっており、TDMAの配置場所により、使用順序が定められており、1つのTDMAを全て使いきった場合に、順番に、次のTDMAを使用することとなっている。具体的にはL0層のTDMAから使用し、その後、L1層のTDMAを使うことになっている(特許文献1参照)。又、最新のTDMSが記録されている領域がどこの領域かを指し示すインジケータが備えられており、光ディスクドライブは、インジケータを参照することで、最新のディスク管理情報が記録されている領域を知ることができる。
ところで、記録型の光ディスクにデータを記録するには、レーザ光を光ディスク記録面に照射することにより行う。ディスクに光を照射し熱を加えることで、ディスク記録面に記録マークを形成する。これにより、ディスク記録面には記録マーク部と非記録マーク部(スペース部)が形成され、これらの反射率の違いがディジタルデータとなって、記録される。この際、ディスクに記録する記録速度や、ディスクの記録膜特性に応じて熱を適正に与えないと、良質な記録マークを形成することができず記録データの信頼性が悪化する。このため、記録品質を安定に保つには照射するレーザパワーを適正に調整する必要があり、データ記録の前には、記録レーザパワーの調整“OPC:Optimum Power Control”を実行するのが一般的である。OPCは、ディスク規格において論理的に設けてあるパワー調整用の領域を使用し試し記録を行い、記録後の領域を再生することでレーザパワーを調整する。OPCを実行するための領域(以下OPCエリア)は、Blu−ray Disc Recordable Formatによれば、DLディスクの場合は、L0層とL1層のLead−in、Lead−outに配置されている。
前述のように、順番にディスク管理情報記録領域、たとえばTDMAを使用していく場合、光ディスクドライブ動作として時間的な無駄が生じることが考えられ、これを課題とした。たとえば、記録層が2層以上ある光ディスクに記録をする場合を例に課題を示す。前提として、ディスクL0層のユーザデータ領域が全て記録済みで、L1層のユーザデータ領域に追記が可能であり、ディスク管理情報を記録するディスク管理情報記録領域は、L0層にまだ追記が可能な領域が存在する光ディスクを想定する。前述の光ディスクにデータを追記する場合、L1層にてOPCを実行し、L1層の記録膜に適正な記録パワーを求めた後、L1層のユーザデータ領域にてデータを記録する。この後、ディスク排出前までに、ディスクへのデータ記録状態が変わったため、ディスク管理情報を更新しなければならない。本前提では、L0層のディスク管理情報記録領域が追記可能であるため、L0層に存在するディスク管理情報記録領域に記録することとなる。この際、光ディスクドライブの動作としては、L1層に合焦しているレーザをL0層に合焦させるため、光ピックアップを制御しなければならない。(以下、別の記録層に合焦するよう光ピックアップを移動させる動作を層移動と呼ぶ。)又、層移動が完了したら、OPCエリアに移動し、L0層の記録膜に適正な記録パワーを算出するためのOPCを実行し、その後、ディスク管理情報記録領域にディスク管理情報を記録する手順となる。このように、前述の前提では、L1層にユーザデータ領域を記録したいだけであるのにも関わらず、記録層を変えてディスク管理情報を記録する必要があり、L0層に記録をしなければならないことが光ディスクドライブの時間的パフォーマンスを低下させることとなる。
さらには、BD-Rのような1回のみの記録をサポートする書き換え不能なディスクを想定した場合、管理情報記録領域や、OPCエリアは共に有限な領域であるため、光ディスクの記録の仕方によっては領域が足りなくなる場合が想定される。たとえば、ディスクを装填してから、データ量として小さい単位の記録を行いディスク排出することを、同一の光ディスクで繰り返すシステムを想定した場合は、ディスク排出の度に、ディスク管理情報を更新することとなる。ディスク管理情報を記録するためには、ディスク管理情報記録領域が存在する記録層においてOPCも実行することとなり、ディスク装填から排出の間に少なくとも1回以上それぞれの領域で記録し、領域を使用する。ディスク管理情報記録領域に比べ、OPCエリアの領域拡張は自由度が少ないこと、OPCは1回に複数ブロックを使用して記録する場合があることなどを考慮に入れると、同一記録層において、ディスク管理情報記録領域がなくなるより早く、OPCエリアがなくなることが予想される。この場合、L0層のOPCエリアがなくなってしまったのにも関わらず、L0層のディスク管理情報記録領域を使わなければならないような状況が生まれ、本状況では、レーザパワー調整ができないため、エラーがない適正な品質にてディスク管理情報を記録する保証がない。実質、ディスク管理情報を更新することができなくなる。この場合、ディスク管理情報を記録することができないため、前述の前提では、追記が不可能となる。
本発明では、前述の課題を解決するために、一例として特許請求の範囲に記載の構成とする。本発明の一態様では、記録層が複数層有り、ディスク管理情報を記録するためのディスク管理情報記録領域を全ての記録層に備えている書き込み可能な光ディスクに対し、ディスク管理情報を記録するディスク管理情報記録領域を、光ディスクドライブ装置が自由に選択する。
本発明によれば、光ディスクドライブの時間的なパフォーマンス性能を向上できる。
一般的な光ディスク装置構成図 光ディスクを装填してから、データを記録し光ディスクを排出するまでのフローチャート 従来のディスク管理情報更新処理 本発明のディスク管理情報更新処理 実施例の適用例 工夫されたディスク管理領域インジケータの構成 ディスク管理領域インジケータの拡張構成
以下に、一般的な光ディスクドライブを示す図1を用い、光ディスクの再生方法と光ディスクの記録方法を示す。
光ディスク101に記録させている所望のデータを再生するには、システムコントラーラ102は、スピンドル機構103を制御し、光ディスク101を回転させる。その後、システムコントラーラ102は、サーボ機構105を制御し、光ピックアップ104を、光ディスク101の所望のデータが記録されている領域に位置づける。そして、システムコントローラ102は、光ピックアップ104を制御し、所望のデータ領域に、再生用のパワーでレーザ106を照射しその反射光を得る。システムコントローラ102はその反射光を電気信号に変換した後、ディジタル信号処理を行い、データとして取得する。
光ディスク101にデータを記録するには、システムコントローラ102は、図示しないホスト装置から、記録すべき所望のデータと、該データを記録すべき光ディスク101の位置情報(アドレス)を取得する。システムコントローラ102は、取得したデータにエラー訂正符号を付加し、光ディスク101に応じたデータフォーマットにエンコードし、一時的に蓄積する。その後、システムコントローラ102は、サーボ機構105を制御し、光ピックアップ104を、記録すべきアドレスに位置づける。そして、システムコントローラ102は、一時的に蓄積したデータの、データパターンに応じて、発光するよう光ピックアップ102を駆動させ、記録に適したレーザパワー106を記録膜面に照射する。これにより、データ記録が行われることとなる。以上が一般的な光ディスクドライブの再生・記録動作である。
まずは、本実施形態の説明の前に、図2を用い、記録対応した光ディスクドライブに記録可能な光ディスクを装填してから、データを記録し光ディスクを排出するまでの流れを示す。一般的に、光ディスクドライブに、光ディスクを装填したら、光ディスクの記録状態を把握するため、光ディスクドライブは、ディスク管理情報記録領域を再生し、ディスクに記録された最新のディスク管理情報を読み出す。その後、光ディスクドライブがユーザデータを記録した場合に、該光ディスクの状態が変化するため、ディスク排出前にディスク管理情報を更新する。本発明は、ディスク管理情報を更新する過程において、特徴的な制御をすることで、光ディスクドライブの時間的なパフォーマンス向上を実現する。
本実施形態は、記録層が複数層ある書き込み可能な光ディスクであって、ディスク管理情報を記録するためのディスク管理情報記録領域が各記録層に一つ以上存在することを前提とする。図3、図4を用い、従来のディスク管理情報更新処理(図3)と本実施形態のディスク管理情報更新処理(図4)とを比較し、特徴を述べる。
まずは、図3を用い、従来のディスク管理情報更新処理について述べる。従来の処理では、ディスク管理情報を更新の前に、前回ディスク管理情報を記録した領域を確認する。前回ディスク管理情報を記録した領域は、ディスクに前回使用したディスク管理情報記録領域を指し示すインジケータを記録する領域が用意されており該領域を再生することで確認することができる。本処理はその後、前回使用したディスク管理情報記録領域に空き領域があるかを確認する。空き領域がある場合は、該空き領域に最新のディスク管理情報を記録する。空き領域がなかった場合は、他の空き領域があるディスク管理情報記録領域に移動し、移動先の領域に記録する。ディスク管理情報を記録する領域を変更した場合には、最新のディスク管理情報が記録されたディスク管理情報記録領域を指し示すインジケータを今回ディスク管理情報が記録された領域に更新する。以上が従来の処理の流れである。従来の処理では、一つのディスク管理情報記録領域が全て記録済みにならなければ、他のディスク管理情報記録領域を使用することはない。
次に、本実施形態のディスク管理情報更新処理について述べる。本実施形態は、ディスク管理情報を記録するディスク管理情報記録領域を、自由に選択することが特徴的である。たとえば、ディスク管理情報を記録する際、ユーザデータの記録終了時の記録層に存在するディスク管理情報記録領域に記録する。この場合、ディスク管理情報記録領域に移動するための層移動処理時間が省かれる上、ユーザデータを記録していた記録層ということであるので、適正な記録パワーが算出されている状態であり、OPCの時間も必要ない。これにより、課題としてあげていたディスク管理情報を記録するまでに掛かる時間を短縮することができる。
以下、実施例を説明する。本実施例では、ディスク管理情報を記録する前に、まずディスクの記録状態の確認を行う。ディスクの記録状態の確認とは、複数ある記録層それぞれにおいて、各記録層におけるユーザデータ領域が、ディスク装填時において全て記録済みであるかどうかの確認である。確認方法については後述する。この結果を基に、各記録層に存在するディスク管理情報記録領域の中から、ユーザデータ領域が全て記録され尽くした記録層の領域を避けて、ディスク管理領域を選択する。ディスク装填時にユーザデータ領域が全て記録され尽くした記録層の領域を避ける理由は、一つ目は、当該記録層においてはユーザデータを記録する機会がないため、本領域にディスク管理情報を記録するためだけにOPCを実行しなければならずOPC分の時間を浪費するため、二つ目としてディスク装填時に既に記録済みであるということは、本ディスクにユーザデータを記録した場合には当該記録層以外の記録層にユーザデータを記録することになるため、合焦している記録層が異なり、ディスク管理情報更新のために層移動を伴うこととなり、時間を浪費するためである。前述の条件に加え、状態に応じて後述する条件を元に、ディスク管理情報記録領域を選択する。その後、選択したディスク管理情報記録領域に空き領域があるか確認をし、空き領域がある場合は、選択した領域にディスク管理情報を記録する。空き領域がなかった場合は、同様にユーザデータ領域が全て記録され尽くした記録層の領域を避けて他の領域を選択する。その後、ディスク管理情報を記録したら、前回ディスク管理情報を記録した領域と今回記録した領域が異なる場合に、ディスク管理情報記録領域を指し示すインジケータを今回使用した領域に更新する。このように、本実施例では、前回使用していたディスク管理情報記録領域がすべて記録済みにならなくても、記録すべきディスク管理情報記録領域を変更することができる。以上図4に示すシーケンスとなる。
図5を例にして、効果を述べる。図5は、光ディスクの物理フォーマットのイメージ図を示したものである。本例では、記録層が複数層存在する光ディスクの説明を簡素化するために、記録層が二層ある光ディスクの例を示す。図5に示す縦縞でハッチングした領域503は、記録済みの領域を示しており、記録層501のユーザデータ領域は既に全領域に渡って記録済みであることを示している。又、501、502の両記録層にディスク管理情報記録領域が配置されている場合を想定し、記録層501のディスク管理情報記録領域から使いはじめ、両方の領域でまだ管理領域に空きがある場合を想定する。本ディスクを、従来の光ディスクドライブと本発明の光ディスクドライブに装填し追記することを考える。
従来の光ディスクドライブの場合は、記録層502にユーザデータを追記するため、記録層502にてOPCを実行する必要がある。斜め縞でハッチングしたユーザデータ504を記録し、ディスクを排出する前に、ディスク管理情報506を記録する。この際管理情報を記録するためだけに、記録層501にてOPCを実行する必要がある。少なくとも必ず2回OPCを実行しなくてはならない。
一方、本実施例では、記録層502にユーザデータを追記するため、記録層502にてOPCを実行する。そして、ディスク管理情報の記録領域に関しては、記録層501のユーザデータ領域が記録済みであることから、記録層502に存在する507にディスク管理情報を記録する。既に記録層502で適正なレーザパワーが求まっているため、ディスク管理情報の記録のために再びOPCを実行する必要はない。よって、必要なOPC回数が1回で済む。
但し、この際ディスク管理領域の変更をしたため、インジケータの更新をする必要はある。仮に、インジケータが記録層501にある場合には、インジケータの更新のために記録層501に記録をしなくてはならない。この場合でも、インジケータが工夫されていれば、インジケータの記録のためにOPCをする必要はない。たとえば、管理領域を指し示すインジケータとして図6に示すような構成をとれば良い。図6に示すインジケータは、ディスク管理領域の番号に対応する部分を既記録状態にすることで、前回使用したディスク管理情報記録領域が既記録である番号に対応した領域であることを表す。本例では、光ディスク上に4つのディスク管理情報記録領域を配置した場合で、インジケータを記録層601に1つ配置したとする。インジケータが番号3まで記録されているので前回使用したディスク管理領域が3であることがわかる。
このような構成にすれば、光ディスクドライブは、対応する部分が既記録か未記録かを判断するだけで、どの領域を使っているかを知ることができる。このような構成であれば、インジケータに記録する情報は意味のあるデータである必要はなく、記録品質が最良である必要はない。そのため、わざわざOPCを実行して最適な記録パワーを算出しなくとも、未記録の状態と比べて、反射率が変化するような記録パワーの範囲で記録すれば問題ない。該記録の確実性をあげるためには、記録パワーをディスク毎に登録してある推奨パワーより高めに記録したり、記録時のパターンとして長いマークの繰り返しパターン(DVDなら6T以上、BDなら5T以上など)で記録することで、反射率が変わりやすくなる。これに加え、該記録部を再生し確認すればさらに確実性は上がる。反射率が変わっていない場合は、前述のようにパワーを高めにすれば良い。又、インジケータに意味のある情報を記録したい要求があった場合においても、インジケータを更新するために一回だけ記録層501にてOPCを実行しインジケータを更新する必要はあるが、その後の記録では、記録層502のディスク管理領域を指し示すことになるため、以降のOPC回数は1回で済む。光ディスクの使用方法として、一つの記録層のユーザデータ領域を全て埋め尽くしてから別の記録層に移動して記録する使用方法が多い。この場合、同一記録層において、ユーザデータを少しだけ記録し、ディスク排出を繰り返す追記記録をした場合を想定すると、インジケータの更新をする必要はなく、層移動処理も入らないため、本実施例は特に有用性が高くなる。
このように、本実施例を利用すれば層移動処理とOPCの実行回数減らすことが可能であり、光ディスクドライブの時間的なパフォーマンスを向上させることができる。
実施例では、ディスクの記録状態の確認として、各記録層におけるユーザデータ領域が全て記録済みであるかどうかの確認を行うが、その方法について一例を述べる。たとえば図2に示すように、ディスク装填後に、ディスク管理情報を読み取ることで前回ディスクが使用された状態がわかる。たとえばBD−Rでは、前述のTDMSの情報に存在する“SSRI:Sequential Recording Range Information”を確認することで、該ディスクの記録状態が全てわかるようになっている。よって、ディスク装填後に、ディスク管理情報を組み合わせることによって、ユーザデータ領域が全て記録済みの記録層を知ることができる。
本実施例で、ディスク管理情報記録領域を選択する方法について例を述べる。前述した条件である、ディスク装填時にユーザデータ領域が全て記録され尽くした記録層の領域を避けることに加え、以下に示す情報を踏まえ領域を選択すれば良い。
たとえば、前述の条件に加え、ディスク装填後にユーザデータを記録した実績のある記録層を選択すれば、既に適切な記録パワーが算出されているため、ディスク管理情報を記録するために実行するOPCの時間を省くことができる。
又、ディスク管理情報を記録する直前に合焦している記録層に存在するディスク管理情報記録領域を選択すれば、ディスク管理情報を記録するための層移動処理に要する時間を省くことができる。
又、前回最新のディスク管理情報を記録したディスク管理情報記録領域を選択すれば、インジケータ更新の時間を省くことができる。
上記、3つの点を考慮し、ディスク管理情報を記録する領域を選択すれば良い。これら3つの条件を満たす時は、3つの効果が得られるため本実施例を効果的に活用できる。
又、3つの条件を満たせない場合は、対象となる光ディスクドライブシステムにおいて、最も時間を短縮できる条件を優先的に選択し、ディスク管理情報記録領域を選択すれば良い。
本実施例を説明するにあたり、記録層を複数持つ光ディスクとして、最も簡便な状態である記録層を2層持つ記録可能な光ディスクについて例を挙げて説明をしたが、記録層の数が2層である必要はなく、記録層が3層以上存在するディスクに対しても適用が可能である。特に記録層が増えた3層以上の光ディスクを想定した場合、層数が増すことにより、他の層の信号の漏れこみなどが考えられ、層移動処理が難解になることが想定され、それに伴い層移動処理に要する時間も増加することを考えると、記録層が増えた光ディスクに関しては、さらに有用性が増すと考えられる。
又、記録層が増えれば増えるほど、光ディスクにユーザデータを記録し尽くすまでに、ディスクの装填、ユーザデータの記録、ディスクの排出を繰り返す回数が多くなるため、ディスク管理情報の更新回数が増えることが想定される。従来の方法では、一つのディスク管理情報記録領域を使い切るまで、次の管理領域に移動しないため、同一領域でディスク管理情報をずっと更新することとなる。この際、使用しているディスク管理情報記録領域を使い切る前に、前記領域が存在する記録層のOPCエリアを先に使いきってしまう場合が想定される。このようなことが起きると、適正なレーザパワーを算出することができなくなり、現在使用しているディスク管理情報記録領域にディスク管理情報を記録することが実質できなくなる。本実施例の方法を利用すれば、使用するディスク管理領域を選択することができるため、管理情報更新処理を一つの記録層でずっと実行することなく、OPCエリアの偏った使い方を回避することができる。
又、本実施例において、インジケータを拡張することで、さらに自由にディスク管理情報記録領域を選択し使用することが可能となる。たとえば、図7に示すように、インジケータ情報を更新できるようにする。図7の上段は、インジケータ更新前にディスク管理情報記録領域3番を使用していたことを示し、次のインジケータ更新で図7の下段のように、インジケータを更新し、ディスク管理情報記録領域2番を今回使用したことを示している。このようにインジケータを拡張することで、自由にディスク管理情報を記録する領域を変更することが可能である。たとえば、記録層が3層以上ある光ディスクで、ユーザデータ情報を記録する記録層の順番が特に定められておらず、ユーザデータを記録する層が毎回異なる可能性がある場合、ユーザデータ記録を実行した記録層にディスク情報を記録しておきたいため、ディスク管理情報記録領域をその時々に応じて選択したいが、前記インジケータの拡張を行うことで、対応が可能である。前述のようにインジケータ情報を更新できるよう拡張すれば、一度過去に利用したディスク管理領域であったとしても、再び使用することが可能となる。
101:光ディスク 102:システムコントローラ 103:スピンドル機構
104:光ピックアップ
105:サーボ機構 106:レーザ
501:記録層1 502:記録層2 503:前回記録領域 504:今回記録領域
505:前回記録済みディスク管理情報
506:従来光ディスクドライブによるディスク管理情報記録場所
507:光ディスクドライブによるディスク管理情報記録場所
601:記録層1 602:記録層2

Claims (6)

  1. 光ディスクにディスク管理情報を記録する記録方法であって、
    前記光ディスクは、記録層が複数層存在し、ディスク管理情報を記録するためのディスク管理情報記録領域がそれぞれの記録層に一つ以上存在し、最新のディスク管理情報が記録されたディスク管理情報記録領域を示すインジケータ情報を有する記録可能な光ディスクであり、
    前記ディスク管理情報を記録する際に、空き領域が存在するディスク管理情報記録領域の中からディスク管理情報を記録するに最適な領域を選ぶ工程と、
    選んだディスク管理情報記録領域にディスク管理情報を記録する工程と、
    ディスク管理情報を記録したディスク管理情報記録領域を指し示すようインジケータ情報を更新する工程とを含み、
    空き領域が存在するディスク管理情報記録領域は全て、ディスク管理情報を記録することが可能な候補領域とすることを特徴とする記録方法。
  2. 請求項1に記載の記録方法において、
    前記最適な領域を選ぶ工程は、光ディスクに記録された最新のディスク管理情報から取得した情報から、ユーザデータ領域が全域記録済みの記録層が存在した場合に、ユーザデータ領域が全域記録済みの記録層に存在するディスク管理情報記録領域以外の他の記録層に存在するディスク管理情報記録領域の中から選択することを含むことを特徴とする記録方法。
  3. 請求項2に記載の記録方法において、
    前記最適な領域を選ぶ工程は、ディスク管理情報の記録前に、ディスク管理情報更新に関わるデータを記録した記録層に存在するディスク管理情報記録領域の中から選択することを含むことを特徴とする記録方法。
  4. 請求項2に記載の記録方法において、
    前記最適な領域を選ぶ工程は、ディスク管理情報を記録する直前に、データの記録再生を実行した記録層に存在するディスク管理情報記録領域を選択することを含むことを特徴とする記録方法。
  5. 請求項2から3のいずれかに記載の記録方法において、
    前記光ディスクは、前記インジケータ情報を複数回更新することが可能な構成であり、ディスク管理情報を記録する領域は、複数存在するディスク管理情報記録領域のうちで空き領域が存在する領域であれば、いずれの領域にもディスク管理情報を記録可能な構成であり、
    前記最適な領域を選ぶ工程において選択した領域が、前回最新のディスク管理情報を記録した領域と異なる場合に、インジケータ情報を更新する工程を含むことを特徴とする記録方法。
  6. 記録可能な光ディスクであって、
    複数の記録層を有し、
    ディスク管理情報を記録するためのディスク管理情報記録領域がそれぞれの記録層に一つ以上存在し、
    最新のディスク管理情報が記録されたディスク管理情報記録領域を示すインジケータ情報を有し、
    該インジケータ情報を複数回更新することが可能な構成であり、
    ディスク管理情報を記録する領域は、複数存在するディスク管理情報記録領域のうちで空き領域が存在する領域であれば、いずれの領域にもディスク管理情報を記録可能な構成であることを特徴とする光ディスク。
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