JP2011112822A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体に種類の異なる現像ユニットが装着されても、適切な駆動条件で駆動すること。
【解決手段】現像ユニットが交換された場合、制御部は交換された現像ユニットの種類を判別する。装着された現像ユニットにおいて最も多い種類が1つである場合、制御部は最も多い種類に対応した現像モータ回転数を現像ユニット駆動条件記憶部から読み出す。最も多い種類が複数ある場合、制御部は種類の優先順位に従って現像モータ回転数を現像ユニット駆動条件記憶部から読み出す。制御部は、最も多いユニットの種類と読み出した現像モータ回転数に従って、現像バイアス及び1次転写電流を現像ユニット駆動条件記憶部から読み出す。更に制御部は、全ての現像ユニットについて最も多い種類を割り出し、その種類に対応した2次転写電流を現像ユニット駆動条件記憶部から読み出し、読み出した各駆動条件に従って各構成要素の制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、プリンタやコピー機等の画像形成装置に関し、特に、トナーを用いて感光体ドラム表面の静電潜像を現像する現像ユニットを備えた画像形成装置に関するものである。
トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて感光体ドラム表面の静電潜像を現像する現像ユニットを備えたプリンタやファクシミリ、コピー機等の画像形成装置は、トナーコンテナから供給されるトナーを用いて静電潜像をトナー像化し、このトナー像を用紙等に転写することによって画像形成を行う。このような現像ユニットは保守・点検等のために、装置本体に対して着脱自在な構成となっている場合が多い。
また、近年、現像ユニットの性能は日進月歩で進化しており、後に、より高性能の現像ユニットが交換用として販売される場合がある。このような後発の現像ユニットは、その性能を十分引き出すために、旧型の現像ユニットに対して現像バイアスや回転体の回転数、トナー補給量等を変更している場合がある。つまり、旧型の現像ユニットに換えて後発の現像ユニットを使用する場合、後発の現像ユニットの駆動条件に沿って駆動を行わないと、性能を十分引き出せない事態が考えられる。
特許文献1には、装着されているトナーコンテナが純正品であるか否かを判断し、純正品でないと判断された場合、性能低下を極力抑えるために、キャリブレーションの回数増加や印字速度を落とす等して、装置本体の動作モードを、印刷トラブルを防止するためのセーフティモードにする印刷装置について記載されている。
特開2005−115054号公報
純正品の現像ユニットを非純正品の現像ユニットに交換する、或いは旧型の現像ユニットを後発の現像ユニットに交換するといった、種類の異なる現像ユニットに交換する場合、上記特許文献1に示された従来技術のように現像ユニットが1つのみ搭載されているものであれば、装置本体側の設定を交換した現像ユニットに完全に合致した駆動条件に変更可能であるが、画像形成装置によって、現像ユニットの駆動条件の変更が可能な場合と不可能な場合とがある。例えば、カラー画像形成可能に複数の現像ユニットを備える画像形成装置であって、各現像ユニットに対して個別のトランスが現像バイアスを供給している場合は、種類の異なる現像ユニットに交換しても対応するトランスの設定変更のみで済むため、変更は容易である。しかし、各現像ユニットの回転体を共通のモータで駆動している場合、1つの現像ユニットが種類の異なる現像ユニットに交換されたとしても他の現像ユニットが現状のままであれば、モータの駆動条件を変更することは困難である。このため、このような画像形成装置においては、複数の現像ユニットのいずれかが、種類の異なる現像ユニットに交換された場合、上記特許文献1に示された従来技術を適用して駆動条件を変更することは困難である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、装置本体に種類の異なる現像ユニットが装着されても、駆動条件をより適切に変更可能な画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の画像形成装置は、装置本体に対して着脱自在であって、像担持体上に形成された静電潜像をそれぞれ異なる色の現像剤を用いて現像する複数の現像部を有する現像部と、
前記装置本体に装着された前記現像部の種類を判別する判別部と、
前記現像部の種類毎に前記現像部の駆動条件を記憶する記憶部と、
前記判別部によって判別された種類の内で最も多い種類の現像部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記装置本体に装着された前記複数の現像部を駆動制御する駆動制御部と、
を備えたものである。
この構成によれば、記憶部が現像部の種類毎にそれぞれの駆動条件を記憶し、駆動制御部が装着された現像部の種類の内、最も多い種類の駆動条件に基づいて現像部の駆動制御を行うことにより、現像部が種類の異なるユニットに交換されても、より適切な駆動条件で現像部を駆動することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記各現像部は複数の動作機構を有し、
前記現像部の複数の動作機構のうち少なくとも1つの動作機構を駆動する駆動部を更に備え、
前記記憶部は、前記現像部の種類毎に前記駆動部の駆動条件を記憶し、
前記駆動制御部は、前記装置本体に装着された前記複数の現像部の中で最も多い種類の現像部に対応した前記駆動部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記駆動部を駆動するものである。
この構成によれば、記憶部が現像部の種類毎にそれぞれの駆動条件を記憶し、駆動制御部が、装着された現像部の種類の内、最も多い種類の駆動条件に基づいて駆動部の駆動制御を行うことにより、現像部が種類の異なるユニットに交換されても、より適切な駆動条件で現像部を駆動することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記各現像部は複数の動作機構を有し、
前記現像部の複数の動作機構のうち少なくとも1つの動作機構を駆動する複数の駆動部を更に備え、
前記記憶部は、前記現像部の種類毎に前記駆動部の駆動条件を記憶し、
前記駆動制御部は、前記各駆動部の駆動対象である前記動作機構を有する前記現像部の中で最も多い種類の現像部に対応した前記駆動部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記各駆動部を駆動するものである。
この構成によれば、記憶部が現像部の種類毎にそれぞれの駆動条件を記憶し、駆動制御部が、装着された現像部の種類の内、最も多い種類の駆動条件に基づいて駆動の駆動制御を行うことにより、現像部が種類の異なるユニットに交換されても、より適切な駆動条件で現像部を駆動することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置であって、前記駆動制御部は、前記現像部の種類が同数の場合、予め定められた優先順位の高い現像部に対応した前記駆動部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記駆動部を駆動するものである。
この構成では、記憶部が現像部の種類毎にそれぞれの駆動条件を記憶し、駆動制御部が、現像部の種類が同数の場合、予め定められた優先順位の高い現像部の駆動条件に基づいて駆動の駆動制御を行うことにより、現像部が種類の異なるユニットに交換されても、より適切な駆動条件で現像部を駆動することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記駆動部はモータであり、当該モータは前記現像部を構成する回転体を回転駆動するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、前記駆動部は電源であり、当該電源は前記現像部を構成する現像ローラ及び磁気ローラに現像バイアスを印加するものである。
これらの構成によれば、請求項2乃至請求項4と同様の効果を奏する。
この発明によれば、記憶部が現像部の種類毎にそれぞれの駆動条件を記憶し、駆動制御部が装着された現像部の種類の内、最も多い種類の駆動条件に基づいて現像部の駆動制御を行うことにより、現像部が種類の異なるユニットに交換されても、より適切な駆動条件で現像部を駆動することができる。
画像形成装置の内部構造の一実施形態を説明するための概略断面図。 現像ユニット及び2次転写ローラの周辺の構成と、関連する電気的構成を示した図。 現像モータが複数の現像ローラを回転駆動する場合の組み合わせについて示した図。 現像ユニット駆動条件記憶部のデータ構成について示した図。 各色の現像ユニットについての現像モータ回転数、現像バイアス、1次転写電流、2次転写電流及びトナー補給量の設定条件の組み合わせについて示した図。 現像ユニットの駆動条件変更の処理の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態では、本発明における画像形成装置としてカラープリンタを例に挙げて説明するが、これ以外にコピー機や、コピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等の複数の機能を備えた複合機であってもよい。
図1は、本発明における画像形成装置1の内部構造の一実施形態を説明するための概略断面図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、箱形を呈した装置本体11を備えている。装置本体11は、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像データに基づき画像を形成する画像形成部120と、この画像形成部120によって形成され、転写材としての用紙Pに転写されたトナー画像に定着処理を施す定着部13と、用紙を貯留する用紙貯留部14と、画像形成部120へトナーを補給するトナー補給部15が内装されているとともに、装置本体11の上部に定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部16を備えて構成されている。
装置本体11の上面適所には、用紙Pの出力条件等を入力操作するための操作パネル(不図示)やユーザに対するメッセージ等を表示する表示パネル(不図示)が設けられている。この操作パネルには、電源キーやスタートボタン、各種機能を設定するための設定キー等が設けられている。
用紙貯留部14は、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ141を備えている。用紙トレイ141は上面が全面開口の箱体を備えて構成され、複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留可能になっている。用紙トレイ141に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、下流端(図1における右端)の上面が用紙束P1からピックアップローラ142の駆動で用紙搬送路111へ向けて繰り出されるようになっており、1枚ずつ繰り出された用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って画像形成部120における2次転写ローラ113と駆動ローラ125a(中間転写ベルト125c)との間のニップ部へ向けて送り込まれる。
画像形成部120は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものであり、本実施の形態では、上流側(図1における左側)から下流側へ向けて順次配設された、ブラック色のトナー(現像剤)を用いるブラック用現像ユニット12K、イエロー色のトナーを用いるイエロー用現像ユニット12Y、シアン色のトナーを用いるシアン用現像ユニット12C、マゼンタ色のトナーを用いるマゼンタ用現像ユニット12Mを備える。以下、これらの現像ユニットをまとめて「現像ユニット12」と言う。
そして、各現像ユニット12は、感光体ドラム121と、感光体ドラム121の周面を均一に帯電させる帯電装置122と、帯電された感光ドラム121の周面に画像データに基づいたレーザ光を照射して静電潜像を感光体ドラム121の周面に形成させる露光装置124と、感光体ドラム121の周面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部123と、感光体ドラム121の周面に形成されたトナー像を中間転写ベルト125cに転写する1次転写ローラ126と、トナー像が転写された後の感光体ドラム121の周面に残存するトナーを除去するクリーニング装置127をそれぞれ備えている。
感光体ドラム121の上方位置には、中間転写体125が設けられている。この中間転写体125は、駆動ローラ125a及び従動ローラ125b間に張設された無端の中間転写ベルト125cを有し、その中間転写ベルト125cの下側に各感光体ドラム121の周面が当接するようになっている。この中間転写ベルト125cは、各感光体ドラム121に対応して設けられた1次転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回するようになっている。
従って、中間転写ベルト125cが周回することによりその表面に対し現像ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックトナーのトナー像の転写が行われ、次いで中間転写ベルト125cの同一位置に現像ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエロートナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行われ、次いで中間転写ベルト125cの同一位置に現像ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアントナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行われ、最後に現像ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタトナーのトナー像の転写が行われる。これによって中間転写ベルト125cの表面にブラックトナー、イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーが重ね塗りされたカラーのトナー像が形成される。
各現像ユニット12へのトナー補給はトナー補給部15が行い、トナー補給部15はブラック用トナーコンテナ15K、イエロー用トナーコンテナ15Y、シアン用トナーコンテナ15C及びマゼンタ用トナーコンテナ15Mを有する。各トナーコンテナ15には各色のトナーが収容されており、装置本体11に対して着脱自在に構成されている。
画像形成部120の図1における右方位置には、上下方向に延びた用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14から繰り出された用紙Pは、この搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている中間転写ベルト125cへ向けて搬送される。
この用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に中間転写ベルト125cの表面と当接した2次転写ローラ113が設けられ、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125cと2次転写ローラ113とに押圧挟持されることによって中間転写ベルト125c上のトナー像が用紙Pに転写される。
定着部13は、画像形成部120で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部にハロゲンランプ等の通電発熱体が装着された加熱ローラ30と、この加熱ローラ30の周面に対して対向配置された加圧ローラ40を備えている。中間転写ベルト125cのトナー像が転写された状態で定着部13へ供給された用紙Pは、回転する加熱ローラ30と加圧ローラ40とのニップ部を通過することによって、加熱ローラ30からの熱を得て定着処理が施される。
定着処理の完了した用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の頂部に設けられた用紙排出部16の排紙トレイ161へ向けて排出される。
図2は、現像ユニット12M及び2次転写ローラ113の周辺の構成と、関連する電気的構成を示した図である。尚、現像ユニット12Mの構成と現像ユニット12K、12Y及び12Cの構成は同一であるが、図2では代表して現像ユニット12Mを用いて説明する。
現像部123は、現像ローラ72、磁気ローラ73、パドルミキサ74、攪拌ミキサ75を備える。現像ローラ72は、表面にトナーを担持して搬送することにより、感光体ドラム121の表面に予め形成された静電潜像をトナー像として顕像化(現像)する。磁気ローラ73は、内部に配置された磁石によって2成分現像剤を吸着して磁気ブラシを発生させ、現像ローラ72にトナーを供給する。パドルミキサ74及び攪拌ミキサ75は、螺旋状ハネを有して互いに逆方向に2成分現像剤を搬送しながら攪拌して、トナーを帯電させる。更に、パドルミキサ74は帯電させたトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を磁気ローラ73に供給する。現像モータMは、現像ローラ72の回転駆動を行う。
電源D1は、現像ローラ72及び磁気ローラ73に現像バイアスを印加する。電源D1によって印加された現像バイアスによって現像ローラ72と磁気ローラ73との間には電位差が生じる。この電位差によって磁気ローラ73が吸着していたトナーが現像ローラ72に移動する。現像ローラ72に移動したトナーは均一なトナー層となる。また電源D1の電圧印加によって、感光体ドラム121と現像ローラ72との間にも電位差が生じる。これにより、現像ローラ72に付着しているトナーが感光体ドラム121に移動し、静電潜像に基づく現像が行われる。
電源D2は、1次転写ローラ126に1次転写電流を供給する。この1次転写電流の供給により、感光体ドラム121上に形成されたトナー像が中間転写ベルト125cへ一次転写する。以下、電源D1及びD2は、各現像ユニット12にそれぞれ独立して設置されていることとして説明する。
電源D3は、2次転写ローラ113に2次転写電流を供給する。この2次転写電流の供給により、中間転写ベルト125c上に形成されたカラーのトナー像が用紙Pへ二次転写する。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)等によって構成され、記憶部(不図示)に記憶されたプログラムを読み出して処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って画像形成装置1を統括的に制御するものである。制御部21は、装置本体11に装着された現像ユニット12の種類を判別し、現像ユニット駆動条件記憶部22から適切な駆動条件を読み出して、現像モータM及び電源D1〜D3の駆動制御を行う。
現像ユニット12の種類の判別方法としては、現像ユニット12の情報をタグ情報として記憶した無線タグを現像ユニット12に取り付け、現像ユニット12の装着後、装置本体11側に配設された通信回路が無線通信でタグ情報を読み取り、そのタグ情報を制御部21が取り込むことにより現像ユニット12の種類を判別するようにしてもよい。又は、現像ユニット12の情報を記憶した記憶媒体を現像ユニット12に取り付け、現像ユニット12が装着されると現像ユニット12と装置本体11とがコネクタ等によって電気的に接続し、このコネクタを介して制御部21が記録媒体に記憶された情報を読み取ることによって、現像ユニット12の種類を判別するようにしてもよい。
更に、制御部21は現像ユニット12の種類に応じて現像ユニット駆動条件記憶部22から駆動条件を読み出し、現像モータMの回転駆動制御、電源D1の現像バイアス値、電源D1の1次転写電流、電源D2の2次転写電流及びトナー補給量等を決定し、各構成要素に制御信号を出力する。
ここで、現像ユニット12については、後により高性能の現像ユニットが交換用として販売される場合がある。このような後発の現像ユニットは、その性能を十分引き出すために、旧型の現像ユニットに対して最適な現像バイアスや現像ローラの回転数、トナー補給量等を変更している場合がある。つまり、旧型の現像ユニットに換えて後発の現像ユニットを使用する場合、後発の現像ユニットの駆動条件に沿って駆動を行わないと、性能を十分引き出せない事態が考えられる。
更に、各現像ユニット12の現像ローラ72を共通の現像モータMで駆動している場合、1つの現像ユニット12が種類の異なる現像ユニット12に交換されたとしても他の現像ユニット12が現状のままであれば、現像モータMの駆動条件の変更は困難であった。
そこで、本発明では、現像ユニット駆動条件記憶部22が現像ユニット12の種類毎にそれぞれの駆動条件を予め記憶し、制御部21が判別した各現像ユニット12の種類の数に応じて駆動条件を現像ユニット駆動条件記憶部22から読み出すことによって、現像ユニット12が種類の異なるユニットに交換されても、適切な駆動条件で駆動可能な方法について提案する。
各現像ユニット12で共通で使用する駆動装置として、例えば現像モータMが挙げられる。図3は、現像モータMが複数の現像ローラ72を回転駆動する場合の組み合わせについて示した図である。図3(b)は、現像モータM1が1つの現像ユニット12の現像ローラ72を回転駆動し、現像モータM2が残りの現像ユニット12の現像ローラ72を回転駆動する場合について示している。具体的には、現像モータM1が現像ユニット12Kの現像ローラ72を、現像モータM2が現像ユニット12Y、12C及び12Mの現像ローラ72を回転駆動するような場合である。制御部21は、現像モータM1及びM2の両方の制御を行う。
図3(a)は、1つの現像モータMが全ての現像ユニット12の現像ローラ72を回転駆動する場合について示している。
図3(c)は、現像モータM1及びM2がそれぞれ2つの現像ユニット12の現像ローラ72を回転駆動する場合について示している。具体的には、現像モータM1が現像ユニット12K及び12Yの現像ローラ72を、現像モータM2が現像ユニット12C及び12Mの現像ローラ72を回転駆動するような場合である。
図4は、現像ユニット駆動条件記憶部22のデータ構成について示した図である。現像ユニット駆動条件記憶部22は、現像モータ回転数及び2次転写電流については現像ユニット12の種類(本実施の形態ではタイプA〜C)毎に駆動条件を記憶する。また、現像バイアス、1次転写電流及びトナー補給量については、現像ユニット12の種類と、その種類によって決定した現像モータ回転数に応じて駆動条件を記憶する。
図5は、図3(b)に示すように、現像モータM1が現像ユニット12Kの現像ローラ72を、現像モータM2が現像ユニット12Y、12C及び12Mの現像ローラ72を回転駆動する場合における、現像モータ回転数、現像バイアス、1次転写電流、2次転写電流及びトナー補給量の設定条件の組み合わせについて示した図である。
以下、図3(b)の場合について、各構成要素の駆動条件を図4及び5を用いて具体的に説明する。現像モータM1の駆動対象である現像ユニット12Kの種類がタイプAである場合(図5における例1〜4)、制御部21は現像ユニット駆動条件記憶部22から現像モータ回転数=R1を読み出して、現像モータM1の回転数がR1になるように駆動制御する。更に、現像ユニット12Kの電源D1については、現像ユニット12Kの種類がタイプAであって現像モータ回転数=R1であるため、制御部21は現像バイアス=V11を読み出し、現像ユニット12Kの電源D1から供給される現像バイアスがV11になるように制御する。
同様に、制御部21は1次転写電流=Cα11、2次転写電流=Cβ11、トナー補給量=T11を現像ユニット駆動条件記憶部22から読み出して、この条件に従って各構成要素の駆動制御を行う。
そして、現像モータM2の駆動対象である現像ユニット12Y、12C及び12Mの種類が全てタイプAである場合(図5における例1及び5)、制御部21は現像ユニット駆動条件記憶部22から現像モータ回転数=R1を読み出して、現像モータM2の回転数がR1になるように駆動制御する。更に、現像ユニット12Y、12C及び12Mの各電源D1については、制御部21は現像バイアス=V11を読み出し、現像ユニット12Y、12C及び12Mの各電源D1から供給される現像バイアスがV11になるように制御する。1次転写電流、2次転写電流及びトナー補給量に関しても、制御部21は同様の方法で設定条件を読み出し、各構成要素を制御する。
また、現像ユニット12Y及び12CがタイプBであり、現像ユニット12MがタイプAである場合(図5における例3)、制御部21は現像ユニット駆動条件記憶部22から現像モータ回転数=R2を読み出して、現像モータM2の回転数がR2になるように駆動制御する。
更に、現像ユニット12Y及び12Cの各電源D1については、ユニットの種類がタイプBであって現像ローラ回転数=R2であるため、制御部21は現像バイアス=V22を読み出し、現像ユニット12Y及び12Cの各電源D1から供給される現像バイアスがV22になるように制御する。一方、現像ユニット12Mの電源D1については、ユニットの種類がタイプAであって現像ローラ回転数=R2であるため、制御部21は現像バイアス=V21を読み出し、現像ユニット12Mの電源D1から供給される現像バイアスがV21になるように制御する。1次転写電流、2次転写電流及びトナー補給量に関しても、制御部21は同様の方法で設定条件を読み出し、各構成要素を制御する。
また、現像ユニット12CがタイプA、現像ユニット12MがタイプB、現像ユニット12YがタイプCである場合(図5における例7)、タイプA、B及びCのユニットがそれぞれ同数存在することになる。このような場合に備え、画像形成装置1の設計者はタイプA〜Cの優先順位を予め設定しておき、装着された現像ユニット12において最も多い種類が複数となったとき、制御部21はこの優先順位に従って駆動条件を採用するようにする。例えば優先順位がタイプC→B→Aと設定されており、図5における例7の組み合わせである場合、制御部21はタイプCの駆動条件を最優先とし、現像ユニット駆動条件記憶部22から現像モータ回転数=R2を読み出して、現像モータM2の回転数がR2になるように駆動制御する。
そして、現像ユニット12Cの電源D1については、ユニットの種類がタイプAであって現像ローラ回転数=R2であるため、制御部21は現像バイアス=V21を読み出し、現像ユニット12Cの電源D1から供給される現像バイアスがV21になるように制御する。
現像ユニット12Mの電源D1については、ユニットの種類がタイプBであって現像ローラ回転数=R2であるため、制御部21は現像バイアス=V22を読み出し、現像ユニット12MCUの電源D1から供給される現像バイアスがV22になるように制御する。
現像ユニット12Yの電源D1については、種類がタイプCであって現像ローラ回転数=R2であるため、制御部21は現像バイアス=V23を読み出し、現像ユニット12Yの電源D1から供給される現像バイアスがV23になるように制御する。1次転写電流、2次転写電流及びトナー補給量に関しても、制御部21は同様の方法で設定条件を読み出し、各構成要素を制御する。
図3(a)及び(c)に示した組み合わせについても、上記と同様の方法で制御部21は各構成要素の駆動条件を現像バイアス駆動条件記憶部22から読み出して、駆動制御を行う。
図6は、本実施の形態における現像ユニット12の駆動条件変更の処理の流れを示すフローチャートである。何れかの現像ユニット12が交換された場合(ステップS11;YES)、制御部21は交換された現像ユニット12の種類を判別する(ステップS12)。又は、画像形成装置1が初めて稼動されるとき、制御部21は全現像ユニット12の種類を判別する。
以下、ステップS13〜16の処理は、交換された現像ユニット12の現像ローラ72を回転駆動する現像モータMと接続されている現像ユニット12に関してのみ行う。図3(b)の場合、現像ユニット12Kが種類の異なる現像ユニット12Kに交換されても、現像ユニット12Kと、現像ユニット12Y、12C及び12Mとを駆動する現像モータは異なるため、現像モータM2の回転数を変更する必要がなく、つまり現像ユニット12Y、12C及び12Mに係る現像バイアス及び1次転写電流等も変更する必要がない。従って、現像ユニット12Kについてのみ、ステップS13〜16の処理を行う。
逆に、現像ユニット12Yが種類の異なる現像ユニット12Yに交換されても、現像モータM1の回転数を変更する必要がなく、現像ユニット12Kに係る現像バイアス及び1次転写電流等も変更する必要がない。従って、現像ユニット12Y、12C及び12Mについてのみ、ステップS13〜16の処理を行う。
装着された現像ユニット12において、最も多い種類が1つである場合(例えば、図5における例1〜6及び8の場合。ステップS13;NO)、制御部21は最も多い種類に対応した現像モータ回転数を現像ユニット駆動条件記憶部22から読み出す(ステップS14)。最も多い種類が複数ある場合(例えば、図5における例7の場合。ステップS13;YES)、制御部21は種類の優先順位に従って現像モータ回転数を現像ユニット駆動条件記憶部22から読み出す(ステップS15)。
続いて、制御部21は、最も多い種類(又はステップS15で採用した優先順位に基づいた種類)と、ステップS14で読み出した現像モータ回転数に従って、現像バイアス及び1次転写電流を現像ユニット駆動条件記憶部22から読み出す(ステップS16)。更に制御部21は、全ての現像ユニット12について最も多い種類を割り出し、その種類に対応した2次転写電流を現像ユニット駆動条件記憶部22から読み出す(ステップS17)。そして、制御部21は、読み出した各駆動条件に従って、各構成要素の制御を行う(ステップS18)。
以上、説明したように、現像ユニット駆動条件記憶部22が現像ユニット12の種類毎に駆動条件を予め記憶し、制御部21が装着された現像ユニット12の種類の内、最も多い種類に対応する駆動条件に基づいて現像ユニット12の駆動制御を行うことにより、現像ユニット12が種類の異なるユニットに交換されても、適切な駆動条件で現像ユニット12を駆動することができる。
尚、本実施の形態では、各現像ユニット12で共通で使用する駆動装置を現像モータMとし、図3(a)及び(c)に示すように、1つの現像モータMが複数の現像ローラ72を駆動する場合について説明した。この他に、1つの電源D1が複数の現像ユニット12の現像ローラ72及び磁気ローラ73に現像バイアスを供給する等、複数の現像ユニット12が電源D1を共通して使用する場合も考えられる。このような場合においても、上記した方法と同様に、制御部21が現像ユニット12の種類の内、最も多い種類に対応する現像バイアスを現像ユニット駆動条件記憶部22から読み出して、電源D1の制御を行う。
1 画像形成装置
11 装置本体
113 2次転写ローラ
12 現像ユニット(現像部)
120 画像形成部(現像部)
121 感光ドラム
126 1次転写ローラ
15 トナー補給部
21 制御部(判別部、駆動制御部)
22 現像ユニット駆動条件記憶部(記憶部)
72 現像ローラ
73 磁気ローラ
D1、D2、D3 電源(駆動部)
M 現像モータ(駆動部)

Claims (6)

  1. 装置本体に対して着脱自在であって、像担持体上に形成された静電潜像をそれぞれ異なる色の現像剤を用いて現像する複数の現像部を有する現像部と、
    前記装置本体に装着された前記現像部の種類を判別する判別部と、
    前記現像部の種類毎に前記現像部の駆動条件を記憶する記憶部と、
    前記判別部によって判別された種類の内で最も多い種類の現像部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記装置本体に装着された前記複数の現像部を駆動制御する駆動制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記各現像部は複数の動作機構を有し、
    前記現像部の複数の動作機構のうち少なくとも1つの動作機構を駆動する駆動部を更に備え、
    前記記憶部は、前記現像部の種類毎に前記駆動部の駆動条件を記憶し、
    前記駆動制御部は、前記装置本体に装着された前記複数の現像部の中で最も多い種類の現像部に対応した前記駆動部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記駆動部を駆動する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記各現像部は複数の動作機構を有し、
    前記現像部の複数の動作機構のうち少なくとも1つの動作機構を駆動する複数の駆動部を更に備え、
    前記記憶部は、前記現像部の種類毎に前記駆動部の駆動条件を記憶し、
    前記駆動制御部は、前記各駆動部の駆動対象である前記動作機構を有する前記現像部の中で最も多い種類の現像部に対応した前記駆動部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記各駆動部を駆動する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動制御部は、前記現像部の種類が同数の場合、予め定められた優先順位の高い現像部に対応した前記駆動部の駆動条件を前記記憶部から読み出して、当該読み出した駆動条件で前記駆動部を駆動する請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動部はモータであり、当該モータは前記現像部を構成する回転体を回転駆動するものである請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動部は電源であり、当該電源は前記現像部を構成する現像ローラ及び磁気ローラに現像バイアスを印加するものである請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018136415A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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