JP2011111836A - 車両持ち上げ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 立体車庫の前後等で複数台の巻上げ機や油圧シリンダを用いて鉄道車両Aを昇降させる従来の昇降装置における、設備コストや機器の配置スペースおよび制御上の課題を解決する。
【解決手段】 発明の装置は、鉄道車両Aが進入可能なレール2を支持板1上に有し、当該支持板1の底面下に圧縮空気を吹き込むことにより、支持板1およびレール2とともに鉄道車両Aを昇降させる。支持板1を鉛直壁11・12等が囲み、それら鉛直壁に添うシール3を支持板1の周囲に有し、鉛直壁と支持板1の底面との間の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 発明の装置は、鉄道車両Aが進入可能なレール2を支持板1上に有し、当該支持板1の底面下に圧縮空気を吹き込むことにより、支持板1およびレール2とともに鉄道車両Aを昇降させる。支持板1を鉛直壁11・12等が囲み、それら鉛直壁に添うシール3を支持板1の周囲に有し、鉛直壁と支持板1の底面との間の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられている。
【選択図】 図1
Description
請求項に係る発明は、鉄道車両を上下複数段に保管すること等を目的として昇降させる車両持ち上げ装置に関するものである。
鉄道車両のための車庫は、地上に平面的に車両を保管するよう構成されるのが一般的である。しかし近年、都心部では、土地の有効活用等の観点から、上下複数段に車両を保管する立体車庫の有用性が見直されている。そのような立体車庫に車両を保管する場合、車両を昇降させるための装置が、立体車庫の内部またはその前後に設けられる。
立体車庫については下記の特許文献1・2等に記載がある。文献1・2のいずれにおいても、立体車庫の車両格納部分の前部に、車両を昇降させる昇降装置が設けられている。たとえば特許文献1では、図5のように、複数台の巻上げ機Waを用い車両Aを吊り上げて昇降させる装置Wが立体車庫Vの前部にある。また特許文献2では、図6のように、複数の油圧シリンダYaにより車両Aを押し上げて昇降させる装置Yが、やはり立体車庫Xの格納部分の前部に設置されている。
図5に示す昇降装置のように、複数台の巻上げ機により車両を吊り上げて昇降させる場合、多数の巻上げ機が必要であってコストおよび配置スペースの課題がともなううえ、車両が傾くのを防ぐための制御上の課題が付随する。つまり、車両を水平に保って昇降させるために、各巻上げ機の巻上げ速度を適正にコントロールする必要があって制御が容易でなくなる。
また、図6の昇降装置のように複数台の油圧シリンダを用いて車両を昇降させる場合にも、昇降時に車両を水平に保つべく油圧シリンダの速度を正確に同期させねばならない。図6の例では油圧シリンダの数が少ないが、架構(図中の符号Yb)を小型化して軽量化するためには多数の油圧シリンダが必要になり、図5の場合と同様にコストや配置スペース、および制御面での課題が深刻になる。
請求項に係る発明は、上記のような課題を解決する手段として、従来の昇降装置に代わる好ましい車両持ち上げ装置を提供し、コストや配置スペース、および上記した制御上の課題を解決しようというものである。
発明による車両持ち上げ装置は、鉄道車両を昇降させるものであって、鉄道車両が進入可能なレールを支持板上に有し、当該支持板の底面下に圧縮空気を吹き込むことにより、支持板およびレールとともに鉄道車両を昇降させることを特徴とする。圧縮空気が吹き込まれる支持板の下の空間は、後述のように周囲に設ける鉛直壁によって形成するのもよいが、支持板の底面下に、たとえば蛇腹状の伸縮可能な密閉隔壁を設けることにより形成するのもよい。
つまり発明の装置は、鉄道車両を載せる支持板の底面下に吹き込む圧縮空気の圧力によって、ホバークラフトと似た原理で支持板およびレールとともに鉄道車両を持ち上げ、吹き込んだ圧縮空気の量を増減させることによってそれらを任意の高さに昇降させる。このような車両持ち上げ装置を立体車庫の内部またはその前後の部分に設けると、立体車庫における上下複数段に鉄道車両を保管したり搬出したりすることが可能になる。上昇させた鉄道車両の下に別の鉄道車両を入れ、上下複数段に鉄道車両を保管できるようにして、この持ち上げ装置そのものを立体車庫とすることも可能である。
支持板の面積に偏りがないようにし、また支持板の底面下の空間を連続させておけば、パスカルの原理によって支持板には上向きに均等な力が作用するため、車両各部の昇降の力や速度をとくに制御して同調させる必要がなくなる。鉄道車両の底面積と同等またはそれ以上に広い面積を有する支持板に対し均一に圧力を作用させるので、圧縮空気には極端な圧力は必要でない(たとえば0.1kg/cm2程度で足りる)。
つまり発明の装置は、鉄道車両を載せる支持板の底面下に吹き込む圧縮空気の圧力によって、ホバークラフトと似た原理で支持板およびレールとともに鉄道車両を持ち上げ、吹き込んだ圧縮空気の量を増減させることによってそれらを任意の高さに昇降させる。このような車両持ち上げ装置を立体車庫の内部またはその前後の部分に設けると、立体車庫における上下複数段に鉄道車両を保管したり搬出したりすることが可能になる。上昇させた鉄道車両の下に別の鉄道車両を入れ、上下複数段に鉄道車両を保管できるようにして、この持ち上げ装置そのものを立体車庫とすることも可能である。
支持板の面積に偏りがないようにし、また支持板の底面下の空間を連続させておけば、パスカルの原理によって支持板には上向きに均等な力が作用するため、車両各部の昇降の力や速度をとくに制御して同調させる必要がなくなる。鉄道車両の底面積と同等またはそれ以上に広い面積を有する支持板に対し均一に圧力を作用させるので、圧縮空気には極端な圧力は必要でない(たとえば0.1kg/cm2程度で足りる)。
発明の車両持ち上げ装置は、上記支持板を鉛直壁が囲み、当該鉛直壁に添うシール手段を上記支持板の周囲に(全周に)有し、上記鉛直壁と支持板の底面との間の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口(ブロア等の空気吹出口)が設けられているものがよい。たとえば図1のものはそのような装置の構成例である。ブロア等の空気供給手段は、鉛直壁の下部やその最下点にあたる床面(地面)に設けられ、または支持板の内部もしくは支持板上に設けられておればよいが、いずれの場合にもその吹き込み口は、上記鉛直壁と支持板の底面との間の空間に向いているのがよい。
こうした車両持ち上げ装置であれば、吹き込み口から圧縮空気を多量に吹き出すことにより、鉄道車両は、支持板およびレールとともに鉛直壁に沿って上昇する。上記支持板の周囲には上記のとおり鉛直壁(の内面)に添うシール手段があるため、上記空間から外部に漏れ出る空気の量は少なく、したがって少ない空気供給によって効率的に鉄道車両を昇降させることが可能である。一方、吹き出す圧縮空気の量をゼロ近くにまで減らし、または吹き込み口から逆に外部へ抜き出すようにすると、鉄道車両は、支持板およびレールとともに鉛直壁に沿って下降する。
こうした車両持ち上げ装置であれば、吹き込み口から圧縮空気を多量に吹き出すことにより、鉄道車両は、支持板およびレールとともに鉛直壁に沿って上昇する。上記支持板の周囲には上記のとおり鉛直壁(の内面)に添うシール手段があるため、上記空間から外部に漏れ出る空気の量は少なく、したがって少ない空気供給によって効率的に鉄道車両を昇降させることが可能である。一方、吹き出す圧縮空気の量をゼロ近くにまで減らし、または吹き込み口から逆に外部へ抜き出すようにすると、鉄道車両は、支持板およびレールとともに鉛直壁に沿って下降する。
さらに、上記支持板が上昇位置にあるときのみ当該支持板の下に水平に支えられて支持板、レールおよび鉄道車両を載せられる退避可能な水平床が、上記鉛直壁に付設されていて、当該水平床が上記支持板の下に水平に支えられているとき、上記支持板の底面下に圧縮空気を吹き込むことにより、上記水平床上で支持板を浮上させるよう構成されていると好ましい。
そのような装置なら、鉄道車両を上記鉛直壁に沿って上昇させたうえ、上記の水平床の上で水平移動させることが可能である。ホバークラフトのように水平床の上で支持板とともに鉄道車両を浮上させるので、水平方向には小さな力でスムーズに移動させられる。
したがって、立体車庫内に上下に複数段の格納箇所があるとともに左右にも複数列の格納箇所がある場合に、この持ち上げ装置によれば、上下左右の任意の格納箇所へ鉄道車両を適宜分配して入庫させることができる。そして同様に、任意の格納箇所から鉄道車両を取り出して出庫させることも可能になる。
そのような装置なら、鉄道車両を上記鉛直壁に沿って上昇させたうえ、上記の水平床の上で水平移動させることが可能である。ホバークラフトのように水平床の上で支持板とともに鉄道車両を浮上させるので、水平方向には小さな力でスムーズに移動させられる。
したがって、立体車庫内に上下に複数段の格納箇所があるとともに左右にも複数列の格納箇所がある場合に、この持ち上げ装置によれば、上下左右の任意の格納箇所へ鉄道車両を適宜分配して入庫させることができる。そして同様に、任意の格納箇所から鉄道車両を取り出して出庫させることも可能になる。
上記の持ち上げ装置は、とくに、
・ 上記水平床が、上記支持板が昇降するとき表面を鉛直にして上記鉛直壁の内面に沿うことにより上記の退避をし、上記支持板が上昇位置にあるとき表面を水平にして支持板の下に支えられるものであり、
・ 上記水平床が水平に支えられるときその上面に添うシール手段(閉じた環状のものとする)を上記支持板の下部に有するとともに、上記水平床と支持板の底面との間(かつ上記環状のシール手段に囲まれた内側)の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられているなら、さらに好ましい。
図1・図2には、そのような水平床やシール手段等を含む車両持ち上げ装置の構成例を示している。ブロア等の空気供給手段は、たとえば支持板の内部や支持板上に設けるとよいが、その吹き込み口は、上記水平床の上面と支持板の底面との間の空間に向くようにする。
このように構成した車両持ち上げ装置なら、a)圧縮空気の圧力と供給量により、鉛直に待避した水平床を含む鉛直壁に沿って車両や支持板を円滑に昇降させ得るとともに、b)支持板が上昇位置にあるとき表面を水平にして支える水平床の上を、圧縮空気の圧力で支持板とともに車両を浮上させ、水平移動させることができる。上記支持板の下部には、上記のとおり水平床の上面に添うシール手段を有するため、外部に漏れ出る圧縮空気の量は少なく、したがって少ない空気供給によって効率的に鉄道車両を水平移動させることができる。
・ 上記水平床が、上記支持板が昇降するとき表面を鉛直にして上記鉛直壁の内面に沿うことにより上記の退避をし、上記支持板が上昇位置にあるとき表面を水平にして支持板の下に支えられるものであり、
・ 上記水平床が水平に支えられるときその上面に添うシール手段(閉じた環状のものとする)を上記支持板の下部に有するとともに、上記水平床と支持板の底面との間(かつ上記環状のシール手段に囲まれた内側)の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられているなら、さらに好ましい。
図1・図2には、そのような水平床やシール手段等を含む車両持ち上げ装置の構成例を示している。ブロア等の空気供給手段は、たとえば支持板の内部や支持板上に設けるとよいが、その吹き込み口は、上記水平床の上面と支持板の底面との間の空間に向くようにする。
このように構成した車両持ち上げ装置なら、a)圧縮空気の圧力と供給量により、鉛直に待避した水平床を含む鉛直壁に沿って車両や支持板を円滑に昇降させ得るとともに、b)支持板が上昇位置にあるとき表面を水平にして支える水平床の上を、圧縮空気の圧力で支持板とともに車両を浮上させ、水平移動させることができる。上記支持板の下部には、上記のとおり水平床の上面に添うシール手段を有するため、外部に漏れ出る圧縮空気の量は少なく、したがって少ない空気供給によって効率的に鉄道車両を水平移動させることができる。
発明の車両持ち上げ装置は、あるいは、
・ 上記鉛直壁が底板と一体になって床面(地面)上に立ち、
・ 上記の底板、鉛直壁、支持板およびレールとともに鉄道車両を上記床面上で水平移動させ得るよう、上記床面の上面に添うシール手段(閉じた環状のものとする)を上記底板の下部に有するとともに、上記床面と上記底板の底面との間(かつ上記環状のシール手段に囲まれた内側)の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられたものとして構成されるのもよい。
たとえば図3がその装置の構成例である。床面と底板との間の空間に向ける圧縮空気の空気供給手段(ブロア等)は、たとえば上記底板上に設け、その吹き込み口を上記床面と上記底板の底面との間の空間に向ける。
このように構成した車両持ち上げ装置であれば、上記のような待避可能な水平板を用いることなく鉄道車両を水平移動させることができる。鉛直壁に沿って支持板等とともに昇降させる鉄道車両は、その鉛直壁およびそれと一体の底板とともに、圧縮空気により床面上で浮上させて水平移動させ得るからである。鉄道車両や支持板等とともに鉛直壁および底板をも水平移動させるが、それらを圧縮空気で浮上させるため、水平移動に要する力は小さなもので足りる。また、上記底板の下部には上記床面の上面に添うシール手段を有するため、漏れ出る圧縮空気の量は少なく、したがって少ない空気供給によって効率的に水平移動を実現できる。
・ 上記鉛直壁が底板と一体になって床面(地面)上に立ち、
・ 上記の底板、鉛直壁、支持板およびレールとともに鉄道車両を上記床面上で水平移動させ得るよう、上記床面の上面に添うシール手段(閉じた環状のものとする)を上記底板の下部に有するとともに、上記床面と上記底板の底面との間(かつ上記環状のシール手段に囲まれた内側)の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられたものとして構成されるのもよい。
たとえば図3がその装置の構成例である。床面と底板との間の空間に向ける圧縮空気の空気供給手段(ブロア等)は、たとえば上記底板上に設け、その吹き込み口を上記床面と上記底板の底面との間の空間に向ける。
このように構成した車両持ち上げ装置であれば、上記のような待避可能な水平板を用いることなく鉄道車両を水平移動させることができる。鉛直壁に沿って支持板等とともに昇降させる鉄道車両は、その鉛直壁およびそれと一体の底板とともに、圧縮空気により床面上で浮上させて水平移動させ得るからである。鉄道車両や支持板等とともに鉛直壁および底板をも水平移動させるが、それらを圧縮空気で浮上させるため、水平移動に要する力は小さなもので足りる。また、上記底板の下部には上記床面の上面に添うシール手段を有するため、漏れ出る圧縮空気の量は少なく、したがって少ない空気供給によって効率的に水平移動を実現できる。
上記支持板の下部に有するシール手段または上記底板の下部に有するシール手段が、自身の内部に流体を充填されて膨張および収縮し得る(つまり容積変更できる)ものであり、重量を支える支持脚にはさまれる位置に設けられているなら、とくに好ましい。たとえば、図1(b)の例におけるシール4のようにするのである(図3の例のシール35もこれに準じる)。
このようにすると、上記支持板または底板の固定と水平移動とをそれぞれ円滑に行うことができる。すなわち、上記支持板または底板を水平移動させずに固定するときには、支持板または底板の下部にあるシール手段から流体を抜いてその容積を減らすことにより、上記支持板または底板に作用する重量を上記支持脚で支えて固定することができる。その一方、支持板または底板を水平移動させる際は、対応するシール手段の流体充填量を増やしてその容積を増し、当該シール手段が水平床または床面に添う状態にすることにより、上述のとおり少ない圧縮空気量で支持板または底板を円滑に浮上させて水平移動させ得るようになる。また、上記のとおり支持脚にはさまれる位置にシール手段を設けると、シール手段の位置がずれてしまうことを防止できる。
このようにすると、上記支持板または底板の固定と水平移動とをそれぞれ円滑に行うことができる。すなわち、上記支持板または底板を水平移動させずに固定するときには、支持板または底板の下部にあるシール手段から流体を抜いてその容積を減らすことにより、上記支持板または底板に作用する重量を上記支持脚で支えて固定することができる。その一方、支持板または底板を水平移動させる際は、対応するシール手段の流体充填量を増やしてその容積を増し、当該シール手段が水平床または床面に添う状態にすることにより、上述のとおり少ない圧縮空気量で支持板または底板を円滑に浮上させて水平移動させ得るようになる。また、上記のとおり支持脚にはさまれる位置にシール手段を設けると、シール手段の位置がずれてしまうことを防止できる。
上記支持板または上記底板の複数箇所(たとえば、鉄道車両の前後各端部に近い箇所)に牽引用のロープ(ワイヤや紐等を含む)が接続されていると、とくに有利である。
支持板の底面下に圧縮空気を吹き込むと、上述のように支持板には上向きに均等な力が作用するため、昇降の力や速度を制御によって同調させる必要はない。しかし、鉄道車両の重量の分布や昇降時の摩擦力の不均一等によって昇降中の車両の水平度や傾きが不意に変わることがあり得る。また、支持板または底板を上記の水平床または床面上で圧縮空気の力で浮上させたとき、それらを水平移動させるためには水平方向への力が必要である。支持板または底板の複数箇所に上記のようにロープが接続されていると、それを操作員または操作機器が適切な方向へ牽引することにより、車両の水平度や傾きを調整し、また適切な方向への水平移動を実現することが可能になる。なお、支持板と鉛直壁との間、支持板と水平床との間、底板と床面との間は、圧縮空気を介することによって直接には接触することがない(またはほとんどない)ので、上記ロープの牽引に必要な力は小さなものでよい。
支持板の底面下に圧縮空気を吹き込むと、上述のように支持板には上向きに均等な力が作用するため、昇降の力や速度を制御によって同調させる必要はない。しかし、鉄道車両の重量の分布や昇降時の摩擦力の不均一等によって昇降中の車両の水平度や傾きが不意に変わることがあり得る。また、支持板または底板を上記の水平床または床面上で圧縮空気の力で浮上させたとき、それらを水平移動させるためには水平方向への力が必要である。支持板または底板の複数箇所に上記のようにロープが接続されていると、それを操作員または操作機器が適切な方向へ牽引することにより、車両の水平度や傾きを調整し、また適切な方向への水平移動を実現することが可能になる。なお、支持板と鉛直壁との間、支持板と水平床との間、底板と床面との間は、圧縮空気を介することによって直接には接触することがない(またはほとんどない)ので、上記ロープの牽引に必要な力は小さなものでよい。
発明の車両持ち上げ装置によれば、圧縮空気を供給するだけで鉄道車両の全体を支持板とともに昇降させることができ、車両各部の昇降速度等をとくに制御して同調させる必要がない。この昇降機能により、立体車庫における上下複数段の格納箇所に鉄道車両を入出庫させること等が可能になる。
上記支持板にシール手段を設けるとともに、そのシール手段を鉛直壁の内側面に添わせて圧縮空気により支持板を昇降させるようにすると、圧縮空気の漏れ量を減らして効率的に鉄道車両を昇降させることができる。また、退避可能な水平床を上記鉛直壁の上部に付設すると、鉄道車両を上記鉛直壁に沿って昇降させるとともに水平床の上で水平移動させることができ、上下左右に格納箇所を有する立体車庫の各格納箇所に適切な入出庫を行える。
上記鉛直壁に底板を一体化し、その底板を鉛直壁等とともに床面上で圧縮空気により浮上させるようにしても、鉄道車両の昇降と水平移動が可能になり、上下左右に格納箇所がある立体車庫への入出庫を円滑に行える。
上記支持板にシール手段を設けるとともに、そのシール手段を鉛直壁の内側面に添わせて圧縮空気により支持板を昇降させるようにすると、圧縮空気の漏れ量を減らして効率的に鉄道車両を昇降させることができる。また、退避可能な水平床を上記鉛直壁の上部に付設すると、鉄道車両を上記鉛直壁に沿って昇降させるとともに水平床の上で水平移動させることができ、上下左右に格納箇所を有する立体車庫の各格納箇所に適切な入出庫を行える。
上記鉛直壁に底板を一体化し、その底板を鉛直壁等とともに床面上で圧縮空気により浮上させるようにしても、鉄道車両の昇降と水平移動が可能になり、上下左右に格納箇所がある立体車庫への入出庫を円滑に行える。
発明の実施形態としての車両持ち上げ装置を図1・図2に示す。図示の装置は、鉄道車両Aが走行する本線レール(図示省略)と、上下2段(または3段以上)に配置された複数の格納箇所に鉄道車両Aを収容する立体車庫(図示省略)との間に設けられ、鉄道車両Aの入出庫、すなわち本線レールと立体車庫内の各格納箇所との間での出し入れを実現するものである。
図示の車両持ち上げ装置は、上記の本線レールおよび格納箇所から鉄道車両Aが進入し得るようレール2を敷設した支持板1を、鉄道車両Aを載せたまま圧縮空気によって昇降させ、また上昇位置においてやはり圧縮空気の力を利用して水平移動させ得るように構成している。具体的には以下のとおりである。
まず、昇降させようとする支持板1を囲むように鉛直壁11・12を床面(地面)G上に立てている。鉛直壁11・12は鉄筋コンクリートまたは鉄板等の鋼材により平板状の壁として製作し、それらの前後の位置(図1の紙面の手前および奥の位置)に、やはり平板状に形成した可動式の鉛直壁(図示省略)を設ける。可動式の鉛直壁は、鉄道車両Aを前後に通過させ得る開放位置と、鉛直壁11・12に連続する四角形断面の筒状の枠を床面G上に形成する閉鎖位置との間で、位置や角度を変更できる。
支持板1の周囲にシール3を取り付けている。シール3は、平面視形状が四角形である支持板1の全周につながったもので、図1(b)のように楕円形の断面を有するゴム部材である。支持板1の側面上、シール3の取り付け位置の上下には、水平に帯板5を取り付け、これによってシール3の位置を定めている。帯板5の幅寸法はシール3の断面寸法よりも小さいので、上記鉛直壁の内側表面にシール3の外周面が接触するときにも帯板5が接触することはない。シール3は支持板1の全周に連続したもので、その外側表面が、閉じた四角形断面を有する上記鉛直壁の内側面と全周的に接触しまたは僅かな隙間を残して接近する。
支持板1の底面には、縦向き帯板状の支持脚6を2列に設けるとともに、その支持脚6の間に容積可変型のシール4を取り付けている。シール4は内部に流体(空気や水等)を充填するゴム袋状のもので、支持板1の底面のほぼ全域を囲むよう環状に連続したものである。流体の充填量を変えることにより容積を変更でき、したがって横断面の大きさを変更できる。容積を小さくした場合(図1(b)の仮想線を参照)には上記の支持脚6を床面G上に下ろして支持板1や鉄道車両A等の重量を支持脚6によって受ける。一方、容積を拡大した場合(図1(b)の実線を参照)には、シール4の下面が支持脚6の最下端よりも下に突出する。
圧縮空気の供給手段であるブロア7を支持板1に搭載し、その吹き込み口(吹き出し口)を支持板1の底面下に向けている。また、同様のブロア13を床面Gにも設け、その吹き込み口(吹き出し口)を床面Gと支持板1との間に向ける。各ブロア7・13による圧縮空気の最大供給圧力は0.1kg/cm2程度とする。
鉛直壁11・12の間にある支持板1のレール2上に鉄道車両Aが進入したとき、上記可動式の鉛直壁を閉鎖位置にしたうえブロア13またはブロア7から圧縮空気を吹き込むと、その空気圧によって支持板1が鉄道車両A等とともに床面Gから浮上する。支持板1と鉛直壁11・12等との間はシール3によって隙間をなくされ(または小さくされ)ているので、圧縮空気の吹き込みを続けると支持板1等を鉛直壁11・12等の上端付近まで上昇させることができる。圧縮空気の吹き込みを停止し、または逆に排出するなら、鉛直壁11・12等に沿って支持板1を下降させることができる。
鉛直壁11・12の上部には、折りたたみ式の水平床21・22を付設している。水平床21は、図1(a)の状態では、鉛直壁11内に折りたたまれてその内側面に沿う鉛直平面を形成しているが、油圧シリンダ等の操作手段(図示省略)によって水平(鉛直壁12に届く位置)にまで角度等を変えることができる。つまり、折りたたみ状態の水平床21を過ぎて図2(a)(の上方のもの)のように支持板1等が上昇位置に達したとき、水平床21は同(b)のように角度等を変え、鉛直壁11・12間にまたがる水平面を形成する。
図1(a)の状態で鉛直壁12の上端に鉛直姿勢にされている水平床22も、やはり油圧シリンダ等の操作手段(図示省略)によって水平に角度を展開することができる。上記のように水平床21を水平にしてそれに支持板1等の荷重を載せたのち、図2(b)のように水平床22を鉛直壁12上で水平にする。固定配置された上段床面G2や水平にした水平床21に対して水平床22が上面高さを同じにして支えられるようにしておけば、上昇位置にある支持板1のすぐ下に水平面が広がることになる。
水平床21・22から上段床面G2につながる水平面上では、ブロア7から支持板1の底面下へ圧縮空気を吹き出させることにより、鉄道車両A等とともに支持板1を浮上させる。支持板1の底面にはシール4が環状に連続して存在するため、比較的少ない空気量によって支持板1の浮上が可能である。鉄道車両Aとともに水平面上でホバークラフトのように浮上した支持板1は、人が手で押したり引いたりすることにより、容易に水平移動させることができ、立体車庫における上段の各格納箇所の前まで円滑に移動させることができる。圧縮空気の吹き込みを止めると、支持板1は支持脚6(図1(b)参照)によって上記水平面上に固定され、そののち格納箇所への鉄道車両Aの入庫を円滑に行える。
立体車庫における上段の格納箇所から鉄道車両Aを出庫させる際には、上記と逆の手順をとる。すなわち、1)まず、水平床21・22等の上で適宜に水平移動をさせて支持板1を各格納箇所の前に止め、その格納箇所から支持板1上に鉄道車両Aを載せ移したのち、2)支持板1を同様に空気浮上させながら水平移動させて鉛直壁11・12の真上に位置させ、3)水平床22を鉛直に立てたのち、鉛直壁11・12等の内部に圧縮空気を送り込んだうえ水平床21を鉛直にして支持板1等を空気支持状態にし、その後徐々に圧縮空気の量を減らして鉛直壁内を下降させ、4)床面Gにまで支持板1等を下ろすと、その支持板1から本線レールに向けて鉄道車両Aを走行させる。
発明の他の実施形態を図3に示す。図3の装置も、本線レール(図示省略)と立体車庫(図示省略)との間に設けられ、立体車庫において上下左右に配列された複数の格納箇所に対する鉄道車両Aの入出庫を可能にするものである。この車両持ち上げ装置も、レール2を有していて鉄道車両Aを載せ得る支持板1を、圧縮空気にて昇降させるとともに圧縮空気を利用して水平移動させ得るよう構成している。
支持板1を昇降させるため、図1の例と同様に、支持板1の全周にわたってゴム製のシール3を設け、その外周面を、支持板1の周囲に四角形断面の筒のように立てた鉛直壁の内側面に添わせている。そして、支持板1の底面下に向けてブロア34により圧縮空気を吹き込むようにしてもいる。また支持板1の底面には、シール手段を設けてはいないものの支持脚6を取り付け、支持板1の下降時にはこの支持脚6によってその重量を支えるようにしている。
ただし図3の例は、つぎの点で図1のものと相違する。すなわち、
固定型の鉛直壁31・32と可動式の鉛直壁(図1の例におけるのと同様のもの。図示省略)とは、床面(地面)G上に直接立てるのではなく、鋼板等からなる底板33の上に立設し、その底板33と一体に床面G上で空気浮上させ水平移動させることとしている。そのため、底板33の底面には、帯板状の支持脚36を2列に設けるとともに、その支持脚36の間に容積可変型のシール35を取り付けている。シール35は、内部に流体を充填したゴム袋状のもので、底板33の底面ほぼ全域を囲む環状のものである。流体の充填量を変えて容積を変更し横断面の大きさを変更することにより、支持脚36を床面G上に下ろしてそれに重量を支持させ、またはシール35の下面を床面Gに添わせることができる。そのほか、底板33上には、底板33の下(シール35で囲まれた内側)に向けて圧縮空気を吹き込むブロア37を搭載している。
固定型の鉛直壁31・32と可動式の鉛直壁(図1の例におけるのと同様のもの。図示省略)とは、床面(地面)G上に直接立てるのではなく、鋼板等からなる底板33の上に立設し、その底板33と一体に床面G上で空気浮上させ水平移動させることとしている。そのため、底板33の底面には、帯板状の支持脚36を2列に設けるとともに、その支持脚36の間に容積可変型のシール35を取り付けている。シール35は、内部に流体を充填したゴム袋状のもので、底板33の底面ほぼ全域を囲む環状のものである。流体の充填量を変えて容積を変更し横断面の大きさを変更することにより、支持脚36を床面G上に下ろしてそれに重量を支持させ、またはシール35の下面を床面Gに添わせることができる。そのほか、底板33上には、底板33の下(シール35で囲まれた内側)に向けて圧縮空気を吹き込むブロア37を搭載している。
シール35を床面Gに添わせた状態でブロア37によって底板33の底面下に圧縮空気を吹き込むと、鉄道車両Aや支持板1、鉛直壁31・32および可動式の鉛直壁等とともに底板33を床面G上で浮上させることができる。こうしてホバークラフトのように底板33等を浮上させると、それらは、押したり引いたりすることによって容易に水平移動させることができ、立体車庫への入出庫を行える適切な位置まで円滑に移動させられる。可動式の鉛直壁の上端部には、上昇位置にある支持板1上のレール2および立体車庫の各格納箇所とつながるレール(図示省略)が敷設されているため、上記の位置において、支持板1と各格納箇所との間で鉄道車両Aの入出庫が行える。
図3の車両持ち上げ装置では、鉛直壁31・32等の間に保持したままで支持板1を昇降させ、かつ底板33とともに水平移動させることによって、鉄道車両Aを上下・左右に運ぶ。そしてそれにより、立体車庫における任意の格納箇所との間で鉄道車両Aの入出庫を実現するわけである。
図1・図2および図3の車両持ち上げ装置における鉄道車両A等の昇降および水平移動の概念図を、図4に示す。図4(a)は、支持板1のレール2上に載った鉄道車両Aを示す斜視図である。鉄道車両Aの前後各端部に近い2箇所等で支持板1(またはさらに図3における底板33)にバランスワイヤ(図示省略)を接続しておき、これを適宜に牽引して支持板1等の傾きや水平位置を調整するとよい。そうした調整を行うと、図4(b)・(c)のように支持板1を傾斜させながら昇降させたり、傾斜した状態で停止させたうえ本線レールまたは格納箇所へ鉄道車両Aを進めたりすることも可能になる。支持板1の全体を上昇させるのでなく図のように傾斜を付けるなら、支持板1の昇降に必要な圧縮空気の量が少なくてすみ、鉄道車両Aの入出庫を短時間で能率的に行えることになる。また、上記のバランスワイヤは、前記水平床上での支持板1の水平移動および床面G上での前記底板等の水平移動(図4(d)の破線の矢印を参照)を円滑に行わせるためにも有意義である。
1 支持板
2 レール
3・4・35 シール(シール手段)
6・36 支持脚
7・13・34・37 ブロア(圧縮空気供給手段)
11・12・31・32 鉛直壁
21・22 水平床
33 底板
A 鉄道車両
G 床面
2 レール
3・4・35 シール(シール手段)
6・36 支持脚
7・13・34・37 ブロア(圧縮空気供給手段)
11・12・31・32 鉛直壁
21・22 水平床
33 底板
A 鉄道車両
G 床面
Claims (7)
- 鉄道車両を昇降させる車両持ち上げ装置であって、
鉄道車両が進入可能なレールを支持板上に有し、当該支持板の底面下に圧縮空気を吹き込むことにより、支持板およびレールとともに鉄道車両を昇降させることを特徴とする車両持ち上げ装置。 - 上記支持板を鉛直壁が囲み、当該鉛直壁に添うシール手段を上記支持板の周囲に有し、上記鉛直壁と支持板の底面との間の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両持ち上げ装置。
- 上記支持板が上昇位置にあるときのみ当該支持板の下に水平に支えられて支持板、レールおよび鉄道車両を載せられる退避可能な水平床が、上記鉛直壁に付設されていて、
当該水平床が上記支持板の下に水平に支えられているとき、上記支持板の底面下に圧縮空気を吹き込むことにより上記水平床上で支持板を浮上させることを特徴とする請求項2に記載の車両持ち上げ装置。 - 上記水平床が、上記支持板が昇降するとき表面を鉛直にして上記鉛直壁の内面に沿うことにより上記の退避をし、上記支持板が上昇位置にあるとき表面を水平にして支持板の下に支えられるものであり、
上記水平床が水平に支えられるときその上面に添うシール手段を上記支持板の下部に有するとともに、上記水平床と支持板の底面との間の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両持ち上げ装置。 - 上記鉛直壁が底板と一体になって床面上に立ち、
上記の底板、鉛直壁、支持板およびレールとともに鉄道車両を上記床面上で水平移動させ得るよう、上記床面の上面に添うシール手段を上記底板の下部に有するとともに、上記床面と上記底板の底面との間の空間に向けて圧縮空気の吹き込み口が設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の車両持ち上げ装置。 - 上記支持板の下部に有するシール手段または上記底板の下部に有するシール手段が、自身の内部に流体を充填されて膨張および収縮し得るものであり、重量を支える支持脚にはさまれる位置に設けられていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の車両持ち上げ装置。
- 上記支持板または上記底板の複数箇所に、牽引用のロープが接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両持ち上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009270807A JP2011111836A (ja) | 2009-11-27 | 2009-11-27 | 車両持ち上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009270807A JP2011111836A (ja) | 2009-11-27 | 2009-11-27 | 車両持ち上げ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011111836A true JP2011111836A (ja) | 2011-06-09 |
Family
ID=44234381
Family Applications (1)
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JP2009270807A Pending JP2011111836A (ja) | 2009-11-27 | 2009-11-27 | 車両持ち上げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011111836A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112489488A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-03-12 | 金喜峰 | 一种基于大数据的城市停车管理系统 |
CN112761394A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-07 | 山东博创智能停车设备有限公司 | 负二正三立体车库 |
CN113931504A (zh) * | 2021-09-23 | 2022-01-14 | 盐城市晟方机械有限公司 | 一种垂直剪叉式免避让立体车库及其运行方法 |
-
2009
- 2009-11-27 JP JP2009270807A patent/JP2011111836A/ja active Pending
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